JPH11137233A - 喫煙後始末具 - Google Patents

喫煙後始末具

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JPH11137233A
JPH11137233A JP32382997A JP32382997A JPH11137233A JP H11137233 A JPH11137233 A JP H11137233A JP 32382997 A JP32382997 A JP 32382997A JP 32382997 A JP32382997 A JP 32382997A JP H11137233 A JPH11137233 A JP H11137233A
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JP
Japan
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wall
space
lid
fire extinguishing
box
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JP32382997A
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English (en)
Inventor
Ryochi Shimabukuro
良智 島袋
Minoru Shimabukuro
実 島袋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】瞬間消火性・安全性・操作性・携帯性・低コス
トなどを満足させることのできる喫煙後始末具を提供す
る。 【解決手段】タバコの吸殻収納用として上面を開放かつ
下面を閉鎖された収納空間31と、火付きタバコの消火
用として上面を開放かつ下面を閉鎖された消火空間41
とが箱体11の内部に区画形成されて相互に隣接してい
る。両空間31・41の上面を開閉するための開閉蓋2
1が箱体11の上部に備わっている。上面を開口された
消火筒71が消火空間41の底部に配置されている。消
火空間41を囲っている外壁(42a・42b・44a
・44b)のうちの少なくとも一部が開閉自在な蓋体と
して形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は吸い終えたタバコを
始末するための技術分野に属するものであって、携帯型
の喫煙後始末具に関する。
【0002】
【従来の技術】喫煙に際して灰皿を用意するのはごく当
たり前のことであるが、屋外で喫煙するときには灰皿や
吸殻入れが手近なところにないことの方が多い。それに
も拘わらず、一部の喫煙者はタバコを吸い、吸殻をその
場に投げ捨てしまう。これが社会問題として指摘されて
いる「ポイ捨て」現象である。公共域の美観や衛生・火
災の発生防止・その他を鑑みた場合に「ポイ捨て」がモ
ラル・マナー・ルールに反することはいうまでもない。
【0003】上記のような吸殻の投げ捨ては、現状がそ
うであるようにモラルなどを強調しただけで解消するも
のでない。その対策の一つとして、交差点や駅のホーム
など喫煙すると目される場所にできるだけ多く吸殻入れ
を設置することが考えられる。しかし、これに要する費
用を「ポイ捨て」の被害者が負担するというのは本末転
倒であり、喫煙しない者や喫煙モラルを遵守する者との
関係でみても、モラルの低下した喫煙者へのサービス過
剰ということになる。他の対策の一つとして軽便な小型
の吸殻入れ(灰皿)をその種の喫煙者に携帯させること
が考えられる。これは受益者負担という点で望ましい。
それに単なる吸殻入れであればこれが低コストに仕上が
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した携帯型の吸殻
入れとしては、蓋付きの気密容器が多くみられる。これ
は火の付いたタバコを容器内に入れて蓋をするだけであ
るから用法が簡単である。とはいえ、約600℃程度の
超高温である火付きタバコは、これを容器内に入れてか
ら火が消えるまでに数秒以上の時間をを要する。それで
一時的ではあるが、容器が手で持てないほど高熱化する
危険性がある。これ以外にも、円筒形を主体にした容器
などでは嵩張り生じるために携帯が忌避されがちであ
る。
【0005】発明の目的:本発明はこのような技術的課
題に鑑み、瞬間消火性・安全性・操作性・携帯性・低コ
ストなどを満足させることのできる喫煙後始末具を提供
しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
された喫煙後始末具は、所期の目的を達成するために下
記の課題解決手段を特徴とする。すなわち請求項1記載
の喫煙後始末具は、タバコの吸殻収納用として上面を開
放かつ下面を閉鎖された収納空間と火付きタバコの消火
用として上面を開放かつ下面を閉鎖された消火空間とが
箱体の内部に区画形成されて相互に隣接しているととも
に、これら両空間の上面を開閉するための開閉蓋が箱体
の上部に備わっていること、および、上面を開口された
消火筒が消火空間の底部に配置されているいること、お
よび、消火空間を囲っている外壁のうちの少なくとも一
部が開閉自在な蓋体として形成されていることを特徴と
する。
【0007】本発明の請求項2に記載された喫煙後始末
具は、所期の目的を達成するために下記の課題解決手段
を特徴とする。すなわち請求項2記載の喫煙後始末具
は、タバコの吸殻収納用として上下両面を開放された収
納空間と火付きタバコの消火用として上面を開放かつ下
面を閉鎖された消火空間とが箱体の内部に区画形成され
て相互に隣接しているとともに、これら両空間の上面を
開閉するための開閉蓋が箱体の上部に備わっているいる
こと、および、上面を開放された受箱が収納空間の下面
よりその内部に装填されていること、および、上面を開
口された消火筒が消火空間の底部に配置されているこ
と、および、消火空間を囲っている外壁のうちの少なく
とも一部が開閉自在な蓋体として形成されていることを
特徴とする。
【0008】作用:本発明に係る喫煙後始末具の場合
は、タバコ吸殻用の収納空間と火付きタバコ用の消火空
間とが箱体の内部にある。それでタバコの火を消すとき
は、はじめ箱体の開閉蓋を開け、つぎに消火空間の蓋体
を開放し、その後、火の付いたタバコの先端を消火筒内
(消火空間の底部)に押し込む。こうして消火筒内に押
し込まれたタバコの火は瞬時にして消える。以下は消火
筒内からタバコの吸殻を抜き取ってこれを収納空間に入
れ、それから蓋体や開閉蓋を閉じる。上記において収納
空間の底部に受箱が装填されている場合は、収納空間に
入れられた吸殻が受箱に納まる。したがって吸殻入れを
見つけたときなどは、受箱を箱体から一時的に抜き取っ
て受箱内の吸殻を吸殻入れに捨てればよい。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に係る喫煙後始末具の実施
形態について、添付の図面を参照して説明する。
【0010】図1・図2に例示された箱体11は扁平な
直方体外形を有する小型のものである。箱体11につい
ていえば、キャップ型の開閉蓋21が上部に一体化され
ていたり、タバコ吸殻用の収納空間31と火付きタバコ
用の消火空間41とが内部に区画形成されていたりし、
箱体11の上下方向に沿う二つの空間31・41が相互
に隣接している。
【0011】図1・図2から明らかなように、開閉蓋2
1は上壁22・前壁23・左壁24・右壁25などで形
成されたキャップ型のものである。開閉蓋21の内部に
は左壁24や右壁25と平行する仕切壁26が設けられ
ている。仕切壁26を接着手段で開閉蓋21内に取り付
けるときは、仕切壁26に付設された取付片27が利用
される。開閉蓋21においては、仕切壁26より左側部
分が収納空間31を覆うためのものであり、仕切壁26
より右側部分が消火空間41の上面を覆うためのもので
ある。開閉蓋21には、また、短冊形状の裏当材28が
上壁22の裏面に貼り付けられたり、滑り止め用の切抜
孔29が前壁23に形成されたり、蓋止片30が前壁2
3の内面に貼り付けられたりする。それで蓋止片30の
先端が前壁23の下辺より突出している。かかる構成の
開閉蓋21は、上壁22の後端が箱体11の後壁上端
(後述する後壁33・43の上端)に連なるという態様
で箱体11の上部に一体化されており、これら各壁端相
互の境界部が開閉蓋用の屈伸自在なヒンジ部H1になっ
ている。
【0012】図2を参照して明らかなように、収納空間
31は前壁32・後壁33・左壁34・右壁35などの
外壁で囲われたものであるが、その上下両面は開口され
ている。これらの外壁は、前壁32が三層の張り合わせ
構造になっていたり、後壁33・左壁34・右壁35が
二層の張り合わせ構造になっていたりする。ただし、前
壁32・後壁33・左壁34・右壁35については、以
下に述べる蓋重ね用段差部36・蓋止用差込溝37・蓋
止用差込間隙38・受箱用装填部39・ストッパ用受溝
40・ストッパ溝Sなどを形成するために、これら各壁
が部分的に切除されたりこれら各壁の層数が減じられた
りしている。蓋重ね用の段差部36は、前壁32・左壁
34・右壁35における外層(表面から第1層目)の上
部を切除することで形成されている。それで収納空間3
1の上面開口を開閉蓋21で閉じたときに、開閉蓋21
の前壁23・左壁24・仕切壁26が段差部36に重な
るというものである。収納空間31の前壁32にある蓋
止用の差込溝37は、その前壁中間層(表面から第2層
目)の上部中央を略V字形に切り取ることで形成されて
いる。差込溝37は開閉蓋21の蓋止片30と外形が一
致するものである。したがって開閉蓋21を上記のよう
に閉じるというときに、蓋止片30が差込溝37に差し
込まれる。収納空間31の前壁32にある蓋止用の差込
間隙38も、その前壁中間層を右壁35との角部側から
略円弧状に切除することで形成されている。差込間隙3
8には、これと同形をなす後述の蓋止片50が差し込ま
れる。収納空間31内の下部空間に該当する受箱用の装
填部39は、その上部空間よりも少しだけ大きい。装填
部39が少し大きくなった理由は、各壁32〜35の下
部側が一層(外層)のみ、その上位部分が二層以上とい
う相対関係において、収納空間31の下部内に段差が生
じたからである。装填部39には後述する受箱61が嵌
め込まれる。ストッパ用の受溝40は、収納空間31の
前壁32の下部(外層のみの部分)にあってその前壁外
層の下部中央を下縁より湾曲状に切除することで形成さ
れている。受溝40は後述する受箱61のストッパ67
と同形であり、そのストッパ67を受け止めるというも
のである。ストッパ溝Sは、右壁35の外層において前
後方向に細長く形成されたものである。このストッパ溝
Sは、後述する消火筒71の上端外周部を係止するため
のものである。なお収納空間31の右壁35は、これが
下記消火空間41の左壁をも兼ねるので、以下において
共通壁ということがある。
【0013】図1・図2を参照して明らかなように、消
火空間41は前壁42a・42b・後壁43・左壁(=
共通壁35)・右壁44a・44b・下壁(底壁)45
などで囲われていて、その上面が開口されている。消火
空間41を囲うための各外壁のうちでは、前壁が上部前
壁42aと下部前壁42bのように分割されていたり、
右壁が上部右壁44aと下部右壁44bのように分割さ
れていたりする。消火空間41の後壁43は収納空間3
1の後壁33と同一面状に連なっており、消火空間41
の下部前壁42bも収納空間31の前壁32と同一面状
に連なっている。消火空間41の上部右壁44a・下部
右壁44bは後壁43の左辺部に連なったものである。
この場合において、後壁43と上部右壁44aとの境界
部や後壁43と下部右壁44bとの境界部が上部右壁4
4a・下部右壁44b相互の屈伸自在なヒンジ部H2・
H3になっている。消火空間41の上部前壁42aは上
部右壁44aの前辺部に連なったもので、これら上部前
壁42aと上部右壁44aとの境界部が当該上部前壁用
の屈伸自在なヒンジ部H4になっている。上部前壁42
aには滑り止め用の切抜孔46が壁面に形成されてい
る。このほかにも前記差込間隙38と同形の蓋止片47
を一側縁に有する異形短冊形状の裏当材48が上部前壁
42aの裏面に貼り付けられていたり、単純な短冊形状
の裏当材49が上部上部右壁44aの裏面に貼り付けら
れていたりする。それで各裏当材48・49を貼り付け
られた上部前壁42aや上部右壁44aには、前記開閉
蓋21の前壁23の一部や右壁25が重なり合う蓋重ね
用の段差部50が生じている。下部右壁44bにも、そ
の前辺部(閉じ状態における前辺部)に蓋止片51が折
り曲げ自在に一体形成されている。下部右壁44bは、
また、その裏面上部に貼り付けられて該裏面上端より突
出する蓋支え用の支持片52を備えている。上記におけ
る上部前壁42aや上部右壁44aは、消火空間41の
上部を囲うための部材であるとともに消火空間41の上
部を開閉するための部材でもある。これはそのような開
閉目的のため、上部前壁42aや上部右壁44aがヒン
ジ部H2・H4を介して折り畳み式の開閉蓋構造をなし
ているというものであり、かつ、これらの閉じ状態を保
持するときに蓋止片47が前記差込間隙38に差し込ま
れるというものである。消火空間41の下部を囲うため
の部材であったり該空間下部を開閉するための部材であ
ったりする下部右壁44bも、ヒンジ部H3を介して片
開き式の開閉蓋構造をなしている。下部右壁44bの閉
じ状態を保持すべくこれに付された蓋止片51は、それ
用の差込間隙53と対応する。この差込間隙53は、消
火空間41の下部前壁42b・短冊形状の面状片54・
スペーサ用の細片55などで形成されるものである。す
なわち差込間隙53の形成に際しては、図3(A)から
も理解できるように、上下一対の細片55が前壁42b
の裏面上下に貼り付けられたり、両細片55にわたるよ
うに面状片54がその上に貼り付けられたりするという
ものである。それで蓋止片51を差し込むことのできる
差込間隙53が下部前壁42bと面状片54との間に生
じている。こうして下部前壁42bの裏面に貼り付けら
れた面状片54は、その上端部を下部前壁42bの上端
より突出させている。この面状片54の上端部表面には
細幅の小さな表貼材56が貼り付けられ、その部分が上
部右壁42aの下端部側を支える蓋支え部57になって
いる。そのほか、後述する消火筒71を消火空間41内
の下部に保持するためのストッパ片58が消火空間41
の後壁43の下部内面や面状片54の内面にそれぞれ取
り付けられている。
【0014】図1・図2に例示された受箱61は、前壁
62・後壁63・左壁64・右壁65・下壁(底壁)6
6などを有するもので、その上面が開放されている。受
箱61については、前壁62・下壁66が二層構造であ
って、後壁63・左壁64・右壁65が一層構造であ
る。前壁62の下部中央や後壁63の下部中央にはスト
ッパ67がそれぞれ設けられている。受箱61は前記収
納空間31の装填部39と対応するものであり、ストッ
パ67は装填部39に形成された受溝40と対応するも
のである。受箱61は収納空間31の下面側から装填部
39内に嵌め込まれて収納空間31内に保持される。こ
うして装填部39内に嵌め込まれた受箱61は、収納空
間31の開放された下面を下壁66で塞ぐというもので
あるから、その下壁66が収納空間31の底壁にもな
る。ストッパ67の場合は、受箱61が上記のごとく装
填部39内に嵌め込まれたときに、受溝40に衝突して
これに合致する。
【0015】図1・図2・図6に例示された消火筒71
は、上段の筒部材72・中段の筒部材73・74・下段
の筒部材75など、複数の短い筒部材を上下に連結して
なる。上段の筒部材72は上端開口がラッパ状に広がっ
たものである。中段の両筒部材73・74は内外径が一
定である。下段の筒部材75も内外径が一定であるが、
これは底面が塞がれている。各筒部材72〜75は、こ
れらの相対的な連結端部において、連結用の内径を大き
くしたり連結用の外径を小さくしたりすることにより嵌
め合い連結されるものである。それで各筒部材相互のの
連結部外周面は、これらに帯状部材76が巻き付けられ
て隆起している。かかる構成の消火筒71は図1・図2
のように消火空間41内の下部に配置される。こうして
消火空間41内に配置された消火筒71は、図2のごと
く消火空間41の下部前壁42b・後壁43・左壁(共
通壁35)・下部右壁44bに接してこれらにより囲わ
れるほか、帯状部材76の一つが前記ストッパ58に掛
かり合ったり消火筒71の上端外周部が前記ストッパ溝
Sに嵌まり込んだりするものであるから、通常はずれ動
くことがない。ただし下部右壁44bを開放したとき
は、その開放面から消火空間41外へ消火筒71を取り
出すことができる。消火空間41内における消火筒71
の配置状態を安定させるために、粘着性テープ・接着性
テープ・粘着材・接着剤のうちのいずれか一つ以上で、
消火筒71が消火空間41内に貼り付けられることもあ
る。
【0016】上述した箱体11や受箱61の材料として
は、厚紙・アルミニウム箔を内張りされた厚紙・表裏面
の少なくとも一方が樹脂コーティングされた厚紙・ラミ
ネート紙・合成樹脂シートなどのうちから任意に選択さ
れたものが主として用いられる。これらのうちで表面処
理により耐熱性を有するものは、箱体11や受箱61の
材料としてとくに望ましい。場合により、薄い金属板で
箱体11や受箱61がつくられることもある。消火筒7
1の各筒部材72〜75も上記と同様の材料からなる。
ただし上段の筒部材72については金属製(例:アルミ
ニウム製)であることが望ましい。
【0017】箱体11の収納空間31は、たとえば3〜
5本の吸殻(紙巻きタバコの吸殻)を収容することので
きる大きさを有する。具体的一例として収納空間31
は、高さ50〜70mm、幅27〜45mm、厚さ(前
後方向にわたる寸法)約9mmである。これに対する箱
体11の消火空間41は、火付の付いた紙巻きタバコ1
本を内部に入れることのできる大きさを有する。消火空
間41の具体的な大きさは、高さや厚さが収納空間31
のそれと同じで幅が約9mmというものである。消火筒
71の内径(直径)は、上段の筒部材72におけるラッ
パ状開口がタバコの直径とほぼ同じであり、それ以下の
部分がタバコの直径よりもわずかに小さい。細い紙巻き
タバコなどを消火するようなケースでは、そのようなタ
バコに対応した内径(直径)をもつ消火筒71が用いら
れる。消火筒71については、また、中段の筒部材(7
3・74)が図示例のケースに比して増減されることが
ある。
【0018】図3(A)は、箱体11の主に外殻部分を
形成するために型取りされたり折込線を付されたりした
材料の展開図である。図3(B)はその型取り材料の折
り込み状態を示した斜視図である。これら図3(A)
(B)において、3201は収納空間31の前壁32の外
層、3301は収納空間31の後壁33の外層、3401
収納空間31の左壁34の外層をそれぞれ示し、その他
の符号で指示された箇所は既述の部分に該当している。
図3(B)のように折り込まれた型取り材料について
は、開閉蓋21の部分を接着手段で完成させたり、各裏
当材48・49を消火空間41用の上部前壁42aや上
部右壁44aに貼り付けたり、面状片54を前壁42b
に貼り付けたりするが、図4の型取り材料が内貼りされ
るまでは未完の状態にある。
【0019】図4(A)は、箱体11の収納空間31を
形成するために型取りされたり折込線を付されたりした
材料の展開図である。図4(B)はその型取り材料の折
り込み状態を示した斜視図である。これら図4(A)
(B)において、3202は収納空間31の前壁32の中
間層、3203はその前壁32の内層、3303は収納空間
31の後壁33の内層、3403は収納空間31の左壁3
4の内層、3501は収納空間31の右壁(共通壁)35
の外層、3503はその右壁(共通壁)35の内層をそれ
ぞれ示し、その他の符号で指示された箇所は既述の部分
に該当している。図4(B)のごとく折り込まれた型取
り材料は、所定の部分が接着された後、図3(B)の折
り込み状態にある型取り材料の内部にあてがわれてこれ
と接着一体化される。さらに図4(B)のものを内貼り
された図3(B)の型取り材料は、残部の接着部分が貼
り合わされる。
【0020】図5(A)は、受箱61を形成するために
型取りされたり折込線を付されたりした材料の展開図で
ある。図5(B)はその型取り材料の折り込み状態を示
した斜視図である。これら図5(A)(B)において、
6601は受箱61の下壁66の外層、6603は受箱61
の下壁66の内層をそれぞれ示し、その他の符号で指示
された箇所は既述の部分に該当している。図5(B)の
ように折り込まれた型取り材料も、所定の部分が接着さ
れて既述の受箱61に仕上がる。
【0021】上述した実施形態の喫煙後始末具におい
て、タバコ(紙巻きタバコ)の火を消すときは、図2の
参照して明らかなように、箱体11の開閉蓋21を開け
たり、消火空間41の上部蓋体(上部前壁42a・上部
右壁44a)を開放したりした後、火付きタバコの先端
を消火筒71内に押し込んでその火を瞬時に消す。以下
は消火筒71内から抜き取ったタバコの吸殻を収納空間
31に入れ、それから上部前壁42a・上部右壁44a
や開閉蓋21を閉じる。この際の蓋閉じ状態は、蓋止片
47を差込間隙38に差し込んだり、蓋止片30を差込
溝37に差し込んだりすることで保持される。
【0022】上記におけるタバコの吸殻は収納空間31
に装填された受箱61に納まる。したがって収納空間3
1内に吸殻がたまったときは、受箱61を箱体11から
一時的に抜き取って受箱61内の吸殻を吸殻入れになど
捨てればよい。その後、受箱61を収納空間31に再装
填するというとき、受箱61側のストッパ67が収納空
間前後壁の受溝40に衝突してこれに合致するので、収
納空間31に対する一定深さの受箱装填が簡単確実に行
える。
【0023】消火筒71にタバコの灰がたまったとき
も、箱体11の開閉蓋21、消火空間41の上部蓋体
(上部前壁42a・上部右壁44a)、下部蓋体(下部
前壁42b・下部右壁44b)を開けて消火筒71を消
火空間41内から取り出し、これを清掃することができ
る。
【0024】本発明に係る喫煙後始末具の他の実施形態
として下記のようなものもある。その一つは受箱61が
省略されるケースである。この実施形態のときは収納空
間31の下面(底面)が通常の箱用下壁(底壁)で直接
塞がれる。他の一つは、消火空間41の上部前壁42a
および/または消火空間41の上部右壁44aのみが開
閉自在な上部蓋体として形成され、消火空間41の下部
前壁42bや下部右壁44bが開閉できない壁面として
形成されることである。これら以外の一つは、消火空間
41の各壁42a・44a・42b・44bが開閉でき
ない壁面として形成されることである。この実施形態に
おける上部前壁42aや下部右壁44bはこれらが互い
に一体化されるだけでなく収納空間31の前壁32とも
一体化される。さらに消火空間41の上部右壁44a・
下部右壁44bもこれらが互いに一体化される。
【0025】
【発明の効果】本発明に係る喫煙後始末具は喫煙時のモ
ラル・マナー・ルールなどを喫煙者に遵守させる上で有
用なものであり、しかも、これを実用する上でつぎのよ
うに優れている。
【0026】消火筒のある消火空間とタバコの吸殻を入
れるための収納空間とを一具で備えている。すなわち、
火付きタバコの消火機能とタバコの吸殻収納機能とを一
具で行えるので利便性がよい。
【0027】火付きタバコの先端を消火筒内に押し込む
だけでこれを瞬時に消火することができる。このような
瞬間消火の場合は、また、箱体の壁面が部分的に高熱化
することがないので火付きタバコの消火が安全に行え
る。
【0028】蓋体を開閉したり火付きタバコの先端を消
火筒内に押し込んだりするだけの簡略な操作で足りるか
ら操作性がよい。
【0029】数本程度の紙巻きタバコを収納できる大き
さでよいから携帯に便利である。それに廉価な厚紙を主
体にして構成した場合は、使い捨てが可能なほど喫煙後
始末具が低コストに仕上がる。
【0030】本発明喫煙後始末具において、受箱が収納
空間内に装填されている場合は、箱体を逆さにして振り
出さずとも、受箱を箱体内から抜き取ることでタバコの
吸殻を簡単に廃棄することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明喫煙後始末具の一実施形態を略示した斜
視図である。
【図2】本発明喫煙後始末具の一実施形態について各蓋
体を開放した状態の斜視図である。
【図3】本発明喫煙後始末具における箱体の要部構造展
開図とその折り込み状態の斜視図である。
【図4】本発明喫煙後始末具における収納空間の内部構
造展開図とその折り込み状態の斜視図である。
【図5】本発明喫煙後始末具における受箱の展開図とそ
の折り込み状態の斜視図である。
【図6】本発明喫煙後始末具における消火筒の斜視図で
ある。
【符号の説明】
11 箱体 21 開閉蓋 31 収納空間 41 消火空間 42a 消火空間の上部前壁(開閉自在な蓋体) 42b 消火空間の下部前壁(開閉自在な蓋体) 44a 消火空間の上部右壁(開閉自在な蓋体) 44b 消火空間の下部右壁(開閉自在な蓋体) 61 受箱 71 消火筒

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タバコの吸殻収納用として上面を開放かつ
    下面を閉鎖された収納空間と火付きタバコの消火用とし
    て上面を開放かつ下面を閉鎖された消火空間とが箱体の
    内部に区画形成されて相互に隣接しているとともに、こ
    れら両空間の上面を開閉するための開閉蓋が箱体の上部
    に備わっていること、および、上面を開口された消火筒
    が消火空間の底部に配置されているいること、および、
    消火空間を囲っている外壁のうちの少なくとも一部が開
    閉自在な蓋体として形成されていることを特徴とする喫
    煙後始末具。
  2. 【請求項2】タバコの吸殻収納用として上下両面を開放
    された収納空間と火付きタバコの消火用として上面を開
    放かつ下面を閉鎖された消火空間とが箱体の内部に区画
    形成されて相互に隣接しているとともに、これら両空間
    の上面を開閉するための開閉蓋が箱体の上部に備わって
    いるいること、および、上面を開放された受箱が収納空
    間の下面よりその内部に装填されていること、および、
    上面を開口された消火筒が消火空間の底部に配置されて
    いること、および、消火空間を囲っている外壁のうちの
    少なくとも一部が開閉自在な蓋体として形成されている
    ことを特徴とする喫煙後始末具。
JP32382997A 1997-11-10 1997-11-10 喫煙後始末具 Pending JPH11137233A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109527656A (zh) * 2018-12-10 2019-03-29 云南中烟工业有限责任公司 可自动出烟支和回收烟蒂的烟盒及抽吸装置、及使用方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109527656A (zh) * 2018-12-10 2019-03-29 云南中烟工业有限责任公司 可自动出烟支和回收烟蒂的烟盒及抽吸装置、及使用方法
CN109527656B (zh) * 2018-12-10 2023-07-18 云南中烟工业有限责任公司 可自动出烟支和回收烟蒂的烟盒及抽吸装置、及使用方法

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