JPH11136589A - デジタル放送受信装置 - Google Patents

デジタル放送受信装置

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JPH11136589A
JPH11136589A JP9294223A JP29422397A JPH11136589A JP H11136589 A JPH11136589 A JP H11136589A JP 9294223 A JP9294223 A JP 9294223A JP 29422397 A JP29422397 A JP 29422397A JP H11136589 A JPH11136589 A JP H11136589A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1、第2のICカード2、3により放送信
号にデスクランブル処理を施してデコードするデジタル
放送受信装置において、該処理を施した放送信号及び該
処理を施さない放送信号の選択を行う第2、第3のスイ
ッチ9、10の切り換え時におけるDEMUX回路11
等の後段回路の誤動作を防止する。 【解決手段】 誤り訂正回路7が外部から供給された放
送信号に誤り訂正処理を施すことにより無信号部分とな
る誤り訂正符号が付加されていた箇所を、無効信号形成
回路18が検出して無効信号を形成する。前記スイッチ
9、10は、この無効信号のタイミングで切り換えを行
い、DEMUX回路11等の後段の回路は、この無効信
号が供給される間に供給された信号を無効処理する。こ
れにより、直接信号処理に関係のない部分でスイッチ
9、10の切り換えを行うことができ、前記後段の回路
の誤動作を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば衛星放送、
ケーブルテレビジョンシステム(CATVシステム)等
のデジタル放送を受信視聴するためのデジタル放送受信
装置に関し、特に受信した信号に対して、例えば有料放
送のデスクランブル処理等の信号処理を行うユニット及
び受信装置のインターフェース部として設けて好適なデ
ジタル放送受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、例えばヨーロッパのデジタル放送
規格団体としてDVB(Digital Video
Broadcasting)が知られており、その中の
規格の1つとしてコモンインターフェース規格(Com
mon Interface規格:EN50221)が
ある。
【0003】このコモンインターフェース規格は、受信
装置本体とカードユニットのインターフェース規格であ
り、中でも特に有料放送の視聴において、受信装置本体
で受信したスクランブル信号である暗号化された放送信
号を、カードユニットでデスクランブル(暗号復号化)
するために、受信装置本体とカードユニットとの間の信
号の授受を規格化したものである。
【0004】この規格が適用された従来のデジタル放送
受信装置は、図10に示すような構成を有しており、受
信装置本体101により、端子104に供給された衛星
放送或いはケーブルテレビ放送等の放送信号を受信復調
してテレビジョン受像器に供給することで、利用者によ
る放送番組の視聴を可能とするようになっている。
【0005】一般に放送には、無料放送と有料放送とが
あり、有料放送の場合は、放送局側において放送信号に
スクランブル処理が施されることで暗号化され受信装置
側に伝送される。視聴契約を行った利用者の受信装置
は、スクランブル処理されて伝送される放送信号を受信
すると、この放送信号を、外部に接続されたカードでデ
スクランブル処理して暗号復号化し、これをデコード処
理してテレビジョン受像器に供給する。これにより利用
者は、スクランブル処理の施された放送番組の視聴を行
うことができる。
【0006】具体的には、図10に示すチューナ/復調
回路105には、端子104を介して周波数多重及び
(又は)時分割多重されたデジタル放送信号が供給され
る。チューナ/復調回路105は、視聴者により選択さ
れた番組に対応する周波数の信号を選択すると共に、こ
れに復調処理を施して誤り訂正回路106に供給する。
一般にデジタル放送の伝送では、番組情報に誤り訂正符
号が付加され伝送される。このため、誤り訂正回路10
6は、放送信号に対して伝送上の誤りを訂正する誤り訂
正処理を施す。一般には、この誤り訂正回路106の出
力信号の信号ストリームは、MPEG−SYSTEM
(ISO/IEC13818−1)規格に則った形式で
あり、複数の番組の信号が時分割多重されている。この
信号ストリームは、受信装置本体101に接続されたI
Cカード102内に設けられた信号処理回路116(デ
スクランブラ)に供給される。デスクランブラ116
は、この信号ストリームにデスクランブル処理を施すこ
とにより暗号の復号化を行い、これを再び受信装置本体
101に供給する。
【0007】このICカード102におけるストリーム
信号のデスクランブル処理は、ストリーム信号の必要な
部分にだけ施されるようになっており、他の必要のない
部分については施されないようになっている。すなわ
ち、ICカード102は、複数の番組が多重されたスト
リーム信号のうち、視聴者により選択された番組の部分
のみをデスクランブル処理し、その他は部分にはデスク
ランブル処理を施すことなく受信装置本体101に供給
する。
【0008】ここで、このデジタル放送受信装置では、
複数の有料放送システムに対応するために、複数のIC
カードの接続が可能となっており、この複数のICカー
ド間における入出力信号は、いわゆるデイジーチェーン
接続されるようになっている。すなわち、誤り訂正回路
106の出力信号は、ICカード102のデスクランブ
ラ116により必要に応じてデスクランブル処理されて
受信装置本体101内のスイッチ107に供給され、こ
のスイッチ107を介してICカード103に供給さ
れ、このICカード103のデスクランブラ117によ
り必要に応じてデスクランブル処理されて受信装置本体
101内のスイッチ108に供給されるようになってい
る。
【0009】なお、この図10の例では、ICカード1
02、103の機能としてデセスクランブラを示した
が、2つ以上のICカードをデイジーチェーン接続して
もよく、また、ICカードのアプリケーションは、例え
ば文字放送受信機能、外部出力インターフェース等であ
っても良い。
【0010】各ICカード102、103は、各デスク
ランブラ116、117の制御等を行うために、各制御
回路118、119を介して受信装置本体101内の制
御回路113との間で通信を行う。
【0011】各ICカード102、103により信号処
理(デスクランブル処理)された放送信号が受信装置本
体101に供給されると、デマルチプレクサ回路109
(DEMUX回路)は、時分割多重された放送信号の中
から必要な信号を選択し、これを映像音声デコード回路
110に供給する。映像音声デコード回路110は、デ
ジタル圧縮符号化された映像音声信号のデコードを行
い、これを映像音声出力回路111に供給する。映像音
声出力回路111は、D/A変換、方式変換等を行い、
この放送信号を、端子112を介してテレビジョン受像
器に供給する。これにより、視聴者は、所望の放送番組
を視聴することができる。
【0012】ICカード102、103は、受信装置本
体101に対して着脱可能となっており、利用者は目的
に応じて様々なICカードを着脱して使用するようにな
っている。ICカード102、103の着脱は、受信装
置本体101内に設けられている各カード検出回路11
4、115で検出されるようになっており、受信装置本
体101内の制御回路113は、この各カード検出回路
114、115からの各検出出力に応じてスイッチ10
7、108を切り換え制御する。
【0013】具体的には、カード検出回路114、11
5により両方のICカード102、103の取り外しが
検出されると(受信装置本体101にICカードが装着
されていない場合)、制御回路113は、誤り訂正回路
106からの放送信号を選択するようにスイッチ107
を切り換え制御すると共に、このスイッチ107を介し
た放送信号を選択するようにスイッチ108を切り換え
制御する。これにより、放送信号がデスクランブル処理
されることなくテレビジョン受像器に供給されることと
なるため、視聴者は、所望の放送番組の視聴を行えない
こととなる。
【0014】また、カード検出回路114でのみICカ
ード102の取り外しが検出されると(受信装置本体1
01にICカード103のみが装着されている場合)、
制御回路113は、誤り訂正回路106からの放送信号
を選択するようにスイッチ107を切り換え制御すると
共に、このスイッチ107を介した放送信号をICカー
ド103に供給するようにスイッチ108を切り換え制
御する。そして、この後に、ICカード103によりデ
スクランブル処理された放送信号を選択するようにスイ
ッチ108を切り換え制御する。これにより、ICカー
ド103に対応してデスクランブル処理された放送信号
をテレビジョン受像器に供給することができ、視聴者
は、所望の放送番組の視聴を行うことができる。
【0015】また、カード検出回路115でのみICカ
ード103の取り外しが検出されると(受信装置本体1
01にICカード102のみが装着されている場合)、
制御回路113は、誤り訂正回路106からの放送信号
をICカード102に供給するようにスイッチ107を
切り換え制御すると共に、このスイッチ107からの放
送信号を選択するようにスイッチ108を切り換え制御
する。そして、この後に、ICカード102によりデス
クランブル処理された放送信号を選択するようにスイッ
チ107を切り換え制御する。これにより、ICカード
102に対応してデスクランブル処理された放送信号を
テレビジョン受像器に供給することができ、視聴者は、
所望の放送番組の視聴を行うことができる。
【0016】また、各カード検出回路114、115で
ICカード102、103の取り外しが検出されない場
合、(受信装置本体101にICカード102、103
の両方が装着されている場合)、制御回路113は、ま
ず、誤り訂正回路106からの放送信号をICカード1
02に供給するようにスイッチ107を切り換え制御す
ると共に、この後にICカード102によりデスクラン
ブル処理された放送信号を選択するようにスイッチ10
7を切り換え制御する。次に制御回路113は、スイッ
チ107からの放送信号をICカード103に供給する
ようにスイッチ108を切り換え制御すると共に、この
後にICカード103によりデスクランブル処理された
放送信号を選択するようにスイッチ108を切り換え制
御する。これにより、ICカード102或いはICカー
ド103に対応してデスクランブル処理された放送信号
をテレビジョン受像器に供給することができ、視聴者
は、所望の放送番組の視聴を行うことができる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のデジ
タル放送受信装置は、受信装置本体101に対して、複
数のICカード102、103を自由に着脱して使用す
ることができるのであるが、一般にICカード内の信号
処理回路116、117(デスクランブラ)は、その信
号処理に時間を要するため、入出力間にディレイを生じ
る。従って、ICカードに供給される信号とICカード
から出力される信号とでは位相差を生ずることとなる。
また、ICカード102、103に対する入出力の切り
換えを前記スイッチ107、108で行うと、このスイ
ッチ107、108の切り換えの瞬間に不定のエラーデ
ータが発生し、また、信号の同期の乱れを生ずる。この
エラーデータは、放送信号に付加され後段に伝搬され
る。デイジーチェーン接続された後段のICカード10
2、103や、受信装置本体101内のDEMUX回路
109等の処理回路は、前記位相差を生じた放送信号や
エラーデータが付加された放送信号の処理を行うことな
るため、誤動作、同期外れ等の不具合を生ずる問題があ
った。
【0018】また、利用者がICカードを取り外した場
合には、カード検出回路114、115での判定に時間
を要するため、ICカードが取り外され、カード検出回
路114、115でこのICカードの取り外しを検出
し、制御回路113がスイッチ107、108の切り換
えを行うまでの間にエラーデータが発生し、同様に前記
後段の回路が誤動作等する問題があった。
【0019】本発明は上述の課題に鑑みてなされたもの
であり、ICカードにより信号処理された放送信号と、
該信号処理が施されない放送信号との位相差を是正し、
また、ICカードの入出力の切り換え時及びICカード
の着脱時におけるエラーデータの発生を防止して後段に
デイジーチェーン接続される信号処理手段や、後段回路
での誤動作の発生を防止することができるようなデジタ
ル放送受信装置の提供を目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するために同期信号及び放送信号の復号に対して無
効な無効符号が付されて各パケット毎に供給される放送
信号の無効部分を検出し、この無効部分を検出したタイ
ミングで無効信号を形成する無効信号形成手段と、前記
放送信号に対して所定の信号処理を施す1つ以上の着脱
可能な信号処理手段と、前記放送信号、或いは前記信号
処理手段により信号処理された放送信号を切り換えて出
力する切り換え手段と、前記切り換え手段の切り換え時
に、前記無効信号形成手段からの無効信号に応じて、前
記切り換え手段に各放送信号の無効部分が供給されたタ
イミングで切り換えを行うように該切り換え手段を切り
換え制御する切り換え制御手段と、前記切り換え手段を
介して供給される放送信号に対して、前記無効信号によ
りその部分を無効なものとして復号化処理を施す復号化
手段とを有する。
【0021】このような本発明に係るデジタル放送受信
装置は、無効信号形成手段が、同期信号及び放送信号の
復号に対して無効な無効符号が付されて各パケット毎に
供給される放送信号の無効部分を検出し、この無効部分
を検出したタイミングで無効信号を形成する。切り換え
制御手段は、各放送信号の無効部分が供給されたタイミ
ングで、前記放送信号、或いは前記放送信号に対して所
定の信号処理を施す1つ以上の着脱可能な信号処理手段
により信号処理された放送信号を切り換えて出力する切
り換え手段を切り換え制御する。そして、復号化手段
が、前記切り換え手段を介して供給される放送信号に対
して、前記無効信号によりその部分を無効なものとして
復号化処理を施す。
【0022】これにより、画像情報や音声情報等の本来
の情報とは関係のない部分で切り換え手段を切り換え制
御することができ、この切り換えにより後段の回路であ
る復号化手段が誤動作する不都合を防止することができ
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るデジタル放送
受信装置の好ましい実施の形態について図面を参照しな
がら詳細に説明する。
【0024】まず、本発明に係る第1の実施の形態のデ
ジタル放送受信装置は、図1に示すように受信装置本体
1と、この受信装置本体1に接続される第1、第2のI
Cカード2、3とで構成されている。このデジタル放送
受信装置では、複数の有料放送システムに対応するため
に、複数のICカードの接続が可能となっており、この
複数のICカード2、3間における入出力信号は、いわ
ゆるデイジーチェーン接続されるようになっている。各
ICカード2、3は、各デスクランブラ25、30の制
御等を行うために、各制御回路27、32を介して受信
装置本体1内の制御回路17との間で通信を行う。
【0025】なお、この図1の例では、ICカード2、
3の機能としてデセスクランブラを示したが、2つ以上
のICカードをデイジーチェーン接続してもよく、ま
た、ICカードのアプリケーションは、例えば文字放送
受信機能、外部出力インターフェース等であっても良
い。
【0026】受信装置本体1は、所定のスクランブル処
理により暗号化されると共に、周波数多重及び(又は)
時分割多重されたデジタル放送信号が供給される第1の
入力端子4と、例えばデジタルビデオテープレコーダ装
置等の外部信号発生装置に接続され、この外部信号発生
装置からの再生信号が供給される第2の入力端子5を有
している。なお、この再生信号は、第1、第2のいずれ
かのICカード2、3に供給するようにしてもよい。ま
た、以下、第1の入力端子4を介して供給されるデジタ
ル放送信号及び第2の入力端子5を介して供給される外
部信号発生装置からの再生信号を纏めて「放送信号」と
いう。
【0027】第1の入力端子4を介して供給された放送
信号は、チューナ/復調回路6に、また、第2の入力端
子5を介して供給された放送信号は、第1のスイッチ8
に供給される。
【0028】チューナ/復調回路6は、視聴者により選
択された番組に対応する周波数の信号を選択すると共
に、これに復調処理を施して誤り訂正回路7に供給す
る。一般にデジタル放送の伝送では、番組情報に誤り訂
正符号が付加され伝送される。具体的には、この放送信
号は、図2(a)に示すように同期信号、ペイロード及
び誤り訂正符号で形成されるパケットの連続から成り立
っている。
【0029】誤り訂正回路7は、放送信号に対して伝送
上の誤りを訂正する誤り訂正処理を施す。一般には、こ
の誤り訂正回路7の出力信号の信号ストリームは、MP
EG−SYSTEM(ISO/IEC13818−1)
規格に則った形式であり、複数の番組の信号が時分割多
重されている。また、この誤り訂正処理により、図2
(a)に斜線で示す誤り訂正後の放送信号の誤り訂正符
号部分は無効となる。この放送信号は、第1のスイッチ
8に供給される。
【0030】制御回路17は、この第1のスイッチ8に
供給される第1或いは第2の入力端子4、5を介した放
送信号のうち、視聴者により選択された放送信号を選択
するように第1のスイッチ8を切り換え制御する。この
第1のスイッチ8により選択された放送信号は、第1の
ICカード2内の信号処理回路25(デスクランブ
ラ)、第2のスイッチ9及び無効信号形成回路18に供
給される。
【0031】第1のICカード2のデスクランブラ25
は、前記放送信号の信号ストリームにデスクランブル処
理を施すことにより暗号の復号化を行う。このデスクラ
ンブル処理は、ストリーム信号の必要な部分にだけ施さ
れるようになっており、他の必要のない部分については
施されないようになっている。
【0032】すなわち、デスクランブラ25は、複数の
番組が多重されたストリーム信号のうち、視聴者により
選択された番組の部分のみをデスクランブル処理し、そ
の他は部分にはデスクランブル処理を施すことなく受信
装置本体1内の第2のスイッチ9及び第3のスイッチ1
0を介してデマルチプレクサ回路11(DEMUX回
路)に供給すると共に、第2のICカード3内のデスク
ランブラ30に供給する。第2のICカード3内のデス
クランブラ30は、第1のICカード2内のデスクラン
ブラ25と同様に、放送信号に対してデスクランブル処
理を施し、これを受信装置本体1内の第3のスイッチ1
0を介してDEMUX回路11に供給する。
【0033】このデスクランブル処理された放送信号が
供給されるDEMUX回路11は、以下に説明する「無
効信号」に基づいて各パケットの無効部分(誤り訂正符
号が付加されていた部分)の無効処理を行うようになっ
ている。
【0034】具体的には、前記第1のスイッチ8からの
誤り訂正処理の施された放送信号が供給される無効信号
形成回路18は、この供給される放送信号の前記無効部
分(誤り訂正符号が付加されていた部分)を検出し、図
2(b)に示すようにこの無効部分の間にハイレベルと
なる無効信号を形成して第1のICカード2の遅延回路
26に供給する。
【0035】遅延回路26の遅延時間は、デスクランブ
ラ25がデスクランブル処理に要する時間と等しい時間
に設定されている。この遅延回路26は、前記無効信号
に対して前記デスクランブル処理に要する時間分の遅延
を施し、これを受信装置本体1内の第1の無効信号検出
回路19及び第2のICカード3の遅延回路31に供給
する。
【0036】第2のICカード3の遅延回路31は、供
給された無効信号に対して、デスクランブラ30がデス
クランブル処理に要する時間分の遅延を施し、これを受
信装置本体1内の第2の無効信号検出回路20及びDE
MUX回路11に供給する。
【0037】前述のように、DEMUX回路11に供給
される放送信号は、各ICカード2、3内のデスクラン
ブラ25、30によりデスクランブル処理されているた
め、この2回のデスクランブル処理分の遅延が施されて
DEMUX回路11に供給されることとなる。また、無
効信号形成回路18で形成された無効信号は、各ICカ
ード2、3内の遅延回路26、31により、前記2回の
デスクランブル処理に相当する時間分の遅延が施されて
DEMUX回路11に供給されることとなる。このた
め、DEMUX回路11に各パケットの無効部分が供給
されるタイミングと、前記無効信号が供給されるタイミ
ングとはそれぞれ合致したものとなる。
【0038】DEMUX回路11は、時分割多重された
放送信号の中から必要な信号を選択し、これを映像音声
デコード回路12に供給するのであるが、この無効信号
が供給されている間に供給される放送信号は無効とする
無効処理を行う。これにより、放送信号に無効部分が含
まれている場合であっても、これを無効なものとして正
確に信号処理することができ、無効部分により後段の回
路に誤動作、同期外れ等が生ずる不都合を防止すること
ができる。
【0039】DEMUX回路11からの放送信号が供給
される映像音声デコード回路12は、デジタル圧縮符号
化された映像音声信号のデコードを行い、これを映像音
声出力回路13に供給する。映像音声出力回路13は、
D/A変換、方式変換等を行い、この放送信号を、出力
端子14を介してテレビジョン受像器に供給する。これ
により、視聴者は、所望の放送番組を視聴することがで
きる。
【0040】ここで、現在、第1のスイッチ8から供給
される放送信号を選択している第2、第3のスイッチ
9、10を、各ICカード2、3のデスクランブラ2
5、30から供給される放送信号を選択するように切り
換え制御する場合、この切り換えを例えば図2(a)に
示す同期信号部分やペイロード部分で行うと、DEMU
X回路11等の後段回路に誤動作、同期外れ等の不都合
を生ずる虞がある。
【0041】このため、当該第1の実施の形態のデジタ
ル放送受信装置には、各ICカード2、3の各遅延回路
26、31からの無効信号を検出する第1、第2の無効
信号検出回路19、20と、この各無効信号検出回路1
9、20からの検出出力に基づいて、第2、第3のスイ
ッチ9、10を切り換え制御するタイミング回路22が
設けられている。
【0042】第2、第3のスイッチ9、10が、第1の
スイッチ8から供給される放送信号を選択している場合
において、第1の無効信号検出回路19は、図2(b)
に示すように無効信号形成回路18により定期的に形成
され第1のICカード2の遅延回路26を介して供給さ
れる同図(b)に示すような無効信号を検出する。第1
の無効信号検出回路19は、この遅延回路26から供給
される無効信号を検出し、この検出出力をタイミング回
路21に供給する。同様に、第2の無効信号検出回路2
0は、第2のICカード3の遅延回路31を介して供給
される無効信号を検出する。第2の無効信号検出回路2
0は、この遅延回路31から供給される無効信号を検出
し、この検出出力をタイミング回路22に供給する。
【0043】制御回路17は、第2、第3のスイッチ
9、10を、各ICカード2、3のデスクランブラ2
5、30から供給される放送信号を選択する際に、この
切り換え制御信号を各タイミング回路21、22に供給
する。各タイミング回路21、22は、この切り換え制
御信号が供給されると、各無効信号検出回路19、20
からの無効信号の検出出力が供給されるまで待ち状態と
なり、この無効信号の検出出力が供給されたタイミング
で、図2(c)に示すような切り換え信号により各IC
カード2、3のデスクランブラ25、30から供給され
る放送信号を選択するように第2、第3のスイッチ9、
10を切り換え制御する。なお、この図2(c)におい
て、ローレベルの切り換え信号は、第1のスイッチ8か
ら供給される放送信号を選択する側に、ハイレベルの切
り換え信号は、各デスクランブラ25、30から供給さ
れる放送信号を選択する側に、それぞれ第2、第3のス
イッチ9、10を切り換え制御するための信号を示す。
【0044】これにより、無効となる信号が供給されて
いるタイミングで第2、第3のスイッチ9、10を切り
換え制御することができるため、DEMUX回路11等
の後段回路に誤動作、同期外れ等が生ずる不都合を防止
することができる。
【0045】次に、ICカードにはデスクランブラ等の
ように、入力信号を処理して出力するものや、文字放送
デコーダのように信号処理した信号を出力しないものも
ある。このため、当該第1の実施の形態のデジタル放送
受信装置の各ICカード2、3内には、例えばそのIC
カードが信号を読むだけのものか、或いは書き換えも行
うものであるか等のそのICカードの属性を示す属性情
報が記憶された属性情報メモリ28、33が設けられて
いる。各ICカード2、3の各制御回路27、32は、
受信装置本体1内の制御回路1との間で通信を行うこと
により、各ICカード2、3の属性情報を受信装置本体
1に伝達する。
【0046】受信装置本体1の制御回路17は、そのI
Cカードが、信号を読むだけの属性を示すものである場
合は、第2、第3のスイッチ9、10を切り換え制御し
て放送信号を各ICカード2、3に供給する必要はない
ため、放送信号が各ICカード2、3をバイパスするよ
うに、第2、第3のスイッチ9、10を切り換え制御す
る。これにより、スイッチの切り換え制御を不要とする
ことができるため、当該デジタル放送受信装置の、より
確実な動作を可能とすることができる。
【0047】次に本発明の第2の実施の形態のデジタル
放送受信装置の説明をする。上述の第1の実施の形態の
デジタル放送受信装置は、誤り訂正処理後に放送信号の
各パケットに含まれることとなる無効信号を検出し、こ
れに基づいて遅延処理による第2、第3のスイッチ9、
10の切り換え制御を行うものであったが、放送信号中
に必ずしも無効信号が含まれているとは限らない。この
第2の実施の形態のデジタル放送受信装置は、受信装置
本体1が無効信号又はリセット信号を発生し、これに基
づいて第2、第3のスイッチ9、10の切り換え制御を
行うようにしたものである。
【0048】なお、この第2の実施の形態のデジタル放
送受信装置は、この点のみが上述の第1の実施の形態の
デジタル放送受信装置と異なるため、以下、この差異に
関連する部分の説明のみ行い、他の同じ動作を示す箇所
には図3中同じ符号を付し重複した説明は省略すること
とする。
【0049】すなわち、この第2の実施の形態のデジタ
ル放送受信装置は、図3に示すように第2、第3のスイ
ッチ9、10の切り換え時に所定の放送信号(所定のパ
ケット)を無効とするための無効信号を発生する第1、
第2の無効信号発生回路19、20と、第1の無効信号
発生回路19が発生した無効信号及び上述の無効信号検
出回路18により検出され遅延回路26によりデスクラ
ンブル処理時間分の遅延処理が施された無効信号の論理
和をとる第1のOR回路39と、第2の無効信号発生回
路20が発生した無効信号及び遅延回路31によりデス
クランブル処理時間分の遅延処理が施された第1のOR
回路39からの無効信号の論理和をとり、これをDEM
UX回路11に供給する第2のOR回路40とを有して
いる。
【0050】また、この第2の実施の形態のデジタル放
送受信装置は、第2のスイッチ9によりデスクランブラ
25からの放送信号を選択する場合又は(及び)第2の
スイッチ9により第1のスイッチ8からの放送信号を選
択する場合に所定時間分のリセット信号を形成して出力
する第1のリセット発生回路38と、第3のスイッチ1
0によりデスクランブラ30からの放送信号を選択する
場合又は(及び)第3のスイッチ10により第2のスイ
ッチ9からの放送信号を選択する場合に所定時間分のリ
セット信号を形成して出力する第2のリセット発生回路
41と、各リセット発生回路38、41からの各リセッ
ト信号の論理和をとり、これをDEMUX回路11に供
給する第3のOR回路42とを有している。
【0051】このような第2の実施の形態のデジタル放
送受信装置において、受信装置本体1は、図4(a)に
示すようなデータ伝送クロックに基づいて信号処理を行
うようになっている。
【0052】ここで、現在、例えば図4(b)に示すよ
うな連続したパケットDn、Dn+1、Dn+2・・・
の放送信号が第1のスイッチ8を介して第2のスイッチ
9に供給されており、第2、第3のスイッチ9、10
が、この放送信号を選択するように切り換え制御されて
いるのであるが、図4(b)に示すパケットDn+2が
該第2のスイッチ9に供給されたタイミング(パケット
Dn+1の先頭のタイミング)で、同図(e)に示すハ
イレベルの信号により第2、第3のスイッチ9、10が
デスクランブラ25からの放送信号を選択するように切
り換え制御されたとすると、DEMUX回路11に重複
するパケットの放送信号が供給されるようになる。
【0053】すなわち、デスクランブラ25のデスクラ
ンブル処理に要する時間が、例えば2データ伝送クロッ
ク分であったとすると、このデスクランブラ25からの
放送信号は、図4(c)に示すように2データ伝送クロ
ック分遅延したタイミングで第2のスイッチ9に供給さ
れることとなる。このため、前記タイミングでスイッチ
の切り換えが行われると、この場合、図4(d)に示す
ように2データ伝送クロック分遅延したパケットDn及
びパケットDn+1が、デスクランブラ25に供給され
ることなく第2のスイッチ9を介して先に伝送されたパ
ケットDn及びパケットDn+1Nに続いて伝送され、
この重複した各パケットDn、Dn+1がDEMUX回
路11に重複して供給され誤動作の原因となる。
【0054】このため、第1、第2の無効信号発生回路
19、20は、第2のスイッチ9がデスクランブラ2
5、30からの放送信号を選択するように切り換え制御
されたタイミングで、図4(f)に示すような前記デス
クランブル処理に要する時間分(2データ伝送クロック
分)の無効信号を形成して出力する。第1の無効信号発
生回路19からの無効信号は、第1のOR回路39を介
して第2のICカード3の遅延回路31に供給され、2
データ伝送クロック分の遅延が施され、第2のOR回路
40を介してDEMUX回路11に供給される。また、
第2の無効信号発生回路20からの無効信号は、第2の
OR回路40を介してDEMUX回路11に供給され
る。
【0055】これに対して、第1のICカード2のデス
クランブラ25によりデスクランブル処理された放送信
号は、第2のスイッチ9を介して第2のICカード3の
デスクランブラ30に供給され、さらに2データ伝送ク
ロック分の時間をかけてデスクランブル処理され第3の
スイッチ10を介してDEMUX回路11に供給され
る。
【0056】従って、DEMUX回路11において、前
記無効信号により第2、第3のスイッチ9、10の前記
切り換え時に発生した重複するパケット(この場合は、
パケットDn及びパケットDn+1)がDEMUX回路
11に供給されるタイミングでこれらを無効とすること
ができ、DEMUX回路11等の後段の回路の誤動作を
防止することができる。
【0057】次に、例えば図4(c)に示すパケットD
mの先頭のタイミングで、同図(e)に示すように第
2、第3のスイッチ9、10が、第1のスイッチ8から
の放送信号を選択するように切り換え制御された場合、
前述のように第2のICカード3のデスクランブラ30
はそのデスクランブル処理に2データ伝送クロック分の
処理時間を要することから、第3のスイッチ10から出
力される信号は、同図(d)に示すようにこの切り換え
制御の2データ伝送クロック分前に第3のスイッチ10
に供給されたはずのパケットDm+1及びパケットDm
+2が欠落したものとなり、DEMUX回路11等の後
段の回路に誤動作を生ずる虞がある。
【0058】このため、当該デジタル放送受信装置は、
第2、第3のスイッチ9、10の前記切り換え制御を検
出すると、このタイミング(この場合、パケットDmの
先頭のタイミング)で、リセット発生回路38、41
が、図4(g)に示すように2データ伝送クロック分の
リセット信号を形成し、これをOR回路42を介してD
EMUX回路11に供給する。これにより、前記切り換
え制御のタイミングでDEMUX回路11をリセットす
ることができ、DEMUX回路11に対してその時点か
ら新たな信号処理を開始させることができ、後段の回路
に誤動作等を生ずる不都合を防止することができる。
【0059】なお、第2、第3のスイッチ9、10が、
各ICカード2、3からの放送信号を選択するように切
り換え制御された際は無効信号のみを発生することとし
たが、これは、図4(g)に点線で示すようにこの切り
換えのタイミングでリセット発生回路38、41がリセ
ット信号を発生してDEMUX回路11をリセットする
ようにしてもよい。
【0060】次に、受信装置本体1に装着されていた第
1のICカード2或いは第2のICカード3が取り外さ
れた場合、第1のカード検出回路15或いは第2のカー
ド検出回路16がこれを検出(判定)するのであるが、
この判定には多少の時間を要し、第2のスイッチ9から
出力される放送信号に、この判定時間分の不定信号が生
ずることとなる。このため、当該第2の実施の形態のデ
ジタル放送受信装置は、いずれかのICカード2、3が
受信装置本体1から取り外された場合に、リセット発生
回路38或いはリセット発生回路41がリセット信号を
発生し、DEMUX回路11をリセットして前記不定信
号が信号処理されることで生ずる誤動作を防止するよう
になっている。
【0061】具体的には、図5において、図5(a)は
前記データ伝送クロックを、同図(b)は第2のスイッ
チ9に供給される第1のスイッチ8からの放送信号を示
し、例えば第1のICカード2のデスクランブラ25に
放送信号のパケットDnが供給されている最中に第1の
ICカード2が取り外しされた場合、これ以後の第2の
スイッチ9に供給されるデスクランブラ25からの放送
信号は、同図(c)に示すように無信号状態となり、ま
た、第2のスイッチ9から出力される放送信号は、同図
(d)に斜線で示すように不定信号となる。
【0062】第1のカード検出回路15は、第1のIC
カード2が取り外しされると、これを検出するのである
が、この判定には多少の時間をようする。このため、第
1のカード検出回路15は、実際に第1のICカード2
の取り外しからこの判定結果を出力するまでの間は、図
5(g)に示すように第1のICカード2が装着されて
いることを示すローレベルの検出信号を制御回路17に
供給し、この判定をしたタイミングで、第1のICカー
ド2が取り外しされたことを示すハイレベルの検出信号
を制御回路17に供給する。
【0063】制御回路17は、第1のカード検出回路1
5からハイレベルの検出信号が供給されると、図5
(e)に示すようにそれまで第1のICカード2のデス
クランブラ25からの放送信号を選択するように切り換
え制御していた第2のスイッチ9を、第1のスイッチ8
からの放送信号を選択するように切り換え制御する。こ
れにより、図5(d)に示すように第1のICカード2
が取り外されたことが検出されたタイミングから、後段
の回路に対して第1のスイッチ8からの放送信号を供給
することができる。
【0064】また、制御信号17は、第1のカード検出
回路15からハイレベルの検出信号が供給されると、こ
の第2のスイッチ9の切り換え制御と共に、図5(f)
に示すようにリセット信号を形成して出力するようにリ
セット発生回路38を制御する。これにより、このリセ
ット発生回路38からのリセット信号が、第3のOR回
路42を介してDEMUX回路11に供給され、DEM
UX回路11がリセットされる。従って、このリセット
の時点からDEMUX回路11における信号処理が新た
に再開されるように該DEMUX回路11を制御するこ
とができ、前記不定信号が信号処理されることにより誤
動作を生ずる不都合を防止することができる。
【0065】次に、各ICカード2、3内に設けられて
いるデスクランブラ25、30の信号処理時間は、それ
ぞれ同じ固定的な信号処理時間とは限らない(この信号
処理を経て出力される放送信号が同じ遅延量とは限らな
い)。このため、前述の無効信号のパルス長(パルス
幅)を固定的なものとしたのでは、DEMUX回路11
において無効とすべきパケットを正確に無効とすること
はできないこととなる。
【0066】このため、当該第2の実施の形態のデジタ
ル放送受信装置の各ICカード2、3内には、各デスク
ランブラ25、30の信号処理に要する時間を示す遅延
量情報が記憶された遅延量情報メモリ29、34が設け
られている。
【0067】受信装置本体1の制御回路17は、各IC
カード2、3が装着されると、該各ICカード2、3の
制御回路27、32との間で通信を行い、該制御回路2
7、32により各遅延量情報メモリ29、34から読み
出された遅延量情報の取り込みを行う。そして、制御回
路17は、この取り込んだ遅延量情報に基づいて、前記
各無効信号発生回路19、20から出力される無効信号
のパルス幅を制御する。
【0068】これにより、各ICカード2、3内に設け
られているデスクランブラ25、30の信号処理時間に
応じて、DEMUX回路11において無効とすべきパケ
ットを正確に無効とすることはできる。
【0069】次に、前述のように受信装置本体1に供給
される放送信号はパケット化されているため、第2、第
3のスイッチ9、10の切り換え制御を行う場合には、
パケットとパケットとの間の区切り目で行うことが好ま
しい。
【0070】このため、当該第2の実施の形態のデジタ
ル放送受信装置の受信装置本体1には、第1のスイッチ
8を介した放送信号の各パケットの区切り目を検出する
タイミング回路37が設けられている。このタイミング
回路37は、例えば図2(a)を用いて説明したように
各パケットのヘッダに付されている同期信号を検出し、
このタイミングで同期検出信号を制御回路17に供給す
る。制御回路17は、第2、第3のスイッチ9、10の
切り換え制御を行う際に、この同期検出信号が供給され
たタイミングで該切り換え制御を行う。これにより、よ
り確実に信号処理を行う放送信号の切り換え制御を行う
ことができる。
【0071】次に本発明の第3の実施の形態のデジタル
放送受信装置の説明をする。この第3の実施の形態のデ
ジタル放送受信装置は、第1のスイッチ8を介して供給
される放送信号に各ICカード2、3のデスクランブル
処理時間分の遅延処理を施すことにより、第2、第3の
スイッチ9、10を切り換えた際にDEMUX回路11
等の後段の回路が放送信号に生じた位相ずれにより位相
外れを生ずる不都合等を防止するようにしたものであ
る。
【0072】なお、この第3の実施の形態のデジタル放
送受信装置は、この点のみが上述の第1、第2の実施の
形態のデジタル放送受信装置と異なるため、以下、この
差異に関連する部分の説明のみ行い、他の同じ動作を示
す箇所には図6中同じ符号を付し重複した説明は省略す
ることとする。
【0073】すなわち、この第3の実施の形態のデジタ
ル放送受信装置は、図6に示すように第1、第2のスイ
ッチ8、9の間に該第1のスイッチ8からの放送信号に
対して第1のICカード2で施されるデスクランブル処
理時間分の遅延処理を施して第2のスイッチ9に供給す
る第1の遅延回路45と、第2、第3のスイッチ9、1
0の間に該第2のスイッチ9からの放送信号に対して第
2のICカード3で施されるデスクランブル処理時間分
の遅延処理を施して第3のスイッチ10に供給する第2
の遅延回路45とを有している。
【0074】このような第3の実施の形態のデジタル放
送受信装置は、図7(a)に示すようなデータ伝送クロ
ックに基づいて信号処理を行うようになっている。上述
の第2の実施の形態で説明したように、図7(e)に示
すローレベルからハイレベルとなる切り換え制御信号に
より、第2、第3のスイッチ9、10が同図(c)に示
すような各ICカード2、3のデスクランブラ25、3
0からの放送信号を選択するように切り換え制御される
と、この切り換えの際に発生する重複したパケット(こ
の場合は、Dn及びDn+1の各パケット)がDEMU
X回路11に供給されるタイミングで同図(f)に示す
ハイレベルのリセットパルスによりDEMUX回路11
をリセット制御する。
【0075】次に、図7(e)に示すハイレベルからロ
ーレベルとなる切り換え制御信号により、図7(b)に
示すような第1のスイッチ8からの放送信号(デスクラ
ンブル処理が施されていない放送信号)を選択するよう
に第2、第3のスイッチ9、10が切り換え制御された
場合、制御回路17は、第1のスイッチ8を介して供給
される放送信号、及び第2のスイッチ9を介して供給さ
れる放送信号に対して、デスクランブラ25、30で施
されるデスクランブル処理の処理時間分の遅延を施すよ
うに第1の遅延回路45及び第2の遅延回路46を制御
する。
【0076】これにより、図7(c)、(d)に示すよ
うにデスクランブル処理された放送信号と、第1のスイ
ッチ8から第2のスイッチ9を介して供給される放送信
号との各位相を合わせることができる。このため、第1
のスイッチ8からの放送信号を選択するように第2、第
3のスイッチ9、10を切り換え制御した場合でも、位
相を合わせた状態でDEMUX回路11等の後段の回路
に放送信号を供給することができ、位相がずれた放送信
号が供給されることにより生ずる位相外れ等の不都合を
防止することができるうえ、上述の第1、第2の実施の
形態のデジタル放送受信装置と同じ効果を得ることがで
きる。
【0077】ここで、各ICカード毎にデスクランブル
処理時間等の信号処理時間が異なる場合がある。当該第
3の実施の形態のデジタル放送受信装置は、各ICカー
ド2、3の遅延量情報メモリ29、34に各信号処理時
間が記憶されている。そして、受信装置本体1の制御回
路17が、各ICカード2、3の各制御回路27、32
との間で通信を行い、各遅延量情報メモリ29、34に
記憶されている信号処理時間に応じて各遅延回路45、
46の遅延時間を制御する。これにより、各ICカード
2、3の信号処理時間に応じて第1のスイッチ8或いは
第2のスイッチ9からの放送信号の遅延時間を制御する
ことができ、DEMUX回路11等の後段の回路におけ
る位相外れ等の不都合を防止することができる。
【0078】次に、本発明の第4の実施の形態のデジタ
ル放送受信装置の説明をする。
【0079】この第4の実施の形態のデジタル放送受信
装置は、図8に示すように上述の第3の実施の形態と同
様に、第1、第2のスイッチ8、9を介した放送信号に
所定の遅延処理を施す第1、第2の遅延回路45、46
と共に、各カード検出回路15、16が各ICカード
2、3の取り外しを検出する検出時間に相当する遅延を
各デスクランブラ25、30からの放送信号に施して第
2、第3のスイッチ9、10に供給する第3、第4の遅
延回路49、50を有している。
【0080】なお、当該第4の実施の形態に係るデジタ
ル放送受信装置は、この第3、第4の遅延回路49、5
0を設けた点のみが、上述の第3の実施の形態に係るデ
ジタル放送受信装置と異なるため、以下、この差異に関
連する部分の説明のみ行い、他の同じ動作を示す箇所に
は図8中同じ符号を付し重複した説明は省略することと
する。
【0081】図9(a)〜(f)に信号処理の基準とさ
れるデータ伝送クロック、第1のスイッチ8から出力さ
れる放送信号、第1のICカード2からのデスクランブ
ル処理された放送信号、第2のスイッチ9を介して出力
される放送信号、第2、第3のスイッチ9、10を切り
換え制御するための切り換え制御信号(ハイレベルでデ
スクランブル処理された放送信号を選択)、第1のカー
ド検出回路15からの検出信号(ローレベルでICカー
ドが装着されていることを示し、ハイレベルでICカー
ドが取り外されたことを示す。)をそれぞれ示す。
【0082】なお、この例において、第1、第2のIC
カード2、3のデスクランブル処理による遅延時間は2
データ伝送クロックに相当する時間、各カード検出回路
15、16がICカードの有無を検出するまでの検出時
間を4データ伝送クロックに相当する時間とする。
【0083】この図8、図9において、例えば図9
(b)に示すパケットDn+1の先頭のタイミングで第
1のICカード2が受信装置本体1から取り外されたと
すると、第3の遅延回路49には4データ伝送クロック
分の放送信号が蓄積されているため、この放送信号は、
第2のスイッチ9を介してそのまま出力される。第1の
カード検出回路は、前述のようにその検出に4データ伝
送クロック分の時間を要するため、図9(f)に示すよ
うに第1のICカード2の取り外しから4データ伝送ク
ロック後にICカード2が取り外されたことを検出し、
この検出出力を制御回路17に供給する。
【0084】制御回路17は、この検出出力が供給され
ると、図9(e)に示すようにローレベルの切り換え制
御信号を第2、第3のスイッチ9、10に供給し、第1
のスイッチ8或いは第2のスイッチからのデスクランブ
ル処理が施されていない放送信号を選択するように該ス
イッチ9、10を切り換え制御する。これにより、DE
MUX回路11に供給する放送信号を、図9(d)に示
すように第1のICカード2からのデスクランブル出力
と位相の合致した2データ伝送クロック遅れの放送信号
に切り換えることができる。このため、第2、第3のス
イッチ9、10からの出力を、エラーデータを生ずるこ
となくDEMUX回路11等の後段の回路に供給するこ
とができ、エラーデータの発生により後段の回路が誤動
作等する不都合を防止することができる他、上述の各実
施の形態のデジタル放送受信装置と同じ効果を得ること
ができる。
【0085】なお、上述の各実施の形態の説明は、本発
明の一例である。このため、例えば受信装置本体1に
は、第1、第2のICカード3、4の計2枚のICカー
ドの装着が可能であることとしたが、これは、1枚又は
3枚以上のICカードの装着を可能としてもよく、この
他、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば
設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論であ
る。
【0086】
【発明の効果】本発明に係るデジタル放送受信装置は、
信号処理手段により信号処理が施された放送信号と、該
信号処理が施されない放送信号とを切り換えて出力する
切り換え手段の後段の回路の誤動作の発生を防止するこ
とができる。また、デイジーチェーン接続された複数の
信号処理手段を有する場合は、この後段の信号処理手段
の誤動作の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のデジタル放送受信
装置のブロック図である。
【図2】前記第1の実施の形態のデジタル放送受信装置
の動作を説明するためのタイムチャートである。
【図3】本発明の第2の実施の形態のデジタル放送受信
装置のブロック図である。
【図4】前記第2の実施の形態のデジタル放送受信装置
の、第2、第3のスイッチの切り換え時における動作を
説明するためのタイムチャートである。
【図5】前記第2の実施の形態のデジタル放送受信装置
の、各ICカードの着脱時における動作を説明するため
のタイムチャートである。
【図6】本発明の第3の実施の形態のデジタル放送受信
装置のブロック図である。
【図7】前記第3の実施の形態のデジタル放送受信装置
の、ICカードで信号処理が施される放送信号と、該信
号処理が施されない放送信号との位相合わせ動作を説明
するためのタイムチャートである。
【図8】本発明の第4の実施の形態のデジタル放送受信
装置のブロック図である。
【図9】本発明の第5の実施の形態のデジタル放送受信
装置の、ICカード着脱時の動作を説明するためのタイ
ムチャートである。
【図10】従来のデジタル放送受信装置のブロック図で
ある。
【符号の説明】
1…受信装置本体、2、3…第1、第2のICカード、
7…誤り訂正回路 6…チューナ/復調回路、8〜10…第1〜第3のスイ
ッチ 11…デマルチプレクサ回路(DEMUX回路)、17
…制御回路 12…映像音声デコード回路、13…映像音声出力回路 15、16…第1、第2のカード検出回路、18…無効
信号形成回路 19、20…第1、第2の無効信号検出回路、25、3
0…デスクランブラ 21、22…第1、第2のタイミング回路、26、31
…遅延回路 28、33…属性情報メモリ、27、32…制御回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同期信号及び放送信号の復号に対して無
    効な無効符号が付されて各パケット毎に供給される放送
    信号の無効部分を検出し、この無効部分を検出したタイ
    ミングで無効信号を形成する無効信号形成手段と、 前記放送信号に対して所定の信号処理を施す1つ以上の
    着脱可能な信号処理手段と、 前記放送信号、或いは前記信号処理手段により信号処理
    された放送信号を切り換えて出力する切り換え手段と、 前記切り換え手段の切り換え時に、前記無効信号形成手
    段からの無効信号に応じて、前記切り換え手段に各放送
    信号の無効部分が供給されたタイミングで切り換えを行
    うように該切り換え手段を切り換え制御する切り換え制
    御手段と、 前記切り換え手段を介して供給される放送信号に対し
    て、前記無効信号によりその部分を無効なものとして復
    号化処理を施す復号化手段とを有するデジタル放送受信
    装置。
  2. 【請求項2】 同期信号が付されて各パケット毎に供給
    される放送信号に対して所定の信号処理を施す、着脱可
    能な1つ以上の信号処理手段と、 前記放送信号、或いは前記信号処理手段により信号処理
    された放送信号を切り換えて出力する切り換え手段と、 前記切り換え手段の切り換え時に、前記信号処理手段及
    び復号処理手段の信号処理時間に対応する放送信号を無
    効とするための無効信号を発生する無効信号発生手段
    と、 前記切り換え手段を介して供給される放送信号の復号化
    処理を施す復号化手段と、 前記無効信号を重複して後段に伝搬し、後段の前記信号
    処理手段又は信号復号処理においてその部分を無効にす
    る手段とを有するデジタル放送受信装置。
  3. 【請求項3】 前記着脱可能な信号処理手段は、その信
    号処理に要する時間を示す信号処理時間が記憶された処
    理時間記憶手段を有し、 前記無効信号発生手段は、前記処理時間記憶手段に記憶
    された信号処理時間に応じて信号長を変化させた無効信
    号を発生することを特徴とする請求項2記載のデジタル
    放送受信装置。
  4. 【請求項4】 同期信号が付されて各パケット毎に供給
    される放送信号に対して所定の信号処理を施す、着脱可
    能な1つ以上の信号処理手段と、 前記放送信号、或いは前記信号処理手段により信号処理
    された放送信号を切り換えて出力する切り換え手段と、 前記切り換え手段の切り換え時に、後段の信号処理手
    段、及び復号処理手段の処理をリセットするリセット信
    号を発生する手段と、 前記切り換え手段を介して供給される放送信号の復号化
    処理を施す復号化手段と、 前記リセット信号を重複して後段に伝搬し、後段の前記
    信号処理手段又は信号復号処理をリセットする手段とを
    有するデジタル放送受信装置。
  5. 【請求項5】 同期信号が付されて各パケット毎に供給
    される放送信号に対して所定の信号処理を施す、着脱可
    能な1つ以上の信号処理手段と、 前記放送信号、或いは前記信号処理手段により信号処理
    された放送信号を切り 換えて出力する切り換え手段と、前記放送信号に対し
    て、前記信号処理手段の信号処理時間に対応する遅延を
    施して前記切り換え手段に供給する第1の遅延手段と、 前記切り換え手段を介して供給される放送信号の復号化
    処理を施す復号化手段とを有するデジタル放送受信装
    置。
  6. 【請求項6】 同期信号が付されて各パケット毎に供給
    される放送信号に対して所定の信号処理を施す、着脱可
    能な1つ以上の信号処理手段と、 前記着脱可能な信号処理手段の装着及び取り外しを検出
    する着脱検出手段と、 前記放送信号、或いは前記信号処理手段により信号処理
    された放送信号を切り換えて出力する切り換え手段と、 前記放送信号に対して、前記信号処理手段の信号処理時
    間に対応する遅延を施して前記切り換え手段に供給する
    第1の遅延手段と、 前記信号処理手段により信号処理された放送信号に対し
    て、前記着脱検出手段が信号処理手段の装着及び取り外
    しを検出するまでに要する時間に対応する遅延を施して
    前記切り換え手段に供給する第2の遅延手段と、 前記切り換え手段を介して供給される放送信号の復号化
    処理を施す復号化手段とを有するデジタル放送受信装
    置。
  7. 【請求項7】 前記着脱可能な信号処理手段は、その信
    号処理に要する時間を示す信号処理時間が記憶された処
    理時間記憶手段を有し、 前記第1の遅延手段は、前記処理時間記憶手段に記憶さ
    れた信号処理時間に応じて遅延量を変化させることを特
    徴とする請求項5又は請求項6記載のデジタル放送受信
    装置。
  8. 【請求項8】 前記着脱可能な信号処理手段は、その信
    号処理手段の少なくとも信号処理内容を示す属性情報が
    記憶された属性情報記憶手段を有し、 前記切り換え制御手段は、前記属性情報記憶手段に記憶
    されている属性情報に基づいて、前記切り換え手段を切
    り換え制御することを特徴とする請求項1乃至請求項7
    のうちいずれか1項記載のデジタル放送受信装置。
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