JPH11136055A - レベル抑制回路 - Google Patents

レベル抑制回路

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Publication number
JPH11136055A
JPH11136055A JP9294118A JP29411897A JPH11136055A JP H11136055 A JPH11136055 A JP H11136055A JP 9294118 A JP9294118 A JP 9294118A JP 29411897 A JP29411897 A JP 29411897A JP H11136055 A JPH11136055 A JP H11136055A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
level
differential amplifier
gain
signal
amplifier
Prior art date
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Pending
Application number
JP9294118A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Imai
克巳 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Publication of JPH11136055A publication Critical patent/JPH11136055A/ja
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  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)
  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
  • Amplifiers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力信号を抑制しても信号波形が歪むことが
ない。 【解決手段】 入力信号を増幅し位相が反転した関係の
2つの出力信号を発生する利得可変型の差動増幅器10
と、該差動増幅器の出力信号の上端のレベルと第1の基
準値とをレベル比較する第1コンパレータ50と、前記
差動増幅器の出力信号の下端のレベルと第2の基準値と
をレベル比較する第2コンパレータ51と、該第1及び
第2コンパレータの出力信号を前記差動増幅器の利得調
整用に供給又は遮断するスイッチ手段80とを備え前記
差動増幅器の利得を変化させ前記入力信号のレベル抑圧
を行うようにしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声信号などのレ
ベルを抑制するレベル抑制回路に関するもので、特に入
力信号を抑制しても信号波形が歪むことがないレベル抑
制回路に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気テープを利用して録画及び録音とそ
の再生を行う家庭用の携帯型のカムコーダが知られてい
る。そのようなカムコーダでは、カムコーダ自身に液晶
などを利用した小型のモニターが備えられており、その
モニターで絵を再生し、小型のスピーカで音を再生す
る。
【0003】音声の再生回路の一部を図2に示す。図2
において、再生された音声信号は入力端子1に印加さ
れ、PB(再生)アンプ2でそのレベルが増幅される。
増幅調整された信号は、電子ボリューム3により視聴者
によりそのレベルが調整される。レベルが調整された信
号は、スピーカアンプ4により増幅されてスピーカ5に
供給される。
【0004】カムコーダの再生を行っている視聴者は、
電子ボリューム3により好みの音量で聞くことができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図2の
装置ではスピーカ5からの音が割れる場合があった。例
えば、記録した音声が人の会話でその記録レベルが小さ
く、視聴者が電子ボリューム3を最大にして聞いていた
とする。その状態で記録音中に通りかかった車のエンジ
ン音が大なるレベルで含まれていたとすると、そのエン
ジン音の信号はスピーカアンプ4のダイナミックレンジ
を越える場合がある。すると、エンジン音の信号がクリ
ップされ高周波成分が発生して音が割れる。このため、
不快な音が発生するという問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するために成されたもので、入力信号を増幅し位相
が反転した関係の2つの出力信号を発生する利得可変型
の差動増幅器と、該差動増幅器の出力信号の上端のレベ
ルと第1の基準値とをレベル比較する第1コンパレータ
と、前記差動増幅器の出力信号の下端のレベルと第2の
基準値とをレベル比較する第2コンパレータと、該第1
及び第2コンパレータの出力信号を前記差動増幅器の利
得調整用に供給又は遮断するスイッチ手段とを備え前記
差動増幅器の利得を変化させ前記入力信号のレベル抑圧
を行うようにしたことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明のレベル抑制回路を説明す
る。図1に、レベル抑制回路の全体構成を示す。10
は、入力信号を増幅し位相が反転した関係の2つの出力
信号を発生する利得可変型の差動増幅器、50は差動増
幅器の出力信号の上端のレベルと第1の基準値とをレベ
ル比較する第1コンパレータ、51は前記差動増幅器の
出力信号の下端のレベルと第2の基準値とをレベル比較
する第2コンパレータ、52は前記第1及び第2コンパ
レータの出力電流を混合する混合回路である。
【0008】信号源15からの図3(a)に示す如き音
声信号は、スピーカアンプとして動作する差動増幅器1
0を構成するトランジスタ16、17のベースに印加さ
れ、増幅される。差動増幅器10の利得は、トランジス
タ16、17のエミッタ内部抵抗の値の変化により変化
する。即ち、差動増幅器10の動作電流源として動作す
るトランジスタ18、19の電流値により差動増幅器1
0の利得が変化する。
【0009】そして、増幅された信号がトランジスタ1
6、17のコレクタに互いに逆位相の関係で発生する。
トランジスタ16、17のコレクタ出力信号は、エミッ
タフォロアトランジスタ20、21を介して差動増幅器
11に印加される。一方、エミッタフォロアトランジス
タ20、21のエミッタに発生する信号は、レベル抑制
を行うための第1及び第2コンパレータ50、51に印
加される。第1基準電源53の電圧V1は、図3(c)
のレベルに設定され、第2基準電源54の電圧V2は、
図3(c)のレベルに設定される。図3(c)の実線
は、音声信号を示す。
【0010】今、差動増幅器11の出力端子55に発生
する信号のレベルが高くなり、第1基準電源53の電圧
V1に近くなるとする。すると、いままでオフしていた
トランジスタ56に電流が流れ始める。トランジスタ5
6に流れる電流は電流ミラー回路を構成するトランジス
タ57に流れ、該電流と等しい電流がトランジスタ58
のコレクタに流れる。
【0011】この時、トランジスタ59はオフしている
ので、トランジスタ58のコレクタ電流は、定電流源2
6に供給される。尚、第2基準電源54の電圧V2は、
図3(c)のように低いレベルに設定されるので、出力
端子55に発生する信号のレベルが高い時にはトランジ
スタ60がオン、トランジスタ61がオフである。この
ため、電流ミラー回路62、63には電流が流れない。
【0012】混合回路52の出力電流をI1、定電流源
26の電流値をI0とすると、電流ミラー回路27の入
力端子28には電流(I0−I1)が流れる。そして、電
流ミラー回路27の出力端子29にも電流(I0−I1)
が流れる。電流(I0−I1)は、更に電流ミラー回路3
0で反転され、トランジスタ18、19のコレクタには
電流(I0−I1)が流れる。
【0013】混合回路52からの電流の発生がなけれ
ば、トランジスタ18、19のコレクタには電流I0が
流れている。このため、トランジスタ18、19のコレ
クタ電流は低下することになり、トランジスタ16、1
7のエミッタ内部抵抗値が大きくなり、差動増幅器10
の利得が低下する。このため、差動増幅器10の出力信
号レベルは、図3(b)から図3(c)に示すイメージ
で低下する。そこで、この時のピーク値が図3(c)に
一点鎖線で示す最大ダイナミックレンジを越えないよう
にすればよい。
【0014】尚、差動増幅器10の利得を低下させる
と、トランジスタ16、17のコレクタ電圧が共に上昇
してしまうが、後段回路が差動増幅器11であるので相
殺され、問題とならない。次に、差動増幅器11の出力
端子55に発生する信号のレベルが低くなり、第2基準
電源54の電圧V2に近くなるとする。
【0015】すると、いままでオフしていたトランジス
タ61に電流が流れ始める。トランジスタ61に流れる
電流は電流ミラー回路62、63で反転され、トランジ
スタ61に流れる電流と等しい電流がトランジスタ59
のコレクタに流れる。この時、トランジスタ58はオフ
しているので、トランジスタ59のコレクタ電流は、定
電流源26に流れる。すると、前述の場合と同様に差動
増幅器10の利得が低下する。
【0016】従って、信号の下端においても自然な形で
振幅制限できる。ところで、図1のレベル抑制回路では
出力端子55の信号波形を強制的に変化させることで波
形としては自然な形となるようにし、不快な音を防いで
いる。しかし、この操作は信号を人工的に変化させるも
のであり、本来の音とは異なってしまう。そのため、カ
ムコーダ機器の利用者や設計者によってはこれを好まな
い場合がある。
【0017】そこで、本発明ではレベル抑制を行うか否
かを切り替えできるようにした。そのために本発明では
スイッチ80を利得制御用の信号帰還路に設けるように
した。これにより、レベル抑制を行いたくない場合には
スイッチ80を開けばよい。これ以外の方法としては、
第1及び第2コンパレータ50、51の動作電流源の電
流を遮断するものがある。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、第1及び第2コンパレ
ータの出力信号を差動増幅器に印加し、該差動増幅器の
利得を自動調整しているので、入力信号のレベル抑圧を
自然な波形を保ったまま行うことができる。特に、本発
明のよれば、カムコーダの再生回路において、入力信号
のレベルが小から大に急速に切り替わった場合でも信号
の歪みが防止できる。
【0019】更に、本発明によれば、レベル抑制を行う
か否かをスイッチにより選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレベル抑制回路を示す回路図である。
【図2】従来のカムコーダの音声信号再生ブロックの一
部を示すブロック図である。
【図3】本発明のレベル抑制回路の説明に供する波形図
である。
【符号の説明】
10 差動増幅器 50 第1コンパレータ 51 第2コンパレータ 52 混合回路 80 スイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号を増幅し位相が反転した関係の
    2つの出力信号を発生する利得可変型の差動増幅器と、 該差動増幅器の出力信号の上端のレベルと第1の基準値
    とをレベル比較する第1コンパレータと、 前記差動増幅器の出力信号の下端のレベルと第2の基準
    値とをレベル比較する第2コンパレータと、 該第1及び第2コンパレータの出力信号を前記差動増幅
    器の利得調整用に供給又は遮断するスイッチ手段とを備
    え前記差動増幅器の利得を変化させ前記入力信号のレベ
    ル抑圧を行うようにしたことを特徴とするレベル抑制回
    路。
  2. 【請求項2】 入力信号を増幅し位相が反転した関係の
    2つの出力信号を発生する利得可変型の差動増幅器と、 該差動増幅器の出力信号の上端のレベルと第1の基準値
    とをレベル比較する第1コンパレータと、 前記差動増幅器の出力信号の下端のレベルと第2の基準
    値とをレベル比較する第2コンパレータと、 前記第1及び第2コンパレータの出力電流を混合する混
    合回路と、 該混合回路の出力信号を前記差動増幅器の利得調整用に
    供給又は遮断するスイッチ手段とを備え、前記差動増幅
    器の利得を変化させ前記入力信号のレベル抑圧を行うよ
    うにしたことを特徴とするレベル抑制回路。
JP9294118A 1997-10-27 1997-10-27 レベル抑制回路 Pending JPH11136055A (ja)

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JP9294118A JPH11136055A (ja) 1997-10-27 1997-10-27 レベル抑制回路

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JP9294118A JPH11136055A (ja) 1997-10-27 1997-10-27 レベル抑制回路

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JPH11136055A true JPH11136055A (ja) 1999-05-21

Family

ID=17803533

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JP9294118A Pending JPH11136055A (ja) 1997-10-27 1997-10-27 レベル抑制回路

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JP (1) JPH11136055A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002124843A (ja) * 2000-10-13 2002-04-26 Oki Electric Ind Co Ltd 振幅制限回路及びフィルタ回路

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002124843A (ja) * 2000-10-13 2002-04-26 Oki Electric Ind Co Ltd 振幅制限回路及びフィルタ回路

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