JP2000188070A - カラー受像管 - Google Patents

カラー受像管

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JP2000188070A
JP2000188070A JP10364610A JP36461098A JP2000188070A JP 2000188070 A JP2000188070 A JP 2000188070A JP 10364610 A JP10364610 A JP 10364610A JP 36461098 A JP36461098 A JP 36461098A JP 2000188070 A JP2000188070 A JP 2000188070A
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Japan
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magnet
cathode
magnetic
pole
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JP10364610A
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Juichi Okamoto
寿一 岡本
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】操作性が良く、調整効率に優れたインライン型
カラー受像管を提供することを目的とする。 【解決手段】コンバージェンスマグネット18は、個々
のパーツを保持してネック部3に取り付ける為の筒状の
ホルダー18aと、6極の静磁界を発生する磁極を有す
るリング状の6極マグネットプレート16と、4極の静
磁界を発生する磁極を有するリング状の4極マグネット
プレート15と、ホルダー18aをネック部3に固定す
るための締め付けバンド18bと、マグネットプレート
を機械的に分離するスペーサ18cと、マグネットプレ
ートの設定状態を固定するロックリング18dと、ネッ
ク部3の外面に沿うように配置された磁性体17とを備
えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カラー受像管に
係り、特に、同一軸上に配置された3電子ビームを放出
するインライン型電子銃構体を備えたインライン型カラ
ー受像管に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、インライン型力ラー受像管
は、内面に赤、青、緑に発光する三色蛍光体層からなる
蛍光面を備えた略矩形状のパネル部、円筒状のネック
部、及びパネル部とネック部とを接合する漏斗状のファ
ンネル部からなる外囲器と、同一軸上、すなわち水平軸
(X軸)上に配置された3本の電子ビームを放出するネ
ック部内に備えられたインライン型電子銃と、ファンネ
ル部からネック部にわたる外面に配置された偏向装置
と、2極の静磁界によって電子ビームを蛍光面上の蛍光
体ドットに射突させる偏向装置の後端部に配置されたリ
ング状の2極マグネットプレートと、ネック部の外面に
配置されたコンバージェンスマグネットとを備えてい
る。
【0003】コンバージェンスマグネットは、4極の静
磁界を発生するリング状の4極マグネットプレート12
と、6極の静磁界を発生するリング状の6極マグネット
プレート13を有している。これらの静磁界は、電子ビ
ームに作用して、電子ビーム、特に両外側電子ビームの
軌道を変化させ、3電子ビームをそれぞれ蛍光面上の対
応する蛍光体層に集束させる。
【0004】コンバージェンスマグネットは、図1、及
び図2に示すように、個々のパーツを保持してネック部
3に取り付ける為の筒状のホルダー9aと、静磁界を発
生する二枚一組からなる6極マグネットプレート13a
及び13bと、二枚一組からなる4極マグネットプレー
ト12a及び12bと、ホルダー9aをネック部に固定
するための締め付けバント9bと、マグネットプレート
を機械的に分離するスペーサ9cと、マグネットプレー
トの設定状態を固定するロックリング9dとを備えてい
る。
【0005】マグネットプレートは、2極マグネットプ
レート、4極マグネットプレート、6極マグネットプレ
ート共に2枚で一組となっており、2枚の相対的な開き
角度を任意の角に設定することで、所望の磁界強度を得
ることができる。開き角度を調整する取っ手部分を合わ
せると、2枚のマグネットプレート上の異極同士が対向
し、互いに磁界を打ち消しあい、結果的に、マグネット
プレートが発生する磁界強度は、最小になる。これに対
して、2極マグネットプレートは、180度の開き角
度、4極マグネットプレートは、90度の開き角度、6
極マグネットプレートは、60度の開き角度で、それぞ
れ最大強度の磁界を発生する。
【0006】これらのマグネットプレートのうち、最も
カソードに近い位置に配置される4極マグネットプレー
ト12は、リング状のマグネットプレート上に等間隔に
配置されたN、S極合計4ケ所の極により磁界を発生す
る。図2に示したように、カソード4は、コンバージェ
ンスマグネットの4極マグネットプレート12の中心か
ら管軸(Z軸)方向に2mmから5mm程度、蛍光体面
とは反対側のステム側に位置している。
【0007】この4極マグネットプレート12は、図3
に示したように、取っ手部分の開き角度を90度とした
場合、2枚のマグネットプレート12a及び12b上の
同極同士が対向し、最大強度の磁界を発生する。この磁
界は、その形状により、両外側電子ビームに互いに逆方
向の電磁力を与え、両外側電子ビームの軌道を互いに逆
向きに変える。中央電子ビームの軌道上、つまり、カラ
ー受像管の中心軸(Z軸)上では、磁界強度は、ほぼ零
であるので中央電子ビームに電磁力を作用させないよう
に設計されている。
【0008】電子ビームに作用させる磁界強度を最小に
したい場合、4極マグネットプレート12は、上述した
ように、異極同士を対向させるが、図1に示したよう
に、4極マグネットプレート12の近傍に、多くの磁性
体で作られた部品からなるカソード4が配置されている
ため、カソード4に近いマグネットプレート12bの磁
界14bが破線14cで示すようにカソード4の磁性体
に誘導される。これにより、もう一方のマグネットプレ
ート12aの磁界14aを打ち消すための磁界が不足す
る。
【0009】このため、カソード4に近いマグネットプ
レート12bの磁極は、カソード4から遠いマグネット
プレー卜12aの磁極よりも強い強度の磁界を発生する
ように設定される。2枚のマグネットプレートの磁界強
度の差は、カソード周辺の磁性体部品の質量や配置、形
状によって異なり、そのつど最適に設計される。
【0010】また、電子銃構体を構成する電極にも磁性
体が用いられる場合があるが、磁性体の質量が小さく、
特に考慮するほどではない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】これまでに説明したよ
うに、コンバージェンスマグネットにおける最もカソー
ド側のマグネットプレート例えば4極マグネットプレー
ト12は、カソードに近いマグネットプレート12bの
磁力をもう一方のマグネットプレート12aの磁力より
カソードの磁性体に誘導される磁力を補償する程度に強
くすることにより、2枚のマグネットプレート12a及
び12bの異極同士を対向させたときに発生する磁界の
強度を最小にすることができる。
【0012】このようにマグネットプレートの磁界を最
小にしたときの電子ビームの移動量は、蛍光面上に形成
されるビームスポットの座標変化として計測することが
できる。従来、4極マグネットプレート12の磁界を最
小にした時の電子ビームの移動量は、約0.4mmであ
る。この値は、蛍光面の中央に集束すべき両外側電子ビ
ームが実際に蛍光面に集束されたときのビームスポット
のそれぞれの移動範囲の直径を測定したものである。
【0013】組み合わせる2枚のマグネットプレートの
最適な差の決定は、次のように行われる。
【0014】まず、第一に、補正量が設計値に合うよう
に2枚のマグネットプレートの組み合わせを決定する。
すなわち、マグネットプレートが最大の磁界を発生する
状態、すなわち2枚のマグネットプレートを所定の開き
角度で同極同士が対向するように組み合わせた状態で、
電子ビームの移動量が設計値に合うように組み合わせを
決定する。コンバージェンスマグネットが使用されるカ
ラー受像管との組み合わせにおいて、必要な電子ビーム
の移動量が得られるように、2枚のマグネットプレート
の磁界強度を暫定的に決定する。この時点では、2枚の
マグネットプレートの各磁極の磁界強度は同じである。
【0015】第二に、2枚のマグネットプレートの磁界
強度の差の決定する。すなわち、マグネットプレートが
最小の磁界を発生する状態、すなわち2枚のマグネット
プレートの取っ手部分を合わせて異極同士が対向するよ
うに組み合わせた状態で、カソード側に配置される一方
のマグネットプレートの磁界強度を段階的に強くしてい
き、それぞれの組み合わせでの電子ビームの最小の移動
量を計測する。
【0016】図4の(a)及び(b)に、計測結果の一
例を示す。横軸は、カソード側に配置されるマグネット
プレートの他方のマグネットプレートの磁界強度に対す
る相対的な磁界強度を示し、100%は、2枚のマグネ
ットプレートが同じ磁界強度であることを示す。縦軸
は、2枚のマグネットプレートを異極同士が対向するよ
うに組み合わせたときの、蛍光面上でのビームスポット
の移動量を示す。
【0017】図4の(a)に示した例では、カソードに
近いマグネットプレートの磁界強度が他方のマグネット
プレートの磁界強度より約10〜15%強い状態で最適
となる。さらに2枚のマグネットプレートの磁界強度の
差を大きくすると、磁性体に誘導される磁界を考慮して
も、カソードに近いマグネットプレ一卜の磁界強度が強
すぎ、ビームスポットの移動量が増大する。
【0018】このようにして、2枚のマグネットプレー
トの磁界強度の差が決定される。また、以上の結果、補
正量が最初に決めた値から変化した場合、すなわちカソ
ード側のマグネットプレートの磁界強度を段階的に変更
した場合、上述した第一及び第二の方法を繰り返せば良
い。
【0019】しかしながら、このように2枚のマグネッ
トプレートの磁界強度の差を最適に設定しても、最小の
電子ビームの移動量を0にすることができない。図4の
(a)に示した例であっても、最適な組み合わせでも、
約0.4mmの移動量がある。
【0020】従来、このようなビームスポットの移動量
は、微少であり、インライン型カラー受像管の機能にお
いて特に問題視する必要はなかったが、近年の市場要求
レベルの向上の結果、インライン型カラー受像管には、
より高い性能が求められるようになっている。その結
果、インライン型カラー受像管の構成部品の一つである
コンバージェンスマグネットには、より高い調整機能が
要求されている。
【0021】インライン型カラー受像管は、蛍光画面に
フルカラー画像を再現するために、3本の電子ビームを
画面全域で整合させる必要がある。整合のずれが生じる
と、画像の色ずれとして検知されるため、パソコンを操
作するオペレータは、正確に表示情報を読み取れなくな
る。
【0022】3本の電子ビームを表示画面全域で整合さ
せるためには、インライン型カラー受像管のネック部に
装着されたコンバージェンスマグネットにより静磁界を
発生し、無偏向状態で3本の電子ビームを画面中心部に
整合させ、ネック部からややパネル部側にあるコーン部
に装着された偏向装置により、画面全域に走査すると同
時に、特別に調整された交流磁界形状によって画面中心
部以外でも3本の電子ビームを整合させる。偏向装置
は、性能の向上により、最近では画面全域において、
0.4mm以下の整合精度を持つものもが実用化されて
いる。
【0023】一方、画面中心部に3本の電子ビームを整
合させるためのコンバージェンスマグネットは、最小の
磁界状態に設定しても、相変わらず0.4mm程度のビ
ームスポットの移動量が残り、この値が調整残りとして
画面全域の画像の整合のずれに加わるために、表示画面
の画像の整合を劣化させる。
【0024】また、このようなコンバージェンスマグネ
ットを用いて調整作業を行うことは、調整作業者の高い
スキルと長い調整作業時間を必要とするために作業効率
が悪く、結果として安価なインライン型カラー受像管を
提供することができなくなる。
【0025】今後のインライン型カラー受像管、特にパ
ソコン用のディスプレイモニタ等の正確な画像表示性能
を要求されるインライン型カラー受像管において、コン
バージェンスマグネットの整合性能の向上は必須と言え
る。
【0026】この発明の目的は、上述した問題点に鑑み
なされたものであって、操作性が良く、且つ調整効率に
優れたカラー受像管を提供することにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決し、目的
を達成するために、請求項1に記載の発明によれば、略
矩形状のパネル部、円筒状のネック部、及びパネル部と
ネック部とを接合する漏斗状のファンネル部とからなる
外囲器と、前記ネック部内に設けられ、水平軸上に配列
された複数の電子ビームを放出するカソードを有する電
子銃構体と、前記ネック部の外側に取り付けられるとと
もに、前記ネック部の内部に多極磁界を形成する少なく
とも2枚のリング状のマグネットプレートで一組として
構成された多極磁界発生手段と、前記多極磁界発生手段
を構成する2枚のマグネットプレートのうちの前記カソ
ード側に配置されたマグネットプレートと前記カソード
との間に配置されるとともに、前記ネック部の外面に沿
って円弧状に形成された磁性体と、を備えたことを特徴
とするカラー受像管が提供される。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、この発明のカラー受像管の
一実施の形態について図面を参照して説明する。
【0029】図5は、この発明のカラー受像管の一例と
してのインライン型カラー受像管の構造を概略的に示す
一部断面図である。
【0030】図5に示すように、このインライン型カラ
ー受像管は、略矩形状のパネル部1、円筒状のネック部
3、及びパネル部1とネック部とを接合する漏斗状のフ
ァンネル部2からなる外囲器を有している。パネル部1
は、その内面に、赤、青、緑にそれぞれ発光するドット
状またはストライプ状の三色蛍光体層からなる蛍光面1
0と、この蛍光面に対向して配置されたシャドウマスク
11とを備えている。ネック部3は、その内部に封入さ
れた、同一軸上、すなわち水平軸(X軸)上に配置され
た3本の電子ビーム6R、6G、6Bを放出するインラ
イン型電子銃構体5を備えている。
【0031】この型電子銃構体5は、水平軸上に一列に
配置された3個のカソード4と、複数の電極とを備え、
3電子ビームを発生する電子ビーム発生部、及び電子ビ
ーム発生部から放出された3電子ビームを蛍光面に向け
て集中するとともに蛍光面上の対応する蛍光体層に集束
する主レンズ部を形成する。
【0032】また、このカラー受像管は、ファンネル部
2からネック部3にかけての外面に装着された偏向装置
7を有している。この偏向装置7は、管内に非斉一磁界
を形成し、電子銃構体5から放出された3電子ビーム
を、対応する蛍光体層に集束しつつ水平軸方向及び垂直
軸(Y軸)方向に偏向する。
【0033】さらに、このカラー受像管は、偏向装置7
のネック部3側に配置されたリング状の2極マグネット
プレート8と、ネック部3の外面に配置されたコンバー
ジェンスマグネット18とを備えている。2極マグネッ
トプレート8は、2極の静磁界を形成し、この静磁界に
よって通過する電子ビームを蛍光面上の対応する蛍光体
層に射突させる。
【0034】コンバージェンスマグネットは、少なくと
も4極の静磁界を発生するリング状のマグネットプレー
ト15と、6極の静磁界を発生するリング状のマグネッ
トプレート16とを有している。これらの静磁界は、通
過する3電子ビームのうちの主に両外側電子ビームに作
用して電磁力を与え、ビーム軌道を変化させる。これに
より、3電子ビームを蛍光面上のそれぞれ対応する色の
蛍光体層に集束させ、赤、緑、青の3色の画像を整合す
る。
【0035】コンバージェンスマグネット18は、図6
の(a)、図6の(b)及び図7に示すように、個々の
パーツを保持してネック部3に取り付ける為の筒状のホ
ルダー18aと、6極の静磁界を発生する磁極を有する
リング状の6極マグネットプレート16と、4極の静磁
界を発生する磁極を有するリング状の4極マグネットプ
レート15と、ホルダー18aをネック部3に固定する
ための締め付けバンド18bと、マグネットプレートを
機械的に分離するスペーサ18cと、マグネットプレー
トの設定状態を固定するロックリング18dと、ネック
部3の外面に沿うように配置された磁性体17とを備え
ている。
【0036】6極マグネットプレート16は、2枚のリ
ング状のマグネットプレート16a及び16bを互いに
対向して組み合わせることによって構成されている。マ
グネットプレート16a及び16bは、等間隔に且つ交
互に配置された3組のN極及びS極合計6極の磁極を有
する。この6極マグネットプレート16は、2枚のマグ
ネットプレート16a及び16bのそれぞれの磁極を同
極同士が対向するように組み合わせることにより、最大
強度の磁界を発生する。また、この6極マグネットプレ
ート16が発生する磁界強度は、2枚のマグネットプレ
ート16a及び16bのそれぞれの磁極を異極同士が対
向するように組み合わせることにより、最小となる。
【0037】4極マグネットプレート15は、2枚のリ
ング状のマグネットプレート15a及び15bを互いに
対向して組み合わせることによって構成されている。マ
グネットプレート15a及び15bは、等間隔に且つ交
互に配置された2組のN極及びS極合計4極の磁極を有
する。この4極マグネットプレート15は、2枚のマグ
ネットプレート15a及び15bのそれぞれの磁極を同
極同士が対向するように組み合わせることにより、最大
強度の磁界を発生する。また、この4極マグネットプレ
ート15が発生する磁界強度は、2枚のマグネットプレ
ート15a及び15bのそれぞれの磁極を異極同士が対
向するように組み合わせることにより、最小となる。
【0038】この実施の形態では、4極マグネットプレ
ート15は、6極マグネットプレート16より電子銃構
体5のカソード4側に配置されている。
【0039】磁性体17は、ネック部3の外面の曲率に
一致する円筒状に形成されている。この磁性体17は、
図7に示すように、4極マグネットプレート15及び6
極マグネットプレート16の両方に、ネック部3の中心
軸に相当する管軸(Z軸)方向で重ならないように配置
されている。すなわち、磁性体17は、よりカソード側
のマグネットプレート、すなわち4極マグネットプレー
ト15より、カソード4側に位置するホルダー18aの
内面に沿って設けられている。
【0040】カソード4は、コンバージェンスマグネッ
ト18の4極マグネットプレート15が配置された位置
から管軸(Z軸)方向のステム側、すなわち蛍光体スク
リーン側とは逆側に約5mm離れた位置に配置されてい
る。
【0041】電子銃構体5に備えられるカソード4は、
図8、図9の(a)及び図9の(b)に示したように、
カソードスリーブ4aと、カソードスリーブ4aを覆う
筒状のカソードホルダ4bと、カソードホルダ4bをカ
ソードサポートストラップ4dに固定する筒状のカソー
ドサポートシリンダ4cと、を備えている。
【0042】カソード4は、筒状のカソードサポートシ
リンダ4cと板状部材に曲げ加工を施したカソードサポ
ートストラップ4dがビードガラスに埋設されることに
より、他の複数の電極とともにビードガラスに固定され
ている。カソード4を構成するカソードサポートストラ
ップ4dやカソードサポートシリンダ4c等は、ニッケ
ルを40%程度含む合金によって形成されている。この
材料は、熱膨張率が2〜5×10-6の低熱膨張材であ
り、磁性体である。
【0043】ところで、コンバージェンスマグネットに
よって形成される磁界のうち電子ビームに作用する磁界
強度を最小に設定した状態において、ビームスポットの
移動量を改善するためには、より厳密な観測が必要であ
る。先に図4の(a)を用いて説明したように、これま
で、ビームスポットの移動量は、2枚のマグネットプレ
一卜の異なる磁極を対向するようにした状態で2枚のマ
グネットプレートを同時に管軸Zを中心に回転させ、蛍
光面上に形成されるビームスボットの移動の量を観測し
ている。2枚のマグネットプレートを管軸を中心にして
回転させると、蛍光面上を移動するビームスポットはほ
ぼ円の軌道を描く。図4の(a)に示したビームスポッ
トの移動量は、ビームスポットの移動量は、ビームスポ
ットの円形の軌跡の直径として計測される。
【0044】しかし、このほぼ円形の軌道は、より厳密
に観測すると、規則性があることがわかる。すなわち、
このほぼ円形の軌道は、図4の(b)に示したように、
水平方向及び垂直方向の移動量として分離することがで
きる。
【0045】図4の(b)に示したように、垂直方向及
び水平方向で、ビームスポットの移動量が最小になる谷
の部分が形成されるが、垂直方向の観測結果に形成され
る谷の位置と水平方向の観測結果に形成される谷の位置
とが異なる。また、垂直方向及び水平方向の観測結果に
形成される谷の部分におけるビームスポットの移動量
が、円形軌道の直径の観測結果より小さいことが分か
る。
【0046】垂直方向のビームスポット移動量は、2枚
1組のマグネットプレートのうち、よりカソードに近い
位置に配置された一方のマグネットプレートの磁界強度
をカソードから遠い他方のマグネットプレートの磁界強
度の約118%に設定した場合が最適である。これに対
して、水平方向のビームスポット移動量は、一方のマグ
ネットプレートの磁界強度を他方のマグネットプレート
の磁界強度の108%に設定した場合が最適である。つ
まり、垂直方向と水平方向とでは、最適な状態となる2
枚のマグネットプレートの磁界強度の差が異なる。
【0047】また、垂直方向及び水平方向におけるビー
ムスポット移動量の最小値は、約0.05mmであり、
円形軌道の直径を観測した場合のビームスポット移動量
の最小値(0.4mm)より小さいことがわかる。この
ピームスボットの移動量を円形軌道として観測してしま
うと、垂直方向及び水平方向の移動量を平均した値とし
て観測することになり、これ以上の改善の手段を考案す
ることが困難になってしまう。
【0048】2枚のマグネットプレートのうち、カソー
ドに近い一方のマグネットプレートの磁界強度を強くす
る理由は、従来の技術で述ベたように、マグネットプレ
ートによって形成される磁界がカソードを構成する磁性
体部品に誘導され、電子ビームに作用する磁界強度が不
足するためである。これを踏まえて図4の(b)に示し
た観測結果を考えると、カソードの磁性体部品に誘導さ
れる磁界強度の割合が垂直方向と水平方向とで異なるこ
とが分かる。
【0049】この原因は、カソードの支持方法によると
ころが大きい。
【0050】図10の(a)及び(b)を用いて、電子
銃構体のカソード付近の構造とマグネットプレートによ
って形成される磁界との関係を説明する。
【0051】図10の(a)は、電子ビームの軌道を垂
直方向に補正する場合に、マグネットプレートによって
形成される磁界を示している。図10の(b)は、電子
ビームの軌道を水平方向に補正する場合に、マグネット
プレートによって形成される磁界を示している。
【0052】図15の(a)に示すように、垂直方向に
電子ビームの軌道を補正するための補正磁界14bを各
カソードから放出される電子ビームに作用させる場合、
マグネットプレートの2つのN極は、垂直軸Y近傍に位
置し、2つのS極は、水平軸X近傍に位置する。すなわ
ち、2つのN極は、垂直軸Y上の90度及び270度の
位置に配置され、2つのS極は、水平軸X上の0度及び
180度の位置に配置される。この補正磁界14bの一
部は、図中の破線で示すように、磁性体部品、特にカソ
ードサポートストラップ4dに誘導され、電子ビームに
作用する補正磁界が不足する。
【0053】また、図15の(b)に示すように、水平
方向に電子ビームの軌道を補正するための補正磁界14
bを各カソードから放出される電子ビームに作用させる
場合、マグネットプレートの2つのN極は、45度及び
225度の位置に配置され、2つのS極は、135度及
び315度の位置に配置される。この補正磁界14bの
一部は、図中の破線で示すように、カソード周囲の磁性
体部品に誘導され、電子ビームに作用する補正磁界が不
足するが、図15の(a)に示したような場合より誘導
される割合が少ない。
【0054】よって、カソードに近い一方のマグネット
プレートの磁界強度を垂直方向補正時で最適にすると、
水平方向補正時では強すぎ、逆に水平方向補正時に最適
にすると、垂直方向補正時には弱くなってしまう。
【0055】したがって、垂直方向補正時及び水平方向
補正時に、マグネットプレートの磁界が磁性体部品に誘
導される割合を同じにする必要がある。
【0056】このため、この実施の形態のカラー受像管
は、図6の(a)及び(b)、及び図7に示したよう
に、ネック部3の外面に沿って設けられた4つの磁性体
17を有している。これらの磁性体17は、上述したよ
うに、管軸方向において、4極マグネットプレート15
とカソード4との間に配置される。基本的には、カソー
ドに近いマグネットプレートの近傍に配置するが、2枚
1組の4極マグネットプレート15のいずれのマグネッ
トプレート15a及び15bに管軸方向で重ならないよ
うに配置する必要がある。
【0057】また、これらの磁性体17は、図11の
(a)及び(b)に示したように、水平軸X及び垂直軸
Yを座標軸とする直交座標系において、水平軸X近傍及
び垂直軸Y近傍にそれぞれ配置されている。すなわち、
4つの磁性体17は、それぞれ0度、90度、180
度、及び270度の位置を中心に円周方向に沿って伸び
ており、ネック部3の外周に密着するように配置されて
いる。
【0058】各磁性体は、同じであり、中心角50度の
円弧に沿うような長さ、2.0mmの幅、0.35mm
の厚さを有する冷間圧延ケイ素鋼板によって形成されて
いる。
【0059】このように4つの磁性体17を配置するこ
とにより、図11の(a)に示すように、垂直方向補正
時には、4極マグネットプレートの各磁極の位置と、磁
性体17の配置位置とが一致しているため、補正磁界1
4bの一部が、磁性体17を設けなかった図10の
(a)に示した例と同様に、カソードの磁性体部品に誘
導されるのみである。
【0060】これに対して、図11の(b)に示すよう
に、水平方向補正時には、4極マグネットプレートの各
磁極は、各磁性体17の配置位置の間に位置し、補正磁
界14bの一部が、磁性体17に誘導される。このた
め、磁性体17を設けなかった図10の(b)に示した
例と比較して、電子ビームに作用する補正磁界の強度が
弱くなる。
【0061】このように、磁性体17がカソードを構成
する磁性体部品の代わりに補正磁界14bの一部を誘導
することにより、マグネットプレートによって形成され
る磁界のうち、電子ビームに作用する磁界の磁界強度
は、垂直方向補正時及び水平方向補正時において、ほぼ
均等化される。
【0062】4極マグネットプレートを構成する2枚の
マグネットプレートの各磁界強度の組み合わせを検討し
た結果を図12の(a)及び(b)に示す。横軸は、よ
りカソードに近い側に配置される一方のマグネットプレ
ートの他方のマグネットプレートの磁界強度に対する相
対的な磁界強度を示し、100%は、2枚のマグネット
プレートが同じ磁界強度であることを示す。縦軸は、2
枚のマグネットプレートを異極同士が対向するように組
み合わせたときの、蛍光面上でのビームスポットの移動
量を示す。
【0063】図12の(a)に示すように、垂直方向及
び水平方向のビームスポット移動量を考慮すると、一方
のマグネットプレートの磁界強度が他方のそれよりも約
8〜17%強い状態が最適であり、さらに好ましくは、
13〜15%強い状態が最適である。このように、2枚
のマグネットプレートの磁界強度の差を最適な状態に設
定することにより、ビームスポットの移動量を0.05
mm以下とすることが可能となる。
【0064】また、図12の(b)に示すように、垂直
方向及び水平方向のビームスポット移動量の平均値にお
いても、2枚のマグネットプレートの磁界強度の差を最
適な範囲内に設定することにより、ビームスポット移動
量を0.05mm以下とすることが可能となる。
【0065】次に、この発明の他の実施の形態について
説明する。なお、先に説明した実施の形態と同一の構成
要素については、同一の参照符号を付し、詳細な説明を
省略する。
【0066】図13の(a)及び(b)は、この発明の
カラー受像管に適用される他の構造のカソードを概略的
に示す図である。このカソードは、カップ状にプレス整
形された第一グリッド電極20aの内側に溶接された、
楕円形のカップ状にプレス整形されたカソード保持部品
20bを有し、カソードスリーブ4aに装着されたカソ
ード4は、セラミック部品20cを介してカソード保持
部品20bの内側に固定される。カソードサポートスト
ラップとカソードサポートシリンダの材質は、上述した
実施の形態と同じである。
【0067】このような構造のカソードは、図14の
(a)及び(b)に示すように、カソード保持部品20
bの影響により、電子ビーム軌道を垂直方向に補正する
場合よりも水平方向に補正する場合の方がより多くの補
正磁界14bを誘導する。
【0068】このような構造のカソードが適用された場
合であっても、管軸方向において4極マグネットプレー
トとカソードとの間に4つの磁性体19を配置すること
により、最適化することが可能となる。すなわち、図1
5の(a)及び(b)に示すように、磁性体19は、4
5度、135度、225度、315度の位置を中心にネ
ック部3の外周に沿って伸びており、ネック部3の外面
に密着するように配置されている。各磁性体19の大き
さ及び材質は、上述した実施の形態と同じである。ま
た、これらの磁性体19の管軸方向の取り付け位置も、
上述した実施の形態と同一である。
【0069】この実施の形態では、図15の(a)に示
すように、垂直方向補正時において、4極マグネットプ
レートの各磁極の間に磁性体19が位置するように配置
しているため、補正磁界14bの一部が磁性体19に誘
導される。このため、磁性体17を設けなかった図14
の(a)に示した例と比較して、電子ビームに作用する
補正磁界の強度が弱くなる。
【0070】これに対して、図15の(b)に示すよう
に、水平方向補正時においては、各磁極の位置と、磁性
体19の配置位置が一致しているため、補正磁界14b
の一部が、磁性体19を設けなかった図15の(b)に
示した例と同様に、カソードの磁性体部品に誘導される
のみである。
【0071】このように、磁性体19がカソードを構成
する磁性体部品の代わりに補正磁界14bの一部を誘導
することにより、マグネットプレートによって形成され
る磁界のうち、電子ビームに作用する磁界の磁界強度
は、垂直方向補正時及び水平方向補正時において、ほぼ
均等化される。
【0072】4極マグネットプレートを構成する2枚の
マグネットプレートの各磁界強度の組み合わせを検討し
た結果を図16の(a)及び(b)に示す。横軸及び縦
軸は、図12の(a)及び(b)と同じである。
【0073】図16の(a)に示すように、垂直方向及
び水平方向のビームスポット移動量を考慮すると、一方
のマグネットプレートの磁界強度が他方のそれよりも約
8%強い状態が最適である。このように、2枚のマグネ
ットプレートの磁界強度の差を最適な状態に設定するこ
とにより、ビームスポットの移動量を0.05mm以下
とすることが可能となる。
【0074】また、図16の(b)に示すように、垂直
方向及び水平方向のビームスポット移動量の平均値にお
いても、2枚のマグネットプレートの磁界強度の差を最
適な範囲内に設定することにより、ビームスポット移動
量を0.05mm以下とすることが可能となる。
【0075】以上の各実施の形態では、4極マグネット
プレートに関してのみ説明したが、同様の構造を有す6
極マグネットの特性も改善できることは言うまでもな
い。
【0076】また、各実施の形態で適用された磁性体
は、ネック部の外面に磁性体の広い面が密着するように
構成したが、磁性体の板をリング状に打ち抜いた形状に
し、それらを所定の位置に配置しても同様の効果が得ら
れる。4極マグネットプレートがカソード側に配置され
た場合、4つの磁性体を使用したが、6極マグネットプ
レートがカソード側に配置された場合には、6つの磁性
体を使用することが望ましいが、それ以下でも同様の効
果を得ることができる。
【0077】さらに、これらの磁性体は、ネック部の外
面に直接取り付けたが、コンバージェンスマグネットの
中に組み込むことも可能であるし、磁性体の板をリング
状に打ち抜いた形状の物をコンバージェンスマグネット
のスペーサに組み込むことも可能である
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、操作性が良く、調整効率に優れたインライン型カラ
ー受像管を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、従来のインライン型カラー受像管のネ
ック部内の構造を概略的に示す垂直断面図である。
【図2】図2は、図1に示したネック部の外面に装着さ
れるコンバージェンスマグネットの構造を概略的に示す
斜視図である。
【図3】図3は、4極マグネットプレートが最大強度の
磁界を形成する様子を示す正面図である。
【図4】図4の(a)及び(b)は、図2に示したコン
バージェンスマグネットに備えられた4極マグネットプ
レートの2枚のマグネットプレートの磁界強度の差に対
するビームスポット移動量を示し、図4の(a)は、ビ
ームスポットが移動する円形の軌跡の直径をビームスポ
ット移動量とし、図4の(b)は、垂直方向及び水平方
向のビームスポット移動量をそれぞれ示す。
【図5】図5は、この発明のインライン型カラー受像管
の構造を概略的に示す一部水平断面図である。
【図6】図6の(a)は、図5に示したカラー受像管の
ネック部外面に装着されるコンバージェンスマグネット
の構造を概略的に示す斜視図であり、図6の(b)は、
このコンバージェンスマグネットに備えられる磁性体の
構造を概略的に示す斜視図である。
【図7】図7は、図5に示したインライン型カラー受像
管のネック部内の構造を概略的に示す垂直断面図であ
る。
【図8】図8は、図5に示したインライン型カラー受像
管に適用されるカソードの構造を概略的に示す斜視図で
ある。
【図9】図9の(a)は、図8に示したカソードの構造
を概略的に示す正面図であり、図9の(b)は、この側
面図である。
【図10】図10の(a)は、電子ビームの軌道を垂直
方向に補正する場合に、マグネットプレートによって形
成される磁界を示し、図10の(b)は、電子ビームの
軌道を水平方向に補正する場合に、マグネットプレート
によって形成される磁界を示す。
【図11】図11の(a)及び(b)は、ネック部の外
面に磁性体を設けた場合に形成される磁界を示す図であ
り、図11の(a)は、電子ビームの軌道を垂直方向に
補正する場合に、マグネットプレートによって形成され
る磁界を示し、図11の(b)は、電子ビームの軌道を
水平方向に補正する場合に、マグネットプレートによっ
て形成される磁界を示す。
【図12】図12の(a)及び(b)は、図6の(a)
及び(b)に示したコンバージェンスマグネットに備え
られた4極マグネットプレートの2枚のマグネットプレ
ートの磁界強度の差に対するビームスポット移動量を示
し、図12の(a)は、垂直方向及び水平方向のビーム
スポット移動量をそれぞれ示し、図12の(b)は、垂
直方向及び水平方向のビームスポット移動量の平均値を
示す。
【図13】図13の(a)は、図5に示したカラー受像
管に適用される他のカソードの構造を概略的に示す正面
図であり、図13の(b)は、この側面図である。
【図14】図14の(a)は、図13の(a)及び
(b)に示した構造のカソードを備えるカラー受像管に
おいて、電子ビームの軌道を垂直方向に補正する場合
に、マグネットプレートによって形成される磁界を示
し、図14の(b)は、電子ビームの軌道を水平方向に
補正する場合に、マグネットプレートによって形成され
る磁界を示す。
【図15】図15の(a)及び(b)は、ネック部の外
面に磁性体を設けた場合に形成される磁界を示す図であ
り、図15の(a)は、電子ビームの軌道を垂直方向に
補正する場合に、マグネットプレートによって形成され
る磁界を示し、図15の(b)は、電子ビームの軌道を
水平方向に補正する場合に、マグネットプレートによっ
て形成される磁界を示す。
【図16】図16の(a)及び(b)は、コンバージェ
ンスマグネットに備えられた4極マグネットプレートの
2枚のマグネットプレートの磁界強度の差に対するビー
ムスポット移動量を示し、図16の(a)は、垂直方向
及び水平方向のビームスポット移動量をそれぞれ示し、
図16の(b)は、垂直方向及び水平方向のビームスポ
ット移動量の平均値を示す。
【符号の説明】
1…パネル部 2…ファンネル部 3…ネック部 4…カソード 4a…カソードスリーブ 4b…カソードホルダ 4c…カソードサポートシリンダ 4d…カソードサポートストラップ 5…電子銃構体 6(R、G、B)…電子ビーム 7…偏向装置 8…2極マグネットプレート 10…蛍光面 11…シャドウマスク 15…4極マグネットプレー卜 16…6極マグネットプレート 17…磁性体 18…コンバージェンスマグネット 19…磁性体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】略矩形状のパネル部、円筒状のネック部、
    及びパネル部とネック部とを接合する漏斗状のファンネ
    ル部とからなる外囲器と、 前記ネック部内に設けられ、水平軸上に配列された複数
    の電子ビームを放出するカソードを有する電子銃構体
    と、 前記ネック部の外側に取り付けられるとともに、前記ネ
    ック部の内部に多極磁界を形成する少なくとも2枚のリ
    ング状のマグネットプレートで一組として構成された多
    極磁界発生手段と、 前記多極磁界発生手段を構成する2枚のマグネットプレ
    ートのうちの前記カソード側に配置されたマグネットプ
    レートと前記カソードとの間に配置されるとともに、前
    記ネック部の外面に沿って円弧状に形成された磁性体
    と、 を備えたことを特徴とするカラー受像管。
  2. 【請求項2】前記多極磁界発生手段は、4極の静磁界を
    形成する2枚のリング状のマグネットプレートからな
    り、前記磁性体は、前記ネック部外面に沿って略等間隔
    に4箇所に配置されたことを特徴とする請求項1に記載
    のカラー受像管。
  3. 【請求項3】前記多極磁界発生手段は、6極の静磁界を
    形成する2枚のリング状のマグネットプレートからな
    り、前記磁性体は、前記ネック部外面に沿って略等間隔
    に6箇所に配置されたことを特徴とする請求項1に記載
    のカラー受像管。
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