JPH11205769A - ディジタル放送受信装置 - Google Patents

ディジタル放送受信装置

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JPH11205769A
JPH11205769A JP10006750A JP675098A JPH11205769A JP H11205769 A JPH11205769 A JP H11205769A JP 10006750 A JP10006750 A JP 10006750A JP 675098 A JP675098 A JP 675098A JP H11205769 A JPH11205769 A JP H11205769A
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card
scramble
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JP10006750A
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Osamu Yoshida
治 吉田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】受信装置本体とICカードとの間のインターフ
ェース部分から取り出されるデータが不正利用されるこ
とを防止する。 【解決手段】スクランブル回路21は入力された番組デ
ータにスクランブルを掛ける。このスクランブル処理は
送信側におけるスクランブル処理と可逆の関係を有す
る。スクランブル回路21からのデータはインターフェ
ース26を介してICカード2に供給される。ICカー
ド2のデスクランブル処理はスクランブル回路21の処
理と可逆であり、ICカード2によって送信側のスクラ
ンブルをデスクランブルすることができる。ICカード
2の出力はインターフェース26を介して受信装置本体
に供給される。これにより、ICカード2の入出力に
は、受信装置本体固有のスクランブルが掛けられてお
り、不正利用が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衛星放送及びCA
TV(ケーブル・テレビジョン)システム等のディジタ
ル放送を受信視聴するためのディジタル放送受信装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、放送信号をディジタル化して伝送
するディジタル放送が検討されている。例えば、欧州に
おいては、ディジタル放送規格団体であるDVB(Digi
tal Video Broadcasting)によるディジタル放送が推進
されている。DVBは現行放送方式だけでなく、高精細
テレビジョン放送衛星、地上波及びケーブルシステムを
用いた各種放送方式に対応している。
【0003】DVBにおける伝送フレームは、MPEG
2のトランスポートストリーム(Transport Stream)を
利用している。トランスポートストリームは、複数のプ
ログラムを1つのストリームで伝送することを考慮した
ものであり、プログラム毎に複数の基準時間を使用する
ことができる。トランスポートストリームは1バイトの
同期信号(以下、SYNCという)を含む188バイトの固
定長のパケット(トランスポートパケット)によって構
成されている。DVBにおいては、MPEG2のSYNCを
伝送フレームの同期バイトとしてそのまま用いる。
【0004】DVBにおいては、トランスポートストリ
ームにスクランブル処理を施す。この場合には、188
バイト長のトランスポートパケットを単位としてスクラ
ンブル処理を施す。
【0005】このようなDVBを受信する受信機におい
ては、デスクランブル処理のためにカードユニットが用
いられることがある。デスクランブルのための処理をカ
ードユニットで行うことによって、複数の放送信号の受
信装置を共通化することが可能となる。
【0006】受信装置本体とカードユニットのインター
フェース規格としては、Common lnterfa
ce規格(EN5O221)がある。この規格は、特
に、有料放送の視聴において、スクランブル(暗号化)
が施された放送信号を受信装置本体で受信し、デスクラ
ンブル(復号化)についてはカードユニットで行うもの
において、受信機本体とカードユニットとの間の信号授
受を規格化したものである。
【0007】図11はこのようなカードユニットを用い
た従来のディジタル放送受信装置を示すブロック図であ
る。
【0008】受信装置本体1の端子4を介して衛星放送
又はケーブルテレビ放送等の放送信号が入力される。こ
の放送信号を受信して復調し、受信復調した放送信号を
テレビジョン受信機に出力することによって、利用者は
放送番組を視聴することができる。
【0009】一般的には、有料の放送には放送局側でス
クランブル(暗号化)を施した後に、受信装置に伝送す
るようになっている。視聴契約を行った利用者の受信装
置においては、スクランブルされた放送信号を外部に接
続されたICカードを用いてデスクランブルし、デスク
ランブル結果をデコードしてテレビジョン受信機によっ
て視聴する。
【0010】図11において、受信装置本体1の図示し
ないカードスロットにICカード2,3を挿入すること
によって、受信装置本体1とICカード2,3とが接続
される。入力端子4には例えば周波数多重されると共に
時分割多重されたディジタル放送信号が入力される。こ
のディジタル放送信号は、チューナ/復調回路5に供給
され、ユーザーが選択した番組に対応する周波数の信号
が選択されて復調される。
【0011】一般的には、ディジタル放送の伝送では番
組情報に誤り訂正符号が付加されて伝送されている。誤
り訂正回路6は、伝送上の誤りに対して放送信号を誤り
訂正して出力する。誤り訂正回路6出力の信号ストリー
ムは、MPEG−SYSTEM(ISO/IEC138
18−1)規格の形式であり、複数の番組の信号が時分
割多重されている。
【0012】図11においては、誤り訂正回路6からの
信号ストリームは、スイッチ7に供給されると共に、受
信装置本体1に接続されたICカード2にも供給され
る。
【0013】ICカード2は、デスクランブルを行う信
号処理回路8及び制御回路9を有している。信号処理回
路8は、制御回路9に制御されて、入力された信号スト
リームをデスクランブルして暗号を復号化する。デスク
ランブルされた信号ストリームは受信装置本体1のスイ
ッチ7に出力される。なお、信号処理回路8において
は、ストリーム信号の必要な部分のみについて信号処理
を行い、信号処理が必要ない部分については信号処理を
行わない。
【0014】例えば、複数の番組が多重されている信号
をICカード2に供給して、選択した番組のデスクラン
ブルを行うものとすると、ICカード2においては、入
力された信号ストリームのうち選択された番組の部分の
みのデスクランブル処理を行う。
【0015】受信装置本体1は、複数の有料放送システ
ムに対応するために、複数のICカードを接続するため
のカードスロットを有しており、各ICカードの入出力
をディージーチェイン状に行うことができる。
【0016】即ち、誤り訂正回路6の信号出力は、IC
カード2によって必要な信号処理が行われた後、スイッ
チ7を介して再び受信装置本体1外部のICカード3に
供給可能である。
【0017】ICカード3は、デスクランブラとして機
能する信号処理回路10及び制御回路11を有してお
り、信号処理回路10及び制御回路11は夫々ICカー
ド2の信号処理回路8及び制御回路9と同様の構成であ
る。ICカード3に入力された信号ストリームは、信号
処理回路10において必要な所定の信号処理が行われた
後、受信装置本体1のスイッチ12を介してデマルチプ
レクサ(以下、DEMUX回路という)13に供給され
る。
【0018】なお、図11においては、デスクランブラ
として機能する2つのICカード2,3を設けた例を示
しているが、3つ以上のICカードをディージィーチェ
イン状に接続するようにしてもよく、また、ICカード
として、例えば文字放送受信機能、外部出カインターフ
ェースの機能等の機能を有するものが用いられることも
ある。
【0019】なお、各ICカード2,3は信号処理回路
8,9の制御等のために、受信装置本体1内の制御回路
17とカード内の制御回路9,11との間で通信を行
う。ICカード2,3は受信装置本体1に対して着脱自
在に設けられており、利用者は目的に応じて様々な種類
のICカードを挿抜して用いることができる。ICカー
ド2が受信装置本体1から抜かれると、受信装置本体1
はカード検出回路19によって、ICカードが抜かれた
ことを把握する。同様に、カード検出回路20は、IC
カード3について挿抜の有無を検出する。
【0020】カード制御回路18はカード検出回路1
9,20からICカードの検出結果が与えられており、
カード制御回路18は、ICカード2,3が挿入されて
いない場合には、スイッチ7に誤り訂正回路6の出力を
選択させ、スイッチ12にスイッチ7の出力を選択させ
る。逆に、ICカードが差し込まれている場合には、カ
ード検出回路19,20の検出結果に基づいて、カード
制御回路18は、ICカード2,3の出力をスイッチ
7,12に選択させる。
【0021】DEMUX回路13は、時分割多重されて
いる入力信号ストリームの中からICカード2,3によ
ってデスクランブル処理された番組を選択して映像音声
デコード回路14に出力する。
【0022】映像音声デコード回路14は、ディジタル
圧縮符号化された映像音声信号をデコードして映像音声
出力回路15に与える。映像音声出力回路15は、D/
A変換処理及び方式変換処理等によって、アナログの映
像信号を得る。この映像信号を端子16を介して図示し
ないディスプレイ装置に供給することによって、所望の
番組を視聴することができる。なお、制御回路17はチ
ューナ/復調回路5から映像音声出力回路15までを制
御すると共に、カード制御回路18との通信制御を行
う。
【0023】ところで、受信装置本体1にICカード
2,3を挿入することによって、受信装置本体1とIC
カード2,3とを接続する構成になっており、受信装置
本体1側のコネクタ及びICカード2,3側のコネクタ
を利用して、ディジタルデータを受信装置本体1及びI
Cカード2,3の外部に取り出すことが可能である。即
ち、受信装置本体1とICカード2,3とのインターフ
ェース26部分にはディジタル化された放送信号がその
まま現れるので、不正コピーが行われる可能性があると
いう問題があった。
【0024】更に、ICカードはデスクランブル処理後
のディジタルデータを受信装置本体1に戻すようになっ
ているので、スクランブルが掛けられた有料番組であっ
ても、ICカード2,3の出力から外部にデスクランブ
ル処理後のディジタルデータを取り出すことが可能であ
り、不正コピーが行われる可能性があった。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】このように、上述した
従来のディジタル放送受信装置においては、受信装置本
体とICカードとのインターフェース部分に現れる信号
が不正に利用されてしまうことがあるという問題点があ
った。
【0026】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、受信装置本体とICカードとのインターフ
ェース部分に現れる信号が不正に利用されてしまうこと
を防止することができるディジタル放送受信装置を提供
することを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明に係るディジタル
放送受信装置は、放送信号が受信復調されて入力され、
受信側の所定の処理を行う第1の装置と、前記第1の装
置と分離可能で前記第1の装置の所定の処理以外の受信
側の他の処理が可能な第2の装置と、前記第1の装置に
入力された放送信号に対してスクランブルを施して前記
第2の装置に出力するスクランブル手段と、前記第2の
装置から出力された放送信号が与えられて前記スクラン
ブル手段によるスクランブルをデスクランブルするデス
クランブル手段とを具備したものである。
【0028】本発明において、スクランブル手段は、第
1の装置に入力された放送信号にスクランブルを施して
第2の装置に出力する。第1の装置と第2装置とは分離
可能であり、これらの装置相互間のインターフェースを
介して第1及び第2の装置の入出力を取り出すことがで
きるが、この入出力にはスクランブルが掛けられてい
る。第2の装置の出力はデスクランブル手段に与えられ
て、スクランブル手段によるスクランブルがデスクラン
ブルされる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。図1は本発明に係る
ディジタル放送受信装置の一実施の形態を示すブロック
図である。図1において図11と同一の構成要素には同
一符号を付してある。また、図2はディジタル放送の送
信装置を示すブロック図である。図1において破線はバ
スを示している。
【0030】本実施の形態はデスクランブル処理を行う
2つのICカードを用いた例を示している。本実施の形
態は、受信装置本体25において、送信側で施されたス
クランブル処理の他に、新たなスクランブル/デスクラ
ンブル処理を施すようにしたものである。
【0031】先ず、図2を参照して放送局の送信装置に
ついて説明する。
【0032】送信装置30は、複数の番組の番組データ
ベースを備えた番組データベース群31を有しており、
各番組データベースには各番組の番組データである映像
及び音声データ等が記憶されている。番組データベース
群31の各番組データベースから読出された番組データ
は夫々MPEGエンコーダ群32の各MPEGエンコー
ダに供給される。
【0033】各MPEGエンコーダは入力された番組デ
ータをMPEGエンコードしてトランスポートストリー
ム−マルチプレクサ(以下、TS−MUXという)33
に供給される。TS−MUX33は、複数のMPEGエ
ンコーダから出力された複数の番組データをパケット単
位でトランスポートストリーム(TS)に多重してスク
ランブラ34に出力する。
【0034】スクランブラ34は、入力されたトランス
ポートストリームに番組単位でスクランブルを施す。例
えば、スクランブラ34は、有料放送番組については番
組データにスクランブルを掛けるようになっている。な
お、スクランブラ34によるスクランブル処理は関数C
1 ()によって表されるものとする。従って、TS−M
UX33の出力をSとすると、スクランブラ34の出力
はC1 (S)で表される。
【0035】スクランブラ34の出力(C1 (S))は
変調器35に供給される。変調器35は、スクランブル
が施された番組データに対して、衛星放送、地上波放送
及びCATV放送等のメディアに応じて変調して、放送
信号を伝送路に送出するようになっている。
【0036】図1において、入力端子4には図示しない
伝送路を介して伝送された放送信号が入力されて、チュ
ーナ/復調回路5に供給される。チューナ/復調回路5
は、入力された放送信号から所定の周波数の放送信号を
選局すると共に復調して、誤り訂正回路6に出力する。
誤り訂正回路6は、入力された信号を誤り訂正して、送
信側の変調処理前の番組データを得るようになってい
る。
【0037】本実施の形態においては、誤り訂正回路6
の出力はスクランブル回路21に供給されるようになっ
ている。スクランブル回路21は、誤り訂正回路6の出
力にスクランブルを掛けてスイッチ7及びインターフェ
ース26に出力するようになっている。
【0038】スクランブル回路21のスクランブル処理
が関数C2 ()であるものとすると、スクランブル回路
21の出力はC2 (C1 (S))で表される。そして、
送信側で施したスクランブル処理C1 ()とスクランブ
ル回路21のスクランブル処理C2 ()とは関数の交換
法則が成立する処理に設定する。即ち、 C1 (C2 ())=C2 (C1 ()) を満足する処理に設定する。
【0039】インターフェース26は図示しないカード
スロットを有しており、受信装置本体25とICカード
2,3との接続を可能にしている。インターフェース2
6の構成は図11における従来例と同様であり、複数の
ICカード相互間においてディージィーチェイン状のデ
ータ入出力を可能にしている。
【0040】ICカード2は、信号処理回路8及び制御
回路9を有している。制御回路9は、後述するカード制
御回路23との間で通信を行って信号処理回路8を制御
する。信号処理回路8は、例えば、デスクランブル処理
機能を有しており、インターフェース26を介して入力
された番組データをデスクランブル処理してインターフ
ェース26を介して受信装置本体25に出力するように
なっている。本実施の形態においては、信号処理回路8
のデスクランブル処理は関数C1 ′()で表されるよう
になっている。そして、処理C2 (),C1 ′()は関
数の交換法則が成立する処理に設定する。
【0041】送信側のスクランブラ34及びICカード
2の関数C1 (),C1 ′()は下記(1)式の関係を
有する。
【0042】 C1 ′(C1 (S))=S …(1) 関数C1 (),C1 ′()が関数C2 ()と関数の交換
法則が成立する処理であるので、後述するように、上記
(1)式及び下記(2)式乃至(10)式から、ICカ
ード2によるデスクランブル処理によって、送信側で施
したスクランブルが復号されることが分かる。即ち、送
信側のスクランブル処理とICカード2によるデスクラ
ンブル処理とは可逆の処理である。一方、受信装置本体
25において付加されたスクランブルは復号されない。
【0043】なお、ICカード3は、ICカード2と同
様の構成であり、カード制御回路23との間で通信を行
ってデスクランブル処理を制御する制御回路11とデス
クランブラとして機能する信号処理回路10とを有して
いる。
【0044】受信装置本体25にはカード検出回路1
9,20が設けられている。カード検出回路19,20
は夫々ICカードが受信装置本体25に装着されている
か否かを検出して検出結果をカード制御回路23に出力
するようになっている。
【0045】カード制御回路23は、カード検出回路1
9,20の検出結果に基づいて夫々スイッチ7,12を
制御する。即ち、カード制御回路23は、カード検出回
路19によってカードが装着されたことが検出された場
合には、スイッチ7からインターフェース26の出力を
出力させ、そうでない場合には、スクランブル回路21
の出力を出力させる。また、カード制御回路23は、カ
ード検出回路20によってカードが装着されたことが検
出された場合には、スイッチ12からインターフェース
26の出力を出力させ、そうでない場合には、スイッチ
7の出力を出力させる。
【0046】スイッチ7,12は、カード制御回路23
に制御されて、2入力の一方を夫々スイッチ12及びデ
スクランブル回路22に出力するようになっている。デ
スクランブル回路22は、入力された番組データにデス
クランブル処理を施してDEMUX回路13に出力す
る。デスクランブル回路22のスクランブル処理は関数
C2 ′()で表される。
【0047】関数C2 ()と関数C2 ′()とは後述す
る(2)式の関係を有し、これにより、受信装置本体2
5において付加したスクランブルが復号されるようにな
っている。
【0048】デスクランブル回路22の出力はDEMU
X回路13に供給される。DEMUX回路13は、時分
割多重されている入力信号ストリームの中からユーザー
が希望した番組データを選択して映像音声デコード回路
14に出力する。映像音声デコード回路14は、ディジ
タル圧縮符号化された映像音声信号をデコードして映像
音声出力回路15に与える。映像音声出力回路15は、
D/A変換処理及び方式変換処理等によって、アナログ
の映像信号を得る。この映像信号を端子16を介して図
示しないディスプレイ装置に供給することによって、所
望の番組を視聴することができるようになっている。な
お、制御回路17はチューナ/復調回路5から映像音声
出力回路15までを制御すると共に、カード制御回路2
3との通信制御を行う。
【0049】なお、カード制御回路23は、カード検出
回路19,20によって夫々ICカード2,3が装着さ
れていないことが検出された場合には、夫々スクランブ
ル回路21及びデスクランブル回路22の動作を停止さ
せるようになっている。
【0050】次に、このように構成された実施の形態の
動作について説明する。
【0051】送信装置30のスクランブラ34、受信側
のスクランブル回路21、ICカード2の信号処理回路
8及びデスクランブル回路22の処理は夫々関数C1
(),C2 (),C1 ′(),C2 ′()で表される
ものとする。これらの関数は上記(1)式を満足すると
共に下記(2)式乃至(5)式を満足する。
【0052】 C2 ′(C2 (S))=S …(2) C1 (C2 (S))=C2 (C1 (S)) …(3) C1 ′(C2 (S))=C2 (C1 ′(S)) …(4) C1 (C2 ′(S))=C2 ′(C1 (S)) …(5) (1)式及び(2)式はスクランブルとデスクランブル
との関係を示しており、関数C1 (),C2 ()による
スクランブルは、夫々関数C1 ′(),C2 ′()によ
ってデスクランブル可能であることを示している。ま
た、(3)式乃至(5)式は関数C1 (),C1 ′()
とC2 (),C2 ′()とが互いに関数の交換法則が成
立する関係を示している。なお、(5)式は必須の要件
ではない。
【0053】送信側のTS−MUX33はMPEG規格
のトランスポートストリームSを作成してスクランブラ
34に出力する。スクランブラ34によってトランスポ
ートストリームにスクランブルが施される。送信側にお
いては、下記(6)式が成立する。
【0054】 スクランブラ34の出力=C1 (S) …(6) スクランブラ34の出力は変調器35によって変調され
て放送信号として伝送路に送出される。
【0055】一方、受信側においては、スクランブラ3
4に対するデスクランブラ機能を有するICカード2を
受信装置本体25に装着するものとする。なお、ICカ
ード3はスクランブラ34に対するデスクランブル処理
以外の他の機能に用いられている。
【0056】伝送路を介して伝送された放送信号は受信
装置本体25の端子4を介してチューナ/復調回路5に
供給される。チューナ/復調回路5によって、選局及び
復調が行われ、誤り訂正回路6によって誤り訂正処理が
行われて、送信側の変調処理前の番組データが復元され
る。
【0057】スクランブル回路21は、誤り訂正回路6
の出力(C1 (S))に関数C2 ()によるスクランブ
ルを施して出力する。スクランブル回路21の出力は、
インターフェース26を介してICカード2に供給され
る。インターフェース26によって伝送されるスクラン
ブル回路21の出力は下記(7)式によって示される。
【0058】 ICカード2への入力=C2 (C1 (S)) …(7) ICカード2の信号処理回路8は関数C1 ′(S)によ
るデスクランブル処理を施す。信号処理回路8の出力は
下記(8)式によって与えられる。
【0059】 ICカード2の出力=C1 ′(C2 (C1 (S))) …(8) 上記(1)式乃至(5)式によって、(8)式は下記
(9)式に変形される。
【0060】 ICカード2の出力=C1 ′(C2 (C1 (S))) =C2 (C1 ′(C1 (S))) =C2 (S) …(9) このように、ICカード2からは、元の番組データSに
関数C2 ()によるスクランブルが施された信号が出力
される。この出力はインターフェース26を介してスイ
ッチ7に供給される。
【0061】この場合には、カード制御回路23によっ
て、スイッチ7はインターフェース26の出力をICカ
ード3を介してスイッチ12に出力する。また、スイッ
チ12は、カード制御回路23に制御されて、ICカー
ド3の出力をデスクランブル回路22に供給する。
【0062】デスクランブル回路22は、入力された番
組データを関数C2 ′()を用いてデスクランブル処理
する。即ち、デスクランブル回路22の出力は下記(1
0)式にて表される。
【0063】 デスクランブル回路22の出力=C2 ′(C2 (S)) =S …(10) こうして、デスクランブル回路22によって、送信側の
TS−MUX33の出力が復元される。このトランスポ
ートストリームはDEMUX回路13に供給されて、ユ
ーザーが希望する番組のデータのみが抽出されて映像音
声デコード回路14に与えられる。番組データは映像音
声デコード回路14によってデコードされ、映像音声出
力回路15によってアナログ映像及び音声信号が得られ
る。映像音声出力回路15の出力を端子16を介してデ
ィスプレイ装置に供給することによって、所望の番組を
視聴することができる。
【0064】このように、本実施の形態においては、受
信装置本体において送信側のスクランブル処理とは別に
新たにスクランブルを掛けることによって、インターフ
ェースを介して出力するデータに受信装置本体固有のス
クランブルを施すことができる。受信装置本体のスクラ
ンブル処理を送信側のスクランブル処理と可逆な処理に
することによって、ICカードで送信側のスクランブル
を復号し、受信装置本体内に設けたデスクランブル回路
によって受信側のスクランブルを復号することを可能に
している。インターフェースを介して取り出し可能なデ
ータには、受信装置本体固有のスクランブルが施されて
いるので、このデータを外部において利用することはで
きない。これにより、インターフェースからのデータの
不正利用を防止することができる。
【0065】なお、本実施の形態においては、ICカー
ドとしてデスクランブラ処理を行う2つのICカードを
用いる例を示したが、ICカードが有する機能はデスク
ランブル処理に限定されるものではなく、また、3つ以
上のICカードを用いる場合にも適用可能であることは
明らかである。
【0066】図3は本発明の他の実施の形態を示すブロ
ック図である。本実施の形態は受信装置本体のスクラン
ブル回路及びデスクランブル回路の具体例を示すもので
ある。図3においてスクランブル回路41及び制御回路
43とデスクランブル回路42及び制御回路43とは、
夫々、図1中のスクランブル回路21及びデスクランブ
ル回路22に相当する。受信装置本体の他の構成は、図
1の実施の形態と同様であり、図示を省略する。図3に
おいて破線はバスを示している。なお、他の機器によっ
て受信されて復調された後の信号が入力される場合に
は、チューナ/復調回路5及び誤り訂正回路6等は不要
である。
【0067】現在のディジタル放送においては、関数C
1 として、DES(data encryption standard)及びマ
ルチ2等のブロック暗号が用いられることが多い。これ
らの暗号方式の特徴から、トランスポートストリームの
スクランブル処理は、基本的に、パケット(188バイ
ト)単位で行われる。
【0068】本実施の形態においては、この特徴を利用
し、関数C1 と関数の交換法則が成立する関数C2 の一
例として、パケットを1つの単位としてこれらを適当な
順序で入れ替えるパケットシャッフルによるスクランブ
ルを行うものである。
【0069】図3において、スクランブル回路41の端
子45には誤り訂正回路6からの番組データが供給され
る。スクランブル回路41は、RAM46及び制御回路
43によって構成されている。制御回路43はRAM4
6に書込み及び読出しのアドレスを与えると共に、ライ
トイネーブル信号(WE)及びチップセレクト信号(C
S)を発生する。
【0070】RAM46は制御回路43に制御されて、
入力された番組データを指定されたアドレスに記憶す
る。この場合には、制御回路43は、例えば、番組デー
タをパケット毎にシーケンシャルにRAM46に書込む
ようになっている。また、RAM46は、制御回路43
からアドレスが指定されて記憶している番組データを読
出して端子47に出力するようになっている。
【0071】この場合には、制御回路43は、RAM4
6に格納されている番組データをパケット毎にランダム
な順次で読出すようにアドレスを発生するようになって
いる。これにより、スクランブル回路41からはパケッ
ト毎に順番が入れ替えられた番組データが出力される。
端子47からの番組データがインターフェース26(図
1参照)を介してICカード2に供給されるようになっ
ている。
【0072】ICカードの出力はインターフェース26
及びスイッチ12を介してデスクランブル回路42の端
子50に供給される。デスクランブル回路42はスクラ
ンブル回路41と同様の構成である。デスクランブル回
路42はRAM51及び制御回路43によって構成され
ており、RAM51は、制御回路43から与えられる書
込みアドレスに従って入力されたデータを書込み、読出
しアドレスに従って格納されているデータを読出して端
子52から出力するようになっている。
【0073】制御回路43は、RAM51の書込みアド
レスとして、RAM46に指定したランダムな読出しア
ドレスと同一のアドレスを指定し、RAM51の読出し
アドレスとして、シーケンシャルな読出しアドレスを指
定するようになっている。これにより、RAM51から
は番組データがパケット単位で元のシーケンシャルな順
序で読出されて出力されるようになっている。
【0074】ROM48は制御回路43が発生するラン
ダムなアドレスの発生順序を記憶するようになってい
る。制御回路43は、RAM49にアドレス発生のパタ
ーンを記憶させ、ROM48から読出したデータを用い
てRAM46,51にランダムなアドレスを発生するよ
うになっている。
【0075】次に、このように構成された実施の形態の
動作について説明する。
【0076】放送信号を受信して選局復調し、誤り訂正
するまでの動作は図1の実施の形態と同様である。誤り
訂正された番組データは端子45を介してスクランブル
回路41に入力される。制御回路43のアドレス指定に
よって、番組データはパケット単位でシーケンシャルに
RAM46に書込まれる。
【0077】制御回路43は、ROM48から読出した
データに基づいて、RAM46の読出しアドレスを発生
する。この読出しアドレスは、番組データをパケット単
位でランダムに読出すためのものである。RAM46か
らパケット単位でランダムに読出された番組データは、
端子47を介してICカード2に供給される。
【0078】ICカード2は、送信側のスクランブル処
理による暗号の復号を行う。送信側のスクランブル処理
はパケット単位で行われているので、スクランブル回路
41によるパケットシャフリングによるスクランブルが
施されていても、送信側のスクランブル処理に対する復
号が可能である。
【0079】ICカードによって送信側のスクランブル
に対するデスクランブル処理が行われた番組データは、
デスクランブル回路42に供給される。デスクランブル
回路42のRAM51は、制御回路43に制御されて、
番組データの書込みを行う。この場合には、制御回路4
3は、RAM46に対する読出しアドレスと同一のアド
レスをRAM51の書込みアドレスとして指定する。こ
れにより、RAM51には、番組データが元のパケット
順でシーケンシャルなアドレス順に書込まれる。
【0080】制御回路43は、RAM51からパケット
単位でシーケンシャルに読出すための読出しアドレスを
発生する。こうして、RAM51から元のパケット順序
の番組データが出力される。
【0081】このように、本実施の形態においては、受
信装置本体におけるスクランブル処理としてパケットシ
ャフリングを行う。パケットシャフリング処理は、送信
側におけるパケット単位のスクランブル処理と可逆の関
係を有しており、受信側によるスクランブルを施した状
態でICカードにおいて送信側におけるスクランブルの
デスクランブル処理が可能である。従って、受信装置本
体とICカードとのインターフェース上では暗号化され
た信号を送受することができ、不正コピー等を防止する
ことができる。
【0082】なお、パケットを入れ替える単位を大きく
することによって、セキュリティのレベルを高くするこ
とができる。しかし、そうすると、RAMによる遅延量
を大きくする必要があり、回路規模が増大する。そこ
で、複数のアドレスのパターンをROMに記録させ、一
回のパケットシャフリング毎に異なるアドレスパターン
を使用することによって、比較的小さなパケット数の入
れ替え単位であっても、比較的セキュリティレベルを高
くすることができる。使用したアドレスパターンについ
ては、RAM49に記憶させる。
【0083】更に、複数のアドレスパターンの使用順序
を端末のID及び内部タイマの値を関数として適時切り
替えることにより、セキュリティレベルを一層向上させ
ることも可能である。
【0084】図4は本発明の他の実施の形態を示すブロ
ック図である。本実施の形態は受信装置本体のスクラン
ブル回路及びデスクランブル回路の具体例を示すもので
ある。図4においてスクランブル回路55及び制御回路
57とデスクランブル回路56及び制御回路57とは、
夫々、図1中のスクランブル回路21及びデスクランブ
ル回路22に相当する。受信装置本体の他の構成は、図
1の実施の形態と同様であり、図示を省略する。図5に
おいて破線はバスを示している。
【0085】ICカードにはブロック暗号の復号化等を
行うカードだけでなく、入力された信号からデータを抽
出するだけで信号に処理を加えないカードも存在する。
更に、無料放送等のように放送局側でスクランブルを施
さない信号を送受信する場合がある。これらの場合に
は、受信側のスクランブル処理を送信側の処理に対して
可逆な処理に設定する必要はない。本実施の形態はこの
場合の例を示すものである。
【0086】スクランブル回路55には端子58を介し
て誤り訂正回路6からの番組データが供給される。スク
ランブル回路55は、加算器59及び制御回路57によ
って構成されている。制御回路57は加算器59にビッ
ト単位で変化する乱数(PN)を供給するようになって
いる。加算器59は、入力された番組データに乱数を加
算することによって、スクランブルを施すようになって
いる。スクランブルが施された番組データは端子60を
介してICカードに供給される。
【0087】デスクランブル回路56の端子61にはI
Cカードの出力が供給される。デスクランブル回路56
は、加算器62及び制御回路57によって構成されてい
る。制御回路57は、スクランブル回路55の加算器5
9に供給した乱数と同一の乱数を発生して加算器62に
供給するようになっている。加算器62は、入力された
番組データと乱数とを加算することによって、元の番組
データに戻して端子63から出力するようになってい
る。
【0088】次に、このように構成された実施の形態の
動作について説明する。
【0089】本実施の形態においては、例えば、送信側
においてスクランブルが施されていない放送信号が受信
される。この放送信号を選局復調して誤り訂正した後
に、スクランブル回路55に供給することは図1の実施
の形態と同様である。本実施の形態においては、スクラ
ンブル回路55の加算器59には制御回路57から乱数
が供給されており、加算器59は、番組データと乱数と
の加算によって番組データにスクランブルを施すように
なっている。
【0090】スクランブル回路55からの番組データは
端子60からインターフェースを介してICカードに供
給される。ICカードにおいて所定の処理が施された番
組データは、インターフェースを介して受信装置本体内
のデスクランブル回路56に供給される。
【0091】デスクランブル回路56の加算器62に
は、制御回路57から加算器59に供給された乱数と同
一の乱数が与えられており、加算器62は入力された番
組データに乱数を加算することによって、元の番組デー
タを得る。デスクランブル処理された番組データは端子
63を介して出力される。
【0092】このように、本実施の形態においては、送
信側でスクランブルが施されていない放送信号を受信し
てICカードで信号処理を行う場合でも、ICカードと
受信装置本体との間のインターフェース部分にはスクラ
ンブル処理されたデータのみが現れるので、インターフ
ェース部分からデータを取り出して用いる不正使用を防
止することができる。
【0093】なお、乱数の初期値を端末のID及び内部
タイマの値等を関数として更新することにより、セキュ
リティレベルを向上させることができる。
【0094】図5は本発明の他の実施の形態を示すブロ
ック図である。本実施の形態は受信装置本体のスクラン
ブル回路及びデスクランブル回路の具体例を示すもので
ある。図5においてスクランブル回路55及び制御回路
57とデスクランブル回路56及び制御回路57とは、
夫々、図1中のスクランブル回路21及びデスクランブ
ル回路22に相当する。受信装置本体の他の構成は、図
1の実施の形態と同様であり、図示を省略する。図5に
おいて破線はバスを示している。
【0095】本実施の形態も、図4の実施の形態と同様
に、受信側のスクランブル処理を送信側の処理に対して
可逆な処理に設定する必要がない場合の例である。
【0096】スクランブル回路65には端子68を介し
て誤り訂正回路6からの番組データが供給される。スク
ランブル回路65は、ブロック暗号装置69及び制御回
路67によって構成されている。制御回路67はブロッ
ク暗号装置69に鍵情報を供給するようになっている。
ブロック暗号装置69は、鍵情報を用いて、入力された
番組データに対してDES又はマルチ2等のブロック暗
号を施すようになっている。ブロック暗号によるスクラ
ンブルが施された番組データは端子70を介してICカ
ードに供給される。
【0097】デスクランブル回路66の端子71にはI
Cカードの出力が供給される。デスクランブル回路66
は、ブロック復号装置72及び制御回路67によって構
成されている。制御回路67は、スクランブル回路65
のブロック暗号装置69に供給した鍵情報と同一の鍵情
報を発生してブロック復号装置72に供給するようにな
っている。ブロック復号装置72は、鍵情報を用いて、
入力された番組データに対してブロック復号を施すこと
によって、元の番組データに戻して端子73から出力す
るようになっている。
【0098】次に、このように構成された実施の形態の
動作について説明する。
【0099】本実施の形態においても、図4の実施の形
態と同様に、例えば、送信側においてスクランブルが施
されていない放送信号が受信側で受信される。この放送
信号を選局復調して誤り訂正した後に、スクランブル回
路65に供給することは図1の実施の形態と同様であ
る。本実施の形態においては、スクランブル回路65の
ブロック暗号装置69には制御回路67から鍵情報が供
給されており、ブロック暗号装置69は、鍵情報を用い
て番組データにスクランブルを施すようになっている。
【0100】スクランブル回路65からの番組データは
端子70からインターフェースを介してICカードに供
給される。ICカードにおいて所定の処理が施された番
組データは、インターフェースを介して受信装置本体内
のデスクランブル回路66に供給される。
【0101】デスクランブル回路66のブロック復号装
置72には、制御回路67からブロック暗号装置69に
供給された鍵情報と同一の鍵情報が与えられており、ブ
ロック復号装置72は入力された番組データを鍵情報を
用いて復号する。これにより、元の番組データを得る。
デスクランブル処理された番組データは端子73を介し
て出力される。
【0102】このように、本実施の形態においても、送
信側でスクランブルが施されていない放送信号を受信し
てICカードで信号処理を行う場合でも、ICカードと
受信装置本体との間でスクランブルを施したデータを伝
送することによって、不正使用を防止することができ
る。
【0103】図6は本発明の他の実施の形態を示すブロ
ック図である。図6において図3及び図4と同一の構成
要素には同一符号を付して説明を省略する。
【0104】ISO/IEC1 3818―1で規定され
るトランスポートストリームには同一の識別子(PI
D)を有するパケットに対して、4ビットの巡回カウン
タが規定されており、パケットの欠落が分かるようにな
っている。この巡回カウンタの部分には当然スクランブ
ルは施されない。従って、図3の実施の形態におけるパ
ケットシャフリングによるスクランブルを行った場合で
も、巡回カウンタを用いることによって、元のパケット
順を解析することができる可能性がある。本実施の形態
は、このような解析を不可能にしたものである。
【0105】本実施の形態は、スクランブル回路75及
びデスクランブル回路76を採用した点が図3及び図4
の実施の形態と異なる。スクランブル回路75は加算器
59、RAM46及び制御回路77によって構成され、
デスクランブル回路76は、RAM51、加算器62及
び制御回路77によって構成されている。
【0106】RAM46,51は図3と同様の構成であ
り、また、加算器59,62は図4と同様の構成であ
る。制御回路77は、加算器59,62に同一の乱数を
与える。本実施の形態においては、制御回路77は、加
算器59,62に入力されるデータのうち巡回カウンタ
のタイミングで乱数を加算器59,62に出力するよう
になっている。
【0107】また、制御回路77は、RAM46の書込
みアドレスをRAM51の読出しアドレスとして与え、
RAM46の読出しアドレスをRAM51の書込みアド
レスとして与える。制御回路77は、RAM46の読出
しアドレス及びRAM51の書込みアドレスとして、パ
ケット単位でランダムにアドレスを指定するものを設定
する。
【0108】このように構成された実施の形態において
は、誤り訂正回路6からの番組データは端子78を介し
て加算器59に供給される。制御回路77は、巡回カウ
ンタのタイミングで乱数を加算器59に与え、加算器5
9は巡回カウンタのみに乱数を加算する。乱数が加算さ
れたビットデータと乱数が加算されていないビットデー
タとはRAM46に与えられて、例えば、パケット単位
でシーケンシャルに書込まれる。
【0109】制御回路77はRAM46に記憶されてい
るデータをパケット単位でランダムに読出す。これによ
り、端子80から出力される番組データは、受信装置本
体特有のスクランブルが掛けられた状態となる。
【0110】ICカードからの番組データはインターフ
ェースを介してデスクランブル回路76に供給される。
端子81を介して取り込まれた番組データは、RAM5
1に与えられ、制御回路77によってRAM46と同一
のパケット順序で書込まれる。RAM51に格納された
番組データはパケット単位でシーケンシャルに読出され
て、元のパケット順に戻される。
【0111】RAM51から読出された番組データは、
加算器62に与えられて、巡回カウンタに対応するタイ
ミングで乱数が加算される。これにより、巡回カウンタ
が復号化される。
【0112】このように、本実施の形態においては、巡
回カウンタ部分を暗号化しているので、パケットシャフ
リングによるスクランブルを巡回カウンタによって元の
パケット順を解析することを防止することができる。
【0113】図7は本発明の他の実施の形態を示すブロ
ック図である。図7において図6と同一の構成要素には
同一符号を付して説明を省略する。
【0114】インターフェースを介して受信装置本体に
接続されるICカードによって放送局側で施されるスク
ランブルをデスクランブルする場合においては、送信側
の処理と可逆性を有するスクランブル回路を受信側で必
要とする。逆に、無料放送等のようにスクランブルが掛
かっていない信号を受信する場合には、ICカードにお
いてデスクランブル処理を行わないので、受信装置本体
に設けるスクランブル回路は可逆性を有する必要はな
い。
【0115】本実施の形態はこの点を考慮したものであ
り、多重されているパケットがスクランブルされている
か否かに応じて、スクランブル処理を変更したものであ
る。
【0116】端子78を介して入力された番組データ
は、PID検出回路88、スクランブルフラグ検出回路
89、RAM46及び加算器59に供給される。PID
検出回路88は、入力された番組データに含まれるPI
Dを検出して制御回路87に出力する。また、スクラン
ブルフラグ検出回路89は、入力された番組データに含
まれるスクランブルフラグを検出して制御回路87に出
力する。
【0117】制御回路87は、加算器59,62に同一
の乱数(PN)を与え、RAM46,51に図6の実施
の形態と同様の書込み及び読出しアドレスを与える。更
に、制御回路87は、PID検出回路88及びスクラン
ブルフラグ検出回路89の検出結果に基づいて、セレク
ト信号を発生して、セレクタ91に出力するようになっ
ている。即ち、制御回路87は、番組データにスクラン
ブルが掛けられている場合には、セレクタ91にRAM
46の出力を選択させ、番組データにスクランブルが掛
けられていない場合には、セレクタ91に遅延回路90
の出力を選択させるためのセレクト信号を出力する。
【0118】RAM46によってスクランブルが掛けら
れた番組データはセレクタ91に与えられる。加算器5
9によってスクランブルが掛けられた番組データは遅延
回路90を介してセレクタ91に与えられる。遅延回路
90は、RAM46の出力と加算器59の出力との時間
あわせを行う。
【0119】ICカードからの番組データは端子81を
介してデスクランブル回路86に入力される。この番組
データはPID検出回路92、RAM51及び遅延回路
93に供給される。PID検出回路92は、入力された
番組データのPIDを検出して検出結果を制御回路87
に出力する。
【0120】制御回路87は、PID検出回路92の検
出結果に基づいて、セレクト信号を発生して、セレクタ
94に出力するようになっている。即ち、制御回路87
は、番組データにスクランブルが掛けられている場合に
は、セレクタ94にRAM51の出力を選択させ、番組
データにスクランブルが掛けられていない場合には、セ
レクタ94に加算器62の出力を選択させるためのセレ
クト信号を出力する。
【0121】遅延回路93は、番組データを遅延させて
加算器62に出力する。セレクタ94は、セレクト信号
に基づいて、RAM51の出力又は加算器62の出力の
一方を端子83に出力する。
【0122】次に、このように構成された実施の形態の
動作について説明する。
【0123】いま、送信側においてスクランブルが掛け
られた番組データが端子78を介して入力されるものと
する。番組データはRAM46及び加算器59に供給さ
れてスクランブルが掛けられる。制御回路87は、PI
D検出回路88及びスクランブルフラグ検出回路89の
出力に基づいて、番組データにスクランブルが掛けられ
ていることを検出する。
【0124】この場合には、制御回路87は、RAM4
6を選択するためのセレクト信号をセレクタ91に出力
する。セレクタ91はRAM46によってスクランブル
が掛けられた番組データを端子80を介して出力する。
この番組データがインターフェースを介してICカード
に供給される。
【0125】RAM46のスクランブル処理は送信側の
スクランブル処理に対して可逆な処理である。従って、
ICカードにおいて送信側のスクランブルに対するデス
クランブル処理が可能である。
【0126】ICカードからの番組データは端子81を
介してデスクランブル回路86に供給される。番組デー
タはRAM51に与えられると共に、遅延回路93を介
して加算器62に与えられ、夫々デスクランブル処理さ
れる。PID検出回路92は入力された番組データのP
IDを検出して制御回路87に出力する。
【0127】制御回路87はPIDの検出結果によっ
て、デスクランブル回路86に入力された番組データに
パケットシャッフルによるスクランブルが掛けられてい
ることを知ると、セレクタ94にRAM51の出力を選
択するためのセレクト信号を出力する。これにより、R
AM51によってデスクランブルされた番組データが端
子83から出力される。
【0128】逆に、送信側においてスクランブルが掛け
られていない番組データが端子78を介して入力される
場合には、セレクタ91は、遅延回路90の出力を選択
する。この場合には、加算器59によって乱数と加算さ
れてスクランブルが施された番組データが端子80から
出力される。
【0129】また、ICカードからの番組データは、端
子81を介してデスクランブル回路86に入力され、遅
延回路93によって遅延された後加算器62に供給され
る。加算器62は制御回路87からの乱数を加算するこ
とによってデスクランブル処理を行う。この場合には、
制御回路87は、セレクタ94に加算器62の出力を選
択させており、加算器62によってデスクランブルされ
た番組データが端子83から出力される。
【0130】このように、本実施の形態においては、放
送信号にスクランブルか掛かっている場合と掛かってい
ない場合とで、受信装置本体内のスクランブル方法を切
換えることができる。
【0131】図8は本発明の他の実施の形態を示すブロ
ック図である。また、図9は図8の実施の形態を説明す
るための説明図である。図8において図7と同一の構成
要素には同一符号を付して説明を省略する。図9中の
A,BはPIDを示している。図9(a)はパケットを
示し、図9(b)はPIDがAのパケットに対する同一
スクランブルキーを用いる期間を示し、図9(c)はP
IDがBのパケットに対する同一スクランブルキーを用
いる期間を示している。
【0132】トランスポートストリームは複数の番組が
パケット化されて多重されることから、上述したPID
パケットによって各番組を識別するようになっている。
有料番組等に施されるスクランブルは、図9に示すよう
に、ODD(オッド)とEVEN(イーブン)とで2種
類の鍵(ODD/EVEN)を用意し、これらの鍵を更
新しながら交互に用いることによって、セキュリティを
向上させている。この場合には、使用していない方の鍵
を順次更新することで、不連続な期間が生じないように
している。また、複数の番組が有料放送であってスクラ
ンブルが施されている場合には、これら番組同士のスク
ランブル期間は一致しないことが多い。
【0133】いま、パケットシャフリングが図9中の期
間1で行われるものとする。そうすると、PIDがBの
パケット B(*)はシヤッフリングされた位置によっ
てはすでに更新された鍵を使用してデスクランブルが行
われることになってしまい、正しくデスクランブルでき
ない。
【0134】本実施の形態は、PID及びスクランブル
フラグをチェツクすることによって、このような問題が
発生することを防止するようにしたものである。
【0135】本実施の形態においては、スクランブル回
路95,デスクランブル回路96は、夫々RAM98,
99を有している。RAM98,99は夫々複数の領域
を有しており、PID毎に異なる領域にデータを書込む
ようになっている。制御回路97は、PID検出回路8
8及びスクランブルフラグ検出回路89の検出結果に基
づいて、PID毎にRAM98の異なる領域のアドレス
を指定すると共に、このデータを読出すためのセレクト
信号をセレクタ100に出力するようになっている。セ
レクタ100はセレクト信号によって指定された領域か
らデータを読出して端子80に出力する。
【0136】また、制御回路97は、PID検出回路9
2の検出結果に基づいて、PID毎にRAM99の異な
る領域のアドレスを指定すると共に、このデータを読出
すためのセレクト信号をセレクタ101に出力するよう
になっている。セレクタ101はセレクト信号によって
指定された領域からデータを読出して端子83に出力す
る。
【0137】制御回路97による書込み及び読出しアド
レスの指定は、図7の実施の形態と同様である。なお、
制御回路97は、図1のカード制御回路23を介して制
御回路17との間で通信を行って、視聴者が選択した番
組が含まれるトランスポートパケットのPID情報を得
るようになっている。
【0138】次に、このように構成された実施の形態の
動作について図10の説明図を参照して説明する。図1
0(a)は端子78から入力されるデータを示し、図1
0(b)は端子80から出力されるデータを示し、図1
0(c)は端子81から入力されるデータを示し、図1
0(d)は端子83から出力されるデータを示してい
る。
【0139】端子78には、例えば、図10(a)に示
すデータが入力される。このデータはPID検出回路8
8、スクランブルフラグ検出回路89及びRAM98に
供給される。制御回路97は、PID検出回路88の検
出結果と、視聴者が選択した番組が含まれるパケットの
PID情報との比較によって、入力されたデータをRA
M98のいずれの領域に書込むかを決定する。
【0140】図10(a)のPIDがXXのデータをR
AM98上の所定の領域にパケット単位で書込み、PI
DがYYのデータをRAM98上の他の所定の領域にパ
ケット単位で書込む。また、制御回路97は、元のパケ
ットの並びをRAM49に記憶させる。
【0141】制御回路97は、ROM48の出力に基づ
いて、各PID毎にRAM98のアドレスパターンを発
生して、各PID毎にパケットの入れ替えを行う。制御
回路97は、設定したアドレスパターンをRAM49に
記憶させる。
【0142】これにより、RAM98からは同一PID
毎にパケットシャフリングが行われたデータが出力され
る。セレクタ100は制御回路97に制御されてRAM
98の出力を読出して、図10(b)に示すように、ス
クランブルが施されたデータを端子80から出力する。
【0143】本実施の形態においては、制御回路97
は、スクランブルフラグ検出回路89の検出結果に基づ
いて、パケットの入れ替え途中でスクランブルが変わっ
た場合には、そのPIDで示されるパケットには入れ替
えを行わず、書き込みと同一のアドレス順序で読み出し
を行う。
【0144】端子80に出力されたデータはICカード
に供給されて所定の処理が施された後、デスクランブル
回路96の端子81に入力される(図10(c))。端
子81を介して入力されたデータはRAM99に供給さ
れる。制御回路97は、PID検出回路92の検出結果
とRAM49に記憶させたデータとに基づいて、入力さ
れたデータをRAM99のいずれの領域にいずれのパケ
ット順序で記憶させるかを決定して、RAM99の書込
みアドレスを発生する。
【0145】これにより、RAM99にはPID毎に並
べ替えられてシーケンシャルな順序に戻されたパケット
が記憶される。RAM99から読出されたデータは、図
10(d)に示すように、セレクタ101によって元の
パケット並びに戻されて出力される。
【0146】このように、本実施の形態においては、ス
クランブルフラグの検出結果に基づいてパケットシャフ
リングを停止させており、更新された鍵によってデスク
ランブルが不能となることを防止することができる。
【0147】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、受
信装置本体とICカードとのインターフェース部分に現
れる信号が不正に利用されてしまうことを防止すること
ができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディジタル放送受信装置の一実施
の形態を示すブロック図。
【図2】送信装置を示すブロック図。
【図3】本発明の他の実施の形態を示すブロック図。
【図4】本発明の他の実施の形態を示すブロック図。
【図5】本発明の他の実施の形態を示すブロック図。
【図6】本発明の他の実施の形態を示すブロック図。
【図7】本発明の他の実施の形態を示すブロック図。
【図8】本発明の他の実施の形態を示すブロック図。
【図9】図8の実施の形態の動作を説明するための説明
図。
【図10】図8の実施の形態の動作を説明するための説
明図。
【図11】従来のディジタル放送受信装置を示すブロッ
ク図。
【符号の説明】
2,3…ICカード、7,12…スイッチ、8,10…
信号処理回路、21…スクランブル回路、22…デスク
ランブル回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放送信号が受信復調されて入力され、受
    信側の所定の処理を行う第1の装置と、 前記第1の装置と分離可能で前記第1の装置の所定の処
    理以外の受信側の他の処理が可能な第2の装置と、 前記第1の装置に入力された放送信号に対してスクラン
    ブルを施して前記第2の装置に出力するスクランブル手
    段と、 前記第2の装置から出力された放送信号が与えられて前
    記スクランブル手段によるスクランブルをデスクランブ
    ルするデスクランブル手段とを具備したことを特徴とす
    るディジタル放送受信装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の装置に入力される放送信号
    は、送信側において所定の関数で表されるスクランブル
    が施されており、 前記スクランブル手段は、前記送信側におけるスクラン
    ブル処理に対して関数の交換法則が成立する関数で表さ
    れるスクランブルによって放送信号にスクランブルを施
    し、 前記第2の装置の前記他の処理は、前記送信側における
    スクランブル処理に対するデスクランブル処理であっ
    て、このデスクランブル処理は前記スクランブル手段の
    スクランブル処理と関数の交換法則が成立する関数で表
    される処理によって、前記送信側におけるスクランブル
    処理に対して可逆とすることを特徴とする請求項1に記
    載のディジタル放送受信装置。
  3. 【請求項3】 前記スクランブル手段は、パケット化さ
    れた放送信号をパケット単位で順番を入れ替えるシャフ
    リング手段を具備し、 前記デスクランブル手段は、前記シャフリング手段によ
    るパケット単位の順番の入れ替えを元に戻すデシャフリ
    ング手段を具備したことを特徴とする請求項1に記載の
    ディジタル放送受信装置。
  4. 【請求項4】 前記スクランブル手段は、放送信号にス
    トリーム暗号又はブロック暗号を施す暗号化手段を具備
    し、 前記デスクランブル手段は、前記暗号化手段によるスト
    リーム暗号又はブロック暗号を復号する復号化手段を具
    備したことを特徴とする請求項1に記載のディジタル放
    送受信装置。
  5. 【請求項5】 前記スクランブル手段は、放送信号中の
    パケットを識別するための識別情報を検出する検出手段
    を備え、 前記検出手段の検出結果に基づいて、前記放送信号にパ
    ケット単位でスクランブルを施すか否かを決定するか又
    は前記検出手段の検出結果に基づいてスクランブルの方
    法を変更することを特徴とする請求項1に記載のディジ
    タル放送受信装置。
  6. 【請求項6】 前記スクランブル手段は、放送信号中に
    含まれるパケット順番を示す情報についてはストリーム
    暗号又はブロック暗号を施すことを特徴とする請求項3
    に記載のディジタル放送受信装置。
  7. 【請求項7】 前記スクランブル手段は、スクランブル
    方法を任意の周期で変更することを特徴とする請求項1
    乃至6に記載のディジタル放送信号受信装置。
JP10006750A 1997-10-27 1998-01-16 ディジタル放送受信装置 Pending JPH11205769A (ja)

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JP10006750A JPH11205769A (ja) 1998-01-16 1998-01-16 ディジタル放送受信装置
EP98308765A EP0912057A3 (en) 1997-10-27 1998-10-27 Digital broadcast receiver
US09/179,317 US6411712B1 (en) 1997-10-27 1998-10-27 Digital broadcast receiver
KR1019980044955A KR19990037403A (ko) 1997-10-27 1998-10-27 디지털 방송 수신 장치

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002514849A (ja) * 1998-05-06 2002-05-21 ソニー・ユナイテッド・キングダム・リミテッド ネットワークに接続された条件付きアクセスモジュール

Cited By (1)

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