JPH11136053A - レベル抑制回路 - Google Patents

レベル抑制回路

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JPH11136053A
JPH11136053A JP29411697A JP29411697A JPH11136053A JP H11136053 A JPH11136053 A JP H11136053A JP 29411697 A JP29411697 A JP 29411697A JP 29411697 A JP29411697 A JP 29411697A JP H11136053 A JPH11136053 A JP H11136053A
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JP
Japan
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differential amplifier
level
input signal
signal
full
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Application number
JP29411697A
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English (en)
Inventor
Katsumi Imai
克巳 今井
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力信号を抑制しても信号波形が歪むことが
ない。 【解決手段】入力信号を増幅し交流出力電流を発生する
利得可変型の差動増幅器10と、前記交流出力電流に直
流電圧を付与する直流電圧付与手段13と、前記差動増
幅器の入力信号を全波整流する全波整流回路14と、前
記差動増幅器の出力信号のダイナミックレンジに応じて
定まる基準電圧と前記全波整流回路の出力信号レベルと
を比較するコンパレータ15とを備え、該コンパレータ
の出力信号に応じて前記差動増幅器の利得を変化させ前
記入力信号のレベル抑圧を行うようにしたことを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声信号などのレ
ベルを抑制するレベル抑制回路に関するもので、特に入
力信号を抑制しても信号波形が歪むことがないレベル抑
制回路に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気テープを利用して録画及び録音とそ
の再生を行う家庭用の携帯型のカムコーダが知られてい
る。そのようなカムコーダでは、カムコーダ自身に液晶
などを利用した小型のモニターが備えられており、その
モニターで絵を再生し、小型のスピーカで音を再生す
る。
【0003】音声の再生回路の一部を図2に示す。図2
において、再生された音声信号は入力端子1に印加さ
れ、PB(再生)アンプ2でそのレベルが増幅される。
増幅調整された信号は、電子ボリューム3により視聴者
によりそのレベルが調整される。レベルが調整された信
号は、スピーカアンプ4により増幅されてスピーカ5に
供給される。
【0004】カムコーダの再生を行っている視聴者は、
電子ボリューム3により好みの音量で聞くことができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図2の
装置ではスピーカ5からの音が割れる場合があった。例
えば、記録した音声が人の会話でその記録レベルが小さ
く、視聴者が電子ボリューム3を最大にして聞いていた
とする。その状態で記録音中に通りかかった車のエンジ
ン音が大なるレベルで含まれていたとすると、そのエン
ジン音の信号はスピーカアンプ4のダイナミックレンジ
を越える場合がある。すると、エンジン音の信号がクリ
ップされ高周波成分が発生して音が割れる。このため、
不快な音が発生するという問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するために成されたもので、入力信号を増幅し交流
出力電流を発生する利得可変型の差動増幅器と、前記交
流出力電流に直流電圧を付与する直流電圧付与手段と、
前記差動増幅器の入力信号を全波整流する全波整流回路
と、前記差動増幅器の出力信号のダイナミックレンジに
応じて定まる基準電圧と前記全波整流回路の出力信号レ
ベルとを比較するコンパレータとを備え、該コンパレー
タの出力信号に応じて前記差動増幅器の利得を変化させ
前記入力信号のレベル抑圧を行うようにしたことを特徴
とする。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明のレベル抑制回路を説明す
る。図1及び図4に、レベル抑制回路の全体構成を示
す。図1において、10は信号源11からの入力信号を
増幅し交流出力電流を点12に発生する利得可変型の差
動増幅器、13は前記交流出力電流に直流電圧を付与す
る直流電圧付与手段として動作する抵抗である。
【0008】図4において、14は前記差動増幅器10
の入力信号を全波整流する全波整流回路、15は前記差
動増幅器10の出力信号のダイナミックレンジに応じて
定まる基準電圧Vrefと前記全波整流回路14の出力
信号レベルとを比較するコンパレータである。信号源1
1からの音声信号は、スピーカアンプとして動作する差
動増幅器10を構成するトランジスタ16、17のベー
スに印加され、増幅される。第1の差動増幅器10の利
得は、トランジスタやダイオードに流れる電流の変化に
より内部抵抗の値が変化することで変化する。即ち、第
1の差動増幅器10の動作電流源として動作するトラン
ジスタ18、19、20の電流値により差動増幅器10
の利得が変化する。
【0009】差動増幅器10の利得Gは次のようにな
る。 G= (re1/(2re1+RE))・(RL/re2) 但し、re1はトランジスタ16、17及びダイオード
の内部抵抗、re2はトランジスタ21、22のエミッ
タ内部抵抗、REはトランジスタ16、17のエミッタ
間に接続された抵抗23の抵抗値、RLは直流電圧付与
手段として動作する抵抗13の抵抗値である。
【0010】上式より、トランジスタ20に流れる電流
が小さくなり、内部抵抗re2の値が大きくなると、差
動増幅器10の利得Gが低下し、入力信号が過大になる
のを防止できる。増幅された信号は、トランジスタ2
1、22のコレクタに互いに逆位相の関係で発生する。
トランジスタ21、22のコレクタ出力信号は、ダブル
エンドをシングルエンドに変換する変換回路24で交流
分のみの電流出力に変換され、点12に生ずる。
【0011】直流電圧付与手段として動作する抵抗13
には差動増幅器10のバイアス源25から直流電圧が印
加されている。このため、レベル抑制回路の出力端子2
6にはバイアス源25の直流電圧に重畳された差動増幅
器10の交流出力電圧が発生する。このような構成であ
るので、差動増幅器10からは交流分のみが出力端子2
6に発生することとなり、差動増幅器10の利得の変更
による直流電圧の変動が出力端子26に発生することは
ない。
【0012】図1では端子Aに発生する入力信号が直接
に図4の全波整流回路14に端子Aから印加される。し
かし、出力端子26の出力信号を図4の全波整流回路1
4に印加してもよい。今、出力端子26に発生する信号
レベルが大きく、図3(a)に示すように回路のダイナ
ミックレンジを越えているとする。前記図3(a)と相
似の波形が、図4の全波整流回路14の端子Aに印加さ
れる。図4の端子Dにはバイアス源25の直流電圧が印
加される。このため、全波整流回路14を構成するトラ
ンジスタ27、28のコレクタには逆位相の信号が発生
する。
【0013】そして、全波整流回路14の点29には図
3(a)と相似の波形が全波整流された形で図3(b)
のように発生する。図3(b)の信号は、コンパレータ
15に印加される。コンパレータ15の基準電源30の
基準電圧Vrefの値は、出力端子26に発生する信号
が飽和して歪んだ波形とならないように波形を見ながら
定める。
【0014】出力端子26に発生する信号のダイナミッ
クレンジは、差動増幅器10の利得を低下させることで
可能である。そこで、本発明では出力端子26に発生す
る信号が飽和しそうになると、直ちに差動増幅器10の
利得を自動的に低下させている。このために、利得低下
させる経路において、コンデンサなどを使用せず、直ち
に利得が低下させられるようにしている。
【0015】今、基準電源30の基準電圧Vrefの値
が図3(b)の一点鎖線に示すレベルであり、全波整流
された波形の方が大きいとする。すると、今までオフし
ていたトランジスタ31がオンし、そのコレクタ電流が
流れる。そして、該コレクタ電流と等しい電流が電流ミ
ラー回路32に流れる。今、電流ミラー回路32の出力
電流をI1、図1の定電流源33の電流値をI0とする
と、電流ミラー回路34の入力端子35には電流(I0
+I1)が流れる。そして、トランジスタ18、19の
コレクタにも電流(I0+I1)が流れる。
【0016】端子Cからの電流の流入がなければ、トラ
ンジスタ18、19のコレクタには電流I0が流れてい
る。このため、トランジスタ18、19のコレクタ電流
は増加することになり、トランジスタ16、17のエミ
ッタ内部抵抗値が小さくなり、差動増幅器10の利得が
低下する。同時に、図4の端子Cに流れる電流と同じ電
流がトランジスタ36に流れ、電流ミラー回路37で反
転されて端子Bを介して図1の電流ミラー回路38に供
給される。この場合は電流ミラー回路34と逆にトラン
ジスタ20に流れる電流が電流I0だけ低下する。この
ため内部抵抗re2が大きくなり、差動増幅器10の利
得が低下する。
【0017】このため、差動増幅器10の出力信号レベ
ルは、図3(b)の点線に示すイメージで低下する。そ
こで、この時のピーク値が点線で示す電源電圧VCC
(最大ダイナミックレンジ)を越えないようにすればよ
い。このように基準電源30の基準電圧Vrefの丁度
よく定めれば、出力端子26に発生する信号が歪んだ波
形で飽和することがない。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、差動増幅器の2つの出
力信号を全波整流し、所望の基準電圧と前記全波整流回
路の出力信号レベルとを比較して、そのの出力信号に応
じて前記差動増幅器の利得を変化させているので、入力
信号のレベル抑圧を自然な波形を保ったまま行うことが
できる。
【0019】特に、本発明のよれば、カムコーダの再生
回路において、入力信号のレベルが小から大に急速に切
り替わった場合でも信号の歪みが防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレベル抑制回路を示す回路図である。
【図2】従来のカムコーダの音声信号再生ブロックの一
部を示すブロック図である。
【図3】本発明のレベル抑制回路の説明に供する波形図
である。
【図4】本発明のレベル抑制回路を示す回路図である。
【符号の説明】
10 差動増幅器 13 抵抗 14 全波整流回路 15 コンパレータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号を増幅し交流出力電流を発生す
    る利得可変型の差動増幅器と、 前記交流出力電流に直流電圧を付与する直流電圧付与手
    段と、 前記差動増幅器の入力信号を全波整流する全波整流回路
    と、 前記差動増幅器の出力信号のダイナミックレンジに応じ
    て定まる基準電圧と前記全波整流回路の出力信号レベル
    とを比較するコンパレータとを備え、該コンパレータの
    出力信号に応じて前記差動増幅器の利得を変化させ前記
    入力信号のレベル抑圧を行うようにしたことを特徴とす
    るレベル抑制回路。
  2. 【請求項2】 入力信号を増幅し交流出力電流を発生す
    る利得可変型の差動増幅器と、 前記交流出力電流に直流電圧を付与する直流電圧付与手
    段と、 前記差動増幅器の出力信号を全波整流する全波整流回路
    と、 前記差動増幅器の出力信号のダイナミックレンジに応じ
    て定まる基準電圧と前記全波整流回路の出力信号レベル
    とを比較するコンパレータとを備え、該コンパレータの
    出力信号に応じて前記差動増幅器の利得を変化させ前記
    入力信号のレベル抑圧を行うようにしたことを特徴とす
    るレベル抑制回路。
  3. 【請求項3】 入力信号を増幅し交流出力電流を発生す
    る利得可変型の差動増幅器と、 前記差動増幅器の出力信号を全波整流する全波整流回路
    と、 前記差動増幅器の出力信号のダイナミックレンジに応じ
    て定まる基準電圧と前記全波整流回路の出力信号レベル
    とを比較するコンパレータとを備え、該コンパレータの
    出力電流に応じて前記差動増幅器の利得を変化させ前記
    入力信号のレベル抑圧を行うようにしたことを特徴とす
    るレベル抑制回路。
JP29411697A 1997-10-27 1997-10-27 レベル抑制回路 Pending JPH11136053A (ja)

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