JP4267315B2 - デジタル放送受信システム、第1装置、第2装置、及び受信方法 - Google Patents

デジタル放送受信システム、第1装置、第2装置、及び受信方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタル地上波放送及びデジタル衛星放送を受信するデジタル放送受信システム、第1装置、第2装置、受信方法、記録媒体、及びプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
高能率符号化圧縮技術であるMPEG2(Moving Picture Experts Group 2)をテレビ放送に利用することにより、HDTV(High Definition Television、高品位テレビまたは高精細テレビ)などのデジタル放送が可能になった。このような放送としては、例えばデジタルCS(Communication Satelite)放送やデジタルBS(Broadcasting Satelite)放送などが実用化されている。
【0003】
図9に、従来のデジタルBS放送を受信することが出来るTV101と、D−VHS120とから構成されるシステムを示す(例えば、非特許文献1参照。)。TV101は放送衛星から放送されるHDTVなどのデジタル放送を受信することが出来るテレビである。TV101にはD−VHS120が接続されている。
【0004】
TV101は、アンテナ2、チューナ3、トランスポートデコーダ104、AVデコーダ7、ディスプレイ8、IEEE1394I/F9、フラッシュロム10、CPU11、及びコネクタ12から構成されている。
【0005】
また、D−VHS120は、TV101で受信された番組のAVデータを記録及び再生する装置であり、IEEE1394I/F121、及びコネクタ17から構成されている。
【0006】
TV101とD−VHS120は、それぞれのコネクタ12、17にケーブル16が接続されている。
【0007】
TV101のアンテナ2は、デジタルBS放送の放送波を受信して電気信号に変換する手段である。
【0008】
チューナ3は、電気信号に変換された放送波を復調してMPEGトランスポートストリームを出力する手段である。
【0009】
トランスポートデコーダ104は、チューナ3から出力されたMPEGトランスポートストリームを分離する手段であり、また放送局で第1の暗号化方式で暗号化されたMPEGトランスポートストリームの暗号を復号する第1の復号手段を有している。トランスポートデコーダ104は、電子回路などのハードウェア部分4aと、第1の復号手段6などを含むソフトウェア部分104bから構成されている。
【0010】
AVデコーダ7は、トランスポートデコーダから出力されたエレメンタリストリームの圧縮を伸長してアナログ信号を出力する手段である。AVデコーダ7は、電子回路などのハードウェア部分7aとソフトウェア部分7bとから構成されている。
【0011】
ディスプレイ8は、AVデコーダ7から出力されたアナログ信号を表示する手段である。
【0012】
IEEE1394I/F9は、トランスポートデコーダ104から出力され、第1の復号手段で第1の暗号化方式の暗号が復号されたトランスポートストリームを外部に伝送または外部から受信するIEEE1394インターフェースである。なお、IEEE1394とは、IEEE Std 1394−1995、Standard for a High Performance Serial Busの略言である。
【0013】
コネクタ12は、ケーブル16を接続する端子である。
【0014】
フラッシュロム10は、TV101の電源を入れたときの制御プログラムや、トランスポートデコーダ104のソフトウェア部分104のプログラム、AVデコーダ7のソフトウェア部分7bのプログラムを格納するメモリである。
【0015】
CPU11は、フラッシュロム10に格納されているプログラム読み込んで実行する手段である。
【0016】
このように、TV101は、トランスポートデコーダ4のソフトウェア部分4bやAVデコーダ7のソフトウェア部分7bに示すように、ハードウェアのみならず、ソフトウェアからも構成されている。そして、このようなソフトウェアのプログラムはフラッシュロム10に格納されている。
【0017】
一方、D−VHS120においてIEEE1394I/F121は、IEEE1394インターフェースである。
【0018】
次に、このような従来のTV101の動作を説明する。
【0019】
TV101は、電源投入後、フラッシュロム10に格納されている制御プログラムをCPU11が実行し、TV101の動作を制御する。
【0020】
そして、デジタルBS放送を受信する際には次のように動作する。
【0021】
すなわち、図示していない放送局からはMPEGトランスポートストリームとしてデジタルBS放送が放送される。放送されるMPEGトランスポートストリームは放送局で予め第1の暗号化方式で暗号化されている。第1の暗号化方式の例として例えばMULTI2規格がある。放送局からMPEGトランスポートストリームとして放送されたデジタルBS放送は図示していない放送衛星にアップリンクされ、さらに放送衛星から地上にダウンリンクされ、アンテナ2で電気信号に変換される。
【0022】
チューナ3は、電気信号に変換された放送波を復調し、第1の暗号化方式で暗号化されたMPEGトランスポートストリームをトランスポートデコーダ104に出力する。
【0023】
トランスポートデコーダ104は、ソフトウェアとして構成されている第1の復号手段6で、チューナ3から出力されたMPEGトランスポートストリームの第1の暗号化方式の暗号を復号する。そして、トランスポートデコーダ104は復号されたトランスポートストリームを分離し、エレメンタリストリームとしてAVデコーダに出力する。
【0024】
AVデコーダ7は、エレメンタリストリームの圧縮を伸長し、アナログ信号に変換して、ディスプレイ8に出力する。
【0025】
ディスプレイ8は、アナログ信号を表示する。
【0026】
このようにして、ディジタルBS放送がディスプレイ8に表示される。
【0027】
また、TV101は、IEEE1394I/F9を備えており、トランスポートデコーダ104から出力されてくるMPEGトランスポートストリームをD−VHS120などの外部の機器に記録したり、D−VHS120などの外部の機器が記録しているMPEGトランスポートストリームを再生して、ディスプレイ8に表示することが出来る。
【0028】
TV101でデジタルBS放送を受信して、D−VHS120に記録する際には次のように動作する。
【0029】
すなわち、アンテナ2、チューナ3の動作は上記と同様である。トランスポートデコーダ104の第1の復号手段6は、チューナ3から出力されてくるMPEGトランスポートストリームの第1の暗号化方式の暗号を、上記と同様にして復号する。そして、トランスポートデコーダ104は、D−VHS120に記録する番組を分離してIEEE1394I/F9に出力する。
【0030】
IEEE1394I/F9は、トランスポートデコーダ104から出力されてきたMPEGトランスポートストリームをアイソクロナスパケットとしてケーブル16を介してIEEE1394I/F121に伝送する。
【0031】
一方、IEEE1394I/F121は、IEEE1394I/F9から伝送されてくるアイソクロナスパケットを受信すると、MPEGトランスポートストリームに復元し、D−VHS120が図示していないテープ媒体に記録する。
【0032】
逆に、D−VHS120のテープ媒体に記録されているMPEGトランスポートストリームを再生する際には次のように動作する。
【0033】
D−VHS120は、図示していないテープ媒体に記録されているMPEGトランスポートストリームを再生し、IEEE1394I/F121に出力する。IEEE1394I/F121は、入力されてくるMPEGトランスポートストリームをアイソクロナスパケットとしてケーブル16を介してIEEE1394I/F9に伝送する。
【0034】
IEEE1394I/F9は、ケーブル16を介してアイソクロナスパケットを受信すると、MPEGトランスポートストリームに復元し、トランスポートデコーダ104に出力する。
【0035】
トランスポートデコーダ104は、IEEE1394I/F9から出力されてきたMPEGトランスポートストリームをエレメンタリストリームに変換して、AVデコーダ7に出力する。
【0036】
AVデコーダ7は、エレメンタリストリームの圧縮を伸長し、アナログ信号に変換して、ディスプレイ8に出力する。
【0037】
ディスプレイ8は、AVデコーダ7から出力されてくるアナログ信号を表示する。
【0038】
このようにして、D−VHS120で再生されたMPEGトランスポートストリームがTV101のディスプレイ8に表示される。
【0039】
つまり、従来のTV101は、デジタルBS放送を受信して表示することが出来、また、IEEE1394I/F9によって、受信したAVデータを外部の機器に伝送したり、外部の機器からAVデータを受信して表示したりすることが出来る。
【0040】
【非特許文献1】
「ARIBデジタル放送用受信装置の標準規格(望ましい仕様)ARIB STD−B21 3.2版」、(例えば、P155〜P164)
【0041】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のTV101は、HDTVなどのデジタルBS放送を受信することが出来るが、2003年の年末に日本で放送の開始が予定されているデジタル地上波放送を受信することは出来ない。そして、このデジタル地上波放送を従来のTV101で受信可能にしたいという強い要望がある。
【0042】
すなわち、IEEE1394インターフェースなどのデジタルインターフェースを有し、デジタルBS放送及び/またはデジタルCS放送などのデジタル衛星放送の受信が可能なチューナを有するテレビ内部のハードウェア構成を変更することなく、デジタル地上波放送を受信可能にしたいという課題がある。
【0043】
本発明は、上記課題を考慮し、デジタルインターフェースを有し、デジタル衛星放送が受信可能な場合に、テレビの内部のハードウェア構成を変更することなく、デジタル地上波放送を受信可能にすることが出来るデジタル放送受信システム、第1装置、第2装置、受信方法、記録媒体、及びプログラムを提供することを目的とするものである。
【0044】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、第1の本発明は、第1の暗号化方式で暗号化されたトランスポートストリームとして放送されてくるデジタル衛星放送を受信する第1のチューナ(図1の3)と、受信された前記トランスポートストリームの前記第1の暗号化方式の暗号を復号する第1の復号手段(図1の6)と、復号された前記トランスポートストリームを外部に伝送または受信する第1のインターフェース(図1の9)と、前記第1のインターフェースに入力された前記トランスポートストリームから、第2の暗号化方式の鍵をペイロードの領域に含み、ヘッダのPID領域には、前記第2の暗号化方式の鍵を格納していることを示すPIDが格納されているダミーパケットを抽出するダミーパケット抽出手段と、抽出された前記ダミーパケットから第2の暗号化方式の鍵を抽出する鍵抽出手段と、復号された前記トランスポートストリームの圧縮を伸長するAVデコーダ(図1の7)と、第2の復号手段(図1の5)とを有する第1装置(図1の1)と、
第1の暗号化方式で暗号化されたトランスポートストリームとして放送されてくるデジタル地上波放送を受信する第2のチューナ(図1の19)と、受信された前記トランスポートストリームのトランスポートパケットのヘッダ以外の部分を第2の暗号化方式で暗号化する暗号化手段(図1の20)と、前記第2の暗号化方式で暗号化された前記トランスポートストリームに前記ダミーパケットを挿入するダミーパケット挿入手段と、
前記ダミーパケット挿入手段でダミーパケットが挿入された前記トランスポートストリームを出力し、前記第1のインターフェースと接続し得る第2のインターフェース(図1の21)とを有する第2装置とを備え、
前記第1のインターフェース(図1の9)は、前記第2のインターフェース(図1の21)から出力された前記トランスポートストリームを入力し、前記第2の復号手段(図1の5)は、その入力されたトランスポートストリームの前記第2の暗号化方式の暗号を復号し、
前記第1の復号手段は、前記第2の復号手段で復号された前記トランスポートストリームの前記第の暗号化方式の暗号を復号し、前記AVデコーダ(図1の7)に出力するデジタル放送受信システムである。
【0046】
また、第2の本発明は、第1の暗号化方式で暗号化されたトランスポートストリームとして放送されてくるデジタル衛星放送を受信する第1のチューナと、
受信された前記トランスポートストリームの前記第1の暗号化方式の暗号を復号する第1の復号手段(図1の6)と、
復号された前記トランスポートストリームを外部に伝送または受信する第1のインターフェース(図1の9)と、
前記第1のインターフェースに入力された前記トランスポートストリームからダミーパケットを抽出するダミーパケット抽出手段と、
抽出された前記ダミーパケットから第2の暗号化方式の鍵を抽出する鍵抽出手段と、
復号された前記トランスポートストリームの圧縮を伸長するAVデコーダ(図1の7)と、
第2の復号手段(図1の5)とを備え、
第1の暗号化方式で暗号化されたトランスポートストリームとして放送されてくるデジタル地上波放送を受信する第2のチューナ(図1の19)と、受信された前記トランスポートストリームのトランスポートパケットのヘッダ以外の部分を前記第2の暗号化方式で暗号化する暗号化手段(図1の20)と、前記第2の暗号化方式で暗号化された前記トランスポートストリームのペイロードの領域に前記第2の暗号化方式の鍵を含み、ヘッダのPID領域には、前記第2の暗号化方式の鍵を格納していることを示すPIDが格納されているダミーパケットを挿入して出力し、前記第1のインターフェース(図1の9)と接続し得る第2のインターフェース(図1の21)とを有する第2装置(図1の15)の前記第2のインターフェース(図1の21)から出力された前記トランスポートストリームを、前記第1のインターフェース(図1の9)は、入力し、
前記第2の復号手段(図1の5)は、抽出された前記第2の暗号化方式の鍵を用いて、その入力されたトランスポートストリームの前記第2の暗号化方式の暗号を復号し、
前記第1の復号手段は、前記第2の復号手段で復号された前記トランスポートストリームの前記第の暗号化方式の暗号を復号し、前記AVデコーダ(図1の7)に出力する第1装置(図1の1)である。
【0051】
また、第の本発明は、前記ダミーパケットとしてNULLパケットが用いられることを特徴とするの本発明の第1装置(図2の1)である。
【0053】
また、第の本発明は、前記暗号化手段(図2の20)は、前記第2の暗号化方式の鍵(図2の25)を所定の間隔で切り換え、
前記ダミーパケット挿入手段(図2の26)は、切り換えられた前記第2の暗号化方式の鍵(図2の25)を含むダミーパケットを前記第2の暗号化方式で暗号化された前記トランスポートストリームに挿入する第2または第3の本発明の第1装置である(図2の1)。
【0058】
また、第5の本発明は、第1の暗号化方式で暗号化された第1のトランスポートストリームとして放送されてくるデジタル衛星放送を受信する第1のチューナと、後述する第1の復号手段において復号された前記第1のトランスポートストリームを外部に伝送し、または後述する第2のインターフェースから出力された第2のトランスポートストリームを入力する第1のインターフェースと、前記第1のインターフェースに入力された前記第2のトランスポートストリームからダミーパケットを抽出するダミーパケット抽出手段と、前記ダミーパケット抽出手段において抽出された前記ダミーパケットから第2の暗号化方式の鍵を抽出する鍵抽出手段と、前記鍵抽出手段において抽出された前記第2の暗号化方式の鍵を用いて、前記第2のトランスポートストリームの前記第2の暗号化方式の暗号を復号する第2の復号手段と、前記第1のチューナにおいて受信された前記第1のトランスポートストリームの前記第1の暗号化方式の暗号を復号し前記第2の復号手段で復号された前記第2のトランスポートストリームの前記第1の暗号化方式の暗号を復号し、後述するAVデコーダに出力する第1の復号手段と、復号された前記第1のトランスポートストリームまたは第2のトランスポートストリームの圧縮を伸長するAVデコーダと、を有する第1装置の前記第1のインターフェースと接続し後述するダミーパケット挿入手段においてダミーパケットが挿入された前記第2のトランスポートストリームを出力する第2のインターフェースと、
第1の暗号化方式で暗号化された前記第2のトランスポートストリームとして放送されてくるデジタル地上波放送を受信する第2のチューナと、
前記第2のチューナにおいて受信された前記第2のトランスポートストリームのトランスポートパケットのヘッダ以外の部分を第2の暗号化方式で暗号化する暗号化手段と、
前記暗号化手段において前記第2の暗号化方式で暗号化された前記第2のトランスポートストリームに、前記第2の暗号化方式の鍵をペイロードの領域に含み、ヘッダのPID領域には、前記第2の暗号化方式の鍵を格納していることを示すPIDが格納されているダミーパケットを挿入するダミーパケット挿入手段と、
を有する第2装置である。
【0063】
また、第の本発明は、前記ダミーパケットとしてNULLパケットが用いたことを特徴とする第の本発明の第2装置(図2の15)である。
【0065】
また、第7の本発明は、前記暗号化手段(図2の20)は、前記第2の暗号化方式の鍵を所定の間隔で切り換え、
前記ダミーパケット挿入手段(図2の26)は、切り換えられた前記第2の暗号化方式の鍵を含むダミーパケットを前記第2の暗号化方式で暗号化された前記第2のトランスポートストリームに挿入する第5または第6の本発明の第2装置(図2の15)である。
【0070】
また、第8の本発明は、第1の暗号化方式で暗号化されたトランスポートストリームとして放送されてくるデジタル衛星放送を受信する第1のチューナステップと、
受信された前記トランスポートストリームの前記第1の暗号化方式の暗号を復号する第1の復号ステップと、
復号された前記トランスポートストリームを外部に伝送または受信する第1のインターフェースステップと、
前記第1のインターフェースステップで入力された前記トランスポートストリームから前記ダミーパケットを抽出するダミーパケット抽出ステップと、
抽出された前記ダミーパケットから第2の暗号化方式の鍵を抽出する鍵抽出ステップと、
復号された前記トランスポートストリームの圧縮を伸長するAVデコーダステップと、第2の復号ステップとを備え、
第1の暗号化方式で暗号化されたトランスポートストリームとして放送されてくるデジタル地上波放送を受信する第2のチューナと、受信された前記トランスポートストリームのトランスポートパケットのヘッダ以外の部分を前記第2の暗号化方式で暗号化する暗号化手段と、前記第2の暗号化方式で暗号化された前記トランスポートストリームのペイロードの領域に前記第2の暗号化方式の鍵を含み、ヘッダのPID領域には、前記第2の暗号化方式の鍵を格納していることを示すPIDが格納されているダミーパケットを挿入して出力し、前記第1のインターフェースと接続し得る第2のインターフェースとを有する第2装置の前記第2のインターフェースから出力された前記トランスポートストリームを、前記第1のインターフェースステップは、入力し、
前記第2の復号ステップは、その入力されたトランスポートストリームの前記第2の暗号化方式の暗号を復号し、
前記第1の復号ステップは、前記第2の復号ステップで復号された前記トランスポートストリームの前記第の暗号化方式の暗号を復号し、前記AVデコーダに出力する受信方法である。
【0072】
また、第9の本発明は、第1の暗号化方式で暗号化されたトランスポートストリームとして放送されてくるデジタル地上波放送を受信する第2のチューナステップと、
受信された前記トランスポートストリームのトランスポートパケットのヘッダ以外の部分を第2の暗号化方式で暗号化する暗号化ステップと、
前記第2の暗号化方式で暗号化された前記トランスポートストリームに、前記第2の暗号化方式の鍵をペイロードの領域に含み、ヘッダのPID領域には、前記第2の暗号化方式の鍵を格納していることを示すPIDが格納されているダミーパケットを挿入するダミーパケット挿入ステップと、
前記ダミーパケット挿入ステップでダミーパケットが挿入された前記トランスポートストリームを出力する第2のインターフェースステップとを備え、
第1の暗号化方式で暗号化されたトランスポートストリームとして放送されてくるデジタル衛星放送を受信する第1のチューナと、受信された前記トランスポートストリームの前記第1の暗号化方式の暗号を復号する第1の復号手段と、復号された前記トランスポートストリームを外部に伝送または受信する第1のインターフェースと、前記第1のインターフェースに入力された前記トランスポートストリームから前記ダミーパケットを抽出するダミーパケット抽出手段と、抽出された前記ダミーパケットから前記第2の暗号化方式の鍵を抽出する鍵抽出手段と、復号された前記トランスポートストリームの圧縮を伸長するAVデコーダと、第2の復号手段とを有する第1装置の前記第1のインターフェースは、前記第2のインターフェースステップから出力された前記トランスポートストリームを入力し、
前記第2の復号手段は、抽出された前記第2の暗号化方式の鍵を用いて、その入力されたトランスポートストリームの前記第2の暗号化方式の暗号を復号し、前記第1の復号手段は、前記第2の復号手段で復号された前記トランスポートストリームの前記第の暗号化方式の暗号を復号し、前記AVデコーダに出力し、
前記第2のインターフェースステップは、前記第1のインターフェースと接続し得る受信方法である。
【0079】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0080】
(第1の実施の形態)
まず、第1の実施の形態について説明する。
【0081】
図1、及び図2に第1の実施の形態のデジタル放送受信システムの構成を示す。図1は、第1の実施の形態のデジタル放送受信システムの概略構成図であり、図2は、地上波デジタルアダプタ15及びTV1のトランスポートデコーダ4の部分の詳細構成図である。
【0082】
本実施の形態のデジタル放送受信システムはTV1及び地上波デジタルアダプタ15から構成され、これらが互いにケーブル16によって接続されている。
【0083】
TV1は、HDTVなどのデジタルBS放送を受信可能なテレビであり、デジタル地上波放送は受信出来ないテレビである。
【0084】
また、地上波デジタルアダプタ15は、受信したデジタル地上波放送のMPEGトランスポートストリームをケーブル16を介してTV1に出力する装置である。
【0085】
TV1は、アンテナ2、チューナ3、トランスポートデコーダ4、第1の復号手段6、第2の復号手段5、AVデコーダ7、ディスプレイ8、IEEE1394I/F9、フラッシュロム10、CPU11、及びコネクタ12などから構成されている。
【0086】
また、地上波デジタルアダプタ15は、アンテナ18、チューナ19、暗号化手段20、IEEE1394I/F21、及びコネクタ17などから構成されている。
【0087】
TV1のハードウェア構成は従来のTV101と同様であり、ソフトウェア構成のみが異なっている。
【0088】
TV1のアンテナ2は、デジタルBS放送の放送波を受信して電気信号に変換する手段である。
【0089】
チューナ3は、電気信号に変換された放送波を復調してMPEGトランスポートストリームを出力する手段である。
【0090】
トランスポートデコーダ4は、チューナ3から出力されたMPEGトランスポートストリームを分離する手段であり、また放送局で第1の暗号化方式で暗号化されたMPEGトランスポートストリームの暗号を復号する第1の復号手段と、地上波デジタルアダプタ15から送られてくる第2の暗号化方式で暗号化されたMPEGトランスポートストリームの第2の暗号化方式の暗号を復号する第2の復号手段5などを有している。トランスポートデコーダ4は、電子回路などのハードウェア部分4aと、第1の復号手段6、第2の復号手段5などを含むソフトウェア部分4bから構成されている。
【0091】
AVデコーダ7は、トランスポートデコーダ4から出力されたエレメンタリストリームの圧縮を伸長してアナログ信号を出力する手段である。AVデコーダ7は、電子回路などのハードウェア部分7aとソフトウェア部分7bとから構成されている。
【0092】
ディスプレイ8は、AVデコーダ7から出力されたアナログ信号を表示する手段である。
【0093】
IEEE1394I/F9は、トランスポートデコーダ4から出力され、第1の復号手段で第1の暗号化方式の暗号が復号されたトランスポートストリームを外部に伝送する、または、地上波デジタルアダプタ15などの外部の機器からのMPEGトランスポートストリームを受信するIEEE1394インターフェースである。
【0094】
コネクタ12は、ケーブル16を接続する端子である。
【0095】
フラッシュロム10は、TV1の電源を入れた際から動作する制御プログラムや、トランスポートデコーダ4のソフトウェア部分4bのプログラム、AVデコーダ7のソフトウェア部分7bのプログラムなどを格納するメモリである。
【0096】
CPU11は、フラッシュロム10に格納されているプログラムを読み込んで実行する手段である。
【0097】
このように、TV1は、トランスポートデコーダ4のソフトウェア部分4bやAVデコーダ7のソフトウェア部分7bに示すように、ハードウェアのみならず、ソフトウェアからも構成されている。そして、このようなソフトウェアのプログラムはフラッシュロム10に格納されている。
【0098】
次に、図2を用いて地上波デジタルアダプタ15とTV1のトランスポートデコーダ4の部分の詳細な構成を説明する。
【0099】
すなわち、地上波デジタルアダプタ15は、チューナ19、暗号化手段20、ダミーパケット挿入手段26、及びIEEE1394I/F21から構成される。
【0100】
地上波デジタルアダプタ15のチューナ19は、デジタル地上波放送を受信して復調し、MPEGトランスポートストリームを出力する手段である。
【0101】
暗号化手段20は、チューナ19から出力されてくるMPEGトランスポートストリームをコンテンツ鍵25により第2の暗号化方式で暗号化する手段である。
【0102】
ダミーパケット挿入手段26は、コンテンツ鍵25を含むダミーパケットを第2の暗号化方式で暗号化されたMPEGトランスポートストリームに挿入する手段である。
【0103】
IEEE1394I/F21は、IEEE1394インターフェースである。
【0104】
一方、TV1のトランスポートデコーダ4の部分は、ダミーパケット抽出手段22、鍵抽出手段23、第2の復号手段5、及び第1の復号手段6から構成されており、これらはソフトウェアで構成されている。すなわち、各ブロックの機能を実現するためのプログラムは、具体的にはフラッシュロム10に格納され、CPU11によって実行されるものである。
【0105】
なお、図2では、コネクタ12、17の図示は省略している。
【0106】
ダミーパケット抽出手段22は、ダミーパケット挿入手段26で挿入された第2の暗号化方式の鍵すなわちコンテンツ鍵24を含むダミーパケットを抽出する手段である。
【0107】
鍵抽出手段23は、ダミーパケット抽出手段22で抽出されたダミーパケットからコンテンツ鍵24を抽出する手段である。
【0108】
第2の復号手段5は、IEEE1394I/F9から出力されてくる第2の暗号化方式で暗号化されたMPEGトランスポートストリームの暗号をコンテンツ鍵24を用いて復号する手段である。
【0109】
第1の復号手段6は、デジタルBS放送を放送する放送局が著作権保護のために第1の暗号化方式で暗号化した暗号を復号する手段である。なお、本実施の形態では地上波デジタル放送の放送局もデジタルBS放送の放送局と同じ第1の暗号化方式で放送するMPEGトランスポートストリームを暗号化しているものとする。
【0110】
なお、本実施の形態のコンテンツ鍵は本発明の第2の暗号化方式の鍵の例である。
【0111】
次に、このような本実施の形態の動作を説明する。
【0112】
デジタルBS放送を受信して、ディスプレイ8に表示するまでの動作は従来の技術で説明したものと同様であるので説明を省略し、本実施の形態のデジタル放送受信システムがデジタル地上波放送を受信する際の動作を説明する。
【0113】
なお、上述したように、デジタル地上波放送の放送局は、放送するMPEGトランスポートストリームを、デジタルBS放送の放送局と同じ第1の暗号化方式で暗号化しているものとする。また、第1の暗号化方式とは、具体的にはMULTI2暗号化方式を意味するものとする。また、第2の暗号化方式とは、具体的には、DES暗号化方式を意味するものとする。
【0114】
デジタル地上波放送の放送局からMPEGトランスポートストリームとして放送されてくるデジタル地上波放送は、アンテナ18で電気信号に変換される。そして、チューナ19は、電気信号に変換された放送波を復調して、第1の暗号化方式で暗号化されているMPEGトランスポートストリームを出力する。
【0115】
暗号化手段20は、コンテンツ鍵25を用いて、チューナ19から出力されてくるMPEGトランスポートストリームを第2の暗号化方式で暗号化する。すなわち、暗号化手段20から出力されるMPEGトランスポートストリームは第1の暗号化方式と第2の暗号化方式とで2重に暗号化されている。また、暗号化手段20は、チューナ19から出力されてくるMPEGトランスポートストリームをフルトランスポートストリームで暗号化する。
【0116】
なお、フルトランスポートストリームとは、映像データ及び音声データを含む1番組だけでなく複数の番組やEPG(電子番組ガイド)を含むMPEGトランスポートストリームを意味する(すなわちARIB STB−B21 付録2の「全てのトランスポートストリーム出力」を意味する)。
【0117】
ダミーパケット挿入手段26は、コンテンツ鍵25を含むダミーパケットを第2の暗号化方式で暗号化されたMPEGトランスポートの先頭に挿入する。
【0118】
図3の(a)にダミーパケット挿入手段26から出力されてくるダミーパケットが挿入されたMPEGトランスポートストリームを示す。映像データや音声データやEPGデータを含む通常パケット28、29、30、31、32などの先頭にダミーパケット27が挿入されている。
【0119】
また、図3(b)にダミーパケット27の構成を示す。すなわち、コンテンツ鍵25は、ダミーパケット27のヘッダ33ではなくペイロード34の部分に格納されている。
【0120】
図4の(a)及び(b)に図3のダミーパケット27及び通常パケット28、29、30、31、32の詳細な構成をそれぞれ示す。
【0121】
図4の(a)に示すように、ダミーパケットとしてはMPEGトランスポートストリームのビットレートを調整するために用いるNULLパケットを用いる。従ってダミーパケット27のヘッダ33の先頭にはNULLパケットであることを示すNULL Packet ID36が格納されている。具体的にはNULL Packet ID36として0X1FFFが格納されている。
【0122】
またビットレートを調整する目的で用いられるNULLパケットとダミーパケットとを区別するために、PID領域すなわち、Private ID37の部分にはビットレートを調整する目的で使われるNULLパケットとは異なったPIDを格納する。これにより、ビットレートを調整する目的で使われるNULLパケットとダミーパケットとを区別することが出来るようになる。また、ダミーパケット27のペイロード34の部分にはコンテンツ鍵35が格納される。
【0123】
また、図4の(b)に示すように、通常パケット28などは、ヘッダ38の部分は暗号化手段20によって第2の暗号化方式で暗号化されず、ペイロード39の部分のみ暗号化手段20によって第2の暗号化方式で暗号化されている。すなわち、ヘッダ38の部分を暗号化手段20が第2の暗号化方式で暗号化した場合、Private ID37aの部分を第2の暗号化方式で暗号化されるために参照出来なくなるという不具合があるので、暗号化しない。また、Private ID37aの部分は第1の暗号化方式でも暗号化されていない。従って、暗号化手段20は、通常のパケット28などをヘッダ38の部分ではなくペーロード39の部分をDES暗号化方式である第2の暗号化方式で暗号化する。従って、ペイロード39の部分は、放送局で第1の暗号化方式で暗号化された後、暗号化手段20で暗号化されるので、2重に暗号化されることになる。
【0124】
ダミーパケット挿入手段26から出力されたMPEGトランスポートストリームは、IEEE1392I/F21に入力される。
【0125】
IEEE1394I/F21は、ダミーパケット挿入手段26から出力されてきたMPEGトランスポートストリームをアイソクロナスパケットとしてケーブル16に出力する。
【0126】
一方、TV1のIEEE1394I/F9は、IEEE1394I/F21からケーブル16を介して伝送されてくるアイソクロナスパケットを受信すると、MPEGトランスポートストリームに復元し、その復元したMPEGトランスポートストリームをダミーパケット抽出手段22に出力する。
【0127】
ダミーパケット抽出手段22は、IEEE1394I/F9から出力されたMPEGトランスポートストリームからダミーパケットを抽出して、鍵抽出手段23に出力する。
【0128】
鍵抽出手段23は、ダミーパケット抽出手段22から出力されてきたダミーパケットからコンテンツ鍵24を抽出する。
【0129】
また、ダミーパケット抽出手段22は、ダミーパケット以外のMPEGトランスポートストリームを第2の復号手段5に出力する。
【0130】
第2の復号手段5は、ダミーパケット抽出手段22から出力されてきたMPEGトランスポートストリームの第2の暗号化方式の暗号を鍵抽出手段23で抽出されたコンテンツ鍵24で復号する。そして第2の復号手段5は、復号したMPEGトランスポートストリームを第1の復号手段6に出力する。
【0131】
第1の復号手段6は、第2の復号手段5から出力されてきたMPEGトランスポートストリームの第1の暗号化方式の暗号を復号する。
【0132】
復号されたMPEGトランスポートストリームは、トランスポートデコーダ4で分離され、エレメンタリストリームに変換されてAVデコーダ7に出力される。
【0133】
AVデコーダ7は、トランスポートデコーダ4から出力されてきたエレメンタリストリームの圧縮を伸長し、アナログ信号に変換する。そして、AVデコーダ7は変換したアナログ信号をディスプレイ8に出力する。
【0134】
ディスプレイ8は、AVデコーダ7から出力されてきたアナログ信号のうち映像信号を表示し、音声信号をスピーカから出力する。
【0135】
このように、本実施の形態のデジタル放送受信システムによれば、暗号化手段20が第2の暗号化方式で暗号化することにより2重に暗号化されることになるので、より強固に著作権の保護が可能になる。すなわち、図1のコネクタ17に他の不正な機器を接続し、地上波デジタルアダプタ15からアイソクロナスパケットとして出力されてくるMPEGトランスポートストリームを記録して視聴したりしようとしても、コネクタ17から検出されるMPEGトランスポートストリームは、暗号化手段20で第2の暗号化方式で暗号化されているので、このような不正な機器がMPEGトランスポートストリームを記録して視聴したりすることは困難である。
【0136】
また、IEEE1394では、DTCP(Digital Transmission Content Protection)方式が規格化されている。DTCP方式は、IEEE1394によりデータ伝送をする際に、認証機能と鍵の無効化機能を備えており、AVデータなどの著作権保護が必要なデータを暗号化して伝送することにより著作権の保護を実現することが出来る。
【0137】
従って、DTCP方式を用いることにより、地上波デジタルアダプタ15からTV1にMPEGトランスポートストリームのフルトランスポートストリームを暗号化して伝送すればよいように見える。ところが、DTCP方式ではフルトランスポートストリームではなく、パーシャルストリーム伝送を想定しているので、上述したように、地上波デジタルアダプタ15からフルトランスポートストリームを伝送する場合には用いることが出来ない。また、DTCP方式の暗号化方式は、楕円関数の演算など非常に演算量が多い処理が必要になってくる。本実施の形態では、第2の暗号化方式としてDES方式を用いたので、DTCP方式の暗号化方式よりはるかに演算量が少なくすることが出来る。従って、地上波デジタルアダプタ15のハードウェアやCPU11への負担を軽くすることが出来、DTCP方式に比べてコストを削減することが出来る。
【0138】
このように本実施の形態のデジタル放送受信システムでは、TV1として従来の技術で説明したTV101のハードウェア部分をそのまま用い、ソフトウェア部分のみを入れ替えるだけで、デジタル地上波放送をTV1のディスプレイに表示することが出来るようになる。すなわち、従来からTV1が備えていたIEEE1394I/F9に地上波デジタルアダプタ15のIEEE1394I/F21を接続することにより、TV1でデジタル地上波放送が視聴することが出来るようになる。なお、従来のTV101に本実施の形態のTV1の機能を付加するためには、本実施の形態のソフトウェア部分のプログラムを衛星放送からダウンロードしたり、またSDカードなどから読み込むようにすればよい。
【0139】
なお、本実施の形態では、第1の暗号化方式がMULTI2暗号化方式であり、第2の暗号化方式がDES暗号化方式であるとして説明したが、これに限らない。第1の暗号化方式をMULTI2暗号化方式で暗号化し、第2の暗号化方式もMULTI2で暗号化してもかまわない。また、第1の暗号化方式をDES暗号化方式で暗号化し、第2の暗号化方式をDES暗号化方式で暗号化しても構わない。また、第1の暗号化方式及び第2の暗号化方式として上記以外の暗号化方式を用いても構わない。
【0140】
さらに、本実施の形態では、ダミーパケット挿入手段26が、第2の暗号化方式で暗号化されたMPEGトランスポートストリームの先頭にコンテンツ鍵25を含むダミーパケットを挿入するとして説明したが、これに限らない。セキュリティを向上させるために、コンテンツ鍵25を数秒毎などの所定の時間間隔毎に切り換えても構わない。
【0141】
すなわち、図2で暗号化手段20が、コンテンツ鍵25を数秒毎などの所定の時間間隔毎に切り換えでチューナ19から出力されてくるMPEGトランスポートストリームを暗号化する。一方、ダミーパケット挿入手段26は、所定の時間間隔毎に切り換えられるコンテンツ鍵25を含むダミーパケットを第2の暗号化方式で暗号化されたMPEGトランスポートストリームに挿入する。
【0142】
図5にダミーパケット挿入手段26から出力されたMPEGトランスポートストリームのトランスポートパケットを示す。通常のパケット列53、54、55は、映像データや音声データやEPGデータなどを含むトランスポートパケット列である。そして、通常のパケット列53は、事前に挿入されたダミーパケット49に含まれるコンテンツ鍵25で暗号化されており、通常のパケット列54は、事前に挿入されたダミーパケット50に含まれるコンテンツ鍵25で暗号化されており、通常のパケット列55は、事前に挿入されたダミーパケット51に含まれるコンテンツ鍵25で暗号化されている。従って第2の復号手段5は、図5のコンテンツ鍵25を使用する規則に従って、ダミーパケット抽出手段22から出力されてくるMPEGトランスポートストリームの第2の暗号化方式の暗号を復号すればよい。
【0143】
このように所定の時間間隔毎にコンテンツ鍵25を切り換えるので、セキュリティをより向上させることが出来る。
【0144】
さらに、本実施の形態では、地上波デジタルアダプタ15とTV1との間のデータ伝送はIEEE1394I/F21及びIEEE1394I/F9を利用して行われるとして説明したが、これに限らない。例えば、5GHz帯の無線LANであれば、伝送レートが55MBpsになるので、地上波デジタルアダプタ15からのフルトランスポートストリームを伝送することが出来る。従って、IEEE1394I/F21及びIEEE1394I/F9の代わりに、5GHz帯の無線LANの無線モジュールを用いることも出来る。
【0145】
さらに、本実施の形態では、TV1がデジタルBS放送を受信するとして説明したが、これに限らずデジタルCS放送を受信出来るものであっても構わない。要するにTV1は、通信衛星や放送衛星などの人工衛星を介して放送されるデジタル衛星放送を受信出来るものでありさえすればよい。
【0146】
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態について説明する。
【0147】
図6に、第2の実施の形態のデジタル放送受信システムの構成を示す。
【0148】
本実施の形態では、第1の実施の形態とは異なりコンテンツ鍵などを含むダミーパケットのコンテンツ鍵などの鍵が暗号化されている場合について説明する。なお、第1の実施の形態と同一部分については同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0149】
本実施の形態のデジタル放送受信システムは、TV70及び地上波デジタルアダプタ82、鍵管理センター61から構成されており、TV70と地上波デジタルアダプタ82は、互いにケーブル16によって接続されている。
【0150】
TV70は、第1の実施の形態と同様にHDTVなどのデジタルBS放送を受信可能なテレビであり、デジタル地上波放送は受信出来ないテレビである。
【0151】
また、地上波デジタルアダプタ82は、第1の実施の形態と同様に受信したデジタル地上波放送のMPEGトランスポートストリームをケーブル16を介してTV70に出力する装置である。
【0152】
また、鍵管理センター61は、地上波デジタルアダプタ82及びTV70で用いられる第2の暗号化方式の鍵を管理する装置である。
【0153】
TV70は、アンテナ2、チューナ3、トランスポートデコーダ68、ソフト処理部69、AVデコーダ7、ディスプレイ8、IEEE1394I/F9、フラッシュロム10、CPU11、及びコネクタ12から構成されている。
【0154】
トランスポートデコーダ68は、ダミーパケット抽出手段22、鍵抽出手段23a、第2の復号手段5、第1の復号手段6から構成されている。そして、トランスポートデコーダ68のダミーパケット抽出手段22、鍵抽出手段23a、第2の復号手段5、及び第1の復号手段6はソフトウェアで構成されている。
【0155】
ソフト処理部69は、乱数発生手段71、第3の復号手段73、コンテンツ鍵復号手段75、一方向性関数76、合否判定手段77から構成されている。そして、ソフト処理部69もソフトウェアで構成されている。
【0156】
また、地上波デジタルアダプタ15は、アンテナ18、チューナ19、暗号化手段20、ダミーパケット挿入手段26a、IEEE1394I/F21、及びコネクタ17、第2の暗号化手段78から構成されている。
【0157】
TV70のハードウェア構成は従来のTV101と同様であり、ソフトウェア構成のみが従来のTV101と異なっている。
【0158】
トランスポートデコーダ68は、チューナ3から出力されたMPEGトランスポートストリームを分離する手段であり、電子回路などのハードウェア部分と、第1の復号手段6などを含むソフトウェア部分から構成されている。
【0159】
このように、TV70は、トランスポートデコーダ68のソフトウェア部分やAVデコーダ7のソフトウェア部分に示すように、ハードウェアのみならず、ソフトウェアからも構成されている。そして、このようなソフトウェアのプログラムはフラッシュロム10に格納されている。
【0160】
地上波デジタルアダプタ82の暗号化手段20は、チューナ19から出力されてくるMPEGトランスポートストリームをコンテンツ鍵25により第2の暗号化方式で暗号化する手段である。
【0161】
ダミーパケット挿入手段26aは、後述する暗号化コンテンツ鍵25及び暗号化システム鍵80を含むダミーパケットを第2の暗号化方式で暗号化されたMPEGトランスポートストリームに挿入する手段である。
【0162】
第2の暗号化手段78は、システム鍵79とTV70から送られてきた乱数81との排他的論理和をとることによって得られる鍵でコンテンツ鍵25を暗号化して暗号化コンテンツ鍵を生成し、ダミーパケット挿入手段26aに出力する手段である。
【0163】
一方、TV70のトランスポートデコーダ68のダミーパケット抽出手段22は、ダミーパケット挿入手段26aで挿入されたダミーパケットを抽出する手段である。
【0164】
鍵抽出手段23aは、ダミーパケット抽出手段22で抽出されたダミーパケットから暗号化コンテンツ鍵及び暗号化システム鍵72を抽出する手段である。
【0165】
第2の復号手段5は、IEEE1394I/F9から出力されてくる第2の暗号化方式で暗号化されたMPEGトランスポートストリームの暗号をコンテンツ鍵24を用いて復号する手段である。
【0166】
第1の復号手段6は、デジタルBS放送を放送する放送局が著作権保護のために第1の暗号化方式で暗号化した暗号を復号する手段である。なお、本実施の形態では、第1の実施の形態と同様に、地上波デジタル放送の放送局もデジタルBS放送の放送局と同じ第1の暗号化方式で放送するMPEGトランスポートストリームを暗号化しているものとする。
【0167】
また、TV70のソフト処理部69の乱数発生手段71は、地上波デジタルアダプタ82のシステム鍵と排他的論理和をとるための乱数を発生する手段である。
【0168】
第3の復号手段73は、暗号化システム鍵72を復号してシステム鍵を得る手段である。
【0169】
コンテンツ鍵復号手段75は、鍵抽出手段23aで抽出された暗号化コンテンツ鍵を第3の復号手段73から出力されたシステム鍵と乱数発生手段71で発生された乱数との排他的論理和をとった鍵で復号してコンテンツ鍵24を得る手段である。
【0170】
鍵管理センター61の金庫67には暗号鍵63とN個のシステム鍵64が格納されており、また公開鍵である復号鍵62が格納されている。なお、上記Nの具体的な値としては例えば32であるとする。従って、金庫67には32個のシステム鍵64が格納されている。
【0171】
なお、本実施の形態のコンテンツ鍵は本発明の第2の暗号化方式の鍵の例である。
【0172】
次に、このような本実施の形態の動作を説明する。
【0173】
デジタルBS放送を受信して、ディスプレイ8に表示するまでの動作は従来の技術で説明したものと同様であるので説明を省略し、本実施の形態のデジタル放送受信システムがデジタル地上波放送を受信する際の動作を説明する。
【0174】
まず、デジタル地上波放送を受信するに先立って、地上波デジタルアダプタ82は、鍵管理センター61からシステム鍵64と暗号化システム鍵65が配布される。例えば、鍵管理センター61からSDカードなどによってシステム鍵64と暗号化システム鍵65とを地上波デジタルアダプタ82に配布することが出来る。
【0175】
また、デジタル地上波放送を受信するに先立って、TV70は、鍵管理センター61から復号鍵62が配布される。例えば、鍵管理センター61からSDカードなどによって復号鍵70をTV70に配布したり、あるいはデジタルBS放送によって復号鍵62をダウンロードすることが出来る。
【0176】
ここで、鍵管理センター61の暗号鍵63は公開鍵方式の秘密鍵であり、復号鍵62は、その公開鍵方式の公開鍵である。鍵管理センター61で、暗号鍵63によりシステム鍵64を暗号化することにより暗号化システム鍵65が生成される。従って公開鍵である復号鍵62で暗号化システム鍵65を復号することによりシステム鍵64を得ることが出来る。また、システム鍵64は全部でN個あり、それに対応して暗号化システム鍵もN個あるものとする。
【0177】
地上波デジタルアダプタ82にシステム鍵79と暗号化システム鍵80とが格納され、また、TV70に復号鍵74が格納されたとする。
【0178】
また、第1の実施の形態と同様に、デジタル地上波放送の放送局は、放送するMPEGトランスポートストリームを、デジタルBS放送の放送局と同じ第1の暗号化方式で暗号化しているものとする。また、第1の暗号化方式とは、具体的にはMULTI2暗号化方式にを意味するものとする。また、第2の暗号化方式とは、具体的には、DES暗号化方式を意味するものとする。
【0179】
デジタル地上波放送局からMPEGトランスポートストリームとして放送されてくるデジタル地上波放送は、アンテナ18で電気信号に変換される。そして、チューナ19は、電気信号に変換された放送波を復調して、第1の暗号化方式で暗号化されているMPEGトランスポートストリームを出力する。
【0180】
暗号化手段20は、コンテンツ鍵25を用いて、チューナ19から出力されてくるMPEGトランスポートストリームを第2の暗号化方式で暗号化する。すなわち、暗号化手段20から出力されるMPEGトランスポートストリームは第1の暗号化方式と第2の暗号化方式とで2重に暗号化されている。また、暗号化手段20は、チューナ19から出力されてくるMPEGトランスポートストリームをフルトランスポートストリームで暗号化する。
【0181】
次に、第2の暗号化手段78は、TV70から送られてきた乱数81とN個のシステム鍵79のいずれか一つとの排他的論理和をとった鍵でコンテンツ鍵25を暗号化し、暗号化コンテンツ鍵を生成する。このときの暗号化方式としてはトリプルDES暗号化方式が用いられる。そして、第2の暗号化手段78は、生成した暗号化コンテンツ鍵をダミーパケット挿入手段26aに出力する。
【0182】
このように、第2の暗号化手段78は、乱数81といずれかのシステム鍵79との排他的論理和をとって得られる鍵でコンテンツ鍵25を暗号化するので、他の不正な機器が地上波デジタルアダプタ82に接続された場合であっても不正認証を防止することが出来る。
【0183】
また、ダミーパケット挿入手段26aは、第2の暗号化手段78が暗号化する際に用いたシステム鍵79に対応する暗号化システム鍵80を読み込む。そして、ダミーパケット挿入手段26aは、暗号化コンテンツ鍵と暗号化システム鍵80とを含むダミーパケットを、第2の暗号化方式で暗号化されたMPEGトランスポートの先頭に挿入する。
【0184】
図7にダミーパケット挿入手段26で挿入されるダミーパケット83の構成を示す。暗号化コンテンツ鍵及び暗号化システム鍵80は、ペイロードの部分84、85に格納されている。また、第1の実施の形態と同様にダミーパケットとしてNULLパケットを用いている。
【0185】
ダミーパケット挿入手段26aから出力されたMPEGトランスポートストリームは、IEEE1392I/F21に入力される。
【0186】
IEEE1394I/F21は、ダミーパケット挿入手段26から出力されてきたMPEGトランスポートストリームをアイソクロナスパケットとしてケーブル16に出力する。
【0187】
一方、TV70のIEEE1394I/F9は、IEEE1394I/F21からケーブル16を介して伝送されてくるアイソクロナスパケットを受信すると、MPEGトランスポートストリームに復元し、その復元したMPEGトランスポートストリームをダミーパケット抽出手段22に出力する。
【0188】
ダミーパケット抽出手段22は、IEEE1394I/F9から出力されたMPEGトランスポートストリームからダミーパケットを抽出して、鍵抽出手段23aに出力する。
【0189】
鍵抽出手段23aは、ダミーパケット抽出手段22から出力されてきたダミーパケットから暗号化コンテンツ鍵と暗号化システム鍵72を抽出する。
【0190】
第3の復号手段73は、予め鍵管理センター61から与えられた復号鍵74で暗号化システム鍵72を復号する。
【0191】
第3の復号手段73で復号されたシステム鍵と乱数発生手段71で発生された乱数とを用いて一方向性関数76及び合否判定手段77で署名確認された場合のみコンテンツ鍵の復号が許可される。
【0192】
第3の復号手段73で復号されたシステム鍵は、システム鍵のビット列のうち特定の下位ビット列を合否判定手段77に入力し、残りの上位ビット列を一方向性関数76を経由して合否判定手段77に入力すると共に、乱数発生手段71で発生された乱数とを用いて、排他的論理和をとって得られる鍵を用いて、コンテンツ鍵複合手段23aで抽出された暗号化コンテンツ鍵を複合してコンテンツ鍵24を生成する。
【0193】
この時、合否判定手段77は、鍵抽出手段23aで抽出された暗号化システム鍵が正しいかどうかの判定を行い、暗号化システム鍵が正規の鍵の場合、生成したコンテンツ鍵24を用いて、以下の第2の復号手段5の処理を行う。
【0194】
一方、ダミーパケット抽出手段22は、ダミーパケット以外のMPEGトランスポートストリームを第2の復号手段5に出力する。
【0195】
第2の復号手段5は、ダミーパケット抽出手段22から出力されてきたMPEGトランスポートストリームの第2の暗号化方式の暗号を、上記のようにして生成されたコンテンツ鍵24で復号する。そして第2の復号手段5は、復号したMPEGトランスポートストリームを第1の復号手段6に出力する。
【0196】
第1の復号手段6は、第2の復号手段5から出力されてきたMPEGトランスポートストリームの第1の暗号化方式の暗号を復号する。
【0197】
復号されたMPEGトランスポートストリームは、トランスポートデコーダ4で分離され、エレメンタリストリームに変換されてAVデコーダ7に出力される。
【0198】
AVデコーダ7は、トランスポートデコーダ4から出力されてきたエレメンタリストリームの圧縮を伸長し、アナログ信号に変換する。そして、AVデコーダ7は変換したアナログ信号をディスプレイ8に出力する。
【0199】
ディスプレイ8は、AVデコーダ7から出力されてきたアナログ信号のうち映像信号を表示し、音声信号をスピーカから出力する。
【0200】
このように、本実施の形態のデジタル放送受信システムによれば、第1の実施の形態の効果に加え、ダミーパケットに挿入されるコンテンツ鍵及びシステム鍵がそれぞれ暗号化コンテンツ鍵及び暗号化システム鍵として暗号化されており、また、TV70から乱数を受け取って、地上波デジタルアダプタ82が受け取った乱数を用いるので、より強固に著作権の保護が可能になる。すなわち、図1のコネクタ17に他の不正な機器を接続し、地上波デジタルアダプタ15からアイソクロナスパケットとして出力されてくるMPEGトランスポートストリームを記録して視聴することは非常に困難になる。
【0201】
なお、本実施の形態においても第1の実施の形態で説明した種々の変形例が適用可能であることは言うまでもない。
【0202】
さらに、本実施の形態では、ダミーパケットをMPEGトランスポートストリームの先頭に付加するとして説明したが、これに限らず、N個のシステム鍵79のうちコンテンツ鍵25の暗号化に用いるシステム鍵79を所定の間隔毎に切り換えることも可能である。このような場合には、システム鍵79が切り換えられる毎にダミーパケット挿入手段26aにより切り換えられたシステム鍵79に対応する暗号化システム鍵80を含むダミーパケットが挿入されるものとする。
【0203】
このように本実施の形態のデジタル放送受信システムでは、TV70として従来の技術で説明したTV101のハードウェア部分をそのまま用い、ソフトウェア部分のみを入れ替えるだけで、デジタル地上波放送をTV70のディスプレイに表示することが出来るようになる。すなわち、従来からTV70が備えていたIEEE1394I/F9に地上波デジタルアダプタ15のIEEE1394I/F21を接続することにより、TV70でデジタル地上波放送が視聴することが出来るようになる。
【0204】
なお、本実施の形態では、金庫67に32個のシステム鍵64が格納されているとして説明したが、これ以外の個数のシステム鍵64が格納されていても構わない。要するにNを1以上の整数として金庫67にはN個のシステム鍵64が格納されていさえすればよい。
【0205】
(第3の実施の形態)
次に、第3の実施の形態について説明する。
【0206】
図8に、第3の実施の形態のデジタル放送受信システムの構成を示す。
【0207】
第3の実施の形態のデジタル放送受信システムは、以下の点で第1の実施の形態のデジタル放送受信システム(図1参照)と異なっている。
【0208】
すなわち、第3の実施の形態のデジタル放送受信システムの地上波デジタルアダプタ15aは、暗号化手段20を備えておらず、IEEE1394I/F21の代わりにIEEE1394I/F21aを備えている。また、第3の実施の形態のデジタル放送受信システムのTV1aは、ダミーパケット抽出手段22、鍵抽出手段23、及び第2の復号手段5を備えておらず、IEEE1394I/F9の代わりにIEEE1394I/F9aを備えている。
【0209】
IEEE1394I/F9aは、MPEGトランスポートストリームのフルトランスポートストリームを暗号化する機能及びMPEGトランスポートストリームのフルトランスポートストリームを復号する機能を有するIEEE1394インターフェースである。
【0210】
IEEE1394I/F21aは、IEEE1394I/F9aの復号方式に対応する暗号化方式の機能を有するIEEE1394インターフェースである。
【0211】
なお、IEEE1394I/F9a及びIEEE1394I/F21aはMPEGトランスポートストリームのフルトランスポートストリームを暗号化及び復号かすることが出来るものとする。
【0212】
次に、このような本実施の形態の動作を第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
【0213】
デジタル地上波放送の放送局からMPEGトランスポートストリームとして放送されてくるデジタル地上波放送は、アンテナ18で電気信号に変換される。そして、チューナ19は、電気信号に変換された放送波を復調して、第1の暗号化方式で暗号化されているMPEGトランスポートストリームを出力する。
【0214】
IEEE1394I/F21aは、IEEE1394I/F9aの復号方式に対応する暗号化方式で、チューナ19から出力されてくるMPEGトランスポートストリームのフルトランスポートストリームを暗号化する。そして、暗号化したフルトランスポートストリームからアイソクロナスパケットを作成し、ケーブル16を介してIEEE1394I/F9aに伝送する。
【0215】
一方、TV1aのIEEE1394I/F9aは、IEEE1394I/F21aから伝送されてきたアイソクロナスパケットを受信すると、MPEGトランスポートストリームに復元する。そして、IEEE1394I/F9aは、復元したMPEGトランスポートストリームの暗号を復号して、復号したMPEGトランスポートストリームをトランスポートデコーダ4に出力する。
【0216】
トランスポートデコーダ4は、入力されてくるMPEGトランスポートストリームの第1の暗号化方式の暗号を第1の復号手段6で復号する。そして、トランスポートデコーダ4は、復号されたMPEGトランスポートストリームを分離し、エレメンタリストリームに変換して、AVデコーダ7に出力する。
【0217】
これ以降の動作は第1の実施の形態と同様であるので説明を省略する。
【0218】
このように、本実施の形態によれば、IEEE1394I/F21aがIEEE1394I/F9aの復号方式に対応する暗号化方式でMPEGトランスポートストリームのフルトランスポートストリームを暗号化するので、TV1aのハードウェア構成を変更することなく、TV1aでデジタル地上波放送を受信することが出来るようになる。また、IEEE1394I/F21aでMPEGトランスポートストリームを暗号化するので、不正な機器がコネクタ17などに接続されて、不正にデジタル地上波放送が視聴されることを防止することが出来る。
【0219】
尚、本発明のプログラムは、上述した本発明の第1装置の全部又は一部の手段(又は、装置、素子等)の機能をコンピュータにより実行させるためのプログラムであって、コンピュータと協働して動作するプログラムである。
【0220】
又、本発明のプログラムは、上述した本発明の第2装置の全部又は一部の手段(又は、装置、素子等)の機能をコンピュータにより実行させるためのプログラムであって、コンピュータと協働して動作するプログラムである。
【0221】
又、本発明の記録媒体は、上述した本発明の第1装置の全部又は一部の手段(又は、装置、素子等)の全部又は一部の機能をコンピュータにより実行させるためのプログラムを担持した記録媒体であり、コンピュータにより読み取り可能且つ、読み取られた前記プログラムが前記コンピュータと協動して前記機能を実行する記録媒体である。
【0222】
又、本発明の記録媒体は、上述した本発明の第2装置の全部又は一部の手段(又は、装置、素子等)の全部又は一部の機能をコンピュータにより実行させるためのプログラムを担持した記録媒体であり、コンピュータにより読み取り可能且つ、読み取られた前記プログラムが前記コンピュータと協動して前記機能を実行する記録媒体である。
【0223】
尚、本発明の上記「一部の手段(又は、装置、素子等)」とは、それらの複数の手段の内の、一つ又は幾つかの手段を意味し、本発明の上記「一部のステップ(又は、工程、動作、作用等)」とは、それらの複数のステップの内の、一つ又は幾つかのステップを意味する。
【0224】
又、本発明の上記「手段(又は、装置、素子等)の機能」とは、前記手段の全部又は一部の機能を意味し、本発明の上記「ステップ(又は、工程、動作、作用等)の動作」とは、前記ステップの全部又は一部の動作を意味する。
【0225】
又、本発明のプログラムの一利用形態は、コンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータと協働して動作する態様であっても良い。
【0226】
又、本発明のプログラムの一利用形態は、伝送媒体中を伝送し、コンピュータにより読みとられ、コンピュータと協働して動作する態様であっても良い。
【0227】
又、本発明のデータ構造としては、データベース、データフォーマット、データテーブル、データリスト、データの種類などを含む。
【0228】
又、記録媒体としては、ROM等が含まれ、伝送媒体としては、インターネット等の伝送媒体、光・電波・音波等が含まれる。
【0229】
又、上述した本発明のコンピュータは、CPU等の純然たるハードウェアに限らず、ファームウェアや、OS、更に周辺機器を含むものであっても良い。
【0230】
尚、以上説明した様に、本発明の構成は、ソフトウェア的に実現しても良いし、ハードウェア的に実現しても良い。
【0231】
なお、以上述べたように、本発明または、本発明に関連する発明を以下に示す。
【0232】
第1の本発明は、第1の暗号化方式で暗号化されたトランスポートストリームとして放送されてくるデジタル衛星放送を受信する第1のチューナと、受信された前記トランスポートストリームの前記第1の暗号化方式の暗号を復号する第1の復号手段と、復号された前記トランスポートストリームを外部に伝送または受信する第1のインターフェースと、前記第1のインターフェースに入力された前記トランスポートストリームから、第2の暗号化方式の鍵をペイロードの領域に含み、ヘッダのPID領域には、前記第2の暗号化方式の鍵を格納していることを示すPIDが格納されているダミーパケットを抽出するダミーパケット抽出手段と、抽出された前記ダミーパケットから第2の暗号化方式の鍵を抽出する鍵抽出手段と、復号された前記トランスポートストリームの圧縮を伸長するAVデコーダと、第2の復号手段とを有する第1装置と、
第1の暗号化方式で暗号化されたトランスポートストリームとして放送されてくるデジタル地上波放送を受信する第2のチューナと、受信された前記トランスポートストリームのトランスポートパケットのヘッダ以外の部分を第2の暗号化方式で暗号化する暗号化手段と、前記第2の暗号化方式で暗号化された前記トランスポートストリームに前記ダミーパケットを挿入するダミーパケット挿入手段と、前記ダミーパケット挿入手段でダミーパケットが挿入された前記トランスポートストリームを出力し、前記第1のインターフェースと接続し得る第2のインターフェースとを有する第2装置とを備え、
前記第1のインターフェースは、前記第2のインターフェースから出力された前記トランスポートストリームを入力し、前記第2の復号手段は、その入力されたトランスポートストリームの前記第2の暗号化方式の暗号を復号し、
前記第1の復号手段は、前記第2の復号手段で復号された前記トランスポートストリームの前記第2の暗号化方式の暗号を復号し、前記AVデコーダに出力するデジタル放送受信システムである。
【0244】
また、第の本発明は、第1の暗号化方式で暗号化されたトランスポートストリームとして放送されてくるデジタル衛星放送を受信する第1のチューナと、
受信された前記トランスポートストリームの前記第1の暗号化方式の暗号を復号する第1の復号手段と、
復号された前記トランスポートストリームを外部に伝送または受信する第1のインターフェースと、
前記第1のインターフェースに入力された前記トランスポートストリームから前記ダミーパケットを抽出するダミーパケット抽出手段と、抽出された前記ダミーパケットから第2の暗号化方式の鍵を抽出する鍵抽出手段と、
復号された前記トランスポートストリームの圧縮を伸長するAVデコーダと、
第2の復号手段とを備え、
第1の暗号化方式で暗号化されたトランスポートストリームとして放送されてくるデジタル地上波放送を受信する第2のチューナと、受信された前記トランスポートストリームのトランスポートパケットのヘッダ以外の部分前記第2の暗号化方式で暗号化する暗号化手段と、前記第2の暗号化方式で暗号化された前記トランスポートストリームのペイロードの領域に前記第2の暗号化方式の鍵を含み、ヘッダのPID領域には、前記第2の暗号化方式の鍵を格納していることを示すPIDが格納されているダミーパケットを挿入して出力し、前記第1のインターフェースと接続し得る第2のインターフェースとを有する第2装置の前記第2のインターフェースから出力された前記トランスポートストリームを、前記第1のインターフェースは、入力し、
前記第2の復号手段は、抽出された前記第2の暗号化方式の鍵を用いて、その入力されたトランスポートストリームの前記第2の暗号化方式の暗号を復号し、
前記第1の復号手段は、前記第2の復号手段で復号された前記トランスポートストリームの前記第2の暗号化方式の暗号を復号し、前記AVデコーダに出力する第1装置である。
【0249】
また、第の本発明は、前記ダミーパケットとしてNULLパケットが用いられることを特徴とするの本発明の第1装置である。
【0251】
また、第の本発明は、前記暗号化手段は、前記第2の暗号化方式の鍵を所定の間隔で切り換え、
前記ダミーパケット挿入手段は、切り換えられた前記第2の暗号化方式の鍵を含むダミーパケットを前記第2の暗号化方式で暗号化された前記トランスポートストリームに挿入する第2または第3の本発明の第1装置である。
【0256】
また、第の本発明は、第1の暗号化方式で暗号化されたトランスポートストリームとして放送されてくるデジタル地上波放送を受信する第2のチューナと、
受信された前記トランスポートストリームのトランスポートパケットのヘッダ以外の部分を第2の暗号化方式で暗号化する暗号化手段と、
前記第2の暗号化方式で暗号化された前記トランスポートストリームに、前記第2の暗号化方式の鍵をペイロードの領域に含み、ヘッダのPID領域には、前記第2の暗号化方式の鍵を格納していることを示すPIDが格納されているダミーパケットを挿入するダミーパケット挿入手段と、
前記ダミーパケット挿入手段ダミーパケットが挿入された前記トランスポートストリームを出力する第2のインターフェースとを備え、
第1の暗号化方式で暗号化されたトランスポートストリームとして放送されてくるデジタル衛星放送を受信する第1のチューナと、受信された前記トランスポートストリームの前記第1の暗号化方式の暗号を復号する第1の復号手段と、復号された前記トランスポートストリームを外部に伝送または受信する第1のインターフェースと、前記第1のインターフェースに入力された前記トランスポートストリームから前記ダミーパケットを抽出するダミーパケット抽出手段と、抽出された前記ダミーパケットから前記第2の暗号化方式の鍵を抽出する鍵抽出手段と、復号された前記トランスポートストリームの圧縮を伸長するAVデコーダと、第2の復号手段とを有する第1装置の前記第1のインターフェースは、前記第2のインターフェースから出力された前記トランスポートストリームを入力し、
前記第2の復号手段は、抽出された前記第2の暗号化方式の鍵を用いて、その入力されたトランスポートストリームの前記第2の暗号化方式の暗号を復号し、
前記第1の復号手段は、前記第2の復号手段で復号された前記トランスポートストリームの前記第2の暗号化方式の暗号を復号し、前記AVデコーダに出力し、
前記第2のインターフェースは、前記第1のインターフェースと接続し得る第2装置である。
【0261】
また、第の本発明は、前記ダミーパケットとしてNULLパケットが用いられることを特徴とするの本発明の第2装置である。
【0263】
また、第の本発明は、前記暗号化手段は、前記第2の暗号化方式の鍵を所定の間隔で切り換え、
前記ダミーパケット挿入手段は、切り換えられた前記第2の暗号化方式の鍵を含むダミーパケットを前記第2の暗号化方式で暗号化された前記トランスポートストリームに挿入する第5または第6の本発明の第2装置である。
【0268】
また、第の本発明は、第1の暗号化方式で暗号化されたトランスポートストリームとして放送されてくるデジタル衛星放送を受信する第1のチューナステップと、
受信された前記トランスポートストリームの前記第1の暗号化方式の暗号を復号する第1の復号ステップと、
復号された前記トランスポートストリームを外部に伝送または受信する第1のインターフェースステップと、
前記第1のインターフェースステップで入力された前記トランスポートストリームから前記ダミーパケットを抽出するダミーパケット抽出ステップと、
抽出された前記ダミーパケットから第2の暗号化方式の鍵を抽出する鍵抽出ステップと、
復号された前記トランスポートストリームの圧縮を伸長するAVデコーダステップと、
第2の復号ステップとを備え、
第1の暗号化方式で暗号化されたトランスポートストリームとして放送されてくるデジタル地上波放送を受信する第2のチューナと、受信された前記トランスポートストリームのトランスポートパケットのヘッダ以外の部分前記第2の暗号化方式で暗号化する暗号化手段と、前記第2の暗号化方式で暗号化された前記トランスポートストリームのペイロードの領域に前記第2の暗号化方式の鍵を含み、ヘッダのPID領域には、前記第2の暗号化方式の鍵を格納していることを示すPIDが格納されているダミーパケットを挿入して出力し、前記第1のインターフェースと接続し得る第2のインターフェースとを有する第2装置の前記第2のインターフェースから出力された前記トランスポートストリームを、前記第1のインターフェースステップは、入力し、
前記第2の復号ステップは、その入力されたトランスポートストリームの前記第2の暗号化方式の暗号を復号し、
前記第1の復号ステップは、前記第2の復号ステップで復号された前記トランスポートストリームの前記第2の暗号化方式の暗号を復号し、前記AVデコーダに出力する受信方法である。
【0270】
また、第の本発明は、第1の暗号化方式で暗号化されたトランスポートストリームとして放送されてくるデジタル地上波放送を受信する第2のチューナステップと、
受信された前記トランスポートストリームのトランスポートパケットのヘッダ以外の部分を第2の暗号化方式で暗号化する暗号化ステップと、
前記第2の暗号化方式で暗号化された前記トランスポートストリームに、前記第2の暗号化方式の鍵をペイロードの領域に含み、ヘッダのPID領域には、前記第2の暗号化方式の鍵を格納していることを示すPIDが格納されているダミーパケットを挿入するダミーパケット挿入ステップと、
前記ダミーパケット挿入ステップでダミーパケットが挿入された前記トランスポートストリームを出力する第2のインターフェースステップとを備え、
第1の暗号化方式で暗号化されたトランスポートストリームとして放送されてくるデジタル衛星放送を受信する第1のチューナと、受信された前記トランスポートストリームの前記第1の暗号化方式の暗号を復号する第1の復号手段と、復号された前記トランスポートストリームを外部に伝送または受信する第1のインターフェースと、前記第1のインターフェースに入力された前記トランスポートストリームから前記ダミーパケットを抽出するダミーパケット抽出手段と、抽出された前記ダミーパケットから前記第2の暗号化方式の鍵を抽出する鍵抽出手段と、復号された前記トランスポートストリームの圧縮を伸長するAVデコーダと、第2の復号手段とを有する第1装置の前記第1のインターフェースは、前記第2のインターフェースステップから出力された前記トランスポートストリームを入力し、
前記第2の復号手段は、抽出された前記第2の暗号化方式の鍵を用いて、その入力されたトランスポートストリームの前記第2の暗号化方式の暗号を復号し、
前記第1の復号手段は、前記第2の復号手段で復号された前記トランスポートストリームの前記第2の暗号化方式の暗号を復号し、前記AVデコーダに出力し、
前記第2のインターフェースステップは、前記第1のインターフェースと接続し得る受信方法である。
【0277】
【発明の効果】
以上説明したところから明らかなように、本発明は、デジタルインターフェースを有し、デジタル衛星放送が受信可能な場合に、テレビの内部のハードウェア構成を変更することなく、デジタル地上波放送を受信可能にすることが出来るデジタル放送受信システム、第1装置、第2装置、受信方法、媒体、及びプログラムを提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるデジタル放送受信システムの概略構成を示す図
【図2】本発明の第1の実施の形態におけるデジタル放送受信システムの地上波デジタルアダプタとトランスポートデコーダの詳細な構成を示す図
【図3】(a)本発明の第1の実施の形態におけるダミーパケット挿入手段でダミーパケットが挿入された後のMPEGトランスポートストリームを示す図
(b)本発明の第1の実施の形態におけるダミーパケットの構成を示す図
【図4】(a)本発明の第1の実施の形態におけるダミーパケットの詳細な構成を示す図
(b)本発明の第1の実施の形態における映像や音声やEPGなどを保持する通常パケットの詳細な構成を示す図
【図5】本発明の第1の実施の形態におけるダミーパケット挿入手段でダミーパケットが挿入された後のMPEGトランスポートストリームの変形例を示す図
【図6】本発明の第2の実施の形態におけるデジタル放送受信システムの構成を示す図
【図7】本発明の第2の実施の形態におけるダミーパケット挿入手段で挿入されたダミーパケットの構成を示す図
【図8】本発明の第3の実施の形態におけるデジタル放送受信システムの構成を示す図
【図9】従来のデジタル放送受信システムの構成を示す図
【符号の説明】
1 TV
2 アンテナ
3 チューナ
4 トランスポートデコーダ
5 第2の復号手段
6 第1の復号手段
7 AVデコーダ
8 ディスプレイ
9 IEEE1394I/F
10 フラッシュロム
11 CPU
12 コネクタ
16 ケーブル
17 コネクタ
18 アンテナ
19 チューナ
20 暗号化手段
21 IEEE1394I/F
22 ダミーパケット抽出手段
23 鍵抽出手段
24 コンテンツ鍵
25 コンテンツ鍵
26 ダミーパケット挿入手段

Claims (9)

  1. 第1の暗号化方式で暗号化されたトランスポートストリームとして放送されてくるデジタル衛星放送を受信する第1のチューナと、受信された前記トランスポートストリームの前記第1の暗号化方式の暗号を復号する第1の復号手段と、復号された前記トランスポートストリームを外部に伝送または受信する第1のインターフェースと、前記第1のインターフェースに入力された前記トランスポートストリームから、第2の暗号化方式の鍵をペイロードの領域に含み、ヘッダのPID領域には、前記第2の暗号化方式の鍵を格納していることを示すPIDが格納されているダミーパケットを抽出するダミーパケット抽出手段と、抽出された前記ダミーパケットから第2の暗号化方式の鍵を抽出する鍵抽出手段と、復号された前記トランスポートストリームの圧縮を伸長するAVデコーダと、第2の復号手段とを有する第1装置と、
    第1の暗号化方式で暗号化されたトランスポートストリームとして放送されてくるデジタル地上波放送を受信する第2のチューナと、受信された前記トランスポートストリームのトランスポートパケットのヘッダ以外の部分を第2の暗号化方式で暗号化する暗号化手段と、前記第2の暗号化方式で暗号化された前記トランスポートストリームに前記ダミーパケットを挿入するダミーパケット挿入手段と、
    前記ダミーパケット挿入手段でダミーパケットが挿入された前記トランスポートストリームを出力し、前記第1のインターフェースと接続し得る第2のインターフェースとを有する第2装置とを備え、
    前記第1のインターフェースは、前記第2のインターフェースから出力された前記トランスポートストリームを入力し、
    前記第2の復号手段は、その入力されたトランスポートストリームの前記第2の暗号化方式の暗号を復号し、
    前記第1の復号手段は、前記第2の復号手段で復号された前記トランスポートストリームの前記第の暗号化方式の暗号を復号し、前記AVデコーダに出力するデジタル放送受信システム。
  2. 第1の暗号化方式で暗号化されたトランスポートストリームとして放送されてくるデジタル衛星放送を受信する第1のチューナと、
    受信された前記トランスポートストリームの前記第1の暗号化方式の暗号を復号する第1の復号手段と、
    復号された前記トランスポートストリームを外部に伝送または受信する第1のインターフェースと、
    前記第1のインターフェースに入力された前記トランスポートストリームからダミーパケットを抽出するダミーパケット抽出手段と、
    抽出された前記ダミーパケットから第2の暗号化方式の鍵を抽出する鍵抽出手段と、
    復号された前記トランスポートストリームの圧縮を伸長するAVデコーダと、
    第2の復号手段とを備え、
    第1の暗号化方式で暗号化されたトランスポートストリームとして放送されてくるデジタル地上波放送を受信する第2のチューナと、受信された前記トランスポートストリームのトランスポートパケットのヘッダ以外の部分を前記第2の暗号化方式で暗号化する暗号化手段と、前記第2の暗号化方式で暗号化された前記トランスポートストリームのペイロードの領域に前記第2の暗号化方式の鍵を含み、ヘッダのPID領域には、前記第2の暗号化方式の鍵を格納していることを示すPIDが格納されているダミーパケットを挿入して出力し、前記第1のインターフェースと接続し得る第2のインターフェースとを有する第2装置の前記第2のインターフェースから出力された前記トランスポートストリームを、前記第1のインターフェースは、入力し、
    前記第2の復号手段は、抽出された前記第2の暗号化方式の鍵を用いて、その入力されたトランスポートストリームの前記第2の暗号化方式の暗号を復号し、
    前記第1の復号手段は、前記第2の復号手段で復号された前記トランスポートストリームの前記第の暗号化方式の暗号を復号し、前記AVデコーダに出力する第1装置。
  3. 前記ダミーパケットとしてNULLパケットが用いられることを特徴とする請求項2記載の第1装置。
  4. 前記暗号化手段は、前記第2の暗号化方式の鍵を所定の間隔で切り換え、
    前記ダミーパケット挿入手段は、切り換えられた前記第2の暗号化方式の鍵を含むダミーパケットを前記第2の暗号化方式で暗号化された前記トランスポートストリームに挿入する請求項2または3記載の第1装置。
  5. 第1の暗号化方式で暗号化された第1のトランスポートストリームとして放送されてくるデジタル衛星放送を受信する第1のチューナと、後述する第1の復号手段において復号された前記第1のトランスポートストリームを外部に伝送し、または後述する第2のインターフェースから出力された第2のトランスポートストリームを入力する第1のインターフェースと、前記第1のインターフェースに入力された前記第2のトランスポートストリームからダミーパケットを抽出するダミーパケット抽出手段と、前記ダミーパケット抽出手段において抽出された前記ダミーパケットから第2の暗号化方式の鍵を抽出する鍵抽出手段と、前記鍵抽出手段において抽出された前記第2の暗号化方式の鍵を用いて、前記第2のトランスポートストリームの前記第2の暗号化方式の暗号を復号する第2の復号手段と、前記第1のチューナにおいて受信された前記第1のトランスポートストリームの前記第1の暗号化方式の暗号を復号し前記第2の復号手段で復号された前記第2のトランスポートストリームの前記第1の暗号化方式の暗号を復号し、後述するAVデコーダに出力する第1の復号手段と、復号された前記第1のトランスポートストリームまたは第2のトランスポートストリームの圧縮を伸長するAVデコーダと、を有する第1装置の前記第1のインターフェースと接続し後述するダミーパケット挿入手段においてダミーパケットが挿入された前記第2のトランスポートストリームを出力する第2のインターフェースと、
    第1の暗号化方式で暗号化された前記第2のトランスポートストリームとして放送されてくるデジタル地上波放送を受信する第2のチューナと、
    前記第2のチューナにおいて受信された前記第2のトランスポートストリームのトランスポートパケットのヘッダ以外の部分を第2の暗号化方式で暗号化する暗号化手段と、
    前記暗号化手段において前記第2の暗号化方式で暗号化された前記第2のトランスポートストリームに、前記第2の暗号化方式の鍵をペイロードの領域に含み、ヘッダのPID領域には、前記第2の暗号化方式の鍵を格納していることを示すPIDが格納されているダミーパケットを挿入するダミーパケット挿入手段と、
    を有する第2装置。
  6. 前記ダミーパケットとしてNULLパケットが用いられることを特徴とする請求項5記載の第2装置。
  7. 前記暗号化手段は、前記第2の暗号化方式の鍵を所定の間隔で切り換え、
    前記ダミーパケット挿入手段は、切り換えられた前記第2の暗号化手段の鍵を含むダミーパケットを前記第2の暗号化方式で暗号化された前記第2のトランスポートストリームに挿入する請求項5または6記載の第2装置。
  8. 第1の暗号化方式で暗号化されたトランスポートストリームとして放送されてくるデジタル衛星放送を受信する第1のチューナステップと、
    受信された前記トランスポートストリームの前記第1の暗号化方式の暗号を復号する第1の復号ステップと、
    復号された前記トランスポートストリームを外部に伝送または受信する第1のインターフェースステップと、
    前記第1のインターフェースステップで入力された前記トランスポートストリームから前記ダミーパケットを抽出するダミーパケット抽出ステップと、
    抽出された前記ダミーパケットから第2の暗号化方式の鍵を抽出する鍵抽出ステップと、
    復号された前記トランスポートストリームの圧縮を伸長するAVデコーダステップと、第2の復号ステップとを備え、
    第1の暗号化方式で暗号化されたトランスポートストリームとして放送されてくるデジタル地上波放送を受信する第2のチューナと、受信された前記トランスポートストリームのトランスポートパケットのヘッダ以外の部分を前記第2の暗号化方式で暗号化する暗号化手段と、前記第2の暗号化方式で暗号化された前記トランスポートストリームのペイロードの領域に前記第2の暗号化方式の鍵を含み、ヘッダのPID領域には、前記第2の暗号化方式の鍵を格納していることを示すPIDが格納されているダミーパケットを挿入して出力し、前記第1のインターフェースと接続し得る第2のインターフェースとを有する第2装置の前記第2のインターフェースから出力された前記トランスポートストリームを、前記第1のインターフェースステップは、入力し、
    前記第2の復号ステップは、抽出された前記第2の暗号化方式の鍵を用いて、その入力されたトランスポートストリームの前記第2の暗号化方式の暗号を復号し、
    前記第1の復号ステップは、前記第2の復号ステップで復号された前記トランスポートストリームの前記第の暗号化方式の暗号を復号し、前記AVデコーダステップに出力する受信方法。
  9. 第1の暗号化方式で暗号化されたトランスポートストリームとして放送されてくるデジタル地上波放送を受信する第2のチューナステップと、
    受信された前記トランスポートストリームのトランスポートパケットのヘッダ以外の部分を第2の暗号化方式で暗号化する暗号化ステップと、
    前記第2の暗号化方式で暗号化された前記トランスポートストリームに、前記第2の暗号化方式の鍵をペイロードの領域に含み、ヘッダのPID領域には、前記第2の暗号化方式の鍵を格納していることを示すPIDが格納されているダミーパケットを挿入するダミーパケット挿入ステップと、
    前記ダミーパケット挿入ステップでダミーパケットが挿入された前記トランスポートストリームを出力する第2のインターフェースステップとを備え、
    第1の暗号化方式で暗号化されたトランスポートストリームとして放送されてくるデジタル衛星放送を受信する第1のチューナと、受信された前記トランスポートストリームの前記第1の暗号化方式の暗号を復号する第1の復号手段と、復号された前記トランスポートストリームを外部に伝送または受信する第1のインターフェースと、前記第1のインターフェースに入力された前記トランスポートストリームから前記ダミーパケットを抽出するダミーパケット抽出手段と、抽出された前記ダミーパケットから前記第2の暗号化方式の鍵を抽出する鍵抽出手段と、復号された前記トランスポートストリームの圧縮を伸長するAVデコーダと、第2の復号手段とを有する第1装置の前記第1のインターフェースは、前記第2のインターフェースステップから出力された前記トランスポートストリームを入力し、
    前記第2の復号手段は、抽出された前記第2の暗号化方式の鍵を用いて、その入力されたトランスポートストリームの前記第2の暗号化方式の暗号を復号し、
    前記第1の復号手段は、前記第2の復号手段で復号された前記トランスポートストリームの前記第の暗号化方式の暗号を復号し、前記AVデコーダに出力し、
    前記第2のインターフェースステップは、前記第1のインターフェースと接続し得る受信方法。
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