JP4814615B2 - コンテンツ暗号化装置、その方法およびそのプログラム、ならびに、コンテンツ復号化装置、その方法およびそのプログラム - Google Patents

コンテンツ暗号化装置、その方法およびそのプログラム、ならびに、コンテンツ復号化装置、その方法およびそのプログラム Download PDF

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本発明は、デジタルコンテンツを暗号化すると共にデジタルコンテンツの複製を制限可能なライセンスを生成するコンテンツ暗号化装置、ならびに、暗号化されたデジタルコンテンツを復号し再生することが可能なコンテンツ復号化装置、その方法およびそのプログラムに関する。
デジタル放送では、放送事業者側(送信側)でスクランブル(暗号化)された放送番組(デジタルコンテンツ、以下、単にコンテンツといい、このコンテンツは、断らない限りデジタルコンテンツである)をデスクランブル(復号)する受信装置で受信されたコンテンツの著作権保護を目的として、放送したコンテンツのコピー(複製)制御を実施している。仮にアナログデータで構成されたコンテンツ(アナログコンテンツ)をコピーすると、画質や音質が劣化するが、デジタルデータで構成されたコンテンツをデジタルコピーすると、オリジナルのコンテンツと全く同じデータとなり、映像においては同じ画質となる。したがって、デジタルコピー(以下、単にコピーという)では、コンテンツが高品位な状態で不正にコピーされる懸念が生じる。そして、不正にコピーされたコンテンツが大量に再配布されると、コンテンツに対する著作権が侵害されることになる。そこで、デジタル放送では、確実なコピー制御技術が求められている。
例えば、映像音声やデータ放送は、MPEG−2TS(Moving Picture Expert Group-2 Transport Stream)形式で多重化されて放送されており、PMT(Program Map Table)に配置されるデジタルコピー制御記述子に、コピー制御情報を設定することで、コンテンツのコピー制御を行う(非特許文献1参照)。具体的には、受信装置は、デジタルコピー制御記述子のコピー制御情報に従って、DTCP(Digital Transmission Licensing Administrator)技術や、CPRM(Content Protection for Recordable Media)技術を用いて、コンテンツのコピー制御を行う。例えば、コピー制御情報が「一世代コピー可」であれば、当該コンテンツの複製を作成し、作成した複製物からさらなるコピーができないように、コピー制御情報を「これ以上コピー禁止」にすることで、1回のみコピーを許可するコピー制御を実現する。また、「これ以上コピー禁止」の状態にあるコンテンツは、これ以上複製物を作成できない代わりに、コンテンツそのものの移動は許可される。ここで、移動とは、例えば、受信装置で受信したコンテンツを、他の受信装置または記録装置にコピーすると共に、コピー元の受信装置からコンテンツを削除(delete)することである。つまり、コピー元の受信装置が受信したコンテンツは失われると共に、当該コンテンツは他の受信装置または記録装置に残る。
このように著作権保護の観点からコンテンツのコピーが制限されているので、ライセンスを取得したユーザが、記録メディアの故障時のためにバックアップを作成するために、DVD(Digital Versatile Disk)等の記録媒体にコンテンツを保存しようとしても自由にコピーすることができない。また、「これ以上コピー禁止」状態のコンテンツを移動することはできるが、例えば、固定配置された受信装置から、携帯用の受信装置にデジタルコンテンツを移動する場合、デジタルコンテンツの解像度やフレーム数を落としてからコピーすることになる。この場合、携帯用の受信装置からコンテンツを固定配置された受信装置に再び戻したときに、固定配置された受信装置は、劣化したままの映像を再生する。したがって、ユーザは劣化したままの映像を視聴することになる。つまり、現行の放送サービスは、固定配置された受信装置で受信したコンテンツを携帯用受信装置にコピーした後、固定配置された受信装置に再び戻すような利用の仕方に対応できていない。
従来、著作権を保護しつつ、バックアップなどの複数回コピーを可能とするために、所定のコピー処理によって、コピーされたコンテンツの再生映像をオリジナルコンテンツの再生映像よりも劣化させる装置が提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。特許文献1または特許文献2に開示された装置は、コピーされたコンテンツの再生映像を劣化させるために、コンテンツをコピーする際に、コンテンツそのものを劣化させる処理を行うものである。これにより、コピーする毎に、再生映像の画質は劣化していくが、例えば、数回コピーしても視聴に耐えられる画質を維持できる。その結果、コピー回数に対する制限を緩和したことになる。なお、不正コピーを何度も重ねた場合、画質が劣化するので著作権を保護できる。
特開2001−169234号公報(段落0019〜0028、図1) 特開2003−323342号公報(段落0076〜0082、図2) 「デジタル放送に使用する番組配列情報(ARIB STD−B10)」、4.0版、社団法人電波産業会、平成16年12月改定
しかしながら、特許文献1または特許文献2に開示された装置では、コンテンツそのものに対して劣化させる処理を行うため、例えば2時間くらいの上映時間を有する映画のコンテンツに対しては、20GByte程度の大きなバイナリデータに対するコピー処理が必要になる。その結果、コンテンツの複製元の装置や複製先の装置に大きな負荷を与えるという問題がある。また、この場合には、コピー処理に多大な時間を要することとなる。
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、コピー処理の処理負荷を低減しつつ、オリジナルコンテンツの再生映像よりも劣化させることのできるコンテンツ暗号化装置、その方法およびそのプログラム、ならびに、コンテンツ復号化装置、その方法およびそのプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、前記目的を達成するために創案されたものであり、まず、請求項1に記載のコンテンツ暗号化装置は、デジタルコンテンツのデータ構造におけるスライス層を形成するすべてのスライスデータの画像部分を暗号化することで、前記デジタルコンテンツを暗号化した暗号化コンテンツを生成するコンテンツ暗号化装置であって、暗号マップデータ生成手段と、鍵束生成手段と、ライセンス生成手段と、スライスデータ暗号化手段とを備える構成とした。
かかる構成によれば、コンテンツ暗号化装置は、暗号マップデータ生成手段によって、前記デジタルコンテンツが画面表示されたときの全体の画像を形成する各スライスデータと、前記スライスデータを暗号化する所定の複数の暗号鍵との対応関係を示す暗号マップデータを生成する。ここで、暗号マップデータは、予め設定されたデータを用いてもよいし、外部からデジタルコンテンツ毎に入力される形態であっても構わない。また、スライスデータは、例えば、MPEG−2、MPEG−4、H.264/AVC等の符号化方式で符号化されたデジタルコンテンツのデータ構造におけるスライス層を形成する。この暗号マップデータによって、デジタルコンテンツにおいて、どのスライスデータをどの暗号鍵で暗号化しているかを特定することができる。また、暗号鍵は、例えば、共通鍵暗号化方式であるDES(Data Encryption Standard)やAES(Advanced Encryption Standard)等を暗号アルゴリズムとして用いる。この暗号鍵は、1つ以上のスライスデータを暗号化の対象とする。
そして、コンテンツ暗号化装置は、鍵束生成手段によって、前記所定の複数の暗号鍵からなる鍵束を生成し、ライセンス生成手段によって、前記鍵束生成手段で生成された鍵束と、前記暗号マップデータ生成手段で生成された暗号マップデータとを合成することにより、前記暗号化コンテンツを劣化していない状態で復号化したデジタルコンテンツを生成するためのライセンスを生成する。そして、コンテンツ暗号化装置は、スライスデータ暗号化手段によって、前記鍵束生成手段で生成された鍵束に含まれる前記所定の複数の暗号鍵で、前記暗号マップデータに基づいて、前記デジタルコンテンツが画面表示されたときの全体の画像を形成するすべてのスライスデータを暗号化して暗号化コンテンツを生成する。
また、請求項2に記載のコンテンツ暗号化装置は、請求項1に記載のコンテンツ暗号化装置において、前記ライセンス生成手段は、前記鍵束と前記暗号マップデータと共に、前記暗号化コンテンツとの対応関係を示すライセンス識別情報をさらに合成することにより、前記ライセンスを生成することを特徴とする。
かかる構成によれば、コンテンツ暗号化装置は、暗号化コンテンツとの対応関係を示すライセンス識別情報を含むライセンスを生成するので、この生成したライセンスと、生成した暗号化コンテンツとを別々に、コンテンツの復号側の装置に伝達することが可能となる。なお、ライセンスだけを別途で復号側の装置に伝達する方法は、通信回線を用いてもよいし、所定の記録媒体に格納して郵送等を用いてもよい。
また、請求項3に記載のコンテンツ暗号化方法は、デジタルコンテンツのデータ構造におけるスライス層を形成するすべてのスライスデータの画像部分を暗号化することで、前記デジタルコンテンツを暗号化した暗号化コンテンツを生成するコンテンツ暗号化装置のコンテンツ暗号化方法であって、前記コンテンツ暗号化装置は、暗号マップデータ生成手段、鍵束生成手段、ライセンス生成手段およびスライスデータ暗号化手段を備え、暗号マップデータ生成ステップと、鍵束生成ステップと、ライセンス生成ステップと、スライスデータ暗号化ステップとを含んで実行することを特徴とする。
かかる手順によれば、コンテンツ暗号化方法は、暗号マップデータ生成ステップで、前記鍵束生成手段によって、前記デジタルコンテンツが画面表示されたときの全体の画像を形成する各スライスデータと、前記各スライスデータを暗号化する所定の複数の暗号鍵との対応関係を示す暗号マップデータを生成する。そして、コンテンツ暗号化方法は、鍵束生成ステップで、前記ライセンス生成手段によって、前記所定の複数の暗号鍵からなる鍵束を生成する。そして、コンテンツ暗号化方法は、ライセンス生成ステップで、前記ライセンス生成手段によって、前記鍵束生成ステップで生成された鍵束と、前記暗号マップデータ生成ステップで生成された暗号マップデータとを合成することにより、前記暗号化コンテンツを劣化していない状態で復号化したデジタルコンテンツを生成するためのライセンスを生成する。そして、コンテンツ暗号化方法は、スライスデータ暗号化ステップで、前記スライスデータ暗号化手段によって、前記鍵束生成ステップで生成された鍵束に含まれる前記所定の複数の暗号鍵で、前記暗号マップデータに基づいて、前記デジタルコンテンツが画面表示されたときの全体の画像を形成するすべてのスライスデータを暗号化して暗号化コンテンツを生成する。なお、暗号マップデータ生成ステップと鍵束生成ステップの実行順序は任意であり、同タイミングでも構わない。また、ライセンス生成ステップとスライスデータ暗号化ステップの実行順序も任意であり、同タイミングでも構わない。
また、請求項4に記載のコンテンツ暗号化プログラムは、デジタルコンテンツのデータ構造におけるスライス層を形成するすべてのスライスデータの画像部分を暗号化することで、前記デジタルコンテンツを暗号化した暗号化コンテンツを生成するために、コンピュータを、暗号マップデータ生成手段、鍵束生成手段、ライセンス生成手段、スライスデータ暗号化手段として機能させるためのプログラムである
かかる構成によれば、コンテンツ暗号化プログラムは、暗号マップデータ生成手段によって、前記デジタルコンテンツが画面表示されたときの全体の画像を形成する各スライスデータと、前記スライスデータを暗号化する所定の複数の暗号鍵との対応関係を示す暗号マップデータを生成する。そして、コンテンツ暗号化プログラムは、鍵束生成手段によって、前記所定の複数の暗号鍵からなる鍵束を生成する。そして、コンテンツ暗号化プログラムは、ライセンス生成手段によって、前記鍵束生成手段で生成された鍵束と、前記暗号マップデータ生成手段で生成された暗号マップデータとを合成することにより、前記暗号化コンテンツを劣化していない状態で復号化したデジタルコンテンツを生成するためのライセンスを生成する。そして、コンテンツ暗号化プログラムは、スライスデータ暗号化手段によって、前記鍵束生成手段で生成された鍵束に含まれる前記所定の複数の暗号鍵で、前記暗号マップデータに基づいて、前記デジタルコンテンツが画面表示されたときの全体の画像を形成するすべてのスライスデータを暗号化して暗号化コンテンツを生成する。
また、請求項5に記載のコンテンツ復号化装置は、デジタルコンテンツのデータ構造におけるスライス層を形成するすべてのスライスデータの画像部分を暗号化する所定の複数の暗号鍵からなる鍵束と、前記スライスデータと前記暗号鍵との対応関係を示す暗号マップデータとを含んで、前記所定の複数の暗号鍵で前記暗号マップデータに基づいて暗号化された暗号化コンテンツを劣化していない状態で復号化したデジタルコンテンツを生成するための第1のライセンス、または、前記第1のライセンスに含まれる鍵束から1以上の前記暗号鍵を除去した鍵束と前記暗号マップデータとを含む第2のライセンスに基づいて、前記暗号化コンテンツを復号化するコンテンツ復号化装置であって、暗号マップデータ抽出手段と、鍵束抽出手段と、スライスデータ復号化手段と、暗号鍵除去手段と、合成手段と、出力管理手段とを備える構成とした。
かかる構成によれば、コンテンツ復号化装置は、暗号マップデータ抽出手段によって、入力された前記第1のライセンスまたは前記第2のライセンスから前記暗号マップデータを分離して抽出する。ここで、暗号マップデータは、予め設定されたデータを用いてもよいし、外部からデジタルコンテンツ毎に入力される形態であっても構わない。また、スライスデータは、例えば、MPEG−2、等の符号化方式で符号化されたデジタルコンテンツのデータ構造におけるスライス層を形成する。この暗号マップデータによって、デジタルコンテンツにおいて、どのスライスデータをどの暗号鍵で暗号化しているかを特定することができる。
そして、コンテンツ復号化装置は、鍵束抽出手段によって、入力された前記第1のライセンスまたは前記第2のライセンスから鍵束を分離して抽出する。そして、コンテンツ復号化装置は、スライスデータ復号化手段によって、前記鍵束抽出手段で抽出された鍵束に含まれる暗号鍵と、前記暗号マップデータ抽出手段で抽出された暗号マップデータとによって、前記暗号化コンテンツの復号可能なすべての前記スライスデータを復号化する。そして、コンテンツ復号化装置は、暗号鍵除去手段によって、前記鍵束抽出手段で抽出された鍵束から1以上の暗号鍵を除去する。ここで、除去する暗号鍵を予め設定しておいてもよいし、入力された暗号鍵自体の情報や暗号マップデータに基づいて暗号鍵を除去してもよい。
そして、コンテンツ復号化装置は、合成手段によって、前記暗号マップデータ抽出手段で抽出された暗号マップデータと、前記暗号鍵除去手段で1以上の暗号鍵が除去された鍵束とを合成して前記第2のライセンスを生成する。したがって、生成された第2のライセンスは、暗号鍵が除去されて不足しているので、暗号化コンテンツを劣化した状態で復号化するライセンスとなる。つまり、第2のライセンスは、劣化していない状態で復号化できる第1のライセンスと比べて不完全なライセンスとなる。そして、コンテンツ復号化装置は、出力管理手段によって、前記暗号化コンテンツのコピー処理のための指示が入力されたときに、前記合成手段で生成された第2のライセンスを出力する。これにより、出力された第2のライセンスは、暗号化コンテンツの復号化に供され、暗号化コンテンツは劣化した状態で再生されることとなる。
また、請求項6に記載のコンテンツ復号化装置は、請求項5に記載のコンテンツ復号化装置において、前記第1のライセンスまたは前記第2のライセンスは、前記暗号化コンテンツとの対応関係を示すライセンス識別情報をさらに含み、前記第1のライセンスまたは前記第2のライセンスから前記ライセンス識別情報を分離して抽出するライセンス識別情報抽出手段をさらに備え、前記合成手段は、前記暗号マップデータと前記鍵束と共に、前記ライセンス識別情報抽出手段で抽出されたライセンス識別情報とを合成することを特徴とする。
かかる構成によれば、コンテンツ復号化装置は、入力された第1のライセンスまたは第2のライセンスから、暗号化コンテンツとの対応関係を示すライセンス識別情報を抽出して、第2のライセンスを生成する際に、暗号マップデータと鍵束と共に合成する。したがって、生成された第2のライセンスと、入力された暗号化コンテンツとを別々に、コンテンツのコピー側の装置に伝達することが可能となる。なお、第2のライセンスを別途でコピー側の装置に伝達する方法は、通信回線を用いてもよいし、所定の記録媒体に格納して郵送等を用いてもよい。
また、請求項7に記載のコンテンツ復号化方法は、デジタルコンテンツのデータ構造におけるスライス層を形成するすべてのスライスデータの画像部分を暗号化する所定の複数の暗号鍵からなる鍵束と、前記スライスデータと前記暗号鍵との対応関係を示す暗号マップデータとを含んで、前記所定の複数の暗号鍵で前記暗号マップデータに基づいて暗号化された暗号化コンテンツを劣化していない状態で復号化したデジタルコンテンツを生成するための第1のライセンス、または、前記第1のライセンスに含まれる鍵束から1以上の前記暗号鍵を除去した鍵束と前記暗号マップデータとを含む第2のライセンスに基づいて、前記暗号化コンテンツを復号化するコンテンツ復号化装置のコンテンツ復号化方法であって、前記コンテンツ復号化装置は、暗号マップデータ抽出手段、鍵束抽出手段、スライスデータ復号化手段、暗号鍵除去手段、合成手段および出力管理手段を備え、暗号マップデータ抽出ステップと、鍵束抽出ステップと、スライスデータ復号化ステップと、暗号鍵除去ステップと、合成ステップと、出力管理ステップとを含んで実行することを特徴とする。
かかる手順によれば、コンテンツ復号化方法は、暗号マップデータ抽出ステップで、前記暗号マップデータ抽出手段によって、前記第1のライセンスまたは前記第2のライセンスから前記暗号マップデータを分離して抽出し、鍵束抽出ステップで、前記鍵束抽出手段によって、前記第1のライセンスまたは前記第2のライセンスから鍵束を分離して抽出する。なお、暗号マップデータ抽出ステップと鍵束抽出ステップの実行順序は任意であり、同タイミングでも構わない。
そして、コンテンツ復号化方法は、スライスデータ復号化ステップで、前記スライスデータ復号化手段によって、前記鍵束抽出ステップで抽出された鍵束に含まれる暗号鍵と、前記暗号マップデータ抽出ステップで抽出された暗号マップデータとによって、前記暗号化コンテンツの復号可能なすべての前記スライスデータを復号化する。そして、コンテンツ復号化方法は、暗号鍵除去ステップで、前記暗号鍵除去手段によって、前記鍵束抽出ステップで抽出された鍵束から1以上の暗号鍵を除去し、合成ステップで、前記合成手段によって、前記暗号マップデータ抽出ステップで抽出された暗号マップデータと、前記暗号鍵除去ステップで1以上の暗号鍵が除去された鍵束とを合成して前記第2のライセンスを生成する。なお、スライスデータ復号化ステップと合成ステップの実行順序は任意であり、同タイミングでも構わない。そして、コンテンツ復号化方法は、出力管理ステップで、前記出力管理手段によって、前記暗号化コンテンツのコピー処理のための指示がなされたときに、前記合成ステップで生成された第2のライセンスを出力する。
また、請求項8に記載のコンテンツ復号化プログラムは、デジタルコンテンツのデータ構造におけるスライス層を形成するすべてのスライスデータの画像部分を暗号化する所定の複数の暗号鍵からなる鍵束と、前記スライスデータと前記暗号鍵との対応関係を示す暗号マップデータとを含んで、前記所定の複数の暗号鍵で前記暗号マップデータに基づいて暗号化された暗号化コンテンツを劣化していない状態で復号化したデジタルコンテンツを生成するための第1のライセンス、または、前記第1のライセンスに含まれる鍵束から1以上の前記暗号鍵を除去した鍵束と前記暗号マップデータとを含む第2のライセンスに基づいて、前記暗号化コンテンツを復号化するために、コンピュータを、暗号マップデータ抽出手段、鍵束抽出手段、スライスデータ復号化手段、暗号鍵除去手段、合成手段、出力管理手段として機能させるためのプログラムである
かかる構成によれば、コンテンツ復号化プログラムは、暗号マップデータ抽出手段によって、入力された前記第1のライセンスまたは前記第2のライセンスから前記暗号マップデータを分離して抽出し、鍵束抽出手段によって、入力された前記第1のライセンスまたは前記第2のライセンスから鍵束を分離して抽出する。そして、コンテンツ復号化プログラムは、スライスデータ復号化手段によって、前記鍵束抽出手段で抽出された鍵束に含まれる暗号鍵と、前記暗号マップデータ抽出手段で抽出された暗号マップデータとによって、入力された前記暗号化コンテンツの復号可能なすべての前記スライスデータを復号化する。そして、コンテンツ復号化プログラムは、暗号鍵除去手段によって、前記鍵束抽出手段で抽出された鍵束から1以上の暗号鍵を除去し、合成手段によって、前記暗号マップデータ抽出手段で抽出された暗号マップデータと、前記暗号鍵除去手段で1以上の暗号鍵が除去された鍵束とを合成して前記第2のライセンスを生成する。そして、コンテンツ復号化プログラムは、出力管理手段によって、前記暗号化コンテンツのコピー処理のための指示がなされたときに、前記合成手段で生成された第2のライセンスを出力する。
請求項1、請求項3または請求項4に記載の発明によれば、デジタルコンテンツのスライスデータを暗号化することにより暗号化コンテンツを生成できる。これによって、復号側では、コピー処理において、スライスデータのみを処理すればよいので、従来のようにコンテンツそのものを劣化させる処理を行う場合と比較してコピー処理の処理負荷を低減できると共に、オリジナルコンテンツの再生映像よりも劣化させることができる。
請求項5、請求項7または請求項8に記載の発明によれば、コピー処理において、デジタルコンテンツのスライスデータが暗号化された暗号化コンテンツのスライスデータのみを処理するので、従来のようにコンテンツそのものを劣化させる処理を行う場合と比較してコピー処理の処理負荷を低減できる。また、入力されたライセンスから1つ以上の暗号鍵が除去されて不足しているライセンスである第2のライセンスをコピー側に出力できる。その結果、コピー側で暗号化コンテンツを再生する場合に、暗号鍵が不足しているライセンスで復号化されるので、再生映像をオリジナルコンテンツの再生映像よりも劣化させることができる。
請求項2または請求項6に記載の発明によれば、ライセンス(または第2のライセンス)に暗号化コンテンツとの対応関係を示すライセンス識別情報を含むので、ライセンス(または第2のライセンス)と暗号化コンテンツとを別々に後段の装置に伝達することが可能となる。
以下、本発明の実施形態に係るコンテンツ暗号化装置と、その暗号化されたコンテンツを復号化するコンテンツ復号化装置について図面を参照して順次説明する。
[コンテンツ暗号化装置の構成]
まず、図1を参照して、コンテンツ暗号化装置の構成について説明する。図1は、本発明の実施形態に係るコンテンツ暗号化装置の構成を示す機能ブロック図である。図1に示すように、コンテンツ暗号化装置1は、MPEG−2で符号化された平文コンテンツ(デジタルコンテンツ)を、スライス層レベルで暗号化した暗号化コンテンツを生成するものである。なお、MPEG−2は、デジタルコンテンツ(映像、音声、データ放送のデータ等)を、シーケンス層、GOP(Group of Pictures)層、ピクチャ層、スライス層、マクロブロック層およびブロック層の6層の階層構造で符号化している。また、平文とは非暗号化状態を指す。
ここでは、コンテンツ暗号化装置1は、暗号マップデータ生成手段10と、鍵束生成手段11と、ライセンス生成手段12と、スライスデータ暗号化手段13とを備えている。暗号マップデータ生成手段10は、平文コンテンツのデータ構造におけるスライス層を形成する複数のスライスデータと、生成した複数のスライス鍵(暗号鍵)から成る鍵束との対応関係を示したデータである暗号マップデータを生成するものである。この暗号マップデータ生成手段10は、図示を省略した入力手段から、平文コンテンツが入力されることで、暗号マップデータを生成することとしてもよいし、図示を省略した記憶手段に予め記憶してある平文コンテンツに基づいて、暗号マップデータを生成することとしてもよい。この暗号マップデータ生成手段10は、生成した暗号マップデータをライセンス生成手段12およびスライスデータ暗号化手段13に出力する。
ここで、図2を参照して、本発明に関係するスライス層について説明する。図2は、MPEG−2におけるスライス層の構造を示すデータ構造図である。図2に示すように、MPEG−2で符号化された映像は、画像(画面)を縦方向(垂直方向)に複数分割したスライス層を形成するスライスデータS(S1〜S68)で構成される。なお、スライスデータSの個数は一例である。
また、各スライスデータSは、スライス層ヘッダSHと、1つ以上のマクロブロックMBとで構成されている(図2では、1つのマクロブロックMBを例示している)。ここで、スライスデータSの垂直方向の長さは、マクロブロックの大きさ(例えば16ライン)である。また、水平方向の長さは、1個以上のマクロブロックの大きさであればよく、最大で画面の横幅である。また、スライス層ヘッダSHの先頭には、そのスライスデータSで特定されるスライス層が垂直方向において上から何番目であるかを示す「スライス開始符号(SLICE START CODE)」が含まれている。また、スライスデータSを暗号化する際、スライス層ヘッダSHは暗号化を行わず平文のままとし、マクロブロックMBのみを暗号化し暗号文とすることとする。
ここで、図3を参照して、スライス鍵について説明する。図3は、図1に示したコンテンツ暗号化装置の生成する鍵束の構造の一例を示すデータ構造図である。図3に示すように、鍵束K′は、4つのスライス鍵Ka,Kb,Kc,Kdから構成される。スライス鍵Kaは、スライス鍵の識別情報であるスライス鍵ID「IDa」と、暗号化に用いられるスライス鍵データ「Da」とを有している。スライス鍵データ「Da」には、受信装置への負荷を軽減するために、例えば、共通鍵暗号化方式であるDES(Data Encryption Standard)やAES(Advanced Encryption Standard)等を暗号アルゴリズムとして用いる。同様に、スライス鍵Kbは、スライス鍵ID「IDb」と、スライス鍵データ「Db」とを有している。また、スライス鍵Kcは、スライス鍵ID「IDc」と、スライス鍵データ「Dc」とを有し、スライス鍵Kdは、スライス鍵ID「IDd」と、スライス鍵データ「Dd」とを有している。
ここで、図4を参照して、暗号マップデータ生成手段10で生成される暗号マップデータの構造について説明する。図4は、図1に示したコンテンツ暗号化装置の生成する暗号マップデータの構造の一例を示すデータ構造図である。図4に示すように、暗号マップデータMDは、スライスデータSの番号(スライス層番号:01〜68)に対応付けて、各スライス鍵IDが埋め込まれたデータ列である。なお、スライス鍵IDに代えて、スライス鍵IDを示すビット列やスライス鍵データ等を埋め込むようにしてもよい。図4に示した例において、暗号マップデータMDでは、スライス層番号が「01」の場合に、スライス鍵ID「IDa」が埋め込まれることで、このスライス層番号で特定されるスライスデータがスライス鍵Kaで暗号化されていることを示すことができる。
図1に戻って、コンテンツ暗号化装置1の構成について説明を続ける。
鍵束生成手段11は、1つの平文コンテンツを暗号化するための複数のスライス鍵(暗号鍵)から成る鍵束を生成し、生成した鍵束をライセンス生成手段12およびスライスデータ暗号化手段13に出力するものである。ここで、スライス鍵は、1つ以上のスライスデータを暗号化の対象とする。
ライセンス生成手段12は、暗号マップデータ生成手段10で生成された暗号マップデータと、鍵束生成手段11で生成された鍵束と、ライセンスID(ライセンス識別情報)とに基づいて、当該コンテンツ暗号化装置1で生成される暗号化コンテンツを復号するための情報であるライセンス(第1のライセンス)を生成するものである。
ここで、ライセンスIDとは、暗号化コンテンツとライセンスとの対応関係を示す情報である。ライセンス生成手段12で生成されるライセンス(第1のライセンス)は、暗号マップデータと、鍵束と、ライセンスIDとを含んだデータであって、コンテンツを特定するコンテンツ識別子(例えば、コンテンツのファイル名等)に対応付けられて、図示を省略した記憶手段に記憶され、暗号化コンテンツを復号する際に使用される。
このライセンス(第1のライセンス)は秘匿化すべき情報が含まれるため、放送または通信によって送出する場合には、暗号化する必要がある。放送の場合には、ECM(Entitlement Control Message)やEMM(Entitlement Management Message)として送出し、通信の場合には、TLS(Transport Layer Security)等を用いて受信装置(またはコンテンツ復号化装置)を認証した後に秘匿化されたライセンスを送出する。
スライスデータ暗号化手段13は、暗号マップデータ生成手段10で生成された暗号マップデータに基づいて、鍵束生成手段11で生成された鍵束に含まれるスライス鍵で、コンテンツをスライス層におけるスライス単位で暗号化することで、暗号化コンテンツを生成するものである。また、スライスデータ暗号化手段13は、暗号化コンテンツを生成する際に、ライセンスIDを挿入する。この場合、ライセンスIDを暗号化コンテンツのPMT(Program Map Table)やDII(Download Info Indication)に配置するようにしてもよい。このスライスデータ暗号化手段13は、図2で説明したスライスデータSにおいて、マクロブロックMBのみを暗号化する。
なお、スライス層レベルで暗号化を行うと、MPEG−2の復号化装置によっては、マクロブロックの暗号化が原因で、復号(デコード)処理においてハングアップする可能性がある。そこで、スライスデータ暗号化手段13では、スライスデータが暗号化されていることを示す情報をスライス層ヘッダSH(図2参照)に付加することが望ましい。例えば、図2で説明したスライス層ヘッダSHの「予約領域(RESERVED BITS)」に、当該スライスが暗号化されていることを示す「暗号化フラグ」を付加する。
コンテンツ暗号化装置1は、スライスデータ暗号化手段13で生成した暗号化コンテンツと、ライセンス生成手段12で生成したライセンスとを、図示しない多重化手段によって、例えば、MPEG−2TS形式で多重化して放送波として送出する。このようにライセンスを多重化する場合には、ライセンスIDを省略することも可能である。なお、コンテンツ暗号化装置1は、インターネット等の通信回線を介して、生成した暗号化コンテンツとライセンスとを別々に送信するようにしてもよく、この場合には、ライセンスIDは必須である。
なお、コンテンツ暗号化装置1は、一般的なコンピュータを、前記した各手段として機能させるプログラムにより動作させることで実現することができる。このプログラム(コンテンツ暗号化プログラム)は、通信回線を介して配布することも可能であるし、CD−ROM等の記録媒体に書き込んで配布することも可能である。
[コンテンツ暗号化装置の動作]
次に、図5を参照(適宜図1参照)して、コンテンツ暗号化装置1の動作について説明する。図5は、図1に示したコンテンツ暗号化装置の動作を示すフローチャートである。まず、コンテンツ暗号化装置1は、暗号マップデータ生成手段10によって、暗号化の対象となるスライスを特定したデータである暗号マップデータを生成する(ステップS11:暗号マップデータ生成ステップ)。また、コンテンツ暗号化装置1は、鍵束生成手段11によって、暗号化の対象となるスライスを暗号化するための複数のスライス鍵を含む鍵束を生成する(ステップS12:鍵束生成ステップ)。なお、ステップS11の処理とステップS12の処理との実行順序は任意であり、同タイミングでも構わない。
そして、コンテンツ暗号化装置1は、ライセンス生成手段12によって、ステップS11で生成された暗号マップデータと、ステップS12で生成されたスライス鍵と、ライセンスIDとを含んだライセンスを生成する(ステップS13:ライセンス生成ステップ)。このステップS13で生成されたライセンスは、コンテンツ暗号化装置1で生成される暗号化コンテンツを復号する際に使用される。
また、コンテンツ暗号化装置1は、スライスデータ暗号化手段13によって、ステップS11で生成された暗号マップデータを参照して、入力された平文コンテンツの各スライスデータを、ステップS12で生成された鍵束に含まれている複数の対応するスライス鍵で暗号化し、暗号化コンテンツを生成する(ステップS14:スライスデータ暗号化ステップ)。なお、ステップS13の処理とステップS14の処理との実行順序は任意であり、同タイミングでも構わない。
コンテンツ暗号化装置1によれば、デジタルコンテンツのスライスデータを暗号化することにより暗号化コンテンツを生成できる。これによって、復号側(コピー側)では、コピー処理において、スライスデータのみを処理すればよいので、従来のようにコンテンツそのものを劣化させる処理を行う場合と比較してコピー処理の処理負荷を低減できる。
[コンテンツ復号化装置の構成]
次に、図6を参照して、図1に示したコンテンツ暗号化装置1で生成された暗号化コンテンツを復号するコンテンツ復号化装置の構成について説明する。図6は、本発明の実施形態に係るコンテンツ復号化装置の構成を示す機能ブロック図である。コンテンツ復号化装置2は、コンテンツ暗号化装置1(図1参照)で暗号化された暗号化コンテンツを、コンテンツ暗号化装置1(図1参照)で生成されたライセンス(第1のライセンス)、または、他のコンテンツ復号化装置2で生成されたライセンス(第2のライセンス)に基づいて、復号化するものである。
ここでは、コンテンツ復号化装置2は、図6に示すように、ライセンス復号手段20と、ライセンス記憶手段21と、ライセンス判定手段22と、スライスデータ復号化手段23と、符号復号手段24と、コンテンツ記憶手段25と、合成手段26と、出力用ライセンス記憶手段27と、コンテンツ出力管理手段28とを備えている。
ライセンス復号手段20は、暗号化コンテンツを特定するためのコンテンツ識別子に対応するライセンス(第1のライセンスまたは第2のライセンス、以下、単にライセンスともいう)から必要な情報を分離抽出するものであって、暗号マップデータ抽出手段20aと、鍵束抽出手段20bと、スライス鍵除去手段20cと、ライセンスID抽出手段20dとを備えている。なお、ライセンス復号手段20は、ライセンスを、図示を省略した入力手段によって、記録媒体を介して入力することとしてもよいし、ネットワークを介して取得することとしてもよい。
暗号マップデータ抽出手段20aは、入力されたライセンスから、暗号化されているスライスを特定したデータである暗号マップデータを分離して抽出するものである。この抽出された暗号マップデータは、コンテンツ識別子に対応付けられて、ライセンス記憶手段21に記憶される。
鍵束抽出手段20bは、入力されたライセンスから、暗号化されているスライスを復号するためのスライス鍵(暗号鍵)を分離して抽出するものである。この抽出されたスライス鍵は、コンテンツ識別子に対応付けられて、ライセンス記憶手段21に記憶される。
スライス鍵除去手段(暗号鍵除去手段)20cは、鍵束抽出手段20bから入力する鍵束から所定のスライス鍵を除去して合成手段26に出力するものである。ここで、除去するスライス鍵を予め設定しておいてもよい。また、入力されたスライス鍵自体の情報(例えば、スライス鍵ID)に基づいて除去してもよいし、暗号マップデータを参照してスライス層番号等に基づいて除去してもよい。さらに、複数のスライス鍵を1度に除去するようにしてもよい。ここで、除去とは、スライス鍵データ(図3参照:例えば「Da」など)を削除(delete)すること、または、スライス鍵ID(図3参照:例えば「IDa」など)を削除すること、または、その両方を削除することを意味する。
ライセンスID抽出手段20dは、入力されたライセンスから、ライセンスIDを分離して抽出するものである。この抽出されたライセンスIDは、コンテンツ識別子に対応付けられて、ライセンス記憶手段21に記憶されると共に、合成手段26に出力される。
ライセンス記憶手段21は、ライセンス復号手段20で抽出されたライセンス(暗号マップデータおよびスライス鍵)を記憶するものであって、ICカード等の耐タンパなモジュールである。このライセンス記憶手段21には、コンテンツ識別子に対応付けて、暗号マップデータおよびスライス鍵が記憶される。
ライセンス判定手段22は、入力された暗号化コンテンツに対応するライセンスが、ライセンス記憶手段21に記憶されているか(取得されているか)どうかを判定(探索)するものである。すなわち、ライセンス判定手段22は、ライセンス記憶手段21から、暗号化コンテンツに対応する(例えば、図示を省略した入力手段から入力されるコンテンツ識別子に対応する)ライセンスを探索し、該当するライセンスが記憶されていると判定した場合に、判定結果にライセンスのデータ(暗号マップデータ、スライス鍵)を含ませる。
スライスデータ復号化手段23は、入力された、または、後記するコンテンツ記憶手段25に記憶されている暗号化コンテンツにおける、暗号化されたスライスデータを復号するものである。すなわち、スライスデータ復号化手段23は、暗号化コンテンツが入力しているか(または記憶されているか)否かを判別し、入力している場合(または記憶されている場合)、ライセンス記憶手段21に記憶されている暗号マップデータとスライス鍵とに基づいて、暗号化されているスライスデータを復号化する。このスライスデータ復号化手段23でスライスデータを復号化されたデジタルコンテンツは、符号復号手段24に出力される。なお、このスライスデータ復号化手段23は、図2で説明したスライス層において、暗号化されたマクロブロックMBのみを復号してスライス層ヘッダSHに付加することで、スライスデータを復号することとする。
符号復号手段24は、スライスデータ復号化手段23においてスライスデータが復号化されたコンテンツの符号化データを復号(符号復号)することで、視覚可能な表示データである再生コンテンツ(映像)を生成し、生成した再生コンテンツ(映像)を出力装置Dに出力するものである。この符号復号手段24は、例えば、MPEG−2における一般的なデコーダである。
コンテンツ記憶手段25は、コンテンツ復号化装置2に入力された暗号化コンテンツを記憶しておくものであって、一般的なハードディスク等の記憶装置である。このコンテンツ記憶手段25は、図示を省略した設定手段によって、視聴者がリアルタイムで復号を行わない旨の設定(例えば、「録画」等)を行った場合は、リアルタイムで暗号化コンテンツを復号せず、一旦蓄積した後で復号を行う際に用いられる。
このコンテンツ記憶手段25に記憶されている暗号化コンテンツは、暗号化されているため、著作権が保護されていることになり、後記するコンテンツ出力管理手段28を介して、他のコンテンツ復号化装置2や、記録装置Rにコピーをする場合でも、コピー制限を行う必要がない。さらに、著作権保護を強固なものにするために、コンテンツ復号化装置2と、コピー先のコンテンツ復号化装置2間で伝送路暗号を行ってもよい。
合成手段26は、暗号マップデータ抽出手段20aで抽出された暗号マップデータと、スライス鍵除去手段20cでスライス鍵が除去された鍵束と、ライセンスID抽出手段20dで抽出されたライセンスIDとを合成して、ライセンス(第2のライセンス)を出力用ライセンスとして生成し、出力用ライセンス記憶手段27に格納するものである。
出力用ライセンス記憶手段27は、合成手段26で合成されたライセンス(第2のライセンス)を記憶するものであって、一般的なメモリ(またはバッファ)等の記憶装置である。この出力用ライセンス記憶手段27には、コンテンツ識別子に対応付けて、ライセンス(暗号マップデータ、スライス鍵が除去された鍵束およびライセンスID)が記憶される。
コンテンツ出力管理手段(出力管理手段)28は、入力操作装置Nからコピーのための出力指示があるか否かを判別し、コピーのための出力指示がある場合に、コンテンツ記憶手段25に格納されている暗号化コンテンツと、この暗号化コンテンツに対応して出力用ライセンス記憶手段27に格納されている出力用ライセンス(第2のライセンス)とを、出力先である他のコンテンツ復号化装置2または記録装置Rに出力するものである。ここで、入力操作装置Nは、例えば、マウス、キーボード、入力ボタン等である。なお、暗号化コンテンツと、出力用ライセンス(第2のライセンス)とを出力するタイミングは同時でも別々でもよい。
なお、コンテンツ復号化装置2は、一般的なコンピュータを、前記した各手段として機能させるプログラムにより動作させることで実現することができる。このプログラム(コンテンツ復号化プログラム)は、通信回線を介して配布することも可能であるし、CD−ROM等の記録媒体に書き込んで配布することも可能である。
[コンテンツ復号化装置の動作]
次に、図7乃至図9を参照(適宜図6参照)して、コンテンツ復号化装置2の動作について説明する。図7は、図6に示したコンテンツ復号化装置によるライセンス生成処理を示すフローチャートであり、図8は、図6に示したコンテンツ復号化装置によるコンテンツ復号化処理を示すフローチャートであり、図9は、図6に示したコンテンツ復号化装置によるコピー用コンテンツ出力処理を示すフローチャートである。
なお、コンテンツ復号化装置2の動作において、暗号化コンテンツの復号と、ライセンスの取得とは、同時に行う必要はない。すなわち、コンテンツ復号化装置2では、視聴者が暗号化コンテンツを復号して再生したい場合にのみ、ネットワーク等を介してライセンスを取得し、ライセンス復号手段20の暗号マップデータ抽出手段20a、鍵束抽出手段20bおよびライセンスID抽出手段20dによって、ライセンスから暗号マップデータ、鍵束(スライス鍵)およびライセンスIDを分離して抽出し、ライセンス記憶手段21に記憶する。
まず、図7のフローチャートを参照して、ライセンスの生成処理について説明を行う。
コンテンツ復号化装置2は、暗号マップデータ抽出手段20aによって、暗号マップデータを抽出し(ステップS21:暗号マップデータ抽出ステップ)、鍵束抽出手段20bによって、鍵束を抽出し(ステップS22:鍵束抽出ステップ)、ライセンスID抽出手段20dによって、ライセンスIDを抽出する(ステップS23)。なお、ステップS21乃至ステップS23の処理の実行順序は任意であり、同タイミングでも構わない。
そして、コンテンツ復号化装置2は、スライス鍵除去手段20cによって、鍵束からスライス鍵を除去し(ステップS24:暗号鍵除去ステップ)、合成手段26によって、ステップS21で抽出された暗号マップデータと、ステップS24でスライス鍵が除去された鍵束と、ステップS23で抽出されたライセンスIDとを合成して、出力用ライセンス(第2のライセンス)を生成し(ステップS25:合成ステップ)、出力用ライセンス記憶手段27に格納する。
次に、図8のフローチャートを参照して、コンテンツ復号化処理について説明を行う。まず、コンテンツ復号化装置2は、スライスデータ復号化手段23によって、暗号化コンテンツが入力しているか否かを判別する(ステップS31)。暗号化コンテンツが入力している場合(ステップS31:Yes)、コンテンツ復号化装置2は、ライセンス判定手段22によって、入力された暗号化コンテンツに対応するライセンスが、ライセンス記憶手段21に記憶されているか(取得されているか)どうかを探索する(ステップS32)。また、暗号化コンテンツが入力していない場合(ステップS31:No)、コンテンツ復号化装置2は処理を終了する。なお、ステップS31で、スライスデータ復号化手段23は、暗号化コンテンツが入力しているか否かを判別するものとして説明したが、蓄積されている暗号化コンテンツを復号化対象とする場合には、コンテンツ記憶手段25に記憶されているか否かを判別する。
そして、コンテンツ復号化装置2は、スライスデータ復号化手段23によって、ステップS32で探索された、ライセンス記憶手段21に記憶されている暗号マップデータを参照して、暗号化コンテンツの各スライスデータを、対応するスライス鍵で復号化する(ステップS33:スライスデータ復号化ステップ)。そして、ステップS34において、コンテンツ復号化装置2は、符号復号手段24によって、ステップS33でスライスデータを復号化されたコンテンツについて、スライス番号の順番に符号データ(ここでは、MPEG−2)の復号を行うことで、視覚可能な表示データであるデジタルコンテンツを再生する(映像を生成する)。
次に、図9のフローチャートを参照して、コピー用コンテンツ出力処理について説明を行う。コンテンツ復号化装置2は、コンテンツ出力管理手段28によって、入力操作装置Nからコピーのための出力指示があるか否かを判別する(ステップS41)。コピーのための出力指示がある場合(ステップS41:Yes)、コンテンツ復号化装置2は、コンテンツ出力管理手段28によって、コンテンツ記憶手段25に格納されている暗号化コンテンツと、この暗号化コンテンツに対応して出力用ライセンス記憶手段27に格納されている出力用ライセンスとを、出力先である他のコンテンツ復号化装置2または記録装置Rに出力する(ステップS42:出力管理ステップ)。なお、コピーのための出力指示がない場合(ステップS41:No)、コンテンツ復号化装置2は処理を終了する。
[コピー処理動作]
次に、コンテンツ復号化装置2が出力するライセンス(第2のライセンス)によるコピー処理について図10を参照して説明する。図10は、図6に示したコンテンツ復号化装置が出力するライセンスによるコンテンツの復号を説明するための説明図である。図10に示すように、一例として、6台のコンテンツ復号化装置2a〜2f(2)と、2台の記録装置R1,R2(R)とを想定する。なお、装置の台数はこの限りではない。ここでは、2台のコンテンツ復号化装置2a,2bは、デジタルコンテンツを再生(視聴)することを目的としている。コンテンツ復号化装置2a,2bで再生されるデジタルコンテンツは、コピー前なので劣化していないオリジナル映像となる。このコピー前の映像を、以下、第0世代の映像(または単に第0世代)という。
具体的には、コンテンツ復号化装置2a,2bは、図1に示したコンテンツ暗号化装置1で生成されたライセンスL(第1のライセンス)と暗号化コンテンツとを取得し、ライセンスLによって暗号化コンテンツを復号化して、デジタルコンテンツを再生する。これにより、第0世代の映像が表示されることとなる。
また、コンテンツ復号化装置2aは、取得したライセンスL(第1のライセンス)から、スライス鍵を1つ除去したライセンスL(第2のライセンス)を生成する。そして、コピーのための出力指示があると、暗号化コンテンツおよびライセンスL(第2のライセンス)を、コンテンツ復号化装置2cまたは記録装置R1に出力する。同様に、コンテンツ復号化装置2bは、暗号化コンテンツおよびライセンスL(第2のライセンス)を、コンテンツ復号化装置2dまたは記録装置R1に出力する。
暗号化コンテンツおよびライセンスL(第2のライセンス)を取得した(オリジナルコンテンツから数えて1度目のコピーをした)コンテンツ復号化装置2c,2dや記録装置R1は、デジタルコンテンツをコピーするものである。コピーに際して、暗号化コンテンツは、暗号化されたまま入力前の画質(状態)に維持される。ライセンスLは、ライセンスLに比べてスライス鍵が不足したものとなっている。コンテンツ復号化装置2c,2dや記録装置R1は、ライセンスLによって暗号化コンテンツを復号化して、デジタルコンテンツを再生する。再生されるデジタルコンテンツは、1度目のコピー後なので、オリジナル映像に比べて劣化した映像となる。この1度目のコピー後の映像を、以下、第1世代の映像(または単に第1世代)という。
また、コンテンツ復号化装置2cは、取得したライセンスL(第2のライセンス)から、スライス鍵を1つ除去したライセンスL(第2のライセンス)を生成する。そして、コピーのための出力指示があると、暗号化コンテンツおよびライセンスL(第2のライセンス)を、コンテンツ復号化装置2eまたは記録装置R2に出力する。同様に、コンテンツ復号化装置2dは、暗号化コンテンツおよびライセンスL(第2のライセンス)を、コンテンツ復号化装置2fまたは記録装置R2に出力する。
暗号化コンテンツおよびライセンスL(第2のライセンス)を取得した(オリジナルコンテンツから数えて2度目のコピーをした)コンテンツ復号化装置2e,2fや記録装置R2は、デジタルコンテンツをコピー(録画)するものである。コピーに際して、暗号化コンテンツは、暗号化されたまま入力前の画質(状態)に維持される。ライセンスLは、ライセンスLに比べてさらにスライス鍵が不足したものとなっている。コンテンツ復号化装置2e,2fや記録装置R2は、ライセンスLによって暗号化コンテンツを復号化して、デジタルコンテンツを再生する。再生されるデジタルコンテンツは、2度目のコピー後なので、第1世代の映像に比べて劣化した映像となる。この2度目のコピー後の映像を、以下、第2世代の映像(または単に第2世代)という。
また、コンテンツ復号化装置2e,2fは、取得したライセンスL(第2のライセンス)から、スライス鍵を1つ除去したライセンスL(第2のライセンス)を生成する。そして、コピーのための出力指示があると、暗号化コンテンツおよびライセンスL(第2のライセンス)を出力する。以下、同様である。
なお、コンテンツ復号化装置2c〜2f(2)と、2台の記録装置R1,R2(R)は、デジタルコンテンツをコピー(録画)するものなので、通常、劣化した映像(第1世代の映像や第2世代の映像)しか再生できない。しかしながら、これらの機器の所有者が、当該デジタルコンテンツの管理者(コンテンツホルダー)に対価を支払うことで、図1に示したコンテンツ暗号化装置1で生成されたライセンスL(第1のライセンス)の使用許諾を受けるようにしてもよい。この場合には、コンテンツ復号化装置2c〜2f(2)と、2台の記録装置R1,R2(R)は、例えば、インターネットなどの通信回線を用いてコンテンツ暗号化装置1からライセンスL(第1のライセンス)を取得し、取得したライセンスL(第1のライセンス)で暗号化コンテンツを復号化することで、第0世代の映像を再生する。
[再生映像表示例]
次に、第0世代の映像、第1世代の映像および第2世代の映像の具体的な表示例を図11を参照して説明する。図11は、映像の内容を表示した例を示す図であって、(a)はコピー前(第0世代)、(b)はコピー後(第1世代)、(c)はコピー後(第2世代)の映像をそれぞれ示している。ここでは、コンテンツ復号化装置2は、図4に例示した暗号マップデータを有し、スライス鍵除去手段20c(図6参照)は、1回目に、スライス鍵IDが「IDa」のスライス鍵Kaを除去し、2回目に、スライス鍵IDが「IDb」のスライス鍵Kbを除去するものとする。
コンテンツ復号化装置2が、図1に示したコンテンツ暗号化装置1で生成されたライセンスL(第1のライセンス)で暗号化コンテンツを復号化した場合には、このライセンスLには、復号に必要なすべてのスライス鍵を含むので、すべてのスライスデータを復号化できる。したがって、第0世代の映像は、図11の(a)に示すように、人物画像1101を高品位な映像として再生できる。ここで、スライス層番号「01」〜「03」に対応したスライス層の上部表示領域1102は、図4に例示した暗号マップデータに基づいて、各スライス層を構成するスライスデータがスライス鍵Kaで暗号化される。同様に、スライス層番号「66」〜「68」に対応したスライス層の下部表示領域1103は、各スライス層を構成するスライスデータがスライス鍵Kbで暗号化される。これらの上部表示領域1102、下部表示領域1103のスライスデータは、ライセンスLによって再現されるので、図11の(a)に示すように、人物画像1101に劣化は生じない。
一方、コンテンツ復号化装置2が1度目のコピーで、他のコンテンツ復号化装置2で生成されたライセンスL(第2のライセンス)で暗号化コンテンツを復号化した場合には、このライセンスLには、スライス鍵Kaが含まれていないので、スライス鍵Kaに対応した上部表示領域1102のスライスデータは再現されない。したがって、第1世代の映像は、図11の(b)に示すように、人物画像1101の上部表示領域1102に劣化が生じる。そして、このコンテンツ復号化装置2は、ライセンスL(第2のライセンス)を生成する。
さらに、コンテンツ復号化装置2が2度目のコピーで、第1世代の映像を再生する他のコンテンツ復号化装置2で生成されたライセンスL(第2のライセンス)で暗号化コンテンツを復号化した場合には、スライス鍵Ka,Kbが含まれていないので、スライス鍵Kaに対応した上部表示領域1102に加えて、スライス鍵Kbに対応した下部表示領域1103のスライスデータが再現されなくなる。したがって、第2世代の映像は、図11の(c)に示すように、人物画像1101の上部表示領域1102および下部表示領域1103に劣化が生じる。以下同様に、コピーするに従って、鍵束からスライス鍵を順次除去していくことで、復号化可能なスライスデータが減っていく。その結果、最後にはすべてのスライス鍵が除去され、映像を再生できなくさせることができる。
コンテンツ復号化装置2によれば、コピー処理において、暗号化コンテンツのスライスデータのみを復号化するので、従来のようにコンテンツそのものを劣化させる処理を行う場合と比較してコピー処理の処理負荷を低減できる。また、スライス鍵が不足したライセンス(第2のライセンス)をコピー側(他のコンテンツ復号化装置2や記録装置R)に出力するので、コピー側で暗号化コンテンツを再生する場合に、第2のライセンスで復号化されるので、再生映像をオリジナルコンテンツの再生映像よりも劣化させることができる。その結果、著作権を保護したまま、コピー制限することなく、コピーすることができる。したがって、コンテンツを複数の記録媒体(コンテンツ復号化装置2や、記録装置Rなど)に記録することも可能になる。さらに、著作権を保護したまま、コピー制限することなく、自由にコピーすることができれば、ある程度劣化したコンテンツが大量に流通するようになる。その結果、視聴者が、ある程度劣化したコンテンツをコピーにより入手する機会も増え、対価を支払ってでも高品位なオリジナルコンテンツの購入(具体的には第1のライセンスの購入)を希望することも考えられるので、この場合にはデジタルコンテンツの市場規模の拡大に貢献することとなる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態には限定されない。例えば、本実施形態では、符号化方式をMPEG−2の例で説明したが、これに限定されるものではなく、同様なデータ構造(スライス層)を有するMPEG−4やH.264/AVCで符号化したコンテンツ(映像)にも適用可能である。
本発明の実施形態に係るコンテンツ暗号化装置の構成を示す機能ブロック図である。 MPEG−2におけるスライス層の構造を示すデータ構造図である。 図1に示したコンテンツ暗号化装置の生成する鍵束の構造の一例を示すデータ構造図である。 図1に示したコンテンツ暗号化装置の生成する暗号マップデータの構造の一例を示すデータ構造図である。 図1に示したコンテンツ暗号化装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るコンテンツ復号化装置の構成を示す機能ブロック図である。 図6に示したコンテンツ復号化装置によるライセンス生成処理を示すフローチャートである。 図6に示したコンテンツ復号化装置によるコンテンツ復号化処理を示すフローチャートである。 図6に示したコンテンツ復号化装置によるコピー用コンテンツ出力処理を示すフローチャートである。 図6に示したコンテンツ復号化装置が出力するライセンスによるコンテンツの復号を説明するための説明図である。 映像の内容を表示した例を示す図であって、(a)はコピー前(第0世代)、(b)はコピー後(第1世代)、(c)はコピー後(第2世代)の映像をそれぞれ示している。
符号の説明
1 コンテンツ暗号化装置
10 暗号マップデータ生成手段
11 鍵束生成手段
12 ライセンス生成手段
13 スライスデータ暗号化手段
2(2a〜2f) コンテンツ復号化装置
20 ライセンス復号手段
20a 暗号マップデータ抽出手段
20b 鍵束抽出手段
20c スライス鍵除去手段(暗号鍵除去手段)
21 ライセンス記憶手段
22 ライセンス判定手段
23 スライスデータ復号化手段
24 符号復号手段
25 コンテンツ記憶手段
26 合成手段
27 出力用ライセンス記憶手段
28 コンテンツ出力管理手段(出力管理手段)
N 入力操作装置
D 出力装置
R1,R2(R) 記録装置

Claims (8)

  1. デジタルコンテンツのデータ構造におけるスライス層を形成するすべてのスライスデータの画像部分を暗号化することで、前記デジタルコンテンツを暗号化した暗号化コンテンツを生成するコンテンツ暗号化装置であって、
    前記デジタルコンテンツが画面表示されたときの全体の画像を形成する各スライスデータと、前記スライスデータを暗号化する所定の複数の暗号鍵との対応関係を示す暗号マップデータを生成する暗号マップデータ生成手段と、
    前記所定の複数の暗号鍵からなる鍵束を生成する鍵束生成手段と、
    前記鍵束生成手段で生成された鍵束と、前記暗号マップデータ生成手段で生成された暗号マップデータとを合成することにより、前記暗号化コンテンツを劣化していない状態で復号化したデジタルコンテンツを生成するためのライセンスを生成するライセンス生成手段と、
    前記鍵束生成手段で生成された鍵束に含まれる前記所定の複数の暗号鍵で、前記暗号マップデータに基づいて、前記デジタルコンテンツが画面表示されたときの全体の画像を形成するすべてのスライスデータを暗号化して暗号化コンテンツを生成するスライスデータ暗号化手段と、
    を備えることを特徴とするコンテンツ暗号化装置。
  2. 前記ライセンス生成手段は、前記鍵束と前記暗号マップデータと共に、前記暗号化コンテンツとの対応関係を示すライセンス識別情報をさらに合成することにより、前記ライセンスを生成することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ暗号化装置。
  3. デジタルコンテンツのデータ構造におけるスライス層を形成するすべてのスライスデータの画像部分を暗号化することで、前記デジタルコンテンツを暗号化した暗号化コンテンツを生成するコンテンツ暗号化装置のコンテンツ暗号化方法であって、
    前記コンテンツ暗号化装置は、暗号マップデータ生成手段、鍵束生成手段、ライセンス生成手段およびスライスデータ暗号化手段を備え、
    前記暗号マップデータ生成手段によって、前記デジタルコンテンツが画面表示されたときの全体の画像を形成する各スライスデータと、前記各スライスデータを暗号化する所定の複数の暗号鍵との対応関係を示す暗号マップデータを生成する暗号マップデータ生成ステップと、
    前記鍵束生成手段によって、前記所定の複数の暗号鍵からなる鍵束を生成する鍵束生成ステップと、
    前記ライセンス生成手段によって、前記鍵束生成ステップで生成された鍵束と、前記暗号マップデータ生成ステップで生成された暗号マップデータとを合成することにより、前記暗号化コンテンツを劣化していない状態で復号化したデジタルコンテンツを生成するためのライセンスを生成するライセンス生成ステップと、
    前記スライスデータ暗号化手段によって、前記鍵束生成ステップで生成された鍵束に含まれる前記所定の複数の暗号鍵で、前記暗号マップデータに基づいて、前記デジタルコンテンツが画面表示されたときの全体の画像を形成するすべてのスライスデータを暗号化して暗号化コンテンツを生成するスライスデータ暗号化ステップと、
    を含んで実行することを特徴とするコンテンツ暗号化方法。
  4. デジタルコンテンツのデータ構造におけるスライス層を形成するすべてのスライスデータの画像部分を暗号化することで、前記デジタルコンテンツを暗号化した暗号化コンテンツを生成するために、コンピュータを、
    前記デジタルコンテンツが画面表示されたときの全体の画像を形成する各スライスデータと、前記スライスデータを暗号化する所定の複数の暗号鍵との対応関係を示す暗号マップデータを生成する暗号マップデータ生成手段、
    前記所定の複数の暗号鍵からなる鍵束を生成する鍵束生成手段、
    前記鍵束生成手段で生成された鍵束と、前記暗号マップデータ生成手段で生成された暗号マップデータとを合成することにより、前記暗号化コンテンツを劣化していない状態で復号化したデジタルコンテンツを生成するためのライセンスを生成するライセンス生成手段、
    前記鍵束生成手段で生成された鍵束に含まれる前記所定の複数の暗号鍵で、前記暗号マップデータに基づいて、前記デジタルコンテンツが画面表示されたときの全体の画像を形成するすべてのスライスデータを暗号化して暗号化コンテンツを生成するスライスデータ暗号化手段、
    として機能させるためのコンテンツ暗号化プログラム。
  5. デジタルコンテンツのデータ構造におけるスライス層を形成するすべてのスライスデータの画像部分を暗号化する所定の複数の暗号鍵からなる鍵束と、前記スライスデータと前記暗号鍵との対応関係を示す暗号マップデータとを含んで、前記所定の複数の暗号鍵で前記暗号マップデータに基づいて暗号化された暗号化コンテンツを劣化していない状態で復号化したデジタルコンテンツを生成するための第1のライセンス、または、前記第1のライセンスに含まれる鍵束から1以上の前記暗号鍵を除去した鍵束と前記暗号マップデータとを含む第2のライセンスに基づいて、前記暗号化コンテンツを復号化するコンテンツ復号化装置であって、
    入力された前記第1のライセンスまたは前記第2のライセンスから前記暗号マップデータを分離して抽出する暗号マップデータ抽出手段と、
    入力された前記第1のライセンスまたは前記第2のライセンスから鍵束を分離して抽出する鍵束抽出手段と、
    前記鍵束抽出手段で抽出された鍵束に含まれる暗号鍵と、前記暗号マップデータ抽出手段で抽出された暗号マップデータとによって、入力された前記暗号化コンテンツの復号可能なすべての前記スライスデータを復号化するスライスデータ復号化手段と、
    前記鍵束抽出手段で抽出された鍵束から1以上の暗号鍵を除去する暗号鍵除去手段と、
    前記暗号マップデータ抽出手段で抽出された暗号マップデータと、前記暗号鍵除去手段で1以上の暗号鍵が除去された鍵束とを合成して前記第2のライセンスを生成する合成手段と、
    前記暗号化コンテンツのコピー処理のための指示が入力されたときに、前記合成手段で生成された第2のライセンスを出力する出力管理手段と、
    を備えることを特徴とするコンテンツ復号化装置。
  6. 前記第1のライセンスまたは前記第2のライセンスは、前記暗号化コンテンツとの対応関係を示すライセンス識別情報をさらに含み、
    前記第1のライセンスまたは前記第2のライセンスから前記ライセンス識別情報を分離して抽出するライセンス識別情報抽出手段をさらに備え、
    前記合成手段は、前記暗号マップデータと前記鍵束と共に、前記ライセンス識別情報抽出手段で抽出されたライセンス識別情報とを合成する、
    ことを特徴とする請求項5に記載のコンテンツ復号化装置。
  7. デジタルコンテンツのデータ構造におけるスライス層を形成するすべてのスライスデータの画像部分を暗号化する所定の複数の暗号鍵からなる鍵束と、前記スライスデータと前記暗号鍵との対応関係を示す暗号マップデータとを含んで、前記所定の複数の暗号鍵で前記暗号マップデータに基づいて暗号化された暗号化コンテンツを劣化していない状態で復号化したデジタルコンテンツを生成するための第1のライセンス、または、前記第1のライセンスに含まれる鍵束から1以上の前記暗号鍵を除去した鍵束と前記暗号マップデータとを含む第2のライセンスに基づいて、前記暗号化コンテンツを復号化するコンテンツ復号化装置のコンテンツ復号化方法であって、
    前記コンテンツ復号化装置は、暗号マップデータ抽出手段、鍵束抽出手段、スライスデータ復号化手段、暗号鍵除去手段、合成手段および出力管理手段を備え、
    前記暗号マップデータ抽出手段によって、前記第1のライセンスまたは前記第2のライセンスから前記暗号マップデータを分離して抽出する暗号マップデータ抽出ステップと、
    前記鍵束抽出手段によって、前記第1のライセンスまたは前記第2のライセンスから鍵束を分離して抽出する鍵束抽出ステップと、
    前記スライスデータ復号化手段によって、前記鍵束抽出ステップで抽出された鍵束に含まれる暗号鍵と、前記暗号マップデータ抽出ステップで抽出された暗号マップデータとによって、前記暗号化コンテンツの復号可能なすべての前記スライスデータを復号化するスライスデータ復号化ステップと、
    前記暗号鍵除去手段によって、前記鍵束抽出ステップで抽出された鍵束から1以上の暗号鍵を除去する暗号鍵除去ステップと、
    前記合成手段によって、前記暗号マップデータ抽出ステップで抽出された暗号マップデータと、前記暗号鍵除去ステップで1以上の暗号鍵が除去された鍵束とを合成して前記第2のライセンスを生成する合成ステップと、
    前記出力管理手段によって、前記暗号化コンテンツのコピー処理のための指示がなされたときに、前記合成ステップで生成された第2のライセンスを出力する出力管理ステップと、
    を含んで実行することを特徴とするコンテンツ復号化方法。
  8. デジタルコンテンツのデータ構造におけるスライス層を形成するすべてのスライスデータの画像部分を暗号化する所定の複数の暗号鍵からなる鍵束と、前記スライスデータと前記暗号鍵との対応関係を示す暗号マップデータとを含んで、前記所定の複数の暗号鍵で前記暗号マップデータに基づいて暗号化された暗号化コンテンツを劣化していない状態で復号化したデジタルコンテンツを生成するための第1のライセンス、または、前記第1のライセンスに含まれる鍵束から1以上の前記暗号鍵を除去した鍵束と前記暗号マップデータとを含む第2のライセンスに基づいて、前記暗号化コンテンツを復号化するために、コンピュータを、
    入力された前記第1のライセンスまたは前記第2のライセンスから前記暗号マップデータを分離して抽出する暗号マップデータ抽出手段、
    入力された前記第1のライセンスまたは前記第2のライセンスから鍵束を分離して抽出する鍵束抽出手段、
    前記鍵束抽出手段で抽出された鍵束に含まれる暗号鍵と、前記暗号マップデータ抽出手段で抽出された暗号マップデータとによって、入力された前記暗号化コンテンツの復号可能なすべての前記スライスデータを復号化するスライスデータ復号化手段、
    前記鍵束抽出手段で抽出された鍵束から1以上の暗号鍵を除去する暗号鍵除去手段、
    前記暗号マップデータ抽出手段で抽出された暗号マップデータと、前記暗号鍵除去手段で1以上の暗号鍵が除去された鍵束とを合成して前記第2のライセンスを生成する合成手段、
    前記暗号化コンテンツのコピー処理のための指示がなされたときに、前記合成手段で生成された第2のライセンスを出力する出力管理手段、
    として機能させるためのコンテンツ復号化プログラム。
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