JPH11135035A - カラー受像管 - Google Patents

カラー受像管

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JPH11135035A
JPH11135035A JP24153898A JP24153898A JPH11135035A JP H11135035 A JPH11135035 A JP H11135035A JP 24153898 A JP24153898 A JP 24153898A JP 24153898 A JP24153898 A JP 24153898A JP H11135035 A JPH11135035 A JP H11135035A
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JP
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magnetic field
magnetic
color picture
picture tube
magnet plate
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JP24153898A
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Juichi Okamoto
寿一 岡本
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明の目的は、操作性が良好であるととも
に、調整効率に優れたカラー受像管を提供することにあ
る。 【解決手段】X軸方向に一列配置の3電子ビームに作用
する外部磁界をシールドするために、Z軸方向に延出さ
れた一対の磁性体33a、33bがX軸上において互い
に対向するように配置されている。リング状の6極マグ
ネットプレート30は、その中心が磁性体のほぼ中央領
域となる位置に配置されている。このような位置関係で
6極マグネットプレート及び磁性体を配置することによ
り、X軸方向の正の向きの磁界成分及び負の向きの磁界
成分を交互に繰り返す複数の強度ピークを有する磁界分
布が形成される。電子銃構体のカソード46は、6極マ
グネットプレートと磁性体とが形成する磁界分布のう
ち、偏向装置側から2つ目のピークと3つ目のピークと
のほぼ中央位置に配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カラー受像管に
係り、特にインライン型電子銃構体を備え、このインラ
イン型電子銃構体から放出された複数の電子ビームのコ
ンバージェンス特性を改良したインライン型カラー受像
管に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、インライン型カラー受像管は、
図1及び図2に示すように、パネル1とこのパネル1に
連接するファンネル2とからなる外囲器を有している。
パネル1の内面には、赤(R)、緑(G)、青(B)に
それぞれ発光する三色蛍光体層からなる蛍光体面3が設
けられている。また、この蛍光体面3に近接対向して、
シャドウマスク4が配置されている。
【0003】また、ファンネル2のネック5内には、水
平軸すなわちX軸上に1列に配列された3本の電子ビー
ムを放出するインライン型電子銃構体が配置されてい
る。さらに、ファンネル2からネック5にかけて、その
外周に装着された偏向装置6の後端部には、互いに対向
するように配置された1組のN極及びS極からなる2極
マグネット7が配置されている。この2極マグネット7
は、電子ビームのランディングを調整するために使用さ
れる。
【0004】ネック5の外側には、コンバージェンスマ
グネット8が配置されている。このコンバージェンスマ
グネット8は、少なくとも、互いに対向するように配置
された2組のN極及びS極からなる4極の静磁界を発生
する一対のリング状のマグネットプレート11と、互い
に対向するように配置された3組のN極及びS極からな
る6極の静磁界を発生する一対のリング状のマグネット
プレート10とを有している。
【0005】このように、2極マグネット7及びコンバ
ージェンスマグネット8は、無偏向時に、電子銃構体か
ら放出された一列配列の3電子ビームすなわちセンター
ビームとしての緑用電子ビームと、一対のサイドビーム
としての赤用電子ビーム及び青用電子ビームとを蛍光面
3の中央で整合し、十分な色純度及びコンバージェンス
を達成できるように調整している。
【0006】そして、この3電子ビームを偏向装置6に
より偏向、走査することにより、蛍光面3上にカラー画
像を再現している。このようなインライン型カラー受像
管において、電子ビームは、地磁気のような外部磁界の
影響を受けやすい。また、コンバージェンス調整時とは
異なる向きに配置して使用した場合や、地磁気条件の異
なる地域で使用した場合には、外部磁界の条件が異な
る。これにより、サイドビームによって蛍光体面に表示
される赤画像と青画像とが相対的に垂直方向にずれる問
題が発生することがある。このような現象の発生原理に
ついては、次のように考えられている。
【0007】特開平7−250335号公報によれば、
電子銃構体は、上述したように、ネック内に配置されて
いる。この電子銃構体では、ヒータによって加熱される
ことにより熱電子を発生するカソードの部品として用い
られている低熱膨張材は、磁性体として作用する。この
ため、例えば、使用環境において、地磁気のような外部
からの静磁界が、ネック部の管軸すなわちZ軸方向に鎖
交した場合、この外部磁界は、磁性体であるカソードに
向かって収束され、3電子ビームのうちのサイドビーム
に対して、それぞれ逆向きの力が作用する。
【0008】すなわち、外部磁界は、それぞれのサイド
ビームに対して、互いに逆向きの水平方向成分すなわち
X軸方向成分を有する。例えば、赤用電子ビームに対し
てX軸方向の正の向きの外部磁界が作用する場合、垂直
方向すなわちY軸方向の負の向きに力が作用し、赤用電
子ビームがY軸方向の負の向きにシフトする一方で、青
用電子ビームに対してX軸方向の負の向きの外部磁界が
作用するため、Y軸方向の正の向きに力が作用し、青用
電子ビームがY軸方向の正の向きにシフトする。このた
め、1対のサイドビームによって蛍光体面に表示される
赤画像と青画像とが相対的に上下にずれる問題が発生す
る。
【0009】また、特開平7−21938号公報によれ
ば、3本の電子ビームをコンバーゼンスさせようとする
と、一対のサイドビームは、X軸方向に互いに逆向きの
成分を持つことになる。この状態で管軸方向すなわちZ
軸方向の外部磁界が加わった場合、上記のようなローレ
ンツ力のために、サイドビームによって表示される画像
が相対的に上下にずれるという考え方もある。
【0010】上記のサイドビームによって表示される画
像のずれを防止するため、図2に示すように、管軸方向
の外部磁界をシールドする一対の磁性体9が配置されて
いる。この磁性体9は、Z軸方向に沿って延出され、ネ
ック5のX軸上の両外側に配置されている。
【0011】この磁性体9は、通常、取り付け工程数の
削減と取り付け精度の管理のために、図2に示すよう
に、コンバージェンスマグネット8における筒状のホル
ダHの内面にZ方向に沿って固定される。
【0012】一方、6極マグネットプレート10は、リ
ング状のマグネットプレート上に等間隔に且つ交互に配
置されたN極、及びS極の計6ケ所の極を有し、図3に
示すような形状の磁界を発生する。この磁界は、その形
状により、両外側の電子ビームすなわちサイドビームに
対して同一方向の力を与え、サイドビームの軌道を変え
ることができる。一方、センタービームの軌道上、すな
わちカラー受像管の中心軸上では、磁界強度は、相殺さ
れてほぼ零となり、軌道を変えるような力が作用しない
ように設計されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、3電
子ビームの軌道を補正するための静磁界を形成するコン
バージェンスマグネットと、外部磁界をシールドするた
めの磁性体とを限られたネック部の寸法のなかで配置す
ると、図2に示したように、帯状の磁性体とリング状の
マグネットプレートとが、管軸方向の一部の位置で交差
することになる。
【0014】このように、磁性体とマグネットプレート
とが近接して配置された場合、マグネットプレート、特
に6極マグネットプレートの磁極の作用により磁性体が
着磁することで、以下のような問題が生じる。
【0015】図4は、3電子ビームのうちの両サイドビ
ームの軌道を垂直軸の上方向すなわちY軸方向の+の向
きに補正するときの6極マグネットプレートが形成する
磁界の分布、及び磁性体が着磁する様子を示している。
【0016】この場合、X軸上に6極マグネットプレー
ト10のN極及びS極が対向するように位置する。この
時、X軸上に対向配置されている磁性体9a、9bは、
それぞれ6極マグネットプレート10のN極及びS極に
近接して配置されている。このため、6極マグネットプ
レート10の極に近接する磁性体9a、9bの箇所は、
その近接する極とは反対の極性に磁化する。磁性体全体
は、長さ方向すなわちZ軸方向に沿って磁化し、その結
果、磁性体の前端部すなわちマグネットプレートに近接
する側の端部、及び磁性体の後端部には、2極磁界が発
生する。
【0017】すなわち、X軸の+側に位置する磁性体9
aのマグネットプレート10のN極に接する面にS極が
発生し、磁性体9aの前端部及び後端部にはN極が発生
する。同様に、X軸の−側に位置する磁性体9bのマグ
ネットプレート10のS極に接する面にN極が発生し、
磁性体9bの前端部及び後端部にはS極が発生する。
【0018】これにより、磁性体9a、9bの後端部で
は、磁性体9aから磁性体9bに向う磁界すなわちX軸
方向に沿って+側から−側に向う正の磁界成分が形成さ
れる。このような磁界成分により、磁性体の後端部付近
を通過する電子ビームに対しては、上向きの力が作用す
る。
【0019】また、6極マグネットプレート10の面付
近では、X軸上に位置する極の磁束が磁性体に誘導され
るため、マグネットプレート10が形成するX軸上の+
側から−側に向う負の磁界成分は、弱まる。マグネット
プレート10は、上述したように、磁性体が配置されな
い状態でX軸上の2極とY軸付近の4極との磁界のバラ
ンスによってセンタービームの軌道上で磁界強度が零に
なるように設計されているが、磁性体が配置される場
合、X軸上の2極による磁界が磁性体に誘導されるため
に弱まり、マグネットプレート10におけるY軸付近の
4極が発生するX軸方向の−側から+側に向う正の磁界
成分が相対的に強くなる。
【0020】つまり、磁性体の前端部付近では、後端部
付近と同様にX軸上の+側から−側へ向かう負の磁界成
分が発生するが、Y軸付近の4極が発生するX軸方向の
−側から+側へ向かう正の磁界成分が相対的に強いため
に、センタービームの軌道上では、磁界の総和で正の磁
界成分が発生していることになる。
【0021】つまり、マグネットプレート10の近傍の
サイドビームの軌道上では、負の磁界成分、センタービ
ーム軌道上では、正の磁界成分が発生し、サイドビーム
とセンタービームとの軌道上でマグネットの磁界の向き
が互いに逆になる。
【0022】上述したように、3電子ビームの各軌道に
おいて、各電子ビームがカソード16から放出されてか
ら偏向装置6に至るまでの間に受ける磁界は、センター
ビームの軌道に対しては、全体的に正の磁界が作用し、
サイドビームの軌道に対しては、全体的に負の磁界が作
用している。このため、各電子ビームに対して作用する
磁界の総和を考えると、マグネット面を通過するサイド
ビームは、Y軸の正の方向へ、また、マグネット面を通
過するセンタービームは、Y軸の負の方向へそれぞれ逆
方向の電磁力を受ける。
【0023】その結果、6極マグネットによる電子ビー
ム軌道の調整時に、磁性体がない状態でセンタービーム
の移動が零で、両サイドビームをY軸方向+側に1.3
mm移動できるマグネットプレートにおいて、磁性体を
装着すると、両サイドビームがY軸方向+側に0.5m
m移動し、センタービームがY軸方向−側に0.8mm
移動する。
【0024】これは、マグネットプレートの操作性を劣
化させるだけでなく、2極マグネットプレートによるラ
ンディング調整後の6極マグネットプレートによるビー
ム軌道の補正時にセンタービームの移動が発生するた
め、再度2極マグネットによりランディングの調整を行
う必要が生じ、調整作業の効率を低下させる。
【0025】このように、磁性体の装着時における垂直
方向への電子ビームの軌道補正において、両サイドビー
ムの移動量が低下するとともに、センタービームがサイ
ドビームとは逆の方向に移動するといった問題が生じ
る。
【0026】この発明は、上記問題点を解決するために
なされたものであり、その目的は、操作性が良好である
とともに、調整効率に優れたカラー受像管を提供するこ
とにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、この発明は、内面に蛍光体面が形成さ
れたパネルとこのパネルにファンネルを介して連接する
ネックとからなる外囲器と、前記ネック内に設けられ、
水平軸上に配列された3電子ビームを前記パネル側に向
う管軸方向に放出するカソードを含む電子銃構体と、前
記ネックの外側に取り付けられ、6極磁界を発生するマ
グネットプレートを少なくとも有するコンバージェンス
マグネットと、前記水平軸上に前記電子銃構体を挟んで
対向するように取り付けられ、前記管軸方向に延出され
た一対の磁性体と、を有し、前記一対の磁性体と前記マ
グネットプレートとにより、前記カソードから放出され
た3電子ビームのうちのセンタービームの軌道上におい
て、前記管軸方向に沿って、一方の磁性体から他方の磁
性体に向かう正の磁界成分と、他方の磁性体から一方の
磁性体に向かう負の磁界成分とを有する磁界分布を形成
し、前記カソードは、前記管軸方向に沿った位置の前記
センタービームの軌道上における正の磁界成分の総和と
負の磁界成分の総和とがほぼ等しくなる位置に配置され
ていることを特徴とするカラー受像管を提供する。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明に
係るカラー受像管、特にインライン型電子銃構体を備え
たインライン型カラー受像管の実施の形態について詳細
に説明する。この実施の形態にかかるインライン型カラ
ー受像管は、図5及び図6に示すように、パネル21
と、このパネル21に連接するファンネル22と、この
ファンネル22に連接する径小端部としてのネック25
とからなる外囲器を有している。パネル21の内面に
は、赤(R)、緑(G)、青(B)にそれぞれ発光する
三色蛍光体層からなる蛍光体面23が設けられている。
この蛍光体面23に近接対向する位置には、多数の電子
ビーム通過孔を有するシャドウマスク24が配置されて
いる。
【0029】また、外囲器のネック25の内部には、図
6に示すように、水平軸すなわちX軸上に一列に配列さ
れた3本の電子ビームを放出するインライン型電子銃構
体40が配置されている。このインライン型電子銃構体
40は、ヒータが内装された一列配置の3個のカソード
46と、このカソード46から蛍光体面23に向かって
管軸方向すなわちZ軸方向に順次配置された複数の電極
とを有する。複数の電極は、それぞれ、各カソードから
放出された各電子ビームを制御、集束、加速するように
機能する。これらのカソード46及び複数の電極は、と
もに絶縁支持体により一体に固定されている。また、ネ
ック25の後端部には、インライン型電子銃構体40に
所定電圧を供給するためのステムピン34が取り付けら
れている。
【0030】さらに、ファンネル22からネック25に
かけて、その外周には、非斉一磁界を形成する偏向装置
36が装着されている。この偏向装置36は、一対のサ
ドル型水平偏向コイルと、一対のサドル型垂直偏向コイ
ルとを有している。水平偏向コイルは、ピンクッション
型の偏向磁界を形成し、垂直偏向コイルは、バレル型の
偏向磁界を形成する。
【0031】そして、インライン型電子銃構体40と非
斉一磁界を形成する偏向装置とを組合せることにより、
電子銃構体から放出された3本の電子ビーム41R(赤
用電子ビーム)、41G(緑用電子ビーム)、41B
(青用電子ビーム)をパネル21内面に形成された蛍光
体面23上で一致させる、いわゆるセルフコンバージェ
ンスを達成することができる。
【0032】偏向装置36の後端側のネック25の外側
には、1組のN極及びS極が互いに対向するように配置
されたリング状の2極マグネット37が配置されてい
る。この2極マグネット37によって形成される磁界
は、電子ビームの軸ずれ、すなわち電子ビームのシャド
ウマスクに対する入射角のずれを調整し、蛍光面上に形
成された各色毎の蛍光体ドットに、それぞれ対応する電
子ビームを射突させる。すなわち、2極マグネット37
は、このようなランディング調整に使用される。このラ
ンディング調整では、赤用電子ビーム41Rは、蛍光体
面23の赤色蛍光体ドットに、緑用電子ビーム41G
は、蛍光体面23の緑色蛍光体ドットに、青用電子ビー
ム41Bは、蛍光体面23の青色蛍光体ドットに、それ
ぞれ射突するように調整される。
【0033】2極マグネット37の後端側のネック25
の外側には、コンバージェンスマグネット32が配置さ
れている。このコンバージェンスマグネット32は、少
なくとも、2組のN極及びS極が互いに対向するように
配置された4極の静磁界を発生する一対のリング状の4
極マグネットプレート31と、3組のN極及びS極が互
いに対向するように配置された6極の静磁界を発生する
一対のリング状の6極マグネットプレート30とを有し
ている。
【0034】この4極マグネットプレート31と6極マ
グネットプレート30とが形成する静磁界は、一列配列
の3電子ビームのうちの特に両サイドビームを水平方向
及び垂直方向に操作し、センタービームとしての緑用電
子ビーム41Gの両外側にサイドビームとしての赤用電
子ビーム41R及び青用電子ビーム41Bが均等に配列
されるように3電子ビームを整合する。
【0035】このように、2極マグネット37及びコン
バージェンスマグネット32は、無偏向時に、電子銃構
体40から放出された一列配列の3電子ビームを蛍光体
面3の中央で十分な色純度及びコンバージェンスを達成
できるように調整している。
【0036】そして、この3電子ビームは、偏向装置3
6によって水平方向すなわちX軸方向及び水平方向に直
交する垂直方向すなわちY軸方向に偏向されることによ
り、蛍光体面23上を走査し、蛍光体面23上にカラー
画像を形成している。
【0037】このようなインライン型カラー受像管にお
いては、電子銃構体から放出された電子ビームに悪影響
を与える地磁気のような外部磁界、特にZ軸方向に沿っ
た外部磁界をシールドするために、図7に示すように、
ネック25の両外側には、Z軸方向に添って延出された
一対の帯状の磁性体33a、33bが配置される。これ
ら一対の磁性体33a、33bは、X軸上において互い
に対向するように配置されている。
【0038】すなわち、コンバージェンスマグネット3
2は、静磁界を発生するリング状マグネットプレート、
すなわち少なくとも上述したような6極マグネットプレ
ート30と4極マグネットプレート31とを有し、これ
らのリング状マグネットプレートをネック部25に取り
付けるための円筒状のホルダー50に取付けられたてい
る。
【0039】6極マグネットプレート30及び4極マグ
ネットプレート31は、共に2枚で一組となっている。
Z軸に直交するX−Y平面内において、2枚のマグネッ
トプレートの回転角を調整することにより、マグネット
プレートが発生する磁界強度を調整することができる。
すなわち、2枚のマグネットプレートの取っ手部分を合
わせると、それぞれのマグネットプレートの磁界が打ち
消しあい、マグネットプレートが発生する磁界強度が最
小となる。一方、4極マグネットプレート31は、回転
角が90度の時に最大の磁界を発生する。また、6極マ
グネットプレート30は、回転角が60度の時に最大の
磁界を発生する。
【0040】このコンバージェンスマグネット32にお
いては、筒状ホルダ50には、ステムピン34側から6
極マグネットプレート30、4極マグネットプレート3
1、及び固定リングが順に配置されている。また、6極
マグネットプレート30と4極マグネットプレート31
との間には、両マグネットプレートを機械的に分離する
ために第1の分割スペーサが配置され、4極マグネット
プレート31と固定リングとの間には、第2の分割スペ
ーサが配置されている。
【0041】このような構造を有するコンバージェンス
マグネット32は、ホルダ50の端部に取り付けられた
締め付けバンド51と締め付けネジ52とによってネッ
ク25に固定される。
【0042】磁性体33a、33bは、円筒状のホルダ
ー50の内面におけるX軸上の位置に、互いに対向する
ように固定される。すなわち、磁性体33a、33b
は、ネック25の外壁に接するようにホルダー50に固
定されている。
【0043】この実施の形態では、磁性体33a、33
bは、冷間圧延ケイ素鋼板を用いて形成され、その寸法
の一例として、板厚が0.35mm、長さが35mm、
幅が4mmである。
【0044】この磁性体33a、33bは、その中央部
付近が6極マグネットプレート30に交差するように配
置されている。磁性体の前端部は、6極マグネットプレ
ート30のZ軸方向の中心位置から、前方すなわちZ軸
上の−側となる偏向装置側に18mmの位置に位置す
る。また、磁性体の後端部は、6極マグネットプレート
30の中心位置から、後方すなわちZ軸上の+側となる
ステムピン側に17mmの位置に位置する。つまり、前
方比率、すなわち磁性体の全体の長さに対する6極マグ
ネットプレートのZ軸方向中心位置より磁性体の前方の
長さが占める割合は、約51%である。
【0045】また、電子銃構体40のカソード46は、
6極マグネットプレート30の中心位置からZ軸方向の
+側の5mmの位置に配置されている。図8は、3電子
ビームのうちの両サイドビームの軌道をY軸方向の+側
の向きに補正するときの6極マグネットプレートと磁性
体との位置関係を示している。
【0046】この場合、X軸上に6極マグネットプレー
ト30のN極及びS極は、互いに対向するように位置す
る。この時、X軸上において対向して配置されている磁
性体33a、33bの略中央部は、それぞれ6極マグネ
ットプレート30のN極及びS極に近接している。この
ため、6極マグネットプレート30の極に近接する磁性
体33a、33bの箇所は、マグネットプレートの極と
は反対の極性に磁化する。
【0047】磁性体全体は、長さ方向すなわちZ軸方向
に沿って磁化する。この時、磁性体は、そのZ軸方向の
中心付近に位置する6極マグネットプレート30から偏
向装置側の前端部及びステムピン側の後端部に向かって
磁化する。その結果、磁性体の前端部、及び磁性体の後
端部には、2極磁界が発生する。
【0048】すなわち、磁性体33aの略中央部には、
マグネットプレート30のN極の作用によりS極が形成
され、前端部及び後端部にはN極が形成される。また、
磁性体33bの略中央部には、マグネットプレート30
のS極の作用によりN極が形成され、前端部及び後端部
にはS極が形成される。
【0049】これにより、磁性体33a、33bの前端
部及び後端部では、磁性体33aから磁性体33bに向
う磁界すなわちX軸方向に沿って+側から−側に向う磁
界すなわち負の磁界が形成される。このような磁界によ
り、磁性体33a、33bの前端部及び後端部を通過す
る3電子ビームに対しては、Y軸方向+側に向かう上向
きの力が作用する。
【0050】また、マグネットプレート10の面付近で
は、X軸上に位置する極の磁束が磁性体33a、33b
に誘導されるため、マグネットプレート30が形成する
X軸上の+側から−側に向う負の磁界は、弱まる。
【0051】マグネットプレート30は、上述したよう
に、磁性体が配置されない状態で水平軸上の2極とY軸
付近の4極との磁界のバランスによってセンタービーム
の軌道上で磁界強度が零になるように設計されている
が、磁性体が配置される場合、X軸上の負の磁界が弱ま
るため、マグネットプレート30におけるY軸付近の4
極が発生するX軸方向の−側から+側に向う磁界すなわ
ち正の磁界が相対的に強くなる。
【0052】つまり、磁性体33a、33bの略中央で
は、前端部及び後端部と同様にX軸上の+側から−側へ
向う磁界が発生するが、マグネットプレート30のY軸
付近の4極が発生するX軸方向−側から+側への磁界が
強いために、センタービームの軌道上では、磁界の総和
では、X軸方向−側から+側への正の磁界が発生してい
る。
【0053】すなわち、6極マグネットプレート30が
配置されている磁性体のほぼ中央の領域では、センター
ビームの軌道上において、サイドビームの軌道上に発生
する負の磁界とは逆向きの正の磁界が発生する。したが
って、サイドビームが上向きの力を受けるのに対して、
センタービームは、相対的に下向きの力を受けることに
なる。
【0054】図9には、従来のカラー受像管における一
列配置の3電子ビームの各軌道上における水平方向磁界
の強度分布曲線が示され、図10には、この実施の形態
のカラー受像管における一列配置の3電子ビームの各軌
道上における水平方向磁界の強度分布曲線が示されてい
る。図9及び図10において、センタービームの軌道上
における磁界強度分布を実線で示し、サイドビームの軌
道上における磁界強度分布を破線で示している。
【0055】図9及び図10に示したグラフの横軸は、
管軸方向すなわちZ軸方向の位置を示し、0が6極マグ
ネットプレートの中心位置であり、負が偏向装置側、正
がステムピン側である。また、縦軸は、3電子ビームの
うちのセンタービーム及びサイドビームの各軌道上にお
ける磁界強度の相対値を示し、符号は磁界の向きを示し
ている。正は、X軸上の+方向に向う正の磁界を示し、
負は、X軸上の−方向に向う負の磁界を示している。
【0056】図9に示した例では、磁性体は、前端部が
−5mmの位置に位置し、後端部が+30mmの位置に
位置するように配置されている。すなわち、前方比率
は、約14%である。
【0057】また、カソードの位置は、+9mmの位置
である。図10に示した例では、前端部が−18の位置
に位置し、後端部が+17mmの位置に位置するように
磁性体が配置されている。すなわち、前方比率は、51
%である。
【0058】また、カソードの位置は、+5mmの位置
である。各電子ビームに作用する磁界強度の総和は、電
子ビームがカソードから出射されてから偏向装置36の
偏向磁界が作用する位置に到達するまでの各磁界強度分
布曲線の積分値に相当する。そして、この積分値によっ
て、電子ビームのY軸方向の移動量が決まる。
【0059】図9に示した例では、センタービームの軌
道上において、カソード位置(+9mmの位置)から+
6mmの位置までの間は、磁界強度が負であるのに対し
て、+6mmより磁性体の前端部が位置する付近、すな
わち−5mm付近までの領域で磁界強度が正となる。相
対的には、正の磁界強度の方が強いため、センタービー
ムに対して下向きすなわちY軸方向の負の向きの力が作
用する。
【0060】一般に、センタービームの移動量は、0に
なることが望ましく、したがって、センタービームの軌
道上に作用する磁界強度の積分値が0になることが望ま
しい。つまり、この例では、センタービームの移動量を
減少させるためには、この正の磁界強度を減少させる必
要がある。
【0061】6極マグネットプレートによる電子ビーム
軌道の調整時に、磁性体が配置されない状態で、センタ
ービームの移動量が0でサイドビームを上向きに1.3
mm移動できるマグネットプレートにおいて、図9に示
した例のように磁性体を装着することにより、センター
ビームが下向きに0.8mm移動し、サイドビームが上
向きに0.5mm移動する。
【0062】図10に示した例では、センタービームの
軌道上において、ステムピン側で負の磁界が発生し、6
極マグネット近傍では正の磁界が発生し、偏向装置側で
は負の磁界が発生する。このように、磁性体33の中央
部付近に6極マグネットプレート30を配置することに
より、磁性体と6極マグネットプレートとが相対的に形
成する磁界強度の水平方向成分の分布は、正及び負のピ
ークを繰り返し、少なくとも3つのピークを形成する。
【0063】そして、電子ビームを放出するカソード4
6は、偏向装置側から2つ目の磁界強度のピークと3つ
目の磁界強度のピークとのほぼ中央に相当する位置に配
置されている。すなわち、このカソード46が配置され
る位置は、カソードが配置された位置から偏向装置の偏
向磁界が作用する位置までの区間において、センタービ
ームに作用する正の磁界強度の総和と負の磁界強度の総
和とがほぼ等しくなるような位置であれば良い。
【0064】図10に示した例では、カソードは、+5
mmの位置に配置されている。したがって、カソード位
置よりステムピン側には、電子ビームが存在しないた
め、+5mmよりステムピン側に形成される磁界は、電
子ビームの移動に寄与することはない。
【0065】+5mmよりステムピン側の領域を除いた
磁界強度を考えると、センタービームの軌道上におい
て、磁界強度が正のピークが1個所、負のピークが1個
所であり、その大きさはほぼ同等である。カソード位置
(+5mm)から−7.5mmの位置までの間の磁界強
度は、正であり、−7.5mmの位置から偏向装置側ま
での間の磁界強度は、負である。そして、センタービー
ムの軌道上において、センタービームに作用する正の磁
界強度の総和と、負の磁界強度の総和とは、略等しくな
るような位置にカソード位置が設定されている。このた
め、相対的には、略正負の磁界強度が打ち消しあうよう
になり、センタービームに作用する力を最小限に抑える
ことが可能となる。
【0066】また、サイドビームの軌道上においては、
磁界強度が全体で負となり、サイドビームに対して下向
きの力を作用させる。磁性体が配置されない状態で、セ
ンタービームの移動量が0でサイドビームを上向きに
1.3mm移動できるマグネットプレートにおいて、磁
性体のほぼ中央部に6極マグネットプレートを配置した
この実施の形態では、電子ビームの移動量は、両サイド
ビームがY軸方向の+側に1.3mmであり、センター
ビームがY軸方向の−側に0.2mmであった。この結
果から、センタービームの移動量が改善されていること
がわかる。また、この時のランディングの変化量は、2
μmであり、許容調整誤差の範囲内である。
【0067】次に、他の前方比率の場合について説明す
る。6極マグネットプレートの中心位置に対する磁性体
の前方比率が35%となるように、前方に12mm、後
方に23mmの割合で磁性体を配置した場合、電子ビー
ムの移動量は、両サイドビームがY軸方向の+側に1.
3mmであるのに対して、センタービームがY軸方向の
−側に0.4mmであった。この結果から、ランディン
グの変化量は、4μmまで改善される。
【0068】また、6極マグネットプレートの中心位置
に対する磁性体の前方比率が30%となるように、前方
に10.5mm、後方に23.5mmの割合で磁性体を
配置した場合、電子ビームの移動量は、両サイドビーム
がY軸方向の+側に1.3mmであるのに対して、セン
タービームがY軸方向の−側に0.5mmであった。こ
の結果から、ランディングの変化量は5μmまで改善さ
れる。
【0069】さらに、6極マグネットプレートの中心位
置に対する磁性体の前方比率が65%となるように、前
方に23mm、後方に12mmの割合で磁性体を配置し
た場合、電子ビームの移動量は、両サイドビームがY軸
方向の+側に1.3mmであるのに対して、センタービ
ームがY軸方向の−側に0.3mmであった。この結果
から、ランディングの変化量は3μmまで改善される。
【0070】磁性体の前方比率とビームの移動量との関
係についてまとめると以下のようになる。図11には、
磁性体の前方比率とセンタービームの移動量との関係が
示されている。横軸は、磁性体の前方比率であり、縦軸
は、センタービームの移動量を示している。
【0071】図11に示したように、センタービームの
移動量を許容調整誤差の範囲内の0.5mm以下とする
ためには、磁性体は、磁性体の中央領域に6極マグネッ
トプレートの中心位置が位置するように配置される。よ
り具体的には、磁性体は、磁性体の前方比率が30%以
上75%以下の範囲内に6極マグネットプレートの中心
位置が位置するように配置される。好ましくは、センタ
ービームの移動量を0.3mm以下とするために、磁性
体の配置位置は、前方比率が40%以上60%以下の範
囲内となることが望ましい。言い換えれば、磁性体は、
磁性体の中央領域、すなわち磁性体のZ軸方向の長さの
うちの中心位置から前後に全長の20%分、好ましくは
全長の10%分の領域内に6極マグネットプレートの中
心位置が位置するように配置されることが望ましい。
【0072】上述したように、この発明のカラー受像管
によれば、ネック部の外面に装着されることにより電子
ビームに作用する外部磁界をシールドする磁性体は、6
極マグネットプレートの中心位置が磁性体の実質的にほ
ぼ中央となる位置すなわち前方比率が30%以上75%
以下、好ましくは、40%以上60%以下の範囲内とな
るように配置されている。
【0073】また、このカラー受像管によれば、ネック
部内に配置された電子銃構体における水平方向に一列に
配置されたカソードは、カソードが配置された位置から
偏向装置の偏向磁界が作用する位置までの間の区間にお
いて、センタービームに作用する正の磁界強度の総和と
負の磁界強度の総和とがほぼ等しくなるような位置に配
置されている。
【0074】このため、水平方向に一列配置の3電子ビ
ームのうち、両サイドビームに作用する磁界強度の総和
を低減することなく、センタービームに作用する磁界強
度を抑えることが可能となる。これにより、センタービ
ームに対しては、ほとんど力を作用させず、両サイドビ
ームに対して水平方向に垂直な垂直方向に力を作用する
ことが可能となる。
【0075】したがって、コンバージェンスマグネット
の操作性が良好になるとともに、2極マグネットによる
ランディング調整後に、6極マグネットによるビーム軌
道補正時のセンタービームの移動が防止できる。このた
め、ビーム軌道補正後に再度2極マグネットによるラン
ディングの調整を行う必要がなくなり、調整効率に優れ
たインライン型カラー受像管を提供できる。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、操作性が良好であるとともに、調整効率に優れたカ
ラー受像管を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、従来のインライン型カラー受像管の全
体の構造を概略的に示す側面図である。
【図2】図2は、図1に示した従来のインライン型カラ
ー受像管のコンバージェンスマグネットを概略的に示す
斜視図である。
【図3】図3は、コンバージェンスマグネットのうちの
6極マグネットプレートが形成する磁界分布の様子を示
す図である
【図4】図4は、図2に示したコンバージェンスマグネ
ットと磁性体との配置位置の関係を示す図である。
【図5】図5は、この発明のインライン型カラー受像管
の全体の構造を概略的に示す側面図である。
【図6】図6は、図5に示したインライン型カラー受像
管のネックに備えられる電子銃構体の構造を概略的に示
す一部断面図である。
【図7】図7は、図5に示したインライン型カラー受像
管のコンバージェンスマグネットを概略的に示す斜視図
である。
【図8】図8は、図7に示したコンバージェンスマグネ
ットと磁性体との配置位置の関係を示す図である。
【図9】図9は、従来のインライン型カラー受像管の電
子ビーム軌道上の水平方向磁界強度を示すグラフであ
る。
【図10】図10は、この発明のインライン型カラー受
像管の電子ビーム軌道上の水平方向磁界強度を示すグラ
フである。
【図11】図11は、磁性体の前方比率とセンタービー
ムの移動量との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
21…パネル 22…ファンネル 23…蛍光面 24…シャドウマスク 25…ネック 36…偏向装置 37…2極マグネット 30…6極マグネットプレート 31…4極マグネットプレート 32…コンバージェンスマグネット 33(a,b)…磁性体 40…インライン型電子銃 41(R、G、B)…電子ビーム 46…カソード

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内面に蛍光体面が形成されたパネルとこの
    パネルにファンネルを介して連接するネックとからなる
    外囲器と、 前記ネック内に設けられ、水平軸上に配列された3電子
    ビームを前記パネル側に向う管軸方向に放出するカソー
    ドを含む電子銃構体と、 前記ネックの外側に取り付けられ、6極磁界を発生する
    マグネットプレートを少なくとも有するコンバージェン
    スマグネットと、 前記水平軸上に前記電子銃構体を挟んで対向するように
    取り付けられ、前記管軸方向に延出された一対の磁性体
    と、を有し、 前記一対の磁性体と前記マグネットプレートとにより、
    前記カソードから放出された3電子ビームのうちのセン
    タービームの軌道上において、前記管軸方向に沿って、
    一方の磁性体から他方の磁性体に向かう正の磁界成分
    と、他方の磁性体から一方の磁性体に向かう負の磁界成
    分とを有する磁界分布を形成し、 前記カソードは、前記管軸方向に沿った位置の前記セン
    タービームの軌道上における正の磁界成分の総和と負の
    磁界成分の総和とがほぼ等しくなる位置に配置されてい
    ることを特徴とするカラー受像管。
  2. 【請求項2】前記センタービーム軌道上における磁界分
    布は、前記正の磁界成分と、前記負の磁界成分とを交互
    に繰り返す複数の強度ピークを有し、 前記カソードは、前記パネル側から2つ目の強度ピーク
    と3つ目の強度ピークとの間の位置に配置されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載のカラー受像管。
  3. 【請求項3】前記カソードは、前記パネル側から前記2
    つ目の強度ピークを含む磁界成分がほぼ0となる位置に
    配置されていることを特徴とする請求項2に記載のカラ
    ー受像管。
  4. 【請求項4】前記磁界分布の強度ピークのうち、前記セ
    ンタービームに対して作用する、前記パネル側から1つ
    目の強度ピークを含む磁界成分の総和と、前記2つ目の
    強度ピークを含む磁界成分の総和とが、ほぼ等しくなる
    ことを特徴とする請求項2に記載のカラー受像管。
  5. 【請求項5】前記磁界分布は、前記正の磁界成分と前記
    負の磁界成分とを交互に繰り返す3つの強度ピークを有
    することを特徴とする請求項2に記載のカラー受像管。
  6. 【請求項6】前記一対の磁性体は、前記ネック内に設け
    られた前記電子銃構体のカソードの位置を覆うように前
    記ネックの外面に設けられていることを特徴とする請求
    項1に記載のカラー受像管。
  7. 【請求項7】前記一対の磁性体は、前記コンバージェン
    スマグネットに一体に設けられていることを特徴とする
    請求項1に記載のカラー受像管。
  8. 【請求項8】前記コンバージェンスマグネットは、前記
    ネックに装着される円筒状のホルダと、4極磁界を発生
    するリング状の第1マグネットプレートと、6極磁界を
    発生するリング状の第2マグネットプレートと、を備
    え、前記磁性体は、前記ホルダ50の内面に設けられて
    いることを特徴とする請求項1に記載のカラー受像管。
  9. 【請求項9】前記電子銃構体は、前記水平軸上に一列に
    配列された3個のカソードと、これらカソードから前記
    管軸方向に沿って配置された複数の電極と、を有し、一
    列配列の3電子ビームを放出するインライン型電子銃構
    体であることを特徴とする請求項1に記載のカラー受像
    管。
  10. 【請求項10】前記一対の磁性体の前記管軸方向に沿っ
    た中央領域に、前記マグネットプレートが位置すること
    を特徴とする請求項1に記載のカラー受像管。
JP24153898A 1997-09-01 1998-08-27 カラー受像管 Abandoned JPH11135035A (ja)

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