JP2003087736A - 記録媒体、再生装置、および記録再生装置 - Google Patents

記録媒体、再生装置、および記録再生装置

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JP2003087736A
JP2003087736A JP2001279574A JP2001279574A JP2003087736A JP 2003087736 A JP2003087736 A JP 2003087736A JP 2001279574 A JP2001279574 A JP 2001279574A JP 2001279574 A JP2001279574 A JP 2001279574A JP 2003087736 A JP2003087736 A JP 2003087736A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 映像音声データが暗号化された場合にも、ユ
ーザに指示された位置から映像音声データを再生できる
ように映像音声データを記録する記録媒体を提供する。 【解決手段】 ハードディスクから成る蓄積装置は、タ
イムサーチテーブル50を格納する。タイムサーチテー
ブル50は、タイムスタンプ51と、タイムスタンプ5
1に対応付けられた復号開始ポイント52と、タイムス
タンプ51に対応付けられたGOP位置オフセット53
とから成る。復号開始ポイント52は、映像音声データ
を複数のブロックに分けて暗号化した暗号化データ40
のブロックBLKm,BLKm+2,BLKm+4の復
号開始位置を示し、GOP位置オフセット53は、復号
開始ポイントm,m+2,m+4と、ストリーム30を
構成するGOPのランダムアクセスポイントn,n+
1,n+2とのずれ量を示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、デジタル放送さ
れる映像音声データを暗号化して記録する記録媒体、そ
の記録媒体から映像音声データを再生する再生装置、お
よび映像音声データまたは暗号化された映像音声データ
を受信して記録媒体に記録および再生する記録再生装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】映像音声データは、MPEG(Movi
ng Picture ExpertGroup)2の
規格に従って所定の符号化単位に符号化されてデジタル
放送される。そして、受信機は、符号化された映像音声
データを受信し、映像音声データを蓄積装置に蓄積する
とともに、蓄積装置から映像音声データを読出して再生
する。
【0003】図14は、MPEG2によって符号化され
た映像音声データの表示時間軸上のストリームと、映像
音声データのファイル空間上のストリームと、タイムサ
ーチテーブルとを示す。MPEG2によって符号化され
た映像音声データは、GOP(Group Of Pi
ctures)という単位でグループ化された構造を有
する。複数のGOPの各々は、Bピクチャ、Iピクチ
ャ、およびPピクチャから成る。表示時間軸上のストリ
ーム300においては、各GOPは、Bピクチャから開
始されるが、ファイル空間上のストリーム400におい
ては、各GOPは、Iピクチャから開始される。これ
は、MPEG2によって符号化された映像データでは、
画像内圧縮のみを用いているIピクチャからしかデコー
ドを開始することができないからである。そして、各G
OPの先頭にシーケンスヘッダが存在し、そのシーケン
スヘッダの先頭がランダムアクセスのポイントになる。
【0004】映像音声データを蓄積装置に蓄積する際に
は、ユーザからの指定によって映像音声データをランダ
ムに再生可能にするため、映像音声データを外部出力装
置へ表示する表示時間軸上のタイミングを示すタイムス
タンプと、各タイムスタンプに対応するファイル空間上
のランダムアクセスポイントとから成るタイムサーチテ
ーブル500が作成されて映像音声データとともに蓄積
装置に蓄積される。したがって、タイムサーチテーブル
500は、タイムスタンプと、GOPの先頭のファイル
位置とから構成される。
【0005】各GOPは、15フレームで0.5秒の映
像音声データから成ると仮定すると、表示時間軸上のラ
ンダムアクセスポイントT秒は、ファイル空間上では、
ランダムアクセスポイントnになり、表示時間軸上のラ
ンダムアクセスポイントT+0.5秒は、ファイル空間
上では、ランダムアクセスポイントn+1になり、表示
時間軸上のランダムアクセスポイントT+1.0秒は、
ファイル空間上では、ランダムアクセスポイントn+2
になる。したがって、タイムスタンプT秒、T+0.5
秒、およびT+1.0秒と、GOPの先頭のファイル位
置n,n+1,n+2とがそれぞれ対応したタイムサー
チテーブル500が作成されてファイル空間上のストリ
ーム400とともに蓄積装置に蓄積される。
【0006】そして、映像音声データをランダムに再生
するとき、ユーザからT秒のときの映像音声データから
の再生が指示されると、表示時間軸上のランダムアクセ
スポイントT秒に相当するファイル空間上のランダムア
クセスポイントnがタイムサーチテーブル500に従っ
て検出され、その検出されたランダムアクセスポイント
nを先頭に有するGOPが最初に蓄積装置から読出さ
れ、映像音声データが順次再生される。同様に、ユーザ
からT+0.5秒のときの映像音声データからの再生が
指示されると、ランダムアクセスポイントn+1を先頭
に有するGOPから再生が開始され、ユーザからT+
1.0秒のときの映像音声データからの再生が指示され
ると、ランダムアクセスポイントn+2を先頭に有する
GOPから再生が開始される。
【0007】図15を参照して、蓄積装置に蓄積された
映像音声データをランダムに再生するときの動作につい
て説明する。ランダムアクセスが開始されると、ユーザ
がT秒のときの映像音声データからの再生を指示する
(ステップS101)。そして、指示されたタイムスタ
ンプT秒がタイムサーチテーブルから検索され(ステッ
プS102)、タイムスタンプT秒がタイムサーチテー
ブルから検出されると、タイムスタンプT秒に相当する
ファイル空間上のランダムアクセスポイントnがタイム
サーチテーブルから検出される(ステップS103)。
【0008】その後、検出したランダムアクセスポイン
トnを先頭に有するGOPの先頭のファイル位置が、蓄
積装置に蓄積されたファイル空間上のストリーム(図1
4参照)から検出され(ステップS104)、その検出
されたGOP先頭のファイル位置から映像音声データの
デコーダへの転送が開始される(ステップS105)。
そして、以後、連続して映像音声データをデコーダへ転
送することによってユーザに指示されたポイントから映
像音声データの再生が行なわれる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、最近、デジタ
ルコンテンツに対する著作権の保護に関する問題がクロ
ーズアップされており、デジタルデータとして放送され
た映像音声データをそのまま蓄積装置に蓄積するより
も、所定の方式に暗号化して蓄積装置に蓄積することが
行なわれようとしている。映像音声データを暗号化する
場合、映像音声データは、所定のビット数ごとに分割さ
れて暗号化される。
【0010】そうすると、映像音声データの所定のビッ
ト数ごとへの分割は、GOP単位とは無関係に行なわれ
るため、GOPの先頭位置と、暗号化された映像音声デ
ータの先頭位置とは必ずしも一致しない。一方、映像音
声データをランダムに再生するとき、符号化単位(GO
P単位)で映像音声データを再生するため、ユーザから
はGOPの先頭位置が指示される。その結果、ユーザに
指示された再生位置から、暗号化された映像音声データ
を再生できないという問題が生じる。
【0011】そこで、この発明は、かかる問題を解決す
るためになされたものであり、その目的は、映像音声デ
ータが暗号化された場合にも、ユーザに指示された位置
から映像音声データを再生できるように映像音声データ
を記録する記録媒体を提供することである。
【0012】また、この発明の別の目的は、映像音声デ
ータが暗号化された場合にも、ユーザに指示された位置
から映像音声データを再生できる再生装置を提供するこ
とである。
【0013】さらに、この発明の別の目的は、映像音声
データを暗号化した暗号化データを記録媒体に記録する
とともに、ユーザに指示された位置から暗号化された映
像音声データを再生できる記録再生装置を提供すること
である。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、記録
媒体は、所定の符号化単位に符号化された映像音声デー
タを記録するランダムアクセス可能な記録媒体であっ
て、符号化された映像音声データを暗号化した複数のブ
ロックから成る暗号化データと、複数のブロックに対応
して設けられ、各ブロックに含まれる暗号化データの復
号を開始する復号開始位置を示す複数の復号開始位置情
報と、複数の復号開始位置情報に対応して設けられ、1
つのブロックに含まれる暗号化データの復号開始位置
と、1つのブロックに含まれる暗号化データを復号して
得られた映像音声データの一部と同じ映像音声データが
含まれる符号化単位のランダムアクセス位置とのずれ量
を示す複数のオフセット情報とを含み、ランダムアクセ
ス位置は、1つのブロックの復号開始位置と暗号化デー
タの復号を終了する復号終了位置との間に存在する。
【0015】好ましくは、記録媒体は、暗号化データを
復号するための復号鍵をさらに含む。
【0016】好ましくは、複数の復号開始位置情報およ
び複数のオフセット情報は、映像音声データを外部出力
装置へ出力するタイミングを示すタイムスタンプに対応
して記録される。
【0017】また、この発明によれば、記録再生装置
は、所定の符号化単位に符号化された映像音声データを
受信して記録媒体に記録および再生する記録再生装置で
あって、映像音声データを受信する手段と、受信された
映像音声データを所定の方式に暗号化して複数のブロッ
クから成る暗号化データを生成する暗号化手段と、暗号
化データと、暗号化データを復号して符号化単位ごとに
映像音声データを再生するためのタイムサーチテーブル
と、暗号化データを復号するための復号鍵とを記録媒体
に記録する手段と、映像音声データの再生指示を受ける
と、タイムサーチテーブルに従って、暗号化データを復
号鍵によって復号し、その復号した映像音声データを符
号化単位ごとに映像データと音声データとに分離して再
生する手段とを備え、タイムサーチテーブルは、映像音
声データを外部出力装置へ出力するタイミングを示す複
数のタイムスタンプと、複数のタイムスタンプに対応し
て設けられた複数の復号開始位置情報と、複数のタイム
スタンプに対応して設けられた複数のオフセット情報と
から成り、復号開始位置情報は、1つのブロックに含ま
れる暗号化データの復号を開始する復号開始位置を示
し、オフセット情報は、1つのブロックに含まれる暗号
化データの復号開始位置と、1つのブロックに含まれる
暗号化データを復号した映像音声データの一部と同じ映
像音声データが含まれる符号化単位のランダムアクセス
位置とのずれ量を示し、ランダムアクセス位置は、1つ
のブロックの復号開始位置と暗号化データの復号を終了
する復号終了位置との間に存在し、再生手段は、オフセ
ット情報によって指定されたずれ量に相当する映像音声
データを復号した映像音声データから削除することによ
り符号化単位ごとに再生する。
【0018】好ましくは、記録再生装置は、映像音声デ
ータを暗号化するための暗号鍵と、暗号鍵によって暗号
化された暗号化データを復号するための復号鍵とを生成
する鍵生成手段をさらに備える。
【0019】好ましくは、記録再生装置は、受信した映
像音声データと暗号化データのブロックサイズとに基づ
いて、タイムサーチテーブルを作成する手段をさらに備
える。
【0020】また、この発明によれば、記録再生装置
は、所定の符号化単位に符号化された映像音声データを
所定の方式に暗号化した複数のブロックから成る暗号化
データを受信して記録媒体に記録および再生する記録再
生装置であって、暗号化データと、暗号化データを復号
するための復号鍵とを受信する手段と、暗号化データ
と、暗号化データを復号して符号化単位ごとに映像音声
データを再生するためのタイムサーチテーブルと、復号
鍵とを記録媒体に記録する手段と、映像音声データの再
生指示を受けると、タイムサーチテーブルに従って、暗
号化データを復号鍵によって復号し、その復号した映像
音声データを符号化単位ごとに映像データと音声データ
とに分離して再生する手段とを備え、タイムサーチテー
ブルは、映像音声データを外部出力装置へ出力するタイ
ミングを示す複数のタイムスタンプと、複数のタイムス
タンプに対応して設けられた複数の復号開始位置情報
と、複数のタイムスタンプに対応して設けられた複数の
オフセット情報とから成り、復号開始位置情報は、1つ
のブロックに含まれる暗号化データの復号を開始する復
号開始位置を示し、オフセット情報は、1つのブロック
に含まれる暗号化データの復号開始位置と、1つのブロ
ックに含まれる暗号化データを復号した映像音声データ
の一部と同じ映像音声データが含まれる符号化単位のラ
ンダムアクセス位置とのずれ量を示し、ランダムアクセ
ス位置は、1つのブロックの復号開始位置と暗号化デー
タの復号を終了する復号終了位置との間に存在し、再生
手段は、オフセット情報によって指定されたずれ量に相
当する映像音声データを復号した映像音声データから削
除することにより符号化単位ごとに再生する。
【0021】好ましくは、記録再生装置は、暗号化デー
タを復号鍵によって復号し、その復号した映像音声デー
タと暗号化データのブロックサイズとに基づいてタイム
サーチテーブルを作成する手段をさらに備える。
【0022】また、この発明によれば、記録再生装置
は、所定の符号化単位に符号化された映像音声データを
所定の方式に暗号化した複数のブロックから成る暗号化
データを受信して記録媒体に記録および再生する記録再
生装置であって、暗号化データと、暗号化データを復号
するための復号鍵と、暗号化データを復号して符号化単
位ごとに映像音声データを再生するためのタイムサーチ
テーブルとを受信する手段と、暗号化データと、タイム
サーチテーブルと、復号鍵とを記録媒体に記録する手段
と、映像音声データの再生指示を受けると、タイムサー
チテーブルに従って、暗号化データを復号鍵によって復
号し、その復号した映像音声データを符号化単位ごとに
映像データと音声データとに分離して再生する手段とを
備え、タイムサーチテーブルは、映像音声データを外部
出力装置へ出力するタイミングを示す複数のタイムスタ
ンプと、複数のタイムスタンプに対応して設けられた複
数の復号開始位置情報と、複数のタイムスタンプに対応
して設けられた複数のオフセット情報とから成り、復号
開始位置情報は、1つのブロックに含まれる暗号化デー
タの復号を開始する復号開始位置を示し、オフセット情
報は、1つのブロックに含まれる暗号化データの復号開
始位置と、1つのブロックに含まれる暗号化データを復
号した映像音声データの一部と同じ映像音声データが含
まれる符号化単位のランダムアクセス位置とのずれ量を
示し、ランダムアクセス位置は、1つのブロックの復号
開始位置と暗号化データの復号を終了する復号終了位置
との間に存在し、再生手段は、オフセット情報によって
指定されたずれ量に相当する映像音声データを復号した
映像音声データから削除することにより符号化単位ごと
に再生する。
【0023】好ましくは、再生手段は、暗号化データを
復号鍵によって復号する復号回路と、復号回路によって
復号された映像音声データから、オフセット情報により
指定されたずれ量に相当する映像音声データを削除する
フィルタと、フィルタから出力された映像音声データを
映像データと音声データとに分離するデマルチプレクサ
と、映像データを外部出力用に処理する映像処理回路
と、音声データを外部出力用に処理する音声処理回路と
を含む。
【0024】また、この発明によれば、再生装置は、所
定の符号化単位に符号化された映像音声データを所定の
方式に暗号化した複数のブロックから成る暗号化データ
が記録された記録媒体から暗号化データを復号および再
生する再生装置であって、記録媒体は、暗号化データ
と、暗号化データを復号するための復号鍵と、暗号化デ
ータを復号し、その復号した映像音声データを符号化単
位ごとに再生するためのタイムサーチテーブルとを含
み、タイムサーチテーブルは、映像音声データを外部出
力装置へ出力するタイミングを示す複数のタイムスタン
プと、複数のタイムスタンプに対応して設けられた複数
の復号開始位置情報と、複数のタイムスタンプに対応し
て設けられた複数のオフセット情報とから成り、復号開
始位置情報は、1つのブロックに含まれる暗号化データ
の復号を開始する復号開始位置を示し、オフセット情報
は、1つのブロックに含まれる暗号化データの復号開始
位置と、1つのブロックに含まれる暗号化データを復号
した映像音声データの一部と同じ映像音声データが含ま
れる符号化単位のランダムアクセス位置とのずれ量を示
し、ランダムアクセス位置は、1つのブロックの復号開
始位置と暗号化データの復号を終了する復号終了位置と
の間に存在し、再生装置は、暗号化データを復号鍵によ
って復号する復号回路と、復号回路によって復号された
映像音声データから、オフセット情報により指定された
ずれ量に相当する映像音声データを削除するフィルタ
と、フィルタから出力された映像音声データを映像デー
タと音声データとに分離するデマルチプレクサと、映像
データを外部出力用に処理する映像処理回路と、音声デ
ータを外部出力用に処理する音声処理回路とを備える。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または
相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
【0026】[実施の形態1]図1を参照して、蓄積機
能を有するデジタル衛星放送用の受信機について説明す
る。受信機100は、アンテナ1と、チューナ2と、伝
送路復号回路3と、TS分離/選択回路4と、セレクタ
5と、AVデコーダ6と、映像処理回路7と、ミキサー
8と、映像出力回路9と、CRT10と、音声処理回路
11と、音声出力回路12と、スピーカ13と、リモコ
ン送信器14と、リモコン受信器15と、バッファメモ
リ16と、蓄積装置17と、ブートROM(Read
OnlyMemory)18と、ワークRAM(Ran
dom Access Memory)19と、システ
ムコントローラ20と、プログラムメモリ21と、デー
タ表示回路22と、ICカードコネクタ23とを備え
る。
【0027】アンテナ1は、デジタル変調された信号を
受信する。チューナ2は、ユーザが選択したチャンネル
をシステムコントローラ20の指示に従って選択し、ア
ンテナ1で受信された信号から、選択したチャンネルの
信号を抽出する。伝送路復号回路3は、チューナ2で抽
出された信号をMPEG2によって符号化された映像音
声データと、データ放送とに復号してTS分離/選択回
路4へ出力する。
【0028】TS分離/選択回路4は、映像音声データ
およびデータ放送を蓄積しないとき、映像音声データを
セレクタ5へ出力し、データ放送をシステムコントロー
ラ20へ出力する。また、TS分離/選択回路4は、映
像音声データおよびデータ放送を蓄積するとき、映像音
声データおよびデータ放送をシステムコントローラ20
へ出力する。
【0029】セレクタ5は、TS分離/選択回路4から
入力された映像音声データ、またはバッファメモリ16
からの暗号化された映像音声データをAVデコーダ6へ
出力する。AVデコーダ6は、暗号化されていない映像
音声データがセレクタ5から入力されると、その入力さ
れた映像音声データを符号化単位ごとに映像データと音
声データとに分離し、その分離した映像データを映像処
理回路7へ出力し、音声データを音声処理回路11へ出
力する。また、AVデコーダ6は、暗号化された映像音
声データがセレクタ5から入力されると、暗号化された
映像音声データを復号し、その復号した映像音声データ
を符号化単位ごとに映像データと音声データとに分離し
て映像データを映像処理回路7へ出力し、音声データを
音声処理回路11へ出力する。
【0030】映像処理回路7は、映像データを再生して
ミキサー8へ出力する。ミキサー8は、映像処理回路7
により再生された映像データと、データ表示回路22か
らのデータ放送とを合成して映像出力回路9へ出力す
る。映像出力回路9は、ミキサー8からの映像データと
データ放送とが合成された画面をCRT10に表示す
る。CRT10は、映像出力回路9からの画面をユーザ
に視覚情報として与える。
【0031】音声処理回路11は、AVデコーダ6から
の音声データを再生して音声出力回路12へ出力する。
音声出力回路12は、音声処理回路11により再生され
た音声データをスピーカ13に出力する。スピーカ13
は、音声データを外部へ出力する。
【0032】リモコン送信器14は、ユーザからの指示
を受付け、その受付けた指示をリモコン受信器15へ送
信する。リモコン受信器15は、リモコン送信器14か
らの指示を受信し、その受信した指示をシステムコント
ローラ20へ出力する。バッファメモリ16は、システ
ムコントローラ20からの暗号化データ(暗号化された
映像音声データ)をラッチし、そのラッチした暗号化デ
ータを所定の速度で蓄積装置17に書込む。また、バッ
ファメモリ16は、蓄積装置17から読出された暗号化
データをラッチし、そのラッチした暗号化データを所定
の速度でセレクタ5へ出力する。
【0033】蓄積装置17は、データを高密度に記録
し、ランダムアクセスが可能なハードディスク(HD
D)から成る。そして、蓄積装置17は、映像音声デー
タを暗号化した暗号化データ、暗号化データを復号する
ための復号鍵、および暗号化データを復号して符号化単
位で再生するためのタイムサーチテーブルを蓄積する。
【0034】ブートROM18は、フラッシュメモリか
ら成り、受信機100の各部を初期化するためのデータ
を格納する。なお、図1においては、ブートROM18
は、システムコントローラ20と双方向のやり取りが可
能であるが、これは、受信機100の各部を初期化する
ためのデータは、アンテナ1によって受信され、チュー
ナ2、伝送路復号回路3、およびTS分離/選択回路4
を介してシステムコントローラ20へ入力されたデータ
によって書換可能であるからである。
【0035】ワークRAM19は、システムコントロー
ラ20が受信機100の各部を初期化するときのワーク
メモリである。システムコントローラ20は、映像音声
データを蓄積装置17に蓄積するとき、映像音声データ
を暗号化するための暗号鍵と、映像音声データを暗号鍵
によって暗号化した暗号化データを復号するための復号
鍵とを生成する。そして、システムコントローラ20
は、TS分離/選択回路4から入力された映像音声デー
タを、生成した暗号鍵によって暗号化して暗号化データ
を生成し、その生成した暗号化データをバッファメモリ
16へ出力するとともに、生成した復号鍵を蓄積装置1
7に蓄積する。
【0036】また、システムコントローラ20は、TS
分離/選択回路4からの映像音声データと、映像音声デ
ータを暗号化した暗号化データのブロックサイズとに基
づいて、後述する方法によってタイムサーチテーブルを
プログラムメモリ21上に作成し、その作成したタイム
サーチテーブルを蓄積装置17に蓄積する。
【0037】さらに、システムコントローラ20は、デ
ータ放送を蓄積するとき、TS分離/選択回路4からの
データ放送をプログラムメモリ21に格納する。
【0038】また、さらに、システムコントローラ20
は、蓄積装置17に蓄積された暗号化データを再生する
とき、暗号化データを復号するための復号鍵がAVデコ
ーダ6にセットされているか否かを確認し、復号鍵がA
Vデコーダ6にセットされていなければ復号鍵を蓄積装
置17から読出してAVデコーダ6にセットする。そし
て、システムコントローラ20は、タイムサーチテーブ
ルがプログラムメモリ21に格納されていなければ、蓄
積装置17からタイムサーチテーブルを読出してプログ
ラムメモリ21に格納する。システムコントローラ20
は、タイムサーチテーブルをプログラムメモリ21に格
納すると、タイムサーチテーブルに従ってユーザにより
指定された位置から暗号化データを出力するように蓄積
装置17を制御する。
【0039】また、さらに、システムコントローラ20
は、TS分離/選択回路4からのデータ放送を処理して
データ表示回路22へ出力する。
【0040】また、さらに、システムコントローラ20
は、ICカードコネクタ23から入力された認証番号に
基づいて、受信機100のユーザが正規のユーザか否か
を判定する。
【0041】プログラムメモリ21は、データ放送およ
びタイムサーチテーブルを格納するとともに、システム
コントローラ20がタイムサーチテーブルを作成すると
きのワークメモリとしての機能を果たす。
【0042】データ表示回路22は、システムコントロ
ーラ20から入力されたデータ放送をCRT10に表示
するときの表示位置をミキサー8に指定し、データをミ
キサー8に出力する。
【0043】ICカードコネクタ23は、ICカード2
4に記載されたユーザの認証番号を読出し、その読出し
た認証番号をシステムコントローラ20へ出力する。ま
た、ICカードコネクタ23は、ユーザが受信機100
を使用したときの使用料金をシステムコントローラ20
から受け、その受けた使用料金をICカード24に書込
む。
【0044】ICカード24は、受信機100のユーザ
の認証番号、受信機100を使用するための契約内容、
および受信機100を使用したときの使用料金等を記憶
する。
【0045】上述したように、受信機100は、映像音
声データを蓄積装置17に蓄積するとき、映像音声デー
タを暗号化して蓄積する。そこで、図2および図3を参
照して映像音声データの暗号化の概念について説明す
る。この発明においては、たとえば、映像音声データ
は、DES(Data Encryption Sta
ndard)暗号方式によって暗号化される。
【0046】図2を参照して、映像音声データは、64
ビットごとの平文のブロックに分割され、DES暗号回
路により64ビットの暗号鍵(8ビットはパリティビッ
ト)を用いて暗号化され、64ビットの暗号文が生成さ
れる。
【0047】このDESによる暗号化方式は、秘密鍵方
式であるため、映像音声データを暗号化するための暗号
鍵と、暗号化データを復号するための復号鍵とは同じで
ある。つまり、暗号鍵と復号鍵とを作成者と受信者との
間で共有する方式である。実際には、さらに暗号強度を
増すために、図3に示すように、CBC(Cipher
Block Chaining)と呼ばれる暗号連鎖
モードと組合わせて使用される。すなわち、これから暗
号化される64ビットの映像音声データは、DES暗号
回路によって暗号化された1つ前の64ビットの暗号文
との排他的論理和が演算され、その後、DES暗号回路
により暗号化される。そして、暗号化された64ビット
の暗号文は、次の64ビットの映像音声データとの排他
的論理和を演算するのに用いられる。これを繰返すこと
によって、平文の映像音声データを次々と暗号化する。
なお、DES暗号回路のアルゴリズムは、周知であるの
で、ここでの説明は省略する。
【0048】図4を参照して、映像音声データの暗号
化、およびタイムサーチテーブルの作成に関するシステ
ムコントローラ20の機能ブロックについて説明する。
システムコントローラ20は、鍵生成手段201と、暗
号手段202と、記録手段203と、テーブル作成手段
204とを含む。鍵生成手段201は、暗号/復号鍵を
乱数等を発生して生成し、その生成した暗号鍵を暗号手
段202へ出力し、生成した復号鍵を記録手段203へ
出力する。
【0049】暗号手段202は、鍵生成手段201から
入力された暗号鍵によって、TS分離/選択回路4から
の映像音声データを64ビットづつ暗号化し、その暗号
化した暗号化データを記録手段203へ出力する。ま
た、暗号手段202は、暗号化ブロックのサイズ情報を
テーブル作成手段204へ出力する。
【0050】テーブル作成手段204は、TS分離/選
択回路4から入力された映像音声データと、暗号手段2
02から入力された暗号化ブロックのサイズ情報とに基
づいて、後述する方法によりタイムサーチテーブルを作
成し、その作成したタイムサーチテーブルを記録手段2
03へ出力する。
【0051】記録手段203は、暗号手段202から入
力された暗号化データをバッファメモリ16を介して蓄
積装置17に蓄積し、鍵生成手段201から入力された
鍵(復号鍵)と、テーブル作成手段204から入力され
たタイムサーチテーブルとを蓄積装置17に蓄積した暗
号化データに関連付けて蓄積装置17に蓄積する。
【0052】図5を参照して、暗号手段202は、Ex
−ORゲート2021と、暗号回路2022とを含む。
Ex−ORゲート2021は、64ビットのデータ長か
ら成る平文の映像音声データD(n)と、64ビットの
データ長から成る1つ前の映像音声データD(n−1)
を暗号回路2022によって暗号化した暗号化データD
EC(n−1)との排他的論理和を演算し、その演算結
果を暗号回路2022へ出力する。
【0053】暗号回路2022は、Ex−ORゲート2
021から入力されたデータを、鍵生成手段201から
入力された鍵によって暗号化して暗号化データを記録手
段203およびEx−ORゲート2021へ出力する。
【0054】この場合、ブロックBLKmの先頭の64
ビットの映像音声データに関しては、1つ前に暗号化さ
れた映像音声データとの排他的論理和の演算は行なわれ
ない。
【0055】また、各ブロックBLKm,BLKm+
1,BLKm+2,BLKm+3,BLKm+4,・・
・のサイズは、固定サイズでも可変サイズでもよい。た
だし、各ブロックBLKm,BLKm+1,BLKm+
2,BLKm+3,BLKm+4,・・・のサイズが可
変サイズであるとき、サイズを変化するたびにテーブル
作成手段204に変化したサイズを知らせる必要があ
る。
【0056】図6を参照して、テーブル作成手段204
におけるタイムサーチテーブルの作成方法について説明
する。平文の映像音声データのストリーム30は、GO
Pn,GOPn+1,・・・から成り、映像音声データ
を暗号化した暗号化データ40は、ブロックBLKm,
BLKm+1,BLKm+2,BLKm+3,BLKm
+4,・・・から成る。
【0057】GOPnの先頭位置は、ランダムアクセス
ポイントnであり、タイムスタンプT秒に相当する。ま
た、GOPn+1の先頭位置は、ランダムアクセスポイ
ントn+1であり、タイムスタンプT+0.5秒に相当
する。GOPn+2(図示せず)の先頭位置は、ランダ
ムアクセスポイントn+2であり、タイムスタンプT+
1.0秒に相当する。
【0058】GOPnに含まれる映像音声データを暗号
化した暗号化データは、ブロックBLKm,BLKm+
1,BLKm+2に含まれる。また、GOPn+1に含
まれる映像音声データを暗号化した暗号化データは、ブ
ロックBLKm+2,BLKm+3,BLKm+4に含
まれる。
【0059】そして、ブロックBLKmの復号開始ポイ
ントmは、ランダムアクセスポイントnとずれており、
ブロックBLKm+2の復号開始ポイントm+2は、ラ
ンダムアクセスポイントn+1とずれており、ブロック
BLKm+4の復号開始ポイントm+4は、ランダムア
クセスポイントn+2とずれているため、タイムスタン
プT秒,T+0.5秒,T+1.0秒のいずれかからの
再生がユーザにより指示されても、その指示されたタイ
ミングに相当するファイル位置から映像音声データの再
生を行なうことができない。
【0060】そこで、この発明においては、タイムスタ
ンプT秒からの再生がユーザにより指示されたとき、ブ
ロックBLKmに含まれる暗号化データから再生を開始
し、復号開始ポイントmとランダムアクセスポイントn
とのずれ量に相当するaビットのデータ、すなわち、ブ
ロックBLKmに含まれる暗号化データを復号した映像
音声データのうちGOPnに含まれない映像音声データ
を削除して映像音声データを再生する。また、タイムス
タンプT+0.5秒からの再生がユーザにより指示され
たとき、ブロックBLKm+2に含まれる暗号化データ
から再生を開始し、復号開始ポイントm+2とランダム
アクセスポイントn+1とのずれ量に相当するbビット
のデータを削除して映像音声データを再生する。
【0061】すなわち、ブロックBLKmの先頭位置を
示す復号開始ポイントmと、復号開始ポイントmからラ
ンダアクセスポイントnまでのずれ量aビットとをタイ
ムスタンプT秒と対応付け、ブロックBLKm+2の先
頭位置を示す復号開始ポイントm+2と、復号開始ポイ
ントm+2からランダアクセスポイントn+1までのず
れ量bビットとをタイムスタンプT+0.5秒と対応付
け、ブロックBLKm+4の先頭位置を示す復号開始ポ
イントm+4と、復号開始ポイントm+4からランダア
クセスポイントn+2までのずれ量cビットとをタイム
スタンプT+1.0秒と対応付ける。
【0062】したがって、タイムサーチテーブル50
は、タイムスタンプ51と、復号開始ポイント52と、
GOP位置オフセット53とから成る。なお、GOP位
置オフセット53は、暗号化データのブロックに含まれ
る復号開始ポイントm,m+2,m+4と、ランダムア
クセスポイントn,n+1,n+2とのずれ量を示す。
そうすると、復号開始ポイントm、およびGOP位置オ
フセットaバイトは、タイプスタンプT秒に対応付けら
れ、復号開始ポイントm+2、およびGOP位置オフセ
ットbバイトは、タイプスタンプT+0.5秒に対応付
けられ、復号開始ポイントm+4、およびGOP位置オ
フセットcバイトは、タイプスタンプT+1.0秒に対
応付けられる。
【0063】このように、テーブル作成手段204は、
平文の映像音声データを構成する各GOPの先頭位置
と、暗号化データの各ブロックに含まれる暗号化データ
の復号を開始する復号開始位置とを検出し、各GOPの
先頭位置よりも前に存在する復号開始位置とGOPの先
頭位置とのずれ量とを演算してGOP位置オフセットを
検出する。そして、テーブル作成手段204は、タイム
スタンプ51に、検出した復号開始ポイント52と、演
算したGOP位置オフセット53とを対応付けてタイム
サーチテーブル50を作成する。なお、ランダムアクセ
スポイントn,n+1,n+2は、それぞれ、ブロック
BLKm,BLKm+2,BLKm+4の復号開始位ポ
イントと復号終了ポイントとの間に存在する。
【0064】蓄積装置17は、映像音声データを暗号化
した暗号化データ、タイムサーチテーブル、および暗号
化データを復号する復号鍵をファイル形式で蓄積するの
で、図7に示すように、蓄積装置17には、暗号化デー
タファイル60、タイムサーチテーブルファイル61、
および復号鍵ファイル62が相互に関連付けられて蓄積
される。
【0065】図8を参照して、AVデコーダ6の詳細に
ついて説明する。AVデコーダ6は、復号回路151
と、復号鍵セットレジスタ152と、AVデコーダ制御
レジスタ153と、オフセット値セットレジスタ154
と、オフセットカットフィルタ155と、MPEGシス
テムデマルチプレクサ156とを含む。
【0066】復号回路151は、復号鍵セットレジスタ
152によってセットされた復号鍵によって暗号化デー
タを復号する。復号鍵セットレジスタ152は、システ
ムコントローラ20によってセットされた復号鍵を復号
回路151に与える。AVデコーダ制御レジスタ153
は、暗号化データの復号の開始および終了等を制御する
めに、復号回路151、オフセットカットフィルタ15
5、およびMPEGシステムデマルチプレクサ156を
制御する。
【0067】オフセット値セットレジスタ154は、シ
ステムコントローラ20によってセットされたGOP位
置オフセットをオフセットカットフィルタ155に与え
る。オフセットカットフィルタ155は、復号回路15
1より入力された映像音声データから、オフセット値セ
ットレジスタ154によって与えられたGOP位置オフ
セットに相当する映像音声データを削除し、その削除し
た映像音声データをMPEGシステムデマルチプレクサ
156へ出力する。
【0068】MPEGシステムデマルチプレクサ156
は、オフセットカットフィルタ155から入力された映
像音声データを符号化単位(GOP単位)ごとに映像デ
ータと音声データとに分離し、その分離した映像データ
を映像処理回路7へ出力し、音声データを音声処理回路
11へ出力する。
【0069】なお、AVデコーダ6は、セレクタ5から
平文の映像音声データが入力されたとき、その映像音声
データをMPEGシステムデマルチプレクサ156によ
って受ける。
【0070】再び図1を参照して、映像音声データを蓄
積装置17に蓄積せずに再生する動作および映像音声デ
ータを蓄積装置17に蓄積する動作について説明する。
まず、映像音声データを蓄積装置17に蓄積せずに再生
する動作について説明する。受信機100の電源がオン
されると、システムコントローラ20は、ブートROM
18から初期化用のデータを読出してワークRAM19
に展開し、受信機100の各部を初期化する。そして、
受信機100が受信可能状態になると、ユーザは、自己
が見たい番組のチャンネルをリモコン送信器14に入力
する。
【0071】そうすると、リモコン送信器14は、入力
されたチャンネルをリモコン受信器15へ送信し、リモ
コン受信器15は、ユーザが選択したチャンネルを受信
してシステムコントローラ20へ出力する。システムコ
ントローラ20は、リモコン受信器15から入力された
チャンネルを選択するようにチューナ2を制御する。
【0072】一方、アンテナ1は、デジタル変調された
信号を受信し、その受信した信号をチューナ2へ出力す
る。チューナ2は、アンテナ1から入力された信号のう
ち、システムコントローラ20の制御によって選択され
たチャンネルの信号を抽出して伝送路復号回路3へ出力
する。そして、伝送路復号回路3は、チューナ2から入
力された信号をMPEG2による映像音声データのスト
リームと、データ放送とに復号してTS分離/選択回路
4へ出力する。
【0073】TS分離/選択回路4は、映像音声データ
をセレクタ5へ出力し、データ放送をシステムコントロ
ーラ20へ出力する。セレクタ5は、映像音声データを
AVデコーダ6へ出力し、AVデコーダ6のMPEGシ
ステムデマルチプレクサ156は、映像音声データを符
号化単位ごとに映像データと音声データとに分離し、映
像データを映像処理回路7へ出力し、音声データを音声
処理回路11へ出力する。そして、映像処理回路7は、
映像データを再生してミキサー8へ出力し、音声処理回
路11は、音声データを再生して音声出力回路12へ出
力する。
【0074】一方、システムコントローラ20は、TS
分離/選択回路4から入力されたデータ放送をプログラ
ムメモリ21へ一旦格納し、その後、プログラムメモリ
21からデータ放送を読出して処理を行なう。そして、
システムコントローラ20は、処理したデータ放送をデ
ータ表示回路22へ出力し、データ表示回路22は、デ
ータ放送を表示する画面上の位置をミキサー8に指示す
るとともに、画面に表示するためのデータをミキサー8
へ出力する。
【0075】そうすると、ミキサー8は、映像処理回路
7からの映像データとデータ表示回路22からのデータ
放送のデータとを合成し、その合成したデータを映像出
力回路9へ出力する。そして、映像出力回路9は、映像
データとデータ放送とを合成した画面を表示するよう
に、ミキサー8から入力されたデータをCRT10へ出
力する。CRT10は、映像データにデータ放送が合成
された画面を表示する。音声出力回路12は、音声デー
タをスピーカ13へ出力し、スピーカ13は、音声信号
を外部へ出力する。これによって、ユーザは、選択した
チャンネルの番組を楽しむことができる。
【0076】次に、映像音声データを蓄積装置17に蓄
積する動作について説明する。受信機100の電源がオ
ンされ、ユーザによって選択されたチャンネルがチュー
ナ2にセットされ、チューナ2によって選択された信号
が伝送路復号回路3を経てTS分離/選択回路4に入力
されるまでの動作は上述したとおりである。
【0077】TS分離/選択回路4は、映像音声データ
およびデータ放送が入力されると、映像音声データおよ
びデータ放送をシステムコントローラ20へ出力する。
システムコントローラ20の鍵生成手段201は、暗号
/復号鍵を生成し、その生成した暗号鍵を暗号手段20
2へ出力し、生成した復号鍵を記録手段203へ出力す
る。そして、暗号手段202は、TS分離/選択回路4
から入力された映像音声データを複数のブロックに分け
て、鍵生成手段201から入力された暗号鍵によって暗
号化し、その暗号化した複数のブロックから成る暗号化
データを記録手段203へ出力する。また、暗号手段2
02は、暗号化ブロックのサイズ情報をテーブル作成手
段204へ出力する。
【0078】テーブル作成手段204は、TS分離/選
択回路4からの映像音声データおよび暗号手段202か
らの暗号化ブロックのサイズ情報に基づいて、上述した
方法によりタイムサーチテーブルを作成し、その作成し
たタイムサーチテーブルを記録手段203に与える。
【0079】そうすると、記録手段203は、暗号手段
202から入力されら暗号化データをバッファメモリ1
6を介して蓄積装置17に蓄積し、タイムサーチテーブ
ルおよび鍵生成手段201からの復号鍵を暗号化データ
に関連付けて蓄積装置17に蓄積する。
【0080】また、システムコントローラ20は、TS
分離/選択回路4から受けたデータ放送をプログラムメ
モリ21に格納する。これにより、映像音声データを蓄
積する場合の動作は終了する。
【0081】図1および図8を参照して、蓄積装置17
に蓄積された暗号化データをランダム再生するときの動
作について説明する。再生動作が開始されると、ユーザ
は、リモコン送信器14にタイムスタンプT秒を入力し
て、タイムスタンプT秒からの再生を指示する(ステッ
プS201)。リモコン送信器14は、入力されたタイ
ムスタンプT秒をリモコン受信器15へ送信し、リモコ
ン受信器15は、タイムスタンプT秒を受信してシステ
ムコントローラ20へ出力する。
【0082】そうすると、システムコントローラ20
は、AVデコーダ6の復号鍵セットレジスタ152に復
号鍵をセットしたか否かを判定し(ステップS20
2)、復号鍵をセットしていないとき、蓄積装置17か
ら復号鍵を読出してAVデコーダ6の復号鍵セットレジ
スタ152にセットする(ステップS203)。ステッ
プS202において、システムコントローラ20がAV
デコーダ6に復号鍵をセットしたと判定したとき、再生
動作は、ステップS204へ移行する。
【0083】ステップS202において復号鍵がAVデ
コーダ6にセットされていると判定されたとき、または
ステップS203の後、システムコントローラ20は、
リモコン受信器15から入力されたタイムスタンプT秒
をタイムサーチテーブルから検索する(ステップS20
4)。
【0084】そして、タイムサーチテーブルに基づい
て、タイムスタンプT秒に対応付けられた復号開始ポイ
ントmを確保し(ステップS205)、タイムスタンプ
T秒に対応付けられたGOP位置オフセットである”a
バイト”を読出してAVデコーダ6のオフセット値セッ
トレジスタ154にセットする(ステップS206)。
【0085】そうすると、システムコントローラ20
は、ステップS205において確保した復号開始ポイン
トmに相当するストリームファイル上のファイル位置を
検出し(ステップS207)、その検出したファイル位
置から暗号化データを読出すように蓄積装置17を制御
する。そして、蓄積装置17は、復号開始ポイントから
暗号化データをバッファメモリ16を介してセレクタ5
へ出力して暗号化データの転送を開始する(ステップS
208)。
【0086】その後、セレクタ5は、暗号化データをA
Vデコーダ6へ出力する。AVデコーダ6においては、
復号回路151は、AVデコーダ制御レジスタ153か
らの制御の下、復号鍵セットレジスタ152からセット
された復号鍵によって暗号化データを復号して映像音声
データをオフセットカットフィルタ155へ出力する。
そして、オフセットカットフィルタ155は、AVデコ
ーダ制御レジスタ153からの制御の下、オフセット値
セットレジスタ154によりセットされたGOP位置オ
フセット(=aバイト)に相当する映像音声データを、
復号回路151より入力された映像音声データから削除
してMPEGシステムデマルチプレクサ156へ出力す
る。
【0087】MPEGシステムデマルチプレクサ156
は、映像音声データを符号化単位ごとに映像データと音
声データとに分離し、映像データを映像処理回路7へ出
力し、音声データを音声処理回路11へ出力する。その
後の動作は上述した動作と同じである。
【0088】このようにして、蓄積装置17に蓄積され
た暗号化データは、タイムスタンプによって指定された
位置からランダムに読出されて復号および再生される。
【0089】この発明においては、タイムサーチテーブ
ルは、図10に示すタイムサーチテーブル50Aであっ
てもよい。タイムサーチテーブル50Aは、タイムサー
チテーブル50のGOP位置オフセット53をGOP先
頭のファイル位置54に代えたものであり、その他はタ
イムサーチテーブル50と同じである。したがって、タ
イムサーチテーブル50Aは、タイムスタンプT秒に対
応した復号開始ポイントmおよびGOP先頭のファイル
位置nと、タイムスタンプT+0.5秒に対応した復号
開始ポイントm+2およびGOP先頭のファイル位置n
+1と、タイムスタンプT+1.0秒に対応した復号開
始ポイントm+4およびGOP先頭のファイル位置n+
2とを含む。
【0090】タイムサーチテーブル50Aを用いて、タ
イムスタンプT秒のときの映像音声データから再生を開
始するとき、システムコントローラ20は、タイムスタ
ンプT秒に対応する復号開始ポイントmおよびGOP先
頭のファイル位置nをタイムサーチテーブル50Aから
読出してAVデコーダ6のオフセット値セットレジスタ
154へセットする。そうすると、オフセット値セット
レジスタ154は、復号開始ポイントmとGOP先頭の
ファイル位置nとに基づいて、復号開始ポイントmから
GOP先頭のファイル位置nまでのデータ量を演算し、
その演算したデータ量をオフセットカットフィルタ15
5にセットする。つまり、オフセット値セットレジスタ
154は、復号開始ポイントmとGOP先頭のファイル
位置nとに基づいて、タイムサーチテーブル50のGO
P位置オフセット53(図6参照)を演算してオフセッ
トカットフィルタ155にセットする。
【0091】したがって、タイムサーチテーブル50A
を用いた場合も、タイムサーチテーブル50を用いた場
合と同様に、蓄積装置17に蓄積された暗号化データ
は、タイムスタンプによって指定された位置からランダ
ムに読出されて復号および再生される。
【0092】上記においては、映像音声データは、DE
S暗号方式によって暗号化されると説明したが、この発
明においては、他の暗号方式によって映像音声データを
暗号化してもよい。
【0093】実施の形態1によれば、受信機は、デジタ
ル放送された映像音声データを蓄積装置に蓄積すると
き、映像音声データを暗号鍵によって暗号化して複数の
ブロックから成る暗号化データを生成し、各ブロックに
含まれる暗号化データの復号を開始する復号開始位置と
映像音声データの符号化単位の先頭位置であるランダム
アクセス位置とのずれ量と、復号開始位置とを映像音声
データの各タイムスタンプに対応させたタイムサーチテ
ーブルを生成する。そして、受信機は、生成した暗号化
データとタイムサーチテーブルとを相互に関連付けて蓄
積装置に蓄積するので、映像音声データの再生開始位置
をタイムスタンプによってランダムに指定されても、タ
イムサーチテーブルに基づいて、その指定されたタイム
スタンプに対応する符号化単位の先頭から映像音声デー
タを再生できる。
【0094】[実施の形態2]図11を参照して、実施
の形態2における受信機100Aは、受信機100のシ
ステムコントローラ20をシステムコントローラ20A
に代えたものであり、その他は、受信機100と同じで
ある。なお、受信機100Aにおいては、TS分離/選
択回路4は、受信機100における機能に追加して伝送
路復号回路3から入力されたデータをバッファメモリ1
6を介して蓄積装置17に蓄積する機能を持つ。
【0095】受信機100Aは、デジタル放送として映
像音声データを暗号化した暗号化データと、暗号化デー
タを復号するための復号鍵とを受信する。そして、暗号
化データを蓄積装置17に蓄積するとき、TS分離/選
択回路4は、暗号化データおよび復号鍵をバッファメモ
リ16を介して蓄積装置17へ蓄積するとともに、暗号
化データと復号鍵とをシステムコントローラ20Aへ出
力する。
【0096】システムコントローラ20Aは、暗号化デ
ータを復号鍵によって復号し、その復号した映像音声デ
ータと暗号化ブロックのサイズとに基づいてタイムサー
チテーブル50(または50A)を作成する。そして、
システムコントローラ20は、作成したタイムサーチテ
ーブル50(または50A)を、すでに蓄積装置17に
蓄積された暗号化データに関連付けて蓄積装置17に蓄
積する。
【0097】図12は、システムコントローラ20Aの
タイムサーチテーブルの作成に関わる機能ブロックを示
す図である。図12を参照して、システムコントローラ
20Aは、復号手段205と、テーブル作成手段206
と、記録手段207とを含む。
【0098】復号手段205は、暗号化データを復号鍵
によって復号し、その復号した映像音声データをテーブ
ル作成手段206に与える。テーブル作成手段206
は、復号手段205からの映像音声データに基づいて、
実施の形態1における方法と同じ方法によってタイムサ
ーチテーブル50(または50A)を作成し、その作成
したタイムサーチテーブル50(または50A)を記録
手段207へ出力する。この場合、暗号化ブロックのサ
イズは、放送方式によって固定長に定められており、受
信機100Aは、暗号化ブロックのサイズを認識してい
る。
【0099】記録手段207は、テーブル作成手段20
6から入力されたタイムサーチテーブル50(または5
0A)を蓄積装置17に蓄積する。
【0100】再び、図11を参照して、暗号化された映
像音声データを蓄積装置17に蓄積せずに再生する動作
について説明する。受信機100Aの電源がオンされる
と、システムコントローラ20Aは、ブートROM18
から初期化用のデータを読出してワークRAM19に展
開し、受信機100Aの各部を初期化する。そして、受
信機100Aが受信可能状態になると、ユーザは、自己
が見たい番組のチャンネルをリモコン送信器14に入力
する。
【0101】そうすると、リモコン送信器14は、入力
されたチャンネルをリモコン受信器15へ送信し、リモ
コン受信器15は、ユーザが選択したチャンネルを受信
してシステムコントローラ20Aへ出力する。システム
コントローラ20Aは、リモコン受信器15から入力さ
れたチャンネルを選択するようにチューナ2を制御す
る。
【0102】一方、アンテナ1は、デジタル変調され、
かつ、暗号化された信号を受信し、その受信した信号を
チューナ2へ出力する。チューナ2は、アンテナ1から
入力された信号のうち、システムコントローラ20Aの
制御によって選択されたチャンネルの信号を抽出して伝
送路復号回路3へ出力する。そして、伝送路復号回路3
は、チューナ2から入力された信号を復号して暗号化さ
れた映像音声データ(暗号化データ)のストリームと、
暗号化データを復号する復号鍵と、データ放送とをTS
分離/選択回路4へ出力する。
【0103】TS分離/選択回路4は、暗号化データお
よび復号鍵をセレクタ5へ出力し、データ放送をシステ
ムコントローラ20Aへ出力する。セレクタ5は、暗号
化データおよび復号鍵をAVデコーダ6へ出力する。A
Vデコーダ6においては、復号鍵セットレジスタ152
は、セレクタ5から受けた復号鍵を復号回路151にセ
ットし、復号回路151は、セレクタ5から入力された
暗号化データを復号鍵によって復号して映像音声データ
をオフセットカットフィルタ155へ出力する。
【0104】受信したデジタル放送を蓄積せずに再生す
るときは、全ての暗号化データを復号して映像音声デー
タを再生すればよいので、オフセットカットフィルタ1
55は、映像音声データの一部をカットする必要はな
く、復号回路151から入力された映像音声データをそ
のままMPEGシステムデマルチプレクサ156へ出力
する。その後の動作は、実施の形態1における説明と同
じである。
【0105】次に、暗号化された映像音声データを蓄積
装置17に蓄積する動作について説明する。受信機10
0Aの電源がオンされ、ユーザによって選択されたチャ
ンネルがチューナ2にセットされ、チューナ2によって
選択された信号が伝送路復号回路3を経てTS分離/選
択回路4に入力されるまでの動作は上述したとおりであ
る。
【0106】TS分離/選択回路4は、暗号化された映
像音声データ(暗号化データ)、およびデータ放送(暗
号化データを復号するための復号鍵から成る)が入力さ
れると、暗号化データおよび復号鍵をバッファメモリ1
6を介して蓄積装置17に蓄積するとともに、暗号化デ
ータ、およびデータ放送をシステムコントローラ20A
へ出力する。システムコントローラ20Aの復号手段2
05は、暗号化データおよびデータ放送を受けて、暗号
化データを復号鍵によって復号する。そして、復号手段
205は、復号した映像音声データをテーブル作成手段
206へ出力する。
【0107】テーブル作成手段206は、放送方式によ
って規定された暗号化ブロックのサイズと、復号手段2
05からの映像音声データとに基づいて、実施の形態1
におけるテーブル作成手段204と同じ動作によってタ
イムサーチテーブル50(または50A)を作成し、そ
の作成したタイムサーチテーブル50(または50A)
を記録手段207へ出力する。そして、記録手段207
は、タイムサーチテーブル50(または50A)とデー
タ放送により送られてきた復号鍵を、すでに蓄積装置1
7に蓄積されている暗号化データに関連付けて蓄積装置
17に蓄積する。
【0108】これにより、暗号化された映像音声データ
を蓄積する場合の動作は終了する。蓄積装置17に蓄積
された暗号化データをランダム再生するときの動作は、
実施の形態1における動作と同じである。
【0109】実施の形態2によれば、暗号化された映像
音声データを受信して蓄積装置に蓄積した場合にも、ユ
ーザによってランダムに指定されたタイムスタンプに対
応する符号化単位の映像音声データから再生を開始でき
る。
【0110】[実施の形態3]図13を参照して、実施
の形態3における受信機100Bは、受信機100のシ
ステムコントローラ20をシステムコントローラ20B
に代えたものであり、その他は、受信機100と同じで
ある。なお、受信機100Bにおいては、TS分離/選
択回路4は、受信機100における機能に追加して伝送
路復号回路3から入力されたデータをバッファメモリ1
6を介して蓄積装置17に蓄積する機能を持つ。
【0111】受信機100Bは、映像音声データを暗号
化した暗号化データと、暗号化データを復号するための
復号鍵と、実施の形態1,2において受信機100,1
00Aが作成したタイムサーチテーブル50(または5
0A)から成るデータ放送とを受信し、暗号化データ、
復号鍵、およびデータ放送をバッファメモリ16を介し
て蓄積装置17に蓄積する。
【0112】映像音声データを暗号化した暗号化データ
を蓄積せずに再生する動作は、実施の形態2における動
作と同じである。
【0113】暗号化データを蓄積装置17に蓄積する動
作について説明する。受信機100Bの電源がオンさ
れ、TS分離/選択回路4が暗号化データ、復号鍵、お
とびデータ放送(タイムサーチテーブル)を受けるまで
の動作は、実施の形態2における動作と同じである。
【0114】TS分離/選択回路4は、入力された暗号
化データ、復号鍵、およびデータ放送(タイムサーチテ
ーブル)をバッファメモリ16を介して蓄積装置17に
蓄積する。これにより、暗号化データの蓄積動作が終了
する。
【0115】蓄積装置17に蓄積された暗号化データを
ランダム再生するときの動作は実施の形態1における動
作と同じである。
【0116】実施の形態3によれば、映像音声データを
暗号化した暗号化データ、暗号化データを復号するため
の復号鍵、および暗号化データをランダム再生するとき
に映像音声データの符号化単位の先頭から映像音声デー
タを再生するためのタイムサーチテーブルは、デジタル
放送されるので、受信機は、タイムサーチテーブルを作
成しなくても、暗号化データをユーザに指定された位置
からランダム再生できる。
【0117】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明では
なくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲
と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる
ことが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1における受信機の概略ブロック
図である。
【図2】 映像音声データを暗号化する概念図である。
【図3】 映像音声データを暗号化する他の概念図であ
る。
【図4】 図1に示すシステムコントローラの機能ブロ
ック図である。
【図5】 図4に示す暗号手段の機能ブロック図であ
る。
【図6】 タイムサーチテーブルの作成方法を説明する
ための図である。
【図7】 図1に示す蓄積装置におけるデータの蓄積を
説明する概念図である。
【図8】 図1に示すAVデコーダの機能ブロック図で
ある。
【図9】 この発明における暗号化データのランダム再
生の動作を説明するためのフローチャートである。
【図10】 タイムサーチテーブルの他の作成方法を説
明するための図である。
【図11】 実施の形態2による受信機の概略ブロック
図である。
【図12】 図11に示すシステムコントローラの機能
ブロック図である。
【図13】 実施の形態3による受信機の概略ブロック
図である。
【図14】 従来のタイムサーチテーブルの作成方法を
説明するための図である。
【図15】 暗号化されていない映像音声データをラン
ダム再生する動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 アンテナ、2 チューナ、3 伝送路復号回路、4
TS分離/選択回路、5 セレクタ、6 AVデコー
ダ、7 映像処理回路、8 ミキサー、9 映像出力回
路、10 CRT、11 音声処理回路、12 音声出
力回路、13スピーカ、14 リモコン送信器、15
リモコン受信器、16 バッファメモリ、17 蓄積装
置、18 ブートROM、19 ワークRAM、20,
20A,20B システムコントローラ、21 プログ
ラムメモリ、22 データ表示装置、23 ICカード
コネクタ、24 ICカード、30,300,400ス
トリーム、40 暗号化データ、50,50A,500
タイムサーチテーブル、51 タイムスタンプ、52
復号開始ポイント、53 GOP位置オフセット、5
4 GOP先頭ファイル位置、60 暗号化データファ
イル、61 タイムサーチテーブルファイル、62 復
号鍵ファイル、100,100A,100B 受信機、
151 復号回路、152 復号鍵セットレジスタ、1
53 AVデコーダ制御レジスタ、154 オフセット
値セットレジスタ、155 オフセットカットフィル
タ、156 MPEGシステムデマルチプレクサ、20
1鍵生成手段、202 暗号手段、203,207 記
録手段、204,206テーブル作成手段、205 復
号手段、2021 Ex−ORゲート、2022暗号回
路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/91 H04N 5/91 P 5/93 5/93 Z Fターム(参考) 5B017 AA03 BA07 CA16 5C053 FA20 FA23 FA29 GA11 GB06 GB38 HA40 JA21 KA01 KA24 LA06 LA07 5D044 AB05 AB07 BC01 CC05 DE03 DE39 EF03 EF05 GK08 GK12 GK17 5J104 AA01 AA11 AA32 JA13 NA02 PA14

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の符号化単位に符号化された映像音
    声データを記録するランダムアクセス可能な記録媒体で
    あって、 前記符号化された映像音声データを暗号化した複数のブ
    ロックから成る暗号化データと、 前記複数のブロックに対応して設けられ、各ブロックに
    含まれる暗号化データの復号を開始する復号開始位置を
    示す複数の復号開始位置情報と、 前記複数の復号開始位置情報に対応して設けられ、1つ
    のブロックに含まれる暗号化データの前記復号開始位置
    と、前記1つのブロックに含まれる暗号化データを復号
    して得られた映像音声データの一部と同じ映像音声デー
    タが含まれる前記符号化単位のランダムアクセス位置と
    のずれ量を示す複数のオフセット情報とを含み、 前記ランダムアクセス位置は、前記1つのブロックの前
    記復号開始位置と前記暗号化データの復号を終了する復
    号終了位置との間に存在する、記録媒体。
  2. 【請求項2】 前記暗号化データを復号するための復号
    鍵をさらに含む、請求項1に記載の記録媒体。
  3. 【請求項3】 前記複数の復号開始位置情報および前記
    複数のオフセット情報は、前記映像音声データを外部出
    力装置へ出力するタイミングを示すタイムスタンプに対
    応して記録される、請求項1または請求項2に記載の記
    録媒体。
  4. 【請求項4】 所定の符号化単位に符号化された映像音
    声データを受信して記録媒体に記録および再生する記録
    再生装置であって、 前記映像音声データを受信する手段と、 前記受信された映像音声データを所定の方式に暗号化し
    て複数のブロックから成る暗号化データを生成する暗号
    化手段と、 前記暗号化データと、前記暗号化データを復号して前記
    符号化単位ごとに前記映像音声データを再生するための
    タイムサーチテーブルと、前記暗号化データを復号する
    ための復号鍵とを前記記録媒体に記録する手段と、 前記映像音声データの再生指示を受けると、前記タイム
    サーチテーブルに従って、前記暗号化データを前記復号
    鍵によって復号し、その復号した映像音声データを前記
    符号化単位ごとに映像データと音声データとに分離して
    再生する手段とを備え、 前記タイムサーチテーブルは、前記映像音声データを外
    部出力装置へ出力するタイミングを示す複数のタイムス
    タンプと、前記複数のタイムスタンプに対応して設けら
    れた複数の復号開始位置情報と、前記複数のタイムスタ
    ンプに対応して設けられた複数のオフセット情報とから
    成り、 前記復号開始位置情報は、1つのブロックに含まれる暗
    号化データの復号を開始する復号開始位置を示し、 前記オフセット情報は、前記1つのブロックに含まれる
    暗号化データの復号開始位置と、前記1つのブロックに
    含まれる暗号化データを復号した映像音声データの一部
    と同じ映像音声データが含まれる前記符号化単位のラン
    ダムアクセス位置とのずれ量を示し、 前記ランダムアクセス位置は、前記1つのブロックの前
    記復号開始位置と前記暗号化データの復号を終了する復
    号終了位置との間に存在し、 前記再生手段は、前記オフセット情報によって指定され
    たずれ量に相当する映像音声データを前記復号した映像
    音声データから削除することにより前記符号化単位ごと
    に再生する、記録再生装置。
  5. 【請求項5】 前記映像音声データを暗号化するための
    暗号鍵と、前記復号鍵とを生成する鍵生成手段をさらに
    備える、請求項4に記載の記録再生装置。
  6. 【請求項6】 前記受信した映像音声データと前記暗号
    化データのブロックサイズとに基づいて、前記タイムサ
    ーチテーブルを作成する手段をさらに備える、請求項4
    または請求項5に記載の記録再生装置。
  7. 【請求項7】 所定の符号化単位に符号化された映像音
    声データを所定の方式に暗号化した複数のブロックから
    成る暗号化データを受信して記録媒体に記録および再生
    する記録再生装置であって、 前記暗号化データと、前記暗号化データを復号するため
    の復号鍵とを受信する手段と、 前記暗号化データと、前記暗号化データを復号して前記
    符号化単位ごとに前記映像音声データを再生するための
    タイムサーチテーブルと、前記復号鍵とを前記記録媒体
    に記録する手段と、 前記映像音声データの再生指示を受けると、前記タイム
    サーチテーブルに従って、前記暗号化データを前記復号
    鍵によって復号し、その復号した映像音声データを前記
    符号化単位ごとに映像データと音声データとに分離して
    再生する手段とを備え、 前記タイムサーチテーブルは、前記映像音声データを外
    部出力装置へ出力するタイミングを示す複数のタイムス
    タンプと、前記複数のタイムスタンプに対応して設けら
    れた複数の復号開始位置情報と、前記複数のタイムスタ
    ンプに対応して設けられた複数のオフセット情報とから
    成り、 前記復号開始位置情報は、1つのブロックに含まれる暗
    号化データの復号を開始する復号開始位置を示し、 前記オフセット情報は、前記1つのブロックに含まれる
    暗号化データの復号開始位置と、前記1つのブロックに
    含まれる暗号化データを復号した映像音声データの一部
    と同じ映像音声データが含まれる前記符号化単位のラン
    ダムアクセス位置とのずれ量を示し、 前記ランダムアクセス位置は、前記1つのブロックの前
    記復号開始位置と前記暗号化データの復号を終了する復
    号終了位置との間に存在し、 前記再生手段は、前記オフセット情報によって指定され
    たずれ量に相当する映像音声データを前記復号した映像
    音声データから削除することにより前記符号化単位ごと
    に再生する、記録再生装置。
  8. 【請求項8】 前記暗号化データを前記復号鍵によって
    復号し、その復号した映像音声データと前記暗号化デー
    タのブロックサイズとに基づいて前記タイムサーチテー
    ブルを作成する手段をさらに備える、請求項7に記載の
    記録再生装置。
  9. 【請求項9】 所定の符号化単位に符号化された映像音
    声データを所定の方式に暗号化した複数のブロックから
    成る暗号化データを受信して記録媒体に記録および再生
    する記録再生装置であって、 前記暗号化データと、前記暗号化データを復号するため
    の復号鍵と、前記暗号化データを復号して前記符号化単
    位ごとに前記映像音声データを再生するためのタイムサ
    ーチテーブルとを受信する手段と、 前記暗号化データと、前記タイムサーチテーブルと、前
    記復号鍵とを前記記録媒体に記録する手段と、 前記映像音声データの再生指示を受けると、前記タイム
    サーチテーブルに従って、前記暗号化データを前記復号
    鍵によって復号し、その復号した映像音声データを前記
    符号化単位ごとに映像データと音声データとに分離して
    再生する手段とを備え、 前記タイムサーチテーブルは、前記映像音声データを外
    部出力装置へ出力するタイミングを示す複数のタイムス
    タンプと、前記複数のタイムスタンプに対応して設けら
    れた複数の復号開始位置情報と、前記複数のタイムスタ
    ンプに対応して設けられた複数のオフセット情報とから
    成り、 前記復号開始位置情報は、1つのブロックに含まれる暗
    号化データの復号を開始する復号開始位置を示し、 前記オフセット情報は、前記1つのブロックに含まれる
    暗号化データの復号開始位置と、前記1つのブロックに
    含まれる暗号化データを復号した映像音声データの一部
    と同じ映像音声データが含まれる前記符号化単位のラン
    ダムアクセス位置とのずれ量を示し、 前記ランダムアクセス位置は、前記1つのブロックの前
    記復号開始位置と前記暗号化データの復号を終了する復
    号終了位置との間に存在し、 前記再生手段は、前記オフセット情報によって指定され
    たずれ量に相当する映像音声データを前記復号した映像
    音声データから削除することにより前記符号化単位ごと
    に再生する、記録再生装置。
  10. 【請求項10】 前記再生手段は、 前記暗号化データを前記復号鍵によって復号する復号回
    路と、 前記復号回路によって復号された映像音声データから、
    前記オフセット情報により指定されたずれ量に相当する
    映像音声データを削除するフィルタと、 前記フィルタから出力された映像音声データを前記映像
    データと前記音声データとに分離するデマルチプレクサ
    と、 前記映像データを外部出力用に処理する映像処理回路
    と、 前記音声データを外部出力用に処理する音声処理回路と
    を含む、請求項4から請求項9のいずれか1項に記載の
    記録再生装置。
  11. 【請求項11】 所定の符号化単位に符号化された映像
    音声データを所定の方式に暗号化した複数のブロックか
    ら成る暗号化データが記録された記録媒体から前記暗号
    化データを復号および再生する再生装置であって、 前記記録媒体は、 前記暗号化データと、 前記暗号化データを復号するための復号鍵と、 前記暗号化データを復号し、その復号した映像音声デー
    タを前記符号化単位ごとに再生するためのタイムサーチ
    テーブルとを含み、 前記タイムサーチテーブルは、前記映像音声データを外
    部出力装置へ出力するタイミングを示す複数のタイムス
    タンプと、前記複数のタイムスタンプに対応して設けら
    れた複数の復号開始位置情報と、前記複数のタイムスタ
    ンプに対応して設けられた複数のオフセット情報とから
    成り、 前記復号開始位置情報は、1つのブロックに含まれる暗
    号化データの復号を開始する復号開始位置を示し、 前記オフセット情報は、前記1つのブロックに含まれる
    暗号化データの復号開始位置と、前記1つのブロックに
    含まれる暗号化データを復号した映像音声データの一部
    と同じ映像音声データが含まれる前記符号化単位のラン
    ダムアクセス位置とのずれ量を示し、 前記ランダムアクセス位置は、前記1つのブロックの前
    記復号開始位置と前記暗号化データの復号を終了する復
    号終了位置との間に存在し、 前記再生装置は、 前記暗号化データを前記復号鍵によって復号する復号回
    路と、 前記復号回路によって復号された映像音声データから、
    前記オフセット情報により指定されたずれ量に相当する
    映像音声データを削除するフィルタと、 前記フィルタから出力された映像音声データを前記映像
    データと前記音声データとに分離するデマルチプレクサ
    と、 前記映像データを外部出力用に処理する映像処理回路
    と、 前記音声データを外部出力用に処理する音声処理回路と
    を備える、再生装置。
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