JP2004088751A - 情報再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】一の情報に対して複数チャンネルの他の情報を同時再生するシステム、例えば、映像に対して複数チャンネルの音声を同時再生するマルチリンガルシステムにおいて高い著作権保護機能を実現する情報再生装置を提供する。
【解決手段】情報再生装置は、記録媒体1から再生された多重化ストリームの暗号を解読する暗号解読手段101と、暗号解読した多重化ストリームを解析し、多重化ストリーム内の映像情報を検出する解析手段10と、その解析結果に基づいて暗号解読された多重化ストリームに含まれる映像情報を改変する変換手段11とを備え、映像情報が改変された多重化ストリームを、マルチリンガルシステムのために多重化ストリームを情報伸張する第2から第n(n>1の自然数)の復号手段108〜110に分配する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は情報再生装置に関し、特に、一の情報に対して複数チャンネルの他の情報を同時再生するシステム、例えば、映像に対して複数チャンネルの音声を同時再生するマルチリンガルシステムを実現する情報再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、DVDの普及は目覚しく、DVDを用いた映像音声再生装置は、一つの映像に対して、多くの観衆が楽しむといったシチュエーションが多分に考えられる航空機内や博物館内にも導入が進められてきている。このようなシチュエーションにおいては、観衆は全て同じ言語を解する人たちだけとは限らないのが現実である。
【0003】
一方、DVDでは、DVD−Video規格に則って、一つのビデオストリームと、それに対応した最大8つのオーディオストリームと、最大32のサブピクチャストリームとを多重化して、1組のプログラムとして1本化されたストリーム(以降、「多重化ストリーム」と称する。)が記録されており、前記のシチュエーションにおいても、各人が解する言語に合わせた音声を供給できるマルチリンガルシステムとしてDVDを導入することが可能である。
【0004】
更に、航空機内用途に至っては、地上において封切前の映画が上映されることも常で、そういった封切前の映画等のコンテンツが、外部に流出しないような、また、たとえ流出したとしてもその流出したコンテンツが何処から流出したものかを追跡できるような著作権保護の概念を導入したシステムの構築が強く要望されている。
【0005】
著作権保護の基本的な考え方としては、コンテンツの外部への流出を防ぐ為に、コンテンツに暗号を掛け、再生されるディジタル映像データには、再生された日付や時間、再生されたメディアのメディアID、再生するデバイスのデバイスID、及び、作品名や制作者名等の著作権情報が分かるコンテンツIDなどを電子透かし技術等によって埋め込んで、コンテンツが何処から流出したのかが追跡できるようにするというのが一般的である。
【0006】
従来、DVDを用いたマルチリンガルシステムを実現する映像音声再生装置としては、特許文献1、2に記載されたものが知られている。例えば、特許文献1に記載されたものでは、DVDから再生されるナビゲーションデータを参照して、同じくDVDから再生されるプレゼンテーションデータ内のオーディオデータの中から、各言語のオーディオストリームを抽出して、夫々個別にデコードするオーディオデコーダを複数個並列に並べることにより実現するマルチリンガルシステムが開示されている。また、特許文献2においては、オーディオストリームのストリームIDに基いてオーディオデータが振り分けられ、それぞれの復号手段で復号され、所定の信号チャンネルに出力される構成が開示されている。
【0007】
一般的に、現状のDVDを用いた映像音声再生装置においては、1つの映像に対して、複数の音声の中から選ばれた1つの音声が出力される構成を取っている。1つの映像に対して同時に複数の音声を出力できるような、複数のオーディオデコーダが1チップに内蔵されたAVデコーダは一般には普及していない。このため、前記のようなマルチリンガルシステムを構成する場合、ビデオデコーダとオーディオデコーダを夫々1つずつ内蔵した、大量に流通している廉価な市販のAVデコーダを並列に複数個並べて実現するという手法が取られる。
【0008】
図6は、このようなマルチリンガルシステムに前記の著作権保護機能を実現する従来の映像音声再生装置の構成図である。
【0009】
ストリームデータ再生部100は、DVD等の記録媒体1から、情報圧縮された映像情報と、複数チャンネル(第1ないし第nチャンネル(nは自然数))の情報圧縮された音声情報とが多重された多重化ストリームを再生する。
【0010】
ストリームデータ再生部100で再生された多重化ストリームには著作権保護の為の暗号化(例えば、Triple−DES等の暗号化)が施されているため、暗号解読部101は、ストリームデータ再生部100により再生された多重化ストリームの暗号を解読する。
【0011】
第1のストリームデコーダ(AVデコーダ)102は、暗号が解読された多重化ストリームを情報伸張する。
【0012】
映像管理情報埋め込み部103は、第1のストリームデコーダ102で情報伸張された映像データに再生日時、ディスクID、デバイスID、コンテンツID等の映像管理情報を埋め込む。
【0013】
映像出力部104は、映像管理情報が埋め込まれた映像データから再生映像信号を生成する。再生映像信号は映像出力端子105から外部に出力される。
【0014】
第1の音声出力部106は、第1のストリームデコーダ102で情報伸張された第1の音声データに基いて再生音声信号を生成する。再生音声信号は音声出力端子107を介して外部に出力される。
【0015】
第2〜第nのストリームデコーダ108〜110は、第1のストリームデコーダ102に入力される多重化ストリームを第1のストリームデコーダ102と同様に情報伸張する。第2〜第nの音声出力部111〜113は、第2〜第nのストリームデコーダ108〜110で情報伸張された第2〜第nの音声データのそれぞれに基いて再生音声信号を生成する。各再生音声信号は音声出力端子114〜116のそれぞれを介して外部に出力される。
【0016】
音声出力は、ユーザが第1〜第nの音声出力端子107、114〜116のいずれかを選択することにより、各ユーザが解する言語が選択されて各人のヘッドフォン等に供給される。
【0017】
【特許文献1】
特開平11−164257号公報
【特許文献2】
特開平8−31096号公報
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
前記のような構成を有する従来の映像音声再生装置においては、映像音声再生時に、暗号解読部101で解読された映像及び音声が多重化された多重化ストリームが、第1〜第nのストリームデコーダ102、108〜110の全てに等しく入力される。つまり、暗号解読後の保護されていない状態の多重化ストリームが、第2〜第nのストリームデコーダ108〜110に接続される全てのデータバスライン上を流れることになる。図6において太線の矢印で示されるデータの流れが暗号解読後の保護がされていない状態の多重化ストリームである。このように、第2〜第nのストリームデコーダ108〜110に接続される全てのデータバスライン上に保護されていない状態の多重化ストリームが流れることにより、これらのデータバスラインから多重化ストリームを抜き出して違法コピーされる危険性が高くなる。このため、再生装置の回路基板において全データバスラインを樹脂などでモールドして保護する必要があった。
【0019】
以上のように、暗号解読後の多重化ストリームの分配に関して、より強固に著作権が保護されるように著作権保護に対するセキュリティ度の向上が強く要望されている。
【0020】
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、情報再生装置における著作権保護に対してセキュリティ度を向上する情報再生装置を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る第1の情報再生装置は、情報圧縮及び暗号化された第1の情報と、情報圧縮及び暗号化され第1の情報に同期して再生される複数チャンネルの第2の情報とが多重化された多重化データを再生する再生手段と、再生手段により再生されたデータの暗号を解読する暗号解読手段と、暗号解読手段で暗号が解読されたデータを情報伸張する第1の復号手段と、暗号解読手段で解読されたデータを解析して第1の情報を検出する解析手段と、解析手段の解析結果に基づいて暗号解読手段で解読されたデータに含まれる第1の情報の少なくも一部を改変する変換手段と、変換手段から改変されたデータを受け、それぞれ所定チャンネルの第2の情報を情報伸張する、第2ないし第n(nはn>1の自然数)の復号手段とを備える。
【0022】
本発明に係る第2の情報再生装置は、情報圧縮及び暗号化された映像情報と、情報圧縮及び暗号化された複数チャンネルの音声情報とが多重化された多重化ストリームを再生する再生手段と、再生手段により再生された多重化ストリームの暗号を解読する暗号解読手段と、暗号解読手段で暗号が解読された多重化ストリームに含まれる映像情報及び一つのチャンネルの音声情報を情報伸張する第1の復号手段と、第1の復号手段で情報伸張された映像データに映像管理情報を埋め込む管理情報埋込み手段と、管理情報埋込み手段により映像管理情報が埋め込まれた映像データから再生用映像信号を生成する映像出力手段と、第1の復号手段で情報伸張された音声データから再生音声信号を生成する第1の音声出力手段と、暗号解読手段で解読された多重化ストリームを解析し、映像情報を検出するストリーム解析手段と、解析手段からの解析結果に基づいて暗号解読手段で解読された多重化ストリームに含まれる映像情報の少なくも一部を改変するストリーム変換手段と、変換手段から改変された多重化ストリームを受け、それぞれ所定チャンネルの音声情報を情報伸張する第2ないし第n(nはn>1の自然数)の復号手段と、第2ないし第nの音声復号手段の各々で情報伸張された音声データからそれぞれ再生音声信号を生成する、第2ないし第nの音声出力手段とを備える。
【0023】
上記の情報再生装置はさらに2つのデータ経路の切替手段を備えてもよい。第1の切替手段は、所定の制御信号が入力されたときに再生手段からの再生データが暗号解読手段を迂回して第1の復号手段に入力し、それ以外のときは再生手段からの再生データが暗号解読手段に入力するように、データ経路を切替える。第2の切替手段は、制御信号が入力されたときに再生手段からの再生データが第2ないし第nの復号手段の各々に入力し、それ以外のときは変換手段(ストリーム変換手段)からのデータが第2ないし第nの復号手段の各々に入力するように、データ経路を切替える。
【0024】
さらに、暗号解読手段、解析手段、変換手段、第1の切替手段及び第2の切替手段を一体化し、分離不可能な構成としてもよい。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を参照して本発明に係る情報再生装置について説明する。以下では、1つの映像情報に対して複数チャンネルの音声情報を同時に再生可能なマルチリンガルシステムを実現する映像音声再生装置を例として説明する。
【0026】
(実施の形態1)
図1は本発明に係る映像音声再生装置の構成を示した図である。なお、同図において太線で示す矢印は暗号化されていない保護の弱いデータが流れ得るデータバスラインを示している。
【0027】
映像音声再生装置は、DVD等の記録媒体1から映像/音声情報が多重化されたストリームを再生するストリームデータ再生部100、再生されたストリームの暗号を解読する暗号解読部101、暗号解読されたストリームを解析するストリーム解析部10、その解析結果に応じて映像情報を改変するストリーム変換部11、再生されたストリームを復号する第1〜第nのストリームデコーダ102、108〜110、再生ストリームに著作権保護のための管理情報を埋め込む映像管理情報埋め込み部103、再生ストリームからアナログ再生映像信号を生成する映像出力部104、再生ストリームから第1〜第nチャンネルのアナログ再生音声信号を生成する第1〜第nの音声出力部106、111〜113を備える。
【0028】
さらに、映像音声再生装置は、再生映像信号を出力する映像出力端子105と、第1〜第nチャンネルのアナログ音声再生信号をそれぞれ出力する音声出力端子107、114〜116とを備える。
【0029】
以上のように構成された映像音声再生装置の動作を以下に説明する。なお、以下では、記録媒体の一例としてDVDを用いたときの再生時の動作について説明する。
【0030】
最初に、再生するDVDに記録される映像音声情報について説明する。DVDには、映像情報と、それと同期して再生される第1ないし第nのチャンネル(nは自然数、DVDの場合は最大で8チャンネル)の音声情報とが情報圧縮され、多重化されたストリーム(以下「多重化ストリーム」と称す。)が記録されている。多重化ストリームには著作権保護のための暗号化、例えば、Triple−DESによる暗号化が施されている。
【0031】
図2に示すように、DVDにおいて、映画作品等のコンテンツの一つの単位はビデオオブジェクトセット(Video Object Set、以降「VOBS」と称する。)50として記録される。
【0032】
VOBS50は、複数のビデオオブジェクト(Video Object、以降「VOB」と称する。)51で構成されており、各VOB51に付与されているID番号(IDNi(iは整数))は、第i番目のVOBを意味するIDである。
【0033】
DVDは、例えば、1つの映画を複数のストーリー展開で見ることができるマルチストーリー機能に対応してVOB毎で異なるストーリー展開になるように構成されている。
【0034】
VOB51は、複数のセル(Cell)52により構成されており、各セル52に付与されているID番号(IDNj(jは整数))は、第j番目のセルを意味するIDである。
【0035】
セル52は、例えば映画における1シーン等の単位となる。即ち、この1シーン毎の組み合わせがVOB51となり、この組み合わせの違いにより前述のマルチストーリー機能を実現する。そして、セル52は、複数のビデオオブジェクトユニット(Video Object Unit、以降「VOBU」と称する。)53により構成されている。
【0036】
1つのVOBU53は、常に1つのナビゲーションパック(NV_PCK)54で始まり、複数のオーディオパック(A_PCK)55、複数のビデオパック(V_PCK)56、複数のサブピクチャパック(SP_PCK)57で構成されている。
【0037】
ナビゲーションパック54は、主としてそれが属するVOBU53内のデータの再生表示制御を行うための制御データ及びVOBU53のデータサーチを行うための制御データとして用いられる。
【0038】
ビデオパック56は主映像情報であり、MPEG等の規格で圧縮されている。またサブピクチャパック57は主映像に対して字幕スーパー等の補助的な内容を有する副映像情報である。オーディオパック55は音声情報である。
【0039】
このようにビデオ、サブピクチャ、オーディオの各ストリームは、夫々、パックを1つの単位として、多重化されている。
【0040】
次に、パック構造について説明する。主映像情報はパック列となってDVDのデータ領域に記録されている。
【0041】
全てのパックはその種類にかかわらず、2048バイトのパック長を持つ。プレゼンテーションデータを構成するビデオパック、サブピクチャパック、オーディオパックは共に、14バイトのパックヘッダと残りの2034バイトを埋める1つ以上のパケットで構成されている。パック長は、常に2048バイトとなるように、調整データ数が7バイトまではパケット内にあるパケットヘッダへのスタッフィングバイト(FFh)の挿入により調整され、8バイト以上ある場合には、パック内の最終パケットとしてパディングパケット(先頭開始コード:000001h、パディングのストリームID:BEhで構成されるパケット開始コード(4バイト)と、パケット長(2バイト)、及び、パック長を調整するのに必要な数のパディングバイト:FFhで構成されている。)を挿入することにより調整される。
【0042】
パックヘッダは、4バイトのパック開始コード(000001BAh)、AVデコーダ内の基本となる同期信号で、時刻基準となる System Time Clock(STC)をセット・校正するSCR(System Clock Reference:システム時刻基準参照値のことであり、6バイトの中には、先頭に、MPEG1:00bとMPEG2:01bの2ビットで表される識別コードを含んでいる。)、50バイト/秒単位で表される多重化ストリームの多重化レート(6バイト)、及び、スタッフィングバイト長(1バイト:DVDでは、スタッフィングバイト無しなので、その値はF8h固定である。)で構成されている。
【0043】
図3はビデオパック56の構造を示した図である。ビデオパック56は、パックヘッダ61と2034バイト以下のビデオパケット(V_PKT)で構成され、パック長が2048バイトに満たない場合には、前記の方法により調整される。
【0044】
ビデオパケットはパケットヘッダ62とビデオデータ63のフィールドを有する。パケットヘッダ62は以下のフィールドからなる。
−パケット開始コード(4バイト)72:先頭開始コード(3バイト:000001h)及びビデオのストリームID(1バイト:E0h)で構成される。
−パケット長(2バイト)73:このフィールドに続くパケットのデータ長であり、パケット開始コードとパケット長の計6バイトはパケット長に含まない。−フラグと制御(2バイト)74:MPEG1(10b以外)とMPEG2(10b)の2ビットで表される識別コードやコンディショナルコーディングの有無等を示す。
−PESヘッダ長(1バイト)75:このフィールドに続くパケットヘッダのデータ長。コンディショナルコーディングのデータ数を表す。
−コンディショナルコーディング(0〜20バイト)76:パケットの生成規則に従ってパケット内への付加が規定される再生出力の時刻管理情報PTS(Presentation Time Stamp)78や情報伸張の時刻管理情報DTS(Decoding Time Stamp)79等のパケットのコンディションが記述されている。可変長。
【0045】
ビデオデータ(1〜2025バイト)63はパケット毎に分割されたエレメンタリストリーム(Elementary Stream)である。
【0046】
映像音声再生装置は次のように再生動作を行なう。
【0047】
ストリームデータ再生部100はDVDドライブであり、DVDから、情報圧縮された映像情報と、nチャンネルの情報圧縮された音声情報とが多重された多重化ストリームを再生する。
【0048】
暗号解読部101はストリームデータ再生部100により再生された多重化ストリームの暗号を解読する。すなわち、暗号解読部101は、パケット内のペイロード(例えば、ビデオパケットの場合はビデオデータ)に施された著作権保護の為の暗号を解読する。
【0049】
第1のストリームデコーダ102は、暗号解読部101で解読された多重化ストリームを情報伸張する。具体的には、第1のストリームデコーダ102は多重化ストリーム中にあるナビゲーションデータを参照して、その指示に応じたプレゼンテーションデータ(ビデオ/オーディオ/サブピクチャ)を検索し、MPEG圧縮された映像データと所定の一つのチャンネルの音声情報(第1の音声データ)とを情報伸張する。第1のストリームデコーダ102は例えばビデオデコーダとオーディオデコーダを夫々1つずつ内蔵した大量に流通している廉価な市販のAVデコーダで実現される(他のストリームデコーダ108〜110についても同様)。
【0050】
映像管理情報埋め込み部103は、第1のストリームデコーダ102で情報伸張された映像情報に、再生日時、ディスクID、デバイスID、コンテンツID等の映像管理情報を埋め込む。
【0051】
映像出力部104は、映像管理情報が埋め込まれた映像情報にビデオエンコード、DA変換を行い、NTSC/PAL等の再生映像信号として映像出力端子105を介して外部に出力する。映像出力端子105にはモニタ等の映像表示装置が接続される。
【0052】
第1の音声出力部106は、第1のストリームデコーダ102で情報伸張された第1の音声データをDA変換して得られた再生音声信号を音声出力端子107を介して外部に出力する。音声出力端子107にはヘッドフォン等が接続される(他の音声出力端子114〜116についても同様)。
【0053】
ストリーム解析部10は、第1のストリームデコーダ102に入力される多重化ストリームのストリーム解析を行い、映像情報を検出する。ストリーム変換部11はストリーム解析部10の解析結果に基づいて第1のストリームデコーダ102に入力される多重化ストリーム内の映像情報を改変する。これらの動作の詳細については後述する。
【0054】
第2〜第nのストリームデコーダ108〜110は、ストリーム変換部11により映像情報が改変された多重化ストリームを情報伸張する。特に、第2〜第nのストリームデコーダ108〜110は多重化ストリーム内の、それぞれ所定のチャンネルの音声情報(第2〜第nの音声データ)を情報伸張する。第2〜第nの音声出力部111〜113は、第2〜第nのストリームデコーダ108〜110の各々で情報伸張された第2〜第nの音声データをDA変換して再生音声信号を生成し、音声出力端子114〜116を介して外部に出力する。
【0055】
1つの映像出力に対する複数の音声出力は、第1〜第nの音声出力端子107、114〜116を切り替えることにより、ユーザの各人が解する言語が選択されて各ユーザのヘッドフォン等に供給される。
【0056】
ストリーム解析部10及びストリーム変換部11に関する動作について詳細に説明する。
【0057】
ストリーム解析部10は暗号解読部101からの出力を解析し、その解析結果をストリーム変換部11に出力する。ストリーム変換部11はストリーム解析部10の解析結果に基づいて暗号解読部101から出力された多重化ストリームの映像情報を改変する。
【0058】
より具体的には、ストリーム解析部10は、先ず、パックの先頭に含まれるパックヘッダ62に記述されているパック開始コード70を検出し、そこを基点にパック内のバイトデータ数をカウントしてパケットヘッダ中のパケット開始コード72の位置を特定し、そのパケット開始コード72を参照することにより、その中に書かれているストリームID77を得て、そのストリームID77に基いて今見ているパックが、改変すべき映像情報を格納しているビデオパックであるか否かを検出する。
【0059】
ストリーム変換部11は、改変すべき映像情報を格納しているビデオパックが検出された場合、パケットヘッダ62に記述されているPESヘッダ長75を参照し、コンディショナルコーディング76のデータ長に応じて変化するビデオデータ63の先頭を算出する。ビデオデータ63の先頭が算出されると、それ以降にビデオデータが格納されていることが判断できる。すなわち、ストリーム変換部11はPESヘッダ長75を参照することにより、改変すべきビデオデータのデータ長を認識することができる。ストリーム変換部11はビデオデータ63の先頭からビデオパックの最後までの全てのデータを、元のデータとは無相関なデータ、例えば、ストリームデコーダ108〜110によって破棄されるスタッフィングバイトやパディングバイトに使われる「FFh」で置き換える。
【0060】
ビデオデータ中には圧縮映像情報を伸張する際に必要な付帯情報や映像情報自身が含まれているので、その内容を元のデータとは無相関なデータで置き換えて無効化することにより、映像情報は正しく情報伸張できなくなり、正しい再生映像を得ることはできなくなる。つまり、ビデオパック内にあるビデオデータの全てを置き換えてしまうので、元あったビデオデータは1つとして再現することはできなくなる。これにより著作権を強力に保護することができる。
【0061】
ここで、ビデオデータ中の付帯情報とは、DCT(離散コサイン変換)の周波数ごとに量子化の粗さを変化させることができるようにDCT係数の夫々の場所に異なる感度を与える重みである量子化マトリクスデータや、参照画面内の比較対照ブロックとの移動量を表す動きベクトル情報等のことである。ビデオデータ内の映像情報自身とは、DCT演算を行う圧縮の基本単位であるDCTブロック中のDC係数やDC差分値、AC係数等のことである。DCTとは画像データを周波数成分に変換する直交変換の1つである。
【0062】
以上のように本実施の形態によれば、ストリーム変換部11によりマルチリンガル機能用の第2〜第nのストリームデコーダ108〜110に入力するストリーム中の映像情報が改変される。このため、ストリーム変換部11と、第2〜第nのストリームデコーダ108〜110との間のデータバスライン上には、映像情報が改変されたストリームが流れるため、たとえ、これらのデータバスライン上のストリームが抜き取られたとしても映像情報を再生することができないため、十分な保護が実現される。すなわち、本実施形態では、図1において太い実線で示すデータバスラインのみに暗号解読後の保護が弱い多重化ストリームが流れることとなり、暗号解読後の保護が弱い多重化ストリームが流れるデータバスライン数を低減でき、少なくともこの部分を樹脂モールド等で保護すればよく、従来のものに比し、よりセキュリティ度を向上できる。
【0063】
なお、第2〜第nのストリームデコーダ108〜110は正しい再生映像信号を復号出力することはできないが、映像情報のストリームと音声情報のストリーム双方の付帯情報中に存在する時間情報(タイムスタンプ(PTS、DTS)、時刻基準参照値(SCR))は改変されないため、これらの情報に基いて、映像と音声の同期は正しくとることができる。よって、映像出力端子105からの再生映像と、第1〜第nの音声出力端子107、114〜116からの再生音声の全てを常に正しく同期させることができる。
【0064】
また、本実施形態においては、ビデオデータを「FFh」で置換したが、ビデオデータとは無相関なデータであればどのようなデータで置換してもよい。例えば、ランダムデータで置換してもよい。また、映像管理情報埋め込み部103で埋め込まれる再生日時、ディスクID、デバイスID、コンテンツID等の映像管理情報で置換してもよく、この場合は不正コピーの流出先の追跡に特に有効である。また、再生された映像情報が実質的に利用できなくなるのであれば、ビデオデータ63の全部を置換する代わりに、一部のデータのみを置換するようにしてもよい。
【0065】
また、本実施形態においては、ビデオパック内のビデオデータを改変したが、ビデオパックに限らず、サブピクチャパック内のサブピクチャデータやオーディオパック内のオーディオデータを改変する場合でも、同様にデータを改変することができる。
【0066】
なお、第1〜第nのストリームデコーダ102、108〜110の各々は、それぞれ異なるチャンネルの音声情報を復号してもよいし、ストリームデコーダ102、108〜110の全部または一部が同じチャンネルの音声信号を再生するようにしてもよい。ストリームデコーダ102、108〜110の少なくとも一部が同じチャンネルの音声情報を復号し、出力することにより、ユーザはそのチャンネルについて複数の音声信号の中から最も再生状態のよいものを選択することが可能となる。
【0067】
また、本実施形態(以下の実施形態においても同じ)においては、DVDを例に取り、定ビットレートの多重化ストリームとして説明したが、定ビットレートの多重化ストリームに限らず、映像情報と音声情報が多重された多重化データであれば、ビットレートに関わらず同様に構成できる。
【0068】
また、本実施形態(以下の実施形態においても同じ)においては、1つの映像に対して複数の音声を同時に再生するマルチリンガルシステムについて説明したが、例えば、1つの音声に対して複数の映像を同時に再生するようなシステムについても本発明の思想は適用できる。この場合は、上記の説明において映像情報と音声情報を置き換えて考えれば良い。また、映像と音声が共に複数ある場合に対しても、同様に拡張して適用することができることは言うまでもない。
【0069】
また、本実施形態(以下の実施形態においても同じ)においては、処理される順序にしたがい送信されてくるデータストリームを用いて説明したが、本発明の思想はデータストリームに限定されることはなく、時間的な流れの概念の有無に関わらず、広くデータ一般について適用できる。
【0070】
また、本実施形態(以下の実施形態においても同じ)においては、映像情報と音声情報を多重化した場合について説明したが、これらの情報に限定されるものではない。一方が他方に同期して再生される2つの情報があり、他方の情報が一方の情報ほど高いセキュリティ度が要求されなければ、本発明の思想はそのような情報に対しても適用できることは言うまでもない。そのような情報の組み合わせとして次のような例がある。
−高解像度の映像情報(例えば、ハイビジョン)と、複数チャンネルの低解像度の映像情報(例えば、低ビットレートのMPEG映像情報)。
−映像情報と、複数の異なる言語で情報を伝達する文字情報。
【0071】
(実施の形態2)
図4に本発明に係る映像音声再生装置の別の構成を示す。本実施形態では、実施の形態1の構成に加えて、ストリームの経路を切替える2つのストリーム切替部20、21を有している。なお、図4において太線で示す矢印は暗号化されていない保護の弱いデータが流れ得るデータバスラインを示している。
【0072】
第1のストリーム切替部20はストリームデータ再生部100から出力される多重化ストリームが、暗号解読部101、又は第1のストリームデコーダ102及び第2のストリーム切替部21に入力するようにストリームの経路を切替える。すなわち、第1のストリーム切替部20は、ストリームデータ再生部100からの多重化ストリームが暗号解読部101を迂回または通過するようにストリーム経路を切替える。
【0073】
第2のストリーム切替部21は、第1のストリーム切替部20又は暗号解読部101から出力される多重化ストリームが、第2〜第nのストリームデコーダ108〜110、又はストリーム解析部10及びストリーム変換部11に入力するようにストリーム経路を切り替える。第2のストリーム切替部21は第1のストリーム切替部20と連動し、ストリームデータ再生部100からの多重化ストリームが暗号解読部101を迂回させた場合には、その迂回した多重化ストリームが第2〜第nのストリームデコーダ108〜110に直接入力するようにストリームの経路を切替える。
【0074】
第1及び第2のストリーム切替部20、21は制御信号入力端子22から入力される制御信号によりその動作が制御される。
【0075】
以上のように構成される本実施形態の映像音声再生装置の動作を説明する。
【0076】
最初に、制御信号入力端子22に暗号解読部101を迂回すること(すなわち暗号解読部101による暗号解読を要しないこと)を指示する制御信号が入力された場合の動作を説明する。このような場合としては、DVDから再生された多重化ストリームに暗号が掛かっていない場合や、再生された多重化ストリームに暗号解読部101で処理可能な暗号以外の暗号が掛かっている場合がある。このとき、第1のストリーム切替部20は接点Q0側にストリームの経路を切り替え、第2のストリーム切替部21は接点Q1側にストリームの経路を切り替える。
【0077】
第1のストリームデコーダ102は暗号解読部101を迂回した多重化ストリームを情報伸張する。このとき、ストリームデータ再生部100から再生された多重化ストリームにCSSスクランブルが掛かっており、第1のストリームデコーダ102でスクランブルを解く必要がある場合は、第1のストリームデコーダ102は、入力された多重化ストリームのCSSスクランブルを解いてから情報伸張する。但し、この場合、第1のストリームデコーダ102はCSSデスクランブラを備えている必要がある。
【0078】
第2のストリーム切替部21は、制御信号入力端子22から入力される制御信号に応じて、暗号解読部101を迂回した多重化ストリームがストリーム解析部10とストリーム変換部11を迂回するように、ストリームの流れる経路を切り替える。
【0079】
第2〜第nのストリームデコーダ108〜110はストリーム解析部10とストリーム変換部11を迂回した多重化ストリームを情報伸張する。
【0080】
次に、制御信号入力端子22に暗号解読部101を迂回しないことを指示する制御信号が入力された場合の動作を説明する。このとき、第1のストリーム切替部20は接点P0側にストリームの経路を切り替え、第2のストリーム切替部21は接点P1側にストリームの経路を切り替える。この場合の映像音声再生装置の動作は実施の形態1で説明した動作と同様である。
【0081】
以上のように本実施形態によれば、暗号解読の必要性に応じて2つのストリーム切替部20、21が連動して暗号解読部101に対する迂回/通過を制御する。これにより、再生時に暗号解読を要しない既に市場に多く流通する暗号化されていない市販のDVDの再生や、DVDのコピープロテクションとしてよく知られているCSS等のスクランブルが掛かった市販のDVDの再生に柔軟に対応できる映像音声再生装置を実現できる。
【0082】
(実施の形態3)
図5に本発明に係る映像音声再生装置のさらに別の構成を示す。本実施形態においては、実施の形態1の構成に加えて、ストリームの経路を切替える第1及び第2のストリーム切替部23、24をさらに有している。本実施形態では、実施の形態2に比し、第1のストリーム切替部23をよりストリームデコーダ側に設けている。なお、図5において太線で示す矢印は暗号化されていない保護の弱いデータが流れ得るデータバスラインを示している。
【0083】
第1のストリーム切替部23は、ストリームデータ再生部100から再生された多重化ストリーム、または、暗号解読部101で解読された多重化ストリームのいずれかが第1のストリームデコーダ102に入力するように、ストリーム経路を選択する。すなわち、第1のストリーム切替部23は、ストリームデータ再生部100からの多重化ストリームが暗号解読部101を迂回または通過するように経路を切替える。
【0084】
第2のストリーム切替部24は、ストリームデータ再生部100からの多重化ストリーム、または、ストリーム変換部11により映像情報が改変された多重化ストリームのいずれかが、第2〜第nのストリームデコーダ108〜110に入力されるようにストリームの経路を選択する。第2のストリーム切替部24は第1のストリーム切替部23と連動し、ストリームデータ再生部100からの多重化ストリームが暗号解読部101を迂回させた場合には、ストリームデータ再生部100からの多重化ストリームが第2〜第nのストリームデコーダ108〜110に直接入力するようにストリームの経路を切替える。
【0085】
第1及び第2のストリーム切替部23、24は、制御信号入力端子22を介して入力される制御信号により制御される。
【0086】
また、図5の二重線で示すように、暗号解読部101、ストリーム解析部10及びストリーム変換部11を第1及び第2のストリーム切替部23、24とともに一体化し、分離不可能とした構成(30)となっている。一体化は、例えば、ゲートアレイやASIC等の分解不可能なデバイスとしてパッケージすることによって実現され、一体化した各要素は夫々単体では作動することなく、各要素間のデータバスライン、制御信号ラインに対しては外部からアクセスできないようになっている。
【0087】
以上のように構成される映像音声再生装置の動作を説明する。
【0088】
暗号が掛かっていない多重化ストリームをDVDから再生する場合、端子22から暗号解読を指示しない制御信号が入力される。この制御信号に基き第1のストリーム切替部23は接点をR0に切替え、第2のストリーム切替部24は接点をR1に切替える。これにより、第1〜第nのストリームデコーダ102、108〜110にはストリームデータ再生部100からの出力が直接入力される。
【0089】
第1のストリームデコーダ102は第1のストリーム切替部23により選択された多重化ストリームを情報伸張する。ストリームデータ再生部100から再生された多重化ストリームにCSSスクランブルが掛かっている場合、第1のストリームデコーダ102は、入力された多重化ストリームのCSSスクランブルを解いてから情報伸張する。但し、第1のストリームデコーダ102がCSSデスクランブラを備えている必要がある。
【0090】
一方、暗号が掛かっている多重化ストリームをDVDから再生する場合、端子22を介して暗号解読を指示する制御信号が入力される。この制御信号により、第1のストリーム切替部23は接点をS0側にして暗号解読部101からの出力を選択する。第2のストリーム切替部24は接点をS1側にして、ストリーム変換部11からの出力を選択する。
【0091】
暗号解読部101で解読された多重化ストリームは、自動的にストリーム解析部10とストリーム変換部11に入力され、映像情報が改変される。その後の動作は実施の形態1で説明したとおりである。
【0092】
以上のように本実施形態では、暗号解読部101、ストリーム解析部10及びストリーム変換部11を一体化し、さらに、ストリーム切替部23、24とともに分離不可能に構成したことで、暗号解読後の多重化ストリームが流れるデータバスライン(図4中の太実線で示すバスライン)数を低減でき、セキュリティ度の高い、基板設計のし易い映像音声再生装置を構成できる。
【0093】
【発明の効果】
本発明の情報再生装置によれば、マルチリンガル機能用に分配される暗号解読後の多重化ストリームを、それに含まれる映像情報を改変した後、各復号手段に分配するようにしたので、暗号解読後の保護が弱いデータが流れるバスラインの数を低減できるため、その分配途中でのデータの抜き取りによる違法コピーを防止でき、著作権保護におけるセキュリティ度の高い情報再生装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る映像音声再生装置の構成を示す図(実施の形態1)
【図2】ビデオオブジェクトセット(VOBS)のデータ構造図
【図3】ビデオパック(V_PCK)のデータ構造図
【図4】本発明に係る映像音声再生装置の別の構成を示す図(実施の形態2)
【図5】本発明に係る映像音声再生装置のさらに別の構成を示す図(実施の形態3)
【図6】従来の映像音声再生装置の構成図
【符号の説明】
1 記録媒体(DVD)
10 ストリーム解析部
11 ストリーム変換部
20,23 第1のストリーム切替部
21,24 第2のストリーム切替部
22 制御信号入力端子
100 ストリームデータ再生部
101 暗号解読部
102,108〜110 ストリームデコーダ
103 映像管理情報埋め込み部
104 映像出力部
105 映像信号出力端子
106,111,112,113 音声出力部
107,114〜116 音声信号出力端子

Claims (14)

  1. 情報圧縮及び暗号化された第1の情報と、情報圧縮及び暗号化され前記第1の情報に同期して再生される複数チャンネルの第2の情報とが多重化された多重化データを再生する再生手段と、
    該再生手段により再生されたデータの暗号を解読する暗号解読手段と、
    該暗号解読手段で暗号が解読されたデータを情報伸張する第1の復号手段と、
    前記暗号解読手段で解読されたデータを解析し、前記第1の情報を検出する解析手段と、
    前記解析手段の解析結果に基づいて、前記暗号解読手段で解読されたデータに含まれる前記第1の情報の少なくも一部を改変する変換手段と、
    該変換手段から改変されたデータを受け、それぞれ所定チャンネルの第2の情報を情報伸張する、第2ないし第n(nはn>1の自然数)の復号手段と
    を備えたことを特徴とする情報再生装置。
  2. 所定の制御信号が入力されたときは前記再生手段からの再生データが前記暗号解読手段を迂回して第1の復号手段に入力し、それ以外のときは前記再生手段からの再生データが前記暗号解読手段に入力するように、データ経路を切替える第1の切替手段と、
    前記制御信号が入力されたときは前記再生手段からの再生データが前記第2ないし第nの復号手段の各々に入力し、それ以外のときは変換手段からのデータが前記第2ないし第nの復号手段の各々に入力するように、データ経路を切替える第2の切替手段と
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の情報再生装置。
  3. 前記暗号解読手段、前記解析手段、前記変換手段、前記第1の切替手段及び前記第2の切替手段を一体化し、分離不可能な構成にしたことを特徴とする請求項2記載の情報再生装置。
  4. 前記変換手段は、第1の情報と第2の情報の同期再生に必要な時間情報を改変しないことを特徴とする請求項1記載の情報再生装置。
  5. 前記変換手段は、多重化単位内の所定のデータ長情報に基づいて、改変するデータ領域を変更することを特徴とする請求項1記載の情報再生装置。
  6. 前記変換手段は、改変されるデータを、該改変されるデータと無相関なデータで置き換えることを特徴とする請求項1記載の情報再生装置。
  7. 前記多重化データはデータストリームであることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一に記載の情報再生装置。
  8. 前記第1及び第2の情報のうちの一方が映像情報であり、他方が音声情報であることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一に記載の情報再生装置。
  9. 情報圧縮及び暗号化された映像情報と、情報圧縮及び暗号化された複数チャンネルの音声情報とが多重化された多重化ストリームを再生する再生手段と、
    該再生手段により再生された多重化ストリームの暗号を解読する暗号解読手段と、
    該暗号解読手段で暗号が解読された多重化ストリームに含まれる映像情報及び一つのチャンネルの音声情報を情報伸張する第1の復号手段と、
    該第1の復号手段で情報伸張された映像データに映像管理情報を埋め込む管理情報埋込み手段と、
    該管理情報埋込み手段により映像管理情報が埋め込まれた映像データから再生用映像信号を生成する映像出力手段と、
    前記第1の復号手段で情報伸張された音声データから再生音声信号を生成する第1の音声出力手段と、
    前記暗号解読手段で解読された多重化ストリームを解析し、映像情報を検出するストリーム解析手段と、
    前記解析手段からの解析結果に基づいて、前記暗号解読手段で解読された多重化ストリームに含まれる映像情報の少なくも一部を改変するストリーム変換手段と、
    該変換手段から改変された多重化ストリームを受け、それぞれ所定チャンネルの音声情報を情報伸張する第2ないし第n(nはn>1の自然数)の復号手段と、
    該第2ないし第nの音声復号手段の各々で情報伸張された音声データからそれぞれ再生音声信号を生成する、第2ないし第nの音声出力手段と
    を備えたことを特徴とする情報再生装置。
  10. 所定の制御信号が入力されたときは前記再生手段からの再生データが前記暗号解読手段を迂回して第1の復号手段に入力し、それ以外のときは前記再生手段からの再生データが前記暗号解読手段に入力するように、データ経路を切替える第1の切替手段と、
    前記制御信号が入力されたときは前記再生手段からの再生データが前記第2ないし第nの復号手段の各々に入力し、それ以外のときはストリーム変換手段からのデータが前記第2ないし第nの復号手段の各々に入力するように、データ経路を切替える第2の切替手段と
    をさらに備えたことを特徴とする請求項9記載の情報再生装置。
  11. 前記暗号解読手段、前記解析手段、前記変換手段、前記第1の切替手段及び前記第2の切替手段を一体化し、分離不可能な構成にしたことを特徴とする請求項10記載の情報再生装置。
  12. 前記ストリーム変換手段は、映像情報と音声情報の同期再生に必要な時間情報を改変しないことを特徴とする請求項9記載の情報再生装置。
  13. 前記ストリーム変換手段は、多重化単位内の所定のデータ長情報に基づいて、改変するデータ領域を変更することを特徴とする請求項9記載の情報再生装置。
  14. 前記ストリーム変換手段は、改変されるデータを、該改変されるデータと無相関なデータで置き換えることを特徴とする請求項9記載の情報再生装置。
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