JPH11134599A - ネットワーク型動態把握システム - Google Patents

ネットワーク型動態把握システム

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JPH11134599A
JPH11134599A JP30101497A JP30101497A JPH11134599A JP H11134599 A JPH11134599 A JP H11134599A JP 30101497 A JP30101497 A JP 30101497A JP 30101497 A JP30101497 A JP 30101497A JP H11134599 A JPH11134599 A JP H11134599A
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JP
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JP30101497A
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Hiroshi Jiyuni
寛 潤井
Hideki Morita
秀樹 森田
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 複数の企業、組織によって共有可能であり、
さらに、公衆ネットワークに接続可能な場所であれば、
動態把握のための閲覧を行うことのできるシステムを提
供する。 【解決手段】 車両2に搭載されたGPS受信機によっ
て得られた現在位置情報は、同車載の情報通信装置によ
って通信衛星6を介して基地局8のホストコンピュータ
12に送られ、多くの車両2の現在位置情報が識別情報
と共に蓄積される。物流事業者18は、利用者コンピュ
ータから、自社の車両を特定して、ホストコンピュータ
12に対して、現在位置閲覧要求を送る。これを受けた
ホストコンピュータは、識別情報に基づいて特定された
車両の現在位置情報と識別情報および現在位置に対応す
る地図データを合体して、利用者コンピュータに送り返
す。利用者コンピュータでは、この情報およびデータを
受けて、画面上またはプリンタにより、車両の現在位置
を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両や貨物等の現在
位置を把握するための動態把握システム、特に、異なる
企業や組織においても共有できるシステムを提供するこ
とを目的とする。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両等の位置を把握して管理
を行うシステムが提案され、用いられている。たとえ
ば、特開平9−120500号公報には、次のような業
務車両の管理システムが開示されている。業務車両に
は、GPS(グローバル・ポジショニング・システム)
が搭載され、現在位置を得ることができるようになって
いる。業務車両は、GPSによって得た現在位置を、コ
ントロールセンターに送信する。コントロールセンター
側では、このようにして得た現在位置を、地図の上に重
ねて表示し、業務車両の運行状況を知ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のシステムは、コントロールセンターでなけ
れば、業務車両の現在位置を閲覧して知ることができな
いという問題があった。
【0004】また、一つの企業、組織ごとに、コントロ
ールセンターを含むシステムを構築しなければならず、
全体としての設備投資効率が良くなかった。
【0005】この発明は、上記のような問題点を考慮し
て、複数の企業、組織によって共有可能であり、さら
に、公衆ネットワークに接続可能な場所であれば、動態
把握のための閲覧を行うことのできるシステムを提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の動態把握シス
テムは、移動可能物体に位置標定装置および情報送信装
置を設け、位置標定装置によって標定した移動可能物体
の現在位置情報および当該移動可能物体を特定する識別
情報を情報送信装置によって送信し、公衆ネットワーク
に接続されたホストコンピュータを設け、当該ホストコ
ンピュータは、移動可能物体に設けられた情報送信装置
と通信可能に接続されており、前記情報送信装置からの
現在位置情報を識別情報とともに記憶する現在位置記憶
手段と、地図データを記憶する地図データ記憶手段とを
備えており、公衆ネットワークに接続された利用者コン
ピュータを設け、当該利用者コンピュータから、公衆ネ
ットワークを介して、ホストコンピュータに対し、移動
可能物体の識別情報を指定して、現在位置閲覧申請を行
うと、ホストコンピュータは、現在位置記憶手段に記憶
された当該識別情報に対応する現在位置情報と地図デー
タ記憶手段に記憶された地図データとを合体して利用者
コンピュータに返信し、これを受けた利用者コンピュー
タは、地図上に移動可能物体の位置を表示するようにし
たことを特徴としている。
【0007】請求項2の動態把握システムは、各利用者
コンピュータごとに、現在位置の取得可能な移動可能物
体を、ホストコンピュータに登録しておき、ホストコン
ピュータは、各利用者コンピュータからの現在位置閲覧
申請を受けると、当該利用者コンピュータが取得可能な
移動可能物体に関する申請であるか否かを判断し、取得
可能な移動可能物体に関する申請の場合に限って、現在
位置情報と地図データを返信することを特徴としてい
る。
【0008】請求項3の動態把握システムは、各利用者
コンピュータを使用する利用者ごとに、現在位置の取得
可能な移動可能物体を、ホストコンピュータに登録して
おき、ホストコンピュータは、各利用者からの現在位置
閲覧申請を受けると、当該利用者が取得可能な移動可能
物体に関する申請であるか否かを判断し、取得可能な移
動可能物体に関する申請の場合に限って、現在位置情報
と地図データを返信することを特徴としている。
【0009】請求項4の動態把握システムは、ホストコ
ンピュータが、現在位置閲覧申請を受けて、識別情報に
対応する現在位置情報と地図データとを合体して利用者
コンピュータに返信する際、当該現在位置情報に対応す
る場所の地図データを選択することを特徴としている。
【0010】請求項5の動態把握システムは、公衆ネッ
トワークに接続された基地局を設け、移動可能物体の情
報送信装置が、無線送信によって現在位置情報および識
別情報を基地局に送信し、基地局が公衆ネットワークを
介して、ホストコンピュータに現在位置情報および識別
情報を送信するものであることを特徴としている。
【0011】請求項6の動態把握システムは、移動可能
物体の情報送信装置が、移動可能物体の状況を示す状況
情報も送信するように構成されており、ホストコンピュ
ータは、さらに、送られてきた状況情報を記憶する状況
情報記憶手段を備えており、利用者コンピュータは、識
別情報よって特定される移動可能物体の状況情報も表示
するものであることを特徴としている。
【0012】請求項7の動態把握システムのためのホス
トコンピュータにおいては、当該ホストコンピュータ
は、公衆ネットワークに接続されており、位置標定装置
を有する移動可能物体から送られてくる現在位置情報お
よび当該移動可能物体の識別情報を関連づけて記憶する
現在位置記憶手段と、地図データを記憶する地図データ
記憶手段と、公衆ネットワークを介して接続された利用
者コンピュータから、移動可能物体の識別情報を指定し
た現在位置閲覧申請を受けると、現在位置記憶手段に記
憶された当該識別情報に対応する現在位置情報と地図デ
ータ記憶手段に記憶された地図データとを合体して利用
者コンピュータに返信する現在位置返信手段とを備えて
いる。
【0013】請求項8のプログラムを記録した記録媒体
は、公衆ネットワークに接続されたコンピュータを、位
置標定装置を有する移動可能物体から送られてくる現在
位置情報および当該移動可能物体の識別情報を関連づけ
て記憶する現在位置記憶手段と、地図データを記憶する
地図データ記憶手段と、公衆ネットワークを介して接続
された利用者コンピュータから、移動可能物体の識別情
報を指定した現在位置閲覧申請を受けると、現在位置記
憶手段に記憶された当該識別情報に対応する現在位置情
報と地図データ記憶手段に記憶された地図データとを合
体して利用者コンピュータに返信する現在位置返信手段
として機能させるためのプログラムを記録している。
【0014】請求項9の運行位置掲示装置は、交通機関
車両の運行位置を得るために、当該交通機関の停留所に
設置されるものであって、公衆ネットワークを介して、
ホストコンピュータとの通信を行うための通信制御手段
と、ホストコンピュータからの情報を表示するための表
示手段とを備え、公衆ネットワークを介して、ホストコ
ンピュータに対し、交通機関車両の識別情報を指定し
て、現在位置閲覧申請を行うと、ホストコンピュータ
は、現在位置記憶手段に記憶された当該識別情報に対応
する現在位置情報と地図データ記憶手段に記憶された地
図データとを合体して利用者コンピュータに返信し、こ
れを表示手段において、地図上に交通機関車両の位置を
表示するようにしたことを特徴としている。
【0015】請求項10の運行位置掲示装置は、さら
に、利用者が交通機関車両の識別情報を入力するための
識別情報入力手段を備え、ホストコンピュータに対し
て、識別情報入力手段から入力された識別情報に対応す
る交通機関車両の現在位置閲覧申請を行い、交通機関車
両を選択してその位置を表示できるようにしたことを特
徴としている。
【0016】請求項11の動態把握方法は、移動可能物
体の動きを把握するための方法であって、移動可能物体
に位置標定装置および情報送信装置を設け、位置標定装
置によって標定した移動可能物体の現在位置情報および
当該移動可能物体を特定する識別情報を情報送信装置に
よって送信し、公衆ネットワークに接続されたホストコ
ンピュータを設け、当該ホストコンピュータは、移動可
能物体に設けられた情報送信装置と通信可能に接続され
ており、前記情報送信装置からの現在位置情報を識別情
報とともに記憶しており、公衆ネットワークに接続され
た利用者コンピュータを設け、当該利用者コンピュータ
から、公衆ネットワークを介して、ホストコンピュータ
に対し、移動可能物体の識別情報を指定して、現在位置
閲覧申請を行うと、ホストコンピュータは、現在位置記
憶手段に記憶された当該識別情報に対応する現在位置情
報を利用者コンピュータに返信し、これを受けた利用者
コンピュータは移動可能物体の位置を表示するようにし
たことを特徴としている。
【0017】
【発明の効果】請求項1の動態把握システムおよび請求
項7のホストコンピュータは、ホストコンピュータに
は、地図データを格納しておき、移動可能物体から送ら
れてくる、現在位置情報および識別情報をホストコンピ
ュータに格納し、当該ホストコンピュータを公衆ネット
ワークに接続しておき、利用者は、利用者コンピュータ
から公衆ネットワークを介して、ホストコンピュータに
対して、移動可能物体の識別情報を付して現在位置閲覧
申請を行い、現在位置閲覧申請を受けたホストコンピュ
ータは、識別情報に対応する現在位置情報と地図データ
とを合体して利用者コンピュータに返信し、これを受け
た利用者コンピュータが、地図上に移動可能物体の位置
を表示するようにしたことを特徴としている。
【0018】したがって、公衆ネットワークの利用可能
な場所であれば、現在位置の閲覧を行うことが可能とな
り、利用者コンピュータの設置場所に制約の少ないシス
テムを提供することができる。また、利用者コンピュー
タを複数設けることが容易であるばかりでなく、その新
設、変更等が容易である。つまり、柔軟なシステムを構
築することができる。
【0019】請求項2の動態把握システムは、各利用者
コンピュータごとに、現在位置の取得可能な移動可能物
体を、ホストコンピュータに登録しておき、ホストコン
ピュータは、各利用者コンピュータが取得可能な移動可
能物体に関する申請の場合に限って、現在位置情報と地
図データを返信することを特徴としている。
【0020】したがって、このシステムを複数の企業や
組織が共同して用いる場合であっても、情報共有の範囲
を自在に設定することができる。
【0021】請求項3の動態把握システムは、各利用者
ごとに、現在位置の取得可能な移動可能物体を、ホスト
コンピュータに登録しておき、ホストコンピュータは、
各利用者が取得可能な移動可能物体に関する申請の場合
に限って、現在位置情報と地図データを返信することを
特徴としている。
【0022】したがって、利用者単位で、情報共有の範
囲を自在に設定することができる。
【0023】請求項4の動態把握システムは、ホストコ
ンピュータが、現在位置閲覧申請を受けて、識別情報に
対応する現在位置情報と地図データとを合体して利用者
コンピュータに返信する際、当該現在位置情報に対応す
る場所の地図データを選択することを特徴としている。
【0024】したがって、現在位置に対応して、現在位
置閲覧に必要な地図データだけを送付することができ、
処理速度の向上を図ることができる。
【0025】請求項5の動態把握システムは、移動可能
物体の情報送信装置が、無線送信によって現在位置情報
および識別情報を基地局に送信し、基地局が公衆ネット
ワークを介して、ホストコンピュータに現在位置情報お
よび識別情報を送信するものであることを特徴としてい
る。
【0026】したがって、基地局とホストコンピュータ
を離して設置することができ、それぞれ、無線送信の観
点から基地局に適した場所、保守や点検の観点からホス
トコンピュータに適した場所に設置することが可能とな
る。
【0027】請求項6の動態把握システムは、移動可能
物体の情報送信装置が、移動可能物体の状況を示す状況
情報も送信するように構成されており、ホストコンピュ
ータは、さらに、送られてきた状況情報を記憶する状況
情報記憶手段を備えており、利用者コンピュータは、識
別情報よって特定される移動可能物体の状況情報も表示
するものであることを特徴としている。
【0028】したがって、移動可能物体の状況情報も利
用者コンピュータにおいて得ることができる。
【0029】請求項9の運行位置掲示装置は、公衆ネッ
トワークを介して、ホストコンピュータに対し、交通機
関車両の識別情報を指定して、現在位置閲覧申請を行う
と、ホストコンピュータは、現在位置記憶手段に記憶さ
れた当該識別情報に対応する現在位置情報と地図データ
記憶手段に記憶された地図データとを合体して利用者コ
ンピュータに返信し、これを表示手段において、地図上
に交通機関車両の位置を表示するようにしたことを特徴
としている。
【0030】したがって、停留所において、リアルタイ
ムに交通機関車両の運行状況を知ることができる。
【0031】請求項10の運行位置掲示装置は、さら
に、利用者が交通機関車両の識別情報を入力するための
識別情報入力手段を備え、ホストコンピュータに対し
て、識別情報入力手段から入力された識別情報に対応す
る交通機関車両の現在位置閲覧申請を行い、交通機関車
両を選択してその位置を表示できるようにしたことを特
徴としている。
【0032】したがって、利用者が知りたい特定の交通
機関車両の運行状況を知ることが可能となる。
【0033】請求項11の動態把握方法は、ホストコン
ピュータに、移動可能物体から送られてくる、現在位置
情報および識別情報を格納し、当該ホストコンピュータ
を公衆ネットワークに接続しておき、利用者は、利用者
コンピュータから公衆ネットワークを介して、ホストコ
ンピュータに対して、移動可能物体の識別情報を付して
現在位置閲覧申請を行い、現在位置閲覧申請を受けたホ
ストコンピュータは、識別情報に対応する現在位置情報
を利用者コンピュータに返信し、これを受けた利用者コ
ンピュータが移動可能物体の位置を表示するようにした
ことを特徴としている。
【0034】したがって、公衆ネットワークの利用可能
な場所であれば、現在位置の閲覧を行うことが可能とな
り、利用者コンピュータの設置場所に制約の少ないシス
テムを提供することができる。また、利用者コンピュー
タを複数設けることが容易であるばかりでなく、その新
設、変更等が容易である。つまり、柔軟なシステムを構
築することができる。
【0035】
【発明の実施の形態】図1に、この発明の一実施形態に
よる動態把握システムの構成を示す。移動可能物体であ
る車両2には、位置標定装置であるGPS(グローバル
・ポジショニング・システム)受信機および情報送信装
置が搭載されている。GPSは、各々に原子時計を搭載
した18〜24個の衛星を使用した位置標定のためのシ
ステムであり、GPS受信機の正確な三次元位置(緯
度、経度、標高)、速度、時間を与えることができる。
【0036】GPS受信機によって得られた現在位置情
報は、情報通信装置によって、通信衛星6を介して基地
局8に送信される。その際、車両2に与えられた識別情
報も併せて、送信される。この実施形態では、低軌道周
回衛星(LEO)を利用したが、その他の衛星や地上波通信
等を用いるようにしてもよい。
【0037】基地局にて受信された現在位置情報および
識別情報は、公衆ネットワークであるインターネット1
0を介して、ホストコンピュータ12にメールとして伝
送される。ホストコンピュータ12は、受け取った現在
位置情報および識別情報を蓄積する。このようにして、
多くの車両2の現在位置情報が識別情報とともに蓄積さ
れていく。また、ホストコンピュータ12には、全国各
地の地区別の地図データが蓄積されている。
【0038】利用者である物流事業者18は、利用者コ
ンピュータから、自社の車両2を特定して、ホストコン
ピュータ12に対して、現在位置閲覧要求を送る。これ
を受けたホストコンピュータ12は、識別情報に基づい
て特定された車両2の現在位置情報と識別情報および現
在位置に対応する地図データを合体して、利用者コンピ
ュータに送り返す。
【0039】利用者コンピュータでは、この情報および
データを受けて、画面上(またはプリンタにより)にお
いて、地図の上に車両2の現在位置を表示する。
【0040】他の物流事業者22、レッカー事業者2
0、救急センタ14も同様にして、必要な車両の現在位
置を把握することができる。この場合、ホストコンピュ
ータ12や基地局8、通信衛星6を共有することができ
る。
【0041】図2に、車両2に搭載された端末装置(G
PS受信機と送信装置を含む)の構成を示す。CPU4
2には、GPS制御部24、通信衛星制御部26、地上
波通信制御部28、記憶装置30、キーボード等の入力
装置34、状況収集センサ35、地図データを記録した
CD−ROM等を読みとるための地図データドライブ3
6、ディスプレー38、プリンタ40を備えている。記
憶装置30には、処理のためのプログラムが記憶されて
いる。また、メモリカード32に記憶されたプログラム
やデータを扱うことも可能となっている。地図データド
ライブ36は、車両2において、カーナビゲーションシ
ステムを使用する際に、地図データを記録したCD−R
OMからデータを読みとるために用いる。もちろん、処
理速度に問題がなければ、この地図データを、インター
ネット10を介してホストコンピュータ12から取得す
るようにしてもよい。
【0042】状況収集センサ35は、車両の状況(サイ
ドブレーキの有無、ガソリン量、オイル量等)を検出す
るためのセンサである。この検出結果は、状況情報とし
て、記憶装置30に記憶される。また、センサ35によ
って収集できない状況情報(事故等)は、車両の運転手
が、入力装置34によって入力する。このような状況情
報も、情記憶装置30に記憶される。
【0043】図2の車両端末装置の現在位置送信処理
を、図3にフローチャートにて示す。まず、ステップS
1において、CPU42は、GPS制御部24から位置
情報、時刻情報を取得して、記憶装置30に記憶する。
次に、取得した時刻情報に基づいて、前回の情報送信か
ら所定時間経過したか否かを判断する(ステップS
2)。経過していなければ、ステップS1に戻って、再
び、位置情報、時刻情報の取得記憶を行う。
【0044】所定時間経過していれば、ステップS1に
て取得した位置情報に基づいて、前回送信した現在位置
から所定距離以上移動したか否かを判断する(ステップ
S2)。所定距離以上移動していなければ、ステップS
1に戻って、再び、位置情報、時刻情報の取得記憶を行
う。
【0045】所定距離以上移動していれば、ステップS
1において取得して記憶した最新の現在位置情報、時刻
情報および記憶装置30に記憶されている状況情報とと
もに、車両を識別するために各車両に付されている識別
情報を併せて、衛星通信制御部26から送信する(ステ
ップS4)。また、衛星通信による通信がうまくいかな
い場合には、地上波通信制御部28によって送信を行
う。
【0046】衛星通信の場合には、通信衛星6を介し
て、ホストコンピュータ12に情報が伝達される。地上
波通信の場合には、地上波を用いて、ホストコンピュー
タ12に情報が伝達される。
【0047】図4に、車両端末装置からホストコンピュ
ータに送信されるデータの構成を示す。データの全体
は、図4Aに示すように、車両に固有の識別情報、緯
度、経度等によって構成される現在位置情報、時刻情報
を含んでいる。さらに、識別情報は、図4Bに示すよう
に、当該車両の所属する会社名(下位組織名)、会社内
の部署名、車両名(車両番号)の他に、当該会社が属す
る運送組合名(中位組織名)、当該組合の属する連合会
名(上位組織名)を含んでいる。
【0048】この実施形態のように、識別情報として多
くの情報を含ませることにより、連合会にてデータを共
有する場合、組合内でデータを共有する場合等のそれぞ
れに、柔軟に対応することができる。
【0049】なお、他の実施形態においては、識別情報
として全ての車両ごとにユニークな車両番号(たとえ
ば、車両のナンバープレートの番号)のみを用い、ホス
トコンピュータ側において、会社名や組合名との対応付
けを行うようにしてもよい。
【0050】図5に、基地局8の構成を示す。車両2か
ら衛星6を介して送られてきた電波は、パラボラアンテ
ナ50において受信される。受信・復調部52は、この
電波から、図4のデータを復調する。コンピュータ54
は、このデータを記憶装置(図示せず)に記憶する。さ
らに、コンピュータ54は、通信制御部56を用いて、
インターネット10を介して、このデータをホストコン
ピュータ12に伝送する。この実施形態では、コンピュ
ータ54は、電子メールの形式にてデータを伝送するよ
うにしている。
【0051】図6に、ホストコンピュータ12の構成を
示す。図において、サーバーとして示した部分は、それ
ぞれ独立したコンピュータによって実現しても良いし、
コンピュータ内のソフトウエアによって実現しても良
い。この実施形態では、図8に示す使用者コンピュータ
と同様のハードウエアを持ち、プログラムによって、各
サーバーの機能を実現している。
【0052】基地局8から送られてきた電子メールは、
通信制御部60を介して、メールサーバー64に与えら
れる。メールサーバー64は、送られてきたデータから
識別情報、現在位置情報、状況情報、時刻情報を得て、
情報サーバー62に渡す。情報サーバー62は、これら
を、車両位置情報、車両状況情報として記憶する。
【0053】ホストコンピュータ12には、多くの車両
2からのデータが送られてきている。したがって、たと
えば、図7に示すように、車両位置情報が蓄積されるこ
ととなる。なお、車両状況情報は、その一部(パンクの
有無、残ガソリン量)のみを示した。
【0054】地図サーバー66には、全国地図のデー
タ、各種縮尺の地図データ、細街路図のデータが予め記
憶されている。
【0055】図8に、利用者コンピュータの構成を示
す。メモリ80、CPU82、マウス・キーボード8
4、ハードディスク86、CRT88、プリンタ90、
通信制御部92を備えている。
【0056】利用者コンピュータ側における、現在位置
閲覧申請の処理フローチャートを図9に示す。また、ホ
ストコンピュータ12における、現在位置閲覧申請の処
理フローチャートを図10に示す。なお、図10におい
ては、ホストコンピュータ12全体としてのフローチャ
ートを示している。
【0057】まず、利用者は、利用者コンピュータのマ
ウス・キーボード84から、利用者認証番号を入力する
(図9、ステップS20)。この実施形態では、利用者
認証番号は、利用者コンピュータごとに与えられている
が、利用者ごとに与えるようにしてもよい。CPU82
は、この利用者認証番号を、通信制御部92の制御によ
り、インターネット10を介して、電子メールとしてホ
ストコンピュータ12に送信する(ステップS21)。
【0058】この電子メールは、ホストコンピュータ1
2のメールサーバーによって受信される。これを受け
て、ホストコンピュータ12は、送られてきた利用者認
証番号が正しいものであるか否かを判断する(図10、
ステップS30、ステップS31)。正しい認証番号が
入力されていれば、許可する旨を返信する(ステップS
32)。また、正しくない認証番号が入力されていれ
ば、許可しない旨を返信して終了する(ステップS3
7)。
【0059】利用者コンピュータにおいては、許可する
旨の返信を受けると、現在位置閲覧申請の入力に移る
(図9、ステップS23)。なお、許可しない旨の返信
を受けた場合には、再度、ステップS20に戻って、認
証番号の入力を行う。
【0060】ステップS23においては、利用者コンピ
ュータの使用者は、マウス・キーボード84から、現在
位置を把握したい車両名を特定した現在位置閲覧申請を
入力する。この申請命令は、通信制御部92、インター
ネット10を介して、ホストコンピュータ12に電子メ
ールとして送信される(ステップS24)。
【0061】ホストコンピュータ12は、メールサーバ
ー64によってこの電子メールを受信する(ステップS
33)。申請命令には、現在位置を閲覧したい特定の車
両名(識別情報)が付される。また、会社に属する全て
の車両についてその現在位置を閲覧する場合には、会社
名が付される。また、特定の地域に存在する車両につい
てのみ現時位置を閲覧したい場合には、希望する地域の
指定が付される。
【0062】ホストコンピュータ12には、予め、認証
番号ごとに(つまり、利用者コンピュータごと、あるい
は利用者ごと)、閲覧可能な範囲が記録されている。た
とえば、イ会社の利用者コンピュータからは、a1組合
の車両に関する現在位置情報が閲覧可能であるが、他の
組合の車両に関する現在位置情報は閲覧不可である旨が
記録されている。このような場合には、当該利用者コン
ピュータからは、図7のa2組合に属する車両のデータ
は閲覧することができない。このような限定(車両、地
域、内容等)を設けることにより、システムを共有しつ
つ、企業や組織内だけで利用可能な情報を設定すること
も可能となる。
【0063】ホストコンピュータ12は、送信されてき
た閲覧申請が、許可された範囲内のものであるか否かを
判断する(図10、ステップS34)。範囲内のもので
なければ、情報を返信せずに終了する。
【0064】範囲内のものであれば、閲覧申請に含まれ
ている識別情報に基づいて、サーバー62に格納されて
いる対応する車両位置情報、車両状況情報(図7参照)
を読み出す。さらに、この車両位置情報(特に現在位置
情報)に基づいて、当該位置が含まれる各種縮尺の地図
データを、地図サーバー66から選択する(ステップS
35)。また、閲覧申請に地域指定が含まれいている場
合には、当該地域が含まれる各種縮尺の地図データを、
地図サーバー66から選択する。
【0065】次に、ホストコンピュータ12は、選択取
得した地図データに、対応する車両位置をポインティン
グし識別情報、時刻を付加する(ステップS36)。こ
の処理は、ウエブ・CGIサーバー68にて行われ、そ
の結果は、車両状況情報とともにHTML形式のデータとし
て返信される(ステップS37)。
【0066】利用者コンピュータは、これを受けて、C
RT88に、地図及び車両の位置、車両の状況を表示す
る(図9、ステップS25)。
【0067】図11に、利用者コンピュータのCRT8
8に表示画面例を示す。画面では、3台の車両が表示さ
れている。
【0068】なお、この実施形態では、車両にGPS受
信機と送信装置を設けているが、コンテナ等にこれを設
ければ、荷物の現在位置を把握することが可能である。
荷物の位置情報は、車両と同じように、ホストコンピュ
ータ12の情報サーバー62に格納され(図6参照)、
利用者コンピュータから閲覧できる。また、車両と同様
に、センサによって、コンテナの状況(扉の開閉等)を
コンテナ状況情報として送信し、情報サーバー62に格
納して、利用者コンピュータから閲覧するようにしても
よい。
【0069】また、ホストコンピュータ12の情報サー
バー62には、道路情報センター16からの道路混雑情
報や気象情報等も格納するようにしている。この情報
は、利用者コンピュータから閲覧できるようになってい
る。
【0070】さらに、荷主からの求車情報、物流事業者
からの求荷情報等についても、利用者コンピュータか
ら、情報サーバー62に登録可能とし、利用できるよう
にしている。
【0071】また、各利用者は、配車計画(配車情報)
および運行管理情報(運行実績)を情報サーバー62に
蓄積して、利用することができる。特に、運行実績は、
各車両から送られてくる現在位置に基づいて、自動的に
作成されるので、処理負担が少ない。
【0072】なお、上記実施形態においては、全ての地
図データをホストコンピュータ12においている。しか
しながら、頻繁に使用する地図データ(たとえば、広域
地図データ)については、各利用者コンピュータ側に格
納するようにしてもよい。また、可能であれば、全ての
地図データを、利用者コンピュータに格納しておけば、
処理速度が向上する。
【0073】なお、上記実施形態では、物流を行う車両
を例にとって説明したが、緊急自動車の出動管理、レッ
カー自動車の作業管理に用いることができる。また、車
の動態管理だけでなく、セールスマン等の人の巡回先管
理等にも用いることができる。
【0074】図12に、この発明の一実施形態による、
交通機関車両の運行把握システムを示す。この実施形態
では、交通機関車両としての路線運行バス3に、GPS
受信機と情報送信装置が搭載されている。図1の実施形
態と同じようにして、ホストコンピュータ12に、バス
3の識別情報、現在位置情報、状況情報が記憶される。
【0075】各停留所には、インターネット10を介し
て接続された運行位置掲示装置102、104、106
が、設けられている。この運行位置掲示装置102、1
04、106の構成を、図13に示す。無線通信制御部
93、アンテナ95によって、インターネットを介し
て、ホストコンピュータ12と接続されている。その基
本的な動作は、図8の利用者コンピュータと同様であ
る。ただし、CPU82の制御により、当該運行位置掲
示装置の載置された停留所に関係するバス3の現在位置
を取得するように、自動的に閲覧要求命令が発せられ
る。これにより、その停留所に関連するバス3の位置
が、自動的に、運行位置掲示装置において表示される。
利用者は、これを見て、乗ろうとしているバスが、現在
どの位置にいるのかを知ることができる。また、バスの
状況情報も併せて表示すれば、事故等による運行停止等
を知ることができる。
【0076】なお、路線の多い停留所では、利用者が、
閲覧を必要とする路線を選択できるように、路線選択ボ
タンを設けてもよい。この場合には、選択された路線の
バスの位置のみが、運行位置掲示装置において表示され
る。
【0077】停留所に設置された運行位置掲示装置を図
14に示す。この実施形態では、停留所を示す設置物に
運行位置掲示装置を組み込んでいる。この運行位置掲示
装置には、上部にアンテナ95、側面に液晶ディスプレ
イ88が設けられている。液晶ディスプレイ88には、
バス3の運行状況が表示される。図では、この運行位置
掲示装置が置かれている停留所がGであり(2重丸によ
って表示されている)、路線283のバスは、一つ手前
の停留所Cより前を走行中であることが分かる。また、
路線306のバスは、まもなく到着することが分かる。
【0078】このようにして、利用者に対してリアルタ
イムに運行状況を知らせることができ、利便性の向上を
図ることができる。
【0079】また、この運行状況は、インターネットに
接続可能なコンピュータ(利用者コンピュータ108)
からであれば閲覧可能であるから、家庭や企業において
も容易に利用することができる。
【0080】さらに、携帯用コンピュータを無線モデム
によってインターネットと接続するようにすれば、移動
中であっても運行状況を閲覧することができる。
【0081】上記実施形態では、バスの運行状況につい
て説明したが、鉄道や飛行機等その他の交通機関につい
ても適用することができる。また、バス、鉄道等の運行
状況を、集中監視することにより、利便性の向上を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態による動態把握システム
を示す図である。
【図2】車両端末装置の構成を示す図である。
【図3】現在位置送信処理のフローチャートを示す図で
ある。
【図4】現在位置閲覧申請のデータ構造を示す図であ
る。
【図5】基地局8の構成を示す図である。
【図6】ホストコンピュータ12の構成を示す図であ
る。
【図7】情報サーバーに蓄積される車両位置情報を示す
図である。
【図8】利用者コンピュータの構成を示す図である。
【図9】利用者コンピュータにおける、現在位置閲覧申
請の処理を示すフローチャートである。
【図10】ホストコンピュータにおける、現在位置閲覧
申請の処理を示すフローチャートである。
【図11】利用者コンピュータにおいて、表示される閲
覧画面を示す図である。
【図12】この発明の一実施形態による運行掲示システ
ムの構成を示す図である。
【図13】運行位置掲示装置の構成を示す図である。
【図14】バス停の構造物に運行位置掲示装置を組み込
んだ状態を示す図である。
【符号の説明】
2・・・車両 6・・・通信衛星 8・・・基地局 10・・・インターネット 12・・・ホストコンピュータ 18・・・物流事業者
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 潤井 寛 大阪府大阪市西区京町堀二丁目7番4号 サテライト コミュニケーション ジャパ ン株式会社内 (72)発明者 森田 秀樹 大阪府大阪市西区京町堀二丁目7番4号 サテライト コミュニケーション ジャパ ン株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動可能物体の動きを把握するためのシス
    テムであって、 移動可能物体に位置標定装置および情報送信装置を設
    け、位置標定装置によって標定した移動可能物体の現在
    位置情報および当該移動可能物体を特定する識別情報を
    情報送信装置によって送信し、 公衆ネットワークに接続されたホストコンピュータを設
    け、 当該ホストコンピュータは、移動可能物体に設けられた
    情報送信装置と通信可能に接続されており、前記情報送
    信装置からの現在位置情報を識別情報とともに記憶する
    現在位置記憶手段と、地図データを記憶する地図データ
    記憶手段とを備えており、 公衆ネットワークに接続された利用者コンピュータを設
    け、 当該利用者コンピュータから、公衆ネットワークを介し
    て、ホストコンピュータに対し、移動可能物体の識別情
    報を指定して、現在位置閲覧申請を行うと、ホストコン
    ピュータは、現在位置記憶手段に記憶された当該識別情
    報に対応する現在位置情報と地図データ記憶手段に記憶
    された地図データとを合体して利用者コンピュータに返
    信し、これを受けた利用者コンピュータは、地図上に移
    動可能物体の位置を表示するようにしたことを特徴とす
    る動態把握システム。
  2. 【請求項2】請求項1の動態把握システムにおいて、 各利用者コンピュータごとに、現在位置の取得可能な移
    動可能物体を、ホストコンピュータに登録しておき、 ホストコンピュータは、各利用者コンピュータからの現
    在位置閲覧申請を受けると、当該利用者コンピュータが
    取得可能な移動可能物体に関する申請であるか否かを判
    断し、取得可能な移動可能物体に関する申請の場合に限
    って、現在位置情報と地図データを返信することを特徴
    とするもの。
  3. 【請求項3】請求項1の動態把握システムにおいて、 各利用者コンピュータを使用する利用者ごとに、現在位
    置の取得可能な移動可能物体を、ホストコンピュータに
    登録しておき、 ホストコンピュータは、各利用者からの現在位置閲覧申
    請を受けると、当該利用者が取得可能な移動可能物体に
    関する申請であるか否かを判断し、取得可能な移動可能
    物体に関する申請の場合に限って、現在位置情報と地図
    データを返信することを特徴とするもの。
  4. 【請求項4】請求項1の動態把握システムにおいて、 ホストコンピュータは、現在位置閲覧申請を受けて、識
    別情報に対応する現在位置情報と地図データとを合体し
    て利用者コンピュータに返信する際、当該現在位置情報
    に対応する場所の地図データを選択することを特徴とす
    るもの。
  5. 【請求項5】請求項1の動態把握システムにおいて、 前記公衆ネットワークに接続された基地局を設け、 移動可能物体の情報送信装置は、無線送信によって現在
    位置情報および識別情報を基地局に送信し、 基地局は公衆ネットワークを介して、ホストコンピュー
    タに現在位置情報および識別情報を送信するものである
    ことを特徴とするもの。
  6. 【請求項6】請求項1の動態把握システムにおいて、 前記移動可能物体の情報送信装置は、移動可能物体の状
    況を示す状況情報も送信するように構成されており、 前記ホストコンピュータは、さらに、送られてきた状況
    情報を記憶する状況情報記憶手段を備えており、 前記利用者コンピュータは、識別情報よって特定される
    移動可能物体の状況情報も表示するものであることを特
    徴とするもの。
  7. 【請求項7】移動可能物体の動態を把握するシステムの
    ためのホストコンピュータであって、 当該ホストコンピュータは、公衆ネットワークに接続さ
    れており、 位置標定装置を有する移動可能物体から送られてくる現
    在位置情報および当該移動可能物体の識別情報を関連づ
    けて記憶する現在位置記憶手段と、 地図データを記憶する地図データ記憶手段と、 公衆ネットワークを介して接続された利用者コンピュー
    タから、移動可能物体の識別情報を指定した現在位置閲
    覧申請を受けると、現在位置記憶手段に記憶された当該
    識別情報に対応する現在位置情報と地図データ記憶手段
    に記憶された地図データとを合体して利用者コンピュー
    タに返信する現在位置返信手段とを備えた動態把握シス
    テムのためのホストコンピュータ。
  8. 【請求項8】移動可能物体の動態を把握するシステムの
    ためのホストをコンピュータによって実現するためのプ
    ログラムを記録した記録媒体であって、 公衆ネットワークに接続されたコンピュータを、 位置標定装置を有する移動可能物体から送られてくる現
    在位置情報および当該移動可能物体の識別情報を関連づ
    けて記憶する現在位置記憶手段と、 地図データを記憶する地図データ記憶手段と、 公衆ネットワークを介して接続された利用者コンピュー
    タから、移動可能物体の識別情報を指定した現在位置閲
    覧申請を受けると、現在位置記憶手段に記憶された当該
    識別情報に対応する現在位置情報と地図データ記憶手段
    に記憶された地図データとを合体して利用者コンピュー
    タに返信する現在位置返信手段として機能させるための
    プログラムを記録した記録媒体。
  9. 【請求項9】交通機関車両の運行位置を得るために、当
    該交通機関の停留所に設置される運行位置掲示装置であ
    って、 公衆ネットワークを介して、ホストコンピュータとの通
    信を行うための通信制御手段、 ホストコンピュータからの情報を表示するための表示手
    段、 を備え、 公衆ネットワークを介して、ホストコンピュータに対
    し、交通機関車両の識別情報を指定して、現在位置閲覧
    申請を行うと、ホストコンピュータは、現在位置記憶手
    段に記憶された当該識別情報に対応する現在位置情報と
    地図データ記憶手段に記憶された地図データとを合体し
    て利用者コンピュータに返信し、これを表示手段におい
    て、地図上に交通機関車両の位置を表示するようにした
    ことを特徴とする運行位置掲示装置。
  10. 【請求項10】請求項9の運行位置掲示装置において、
    さらに、 利用者が交通機関車両の識別情報を入力するための識別
    情報入力手段を備え、 ホストコンピュータに対して、識別情報入力手段から入
    力された識別情報に対応する交通機関車両の現在位置閲
    覧申請を行い、 交通機関車両を選択してその位置を表示できるようにし
    たことを特徴とするもの。
  11. 【請求項11】移動可能物体の動きを把握するための方
    法であって、 移動可能物体に位置標定装置および情報送信装置を設
    け、位置標定装置によって標定した移動可能物体の現在
    位置情報および当該移動可能物体を特定する識別情報を
    情報送信装置によって送信し、 公衆ネットワークに接続されたホストコンピュータを設
    け、 当該ホストコンピュータは、移動可能物体に設けられた
    情報送信装置と通信可能に接続されており、前記情報送
    信装置からの現在位置情報を識別情報とともに記憶して
    おり、 公衆ネットワークに接続された利用者コンピュータを設
    け、 当該利用者コンピュータから、公衆ネットワークを介し
    て、ホストコンピュータに対し、移動可能物体の識別情
    報を指定して、現在位置閲覧申請を行うと、ホストコン
    ピュータは、現在位置記憶手段に記憶された当該識別情
    報に対応する現在位置情報を利用者コンピュータに返信
    し、これを受けた利用者コンピュータは、地図上に移動
    可能物体の位置を表示するようにしたことを特徴とする
    動態把握方法。
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