JP2002156905A - 映像暗号化方法、装置、プログラム記録媒体および映像再生方法、装置、プログラム記録媒体 - Google Patents

映像暗号化方法、装置、プログラム記録媒体および映像再生方法、装置、プログラム記録媒体

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JP2002156905A
JP2002156905A JP2000353109A JP2000353109A JP2002156905A JP 2002156905 A JP2002156905 A JP 2002156905A JP 2000353109 A JP2000353109 A JP 2000353109A JP 2000353109 A JP2000353109 A JP 2000353109A JP 2002156905 A JP2002156905 A JP 2002156905A
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frame image
video
frame
decoding
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Application number
JP2000353109A
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English (en)
Inventor
Takao Nakamura
高雄 中村
Hiroshi Ogawa
宏 小川
Yoichi Takashima
洋一 高嶋
Tadashi Nakanishi
正 仲西
Mutsuo Sano
睦夫 佐野
Noboru Sonehara
曽根原  登
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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  • Television Systems (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 CMパート等の任意映像情報をコンテンツ利
用側において削除することができないようにする。 【解決手段】 電子透かし埋め込み部11は、フレーム
画像Fnに、カウント値n+1に対応する復号手段情報
(n+1)を電子透かし情報として埋め込む。フレーム暗
号化処理部13は、復号手段情報D(n+1)が埋め込まれ
た後のフレーム画像{Fn+D(n+1)}を、現在のカウン
ト値nに対応した暗号化手段En(・)を用いて暗号化
する。出力IF部14は、復号手段情報Dnの初期値で
ある復号手段情報初期値D1を先頭ヘッダに含めて、暗
号化されたフレーム画像を出力する。暗号化された映像
信号を復号する際には、最初のフレーム画像は復号手段
情報初期値D1を用いて復号し、後続のフレーム画像
は、現在処理中のフレーム画像の前のフレーム画像を復
号した際に得られた復号手段情報Dnを用いて復号す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンテンツ作成側
では、時系列で連続する複数のフレーム画像により構成
される映像等のコンテンツデータを暗号化してから送信
し、利用側では送信されてきたコンテンツデータを復号
して再生する映像暗号化/復号システムに関する。
【0002】
【従来の技術】図8に従来の技術を示す。図8は放送さ
れるコンテンツの作成側のシステムと、放送されたコン
テンツを受信するコンテンツ利用側のシステムについて
示したものである。
【0003】コンテンツ作成側のシステムは、TVカメ
ラ100と、業務用VTR101と、ビデオ編集機器1
02と、送信装置103とから構成されている。また、
コンテンツ利用側のシステムは、TV等の受像機器20
0と、家庭用VTR201により構成されている。
【0004】コンテンツ作成側では、民間放送の場合、
必須映像情報である映像コンテンツの途中にコマーシャ
ル(以後CMとする)パート等の任意映像情報を挿入し
ている。このようなCMパートが挿入されたコンテンツ
を作成する場合、素材となるCM映像を業務用VTR1
01に蓄積しておき、放送に際しては送信装置103に
設けられたビデオスイッチャを介して番組映像とCM映
像を切り替えて放送を行うことが行われている。また、
別の方法としては、TVカメラ100により予め撮像し
た番組映像を一旦業務用VTR101に記憶させ、ビデ
オ編集器102を用いて業務用VTR101に記憶され
た番組映像にCM映像を挿入・編集して送信装置103
から放送するようにしている。このような方法により放
送される映像コンテンツの構成は、図9に示すように、
番組シーンの映像である非CMパートのフレーム列とC
Mパートのフレーム列が交互に配列される単純なもので
あった。
【0005】しかし、このような従来技術により生成さ
れた映像コンテンツは、独立したフレームの時系列とし
て構成されているため、フレーム間の相関がなく、任意
のフレームを削除しても映像再生することができる。そ
のため、コンテンツ利用側で受信映像を家庭用VTR2
10に一旦蓄積し、その蓄積したコンテンツを再生用途
と記録用途の2台のVTR装置を用いてCMパートをス
キップ操作しながら録画することにより、容易にCMパ
ートのないコンテンツを作成することができた。
【0006】このようなCMパートを削除したコンテン
ツは個人の限定使用が守られることなく複数の人間に渡
ったとき、コンテンツ作成者の著作権を侵害する問題が
発生していた。また、広告主にとっても、広告情報が宣
伝目的を達することなく削除されるのは投資コストの損
失でもあった。
【0007】また、今後映像等のコンテンツをデジタル
信号にて放送するデジタル放送が予定されている。この
ようなデジタル放送では、送られてきたコンテンツをM
PEG等の画像圧縮技術により圧縮して記録しておき、
圧縮された画像情報を伸張して再生するようなことが今
後行われると思われる。しかし、このようにデジタル信
号として画像等のコンテンツを記録する場合であって
も、利用者はCMパートに対応するデジタル信号を削除
することにより、CMパートの無いコンテンツを作成す
ることができ、上記で述べたのと同様な問題が発生し得
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術で
は、CMパート等の任意映像情報をコンテンツ利用側に
おいて削除することができてしまうという問題点があっ
た。
【0009】本発明の目的は、CMパート等の任意映像
情報をコンテンツ利用側において削除することができな
いような映像暗号化/復号装置および方法を提供するこ
とである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の映像暗号化方法は、時系列で連続する複数
のフレーム画像により構成される映像信号を暗号化して
から送信するための映像暗号化方法であって、映像信号
として入力されたフレーム画像列における現在のフレー
ム画像Fnに、次のフレーム画像に対応する復号手段情
報D(n+1)を電子透かし情報として埋め込むステップ
と、前記復号手段情報D(n+1)が埋め込まれたフレーム
画像{Fn+D(n+1)}を、現在のフレーム画像に対応し
た暗号化手段En(・)を用いて暗号化するステップ
と、復号手段情報初期値D1を含めて、暗号化されたフ
レーム画像を出力するステップとを有する。
【0011】また、本発明の映像復号方法は、時系列で
連続する暗号化された複数のフレーム画像により構成さ
れた映像信号を受信して復号するための映像復号方法で
あって、暗号化された映像信号を受信し、該映像信号か
ら、復号手段情報初期値D1と暗号化されたフレーム画
像{En(Fn+D(n+1))}とを取り出すステップと、
現在のフレーム画像がフレーム画像列の先頭のフレーム
画像の場合には、前記復号手段情報初期値D1を用い、
現在のフレーム画像がフレーム画像列の先頭のフレーム
画像以外の場合には、現在処理中のフレーム画像の前の
フレーム画像を復号した際に得られた復号手段情報Dn
を用いて、前記暗号化されたフレーム画像{En(Fn
(n+1))}に対して復号処理を行うステップと、復号
された後の前記フレーム画像{Fn+D(n+1)}から、電
子透かし情報として埋め込まれている復号手段情報D
(n+1)を検出するステップとを有する。
【0012】本発明は、映像暗号化装置においては、あ
るフレーム画像を復号するするための復号手段情報を、
そのフレーム画像の1つ前のフレーム画像に電子透かし
情報として埋め込むようにしている。従って、映像暗号
化装置により暗号化された映像信号の一部のフレーム画
像を復号する前に削除すると、その削除したフレーム画
像に後続するフレーム画像の復号が不能となり、コンテ
ンツ利用側ではCMパート等の任意映像情報であっても
削除することができなくなる。
【0013】また、本発明の他の映像暗号化方法は、時
系列で連続する複数のフレーム画像により構成される映
像信号を暗号化してから送信するための映像暗号化方法
であって、入力された映像信号が任意映像情報か必須映
像情報であるかを示す信号の切り替わりをカウントする
ことにより、該映像信号を任意映像情報のフレーム区間
と必須映像情報のフレーム区間とに分離するステップ
と、前記必須映像情報のフレーム区間の各フレーム画像
を、現在のフレーム区間に対応した暗号化手段G
n(・)を用いて暗号化するステップと、前記任意映像
情報のフレーム区間の各フレーム画像に、現在のフレー
ム区間に対応する復号手段情報Hnを電子透かし情報と
して埋め込むステップと、復号手段情報Hnの初期値で
ある復号手段情報初期値H1を含めて、前記暗号化手段
n(・)を用いて暗号化された必須映像情報のフレー
ム区間のフレーム画像と、前記復号手段情報Hnが埋め
込まれた任意映像情報のフレーム区間のフレーム画像と
を出力するステップとを有する。
【0014】また、本発明の他の映像復号方法は、時系
列で連続する暗号化された複数のフレーム画像により構
成された映像信号を受信して復号するための映像復号方
法であって、暗号化された映像信号を受信し、該映像信
号から、復号手段情報初期値H1と、暗号化された必須
映像情報のフレーム区間のフレーム画像と、復号手段情
報H nが埋め込まれた任意映像情報のフレーム区間のフ
レーム画像とを取り出すステップと、前記任意映像情報
のフレーム区間のフレーム画像から、電子透かし情報と
して埋め込まれている復号手段情報Hnを検出するステ
ップと、現在のフレーム区間がフレーム画像列の先頭の
フレーム区間の場合には、前記復号手段情報初期値H1
を用い、現在のフレーム区間がフレーム画像列の先頭の
フレーム区間以外の場合には、前記復号手段情報Hn
用いて、前記必須映像情報のフレーム区間のフレーム画
像に対して復号処理を行うステップとを有する。
【0015】本発明の映像暗号化方法および映像復号方
法によれば、画像信号の必須映像情報のフレーム区間を
構成する各フレーム画像を順次再生するためには任意映
像情報のフレーム区間のフレーム画像に電子透かし情報
として埋め込まれている復号手段情報を検出しなくては
ならないので、任意映像情報のフレーム区間のフレーム
画像だけをスキップして再生したり、映像信号から任意
映像情報のフレーム区間のフレーム画像を削除したりし
て再生することができなくなり、CMパート等の任意映
像情報のスキップ防止を実現することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0017】(第1の実施形態)本発明の第1の実施形
態の映像暗号化/復号システムは、図1に示す映像暗号
化装置と、図2に示す映像復号装置とから構成され、時
系列で連続するフレームにより構成される映像信号等の
コンテンツデータを、図1の映像暗号化装置により暗号
化して送信し、図2の映像復号装置により復号して元の
映像信号を得るためのものである。
【0018】本実施形態の映像暗号化/復号システム
は、利用側では、映像等のコンテンツを符号化されたた
ま保存し、保存されたコンテンツを再生する際にはこの
暗号化されたデータを復号してから表示するものとす
る。
【0019】本実施形態における映像暗号化装置は、図
1に示すように、フレームカウンタ10と、電子透かし
埋め込み部11と、復号手段情報蓄積部12と、フレー
ム暗号化処理部13と、出力インタフェース(IF)部
14とから構成されている。また、フレームカウンタ1
0は、カウンタ15と、先行計数値作成部16とから構
成されている。
【0020】カウンタ15は、映像信号として入力され
るフレームの数をフレームのカウント値nとしてカウン
トし、カウント値nがNを越えるとカウント値nを1に
戻して入力されるフレームの数を再度カウントすること
により映像信号を一定のフレーム周期でブロック化して
いる。
【0021】先行計数値作成部16は、カウンタ15に
よりカウントされたフレームのカウント値nより1つだ
け先行するカウント値n+1を生成して復号手段情報蓄
積部12に対して出力している。復号手段情報蓄積部1
2は、N個の復号手段情報D 1〜DNが予め蓄積されてい
て、先行計数値作成部16からのカウント値n+1に対
応する復号手段情報D(n+1)を電子透かし埋め込み部1
1に出力している。
【0022】電子透かし埋め込み部11は、映像信号と
して入力されたフレームFnに、復号手段情報蓄積部1
2からの復号手段情報D(n+1)を電子透かし情報として
埋め込む処理を行っている。フレーム暗号化処理部13
は、電子透かし埋め込み部11により復号手段情報D
(n+1)が埋め込まれた後のフレームFn+D(n+1)を暗号
化手段En(・)を用いて暗号化する処理を行ってい
る。
【0023】ここで、En(・)は、フレーム暗号化手
段であり、フレームFnを暗号化した場合、その結果
は、En(Fn)として表現される。
【0024】また、Dn(・)は、En(・)に対応する
復号手段であり、Dn(En(Fn))=Fnの関係があ
る。例えば、暗号化手段E1により暗号化したフレーム
は、復号手段D2〜DNを用いても復号することができ
ず、復号手段D1を用いることによってのみ復号するこ
とができる。
【0025】出力IF部14は、復号手段情報蓄積部1
2からの復号手段情報初期値D1を先頭ヘッダに含め
て、フレーム暗号化処理部13により暗号化されたフレ
ーム画像を出力している。
【0026】次に、図1に示した本実施形態における映
像暗号化装置の動作について説明する。
【0027】先ず、フレームカウンタ部10は入力され
た映像信号のフレーム数をカウンタ15でカウントし、
N(N:整数)枚のフレーム単位でブロック化された画
像信号Cを構成する。カウント値はN枚目を越えると、
1に復帰して再び計数されるため、入力された映像信号
はN枚のフレーム周期で繰り返しブロック化される。
【0028】つまり、コンテンツソースである連続フレ
ーム画像を、1周期=Nフレームでブロック化したとき
の1ブロック分の映像信号Cは、フレーム画像の時系列
として、 C={Fn}(n=1,2,…,N)={F1,F2
3,…,FN} となる。
【0029】また、先行計数値作成部16は、フレーム
のカウント値より1つだけ先行するカウント値(=フレ
ーム番号n+1)を復号手段情報蓄積部12に対して出
力する。そのため、復号手段情報蓄積部12では、予め
蓄積されている復号手段情報Dnのうち、先行計数値作
成部16からのカウント値n+1に対応する復号手段情
報D(n+1)を電子透かし埋め込み部11に出力してい
る。
【0030】電子透かし埋め込み部11では、入力され
たフレーム画像Fnに、復号手段情報蓄積部12からの
復号手段情報D(n+1)を、電子透かしとして挿入する処
理を行う。復号手段情報蓄積部12からの復号手段情報
(n+1)を、電子透かしとして挿入された1ブロック分
のフレーム画像は、以下のC1として表現される。
【0031】 C1={Fn+D(n+1)} (n=1〜N) ={F1+D2,F2+D3,…,F(n-1)+DN,FN
1} ここで、+記号は加算重畳を意味している。
【0032】次に、フレーム暗号化処理部13は、電子
透かし埋め込み部11により復号手段情報D(n+1)が電
子透かしとして埋め込まれた映像信号C1に対して、暗
号化手段En(・)によるフレーム暗号化処理を施し、
その結果を以下に示すような画像信号C2として出力す
る。
【0033】 C2={En(Fn+D(n+1))} (n=1〜N) ={E1(F1+D2},E2(F2+D3),…,E(N-1)
(F(N-1)+DN),EN(FN+D1)} そして、暗号化されたコンテンツC2は出力IF部14
から出力される。出力IF部14は、暗号化された映像
信号C2を、伝送系を介して映像復号装置に送信する場
合には図3のようなフォーマットで送信を行う。図3に
おいて、先頭ヘッダはブロック同期用のユニークコード
SYNCと復号手段情報初期値D1とから構成され、先
頭以外のブロックを区切る同期ヘッダはSYNC信号
と、復号手段情報初期値D1が無いことにより不要とな
る場所を埋めるためのタッフィング用のダミーコードか
らなる。先頭ヘッダと同期ヘッダの長さはともにL1
ある。
【0034】次に、図1の映像暗号化装置から送信され
てきた映像信号C2を受信して再生する映像復号装置の
動作を図2を参照して説明する。
【0035】本実施形態における映像復号装置は、図2
に示されるように、入力IF部20と、復号処理部21
と、カウンタ22と、切替スイッチ(SW)23と、電
子透かし検出部24とから構成されている。
【0036】入力IF部20は、映像暗号化装置からの
映像信号を受信し、この映像信号から先頭ヘッダに含ま
れる復号手段情報初期値D1と、暗号化されたフレーム
画像列とを取り出す。
【0037】カウンタ22は、入力IF部20により受
信されるフレーム数のカウントを行っている。切替スイ
ッチ(SW)23は、カウンタ22のカウント値が1の
場合には、入力IF部20からの復号手段情報初期値D
1を選択して復号処理部21に出力し、それ以外の場合
には電子透かし検出部24からの復号手段情報Dnを選
択して復号処理部21に出力している。
【0038】復号処理部21は、切替SW23により選
択された、復号手段情報初期値D1または復号手段情報
nを用いて、入力IF部20からの暗号化されたフレ
ーム画像{En(Fn+D(n+1))}に対して復号処理を
行う。電子透かし検出部24は、復号処理部21により
復号された後のフレーム画像{Fn+D(n+1)}から、電
子透かし情報として埋め込まれている復号手段情報D
(n+1)を検出して切替SW23に出力する。
【0039】次に、本実施形態における映像復号装置の
動作について図2を参照して詳細に説明する。
【0040】(1)映像信号C2のフレーム配列から映
像信号C1を求める場合、まず暗号化手段E1により暗号
化されたフレーム画像を復号するために、復号手段情報
初期値D1が必要であり、この復号手段情報初期値D1
ら復号処理手段D1(・)をアクセスして実行する。こ
こに、復号手段情報初期値D1をライブラリ関数として
1=D1(・)の場合もある。初期値に対しては、D1
{E1(F1+D2)}=F1+D2であり、n番目のフレー
ム画像に対しては、Dn{Fn(Fn+D(n+1))=Fn
(n+1)である。N番目のフレーム画像に対しては、DN
{EN(FN++D 1)=FN+D1である。
【0041】(2)次に、電子透かし検出部24におい
て、映像信号C1の中に電子透かし情報として埋め込ま
れている復号手段情報D(n+1)を検出する。始めにF1
2から復号手段情報D2を検出する。この復号手段情報
2を使って上記(1)の復号処理の結果F2+D3から
復号手段情報D3を検出する。以下復号処理と透かし情
報の検出処理を繰り返してFn+D(n+1)から復号手段情
報D(n+1)を検出する。1ブロックの最後のフレーム画
像についてはFN+D1から復号手段情報D1を検出し、
次のブロックの復号処理の初期値とする。
【0042】図2の映像復号装置では、まず入力IF部
20で受信した図3のデータのバッファおよび分解を行
い、暗号化されたEn(Fn+D(n+1))を復号処理部2
1に転送する。カウンタ部22は先頭ヘッダあるいは同
期ヘッダの受信に同期してブロック内のフレーム画像の
カウントを行うとともに、先頭ヘッダ受信時には復号情
報初期値D1を、同期ヘッダ受信時には電子透かし検出
部24で検出した復号手段情報D(n+1)を、復号処理部
21に設定するように切替SW23のスイッチング制御
を行う。そして、フレーム画像Fnに対応した復号処理
が実施された後、D(n+1)が復号処理部21に入力さ
れ、復号処理部21には復号手段D(n+1)(・)がセッ
トされ、暗号化されたフレーム画像E(n+1)(F(n+1)
(n+2))の復号が行なわれる。そして復号処理部21
では、このような動作が繰り返される。電子透かし検出
部24からの映像コンテンツ出力は復号情報が埋め込ま
れた状態で出力してもよいし、復号情報を除去しても出
力してもよい。
【0043】このように本実施形態による映像暗号化装
置および映像復号装置によれば、映像信号を順次再生す
るために直前のフレーム画像を正しく復号し、復号され
たフレーム画像から電子透かし情報として埋め込まれた
復号手段情報を得るようにしているので、特定のフレー
ム画像をスキップすると、それ以後の暗号化フレーム画
像の復号処理を不能とすることができ、CMパート等の
任意映像情報が利用側で削除されてしまうことを防止す
ることができる。
【0044】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態の映像暗号化/復号システムについて説明す
る。
【0045】本実施形態の映像暗号化/復号システム
は、図4に示す映像暗号化装置と、図5に示す映像復号
装置とから構成される。
【0046】上記第1の実施形態では、非CMパートと
CMパートを区別せずに全てのフレーム画像に対して暗
号化処理を行っていたが、本実施形態では、映像信号を
構成する各フレーム画像を、CMパートと非CMパート
に分離し、非CMパートに対してのみ暗号化処理を行う
ようにし、暗号化された非CMパートのフレーム画像を
復号するための復号手段情報を、暗号化されていないC
Mパートに電子透かし情報として埋め込むようにするも
のである。
【0047】本実施形態における映像暗号化装置は、図
4に示すように、切替スイッチ(SW)40と、カウン
タ41と、復号手段情報蓄積部42と、フレーム暗号化
部43と、電子透かし埋め込み部44と、出力インタフ
ェース(IF)部45とから構成されている。
【0048】本実施形態では、CMパートとシーンパー
トからなる非CMパートは外部ビデオ機器で編集され、
外部機器からは映像信号とともに、CMパートと非CM
パートの切り替えに同期したスイッチャ信号が入力され
ているものとする。
【0049】切替SW40は、入力された映像信号をス
イッチャ信号に従って、非CMパートとCMパートに分
離して出力する。カウンタ41は、初期状態ではカウン
ト値を1とし、スイッチャ信号がCMパートであること
を示す毎に、現在のカウント値を1カウントアップす
る。
【0050】復号手段情報蓄積部42は、フレーム暗号
化部43において行われる暗号化処理を復号するための
復号手段情報が予め記憶されている。フレーム暗号化部
43は、カウンタ41における現在のカウント値nに対
応する映像暗号化手段Gn(・)を用いて、切替SW4
0により出力された非CMパートのフレーム画像を暗号
化して出力する。
【0051】電子透かし埋め込み部44は、切替SW4
0により出力されたCMパートのフレーム画像に対し
て、復号手段情報蓄積部42から出力された復号手段情
報Hnを分割して電子透かし情報として埋め込む処理を
行っている。
【0052】出力インタフェース(IF)部45は、復
号手段情報地区性部42からの復号手段情報初期値H1
を先頭ヘッダに含めて、フレーム暗号化部43からの暗
号化された非CMパートのフレーム画像と、電子透かし
埋め込み部44からの復号手段情報Hnが電子透かし情
報として埋め込まれたCMパートのフレーム画像とを伝
送路に出力している。
【0053】尚、フレーム暗号化部43における暗号化
処理において用いられるフレーム暗号化手段Gn(・)
と、復号手段情報蓄積部42に記憶されている復号手段
n(・)の関係は第1の実施形態の場合と同様であ
る。
【0054】次に、図4に示した本実施形態における映
像暗号化装置の動作について説明する。
【0055】先ず、本実施形態における映像暗号化装置
に入力される映像信号Cを下記のように表現する。
【0056】 C=[P1,Q2,P2,Q3,P3,Q4,P4,…] ここで、P1,P2,P3,P4,…は、非CMパートのフ
レーム画像の集合を示していて、Q2,Q3,Q4,…
は、CMパートのフレーム画像の集合を示している。
【0057】このように表現された映像信号Cは、切替
SW40において非CMパートの映像信号C1と、CM
パートの映像信号C2に分離される。
【0058】C1=[P1,P2,P3,P4,…] C2=[Q2,Q3,Q4,…] そして、カウンタ41は、入力されたスイッチャ信号が
CMパートを示す毎に1ずつカウントアップしている。
【0059】フレーム暗号化部43では、切替SW40
からの非CMパートの映像信号C1を、カウンタ41か
らのカウント値nに対応した暗号化手段Gn(・)によ
り暗号化して出力IF部45に出力する。ここで、フレ
ーム暗号化部43により暗号化された後の映像信号C3
は下記のように表現される。
【0060】 C3=[G1(P1),G2(P2),G3(P3),…] また、復号手段情報蓄積部42は、カウンタ41からの
カウンタ値nに対応した復号手段情報Hnを電子透かし
埋め込み部44に対して出力している。
【0061】そして、電子透かし埋め込み部44は、切
替SW40からのCMパートの映像信号C2に、復号手
段情報蓄積部42からの復号手段情報Hnを電子透かし
情報として埋め込む処理を行う。この電子透かし情報が
埋め込まれた後に映像信号C4は下記のように表現され
る。
【0062】 C4=[Q2+H2,Q3+H3,Q4+H4,…] そして、出力IF部45では、フレーム暗号化部43か
らの映像信号C3と、電子透かし埋め込み部44からの
映像信号C4を合成して下記に示すような映像信号C5
生成し、復号手段情報蓄積部42からの復号手段情報初
期値H1を先頭ヘッダとして付加して伝送路へ送信す
る。
【0063】C5=[G1(P1),Q2+H2,G
2(P2),Q3+H3,G3(P3),Q4+H4,…] このようにして出力IF部45から出力されるデータフ
ォーマットを図6に示す。
【0064】図6では、非CMパートのフレーム画像の
集合P1は、s個のフレーム画像P1 1〜P1sにより構成
され、CMパートのフレーム画像の集合Q1は、m個の
フレーム画像Q11〜Q1mにより構成され、復号手段情報
nを分割したそれぞれの情報を、例えばr分割した場
合、Hn1〜Hnrとして表現する。
【0065】さらに、本実施形態では、出力IF部45
は、非CMパートとCMパートのつなぎ目には、同期ヘ
ッダを含ませるようにしていて、その同期ヘッダにはs
ync信号が含まれている。
【0066】さらに、本実施形態の映像暗号化装置から
出力される映像信号C5と、スイッチャ信号、カウンタ
41のカウント値の関係を図7に示す。
【0067】なお、本実施形態では、復号手段情報Hn
をCMパートに均等分割して埋め込んでいるが、CMパ
ートの特定フレーム画像を幾つか指定して、埋め込むよ
うにしてもよい。本実施形態では、復号手段情報Hn
CMパートに均等分割して埋め込むようにしているの
は、CMパートに含まれる複数のフレーム画像のうちの
どれか1つでも削除された場合には、そのCMパートに
後続する非CMパートの復号が不可能となるからであ
る。
【0068】なお、本実施形態の映像暗号化装置では、
CMパートとCMパートの間に挟まれた非CMパートの
暗号化手段は同一であり、CMパートのフレーム画像は
暗号化されない。
【0069】尚、映像信号の先頭にCMパートが存在し
ている場合には、復号手段情報初期値H1は、その先頭
のCMパートのフレーム画像に電子透かし情報として埋
め込むようにすれば、先頭ヘッダに復号手段情報初期値
1を含ませる必要はない。
【0070】このようにして暗号化された映像信号を受
信して復号する本実施形態における映像復号装置を図5
を参照して説明する。
【0071】本実施形態における映像復号装置は、図5
に示されるように、入力インタフェース(IF)部50
と、カウンタ51と、切替SW52と、復号処理部53
と、切替SW54と、電子透かし検出部55と、合成部
56とから構成されている。
【0072】入力IF部50は、映像暗号化装置からの
映像信号を受信し、この映像信号から先頭ヘッダに含ま
れる復号手段情報初期値H1と、暗号化されたフレーム
画像列を取り出す。カウンタ51は、入力IF部20に
より受信された映像信号に含まれる同期ヘッダの数のカ
ウントを行っている。
【0073】切替SW52は、カウンタ51のカウント
値に基づいて入力IF部50により受信されているフレ
ーム画像がCMパートなのか非CMパートなのかを判定
し、非CMパートならば復号処理部53に出力し、CM
パートならば電子透かし検出部55に出力する。具体的
には、例えば、切替SW52は、カウンタ51のカウン
ト値が奇数の場合には入力IF部50により受信されて
いるフレーム画像は非CMパートであると判定し、カウ
ンタ51のカウント値が偶数の場合には入力IF部50
により受信されているフレーム画像はCMパートである
と判定する。
【0074】電子透かし検出部55は、切替SW52か
らのCMパートの映像信号C4=[Q n+Hn]から、電子
透かし情報として埋め込まれている復号手段情報Hn
検出して切替SW54に出力する。切替スイッチ(S
W)54は、カウンタ51のカウント値が1の場合に
は、入力IF部50からの復号手段情報初期値H1を選
択して復号処理部53に出力し、それ以外の場合には電
子透かし検出部55からの復号手段情報Hnを選択して
復号処理部53に出力している。
【0075】復号処理部53は、切替SW54により選
択された、復号手段情報初期値H1または復号手段情報
nを用いて、切替SW52からの暗号化された非CM
パートの映像信号C3=[Gn(Pn)]に対して復号処理
を行う。合成部56は、復号処理部53により復号され
た非CMパートの映像信号C1={Pn}と、電子透かし
検出部55からのCMパートの映像信号C4=[Qn
n]を合成して、暗号化される前の映像信号を生成して
出力する。なお、電子透かし検出部55からの映像信号
は復号情報が埋め込まれた状態で出力してもよいし、復
号情報を除去してから出力してもよい。
【0076】本実施形態の映像暗号化装置および映像復
号装置によれば、画像信号の非CMパートを構成する各
フレーム画像を順次再生するためにはCMパートに電子
透かし情報として埋め込まれている復号手段情報を検出
しなくてはならないので、CMパートのフレーム画像だ
けをスキップして再生したり、コンテンツデータからC
Mパートのフレーム画像を削除したりして再生すること
ができなくなり、CMスキップ防止を実現することがで
きる。
【0077】本実施形態では、2つのCMパートに挟ま
れた非CMパートの複数のフレーム画像は、同じ暗号化
手段により暗号化されていたが、本発明はこのような場
合に限定されるものではなく、フレーム画像毎に異なる
暗号化手段により暗号化されるようにしてもよい。この
場合には、考えられる最長分の非CMパートのフレーム
数だけの復号手段情報を予め用意しておく必要がある
が、1つの暗号化手段により暗号化を行う場合により
も、より安全性が高くなる。
【0078】上記第1および第2の実施形態では、コン
テンツ作成側からコンテンツ利用側へ送信されるコンテ
ンツが画像である場合を用いて説明したが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、画像以外のコンテンツを
コンテンツ作成側で暗号化してからコンテンツ利用側に
送信し、コンテンツ利用側で復号するような場合でも同
様に本発明を適用することができるものである。
【0079】また、上記第1および第2の実施形態で
は、映像情報を、CMパートと非CMパートに分けて、
CMパートのみを削除することができないようにする場
合を用いて説明したが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、映像情報を、映像情報を再生するために欠か
すことができない必須の情報である必須映像情報と、映
像情報を再生するのにかならずしも必要とはならない情
報である任意映像情報とに分け、任意映像情報のみを削
除することができないようにする場合でも同様に本発明
を適用することができるものである。
【0080】上記の実施形態では、映像暗号化装置およ
び映像復号装置は、複数の構成要素により構成されてい
るが、コンピュータシステムに本実施形態の映像暗号化
方法または映像復号方法を実行するためのプログラムを
記録したプログラム記録媒体を備えるようにすることに
より、本実施形態の映像暗号化装置、映像復号装置をご
く一般的なコンピュータシステムで実現することができ
る。このプログラム記録媒体は磁気ディスク、半導体メ
モリまたはCD−ROM等のその他のプログラム記録媒
体であってもよい。
【0081】このプログラムは、プログラム記録媒体か
ら映像暗号化装置および映像復号装置として動作するコ
ンピュータシステムに読み込まれ、このコンピュータシ
ステムの動作を制御する。このコンピュータシステムは
このプログラムの制御により第1または第2の実施形態
で説明した処理動作を実行することにより映像暗号化装
置または映像復号装置として動作する。
【0082】
【発明の効果】本発明によれば、コンテンツの先行フレ
ーム画像に対して、電子透かしを用いて後続するフレー
ム復号処理に必要な情報を埋め込み、そのフレーム画像
そのものを暗号化しているので、コンテンツの一部を削
除すると削除部分から後ろのコンテンツは再生できない
ようにすることができる。
【0083】このような、電子透かし埋め込みと暗号化
処理を施したコンテンツは、変調などの伝送処理を加え
ることにより、放送等に応用することができ、かつ受信
側でのCM削除などフレーム時系列の分断を伴うコンテ
ンツ編集ができないので、コンテンツ作成者の著作権保
護等に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における映像暗号化装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態における映像復号装置
の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施形態のブロック同期のため
のデータフォーマットである。
【図4】本発明の第2の実施形態における映像暗号化装
置の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第2の実施形態における映像復号装置
の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の第2の実施形態のブロック同期のため
のデータフォーマットである。
【図7】本発明の第2の実施形態の映像暗号化装置から
出力される映像信号C5と、スイッチャ信号、カウンタ
41のカウント値の関係を示す図である。
【図8】従来技術によるコンテンツ作成側のシステムと
コンテンツ利用側のシステムの構成を示す図である。
【図9】従来技術により生成される映像コンテンツの構
成を示す図である。
【符号の説明】
10 フレームカウンタ 11 電子透かし埋め込み部 12 復号手段情報蓄積部 13 フレーム暗号化処理部 14 出力インタフェース(IF)部 15 カウンタ 16 先行計数値作成部 20 入力インタフェース(IF)部 21 復号処理部 22 カウンタ 23 切替スイッチ(SW) 24 電子透かし検出部 40 切替スイッチ(SW) 41 カウンタ 42 復号手段情報蓄積部 43 フレーム暗号化部 44 電子透かし埋め込み部 45 出力インタフェース(IF)部 50 入力インタフェース(IF)部 51 カウンタ 52 切替スイッチ(SW) 53 復号処理部 54 切替スイッチ(SW) 55 電子透かし検出部 56 合成部 100 TVカメラ 101 業務用VTR 102 ビデオ編集機器 103 送信装置 200 受像機器 201 家庭用VTR
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高嶋 洋一 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 仲西 正 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 佐野 睦夫 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 曽根原 登 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5C063 AB03 AB07 AC10 CA23 CA36 DA07 DA13 DB09 5C064 CA14 CC02 CC04 5J104 AA14 AA15 AA34 EA24 NA04 NA07 PA05

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時系列で連続する複数のフレーム画像に
    より構成される映像信号を暗号化してから送信するため
    の映像暗号化方法であって、 映像信号として入力されたフレーム画像列における現在
    のフレーム画像Fnに、次のフレーム画像に対応する復
    号手段情報D(n+1)を電子透かし情報として埋め込むス
    テップと、 前記復号手段情報D(n+1)が埋め込まれたフレーム画像
    {Fn+D(n+1)}を、現在のフレーム画像に対応した暗
    号化手段En(・)を用いて暗号化するステップと、 復号手段情報初期値D1を含めて、暗号化されたフレー
    ム画像を出力するステップとを有する映像暗号化方法。
  2. 【請求項2】 時系列で連続する暗号化された複数のフ
    レーム画像により構成された映像信号を受信して復号す
    るための映像復号方法であって、 暗号化された映像信号を受信し、該映像信号から、復号
    手段情報初期値D1と暗号化されたフレーム画像{E
    n(Fn+D(n+1))}とを取り出すステップと、 現在のフレーム画像がフレーム画像列の先頭のフレーム
    画像の場合には、前記復号手段情報初期値D1を用い、
    現在のフレーム画像がフレーム画像列の先頭のフレーム
    画像以外の場合には、現在処理中のフレーム画像の前の
    フレーム画像を復号した際に得られた復号手段情報Dn
    を用いて、前記入力インタフェース手段からの暗号化さ
    れたフレーム画像{En(Fn+D(n+1))}に対して復
    号処理を行うステップと、 復号された後の前記フレーム画像{Fn+D(n+1)}か
    ら、電子透かし情報として埋め込まれている復号手段情
    報D(n+1)を検出するステップと、を有する映像復号方
    法。
  3. 【請求項3】 時系列で連続する複数のフレーム画像に
    より構成される映像信号を暗号化してから送信するため
    の映像暗号化方法であって、 入力された映像信号が任意映像情報か必須映像情報であ
    るかを示す信号の切り替わりをカウントすることによ
    り、該映像信号を任意映像情報のフレーム区間と必須映
    像情報のフレーム区間とに分離するステップと、 前記必須映像情報のフレーム区間の各フレーム画像を、
    現在のフレーム区間に対応した暗号化手段Gn(・)を
    用いて暗号化するステップと、 前記任意映像情報のフレーム区間の各フレーム画像に、
    現在のフレーム区間に対応する復号手段情報Hnを電子
    透かし情報として埋め込むステップと、 復号手段情報初期値H1を含めて、前記暗号化手段G
    n(・)を用いて暗号化された必須映像情報のフレーム
    区間のフレーム画像と、前記復号手段情報Hnが埋め込
    まれた任意映像情報のフレーム区間のフレーム画像とを
    出力するステップとを有する映像暗号化方法。
  4. 【請求項4】 時系列で連続する暗号化された複数のフ
    レーム画像により構成された映像信号を受信して復号す
    るための映像復号方法であって、 暗号化された映像信号を受信し、該映像信号から、復号
    手段情報初期値H1と 、暗号化された必須映像情報のフレーム区間のフレーム
    画像と、復号手段情報H nが埋め込まれた任意映像情報
    のフレーム区間のフレーム画像とを取り出すステップ
    と、 前記任意映像情報のフレーム区間のフレーム画像から、
    電子透かし情報として埋め込まれている復号手段情報H
    nを検出するステップと、 現在のフレーム区間がフレーム画像列の先頭のフレーム
    区間の場合には、前記復号手段情報初期値H1を用い、
    現在のフレーム区間がフレーム画像列の先頭のフレーム
    区間以外の場合には、前記復号手段情報Hnを用いて、
    前記必須映像情報のフレーム区間のフレーム画像に対し
    て復号処理を行うステップと、を有する映像復号方法。
  5. 【請求項5】 時系列で連続する複数のフレーム画像に
    より構成される映像信号を暗号化してから送信するため
    の映像暗号化装置であって、 複数の復号手段情報が予め蓄積されていて、現在のフレ
    ーム画像Fnの次のフレーム画像に対応する復号手段情
    報D(n+1)を出力する復号手段情報蓄積手段と、 映像信号として入力されたフレーム画像列における現在
    のフレーム画像Fnに、前記復号手段情報蓄積手段から
    の復号手段情報D(n+1)を電子透かし情報として埋め込
    む電子透かし埋め込み手段と、 前記電子透かし埋め込み手段により復号手段情報D
    (n+1)が埋め込まれた後のフレーム画像{Fn
    (n+1)}を、現在のフレーム画像に対応した暗号化手
    段E n(・)を用いて暗号化する処理を行っているフレ
    ーム暗号化処理手段と、 前記復号手段情報蓄積手段からの復号手段情報初期値D
    1を含めて、前記フレーム暗号化処理手段により暗号化
    されたフレーム画像を出力する出力インタフェース手段
    と、を有する映像暗号化装置。
  6. 【請求項6】 時系列で連続する暗号化された複数のフ
    レーム画像により構成された映像信号を受信して復号す
    るための映像復号装置であって、 暗号化された映像信号を受信し、該映像信号から、復号
    手段情報初期値D1と暗号化されたフレーム画像{E
    n(Fn+D(n+1))}とを取り出す入力インタフェース
    手段と、 現在のフレーム画像がフレーム画像列の先頭のフレーム
    画像の場合には、入力インタフェース手段からの復号手
    段情報初期値D1を選択し、現在のフレーム画像がフレ
    ーム画像列の先頭のフレーム画像以外の場合には、現在
    処理中のフレーム画像の前のフレーム画像を復号した際
    に得られた復号手段情報Dnを選択するする切替手段
    と、 前記切替手段により選択された復号手段情報初期値D1
    または復号手段情報Dnを用いて、前記入力インタフェ
    ース手段からの暗号化されたフレーム画像{En(Fn
    (n+1))}に対して復号処理を行う復号処理手段と、 前記復号処理手段により復号された後のフレーム画像
    {Fn+D(n+1)}から、電子透かし情報として埋め込ま
    れている復号手段情報D(n+1)を検出して前記切替手段
    に出力する電子透かし検出手段と、を有する映像復号装
    置。
  7. 【請求項7】 時系列で連続する複数のフレーム画像に
    より構成される映像信号を暗号化してから送信するため
    の映像暗号化装置であって、 前記入力された映像信号が任意映像情報か必須映像情報
    であるかを示す信号を用いて、入力された前記映像信号
    を任意映像情報のフレーム区間と必須映像情報のフレー
    ム区間とに分離する入力インタフェース部と、 前記必須映像情報のフレーム区間の各フレーム画像を、
    現在のフレーム区間にに対応した暗号化手段Gn(・)
    を用いて暗号化するフレーム暗号化処理手段と、 前記暗号化手段Gn(・)により暗号化されたフレーム
    画像を復号するための複数の復号手段情報が予め蓄積さ
    れていて、現在のフレーム区間に対応する復号手段情報
    nを出力する復号手段情報蓄積手段と、 前記任意映像情報のフレーム区間の各フレーム画像に、
    現在のフレーム区間に対応する復号手段情報Hnを電子
    透かし情報として埋め込む電子透かし埋め込み手段と、 復号手段情報初期値H1を含めて、前記暗号化手段G
    n(・)を用いて暗号化された必須映像情報のフレーム
    区間のフレーム画像と、前記電子透かし埋め込み手段に
    より復号手段情報Hnが埋め込まれた任意映像情報のフ
    レーム区間のフレーム画像とを出力する出力インタフェ
    ース手段とを有する映像暗号化装置。
  8. 【請求項8】 時系列で連続する暗号化された複数のフ
    レーム画像により構成された映像信号を受信して復号す
    るための映像復号装置であって、 暗号化された映像信号を受信し、該映像信号から、復号
    手段情報初期値H1と、暗号化されたフレーム画像列を
    取り出す入力インタフェース手段と、 前記入力インタフェース手段により受信されているフレ
    ーム画像を、暗号化された必須映像情報のフレーム区間
    と、復号手段情報Hnが埋め込まれた任意映像情報のフ
    レーム区間のフレーム画像とに分離する切替手段と、 前記任意映像情報のフレーム区間のフレーム画像から、
    電子透かし情報として埋め込まれている復号手段情報H
    nを検出する電子透かし検出手段と、 現在のフレーム区間がフレーム画像列の先頭のフレーム
    区間の場合には、前記復号手段情報初期値H1を用い、
    現在のフレーム区間がフレーム画像列の先頭のフレーム
    区間以外の場合には、前記復号手段情報Hnを用いて、
    前記必須映像情報のフレーム区間のフレーム画像に対し
    て復号処理を行う復号処理手段と、 前記復号処理手段により復号された必須映像情報の映像
    信号と、任意映像情報の映像信号とを合成して出力する
    合成手段と、を有する映像復号装置。
  9. 【請求項9】 時系列で連続する複数のフレーム画像に
    より構成される映像信号を暗号化してから送信するため
    の映像暗号化方法を実行するためのプログラムが記録さ
    れたプログラム記録媒体であって、 前記映像信号の各フレーム画像をカウントする処理と、 映像信号として入力されたフレーム画像列における現在
    のフレーム画像Fnに、次のフレーム画像に対応する復
    号手段情報D(n+1)を電子透かし情報として埋め込む処
    理と、 前記復号手段情報D(n+1)が埋め込まれたフレーム画像
    {Fn+D(n+1)}を、現在のフレーム画像に対応した暗
    号化手段En(・)を用いて暗号化する処理と、 復号手段情報初期値D1を含めて、暗号化されたフレー
    ム画像を出力する処理とをコンピュータに実行させるた
    めのプログラムが記録されたプログラム記録媒体。
  10. 【請求項10】 時系列で連続する暗号化された複数の
    フレーム画像により構成された映像信号を受信して復号
    するための映像復号方法を実行するためのプログラムが
    記録されたプログラム記録媒体であって、 暗号化された映像信号を受信し、該映像信号から、復号
    手段情報初期値D1と暗号化されたフレーム画像{E
    n(Fn+D(n+1))}とを取り出す処理と、 現在のフレーム画像がフレーム画像列の先頭のフレーム
    画像の場合には、前記復号手段情報初期値D1を用い、
    現在のフレーム画像がフレーム画像列の先頭のフレーム
    画像以外の場合には、現在処理中のフレーム画像の前の
    フレーム画像を復号した際に得られた復号手段情報Dn
    を用いて、前記暗号化されたフレーム画像{En(Fn
    (n+1))}に対して復号処理を行う処理と、 復号された後の前記フレーム画像{Fn+D(n+1)}か
    ら、電子透かし情報として埋め込まれている復号手段情
    報D(n+1)を検出する処理とをコンピュータに実行させ
    るためのプログラムを記録したプログラム記録媒体。
  11. 【請求項11】 時系列で連続する複数のフレーム画像
    により構成される映像信号を暗号化してから送信するた
    めの映像暗号化方法を実行するためのプログラムが記録
    されたプログラム記録媒体であって、 入力された映像信号が任意映像情報か必須映像情報であ
    るかを示す信号の切り替わりをカウントすることによ
    り、該映像信号を任意映像情報のフレーム区間と必須映
    像情報のフレーム区間とに分離する処理と、 前記必須映像情報のフレーム区間の各フレーム画像を、
    現在のフレーム区間に対応した暗号化手段Gn(・)を
    用いて暗号化する処理と、 前記任意映像情報のフレーム区間の各フレーム画像に、
    現在のフレーム区間に対応する復号手段情報Hnを電子
    透かし情報として埋め込む処理と、 復号手段情報初期値H1を含めて、前記暗号化手段G
    n(・)を用いて暗号化された必須映像情報のフレーム
    区間のフレーム画像と、前記復号手段情報Hnが埋め込
    まれた任意映像情報のフレーム区間のフレーム画像とを
    出力する処理とをコンピュータに実行させるためのプロ
    グラムを記録した記録媒体。
  12. 【請求項12】 時系列で連続する暗号化された複数の
    フレーム画像により構成された映像信号を受信して復号
    するための映像復号方法を実行するためのプログラムが
    記録されたプログラム記録媒体であって、 暗号化された映像信号を受信し、該映像信号から、復号
    手段情報初期値H1と、暗号化された必須映像情報のフ
    レーム区間のフレーム画像と、復号手段情報H nが埋め
    込まれた任意映像情報のフレーム区間のフレーム画像と
    を取り出す処理と、 前記任意映像情報のフレーム区間のフレーム画像から、
    電子透かし情報として埋め込まれている復号手段情報H
    nを検出する処理と、 現在のフレーム区間がフレーム画像列の先頭のフレーム
    区間の場合には、前記復号手段情報初期値H1を用い、
    現在のフレーム区間がフレーム画像列の先頭のフレーム
    区間以外の場合には、前記復号手段情報Hnを用いて、
    前記必須映像情報のフレーム区間のフレーム画像に対し
    て復号処理を行う処理と、をコンピュータに実行させる
    ためのプログラムを記録した記録媒体。
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