JP2001223982A - コピー回数制御用の情報を圧縮符号化データストリームに多重化する多重化装置、および多重化されたデータストリームの記録装置 - Google Patents

コピー回数制御用の情報を圧縮符号化データストリームに多重化する多重化装置、および多重化されたデータストリームの記録装置

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JP2001223982A
JP2001223982A JP2000034719A JP2000034719A JP2001223982A JP 2001223982 A JP2001223982 A JP 2001223982A JP 2000034719 A JP2000034719 A JP 2000034719A JP 2000034719 A JP2000034719 A JP 2000034719A JP 2001223982 A JP2001223982 A JP 2001223982A
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Kazuto Ogawa
一人 小川
Seiichi Goshi
清一 合志
Takashi Nishi
隆司 西
Yoshinori Izumi
▲吉▼則 和泉
Tadanobu Mizutani
肇伸 水谷
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Japan Broadcasting Corp
Original Assignee
Nippon Hoso Kyokai NHK
Japan Broadcasting Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、コピー回数制御用の情報を映像や音声
のデータ列に多重化した例はあっても、それらデータ列
を圧縮符号化した圧縮符号化データストリームに多重化
したものはなかった。 【解決手段】 コピー制御情報とコピー許可回数情報と
からなるコピー回数制御用の情報を、圧縮符号化データ
ストリームに電子透かしの方法、または上記圧縮符号化
データストリーム内のユーザデータを用いて多重化
(3)するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DVD(Digital
Versatile Disk) などの記録装置によるMPEG2デー
タストリーム等、圧縮符号化データストリームのコピー
回数を制御するために、コピー回数制御用の情報やコピ
ー回数情報を圧縮符号化データストリームに多重化する
多重化装置、および多重化されたデータストリームの記
録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、種々の記録装置の普及により映像
や音声の不正コピーによる著作権侵害が大きな問題とな
っている。現状では、VTRやカセットテープにはコピ
ー回数制御機能は具えられていないが、DVDやDAT
(Digital Audio Tape) などの記録装置には、コピーを
禁止したり、コピー回数を制御する機能が具えられてい
る。
【0003】コピー回数を制御するには、コピー回数を
示す情報を記録媒体中に保存しておき、予め定められた
コピー回数を超えてコピーを行うとき、コピーを不可能
にする方法が用いられている。
【0004】このコピー回数を示す情報を記録媒体中に
保存するには、記録媒体上で映像や音声を記録する領域
とは異なる予め定められた領域にコピー回数を書き込む
場所があり、その書き込まれたコピー回数をコピーされ
るごとに書き換える方法と、コピー回数を電子透かしに
より映像や音声のデータ列に埋込み、コピーされるごと
にその電子透かしによるコピー回数を書き換える方法と
がある。
【0005】前者の記録媒体の予め定められた領域にコ
ピー回数を書き込む方法では、その書き込まれたコピー
回数を容易に書き換えることが可能なため、コピー回数
を改ざんして違法なコピーを作成することが行われ易
い。そのため、最近のDVDやDATなどの記録装置で
は、後者の電子透かしにより映像や音声のデータ列にコ
ピー回数を埋込む方法や両者を併用した方法が用いられ
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、コピー回数を
示す情報を記録媒体中の予め定められた領域に書き込ん
だり、あるいは電子透かしにより埋込んだりしてコピー
回数の制御を行っていたのは、映像や音声のデータ列に
対してであり、そのデータ列を圧縮符号化した、例え
ば、MPEG2データストリームなどの、圧縮符号化デ
ータストリームのコピー回数を制御するようにしたもの
はなかった。
【0007】本発明の目的は、コピー回数の制御を行う
のに最適なコピー回数制御用の情報やコピーが行われた
回数を示すコピー回数情報を、コピー回数の制御を行う
のに最適な方法で圧縮符号化データストリームに多重化
する多重化装置、および多重化されたデータストリーム
の記録装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によるコピー回数制御用の情報を圧縮符号化
データストリームに多重化する多重化装置は、コピー制
御情報とコピー許可回数情報とからなるコピー回数制御
用の情報を、圧縮符号化データストリームに電子透かし
の方法、または前記圧縮符号化データストリーム内のユ
ーザデータを用いて多重化するように構成したことを特
徴とするものである。
【0009】また、本発明によるコピー回数制御用の情
報を圧縮符号化データストリームに多重化する多重化装
置は、前記コピー回数制御用の情報を多重化する前記圧
縮符号化データストリームが、MPEG2標準に準拠す
るエレメンタリストリームを構成する複数の層のうちの
いずれか1つのデータストリームであることを特徴とす
るものである。
【0010】また、本発明によるコピー回数制御用の情
報を圧縮符号化データストリームに多重化する多重化装
置は、電子透かしの方法を用いて前記コピー回数制御用
の情報を前記圧縮符号化データストリームに多重化する
ときには、前記コピー制御情報が、コピー回数情報を電
子透かしとして埋込むための埋込み位置の情報と該位置
に埋込まれる前記コピー回数情報を検出時に判定するた
めの基準データとからなるものであることを特徴とする
ものである。
【0011】また、本発明によるコピー回数制御用の情
報を圧縮符号化データストリームに多重化する多重化装
置は、前記埋込み位置が、前記コピー許可回数に対応す
る数だけ前記圧縮符号化データストリームに多重化され
ていることを特徴とするものである。
【0012】また、本発明によるコピー回数制御用の情
報を圧縮符号化データストリームに多重化する多重化装
置は、コピー回数情報を、コピー制御情報とコピー許可
回数情報とからなるコピー回数制御用の情報に基づき圧
縮符号化データストリームに電子透かしの方法、または
前記圧縮符号化データストリーム内のユーザデータを用
いて多重化するように構成したことを特徴とするもので
ある。
【0013】また、本発明による多重化されたデータス
トリームの記録装置は、コピー回数情報を、コピー制御
情報とコピー許可回数情報とからなるコピー回数制御用
の情報に基づき圧縮符号化データストリームに電子透か
しの方法、または前記圧縮符号化データストリーム内の
ユーザデータを用いて多重化するように構成した多重化
装置を具えたことを特徴とするものである。
【0014】また、本発明による多重化されたデータス
トリームの記録装置は、その上位概念において、コピー
制御情報とコピー許可回数情報とからなるコピー回数制
御用の情報を、圧縮符号化データストリームに電子透か
しの方法、または前記圧縮符号化データストリーム内の
ユーザデータを用いて多重化するように構成した多重化
装置によって多重化されたコピー制御情報とコピー許可
回数情報とからなるコピー回数制御用の情報を該情報が
多重化された多重化圧縮符号化データストリームから分
離して取出す第1の取出し手段、コピー回数情報を、コ
ピー制御情報とコピー許可回数情報とからなるコピー回
数制御用の情報に基づき圧縮符号化データストリームに
電子透かしの方法、または前記圧縮符号化データストリ
ーム内のユーザデータを用いて多重化するように構成し
た多重化装置によって多重化されたコピー回数情報を該
情報が多重化された多重化圧縮符号化データストリーム
から分離して取出す第2の取出し手段、前記第1および
第2の取出し手段によってそれぞれ取出されたコピー回
数制御用の情報とコピー回数情報とを分析する手段、お
よび該分析する手段からのコピー回数分析結果に基づ
き、更新されたコピー回数制御用の情報とコピー回数情
報とを前記多重化圧縮符号化データストリームに電子透
かしの方法、または前記多重化圧縮符号化データストリ
ーム内のユーザデータを用いて多重化する多重化手段を
具えてなる多重化装置を具えたことを特徴とするもので
ある。
【0015】また、本発明による多重化されたデータス
トリームの記録装置は、前記求めたコピー回数が前記コ
ピー許可回数を超えたとき、前記多重化圧縮符号化デー
タストリームのデータ構成に破綻をきたし、デコードさ
れた映像の画質および音声の音質に悪影響を与えるよう
にしたことを特徴とするものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照し、発明の
実施の形態に基づいて本発明を詳細に説明する。図1
は、本発明装置の一実施形態として、コピー回数制御用
の情報をMPEG2データストリームに多重化する装置
の一構成例をブロック図にて示している。図1におい
て、1はMPEG2エンコーダ、2は電子透かし埋込み
位置決定部、および3は多重化部である。
【0017】動作につき説明する。まず、映像と音声の
各データ列はMPEG2エンコーダ1に入力されてMP
EG2データストリーム(MDS)になる。このMPE
G2エンコーダ1の出力は、MPEG2の文法に従った
通常のMPEG2データストリーム(MDS)である。
【0018】ここで、MPEG2データストリームの構
成、本実施形態におけるコピー回数制御用の情報の内
訳、およびコピー回数制御用の情報が多重化されるMP
EG2データストリームの部分について説明する。図2
は、MPEG2標準におけるデータストリームの構成を
示している。図2において、(a)に示すトランスポー
トストリーム(TS)を構成する複数のTSパケット
は、プログラムID(PID)がkのとき映像、nのと
き音声の各データであることを示し、また、各TSパケ
ットは、同図(b)に示すように、それらTSの開始を
示すヘッダ(TSH)を有している。また、各TSパケ
ットには、ヘッダ(TSH)に引き続いて映像または音
声のデジタル情報が入っている。図2(c)に示すデー
タストリームは、映像パケッタイズドエレメンタリスト
リーム(PES)と呼ばれ、そのヘッダ(PESH)に
引き続き、プログラムID(PID)がk(図2(a)
参照)のTSパケットに入っているMPEG2符号化さ
れた符号化映像情報であるエレメンタリストリーム(E
S)が続いている。同様に、ヘッダ(PESH)に引き
続き、プログラムID(PID)がn(図2(a)参
照)のTSパケットからは音声のパケッタイズドエレメ
ンタリストリーム(PES)が生成されるが、これは図
示されていない。
【0019】本実施形態においては、コピー回数制御用
の情報のMPEG2データストリームへの多重化を、そ
れら情報を上述したエレメンタリストリーム(ES)に
電子透かしの方法によって埋込むことで行っている。
【0020】図3は、MPEG2標準におけるエレメン
タリストリーム(ES)の階層構造を示している。図3
において、(a)はエレメンタリストリーム(ES)、
(b)はシーケンス層、(c)はグループ・オブ・ピク
チャ(GOP)層、(d)はピクチャ層、および(e)
はスライス層の各データストリームをそれぞれ示してい
る。また、(b)のシーケンス層、(c)のGOP層、
(d)のピクチャ層、および(e)のスライス層は、そ
れぞれ32ビットのシーケンス・ヘッダ・コード(SH
C)、グループ・スタート・コード(GSC)、ピクチ
ャ・スタート・コード(PSC)、およびスライス・ス
タート・コード(SSC)のコードで各開始する。ま
た、シーケンス層はシーケンス・エンド・コード(SE
C)で終了する。
【0021】再び、図1に戻って、本発明によりコピー
回数制御用の情報をMPEG2データストリーム(MD
S)に多重化する回路の回路動作を説明する。図1中、
電子透かし埋込み位置決定部2において、上述したMP
EG2エンコーダ1からMPEG2データストリーム
(MDS)が入力され、このデータストリーム(MD
S)を分析し、コピー制御情報とコピー許可回数情報と
コピー回数情報とが電子透かしの方法で埋込まれるデー
タストリーム上における位置が決定される。
【0022】本実施形態では、図4に示すように、スラ
イス・スタート・コード(SSC)を基準に計数される
予め定められたビット位置を電子透かし埋込み位置(W
EP)として選択する。ただし、このように選択された
ビット位置は複数箇所存在する。この中から、まず、コ
ピー回数情報埋込み位置として、コピー許可回数(CA
N)と同数のビット位置を選択する。電子透かし埋込み
位置決定部2(図1参照)からは決定された電子透かし
埋込み位置(WEP)の情報とその位置に埋込まれるコ
ピー回数情報を検出時に判定するための基準データ(S
D)を生成する。
【0023】電子透かし埋込み位置決定部2から出力さ
れた埋込み位置(WEP)と基準データ(SD)を、こ
こではコピー制御情報と呼ぶことにする。このコピー制
御情報と別ルートで供給されるコピー許可回数情報とは
多重化部3に送られ、同じく多重化部3に送られるMP
EG2データストリーム(MDS)に多重化される。
【0024】このように、コピー制御情報は、MPEG
2データストリーム(MDS)内の予め定められたビッ
ト位置に電子透かしとして多重化されるか、MPEG2
データストリーム(MDS)内のユーザデータを用いて
多重化される。電子透かしとして多重化される場合に
は、上記の埋込み位置(WEP)とは異なるビット位置
に多重化される。多重化部3からは、コピー回数制御用
の情報が多重化されたMPEG2データストリーム(M
DSm )が得られる。
【0025】次に、多重化部3における多重化、ここで
は、MPEG2データストリーム(MDS)内のユーザ
データを用いて多重化する方法についてより詳細に説明
する。図5は、コピー許可回数情報とコピー制御情報を
MPEG2データストリーム(MDS)内のユーザデー
タを用いて多重化し、最終的にピクチャストリームを合
成するピクチャストリーム合成装置の一構成例をブロッ
ク図にて示している。図5において、4はユーザデータ
生成部、5はピクチャストリーム合成部、および6はピ
クチャ・スタート・コード(PSC)生成部である。
【0026】動作につき説明する。まず、コピー許可回
数情報とコピー制御情報とがユーザデータ生成部4に入
力され、それら入力情報に応じてMPEG2標準の符号
化方式に従ってユーザデータビット列が生成され、ピク
チャストリーム合成部5に送られる。また、ピクチャ・
スタート・コード(PSC)生成部6では、MPEG2
符号化データ生成のための符号化方式に従ってピクチャ
・スタート・コード(PSC)を生成する。さらに、ピ
クチャストリーム合成部5では、スライスストリームの
1ピクチャ分を1つにまとめ、これにピクチャ・スター
ト・コード(PSC)生成部6からのピクチャ・スター
ト・コード(PSC)を付加し、コピー許可回数情報と
コピー制御情報とを多重化した図3(d)に示すような
ピクチャストリームを出力する。
【0027】また、コピー許可回数情報とコピー制御情
報とを電子透かしの方法でMPEG2データストリーム
(MDS)に多重化する場合には、MPEG2データス
トリーム(MDS)内の予め定められたビット位置に電
子透かしを埋込むことになる。この場合、予め定められ
たビット位置とは、図1中の電子透かし埋込み位置決定
部2により決定された電子透かし埋込み位置の中で埋込
み位置(WEP)として選択されなかった位置である。
【0028】以上のようにして得られたコピー許可回数
情報とコピー制御情報とが多重化されたピクチャストリ
ームは、他のピクチャストリームと合成されてGOPス
トリームとなり、また、他のGOPストリームと合成さ
れてシーケンスストリームとなり、最終的にMPEG2
符号化されたエレメンタリストリーム(ES)となる。
そして、パケット化され、さらに、パケッタイズドエレ
メンタリストリームヘッダ(PESH)を付加すること
によりパケッタイズドエレメンタリストリーム(PE
S)となり、そのパケッタイズドエレメンタリストリー
ム(PES)を分割し、トランスポートストリームヘッ
ダ(TSH)を付加することによりトランスポートスト
リーム(TS)になる。
【0029】図6は、本発明による多重化されたデータ
ストリームの記録装置の一構成例をブロック図にて示し
ている。図6において、7は多重分離部、8はコピー制
御情報分析部、および9はコピー回数情報埋込み部であ
る。
【0030】動作につき説明する。図1に示す多重化装
置によりコピー許可回数情報とコピー制御情報とが多重
化されたMPEG2データストリームMDSm は、3分
岐されて多重分離部7、コピー制御情報分析部8、およ
びコピー回数情報埋込み部9に供給される。まず、多重
分離部7においては、MPEG2データストリームMD
Sm から図1中の多重化部3で多重化されたコピー許可
回数情報とコピー制御情報とが分離される。
【0031】次に、多重分離部7で分離されたコピー制
御情報はコピー制御情報分析部8に入力され、また、同
じく分離されたコピー許可回数情報はコピー回数情報埋
込み部9に入力される。まず、コピー制御情報分析部8
においては、入力されたMPEG2データストリームM
DSmをコピー制御情報に基づき分析する。この分析
は、コピー制御情報に記されている電子透かしの埋込み
位置(WEP)に埋込まれたデータが基準データ(S
D)と同じであるか異なっているかについて判定を行
う。そして、埋め込まれたデータが基準データ(SD)
と異なっていると判定された場合、電子透かしの個数を
計数し、これをコピー回数として、データが異なってい
る埋込み位置(WEP)をコピー制御情報とともに、コ
ピー回数分析結果としてコピー回数情報埋込み部9に入
力する。
【0032】コピー回数情報埋込み部9は、MPEG2
データストリームMDSmとコピー許可回数情報(CA
N)とコピー制御情報分析部8でのコピー回数分析結果
とを基に、コピー回数に応じた電子透かしの埋込みを行
う部分である。コピー回数分析結果によるコピー回数が
コピー許可回数情報(CAN)未満である場合には、コ
ピー制御情報に記されている埋込み位置(WEP)の電
子透かしの分析結果が、基準データと異なっていないと
判定された電子透かしをその分析結果が基準データとは
異なるような電子透かしに変化させ、新たに更新された
MPEG2データストリームMDSpとして出力する。
【0033】また、このコピー回数情報埋込み部9にお
いては、基準データを変化させ、埋込み位置(WEP)
の電子透かしの分析結果と基準データ(SD)とを異な
るものに変化させて、新たに更新されたMPEG2デー
タストリームMDSpを生成してもよい。記録装置で
は、このMPEG2データストリームMDSpを記録す
ることになる。また、コピー回数分析結果によるコピー
回数がコピー許可回数情報(CAN)と同じになる場合
には、MPEG2データストリームMDSpの構成がM
PEG2標準の文法に破綻をきたす構造に変えてしまう
か、コピーができないように制御するものとする。
【0034】以上は、本発明の適用例としてMPEG2
データストリームにコピー回数制御用の情報を多重化す
る場合について説明したが、本発明は、マルチメディア
データに電子透かしを埋込み、あるいはユーザデータを
使用してデータを多重化できる機能をもつデータ処理シ
ステムであれば、MPEG2データストリームに限らず
どのようなシステムに対してでも実施可能である。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、MPEG2データスト
リームなどの圧縮符号化データストリームに付加された
コピー回数制御用の情報(上述した本発明の実施形態に
おいては、コピー許可回数情報とコピー制御情報)を用
いてコピー回数の制御を行うことができ、従って、それ
によって著作権の侵害を予防することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明装置の一実施形態として、コピー回数
制御用の情報をMPEG2データストリームに多重化す
る装置の一構成例をブロック図にて示している。
【図2】 MPEG2標準におけるデータストリームの
構成を示している。
【図3】 MPEG2標準におけるエレメンタリストリ
ームの階層構造を示している。
【図4】 電子透かしが埋込まれるブロックの構造を示
している。
【図5】 コピー許可回数情報とコピー制御情報をMP
EG2データストリーム内のユーザデータを用いて多重
化し、最終的にピクチャストリームを合成するピクチャ
ストリーム合成装置の一構成例をブロック図にて示して
いる。
【図6】 本発明による多重化されたデータストリーム
の記録装置の一構成例をブロック図にて示している。
【符号の説明】
1 MPEG2エンコーダ 2 電子透かし埋込み位置決定部 3 多重化部 4 ユーザデータ生成部 5 ピクチャストリーム合成部 6 ピクチャ・スタート・コード生成部 7 多重分離部 8 コピー制御情報分析部 9 コピー回数情報埋込み部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/081 H04N 7/13 Z 5J104 7/24 9A001 (72)発明者 西 隆司 東京都世田谷区砧1丁目10番11号 日本放 送協会 放送技術研究所内 (72)発明者 和泉 ▲吉▼則 東京都世田谷区砧1丁目10番11号 日本放 送協会 放送技術研究所内 (72)発明者 水谷 肇伸 東京都世田谷区砧1丁目10番11号 日本放 送協会 放送技術研究所内 Fターム(参考) 5B057 AA20 CE08 CG02 CG03 5C053 FA13 FA24 GB01 GB06 GB11 GB21 GB38 GB40 JA21 JA30 KA20 5C059 KK43 MA00 RB01 RB06 RB08 RB09 RB16 RC12 RC26 RC32 RC35 SS13 SS30 UA02 5C063 AB07 AC01 AC05 AC10 CA11 5C076 AA14 BA09 5J104 AA14 9A001 BB03 EE03 KZ43 KZ60

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コピー制御情報とコピー許可回数情報と
    からなるコピー回数制御用の情報を、圧縮符号化データ
    ストリームに電子透かしの方法、または前記圧縮符号化
    データストリーム内のユーザデータを用いて多重化する
    ように構成したことを特徴とするコピー回数制御用の情
    報を圧縮符号化データストリームに多重化する多重化装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の多重化装置において、前
    記コピー回数制御用の情報を多重化する前記圧縮符号化
    データストリームは、MPEG2標準に準拠するエレメ
    ンタリストリームを構成する複数の層のうちのいずれか
    1つのデータストリームであることを特徴とするコピー
    回数制御用の情報を圧縮符号化データストリームに多重
    化する多重化装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の多重化装置にお
    いて、電子透かしの方法を用いて前記コピー回数制御用
    の情報を前記圧縮符号化データストリームに多重化する
    ときには、前記コピー制御情報は、コピー回数情報を電
    子透かしとして埋込むための埋込み位置の情報と該位置
    に埋込まれる前記コピー回数情報を検出時に判定するた
    めの基準データとからなるものであることを特徴とする
    コピー回数制御用の情報を圧縮符号化データストリーム
    に多重化する多重化装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の多重化装置において、前
    記埋込み位置は、前記コピー許可回数に対応する数だけ
    前記圧縮符号化データストリームに多重化されているこ
    とを特徴とするコピー回数制御用の情報を圧縮符号化デ
    ータストリームに多重化する多重化装置。
  5. 【請求項5】 コピー回数情報を、コピー制御情報とコ
    ピー許可回数情報とからなるコピー回数制御用の情報に
    基づき圧縮符号化データストリームに電子透かしの方
    法、または前記圧縮符号化データストリーム内のユーザ
    データを用いて多重化するように構成したことを特徴と
    するコピー回数制御用の情報を圧縮符号化データストリ
    ームに多重化する多重化装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の多重化装置を具えたこと
    を特徴とする多重化されたデータストリームの記録装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至4のいずれか1項記載の多
    重化装置によって多重化されたコピー制御情報とコピー
    許可回数情報とからなるコピー回数制御用の情報を該情
    報が多重化された多重化圧縮符号化データストリームか
    ら分離して取出す第1の取出し手段、 請求項5記載の多重化装置によって多重化されたコピー
    回数情報を該情報が多重化された多重化圧縮符号化デー
    タストリームから分離して取出す第2の取出し手段、 前記第1および第2の取出し手段によってそれぞれ取出
    されたコピー回数制御用の情報とコピー回数情報とを分
    析する手段、および該分析する手段からのコピー回数分
    析結果に基づき、更新されたコピー回数制御用の情報と
    コピー回数情報とを前記多重化圧縮符号化データストリ
    ームに電子透かしの方法、または前記多重化圧縮符号化
    データストリーム内のユーザデータを用いて多重化する
    多重化手段を具えてなる多重化装置を具えたことを特徴
    とする多重化されたデータストリームの記録装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の記録装置において、前記
    求めたコピー回数が前記コピー許可回数を超えたとき、
    前記多重化圧縮符号化データストリームのデータ構成に
    破綻をきたし、デコードされた映像の画質および音声の
    音質に悪影響を与えるようにしたことを特徴とする多重
    化されたデータストリームの記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020058083A (ja) * 2018-06-20 2020-04-09 マクセル株式会社 放送番組の出力方法

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JP2020058083A (ja) * 2018-06-20 2020-04-09 マクセル株式会社 放送番組の出力方法

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