JP2007096896A - 放送記録装置、放送記録再生装置、及び放送記録再生プログラム - Google Patents

放送記録装置、放送記録再生装置、及び放送記録再生プログラム Download PDF

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【課題】 サーバー型放送において高速再生を実現可能であり、記録容量の消費量を削減可能な放送記録装置、放送記録再生装置、及び放送記録再生プログラムを提供する。
【解決手段】 スクランブルの施された放送番組を蓄積データとして第1記録領域51に記録する第1記録制御部1aと、放送番組に施されたスクランブルを解き、スクランブルの解かれた放送番組を解析する解析部3aと、スクランブルの解かれた放送番組から、解析部の解析結果に応じて特殊再生用データを抽出し、特殊再生用データのみを第2記録領域52に記録する第2記録制御部4aとを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、暗号化処理(スクランブル)された放送番組を受信して記録可能な放送記録装置、放送記録再生装置、及び放送記録再生プログラムに関する。
放送局が放送する放送番組を受信して記録媒体に記録するための方式として、限定受信方式及び限定再生方式が知られている(例えば、非特許文献1及び2参照。)。現行のほとんどのデジタル放送は、放送番組に対して限定受信方式向けのスクランブルが施されている。よって、限定受信方式の場合、受信した放送番組の記録前にスクランブルを解く処理、即ちデスクランブルが必要となる。限定受信方式の放送記録装置においては、早送り及び早戻し等の高速再生を実現する場合、デスクランブル後の放送番組を解析して、解析結果と放送番組の両方が記録される。ここで、放送番組は、高速再生等の特殊再生を制限しないようなローカルな暗号が施されて記録される。一般に限定受信方式で記録することは「私的録画」と呼ばれ、特に狭義の「録画」と呼ばれることがある。
これに対して限定再生方式とは、受信した放送番組をデスクランブルせずに記録媒体に記録し、再生時に放送番組をデスクランブルする方式である。限定再生方式を採用する放送方式としてサーバー型放送が提案されている。限定再生方式で記録することを「蓄積」と呼ぶ。蓄積された放送番組は、サーバー型放送独自の再生方式であるセグメント再生が可能である。セグメント再生とは、番組を複数の部分(セグメント)に分割し、各セグメント単位又は複数セグメント単位で順に再生する再生方式である。セグメント再生によれば、所望のセグメントを選択して視聴したり、見たいシーンの集合を視聴したりすることが可能となる。
「サーバー型放送における符号化、伝送及び蓄積制御方式標準規格」,ARIB STD−B38,(社)電波産業会 「デジタル放送におけるアクセス制御方式」,ARIB STD−B25,(社)電波産業会
しかしながら、蓄積された放送番組は、スクランブルが解かれていないため、特殊再生のための解析を行うことができない。したがって、セグメント再生と特殊再生の両方を実現するためには、同一の放送番組に対して蓄積及び私的録画を行う必要があり、蓄積のみを行う場合と比較して記録媒体の容量を2倍程度消費する。
上記問題点を鑑み、本発明は、サーバー型放送において特殊再生を実現可能であり、記録容量の消費量を削減可能な放送記録装置、放送記録再生装置、及び放送記録再生プログラムを提供する。
上記課題を解決するために、本発明の第1の特徴は、スクランブルの施された放送番組を蓄積データとして第1記録領域に記録する第1記録制御部と、放送番組に施されたスクランブルを解き、スクランブルの解かれた放送番組を解析する解析部と、スクランブルの解かれた放送番組から、解析部の解析結果に応じて特殊再生用データを抽出し、特殊再生用データのみを第2記録領域に記録する第2記録制御部とを備える放送記録装置であることを要旨とする。
第1の特徴においては、第2記録制御部は、イントラ符号化した映像データを特殊再生用データとして抽出しても良い。
第2の特徴は、スクランブルの施された放送番組を蓄積データとして第1記録領域に記録する第1記録制御部と、放送番組に施されたスクランブルを解き、スクランブルの解かれた放送番組を解析する解析部と、スクランブルの解かれた放送番組から、解析部の解析結果に応じて特殊再生用データを抽出し、特殊再生用データのみを第2記録領域に記録する第2記録制御部と、第1及び第2記録領域から蓄積データ及び特殊再生用データをそれぞれ読み出す読み出し制御部と、読み出された蓄積データに施されているスクランブルを解くデスクランブラと、読み出された特殊再生用データと、スクランブルの解かれた蓄積データとを選択的に再生する再生制御部とを備える放送記録再生装置であることを要旨とする。
第2の特徴においては、第2記録制御部は、イントラ符号化した映像データを特殊再生用データとして抽出しても良い。
また、第2の特徴においては、再生制御部は、スクランブルの解かれた蓄積データに対してジャンプ再生を行う場合に、少なくとも1つの特殊再生用データを再生した後に、ジャンプ先のスクランブルの解かれた蓄積データを再生しても良い。
第3の特徴は、コンピュータに、スクランブルの施された放送番組を蓄積データとして第1記録領域に記録する手順と、放送番組に施されたスクランブルを解き、スクランブルの解かれた放送番組を解析する手順と、スクランブルの解かれた放送番組から、解析する手順の解析結果に応じて特殊再生用データを抽出し、特殊再生用データのみを第2記録領域に記録する手順と、第1及び第2記録領域から蓄積データ及び特殊再生用データをそれぞれ読み出す手順と、読み出された蓄積データに施されているスクランブルを解く手順と、読み出された特殊再生用データと、スクランブルの解かれた蓄積データとを選択的に再生する手順とを実行させる放送記録再生プログラムであることを要旨とする。
本発明によれば、サーバー型放送において特殊再生を実現可能であり、記録容量の消費量を削減可能な放送記録装置、放送記録再生装置、及び放送記録再生プログラムを提供できる。
次に、図面を参照して、本発明の第1〜第3実施形態を説明する。以下の第1〜第3実施形態における図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態においては、放送記録再生装置の記録系について先ず説明し、次いで再生系について説明する。
<記録系>
本発明の第1実施形態に係る放送記録装置10aは、図1に示すように、スクランブルの施された放送番組を蓄積データとして第1記録領域51に記録する第1記録制御部1aと、放送番組に施されたスクランブルを解き、スクランブルの解かれた放送番組を解析する解析部3aと、スクランブルの解かれた放送番組から、解析部3aの解析結果に応じて特殊再生用データを抽出し、特殊再生用データのみを第2記録領域52に記録する第2記録制御部4aとを備える。ここで、「特殊再生」とは、例えば、早送り及び早戻し等の高速再生、又は字幕のみを再生する字幕再生等を意味する。第1実施形態においては、第2記録制御部4aが、映像の高速再生を実現するために特定の映像データを抽出する一例を説明する。
尚、スクランブルの方式としては、例えば“Multi2”が使用される。Multi2は、デジタルデータを暗号化する方式の一つであり、BSデジタル放送や地上波デジタル放送などでも広く採用されている。限定受信方式においては、放送番組に付随して共通情報(ECM)が伝送される。セキュリティモジュール103aは、例えば、放送記録装置10aに着脱可能なICカード(B−CASカード)として構成され、ECMを用いて限定受信方式に応じた処理を行う。
第1記録制御部1aは、限定再生方式向けの記録処理、即ち蓄積処理を行う。これに対して解析部3a及び第2記録制御部4aは、限定受信方式向けの記録処理、即ち私的録画処理を行う。尚、図1に示す例においては、蓄積用の第1記録領域51と私的録画用の第2記録領域52がハードディスク等の同一の記録媒体5に設けられているが、第1記録領域51及び第2記録領域52を個別の記録媒体に設ける構成であっても良い。
また、以下においては、放送番組が、ムービング・ピクチャ・エキスパート・グループ(MPEG)2−トランスポート・ストリーム(TS)規格に準拠して符号化及び多重化されている場合を例に説明する。MPEG2−TS規格においては、送信側(放送局側)において、映像及び音声等を符号化してエレメンタリ・ストリーム(ES)が生成され、ESを意味のある単位毎にパケット化してパケット化エレメンタリ・ストリーム(PES)が生成される。
更に、PESを分割し、4バイトのヘッダを付加して、最終的に図2(a)に示すような188バイトのTSパケットとして伝送される。各TSパケットのヘッダには、図2(b)に示すように、13ビットのパケット識別子(PID)及び2ビットのトランスポートスクランブル制御フラグが含まれる。PIDは、各TSパケットのペイロードに格納されるストリームを識別するために用いられる。トランスポートスクランブル制御フラグは、TSパケットのペイロードがスクランブルされているか等を表す。尚、以下においては、符号化された映像データをペイロードに格納するTSパケットを「映像パケット」と、符号化された音声データをペイロードに格納するTSパケットを「音声パケット」と、符号化された字幕データをペイロードに格納するTSパケットを「字幕パケット」とそれぞれ呼ぶ。
また、第2記録制御部4aが抽出する特定の映像データは、イントラ符号化した映像データであり、MPEG2ビデオ規格ではフレーム内符号化画像(Iピクチャ)と呼ばれる。MPEG2ビデオ規格においては、Iピクチャに加えて、フレーム間順方向予測符号化画像(Pピクチャ)、及び双方向予測符号化画像(Bピクチャ)の各ピクチャタイプが規定されている。詳細にはIピクチャは、圧縮された画像データであるが、1フレーム分の輝度成分及び色差成分を含む。Pピクチャは、過去方向に位置するフレームとの差分からなる差分画像である。Bピクチャは、過去方向及び未来方向に位置するフレームとの差分からなる差分画像である。よって、Iピクチャのみを記録・再生することで高速再生が実現される。或いは、Iピクチャに加えてPピクチャを記録・再生しても高速再生が実現可能である。
解析部3aは、放送番組の各TSパケットを解析してIピクチャを格納する映像パケットを検出する。ピクチャタイプの判定には、PESの先頭から、図3(a)に示すPESヘッダ(Xバイト)と、図3(b)に示すピクチャヘッダ中のピクチャ開始コード(32ビット)、ピクチャ番号(10ビット)、及びピクチャタイプ(3ビット)を読み出す必要がある。一例として、図3(c)に示すように、ピクチャタイプが“001”、“010”、及び“011”である場合、Iピクチャ、Pピクチャ、及びBピクチャをそれぞれ表す。各ピクチャはピクチャ開始コードで開始するので、解析部3aはピクチャ開始コードを検出し、ピクチャヘッダ内のピクチャタイプがIピクチャを表すものであった場合にIピクチャ検出と判断する。
更に、放送記録再生装置は、図1に示すように、放送局側から送信される放送番組を受信するアンテナ101と、アンテナ101に接続され、ユーザから指定されたチャンネルに選局するチューナ102を更に備える。ここで、ケーブルテレビ・ネットワーク又はインターネット等の公衆網を用いた有線伝送の場合には、アンテナ101等を不要とすることができる。チューナ102により選局されたチャンネルの各TSパケットは、放送記録装置10aの解析部3a及び第1記録制御部1aに伝達される。この結果、蓄積処理と私的録画処理が並行して行われる。
第1記録制御部1aは、例えば、チューナ102の出力に接続された第1パケット解析部11と、第1パケット解析部11及び記録媒体5間に接続された蓄積管理部12とを備える。以下に、図4に示すフローチャートを参照して、第1記録制御部1aによる1番組分の蓄積処理の手順例を説明する。蓄積処理の手順例の説明においては、図5(a)に示すようなTSパケット群を例に説明する。図5(a)には、サービス情報/番組特定情報(SI/PSI)と呼ばれる情報が含まれている。SI/PSIとは、プログラム・アソシエーション・テーブル(PAT)及びプログラム・マップ・テーブル(PMT)等の各種のテーブルを意味する。PMTは、図5(b)及び(c)に示すように、あるサービス(番組)に含まれる映像パケット及び音声パケット等のPIDを格納したテーブルである。PMTから映像パケット及び音声パケット等のPIDを得ることが出来れば、それらPIDの付されたパケットを集めることによって元の映像・音声を記録・再生することが可能となる。PATは、図5(d)に示すように、PIDの値が“0”であり、提供されるサービス(番組)の一覧を、各サービス(番組)を示すPMTのPIDの一覧で示したテーブルである。
図4のステップS101において、第1パケット解析部11は、サービス情報/番組特定情報(SI/PSI)を解析する。SI/PSIにはスクランブルが施されていないので、解析処理が可能である。この結果、映像、音声、字幕、及びECM−Kc等の蓄積すべきTSパケットのPIDが判定される。ECM−Kcはコンテンツ鍵で暗号化されたスクランブル鍵を伝送するための共通情報である。図5(b)及び(c)に示す例においては、PIDが“21”であれば番組1の映像、PIDが“22”であれば番組1の音声、PIDが37であれば番組2の映像、PIDが“38”であれば番組2の音声と判断される。
ステップS102において、第2パケット解析部31は、ステップS101で判定したPIDに基づき、所望のサービス(番組)に関係するTSパケットを選別する。尚、複数のTSパケットから所望のサービス(番組)に関係しないTSパケットを取り除いたものはパーシャルTSと呼ばれる。また、第1パケット解析部11は、蓄積する各TSパケットのPIDの一覧を、放送番組の放送時間等と併せて「番組管理ファイル」として、管理用記録領域53aの番組管理ファイル記録領域533に記録する。
ステップS103において、蓄積管理部12は、各TSパケット毎に到着時刻データを付加する。一例として、蓄積管理部12は、タイムスタンプ付きTSと呼ばれる形式に変換して蓄積データを作成する。タイムスタンプ付きTSとは、図6(a)及び(b)に示すように、188バイトのTSパケットの先頭に4バイトの時刻情報のヘッダを付与して、192バイトの固定長パケットとして扱う形式である。
ステップS104において、蓄積管理部12は、記録媒体5の第1記録領域51に、ステップS103で作成された蓄積データを蓄積する。また、蓄積管理部12は、例えば0.1秒単位で時刻を計測しており、計測した時刻と蓄積データの記録媒体5上の位置と対応付けたテーブルを「蓄積管理ファイル」として管理用記録領域53aの蓄積管理ファイル記録領域532に記録する。
ステップS105において、1番組分の各TSパケットについて蓄積処理が完了したか否か判定される。1番組分の各TSパケットについて蓄積処理が完了したと判定された場合、処理が終了する。1番組分の各TSパケットについて蓄積処理が完了していないと判定された場合、ステップS103に処理が戻る。
次に、私的録画処理について説明する。図1に示す解析部3aは、例えば、チューナ102の出力に接続されたデスクランブラ33aと、デスクランブラ33aの出力に接続された第2パケット解析部31と、第2パケット解析部31の出力に接続された映像解析部32を備える。第2記録制御部4aは、例えば、第2パケット解析部31及び映像解析部32の各出力に接続された抽出部41aと、抽出部41aと記録媒体5との間に接続されたローカル暗号化部42を備える。以下に、図7に示すフローチャートを参照して、1番組分の私的録画処理の手順例を説明する。但し、蓄積処理と同様の手順については重複する説明を省略する。
図7のステップS201においては、デスクランブラ33aは動作せず、スクランブルの施されたTSパケット及びスクランブルされていないTSパケットのいずれも通過させる。第2パケット解析部31は、SI/PSIを解析し、映像、音声、字幕、及びECM−KwのPIDを判定する。ECM−Kwは、ワーク鍵で暗号化されたスクランブル鍵を伝送するための共通情報である。
ステップS202において、第2パケット解析部31は、ステップS201で判定されたPIDに基づき、所望のサービス(番組)に関係するTSパケットを選別する。また、第2パケット解析部31は、ECM−KwのPIDのセクションを取得する。
ステップS203において、セキュリティモジュール103aは、ステップS202で取得したECM(ECM−Kw)のセクションに基づいて、スクランブル鍵を作成する。作成されたスクランブル鍵はデスクランブラ33aに設定される。
ステップS204において、デスクランブラ33aは、ステップS203で設定されたスクランブル鍵を用いて放送番組をデスクランブルする。デスクランブルされた放送番組は、第2パケット解析部31に伝達される。第2パケット解析部31は、デスクランブルされた放送番組を映像パケット、音声パケット、及び字幕パケットの各TSパケットに分離する。映像パケットは、映像解析部32に伝達される。
ステップS205において、映像解析部32は、映像パケットを順次解析して、Iピクチャを構成する映像パケットを検出する。更に、映像解析部32は、Iピクチャの到着時刻と、Iピクチャの到着時刻における第2記録領域52の記録開始位置とを対応付けたテーブルを「映像管理ファイル」として管理用記録領域53aの映像管理ファイル記録領域531に記録する。
ステップS206において、抽出部41aは、ステップS205の結果に基づき、Iピクチャを構成する映像パケットを抽出する。詳細には抽出部41aは、Iピクチャの次のピクチャ開始コードの直前までがIピクチャであり抽出を行うが、IピクチャでないTSパケットは破棄する。
ステップS207において、ローカル暗号化部42は、ステップS206で抽出された映像パケットをローカル暗号化する。暗号化方式としてはAES(Advanced Encryption Standard)を採用できる。一例として、ローカル暗号化の鍵は番組の放送時間、放送局、及び受信機(放送記録装置10a)のそれぞれのIDに依存して生成され、1つの放送番組においては変化しないものとする。
ステップS208において、1番組分の各TSパケットについて私的録画処理が完了したか否か判定される。1番組分の各TSパケットについて私的録画処理が完了したと判定された場合、処理が終了する。1番組分の各TSパケットについて私的録画処理が完了していないと判定された場合、ステップS202に処理が戻る。この場合のステップS202においては、スクランブル鍵が変更されているか否かの判断を行うことが好ましい。
このように、記録系においては、蓄積処理と私的録画処理の対応を取るために到着時刻を利用している。より厳密には表示される時間であるプレゼンテーション・タイム・スタンプ(PTS)で対応を取るのが望ましい。
<再生系>
次に、図8を用いて、第1実施形態に係る放送記録再生装置の再生系(放送再生装置20a)の構成について説明する。図8に示す放送再生装置20aは、タイミング調整部21、再生制御部29、読み出し制御部28、デスクランブラ33b、ローカル復号化部22、デマルチプレクサ23、映像デコーダ24、字幕デコーダ25、音声デコーダ26、及び合成部27等を備える。
セキュリティモジュール103bは、図1に示したセキュリティモジュール103aと同様に、放送再生装置20aに着脱可能なICカード(S−CASカード)として構成され、ECM(ECM−Kc)を用いて限定再生方式に応じた処理を行う。
また、読み出し制御部28は、第1及び第2記録領域51及び52から蓄積データ及び特殊再生用データをそれぞれ読み出す。タイミング調整部21は、読み出された蓄積データを出力するタイミングを調整する。デスクランブラ33bは、蓄積データに施されているスクランブルを解く。再生制御部29は、放送再生装置20a全体を制御し、読み出された特殊再生用データと、スクランブルの解かれた蓄積データとを選択的に再生する。
更に、デマルチプレクサ23は、番組情報ファイル記録領域533に記録された番組情報ファイルに基づいて、PIDにより映像、音声、字幕、ECM−Kcなどに分離する。この結果、映像パケットが映像デコーダ24に伝達され、音声パケットが音声デコーダ26に伝達され、字幕パケットが字幕デコーダ25に伝達される。
映像デコーダ24は、映像パケットをデコードして、デジタル映像データを合成部27に出力する。音声デコーダ26は、音声パケットをデコードして、デジタル音声データをスピーカ202に出力する。字幕デコーダ25は、字幕パケットをデコードして字幕データを合成部27に出力する。合成部27は、デジタル映像データと字幕データを合成してディスプレイ201に出力する。
再生制御部29は、ユーザがリモートコントローラ等の入力装置203に対して行った操作に応じて、再生動作を制御する。第1記録領域51に記録された蓄積データの再生(以下において「通常再生」という。)をユーザから指示された場合、再生制御部29は、読み出し制御部28に対して第1記録領域51から蓄積データを読み出すように指示し、タイミング調整部21の動作を開始させる。更に、再生制御部29は、デマルチプレクサ23の入力をデスクランブル33b側に設定する。
一方、第2記録領域52に記録された特殊再生用データの再生、即ち高速再生が指示された場合、再生制御部29は、読み出し制御部28に対して第2記録領域51から特殊再生用データを読み出すように指示し、タイミング調整部21を動作させずにローカル復号化部22の動作を開始させる。また、再生制御部29は、デマルチプレクサ23の入力をローカル復号化部22側に設定し、合成部27に対して字幕の合成を行わないように指示し、音声デコーダ26(又はスピーカ202)の動作を停止させる。
以下に、図9に示すフローチャートを参照して、第1実施形態に係る放送記録再生装置における再生処理の概要を説明する。
図9のステップS301において、再生制御部29は、入力装置203からの指示に応じて、再生対象とする番組を選択する。番組選択時の処理は先頭からの通常再生であるとして、番組の先頭(時間0)から通常再生処理を開始する。
ステップS302において、再生制御部29は、高速再生が指示されたか否か判定する。高速再生が指示された場合、ステップS304に進む。高速再生が指示されない場合、ステップS303に進み、通常再生を継続する。通常再生処理の詳細については後述する。
ステップS304においては、再生制御部29は、既に読み出した第1記録領域51中の位置から、蓄積管理ファイルを参照して、番組の先頭からの時間を取得する。更に、番組の先頭からの時間をパラメータとして高速再生を制御する。特殊再生処理の詳細については後述する。
ステップS305において、再生制御部29は、再生処理の終了が指示されたか否か判定する。再生処理の終了が指示された場合は再生処理が終了する。再生処理の終了が指示されない場合、ステップS302に処理が戻る。
次に、図10に示すフローチャートを参照して、第1実施形態に係る放送記録再生装置の通常再生処理の手順例を説明する。
図10のステップS401において、読み出し制御部28は、番組情報ファイルを参照し、映像、音声、ECM−Kc等のPIDを得て、デマルチプレクサ23に設定する。尚、字幕はユーザの選択に応じて利用されるが、説明の簡略化のため、通常再生時に字幕は利用しないものとする。再生制御部29は、番組の先頭からの時間に対応する読み出し位置を蓄積管理ファイルから決定し、読み出し制御部28に対して第1記録領域51からの読み出しを開始させる。タイミング調整部21は、タイムスタンプ付きTSパケットのタイムスタンプに従い、1つ前のTSパケットとの間隔を保ってデスクランブラ33bに出力する。尚、出力する際には192バイトのタイムスタンプ付きTSパケットから、タイムスタンプ部分を取り除き、188バイトのTSパケットとして出力する。
ステップS402において、デマルチプレクサ23は、各TSパケットのPIDに応じて、ECM−Kcを検出し、検出したECM−Kcをセキュリティモジュール103bに入力してスクランブル鍵を得る。得られたスクランブル鍵はデスクランブラ33bに設定される。
ステップS403において、デスクランブラ33bは、各TSパケットをデスクランブルし、デマルチプレクサ23に伝達する。デマルチプレクサ23は、デスクランブルされた各TSパケットのPIDに応じて、映像パケットを映像デコーダ24に伝達し、音声パケットを音声デコーダ26に伝達する。この結果、映像出力及び音声出力等の再生処理が実行される。
ステップS404において、再生制御部29は、通常再生の終了が指示されたか否か判定する。通常再生の終了が指示された場合、通常再生処理が終了する。通常再生の終了が指示されない場合、ステップS401に処理が戻る。
次に、図11に示すフローチャートを参照して、第1実施形態に係る放送記録再生装置の特殊再生処理の手順例を説明する。
図11のステップS501において、再生制御部29は、番組の先頭からの時間に対応する読み出し位置を映像管理ファイルから決定し、読み出し制御部28に対して、第2記録領域52から読み出しを開始させる。また、再生制御部29は、番組情報ファイルから、映像パケットのPID及び、ローカル暗号の鍵を生成するのに必要な情報を得る。PIDをデスクランブラ33bに設定し、ローカル暗号の鍵をローカル復号化部22に設定する。第2記録領域52から読み出されたIピクチャ(又はIピクチャとPピクチャ)の映像パケットは、ローカル復号化部22に出力される。
ステップS502において、ローカル復号化部22は、記録(録画)時にかけた暗号、上記の例ではAESを復号する。ローカル復号化された映像パケットはデマルチプレクサ23を介して映像デコーダ24に伝達される。
ステップS503において、再生制御部29は、高速再生の終了が指示されたか否か判定する。高速再生の終了が指示された場合、特殊再生処理が終了する。高速再生の終了が指示されない場合、ステップS501に処理が戻る。この結果、再生制御部29は、1つのIピクチャ分の映像パケットの読み出しが終わった場合、次のIピクチャの位置を映像管理ファイルから決定し、第2記録領域52からの読み出しを行う。現行のデジタル放送では、Iピクチャは通常0.5秒に1個挿入されているので、レートとしては1秒間に30個のIピクチャを送出すると、15倍速となる。
このように、第1実施形態によれば、第1記録領域51に対しては所望の放送番組のすべてを記録し、第2記録領域52に対しては高速再生に必要なIピクチャのみ(又はIピクチャとPピクチャ)を特殊再生用データとして記録することで、サーバー型放送においても高速再生を実現でき、記録媒体5の記録容量の消費量を削減可能となる。更に、特殊再生用データは、記録時にデスクランブルされているため再生に要する時間が短いので、高速再生のスピードを向上させることができる。
(第1実施形態の第1変形例)
本発明の第1実施形態の第1変形例は、図8に示した再生制御部29が、スクランブルの解かれた蓄積データをジャンプ再生する場合に関する。即ち再生制御部29は、絶対時間又は相対時間指定のジャンプを行う場合、少なくとも1つの特殊再生用データを再生した後に、ジャンプ先のスクランブルの解かれた蓄積データを再生する。ここで、特殊再生用データとしては、上述したIピクチャ(又はIピクチャとPピクチャ)が使用できる。
絶対時間又は相対時間指定のジャンプを行う場合に、単純にジャンプ先の蓄積データの読み出し及びデスクランブルを開始すると、ECM−Kcの入手や処理等に時間を要してしまう。このため、ジャンプの指示からディスプレイ201上に表示されるまでに長時間を要することとなる。
よって、蓄積データがデスクランブル等される期間において、少なくとも1つのIピクチャをディスプレイ201上に表示する。この場合、ジャンプ先の時刻に最も近いIピクチャを利用することが好ましい。
このように、第1実施形態の第1変形例によれば、Iピクチャに施されるローカル暗号は短時間で復号化可能であるため、ジャンプ指示の直後にディスプレイ201上に映像を表示させることが可能である。よって、ジャンプ指示からディスプレイ201上に最初に表示されるまでの時間を短縮できる。
(第1実施形態の第2変形例)
本発明の第1実施形態の第2変形例に係る放送記録再生装置おいては、図1に示した第2記録制御部4aが抽出する特殊再生用データとして、字幕データを利用する一例を説明する。即ち、記録時において図1に示す第2記録制御部4aは、映像パケット、音声パケット、及び字幕パケットのうち、字幕パケットのみを抽出して特殊再生用データとして第2記録領域52に記録する。
再生時においては、第2記録領域52に記録された特殊再生用データの再生、即ち字幕再生が指示された場合、図8に示す再生制御部29は、読み出し制御部28に対して第2記録領域51から特殊再生用データを読み出すように指示し、タイミング調整部21を動作させずにローカル復号化部22の動作を開始させる。また、再生制御部29は、デマルチプレクサ23の入力をローカル復号化部22側に設定し、合成部27に対して画面合成を行わないように指示し、音声デコーダ26(又はスピーカ202)の動作を停止させる。
特殊再生用データとして記録された字幕パケットの再生処理を図11を参照して説明する。ステップS501において、再生制御部29は、番組の先頭からの時間に対応する読み出し位置を映像管理ファイルから決定し、読み出し制御部28に対して、第2記録領域52から読み出しを開始させる。また、再生制御部29は、番組情報ファイルから、字幕パケットのPID及び、ローカル暗号の鍵を生成するのに必要な情報を得る。第2記録領域52から読み出された字幕パケットは、ローカル復号化部22に出力される。
ステップS502において、ローカル復号化部22は、字幕パケットをローカル復号化する。ローカル復号化された字幕パケットはデマルチプレクサ23を介して字幕デコーダ25内のバッファに伝達される。ここで、再生制御部29は、ユーザからの入力に応じて次のタイミングの字幕を順次再生してディスプレイ201上に表示させる。よって、字幕デコーダ25内のバッファ容量の範囲内で字幕の高速再生が実行可能である。
ステップS503において、再生制御部29は、字幕再生の終了が指示されたか否か判定する。字幕再生の終了が指示された場合、字幕再生処理が終了する。字幕再生の終了が指示されない場合、ステップS501に処理が戻る。
このように、第1実施形態の第2変形例によれば、字幕のみの文字情報中心の再生を行うことができる。更に、字幕だけを通常の速度よりも速く再生するような高速再生を実現できる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態に係る放送記録装置10bは、図12に示すように、解析部3bが、音声パケットを受け取り、音声データをレート変換する音声処理部34aを更に備える点が、図1と異なる。以下においては、音声を2倍速に変換して記録・再生する場合を例に説明する。第2記録制御部4bは、音声処理部34aが出力する音声パケットと、Iピクチャ(又はIピクチャとPピクチャ)を構成する映像パケットを特殊再生用データとして第2記録領域52に記録する。その他の構成については図1と同様である。
具体的には音声処理部34aは、図13に示すように、デパケット部341、音声デコーダ342、レート変換部343、音声エンコーダ344、及びパケット化部345を備える。デパケット部341は、音声パケットをPESに変換後にES化する。音声デコーダ342は、例えばMPEG2−アドバンスト・オーディオ・コーディング(AAC)規格に準拠したデコードを行う。この結果、デジタル音声データが得られる。
更に、レート変換部343は、2倍速音声を作成するために、音声データを半分に間引き、間引くことによって高音になる副作用を防ぐためにピッチ調整処理を行い、聞き取りやすくする。音声エンコーダ344は、レート変換部343が作成した2倍速音声を入力として、再度圧縮をかける。ここでは、MPEG2−AAC規格に準拠してエンコードするものとする。パケット化部345は、記録媒体5に記録後の処理を簡単にするために、TSパケット化する。
上記のようにして記録された音声パケットの再生処理を図11を参照して説明する。但し、映像と音声を用いた2倍速再生を例に説明する。
図11のステップS501において、図8に示す再生制御部29は、番組の先頭からの時間に対応する読み出し位置を映像管理ファイルから決定し、読み出し制御部28に対して、第2記録領域52から読み出しを開始させる。また、再生制御部29は、番組情報ファイルから、映像及び音声パケットのPID及び、ローカル暗号の鍵を生成するのに必要な情報を得る。第2記録領域52から読み出された映像及び音声パケットは、ローカル復号化部22に出力される。
ステップS502において、ローカル復号化部22は、映像及び音声パケットをローカル復号化する。ローカル復号化された映像及び音声パケットはデマルチプレクサ23を介して映像デコーダ24及び音声デコーダ26にそれぞれ伝達される。
ステップS503において、再生制御部29は、高速再生の終了が指示されたか否か判定する。高速再生の終了が指示された場合、特殊再生処理が終了する。高速再生の終了が指示されない場合、ステップS501に処理が戻る。また、再生制御部29は、1つのIピクチャ分の映像パケットの読み出しが終わった場合、次のIピクチャの位置を映像管理ファイルから決定し、第2記録領域52からの読み出しを行う。レートとしては1秒間に4個のIピクチャを送出すると、2倍速となる。
このように、第2実施形態によれば、第1記録領域51に対しては所望の放送番組のすべてを記録し、第2記録領域52に対してはIピクチャ(又はIピクチャとPピクチャ)を構成する映像パケットと、レート変換した音声の音声パケットを記録することで、映像と音声のみを用いた高速再生を実現できる。この結果、通常再生、映像のみを用いた高速再生、及び映像と音声のみを用いた高速再生の計3パターンを実現できる。また、記録時に倍速の音声に変換することで、音声の記憶容量を削減すると共に、再生時の処理負担を軽減できる。更に、第2実施形態においては、映像パケットを記録・再生せずに、音声パケットのみを記録・再生しても構わない。
(第2実施形態の変形例)
本発明の第2実施形態の変形例に係る音声処理部34bは、図14に示すように、デパケット部341、音声デコーダ342、及び重要度判定部346を備える。デパケット部341及び音声デコーダ342は図13と同様である。重要度判定部346は、ある対象時間の音声のパワーを算出し、音声のパワーが予め設定されたしきい値以上であれば重要であると判断する。尚、音声のパワーは振幅に基づいて算出できる。
この場合、図12に示す抽出部41bは、例えば、重要であると判断された期間の映像パケットのみを抽出する。抽出部41bが抽出する映像パケットはIピクチャ(又はIピクチャとPピクチャ)に限らず、重要であると判断された期間のすべての映像パケットを抽出しても良い。
このように、第2実施形態の変形例によれば、記録時の重要度(優先度)に応じて記録対象とする部分を決定できる。即ち、重要と判断された部分のみを記録することにより、高速なダイジェスト再生を可能としつつ、第2記録領域52の使用容量を削減可能となる。
更に、第2実施形態の変形例においては、音声のみを例にとっているが、字幕や映像などを重要度判定に用いても良いし、音声データを利用するものでパワー以外を利用するようなものであっても良い。例えば映像の切り替わりに着目して記録対象を決定しても構わない。したがって、第2記録領域52に対する記録の優先度を、ユーザの好みに応じて設定できる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態に係る放送記録装置10cは、図15に示すように、第1記録制御部1bが、放送番組に付随して伝送されるセグメントメタデータを判定するメタデータ判定部14と、判定結果に応じて、第1記録領域51に記録を行うセグメントを選択するセグメント選択部13を備える点が、図1と異なる。また、図15に示す第2記録制御部4cは、図1の抽出部41aを備えていない。その他の構成については図1と同様である。サーバー型放送においては、図16に示すように、セグメントを指定する情報が、セグメントメタデータとして拡張可能マークアップ言語(XML)形式で伝送されるので、これを利用する。
例えば、セグメントメタデータが指し示すセグメントのみを蓄積すれば、第1記録領域51の使用容量を削減することが可能である。尚、通常の記録・再生は第2記録領域52を用いて行う。
図16に示すメタデータは、記述Aに示す“Crid://Sports.Com/football/match10”という番組において、記述Bに示す「Highlight1」をタイトルとするセグメントが、記述Cに示すように、00:06:51.16(25フレーム/秒で10291フレーム目)から開始する00:10:18.20(同15470フレーム分)の長さであることを意味している。
このように、第3実施形態によれば、第1記録領域51に対しては所望の放送番組の任意のセグメントを蓄積し、第2記録領域52に対しては所望の放送番組のすべてを記録することで、第1記録領域51の記録容量の消費量を低減できる。
(その他の実施形態)
上記のように、本発明は第1〜第3実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
上述した第1〜第3実施形態の説明においては、MPEG2−TS規格に準拠してエンコード及び多重化された放送番組を取り扱う一例を説明した。しかしながら、MPEG2−TS規格に限定されるものではなく、MPEG4又はH.264等の規格であっても良い。例えば、「ピクチャ」はMPEG2の概念であり、MPEG4ではピクチャに代えて「VOP(Video Object Plane)」の概念を用いるのが適当であるし、H.264においてはピクチャに代えて「スライス」の概念を用いるのが適当である。
更に、記録媒体5として着脱可能なハードディスクを使用しても良い。或いは、光ディスク等の光記録媒体、又はフラッシュメモリ等の不揮発性半導体メモリ等のランダムアクセス可能な大容量の記録媒体であれば構わない。
また、既に述べた各種の処理手順をプログラムとして実装し、コンピュータに実行させることができる。また、図1に示した放送記録装置10a及び図8に示した放送再生装置20aのそれぞれを同一の半導体チップ上に集積化して半導体集積回路として構成しても良い。或いは、放送記録装置10a及び放送再生装置20aの両方を同一の半導体チップ上に集積化することも可能である。
このように本発明は、ここでは記載していない様々な実施形態等を包含するということを理解すべきである。したがって、本発明はこの開示から妥当な特許請求の範囲の発明特定事項によってのみ限定されるものである。
本発明の第1実施形態に係る放送記録再生装置の記録系の構成例を示すブロック図である。 図2(a)は第1実施形態に係る放送記録再生装置が取り扱うTSパケットを示す模式図であり、図2(b)は図2(a)のヘッダの構成を示す模式図である。 図3(a)は第1実施形態に係る放送記録再生装置が取り扱うPESヘッダを示す模式図であり、図3(b)は第1実施形態に係る放送記録再生装置が取り扱うピクチャヘッダを示す模式図であり、図3(c)は図3(b)に示すピクチャヘッダに含まれるピクチャタイプを説明するための模式図である。 本発明の第1実施形態に係る放送記録再生装置における蓄積処理の手順例を示すフローチャートである。 図5(a)は第1実施形態に係る放送記録再生装置の記録動作を説明するためのTSの模式図であり、図5(b)及び(c)は図5(a)に示すPMTの一例を示す模式図であり、図5(d)は図5(a)に示すPATの一例を示す模式図である。 図6(a)及び(b)は本発明の第1実施形態に係る蓄積管理部が作成するタイムスタンプ付きTSを説明するための模式図である。 本発明の第1実施形態に係る放送記録再生装置における私的録画処理の手順例を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る放送記録再生装置の再生系の構成例を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る放送記録再生装置の再生処理の概要を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る放送記録再生装置の通常再生処理の手順例を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る放送記録再生装置の特殊再生処理の手順例を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る放送記録再生装置の記録系の構成例を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る音声処理部の構成例を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態の変形例に係る音声処理部の構成例を示すブロック図である。 本発明の第3実施形態に係る放送記録再生装置の記録系の構成例を示すブロック図である。 本発明の第3実施形態に係る放送記録再生装置が取り扱うセグメントメタデータの一例を示す模式図である。
符号の説明
1a,1b…第1記録制御部
3a,3b…解析部
4a,4b,4c…第2記録制御部
5…記録媒体
10a〜10c…放送記録装置
11…第1パケット解析部
12…蓄積管理部
13…セグメント選択部
14…メタデータ判定部
20a…放送再生装置
21…タイミング調整部
22…ローカル復号化部
23…デマルチプレクサ
24…映像デコーダ
25…字幕デコーダ
26…音声デコーダ
27…合成部
28…読み出し制御部
29…再生制御部
31…第2パケット解析部
32…映像解析部
33a…デスクランブラ
34a,34b…音声処理部
41a,41b…抽出部
42…ローカル暗号化部
51…第1記録領域
52…第2記録領域
53a…管理用記録領域
101…アンテナ
102…チューナ
103a,103b…セキュリティモジュール
201…ディスプレイ
202…スピーカ
203…入力装置
341…デパケット部
342…音声デコーダ
343…レート変換部
344…音声エンコーダ
345…パケット化部
346…重要度判定部
531…映像管理ファイル記録領域
532…蓄積管理ファイル記録領域
533…番組情報ファイル記録領域

Claims (6)

  1. スクランブルの施された放送番組を蓄積データとして第1記録領域に記録する第1記録制御部と、
    前記放送番組に施された前記スクランブルを解き、前記スクランブルの解かれた前記放送番組を解析する解析部と、
    前記スクランブルの解かれた前記放送番組から、前記解析部の解析結果に応じて特殊再生用データを抽出し、前記特殊再生用データのみを第2記録領域に記録する第2記録制御部
    とを備えることを特徴とする放送記録装置。
  2. 前記第2記録制御部は、イントラ符号化した映像データを前記特殊再生用データとして抽出することを特徴とする請求項1に記載の放送記録装置。
  3. スクランブルの施された放送番組を蓄積データとして第1記録領域に記録する第1記録制御部と、
    前記放送番組に施された前記スクランブルを解き、前記スクランブルの解かれた前記放送番組を解析する解析部と、
    前記スクランブルの解かれた前記放送番組から、前記解析部の解析結果に応じて特殊再生用データを抽出し、前記特殊再生用データのみを第2記録領域に記録する第2記録制御部と、
    前記第1及び第2記録領域から前記蓄積データ及び前記特殊再生用データをそれぞれ読み出す読み出し制御部と、
    読み出された前記蓄積データに施されている前記スクランブルを解くデスクランブラと、
    読み出された前記特殊再生用データと、前記スクランブルの解かれた前記蓄積データとを選択的に再生する再生制御部
    とを備えることを特徴とする放送記録再生装置。
  4. 前記第2記録制御部は、イントラ符号化した映像データを前記特殊再生用データとして抽出することを特徴とする請求項3に記載の放送記録再生装置。
  5. 前記再生制御部は、前記スクランブルの解かれた前記蓄積データに対してジャンプ再生を行う場合に、少なくとも1つの前記特殊再生用データを再生した後に、ジャンプ先の前記スクランブルの解かれた前記蓄積データを再生することを特徴とする請求項3に記載の放送記録再生装置。
  6. コンピュータに、
    スクランブルの施された放送番組を蓄積データとして第1記録領域に記録する手順と、
    前記放送番組に施された前記スクランブルを解き、前記スクランブルの解かれた前記放送番組を解析する手順と、
    前記スクランブルの解かれた前記放送番組から、前記解析する手順の解析結果に応じて特殊再生用データを抽出し、前記特殊再生用データのみを第2記録領域に記録する手順と、
    前記第1及び第2記録領域から前記蓄積データ及び前記特殊再生用データをそれぞれ読み出す手順と、
    読み出された前記蓄積データに施されている前記スクランブルを解く手順と、
    読み出された前記特殊再生用データと、前記スクランブルの解かれた前記蓄積データとを選択的に再生する手順
    とを実行させることを特徴とする放送記録再生プログラム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009159484A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Kyocera Corp 放送受信装置
JP2009206724A (ja) * 2008-02-27 2009-09-10 Kyocera Corp 再生装置
JP2011050056A (ja) * 2009-08-28 2011-03-10 Irdeto Access Bv 受信器における信頼性があり改竄不可能なデータストリームの処理

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