JP4902274B2 - 暗号化コンテンツ作成装置およびそのプログラム、ならびに、コンテンツ復号化装置およびそのプログラム - Google Patents
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まず、図1を参照して、暗号化コンテンツ作成装置について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る暗号化コンテンツ作成装置の構成を示す機能ブロック図である。暗号化コンテンツ作成装置10は、一例として、MPEG−2またはH.264/AVCで符号化された平文コンテンツ(デジタルコンテンツ)を、スライス層(帯状領域)レベルで暗号化した暗号化コンテンツを生成するものである。また、暗号化コンテンツ作成装置10は、暗号化コンテンツを正確に復号してコンテンツを再生するためのライセンス(第1ライセンス)と、スクランブル効果を有した状態で再生するためのライセンス(第2ライセンス)とを生成する。以下では、第1ライセンスと第2ライセンスとを区別しないときには単にライセンスということとする。なお、MPEG−2は、デジタルコンテンツ(映像、音声、データ放送のデータ等)を、シーケンス層、GOP(Group of Pictures)層、ピクチャ層、スライス層、マクロブロック層およびブロック層の6層の階層構造で符号化している。また、平文とは非暗号化状態を指す。また、H.264/AVCにおいても、同様にスライス層を符号化する。
ここで、暗号化コンテンツ作成装置の具体的な構成を説明する前に、図2ないし図4を参照して、暗号化コンテンツ作成装置の概略について説明する。図2は、図1に示した暗号化コンテンツ作成装置に入力する平文コンテンツの一例を示すデータ構造図であり、図3は、H.264/AVCにおけるスライス層の構造を示すデータの構造図である。また、図4は、図1に示した暗号化コンテンツ作成装置で作成された暗号化コンテンツが復号された状態の説明図であり、(a)は原画像、(b)は第1ライセンスで復号された画像、(c)は第2ライセンスで復号された画像をそれぞれ示している。
図1に戻って、暗号化コンテンツ作成装置10の構成について説明する。
暗号化コンテンツ作成装置10は、図1に示すように、スライスデータ抽出手段11と、暗号パラメータ生成手段12と、暗号化手段13と、データコード検出手段14と、コード判別手段15と、計数手段16と、合成手段17と、ライセンス生成手段18とを備えている。
また、スタートコード判別手段15aは、検出されたデータコードがスタートコードと異なると判別した場合に(図5(b)参照)、その旨を示す情報であるクリア情報を最終バイトコード判別手段15bに出力する。
また、スタートコード判別手段15aは、検出されたデータコードがスタートコードと同一であると判別した場合に(図5(a)参照)、その旨を計数手段16に通知すると共に、当該暗号化スライスデータの再暗号化を暗号化手段13に指示する。
また、最終バイトコード判別手段15bは、最終バイトに「00」を含まないと判別した場合に、暗号化スライスデータを合成手段17に出力する。
また、最終バイトコード判別手段15bは、最終バイトに「00」を含むと判別した場合に、その旨を示す最終バイト情報をライセンス生成手段18に出力する。ここで、最終バイト情報は、最終バイトを含む末尾のバイトのデータコードにおいて「00」の連続するバイト長等を含めるものとする。例えば、図6(b)に示す暗号化スライスデータX1の場合には、バイト長として「1」を最終バイト情報に含める。これにより、復号側では、誤認識を防止することが可能となる。
また、合成手段17は、暗号化コンテンツを生成する際に、当該暗号化コンテンツに対応したライセンスの識別情報であるライセンスIDを挿入するものとする。この場合、ライセンスIDを暗号化コンテンツのPMT(Program Map Table)やDII(Download Info Indication)に配置するようにしてもよい。なお、ライセンスIDの詳細については後記する。
第2ライセンス生成手段18bは、スライスデータ抽出手段11でピクチャ毎に抽出されたすべてのピクチャ番号およびスライス番号のうちの一部のみを含む第2ライセンスを生成するものである。
また、ライセンス生成手段18は、最終バイトコード判別手段15bから最終バイト情報が出力された場合、最終バイト情報をライセンスに含める。
また、ライセンス生成手段18は、ライセンスID(ライセンス識別情報)をさらに含める。ここで、ライセンスIDとは、暗号化コンテンツとライセンスとの対応関係を示す情報である。この場合に生成されるライセンスは、コンテンツを特定するコンテンツ識別子(例えば、コンテンツのタグ名等)に対応付けられて、復号側で蓄積された暗号化コンテンツを復号する際に使用される。
タグ名「ID」のタグに、このライセンスのライセンスID(LicenceID)を含む。この例では、ライセンスIDは「Movie1」である。
また、タグ名「Key」のタグに、暗号復号鍵の識別情報XXXと、暗号復号鍵の暗号ブロックチェーンの値とを含む。この例では、暗号復号鍵は1つで、暗号復号鍵の識別情報は「000」、暗号復号鍵の暗号鍵データの値は「123…012」である。なお、暗号復号鍵が複数の場合には、それぞれを記述する。
次に、図7を参照(適宜図1参照)して、暗号化コンテンツ作成装置10の動作について説明する。図7は、図1に示した暗号化コンテンツ作成装置の動作を示すフローチャートである。まず、暗号化コンテンツ作成装置10は、スライスデータ抽出手段11によって、デジタルコンテンツからピクチャ毎にスライスデータを抽出する(ステップS1:スライスデータ抽出ステップ)。また、暗号化コンテンツ作成装置10は、暗号化手段13によって、入力された平文コンテンツの各スライスデータをピクチャ毎の暗号鍵で暗号化する(ステップS2:暗号化ステップ)。なお、ステップS1の処理とステップS2の処理との実行順序は任意であり、同タイミングでも構わない。
[コンテンツ復号化装置の構成]
次に、図8を参照して、図1に示した暗号化コンテンツ作成装置10(図1参照)で生成された暗号化コンテンツを復号するコンテンツ復号化装置の構成について説明する。図8は、本発明の実施形態に係るコンテンツ復号化装置の構成を示す機能ブロック図である。コンテンツ復号化装置20は、暗号化コンテンツ作成装置10(図1参照)で暗号化された暗号化コンテンツを、暗号化コンテンツ作成装置10(図1参照)で生成されたライセンスに基づいて、復号化するものである。
また、暗号復号手段24は、ライセンスファイル情報に含まれる暗号化回数が複数の場合には、暗号化スライスデータが再暗号化されているので、変更された暗号復号鍵、または、暗号ブロックチェーンの初期値が変更された暗号復号鍵を含む暗号復号パラメータを用いて再復号化を行う。
また、本実施形態では、暗号復号手段24は、復号された各スライスを合成してデジタルコンテンツを復元し、符号復号手段25に出力する。
次に、図9を参照(適宜図8参照)して、コンテンツ復号化装置20の動作について説明する。図9は、図8に示したコンテンツ復号化装置の動作を示すフローチャートである。コンテンツ復号化装置20は、暗号化スライスデータ抽出手段23によって、入力された、または、コンテンツ記憶手段26に記憶されている暗号化コンテンツから、ピクチャ毎に暗号化スライスデータを抽出する(ステップS11:暗号化スライスデータ抽出ステップ)。
次に、暗号化コンテンツ作成装置10(図1参照)およびコンテンツ復号化装置20(図8参照)による具体的な暗号化方法および復号化方法を説明する。本実施形態では、暗号化方法は「暗号化a」であり、これに対応する復号化方法は「復号化a」と呼ぶこととする。
暗号化コンテンツ作成装置10は、以下の方法でスライスデータに暗号化処理を施す。
まず、暗号化コンテンツ作成装置10は、スライスデータ抽出手段11によって、入力された平文コンテンツを解析する。ここでは、平文コンテンツは、図10(a)に示すように、全サイズが10B(バイト)であり、スライスヘッダSHとスライスデータSDとの境界が3B(バイト)のバイト区切りと4B(バイト)のバイト区切りとの間であるものとする。つまり、ヘッダ部とデータ部との境界がバイト区切りに一致していない場合(バイトアライメントではない場合)を想定する。ただし、データ部の末尾はバイトアライメントであるものとする。ここで、ヘッダ部とデータ部との境界(スライスデータSDの先頭位置)は、3B(バイト)のバイト区切りを2ビット(2bits)だけ超過している。スライスデータ抽出手段11は、このスライスデータSDの先頭位置と、超過ビット数(2bits)とを求める。
そこで、合成手段17は、挿入したパディングの分(2bits)の情報をライセンスファイル情報に含める。なお、図10(a)に仮想線で示すように、スライスの最終バイトがスライスデータで満たされずに何も無い端数領域(最終バイト端数領域)1001が存在する場合には、パディングを挿入する必要がない。
コンテンツ復号化装置20は、以下の方法で暗号化スライスデータに復号化処理を施す。まず、コンテンツ復号化装置20は、暗号化スライスデータ抽出手段23によって、入力された暗号化コンテンツを解析する。図11(a)に示すように、暗号化コンテンツのヘッダ部(スライスヘッダSH)とデータ部(暗号化コンテンツ)との境界は、バイト区切りに一致していない(バイトアライメントではない)。さらに、暗号化コンテンツの末尾もバイトアライメントではない。具体的には、暗号化スライスデータXの先頭位置は、3B(バイト)のバイト区切りを2ビット(2bits)だけ超過している。また、暗号化スライスデータXの末尾位置は、10B(バイト)のバイト区切りを2ビット(2bits)だけ超過している。暗号化スライスデータ抽出手段23は、この暗号化スライスデータXの先頭位置と、各超過ビット数(2bits)とを求め、入力された暗号化コンテンツから、暗号化スライスデータXを切り離して抽出する。
具体的には、暗号復号手段24は、暗号方法の種別(CipherType:表1参照)にしたがった復号化処理を行う。この例では、暗号化方法の種別は「暗号化a」とする。なお、暗号復号手段24は、暗号化された回数(Count:表1参照)が複数の場合(再暗号化されている場合)、その回数だけ復号化処理を繰り返す。
次に、暗号化方法および復号化方法が異なる他の例を説明する。なお、暗号化コンテンツ作成装置10およびコンテンツ復号化装置20の構成は、図1および図8に示したものと同一なので説明を省略する。この例では、暗号化方法は「暗号化b」であり、これに対応する復号化方法は「復号化b」と呼ぶこととする。
暗号化コンテンツ作成装置10は、以下の方法でスライスデータに暗号化処理を施す。
図12(a)および図12(b)は、暗号化コンテンツ作成装置10のスライスデータ抽出手段11によるビデオストリームの解析処理およびスライスデータSDの抽出処理をそれぞれ示す図であって、図10(a)および図10(b)に示したものと同一なので説明を省略する。
コンテンツ復号化装置20は、以下の方法で暗号化スライスデータに復号化処理を施す。まず、コンテンツ復号化装置20は、暗号化スライスデータ抽出手段23によって、入力された暗号化コンテンツを解析する。図13(a)に示すように、暗号化コンテンツのスライスヘッダSHと暗号化スライスデータXとの境界はバイトアライメントとはならない。具体的には、暗号化スライスデータXの先頭位置は、3B(バイト)のバイト区切りを2ビット(2bits)だけ超過している。暗号化スライスデータ抽出手段23は、この暗号化スライスデータXの先頭位置と、超過ビット数(2bits)とを求め、図13(b)に示すように、入力された暗号化コンテンツから、暗号化スライスデータXを切り離して抽出する。
11 スライスデータ抽出手段
12 暗号パラメータ生成手段
13 暗号化手段
14 データコード検出手段
15 コード判別手段
15a スタートコード判別手段
15b 最終バイトコード判別手段
16 計数手段
17 合成手段
18 ライセンス生成手段
18a 第1ライセンス生成手段
18b 第2ライセンス生成手段
20 コンテンツ復号化装置
21 ライセンス記憶手段
22 ライセンス判定手段
23 暗号化スライスデータ抽出手段
24 暗号復号手段
25 符号復号手段
26 コンテンツ記憶手段
Claims (7)
- 時系列に連続して映像を構成する画像を示すピクチャ毎に、垂直方向に予め設定された幅の帯状領域の単位で符号化されたデジタルコンテンツを前記帯状領域単位で暗号化することで、前記デジタルコンテンツを暗号化した暗号化コンテンツを作成する暗号化コンテンツ作成装置であって、
前記デジタルコンテンツから、前記ピクチャ毎に、前記帯状領域のデータを示すスライスデータを、前記ピクチャを識別するためのピクチャ識別情報と、前記ピクチャ内の前記帯状領域の位置を識別するためのスライス識別情報と共に抽出するスライスデータ抽出手段と、
前記ピクチャ毎に抽出されたすべてのスライスデータを、前記ピクチャに応じた複数の暗号鍵を用いて、前記スライスデータ単位で暗号化する暗号化手段と、
前記ピクチャ毎に抽出されたすべての前記ピクチャ識別情報および前記スライス識別情報のうちの少なくとも一部と、前記暗号鍵に対応した暗号復号鍵とを含むライセンスを1以上生成するライセンス生成手段と、
前記暗号化手段で暗号化されたスライスデータを構成するデータを示すデータコードを検出するデータコード検出手段と、
前記検出されたデータコードが、前記スライスデータに付加されるヘッダの先頭に含まれる制御情報を示すスタートコードと同一であるか否かを判別するスタートコード判別手段と、
前記検出されたデータコードが前記スタートコードと同一であると判別された回数を計数する計数手段とを備え、
前記暗号化手段は、前記検出されたデータコードが前記スタートコードと同一であると判別された場合に、前記暗号鍵を用いて前記スライスデータを再暗号化し、
前記ライセンス生成手段は、前記計数手段で計数された回数の情報を前記ライセンスにさらに含めることを特徴とする暗号化コンテンツ作成装置。 - 前記暗号化手段は、前記スライスデータを再暗号化するたびに前記暗号鍵を変更すると共に、前記変更された暗号鍵を用いて前記スライスデータを再暗号化し、
前記ライセンス生成手段は、前記変更された暗号鍵に対応した暗号復号鍵の情報を前記ライセンスにさらに含めることを特徴とする請求項1に記載の暗号化コンテンツ作成装置。 - 前記暗号化手段で暗号化されたスライスデータを構成するデータを示すデータコードを検出するデータコード検出手段と、
前記検出されたデータコードのうち、前記暗号化されたスライスデータの最終バイトの末尾を含むデータコードが、当該スライスデータの次のスライスデータに付加されるヘッダの先頭に含まれる制御情報を示すスタートコードの先頭を含むデータコードと同一であるか否かを判別する最終バイトコード判別手段とをさらに備え、
前記ライセンス生成手段は、前記最終バイトのデータコードが、前記スタートコードの先頭を含むデータコードと同一であると判別された場合に、その旨を示す情報を前記ライセンスにさらに含めることを特徴とする請求項1に記載の暗号化コンテンツ作成装置。 - 前記ライセンス生成手段は、
前記ピクチャ毎に抽出されたすべての前記ピクチャ識別情報および前記スライス識別情報を含む第1ライセンスを生成する第1ライセンス生成手段と、
前記ピクチャ毎に抽出されたすべての前記ピクチャ識別情報および前記スライス識別情報のうちの一部のみを含む第2ライセンスを生成する第2ライセンス生成手段とを有することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の暗号化コンテンツ作成装置。 - 時系列に連続して映像を構成する画像を示すピクチャ毎に、垂直方向に予め設定された幅の帯状領域の単位で符号化されたデジタルコンテンツを前記帯状領域単位で暗号化することで、前記デジタルコンテンツを暗号化した暗号化コンテンツを作成するために、コンピュータを、
前記デジタルコンテンツから、前記ピクチャ毎に、前記帯状領域のデータを示すスライスデータを、前記ピクチャを識別するためのピクチャ識別情報と、前記ピクチャ内の前記帯状領域の位置を識別するためのスライス識別情報と共に抽出するスライスデータ抽出手段、
前記ピクチャ毎に抽出されたすべてのスライスデータを、前記ピクチャに応じた複数の暗号鍵を用いて、前記スライスデータ単位で暗号化する暗号化手段、
前記ピクチャ毎に抽出されたすべての前記ピクチャ識別情報および前記スライス識別情報のうちの少なくとも一部と、前記暗号鍵に対応した暗号復号鍵とを含むライセンスを1以上生成するライセンス生成手段、
前記暗号化手段で暗号化されたスライスデータを構成するデータを示すデータコードを検出するデータコード検出手段、
前記検出されたデータコードが、前記スライスデータに付加されるヘッダの先頭に含まれる制御情報を示すスタートコードと同一であるか否かを判別するスタートコード判別手段、
前記検出されたデータコードが前記スタートコードと同一であると判別された回数を計数する計数手段、
として機能させるための暗号化コンテンツ作成プログラムであって、
前記暗号化手段は、前記検出されたデータコードが前記スタートコードと同一であると判別された場合に、前記暗号鍵を用いて前記スライスデータを再暗号化し、
前記ライセンス生成手段は、前記計数手段で計数された回数の情報を前記ライセンスにさらに含めることを特徴とする暗号化コンテンツ作成プログラム。 - 時系列に連続して映像を構成する画像を示すピクチャ毎に、垂直方向に予め設定された幅の帯状領域の単位で符号化されたデジタルコンテンツを前記帯状領域単位で暗号化することで作成された暗号化コンテンツを暗号復号するコンテンツ復号化装置であって、
前記暗号化コンテンツから、前記ピクチャ毎に、前記帯状領域のデータを示すスライスデータを暗号化することにより生成された暗号化スライスデータを抽出する暗号化スライスデータ抽出手段と、
外部から入力される、前記ピクチャ内の前記帯状領域の位置を識別するためのスライス識別情報および前記ピクチャを識別するためのピクチャ識別情報のうちの少なくとも一部と、前記暗号化スライスデータを生成するために用いられた前記ピクチャに応じた複数の暗号鍵に対応した暗号復号鍵とを含むライセンスに基づいて、前記抽出された暗号化スライスデータを前記暗号復号鍵で暗号復号する暗号復号手段とを備え、
前記暗号復号手段は、暗号化する側にて前記暗号化スライスデータを構成するデータを示すデータコードが前記スライスデータに付加されるヘッダの先頭に含まれる制御情報を示すスタートコードと同一であると判別するたびに前記暗号鍵を用いて前記スライスデータを再暗号化する処理を繰り返した回数を示す再暗号化回数をさらに含めた前記ライセンスが外部から入力されたときに、前記再暗号化した回数だけ復号処理を繰り返すことを特徴とするコンテンツ復号化装置。 - 時系列に連続して映像を構成する画像を示すピクチャ毎に、垂直方向に予め設定された幅の帯状領域の単位で符号化されたデジタルコンテンツを前記帯状領域単位で暗号化することで作成された暗号化コンテンツを暗号復号するために、コンピュータを、
前記暗号化コンテンツから、前記ピクチャ毎に、前記帯状領域のデータを示すスライスデータを暗号化することにより生成された暗号化スライスデータを抽出する暗号化スライスデータ抽出手段、
外部から入力される、前記ピクチャ内の前記帯状領域の位置を識別するためのスライス識別情報および前記ピクチャを識別するためのピクチャ識別情報のうちの少なくとも一部と、前記暗号化スライスデータを生成するために用いられた前記ピクチャに応じた複数の暗号鍵に対応した暗号復号鍵とを含むライセンスに基づいて、前記抽出された暗号化スライスデータを前記暗号復号鍵で暗号復号する暗号復号手段、
として機能させるための暗号化コンテンツ復号化プログラムであって、
前記暗号復号手段は、暗号化する側にて前記暗号化スライスデータを構成するデータを示すデータコードが前記スライスデータに付加されるヘッダの先頭に含まれる制御情報を示すスタートコードと同一であると判別するたびに前記暗号鍵を用いて前記スライスデータを再暗号化する処理を繰り返した回数を示す再暗号化回数をさらに含めた前記ライセンスが外部から入力されたときに、前記再暗号化した回数だけ復号処理を繰り返すことを特徴とするコンテンツ復号化プログラム。
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