JPH11135006A - プラズマディスプレイパネル用無機ペースト層の形成方法 - Google Patents
プラズマディスプレイパネル用無機ペースト層の形成方法Info
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- JPH11135006A JPH11135006A JP30949597A JP30949597A JPH11135006A JP H11135006 A JPH11135006 A JP H11135006A JP 30949597 A JP30949597 A JP 30949597A JP 30949597 A JP30949597 A JP 30949597A JP H11135006 A JPH11135006 A JP H11135006A
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- Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
Abstract
膜厚に塗布できるとともに、塗着ペーストのダレが生ぜ
ず再現性よく無機ペースト層を形成する方法を提供する
こと。 【構成】無機ペーストをスリットコーター装置を用いて
基材上に押し出し塗布する無機ペースト層の形成方法に
おいて、前記無機ペーストの粘度が500〜1500P
a、スリットコーター装置のスリット幅が1〜1000
μmの範囲にあることを特徴とするプラズマディスプレ
イパネル用無機ペースト層の形成方法。
Description
パネル用無機ペースト層の形成方法に関し、さらに詳し
くはプラズマディスプレイパネルのバリアリブ、プライ
ミングリブ、蛍光体層、電極層の形成に好適な、均一な
膜厚の無機ペースト層を1回の塗布工程で再現性よく形
成する無機ペースト層の形成方法に関する。
と同程度の発光輝度を有し、構造が比較的簡単で大型化
が容易である上に装置をコンパクトにできるプラズマデ
ィスプレイパネル(以下PDPという)の実用化が強く
要望されている。このPDPは、基材上にバリアリブを
形成してセルを作成し、そのセル内に電極層、蛍光体層
を設け、さらに背面ガラス基板上に透明電極層、誘電体
層およびプライミング層を設けて張り合わせ、セル空間
内に放電ガスを封入した表示素子であり、該表示素子の
各蛍光体が任意に発光して画像を表示するパネルであ
る。
ブ、プライミングリブ、電極層または蛍光体層は、従
来、低融点ガラスフリットなどの無機粉末を含有する無
機ペーストをスクリーン印刷法等により印刷し、これを
所定温度で焼成することで形成されていたが、前記スク
リーン印刷で形成される膜厚は数μm〜7μm程度であ
るため、例えば100〜200μm程度の膜厚のバリア
リブ層を形成するには、前記スクリーン印刷を十数回〜
数十回繰り返す必要があり、作業性が悪い上に、塗着ペ
ーストのダレが生じ均一な膜厚の無機ペースト層を再現
性よく形成することが困難であった。この欠点を改善す
るためにワイヤーバーコーター、カーテンフローターな
ども検討されたが、いずれも均一な膜厚の無機ペースト
層を形成することができなかった。そのため、1回の塗
布で塗着ペーストにダレの発生がなく均一な膜厚に塗布
できる上に、無機ペースト層を再現性よく形成する方法
が強く望まれていた。
て、本発明者等は鋭意研究を続けた結果、特定の粘度を
有する無機ペーストを、特定のスリット幅を有するスリ
ットコーター装置を用いて、基材上に塗布することで上
記問題点が解消することを見出して、本発明を完成した
ものである。
機ペースト層を塗着ペーストのダレの発生がなく均一な
膜厚に再現性よく形成する無機ペースト層の形成方法を
提供することを目的とする。
明は、無機ペーストをスリットコーター装置を用いて基
材上に押し出し塗布する無機ペースト層の形成方法にお
いて、前記無機ペーストの粘度が500〜1500P
a、スリットコーター装置のスリット幅が1〜1000
μmの範囲にあることを特徴とするプラズマディスプレ
イパネル用無機ペースト層の形成方法に係る。
粉末を含有する樹脂組成物をいい、その粘度が500〜
1500Paの範囲にあることが必要である。前記無機
ペーストとしては高分子バインダー、無機粉末および有
機溶媒を含有する無機ペースト、或は前記無機ペースト
にさらに光重合性モノマーおよび光重合開始剤を含有す
る感光性無機ペーストなどが挙げられる。特に感光性無
機ペーストはホトリソグラフィーによって精度の高いパ
ターンが形成できるところからプラズマディスプレイパ
ネルの絶縁層、導電層、蛍光体層などのパターンの形成
に好適である。前記無機ペーストの成分である高分子バ
インダーとしては、具体的にアクリル酸、メタクリル
酸、クロトン酸、シアノケイ皮酸、ケイ皮酸、マレイン
酸、フマル酸、イタコン酸、アクリル酸メチル、メタク
リル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸エチ
ル、アクリル酸プロピル、メタクリル酸プロピル、アク
リル酸イソプロピル、メタクリル酸イソプロピル、アク
リル酸N−ブチル、メタクリル酸N−ブチル、アクリル
酸tert−ブチル、メタクリル酸tert−ブチル、
アクリル酸2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸2−ヒ
ドロキシエチル、アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、
メタクリル酸2−ヒドロキシプロピル、ベンジルアクリ
レート、ベンジルメタクリレート、フェノキシアクリレ
ート、フェノキシメタクリレート、イソボルニルアクリ
レート、イソボルニルメタクリレート、グリシジルメタ
クリレート、スチレン、アクリルアミド、メタアクリル
アミド、アクリロニトリル、メタアクリロニトリルなど
から選ばれた単量体を共重合させることによって得られ
た共重合体や共重合体側鎖に二重結合を導入したもの、
セルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシ
エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カル
ボキシエチルセルロース、カルボキシエチルメチルセル
ロースなどのセルロース誘導体や側鎖にカルボキシル基
を有する酸性セルロース変性物や共重合体側鎖に二重結
合を導入したもの、ポリエチレンオキシド、ポリビニル
ピロリドン、アクリロニトリル、塩化ビニル、塩化ビニ
リデンとの共重合体、塩化ビニリデン、塩素化ポリオレ
フィン、または塩化ビニルと酢酸ビニルとの共重合体、
ポリ酢酸ビニル、アクリロニトリルとスチレンとの共重
合体、アクリロニトリルとスチレン、ブタジエンとの共
重合体、ポリビニルアルキルエーテル、ポリビニルアル
キルケトン、ポリスチレン、ポリアミド、ポリウレタ
ン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンテレイ
ソフタレート、アセチルセルロースおよびポリビニルブ
チラール等を挙げることができる。特にセルロース、ヒ
ドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロース、カルボキシエチルセ
ルロース、カルボキシエチルメチルセルロースなどのセ
ルロース誘導体や、アクリル酸、メタクリル酸、クロト
ン酸、シアノケイ皮酸、ケイ皮酸、マレイン酸、フマル
酸、イタコン酸などカルボキシル基を有するモノマーと
アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸メ
チル、メタクリル酸エチル、2−ヒドロキシメチルアク
リレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、フマル
酸モノメチル、フマル酸モノエチル、エチレングリコー
ルモノメチルエーテルアクリレート、エチレングリコー
ルモノメチルエーテルメタクリレート、エチレングリコ
ールモノエチルエーテルアクリレート、エチレングリコ
ールモノエチルエーテルメタクリレート、グリセロール
(モノ)アクリレート、グリセロール(モノ)メタクリ
レート、アクリル酸アミド、メタクリル酸アミド、アク
リロニトリル、メタクリロニトリル、イソブチルアクリ
レート、イソブチルメタクリレート、2−エチルヘキシ
ルアクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、
ベンジルアクリレート、ベンジルメタクリレート等のモ
ノマーを共重合したアルカリ可溶性アクリル重合体が好
ましく使用できる。前記アルカリ可溶性アクリル重合体
を用いる場合には、50〜250の範囲の酸価を有する
高分子バインダーが好ましい。前記酸価が50未満では
アルカリ水溶液での現像が困難となり、また250を超
えると塗膜性や分散性が悪くなる。
分子量は1,000〜200,000、特に5,000
〜150,000の範囲である。分子量が4,000未
満では基板への密着性が低下し、また無機粉末の保持性
が低下するので好ましくなく、分子量が500,000
を超えると塗布性が低下し再現性の高い無機ペーストパ
ターンが得られなくなる。
2系、PbO−B2O3−SiO2系、ZnO−SiO
2系、ZnO−B2O3−SiO2系、BiO−SiO
2系、BiO−B2O3−SiO2系のホウ珪酸鉛ガラス、
ホウ珪酸亜鉛ガラス、ホウ珪酸ビスマスガラスなどガラ
ス粉末や酸化コバルト、酸化鉄、酸化クロム、酸化ニッ
ケル、酸化銅、酸化マンガン、酸化ネオジウム、酸化バ
ナジウム、酸化セリウムチペークイエロー、酸化カドミ
ウム、アルミナ、シリカ、マイカ、マグネシア、スピネ
ルなどのNa、K、Mg、Ca、Ba、Ti、Zr、A
l等の各酸化物、BaAl12O19:Mn、SrAl13O
19:Mn、CaAl12O19:Mn、YBO3:Tb、B
aMgAl14O23:Mn、LuBO3:Tb、GdB
O3:Tb、ScBO3:Tb、Sr6Si3O3Cl4:E
u、ZnS:(Cu,Al)、ZnS:Ag、Y2O
2S:Eu、ZnS:Zn、(Y,Cd)BO3:Eu、
BaMgAl12O23:Eu、ZnO:Zn、Zn3(P
O4)2:Mn、Y2SiO5:Ce、CaWO4:Pb、
BaMgAl14O23:Eu、ZnS:(Ag,Cd)、
Y2O3:Eu、Y2SiO5:Eu、Y3Al5O12:E
u、YBO3:Eu、(Y,Gd)BO3:Eu、GdB
O3:Eu、ScBO3:Eu、LuBO3:Eu、Zn2
SiO4:Mn等の蛍光体粉末、鉄、ニッケル、銅、ア
ルミニウム、銀、金等の金属粉末などが挙げられる。
00重量部に対し50〜1000重量部の範囲で含有す
ることができる。
ノマーとしては、アクリル酸、メタクリル酸、フマル
酸、マレイン酸、フマル酸モノメチル、フマル酸モノエ
チル、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロ
キシエチルメタクリレート、エチレングリコールモノメ
チルエーテルアクリレート、エチレングリコールモノメ
チルエーテルメタクリレート、エチレングリコールモノ
エチルエーテルアクリレート、エチレングリコールモノ
エチルエーテルメタクリレート、グリセロールアクリレ
ート、グリセロールメタクリレート、アクリル酸アミ
ド、メタクリル酸アミド、アクリロニトリル、メタクリ
ロニトリル、メチルアクリレート、メチルメタクリレー
ト、エチルアクリレート、エチルメタクリレート、イソ
ブチルアクリレート、イソブチルメタクリレート、2−
エチルヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルメタ
クリレート、ベンジルアクリレート、ベンジルメタクリ
レート、エチレングリコールジアクリレート、エチレン
グリコールジメタクリレート、ブチレングリコールジメ
タクリレート、プロピレングリコールジアクリレート、
プロピレングリコールジメタクリレート、トリメチロー
ルプロパントリアクリレート、トリメチロールプロパン
トリメタクリレート、テトラメチロールプロパンテトラ
アクリレート、テトラメチロールプロパンテトラメタク
リレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペ
ンタエリスリトールトリメタクリレート、ペンタエリス
リトールテトラアクリレート、ペンタエリスリトールテ
トラメタクリレート、ジペンタエリスリトールペンタア
クリレート、ジペンタエリスリトールペンタメタクリレ
ート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、ジ
ペンタエリスリトールヘキサメタクリレート、1,6−
ヘキサンジオールジアクリレート、1,6−ヘキサンジ
オールジメタクリレート、カルドエポキシジアクリレー
トなどが挙げられるが、より好ましくは露光、焼成時の
パターンの収縮を抑え、再現性の高いパターンを形成す
ることができるアルキレンオキサイド基を繰り返し単位
として、平均3〜7有する化合物の(メタ)アクリレー
トを使用するのがよい。具体的にはアルキレンオキサイ
ド基を繰り返し単位として、平均3〜7有するポリエチ
レングリコールのモノアクリレート、同様のポリエチレ
ングリコールモノメタクリレート、ポリエチレングリコ
ールジアクリレート、ポリエチレングリコールジメタク
リレート、ポリプロピレングリコールモノアクリレー
ト、ポリプロピレングリコールモノメタクリレート、ポ
リプロピレングリコールジアクリレート、ポリプロピレ
ングリコールジメタクリレート、エチレンオキサイド変
性トリメチロールプロパントリアクリレート、トリメチ
ロールプロパントリメタクリレート、テトラメチロール
プロパンテトラアクリレート、テトラメチロールプロパ
ンテトラメタクリレート、ペンタエリスリトールトリア
クリレート、ペンタエリスリトールトリメタクリレー
ト、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ペンタ
エリスリトールテトラメタクリレート、ジペンタエリス
リトールペンタアクリレート、ジペンタエリスリトール
ペンタメタクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ
アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサメタクリ
レート、プロピレンオキサイド変性トリメチロールプロ
パントリアクリレート、トリメチロールプロパントリメ
タクリレート、テトラメチロールプロパンテトラアクリ
レート、テトラメチロールプロパンテトラメタクリレー
ト、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエ
リスリトールトリメタクリレート、ペンタエリスリトー
ルテトラアクリレート、ペンタエリスリトールテトラメ
タクリレート、ジペンタエリスリトールペンタアクリレ
ート、ジペンタエリスリトールペンタメタクリレート、
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、ジペンタ
エリスリトールヘキサメタクリレートなどが挙げられ
る。
総量100重量部に対して、30〜300重量部の範囲
で含有するのがよい。
キシシクロヘキシルフェニルケトン、2,2−ジメトキ
シ−1,2−ジフェニルエタン−1−オン、2−メチル
−1−〔4−(メチルチオ)フェニル〕−2−モルフォ
リノプロパン−1−オン、2−ベンジル−2−ジメチル
アミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタン−
1−オン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル
プロパン−1−オン、2,4,6−トリメチルベンゾイ
ルジフェニルホスフィンオキシド、1−〔4−(2−ヒ
ドロキシエトキシ)フェニル〕−2−ヒドロキシ−2−
メチル−1−プロパン−1−オン、2,4−ジエチルチ
オキサントン、2−クロロチオキサントン、2,4−ジ
メチルチオキサントン、3,3−ジメチル−4−メトキ
シベンゾフェノン、ベンゾフェノン、1−クロロ−4−
プロポキシチオキサントン、1−(4−イソプロピルフ
ェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−
オン、1−(4−ドデシルフェニル)−2−ヒドロキシ
−2−メチルプロパン−1−オン、4−ベンゾイル−
4’−メチルジメチルスルフィド、4−ジメチルアミノ
安息香酸、4−ジメチルアミノ安息香酸メチル、4−ジ
メチルアミノ安息香酸エチル、4−ジメチルアミノ安息
香酸ブチル、4−ジメチルアミノ安息香酸−2−エチル
ヘキシル、4−ジメチルアミノ安息香酸−2−イソアミ
ル、2,2−ジエトキシアセトフェノン、ベンジルジメ
チルケタール、ベンジル−β−メトキシエチルアセター
ル、1−フェニル−1,2−プロパンジオン−2−(o
−エトキシカルボニル)オキシム、o−ベンゾイル安息
香酸メチル、ビス(4−ジメチルアミノフェニル)ケト
ン、4,4’−ビスジエチルアミノベンゾフェノン、
4,4’−ジクロロベンゾフェノン、ベンジル、ベンゾ
イン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエ
ーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾイン
−n−ブチルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテ
ル、ベンゾインブチルエーテル、p−ジメチルアミノア
セトフェノン、p−tert−ブチルトリクロロアセト
フェノン、p−tert−ブチルジクロロアセトフェノ
ン、チオキサントン、2−メチルチオキサントン、2−
イソプロピルチオキサントン、ジベンゾスベロン、α,
α−ジクロロ−4−フェノキシアセトフェノン、ペンチ
ル−4−ジメチルアミノベンゾエートなどを挙げること
ができる。
的にエチレングリコールモノメチルエーテル、エチレン
グリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモ
ノプロピルエーテル、エチレングリコールモノブチルエ
ーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレ
ングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジ
プロピルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエ
ーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プ
ロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロピレン
グリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコール
ジメチルエーテル、プロピレングリコールジエチルエー
テル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエ
チレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリ
コールモノフェニルエーテル、ジエチレングリコールジ
メチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテ
ル、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテー
ト、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテー
ト、エチレングリコールモノプロピルエーテルアセテー
ト、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテー
ト、エチレングリコールモノフェニルエーテルアセテー
ト、ジエチレングリコールモノメチルエーテルアセテー
ト、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテー
ト、ジエチレングリコールモノプロピルエーテルアセテ
ート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテ
ート、ジエチレングリコールモノフェニルエーテルアセ
テート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセ
テート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセ
テート、プロピレングリコールモノプロピルエーテルア
セテート、2−メトキシブチルアセテート、3−メトキ
シブチルアセテート、4−メトキシブチルアセテート、
2−メチル−3−メトキシブチルアセテート、3−メチ
ル−3−メトキシブチルアセテート、3−エチル−3−
メトキシブチルアセテート、2−エトキシブチルアセテ
ート、4−エトキシブチルアセテート、4−プロポキシ
ブチルアセテート、2−メトキシペンチルアセテート、
3−メトキシペンチルアセテート、4−メトキシペンチ
ルアセテート、2−メチル−3−メトキシペンチルアセ
テート、3−メチル−3−メトキシペンチルアセテー
ト、3−メチル−4−メトキシペンチルアセテート、4
−メチル−4−メトキシペンチルアセテート、アセト
ン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン、メチルイソ
ブチルケトン、エチルイソブチルケトン、テトラヒドロ
フラン、シクロヘキサノン、プロピオン酸メチル、プロ
ピオン酸エチル、プロピオン酸プロピル、プロピオン酸
イソプロピル、2−ヒドロキシプロピオン酸メチル、2
−ヒドロキシプロピオン酸エチル、メチル−3−メトキ
シプロピオネート、エチル−3−メトキシプロピオネー
ト、エチル−3−エトキシプロピオネート、エチル−3
−プロポキシプロピオネート、プロピル−3−メトキシ
プロピオネート、イソプロピル−3−メトキシプロピオ
ネート、エトキシ酢酸エチル、オキシ酢酸エチル、2−
ヒドロキシ−3−メチルブタン酸メチル、酢酸メチル、
酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸イソプロピル、酢酸ブ
チル、酢酸イソアミル、炭酸メチル、炭酸エチル、炭酸
プロピル、炭酸ブチル、ピルビン酸メチル、ピルビン酸
エチル、ピルビン酸プロピル、ピルビン酸ブチル、アセ
ト酢酸メチル、アセト酢酸エチル、ベンジルメチルエー
テル、ベンジルエチルエーテル、ジヘキシルエーテル、
酢酸ベンジル、安息香酸エチル、シュウ酸ジエチル、マ
レイン酸ジエチル、γ−ブチロラクトン、ベンゼン、ト
ルエン、キシレン、シクロヘキサノン、メタノール、エ
タノール、プロパノール、ブタノール、3−メチル−3
−メトキシブタノール、ヘキサノール、シクロヘキサノ
ール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、グ
リセリン等を挙げることができる。
0重量部に対して、8〜500重量部の範囲で、かつ無
機ペーストの粘度が500〜1500Paの範囲になる
ように含有するのがよい。
形成方法を示す。
記成分に光重合性モノマー、光重合開始剤を加えて3本
ロールミル、ボールミル、サンドミル、ジェットミル等
でよく溶解、分散、混練して粘度が500〜1500P
aの無機ペーストを調製する。
ンシート等の無機基材上に上記1)で調製した無機ペー
ストを図1に示すスリットコーター装置を用いて塗布す
る。すなわち、図1のスリット1間内に、無機ペースト
2を充填し、これを基材3上に配置し、スリット1また
は基材3を相対的に水平移動させながら無機ペーストを
押し出し塗布して無機ペースト層を形成する。前記スリ
ットコーター装置のスリット間隔は1〜1000μmの
範囲のものがよい。前記スリット間隔が1μm未満では
膜厚精度を一定にすることが難しく、1000μmを超
えると気泡の巻込みが起り易くなり、信頼性の高い均一
な膜厚の無機ペースト層の形成ができないことがある。
また、前記無機ペーストの押出し圧力は0.2〜5気圧
の範囲がよく、この押出し圧力ともに基材側を0.01
〜0.8気圧に減圧するの好ましい。さらにスリット1
の先端部分と基材3との間隔を1〜2000μmの範囲
に保持しながらスリット、または基材を相対的速度1〜
10mm/secの水平移動させるのがよい。前記スリ
ット先端部分と基材の間隔が1μm未満では塗布された
無機ペーストがスリット先端部に再付着し均一な膜厚を
形成できず、2000μmを超えると基材と無機ペース
ト層との間に気泡が巻き込まれることがあり好ましくな
い。また、スリット先端部分からの無機ペーストの押出
方向としては、基材面に対してスリット1を直角に配置
して垂直に押出しても、基材面に対してスリット1を斜
めに配置して斜めに押出してもよい。前記無機ペースト
層の形成後は、室温にて数時間〜数日放置するか、温風
ヒーター、赤外線ヒーター中に数十分〜数時間入れて溶
剤を除去するのがよい。
イン状の無機ペースト層を形成する場合には図2に示す
櫛歯状先端部材をスリットに取り付けるのがよい。この
櫛歯状先端部材を取り付けることにより1塗布工程で複
数本のライン状無機ペースト層が形成でき、無機ペース
トの使用量を少なくでき、経済的である。
層、蛍光体層などを形成する場合には、無機ペースト層
の形成後、所望のパターンを備えたマスクを介して、露
光、現像してパターンを形成する。露光に用いる活性エ
ネルギー線としては紫外線、エキシマレーザー光、エッ
クス線、ガンマ線、電子線が好適である。照射エネルギ
ー線量は20〜1000mJ/cm2の範囲が好まし
い。また現像は、浸漬法、スプレー法などの現像処理を
採ることができる。使用する現像液としては、リチウ
ム、ナトリウム、カリウム等アルカリ金属の水酸化物、
炭酸塩、重炭酸塩、リン酸塩、ピロリン酸塩、ベンジル
アミン、ブチルアミン等の第1級アミン、ジメチルアミ
ン、ジベンジルアミン、ジエタノールアミン等の第2級
アミン、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリエ
タノールアミン等の第3級アミン、モルホリン、ピペラ
ジン、ピリジン等の環状アミン、エチレンジアミン、ヘ
キサメチレンジアミン等のポリアミン、テトラエチルア
ンモニウムヒドロキシド、トリメチルベンジルアンモニ
ウムヒドロキシド、トリメチルフェニルベンジルアンモ
ニウムヒドロキシド等のアンモニウムヒドロキシド類、
トリメチルスルホニウムヒドロキシド、ジエチルメチル
スルホニウムヒドロキシド、ジメチルベンジルスルホニ
ウムヒドロキシド等のスルホニウムヒドロキシド類、そ
の他コリン等の水溶液が挙げられる。この現像処理によ
り未露光部は除去され、露光されたパターンのみが残留
する。
導入し、徐々に温度を上げながら焼成し、有機成分を熱
分解除去してPDPのバリアリブ、プライミングリブ、
絶縁層、電極層などが形成できる。前記焼成温度は使用
する無機粉末や基材の種類によって異なるが、400〜
1800℃の範囲で選ばれる。
らに詳細に説明するが、本発明はこれらの例によって何
ら限定されるものではない。
800Paの無機ペーストを調製した。 1)エチルセルロース(重量平均分子量100,000) 10重量部 2)低融点ガラスフリット(平均粒径15μm、ホウ珪酸 ガラス) 150重量部 3)エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート 50重量部
を用い、0.3mmガラス基材上に、スリット幅300
μm、スリット先端部とガラス基材との間隔300μm
で、スリットを5mm/secの速度で水平移動して塗
布し、150℃で3時間乾燥して無機ペースト層を形成
した。得られた無機ペースト層の乾燥後の平均膜厚は2
50μmで、膜厚の変動率は±5μmであった。
様の操作によりスリットコーター装置のスリット先端部
に、200μm毎に開口部(縦300μm×横90μ
m)が横一列に設けられた櫛歯状先端部材を取り付け、
0.3mm厚のガラス基材上に無機ペーストを塗布した
のち、150℃で3時間乾燥して無機ペースト層を形成
した。得られた無機ペーストパターンの平均幅は80μ
m、膜厚は250μm、平均幅の変動率は±3μmで、
膜厚の変動率は±5μmであった。
いては、膜厚1〜1000μmの無機ペースト層を1回
の塗布工程で均一に、しかも再現性よく形成できる。特
にスリット先端部に任意のスリット先端部材を取り付け
ることで任意の形状の無機ペースト層を形成できる。得
られた無機ペーストを焼成することでPDPのバリアリ
ブ、プライミングリブや電極層をコストよく、しかも再
現性よく製造できる。
ットコーター装置の概略図を示す。
ット先端部材を示す。
ットコーター装置の概略図を示す。
ット先端部材を示す。
Claims (6)
- 【請求項1】無機ペーストをスリットコーター装置を用
いて基材上に押し出し塗布する無機ペースト層の形成方
法において、前記無機ペーストの粘度が500〜150
0Pa、スリットコーター装置のスリット幅が1〜10
00μmの範囲にあることを特徴とするプラズマディス
プレイパネル用無機ペースト層の形成方法。 - 【請求項2】スリット先端部と基材との間隔を1〜20
00μmに維持しながらスリット先端部または基材を相
対的に水平移動させ塗布することを特徴とするプラズマ
ディスプレイパネル用無機ペースト層の形成方法。 - 【請求項3】スリット先端部または基材の相対的水平移
動速度が1〜10mm/secである請求項2記載のプ
ラズマディスプレイパネル用無機ペースト層の形成方
法。 - 【請求項4】無機ペーストが、高分子バインダー、無機
粉末および有機溶剤を含有するペーストであることを特
徴とする請求項1ないし3のいずれか1記載のプラズマ
ディスプレイパネル用無機ペースト層の形成方法。 - 【請求項5】無機ペーストが、高分子バインダー、光重
合性モノマー、光重合開始剤、無機粉末および有機溶剤
を含有するペーストであることを特徴とする請求項1な
いし3のいずれか1記載のプラズマディスプレイパネル
用無機ペースト層の形成方法。 - 【請求項6】櫛歯状先端部材を取り付けたスリットコー
ター装置を使用することを特徴とする請求項1ないし5
のいずれか1に記載のプラズマディスプレイパネル用無
機ペースト層の形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30949597A JPH11135006A (ja) | 1997-10-27 | 1997-10-27 | プラズマディスプレイパネル用無機ペースト層の形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30949597A JPH11135006A (ja) | 1997-10-27 | 1997-10-27 | プラズマディスプレイパネル用無機ペースト層の形成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11135006A true JPH11135006A (ja) | 1999-05-21 |
Family
ID=17993687
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30949597A Pending JPH11135006A (ja) | 1997-10-27 | 1997-10-27 | プラズマディスプレイパネル用無機ペースト層の形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11135006A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006113329A (ja) * | 2004-10-15 | 2006-04-27 | Asahi Kasei Electronics Co Ltd | 大型ペリクルの成膜方法 |
WO2017138077A1 (ja) * | 2016-02-08 | 2017-08-17 | 富士機械製造株式会社 | 粘性流体供給装置 |
JP2019048258A (ja) * | 2017-09-08 | 2019-03-28 | トヨタ自動車株式会社 | 塗布方法 |
-
1997
- 1997-10-27 JP JP30949597A patent/JPH11135006A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN108602148A (zh) * | 2016-02-08 | 2018-09-28 | 株式会社富士 | 粘性流体供给装置 |
JPWO2017138077A1 (ja) * | 2016-02-08 | 2018-11-29 | 株式会社Fuji | 粘性流体供給装置 |
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JP2019048258A (ja) * | 2017-09-08 | 2019-03-28 | トヨタ自動車株式会社 | 塗布方法 |
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