JP2002034018A - パケット処理装置、パケット処理方法及びその記憶媒体 - Google Patents

パケット処理装置、パケット処理方法及びその記憶媒体

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JP2002034018A JP2000215940A JP2000215940A JP2002034018A JP 2002034018 A JP2002034018 A JP 2002034018A JP 2000215940 A JP2000215940 A JP 2000215940A JP 2000215940 A JP2000215940 A JP 2000215940A JP 2002034018 A JP2002034018 A JP 2002034018A
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匡隆 尾坂
Ryo Kawamura
領 河村
Tsutomu Sekibe
勉 関部
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修 柴田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記憶媒体に特別な仕組みを設けることなく、
従来の記憶媒体にデジタルデータを記録可能であると共
に、再生機器の制限及び暗号化により著作権保護を可能
としたパケット処理装置、パケット処理方法及びその記
憶媒体を提供する。 【解決手段】 所定の周期で出力される時間情報を入力
されたパケットに付加し、上記時間情報が付加されたパ
ケットを暗号化して記憶し、必要に応じて、上記記憶さ
れている時間情報が付加されたパケットを読みだして復
号化し、上記復号化されたパケットを、該パケットに付
加された上記時間情報、及び上記所定の周期で出力され
る時間情報に基づきタイミングを制御して出力するパケ
ット処理装置、パケット処理方法及びその記憶媒体を提
供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パケット処理装
置、パケット処理方法及びその記憶媒体に係り、詳しく
は、パケットを暗号化して蓄積するパケット処理装置、
パケット処理方法及びその記憶媒体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、情報伝達の手段がデジタル化され
つつある。既に放送分野では、そのメリットが多大なこ
とから、アナログ放送からデジタル放送へ移行しつつあ
る。デジタル放送のアナログ放送に対するメリットとし
ては、多チャンネル化、高画質化等が容易であることが
挙げられ、さらに双方向通信のサービスまで視野に入れ
られている。この背景には、特に画像、音声等のデジタ
ルデータの規格化による影響が大きく、既にMPEG
(Moving Picture Experts Group) によりMPEG1
(CD−ROM等の蓄積メディアのための動画圧縮)、
MPEG2(HDTV(High Definition TeleVision)
の制作、送信に対応した動画圧縮)、MPEG4(低速
ネットワークに対応した動画圧縮)等が制定されてい
る。このような中、例えば放送分野では、上記MPEG
2を用いてデータを送信(放送)し、受信側ではアンテ
ナやケーブル等を介してSTB(Set Top Box)と呼ばれ
るMPEG2のデコード機能を備えた端末にて上記デー
タを受信し再生する。
【0003】以下に図6、図7を用いてデジタル放送時
のMPEG2規格に沿ったデータの送信から再生までの
概要を説明する。図6における、デー送信側601にお
いて、放送に用いられるビデオデータ、オーディオデー
タ、プライベートデータはそれぞれコード化されてES
(Elementary Stream)602と呼ばれる。尚、上記ES
のなかで、共通のタイムベースを持ったものはプログラ
ムと呼ばれる。
【0004】まず上記データ送信側601では、上記E
S602を分割し、制御情報であるヘッダを付加して、
複数のPES(Packetized Elementary Stream) 603
を生成する。上記ヘッダの情報としては、ESの長さ、
PESの長さ等が含まれる。
【0005】続いて上記PESはパケット情報フィール
ド、アダプテーションフィールドといったヘッダが付加
された、MPEG2−TS(MPEG2-Transport Stream)
604と呼ばれる188バイト固定長のパケット(以後
TSパケットと称す)に分割される。ここで、上記PE
Sはそれぞれビデオデータ、オーディオデータ、プライ
ベートデータ等から構成されているため、上記TSパケ
ットには、どのPESのデータであるかを判別するため
の情報が、パケット情報フィールドにPID(Packet I
dentification )として記憶され、同一のPESには同
一の番号が与えられる。
【0006】分割された上記TSパケットは、パケット
多重され、各送信方法に基づいてさらに細かく分割され
るなどして送信データとして送信(放送)されることに
なる。尚、MPEG2規格の中には上記MPEG2−T
Sとは異なり一つのプログラムより構成されるMPEG
2−PS(MPEG2-Program Stream) があるが、上記放送
等では複数のプログラムを含むことができるMPEG2
−TSが用いられる。図7に示すのは、上記放送が、通
信衛星701を介して送信される場合の受信例である。
【0007】データ受信側605では、STB702が
上記送信データを例えばアンテナ703等を介して受信
し、上記放送方法に基づいてTSパケットを復元した
後、上記STB702を構成するTSデコーダ704が
受け取る。上記TSデコーダ704では、TSパケット
606のパケット情報フィールドに含まれている上記P
IDを基に、必要であるTSパケット(即ち、例えばユ
ーザに選択された番組を構成する放送の動画と音声等)
を選択してPES607を復元し、AVデコーダ705
のそれぞれビデオデコード部706、オーディオデコー
ド部707にて再生し、TV等にて出力する。尚、再生
時にはシステムデコード部708よりの制御情報を基に
タイミング制御が行われる。以上の方法(方式)によ
り、デジタル放送を受信・再生することが可能となって
いる。
【0008】デジタル放送の送受信については以上であ
るが、さらに上記デジタル放送を、従来のアナログ放送
と同様に記録(蓄積)可能であることが求められる。記
録に関しては、受信するデータがデジタルデータである
ことより、画像、音声を劣化させることなく容易に行う
ことが可能である。しかしながら上記記録したデータは
劣化することなくコピーが可能であることから著作権の
問題が生じ、上記記録(蓄積)したデータの扱いに関す
る著作権問題を解決するための技術が必要不可欠となっ
ている。
【0009】デジタルデータに関して上記著作権問題を
解決するための代表的な技術として、IEEE1394
等を用いたデジタル機器にて採用されているDTCP
(Digital Transmission Content Protection)がある。
当該技術は、デジタルデータの送受信に関する技術であ
り、デジタルデータにコピー制御情報としてコピー禁止
(Copy Never、 No More Copies )、1世代に限りコピ
ー可能( Copy One Generation)、コピー自由(Copy F
ree )等の情報を持ち、上記コピー制御情報に基づいて
コピー元機器及びコピー先機器で認証処理を行い、問題
がなければ暗号化されたデジタルデータ及び暗号化に用
いる鍵情報のやり取りを行うことでコピーが可能とな
る。当然上記「コピー禁止」情報を持つデータに関して
はコピー不可能である。さらに、記憶媒体に固有のID
を持たせることによりデジタルデータのコピーを管理、
制御する方法等もある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のデジタル機器に用いられる技術では、以下のような
課題がある。
【0011】まず、上記従来技術において、データのコ
ピー時にコピー元機器及びコピー先機器間で複雑な認証
・暗号化処理を行う必要があるため、それぞれの機器の
構成が複雑になる点である。また、上記従来技術はデジ
タルデータの送受信に関する技術であるためデータ記録
時の状態は規定されておらず、データを記録した記憶媒
体の情報を、上記技術を介さずにコピーする(即ち物理
的にコピーする)ことにより、コピーが可能であるとい
う問題もある。
【0012】さらに、記憶媒体に固有のIDをもたせて
管理する方法では、記憶媒体が高価になるといった問題
がある。
【0013】従って本発明は、記憶媒体に特別な仕組み
を設けることなく、従来の記憶媒体にデジタルデータを
記録可能であると共に、再生機器の制限及び暗号化によ
り著作権保護を可能としたパケット処理装置、パケット
処理方法及びその記憶媒体を提供することを目的とする
ものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために以下の手段を備える。
【0015】すなわち、上記パケット処理装置は、入力
されたパケットを、予め決められた規則にしたがって処
理して出力することを前提としている。
【0016】ここで、カウンタ手段は所定の周期で時間
情報を出力する。また、時間情報付加手段は、上記カウ
ンタ手段により出力された時間情報を上記入力されたパ
ケットに付加する。さらに、暗復号制御手段は、上記時
間情報付加手段により時間情報が付加されたパケットを
暗号化する暗号化要求を送信するとともに、該暗号化要
求に基づいて暗号化処理されたパケットを書き込むため
の書込み要求を送信する暗号制御部、パケット読み出し
要求により受信したパケットを復号化する復号化要求を
送信し、該復号化要求に基づいて復号化処理されたパケ
ットを送信する復号制御部、の少なくとも一方を含む。
【0017】装置固有鍵格納手段は、各装置に固有の鍵
情報を格納するとともに、暗復号処理手段は、上記暗号
化要求を受けて、上記鍵情報を用いてパケットを暗号化
する暗号化部、上記復号化要求を受けて上記鍵情報を用
いて、暗号化された上記パケットを復号化する復号化
部、の少なくとも一方を含む構成となっている。
【0018】パケット記憶手段では、上記書込み要求を
受けて上記パケットを記憶するとともに、上記読出し要
求を受けて上記記憶したパケットを送信し、タイミング
制御手段では、上記復号化制御部にて送信されたパケッ
トを、該パケットに付加された上記時間情報、及び上記
カウンタ手段にて出力された時間情報に基づき出力す
る。
【0019】従って、上記TSパケットを暗号化して保
存するとともに、暗号化に対応する装置固有鍵を有する
暗復号処理手段でしか復号化できなくしているために、
例えば上記TSパケットを記録しているパケット記憶手
段がリムーバブル媒体の場合でも他の再生装置では再生
できず、当然上記パケット記憶手段(リムーバブル媒
体)を物理的にコピーした場合にも他の再生装置では再
生不可能であるため、より強固に著作権を守ることが可
能である。
【0020】また、パケット記憶手段には特別な仕組み
が必要なく、即ち記録装置の仕組みのみで著作権に関す
る問題を解決しているため、従来から使用されているハ
ードディスク等をそのまま用いることが可能であり、記
憶媒体(パケット記憶手段)部分を安価にすることが可
能となる。
【0021】又、TSパケットに、当該パケットが入力
された時の時間情報を付加して記録し、出力時には上記
入力されたタイミングを復元して送信することにより、
以後のPESの再構成からオーディオ、ビデオ等の出力
に至る構成は従来技術を変更することなく利用すること
が可能になる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
尚、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であ
って、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではな
い。
【0023】まず図1、図2、図3、図7を用いて、本
発明に係るパケット処理装置における、データを記録す
る手順の詳細について説明する。当該パケット処理装置
101は、例えば上記従来技術にて説明したSTBを構
成するTSデコーダ704に内蔵されて提供される。
【0024】まず上記STBでは、通信衛星701を介
して放送(送信)されたデータを、予め決められた規則
に従ってTSパケットに復元する。復元した該TSパケ
ットは、上記パケット処理装置を構成するパケット出力
手段102に順次送信される。上記パケット出力手段1
02は、さらに上記TSパケットを上記パケット処理装
置を構成するパケット切換手段103に送信するととも
に、受信した情報を記録(蓄積)する必要がある場合に
は同じく順次上記TSパケットを時間情報付加手段10
4にも送信する(図3:S301)。ここで上記記録す
る必要がある場合とは、従来のアナログ放送に対応する
VTRと同様、例えば上記放送を視聴するユーザが上記
放送を録画し、後日改めて閲覧する場合などである。
又、上記パケット切換手段103は、上記パケット出力
手段102より受信したTSパケットと、後述する出力
タイミング制御手段107より受信したTSパケットを
切り換えて出力することが可能である。
【0025】上記記録を行わない場合には、パケット出
力手段102から送信されたパケットが、上記パケット
切換手段103よりそのまま出力される。ここで、上記
パケット切換手段103は、上記パケット出力手段10
2より直接送信されたTSパケットを順次出力するた
め、上記TSパケットの順序やタイミング(出力間隔)
を制御する必要がない。上記順次出力されたTSパケッ
トは、従来技術で説明したようにPESとして復元さ
れ、MPEG2デコード部にて音声、画像として再生し
て出力される。尚、上述したように、デジタル放送にお
いては複数のプログラムが放送されるため、上記パケッ
ト出力手段102にて予め不要なTSパケットをフィル
タリングすることで、上記記録するデータ量を少なくす
ることが可能である。
【0026】次に上記記録を行う場合には、上記時間情
報付加手段104は、一定の周期で時間情報を出力する
カウンタ手段105より受け取った時間情報を、上記パ
ケット出力手段102より受信したTSパケットに付加
する(図3:S302)。図2(a)に上記時間情報を
付加したTSパケット201の一例を示す。ここで、例
えば上記TSパケットの先頭部に4バイトの時間情報を
付加しているが、特に4バイトに限定するわけではな
く、また先頭部に限定するわけでもない。上記時間情報
をTSパケットに付加することで、後述するパケット記
憶手段106に記録した後も、上記パケット出力手段1
02から出力されたタイミング(出力間隔)を保ったま
まパケット切換手段103にTSパケットを送信するこ
とが可能となる。
【0027】続いて上記時間情報付加手段104は、上
記時間情報を付加したTSパケット201を、暗復号制
御手段115を構成する暗号制御手段108に送信す
る。該暗号制御手段108を構成する時間情報制御部1
11は、上記時間情報を付加したTSパケット201を
受け取ると、時間情報202部分を再度分離し、TSパ
ケットのみを同じく暗号制御手段108を構成するパケ
ット情報フィールド制御部112に送信する。該パケッ
ト情報フィールド制御部112では、さらに上記TSパ
ケットのパケット情報フィールド203を分離し、アダ
プテーションフィールド204及びペイロード205
(データ部)のみをパケット処理装置101を構成する
暗復号処理手段109に送信する。
【0028】上記暗復号処理手段109では、上記アダ
プテーションフィールド204及びペイロード205を
暗号化し、上記パケット情報フィールド制御部112に
返送する。尚、暗号化の詳細については後述する。上記
暗号化されたアダプテーションフィールド204及びペ
イロード205を受信したパケット情報フィールド制御
部112は、分離した上記パケット情報フィールド20
3を再度付加し、上記時間情報制御部111に返信す
る。この状態でのTSパケットは、アダプテーションフ
ィールド204及びペイロード205が暗号化された状
態の、一部暗号化済TSパケットである。
【0029】続いて上記時間情報制御部111では、同
様に一部暗号化済TSパケットに上記分離した時間情報
202を付加する。
【0030】以上により、図2(b)に示すように、ア
ダプテーションフィールド204’及びペイロード20
5’が暗号化され、かつ時間情報を付加された一部暗号
化済TSパケット207が生成される(図3:S30
3)。
【0031】上記一部暗号化済TSパケット207は、
上記時間情報制御部111よりパケット記憶手段106
に送信されて記録される(図3:S304)。ここで上
記暗復号処理手段109において、アダプテーションフ
ィールド204及びペイロード205を暗号化している
が、上記ペイロード205のみを暗号化してもよく、こ
の場合には上記パケット情報フィールド制御部112に
てパケット情報フィールド203及びアダプテーション
フィールド204を分離すればよい。また、時間情報2
02以外を全て暗号化してもよく、この場合はパケット
情報フィールド制御部112にてパケット情報フィール
ドを分離する必要がない。尚、上記パケット記憶手段1
06はハードディスク等の不揮発メモリにより構成され
ており、書込み、読出しに特別な処理を必要とするもの
ではない。また、上記パケット記憶手段106はリムー
バブル媒体としても問題ない。
【0032】以上のようにTSパケットの少なくともペ
イロードを暗号化して記録することにより、例えば通信
衛星等を介して放送(送信)されたデータの、記録され
た状態での秘密性が保持される。これにより、例えば上
記データが記録された状態のハードディスク等を物理的
にコピーされた際でもデータの秘密性を保持可能であ
り、著作権を保護可能である。但し、ペイロード部を1
00%する必要があるわけではなく、例えば50%のみ
を暗号化しても著作権の保護が可能である。
【0033】続いて図1、図2、図3、図7を用いて、
本発明に係るパケット処理装置における、データを読み
出して出力する手順の詳細について説明する。
【0034】上述した処理により、パケット記憶手段1
06に記憶された一部暗号化済TSパケット207は、
必要に応じて上記暗復号制御手段115を構成する復号
制御手段110にて読み出される。尚、上記必要に応じ
てとは、例えば上記ユーザが、予めパケット記憶手段1
06に記録している放送の視聴のために、上記STBに
て所定の再生操作を行ったとき等である。
【0035】上記読み出されるに際して、一部暗号化済
TSパケット207は、記録された順序で、かつ、必要
な一部暗号化済TSパケットのみが読み出される(図
3:S305)。上記必要な一部暗号化済TSパケット
とは、例えば上記ユーザが選択したプログラム(即ち再
生しようとしている番組等)を構成するTSパケットで
あり、一部暗号化済TSパケットの時間情報、及び上記
パケット情報フィールドに含まれている上記PID20
6に基づいて選択して読み出される。
【0036】ここで上記PID206は、図2(a)、
(b)に示すようにパケット情報フィールド203に含
まれているために暗号化されていない。よって、上記一
部暗号化済TSパケットを復号化することなく選択し読
み出すことが可能となり、不要なパケット(即ち再生し
ようとしている番組等に無関係なパケット)は暗復号処
理手段109を介することがないので処理を軽減すると
ともに、高速化を計ることが可能である。但し、上記P
ID206(即ちパケット情報フィールド203)が暗
号化される仕様の場合には、上記パケット情報フィール
ド203をまず復号化する作業がおこなわれることは言
うまでもない。
【0037】上述したように、上記復号制御手段110
にて選択されて読み出された一部暗号化済TSパケット
207は、続いて上記復号制御手段110を構成する時
間情報制御部113にて時間情報202を分離され、さ
らに上記復号制御手段110を構成するパケット情報フ
ィールド制御部114にてパケット情報フィールド20
3を分離されて暗復号処理手段109に送信される。
【0038】上記暗復号処理手段109では、受信した
上記一部暗号化済TSパケット207のアダプテーショ
ンンフィールド204’及びペイロード205’を復号
化して上記パケット情報フィールド制御部114に返送
する。尚、復号化の処理の詳細についても後述する。
【0039】上記復号化されたアダプテーションンフィ
ールド204’及びペイロード205’を受信した上記
パケット情報フィールド制御部114では、上記処理に
て分離したパケット情報フィールド203を再度付加し
てTSパケットとし、上記時間情報制御部113に送信
する。時間情報制御部113では、上記処理にて分離し
た時間情報202を再度付加し、出力タイミング制御手
段107に送信する。
【0040】上記時間情報が付加されたTSパケットを
受信した出力タイミング制御手段107では、該TSパ
ケットに付加された時間情報202を参照し、上記カウ
ンタ制御手段105より受け取った時間情報に従って出
力するタイミングを計算して、順次上記パケット切換手
段103にTSパケットを送信する(図3:S30
6)。但し、送信するに際しては、上記時間情報202
の削除を行う。
【0041】当該処理により、上記出力タイミング制御
手段107は、上記TSパケットがパケット出力手段1
02より出力された時のタイミングを復元してパケット
切換手段103に送信することが可能となる。以後、上
記TSパケットは、従来技術で説明したようにPESと
して復元され、AVデコードダ705にて音声、画像と
して再生して出力される。
【0042】以上のように、TSパケットに、当該パケ
ットが入力された時の時間情報を付加して記録し、出力
時には上記入力されたタイミングを復元して送信するこ
とにより、以後のPESの再構成からオーディオ、ビデ
オ等の出力に至る構成は従来技術を変更することなく利
用することが可能になる。
【0043】さらに、PESの状態で記録するのではな
く、TSパケットの状態で記録することにより、例えば
STBにディスプレイを2台接続した場合や、記録した
データを他の機器等に転送する場合等に、再度PESか
らTSパケットを作成する必要がないために無駄な処理
を行う必要がなく、高速処理が可能になる。
【0044】尚、上記時間情報202の付加、分離は暗
復号制御手段115にて行っているが、暗復号処理手段
109にて上記TSパケットの暗号化部を認識すること
により、当該暗号化部のみを暗号化するようにしてもよ
い。又、一旦時間情報202を付加したのちに分離して
いるが、先に暗号化部を暗号化したのちに時間情報を付
加するようにしてもよい。
【0045】続いて図1、図4、図5を用いて、本発明
に係るパケット処理装置における、暗復号処理手段10
9の処理の詳細について説明する。
【0046】図4に示す暗復号処理手段109は、図1
に示すパケット処理装置101の暗復号処理手段109
の詳細図である。又、後述する動作モード切換信号40
1は例えば上記STBを制御するCPU(Central Proc
essing Unit)より暗復号処理手段を制御する信号として
送信される。尚、下記暗復号処理には秘密鍵方式を採用
している。
【0047】まず、上記暗復号処理手段109がTSパ
ケット(或いはTSパケットの一部)の暗号化処理を行
う手順について説明する。
【0048】暗号化処理を開始するにあたり、例えば上
記CPUより上記暗復号処理手段109に、該暗復号処
理手段109の動作モードを「モード1」に設定する旨
の信号が送信される。ここに「モード1」とは、暗号化
したTSパケットを後に復号化するときに用いるタイト
ル鍵を、予め暗号化して保存しておく処理である。尚、
後述する処理に使用する各モードも含めて、「モード1
〜4」設定時のそれぞれの各部の動作概要を表1に示
す。
【0049】
【表1】
【0050】上記「モード1」に設定する旨の信号は、
上記暗復号処理手段を構成する入力データセレクタ40
2、鍵セレクタ403、暗復号演算部404、タイトル
鍵発生・格納部405、タイトル鍵格納部407、出力
データセレクタ408、暗号化タイトル鍵格納部409
にそれぞれ受信される。
【0051】上記「モード1」に設定する旨の信号を受
信すると、まずタイトル鍵発生・格納部405では、タ
イトル鍵を作成するとともに、作成した上記タイトル鍵
を格納する。続いて入力データセレクタ402は、タイ
トル鍵発生・格納部405にて作成されたタイトル鍵を
受け取ると共に、暗復号演算部404に渡す(図5:S
501)。また、上記鍵セレクタ403は、暗復号処理
手段109を構成する装置固有鍵格納部406より装置
固有鍵を受け取ると共に、上記暗復号演算部404に渡
す(図5:S502)。ここに上記タイトル鍵は、例え
ば所定の桁数をもった乱数等である。また、上記装置固
有鍵とは、予め個々の暗復号処理手段109に与えられ
ている固有の鍵である。
【0052】上記タイトル鍵及び上記装置固有鍵を受け
取った暗復号演算部404は、上記装置固有鍵を用いて
上記タイトル鍵を暗号化し、暗号化タイトル鍵410を
作成する(図5:S503)。ここに上記暗号化タイト
ル鍵410は、後述する暗号化TSパケットを復号化す
る処理にて用いられる。
【0053】上記作成された暗号化タイトル鍵410
は、上記暗復号演算部404により一旦暗号化タイトル
鍵格納部409に格納され、さらに図1にて示した上記
暗号制御手段108を介してパケット記憶手段106に
保存される(図5:S504)。
【0054】以上の処理により、後述する「モード2」
において暗号化したTSパケットを後に復号化するとき
に用いるタイトル鍵が、予め暗号化されて保存されるこ
とになる。
【0055】続いて上記暗復号処理手段109の動作を
「モード2」に設定する旨の信号が、上記動作モード切
換信号401として上記同様各部に送信される。
【0056】上記「モード2」に設定する旨の信号を受
信すると、鍵セレクタ403は、上記「モード1」の処
理にてタイトル鍵発生・格納部405により作成、格納
されたタイトル鍵を受け取ると共に、暗復号演算部40
4に渡す(図5:S505)。また、上記入力データセ
レクタ402では、図1に示す暗号制御手段108より
受信したTSパケット411(但し、上記時間情報及び
パケット情報フィールドを分離されたもの)を上記暗復
号演算部404に渡す(図5:S506)。
【0057】上記タイトル鍵及び上記TSパケット41
1を受け取った暗復号演算部404は、上記タイトル鍵
を用いて上記TSパケット411を暗号化し、暗号化T
Sパケット412を作成する(図5:S507)。作成
された上記暗号化TSパケット412は、上記暗復号演
算部404により一旦出力データセレクタ408に送信
され、さらに上記暗号制御手段108を介してパケット
記憶手段106に保存される(図5:S508)。但
し、上記暗号制御手段108では上述した時間情報等の
付加等が行われるが、ここでは省略する。
【0058】以上の処理により、TSパケットを暗号化
して保存(記録)することが可能である。上記暗号化さ
れて保存されたTSパケットは、上記タイトル鍵を用い
てのみ復号化することが可能であるが、当該タイトル鍵
も上記装置固有鍵により暗号化されている。よって、上
記暗号化されたTSパケットを再生するためには上記暗
復号処理手段109、即ち上記暗復号処理手段109を
備えたSTBが必要となる。
【0059】次に、上記暗復号処理手段109がTSパ
ケット(或いはTSパケットの一部)の復号化処理を行
う手順について説明する。尚、理解に供するため、上記
「モード2」にて暗号化された暗号化TSパケット41
2を復号する場合についてを説明する。
【0060】復号化処理を開始するにあたり、まず、上
記暗復号処理手段109に、該暗復号処理手段109の
動作モードを「モード3」に設定する旨の信号が送信さ
れる。ここに「モード3」とは、暗号化されたTSパケ
ットを復号化するときに用いるタイトル鍵を、暗号化タ
イトル鍵より生成する処理である。
【0061】上記「モード3」に設定する旨の信号は、
上記「モード1」「モード2」の時と同様、各部にそれ
ぞれ受信される。
【0062】上記「モード3」に設定する旨の信号を受
信すると、上記鍵セレクタ403は、上記装置固有鍵格
納部406より装置固有鍵を受け取ると共に、上記暗復
号演算部404に渡す(図5:S509)。また、入力
データセレクタ402は、上述した「モード1」の処理
にて作成され、上記パケット記憶手段106に保存され
ている暗号化タイトル鍵410を、例えば図1に示す復
号制御手段110を介して受信すると共に上記暗復号演
算部404に渡す(図5:S510)。
【0063】上記暗号化タイトル鍵410、及び上記装
置固有鍵を受け取った上記暗復号演算部404は、上記
装置固有鍵を用いて上記暗号化タイトル鍵410を復号
化し、上記「モード1」にて上記タイトル鍵発生・格納
部405が作成した、タイトル鍵を復元する(図5:S
511)。
【0064】上記復元されたタイトル鍵は、上記暗復号
演算部404により、上記暗復号処理手段109を構成
するタイトル鍵格納部407に格納される。
【0065】続いて上記暗復号処理手段109の動作を
「モード4」に設定する旨の信号が、上記動作モード切
換信号401として上記「モード1〜3」と同様、各部
に送信される。
【0066】上記「モード4」に設定する旨の信号を受
信すると、上記鍵セレクタ403は、上記「モード3」
の処理にてタイトル鍵格納部407に格納された上記タ
イトル鍵を受け取ると共に、暗復号演算部404に渡す
(図5:S512)。また、上記入力データセレクタ4
02では、図1に示す復号制御手段110より受信した
暗号化TSパケット412(但し、上記時間情報及びパ
ケット情報フィールドを分離されたもの)を上記暗復号
演算部404に渡す(図5:S513)。
【0067】上記タイトル鍵及び上記暗号化TSパケッ
ト412を受け取った暗復号演算部404は、上記タイ
トル鍵を用いて上記暗号化TSパケット412を復号化
し、TSパケットを復元する(図5:S514)。復元
された上記TSパケットは、上記暗復号演算部404に
より一旦出力データセレクタ408に送信され、さらに
上記復号制御手段110を介して図1に示した出力タイ
ミング制御手段107に送信される(図5:S51
5)。但し、上記復号制御手段110では上述した時間
情報等の付加等が行われるが、ここでは省略する。
【0068】以上の処理により、暗号化されたTSパケ
ットを復号化することが可能である。復号化されたTS
パケットは、既に説明したように出力タイミング制御手
段107より時間情報に従いタイミング制御されて、順
次パケット切換手段に送信される。
【0069】尚、上記「モード1」〜「モード4」の処
理は、例えば一連の放送に対して行われてもよいし、所
定の時間間隔で行われてもよく、特に限定するものでは
ない。一連の放送に対して行われる場合には、当該一連
の放送は同一のタイトル鍵を用いて暗復号化されること
になる。
【0070】以上により、上記TSパケットを暗号化し
て保存するとともに、暗号化に対応する装置固有鍵を有
する暗復号処理手段(即ちSTB)でしか復号化できな
くしているために、例えば上記TSパケットを記録して
いるパケット記憶手段がリムーバブル媒体の場合でも他
のSTBでは再生できず、当然上記パケット記憶手段
(リムーバブル媒体)を物理的にコピーした場合にも他
の再生装置では再生不可能であるため、より強固に著作
権を守ることが可能である。
【0071】また、パケット記憶手段には例えば固有I
D等を持たせるなどの特別な仕組みが必要なく、即ち記
録装置(STB)の仕組みのみで著作権に関する問題を
解決しているため、従来から使用されているハードディ
スク等をそのまま用いることが可能であり、記憶媒体
(パケット記憶手段)部分を安価にすることが可能とな
る。
【0072】さらに上述したように、TSパケットに、
当該パケットが入力された時の時間情報を付加して記録
し、出力時には上記入力されたタイミングを復元して送
信することにより、以後のPESの再構成からオーディ
オ、ビデオ等の出力に至る構成は従来技術を変更するこ
となく利用することが可能になる。
【0073】尚、例えば上記時間情報付加手段104
が、出力タイミングを制御するための時間情報を付加す
るものであるが、さらに上記TSパケットの有効期限を
付加するものであってもよい。即ち、例えば通信衛星7
01を介して放送されるデータに、当該データの有効期
限の情報を含めて送信する。当該有効期限の情報が、例
えばパケット出力手段102等にて読みだされ、上記時
間情報付加手段104に送信される。上記時間情報付加
手段104は上記時間情報とともに、上記有効期限も上
記TSパケットに付加する。上記有効期限を付加された
TSパケットは、例えば復号制御手段110や出力タイ
ミング制御手段107等にてその有効期限が判断され、
有効期限外であれば上記TSパケットを出力しないよう
にする。この様に、記録された情報の有効期限を管理す
ることにより、著作権問題を解決することも可能であ
る。
【0074】さらに、上記例では各TSパケットに有効
期限情報を付加しているが、例えば再生単位(例えば1
番組を構成する画像情報と音声情報)で有効期限を管理
するものであってもよい。この様な場合には、例えばパ
ケット記憶手段106に上記放送を記録するとともに、
当該有効期限を再生単位で記録し、再生時に当該有効期
限の有効性を確認するようにしてもよい。
【0075】上記有効期限は、例えば日付で管理しても
よいし、記録時からの日数、或いは再生回数という単位
でもよい。但し、再生回数等で管理するような場合に
は、例えば再生回数が残存する時点で上記パケット記憶
手段106を物理的にコピ−(バックアップコピ−)
し、所定の回数再生して再生が不可能となった後に、上
記物理的にコピーしたパケット記憶手段に交換して再度
再生を可能とするといった不正が行われる可能性があ
る。
【0076】この様な不正行為に対しては、以下のよう
な対応が考えられる。即ち、例えばパケット処理装置を
構成する暗復号処理手段109等に不揮発性メモリを配
設し、当該不揮発性メモリ内に、上記パケット記憶手段
の所定部と連携したデータを記録すると共に、上記連携
したデータの双方を随時更新することで、上記不揮発性
メモリ内のデータと上記パケット記憶手段の所定部に記
録されたデータの整合性を保つ。ここで、上記物理的に
コピーされたパケット記憶手段に交換した場合には、上
記連携しているはずのデータの整合性が取れなくなるた
め、これを検知することにより、上記物理的にコピーさ
れたパケット記憶手段のデータを再生不可能とすること
が可能である。以上により、上記物理的な不正コピーを
排除することが可能である。尚、上記連携したデータを
暗号化して書き込むことにより更に不正を困難にし、強
固に著作権を保護することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパケット処理装置の概略を示すハ
ードウェアブロック図
【図2】時間情報を付加したTSパケットのパケット構
造例を示す図
【図3】各手段におけるパケット処理の概念図
【図4】本発明に係るパケット処理装置における暗復号
処理手段の概略を示すハードウェアブロック図
【図5】暗復号化の処理を示すフローチャート
【図6】従来技術におけるデジタル放送のデータ送信か
ら再生までのパケット構成を示す概要図
【図7】従来技術におけるデジタル放送の受信から再生
までを示す概要図
【符号の説明】
101−パケット処理装置 102−パケット出力手段 103−パケット切換手段 104−時間情報付加手段 105−カウンタ手段 106−パケット記憶手段 107−出力タイミング制御手段 108−暗号制御手段(暗復号制御手段を構成) 109−暗復号処理手段 110−復号制御手段(暗復号制御手段を構成) 115−暗復号制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/91 H04N 5/91 P (72)発明者 尾坂 匡隆 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 河村 領 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 関部 勉 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 柴田 修 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5C053 FA13 FA15 FA20 FA22 GB38 GB40 HA03 JA22 KA01 KA24 LA14 5C064 CA01 CA14 CB01 CC01 CC04 5J104 AA16 EA04 NA02 5K030 GA15 HA08 HB01 HB03 JA05 KA06 KA13 LD18 LE11

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されたパケットを、予め決められた
    規則にしたがって処理して出力するパケット処理装置に
    おいて、 所定の周期で時間情報を出力するカウンタ手段と、 上記カウンタ手段により出力された時間情報を上記入力
    されたパケットに付加する時間情報付加手段と、 上記時間情報が付加されたパケットを記憶するパケット
    記憶手段と、 上記パケット記憶手段より読みだされたパケットを、該
    パケットに付加された上記時間情報、及び上記カウンタ
    手段にて出力された時間情報に基づき出力するタイミン
    グ制御手段とを具備することを特徴とするパケット処理
    装置。
  2. 【請求項2】 入力されたパケットを、予め決められた
    規則にしたがって処理して出力するパケット処理装置に
    おいて、 各装置に固有の鍵情報を格納する装置固有鍵格納手段
    と、 上記装置固有鍵格納手段に格納された上記鍵情報を用い
    て、上記入力されたパケットを暗号化する暗号化処理、
    暗号化された上記パケットを復号化する復号化処理の少
    なくとも一方の処理を行う暗復号処理手段と、 上記暗号化されたパケットを記憶するパケット記憶手段
    とを具備することを特徴とするパケット処理装置。
  3. 【請求項3】 入力されたパケットを、予め決められた
    規則にしたがって処理して出力するパケット処理装置に
    おいて、 所定の周期で時間情報を出力するカウンタ手段と、 上記カウンタ手段により出力された時間情報を上記入力
    されたパケットに付加する時間情報付加手段と、 上記時間情報付加手段により時間情報が付加されたパケ
    ットを暗号化する暗号化要求を送信するとともに、該暗
    号化要求に基づいて暗号化処理されたパケットを書き込
    むための書込み要求を送信する暗号制御部、パケット読
    み出し要求により受信したパケットを復号化する復号化
    要求を送信し、該復号化要求に基づいて復号化処理され
    たパケットを送信する復号制御部、の少なくとも一方を
    含む暗復号制御手段と各装置に固有の鍵情報を格納する
    装置固有鍵格納手段と、 上記暗号化要求を受けて、上記鍵情報を用いてパケット
    を暗号化する暗号化部、上記復号化要求を受けて上記鍵
    情報を用いて、暗号化された上記パケットを復号化する
    復号化部、の少なくとも一方を含む暗復号処理手段と、 上記書込み要求を受けて上記パケットを記憶するととも
    に、上記読出し要求を受けて上記記憶したパケットを送
    信するパケット記憶手段と、 上記復号化制御部にて送信されたパケットを、該パケッ
    トに付加された上記時間情報、及び上記カウンタ手段に
    て出力された時間情報に基づき出力するタイミング制御
    手段と、を具備することを特徴とするパケット処理装
    置。
  4. 【請求項4】 上記暗号制御部は、上記時間情報が付加
    されたパケットの時間情報を除くパケット部分を暗号化
    要求として送信すると共に、 上記暗復号処理手段が、上記時間情報を除くパケット部
    分を暗号化する請求項3に記載のパケット処理装置。
  5. 【請求項5】 上記復号制御部は、上記時間情報が付加
    されたパケットの時間情報を除くパケット部分を復号化
    要求として送信すると共に、 上記暗復号処理手段が、上記時間情報を除くパケット部
    分を復号化する請求項3に記載のパケット処理装置。
  6. 【請求項6】 さらに上記暗号制御部は、上記時間情報
    が付加されたパケットの上記時間情報、及び該パケット
    の制御情報であるパケット情報フィールドを除くパケッ
    ト部分を暗号化要求として送信すると共に、 上記暗復号処理手段が、上記時間情報及び上記パケット
    情報フィールドを除くパケット部分を暗号化する請求項
    4に記載のパケット処理装置。
  7. 【請求項7】 さらに上記復号制御部は、上記時間情報
    が付加されたパケットの上記時間情報、及び該パケット
    の制御情報であるパケット情報フィールドを除くパケッ
    ト部分を復号化要求として送信すると共に、 上記暗復号処理手段が、上記時間情報及び上記パケット
    情報フィールドを除くパケット部分を復号化する請求項
    5に記載のパケット処理装置。
  8. 【請求項8】 上記パケットが、MPEG2−トランス
    ポートストリーム(MPEG2-Transport Stream)である請
    求項1、2、3のいずれか1項に記載のパケット処理装
    置。
  9. 【請求項9】 入力されたパケットを、予め決められた
    規則にしたがって処理して出力するパケット処理方法に
    おいて、 所定の周期で出力される時間情報を上記入力されたパケ
    ットに付加し、 上記時間情報が付加されたパケットを暗号化して記憶
    し、 必要に応じて、上記記憶されている時間情報が付加され
    たパケットを読みだして復号化し、 上記復号化されたパケットを、該パケットに付加された
    上記時間情報、及び上記所定の周期で出力される時間情
    報に基づきタイミングを制御して出力することを特徴と
    するパケット処理方法。
  10. 【請求項10】 入力されたパケットを、予め決められ
    た規則にしたがって処理して出力するパケット処理をプ
    ログラムとして記録したコンピュータ読み取り可能な記
    録媒体において、 所定の周期で出力される時間情報を入力されたパケット
    に付加する処理と、 上記時間情報が付加されたパケットを暗号化して記憶す
    る処理と、 必要に応じて、上記記憶されている時間情報が付加され
    たパケットを読みだして復号化する処理と、 上記復号化されたパケットを、該パケットに付加された
    上記時間情報、及び上記所定の周期で出力される時間情
    報に基づきタイミングを制御して出力する処理と、 をプログラムとして記録したことを特徴とするコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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