JPH11134226A - 情報記録方法 - Google Patents

情報記録方法

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JPH11134226A
JPH11134226A JP9294460A JP29446097A JPH11134226A JP H11134226 A JPH11134226 A JP H11134226A JP 9294460 A JP9294460 A JP 9294460A JP 29446097 A JP29446097 A JP 29446097A JP H11134226 A JPH11134226 A JP H11134226A
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JP9294460A
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Masahiro Tamegai
正博 為我井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オープンしている複数のファイルをクローズ
するときに、光カードの記録容量が不足し、バッファメ
モリのデータやオープンしているファイルのディレクト
リを記録できないことがある。 【解決手段】 ファイルのアクセス要求を実行する前
に、データを記録する光カードの残り容量、アクセス要
求を実行したときにデータを記録するのに必要と予測さ
れる容量、及びディレクトリを記録するのに必要と予測
される容量に基づいてアクセス要求を実行するか否かを
判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光カードなどの記
録情報担体に情報を記録する情報記録方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、光学的に情報を記録したり、ある
いは記録された情報を読み出す記録担体の形態として
は、ディスク状、カード状、テープ状のものなど各種の
ものが知られている。このうち、カード状の記録担体
(以下、光カードという)は小型、軽量で持ち運びに便
利な上、大容量の記録容量を有するために今後追記型記
録媒体として大きな需要が見込まれている。
【0003】ここで、本願出願人は、光カードなどの記
録媒体の記録領域が少なくなったときにディレクトリを
確実に記録できる方法を特開平6−266602号公報
で提案している。以下、この記録方法について説明す
る。まず、図8は光カードの記録面を示している。図中
1は光カード、2は情報記録領域である。情報記録領域
2にはトラッキングトラック31 〜3n+1 が平行に多数
配列され、その各トラッキングトラックの間に情報を記
録するための情報トラック41 〜4n が設けられてい
る。また、各情報トラックの両端部には情報トラックを
識別するための物理的トラックナンバー51 〜5n が記
録されている。
【0004】ところで、このような光カード、特に情報
の消去が不可能な追記式の光カードは寸法がクレジット
カード程度ではあるが、このサイズであっても大容量の
記録容量を持っている。例えば、光カードの寸法を85
mm×55mm、情報トラックピッチを20μm、1ビ
ットの記録長を5μmとすると、光カードのトラック数
は2750本、1トラック当りのビット容量は1700
0ビット、バイト容量では2125バイトとなる。これ
だけの大容量のメモリのデータを管理するには、ディレ
クトリによるファイル管理が必要である。通常、ディレ
クトリとしては図9に示すようにファイル名、ファイル
長、先頭データトラック番号などファイル管理に必要な
情報からなっていて、このディレクトリを記録媒体の一
部に書き込んで、データの記録や再生時にはディレクト
リをもとにファイルの管理を行っている。
【0005】図8の光カードは以上のようなディレクト
リによるファイル管理のために、情報記録領域2はファ
イルデータを記録するためのデータ部10と、ディレク
トリを記録するためのディレクトリ部20に分けられて
いる。データ部10は1トラックが1セクタとして構成
され、先頭の情報トラック4n から順にデータ101
102 ,…10m が記録される。一方、ディレクトリ部
20は1トラックが4セクタとして構成され、データ部
10とは反対側の情報トラック41 から順にディレクト
リ201 ,202 ,…20n が記録される。
【0006】図10は特開平6−266602号公報に
よる情報記録方法を示したフローチャートである。図1
0において、まず、光カード1にファイルデータを追記
する場合、ファイルデータの記録後にファイルデータを
管理するためのディレクトリを記録する必要がある。ま
た、ディレクトリはディレクトリ部20の最終ディレク
トリ部(以下、EODという)の次のセクタに記録され
るため、最終ディレクトリの記録位置が分からない場合
は、最終ディレクトリ検索する処理を行う。また、ファ
イルデータもデータ部10の最終データ(以下、EOS
という)の次のセクタから記録されるため、予め最終デ
ータの記録位置がわかっていないときは最終データを検
索する処理を行う。
【0007】従って、始めに最終ディレクトリが検出さ
れているか否かを判断し(S1)、もし検出されていな
ければ光カード1のディレクトリ部20を検索して最終
ディレクトリの検出を行う(S2)。次いで、最終デー
タの記録位置が検出されているか否かを判断し(S
3)、検出されていなければデータ部10を検索して最
終データの検出処理を行う(S4)。最終ディレクトリ
や最終データを検出するには、例えばディレクトリ(デ
ータ)が記録されているトラックから連続して何も記録
されていないトラックが所定数続いたときに前記ディレ
クトリ(データ)を最終ディレクトリ(データ)として
検出する。
【0008】最終ディレクトリ及び最終データを検出す
ると、次に記録するデータのトラックWDT_TRKか
ら最終ディレクトリのトラックであるEOD_TRKを
引いた値と予め決められた値N1 を比較する(S5)。
このN1 は光カードの最終データの記録位置を検出する
のに用いる数値で、後述する最終ディレクトリの記録位
置を検出する数値N2 とは異なる値に設定されている。
1 は数本程度、N2はこれよりも少ない値に設定さ
れ、N1 >N2 となるようにそれぞれの値が決められて
いる。一方、WDT_TRKからEOD_TRKを引い
た値は、光カードの全トラックにおけるデータ部とディ
レクトリ部の残りトラック数を表わすもので、この残り
トラック数と前述したN1 を比較する。
【0009】ここで、もし、残りトラック数がN1 より
も小さい場合は、データ部10の記録領域がなくなった
と判断して、記録処理をエラー終了する。一方、残りト
ラック数がN1 よりも大きい場合は、図8の光カードの
データ部10のWDT_TRKで示される情報トラック
に1セクタ分のデータを記録する(S6)。次いで、1
セクタのデータを記録したことによりWDT_TRK、
EOS_TRKをそれぞれ更新し(S7)、1ファイル
のデータを記録したかどうかが判断する(S8)。記録
していないデータが残っていれば、再びS5に戻って同
様の処理を行い、このS5〜S8の処理を繰り返すこと
によってファイルデータを光カードの情報トラックに1
セクタづつ記録していく。
【0010】ファイルデータの記録を終了すると、先に
検出した最終ディレクトリのトラックのEOD_TRK
から次に記録するディレクトリのトラックWDR_TR
Kを引いた値と予め決められた値N2 を比較する(S
9)。N2 は前述のように光カードの最終ディレクトリ
の記録位置を検出するのに用いる値で、最終データの記
録位置を検出するのに用いるN1 よりも小さく設定され
た数値である。また、EOD_TRKからWDR_TR
Kを引いた値は、光カードの全トラックにおけるデータ
部とディレクトリ部の残りトラック数を表わす。ここ
で、この残りトラック数とN2 を比較すると、N1 >N
2 に設定されているために、比較結果は必らずEOD_
TRK−WDR_TRK>N2 となり、ディレクトリを
記録するための記録領域がなくなることはない。
【0011】次いで、先に記録されたファイルデータを
管理するためのディレクトリ、即ち図9のファイル名、
ファイル長などのファイル管理情報を光カードのディレ
クトリ部20に記録する(S10)。また、ディレクト
リを記録したことによりWDR_TRKとEOD_TR
Kをそれぞれ更新する(S11)。このトラックの更新
処理は図8に示したように、1トラックに4つのディレ
クトリが記録されるために、ディレクトリを4回記録す
るごとに1回の更新を行う。以上で一連のファイルデー
タの記録処理を終了する。この記録方法によれば、光カ
ードに順次ファイルデータを記録していってデータ部の
記録領域がなくなったとしても、N1 −N2 の分を最終
ディレクトリを記録するためのトラックとして確保する
ことができ、ファイルデータは記録したにも拘わらずデ
ィレクトリは記録できないということはなく、最後に記
録したファイルのデータのディレクトリを必らず記録す
ることができる。
【0012】また、本願出願人は、複数のファイルをラ
イトモードで同時にオープンして各々のファイルに情報
を記録する方法を、特願平9−34809号として出願
している。この記録方法は、記録媒体にファイルデータ
を記録する場合、ホストコンピュータのバッファメモリ
がなくなったときにバッファメモリのデータを記録媒体
に記録し、また、記録したデータを管理する情報をメモ
リに蓄え、ファイルのクローズ時にメモリに蓄えた管理
情報をディレクトリとして記録するというものである。
以上の2つの情報記録方法においては、ファイルが記録
モードでオープンされ、何もデータを記録せずにクロー
ズしてもファイルのエントリのみ作成する必要があるた
め、ディレクトリを記録する必要がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来におい
ては、ホストコンピュータに外部記憶装置を接続し、ホ
ストコンピュータによって外部記憶装置を制御すること
で光カードに情報を記録または再生している。ホストコ
ンピュータ上のソフトウェアの構成としては、アプリケ
ーション、OS(基本ソフト)、デバイスドライバーか
らなっていて、アプリケーションの指示のもとにデバイ
スドライバーによって外部記憶装置を制御している。こ
こで、上記従来例の複数のファイルをライトモードで同
時にオープンして記録する方法においては、ファイルの
記録を担うデバイスドライバーはバッファメモリに蓄積
されたデータやファイルのクローズ時に記録するディレ
クトリを考慮せずに記録担体の実際の残り容量(未記録
領域)によってアプリケーションから渡されたデータを
記録可能か否かを判断している。
【0014】しかしながら、このような方法では、未記
録領域がわずかでも残っていれば、デバイスドライバー
はアプリケーションからのデータをキャッシュ(バッフ
ァメモリ)に蓄えるので、キャッシュのデータ量の合計
が未記録領域の容量を越えることがある。そのため、フ
ァイルのクローズ時にキャッシュのデータを記録担体に
記録できないことがあった。更に、バッファメモリのデ
ータやファイルのクローズ時のディレクトリを考慮せず
にアプリケーションからのライトモードのファイルオー
プンを無条件に許可しているので、ライトモードで多く
のファイルが同時にオープンされ、クローズされたとき
にディレクトリを記録するのに必要な領域が未記録領域
の容量を越えてしまうことがあり、すべてのディレクト
リを記録できないという問題があった。
【0015】また、図10で説明した記録方法では、N
1 (最終データ記録位置を検出するのに用いる数値)と
2 (最終ディレクトリ記録位置を検出するのに用いる
数値)との差は、データ記録終了後に記録できるディレ
クトリの個数Rを表わす。しかし、Rがシステム固定で
あると、R個を越える多くのファイルがライトモードで
同時にオープンされた場合、すべてのファイルをクロー
ズするときに、ディレクトリをすべて記録できないとい
う問題があった。
【0016】更に、本願出願人は、特開昭63−690
72号公報及び特開昭63−91888号公報において
消去ディレクトリを用いて記録媒体の不要なデータを論
理的に消去する方法を提案している。即ち、追記型記録
媒体において実際には消去することができないファイル
に関してファイルを消去したことを示す消去ディレクト
リを新たにディレクトリ部に記録することにより、ファ
イルを論理的に消去したものとして扱うというものであ
る。また、この消去ディレクトリを用いることにより、
ファイル名の変更も可能である。ファイル名を変更する
場合は、消去ディレクトリを記録後、ファイル名のみ異
なり、先頭データトラック番号などのアドレス情報は同
一の新たなディレクトリを記録すればよい。これは、フ
ァイルの属性などを変更する場合にも応用が可能であ
る。
【0017】ところで、前述のように複数のファイルを
ライトモードで同時にオープンして記録する方法では、
バッファメモリのデータやファイルのクローズ時に記録
するディレクトリを考慮せずにアプリケーションからフ
ァイルの消去命令やファイル名の変更命令を実行してい
る。しかしながら、ライトモードで複数のファイルが同
時にオープンしている間、クローズしているファイルの
消去命令が発行されると、消去ディレクトリを記録して
しまう。また、ファイル名の変更命令が発行されると、
消去ディレクトリと変更後のファイル名の変更のための
ディレクトリの2つのディレクトリを記録してしまう。
そのため、記録担体の残り容量が減少し、消去するファ
イル数やファイル名を変更するファイル数によってはオ
ープンしているファイルをクローズするときに、バッフ
ァメモリの記録データやディレクトリを記録する領域が
不足し、すべてのデータやディレクトリを記録できない
ことがあった。
【0018】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、記録
担体の容量が不足することなく、データやディレクトリ
を確実に記録することが可能な情報記録方法を提供する
ことを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、ファイ
ルへのアクセス要求を実行する前に、データを記録する
情報記録担体の残り容量、前記アクセス要求を実行した
ときにデータを記録するのに必要と予測される容量、及
びディレクトリを記録するのに必要と予測される容量に
基づいて前記アクセス要求を実行するか否かを判断する
ことを特徴とする情報記録方法によって達成される。
【0020】また、本発明の目的は、ファイルごとに記
録要求のデータを蓄積するためのバッファメモリと、フ
ァイルデータを管理するための管理情報を格納するメモ
リとを用い、複数のファイルを同時にオープンして各々
のファイルのデータを情報記録担体に記録し、且つファ
イルのクローズ時に前記メモリの管理情報を前記記録担
体にディレクトリとして記録する方法において、前記フ
ァイルへのアクセス要求を実行する前に、前記記録担体
の残り容量、前記アクセス要求を実行したときにデータ
を記録するのに必要と予測される容量、オープンしてい
るすべてファイルをクローズしたときにディレクトリを
記録するのに必要と予測される容量に基づいて前記アク
セス要求を実行するか否かを判断することを特徴とする
情報記録方法によって達成される。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。まず、本発明の第1
の実施形態について説明する。図1は本発明の情報記録
方法に係るホストコンピュータと情報記録再生装置から
なる情報記録再生システムの構成例を示している。図1
において、31は情報記録担体に情報を記録、再生する
情報記録再生装置(以下、ドライブという)である。ド
ライブ31は上位制御装置のホストコンピュータ32に
接続され、ホストコンピュータ32の制御に基づいて情
報の記録、再生を行う。情報記録担体としては図8の光
カード1を用いている。37は不図示の搬送機構を駆動
して、光カード1をドライブ31内の所定位置に導入
し、また、所定位置にて光カード1をR方向に往復移動
させ、更に光カード1を機外に排出するためのカード送
りモータである。38は光源の半導体レーザを含む光ビ
ーム照射光学系であり、情報の記録、再生時には光源の
光ビームを微小光スポットに絞って光カード1上に照射
する。
【0022】また、39は光カード1から反射された光
を検出する光検出器、40は光ビーム照射光学系38の
一部を駆動して光カード1面上の光スポットのピント位
置をZ方向、即ち光カード面と垂直方向に移動させてオ
ートフォーカス制御を行うためのAFアクチュエータ、
41は光ビーム照射光学系38の一部を駆動して光カー
ド1面上の光スポットをY方向、即ち光カードの情報ト
ラックに直交する方向に移動させてオートトラッキング
制御を行うためのATアクチュエータである。これらの
光ビーム照射光学系38、光検出器39、AFアクチュ
エータ40、ATアクチュエータ41を含んで光ヘッド
50が構成されている。36は光ヘッド50をY方向に
移動させて光スポットを所望のトラックにアクセスする
ためのヘッド送りモータである。
【0023】MPU33はドライブ31内の各部を制御
するためのプロセッサ回路であってROM、RAMを内
蔵している。MPU33はヘッド送りモータ36、カー
ド送りモータ37などを制御し、また、ホストコンピュ
ータ32とデータの送受信を行う。AT/AF制御回路
34は光検出器39からの出力信号をもとにAFアクチ
ュエータ40とATアクチュエータ41を駆動し、光ビ
ーム照射光学系38からの光スポットがカード面に焦点
を結ぶように、また、光スポットが情報トラックに追従
して走査するように、オートフォーカス制御とオートト
ラッキング制御を行う。
【0024】変復調回路35はMPU33の制御に基づ
いて記録情報を変調し、再生情報を復調するための回路
である。情報の記録時には、ホストコンピュータ32か
らの記録データを変復調回路33で変調し、変調信号に
応じて光ビーム照射光学系38内の光源を駆動すること
によって、光カード1上に情報の記録を行う。また、情
報の再生時には、光ビーム照射光学系38から光カード
1に再生用の光ビームを照射し、光検出器39で光カー
ド1からの反射光を検出し、変復調回路35で光検出器
39の信号をもとに記録情報を復調する。復調された情
報はMPU33からホストコンピュータ32に転送され
る。なお、一般に光カード1は媒体の性質上エラー率が
高いので、信頼性の高い情報記録が要求される場合は、
誤り訂正手段が必要である。
【0025】ここで、通常、ホストコンピュータ32に
は、2次記憶装置としてハードディスクやフロッピーデ
ィスクが搭載され、これらのハードディスクやフロッピ
ーディスクのデバイスドライバーは予めオペレーティン
グシステム(OS)に標準で装備されている。一方、新
規デバイスである光カード用のデバイスドライバーはド
ライブメーカーが提供しており、従来のデバイスと同様
の機能を提供することによって、アプリケーションの開
発を容易にしている。
【0026】図2はホストコンピュータ32内のソフト
ウェアの概念図を示している。まずアプリケーションS
F1からのファイルのオープン、クローズ、あるいは記
録、再生などの要求は、オペレーティングシステム(O
S)SF2を介してデバイスドライバーSP3に伝えら
れる。デバイスドライバーSF3では、与えられた要求
に対してハードウェアを直接操作し、ホストコンピュー
タ32の外部に接続されたドライブ31を動作させる。
また、デバイスドライバーSF3はドライブ31の動作
結果をオペレーティングシステムを介してアプリケーシ
ョンSF1に通知する。
【0027】ここで、例えば、デバイスドライバーSF
3はアプリケーションSF1からの記録要求に対し、外
部のドライブ31を動作させずに、記録データをデバイ
スドライバーSF3の内部のバッファメモリ(キャッシ
ュ)に保存するキャッシュ技術を用いる場合がある。光
カードのような書き換え不可能な記録担体においてはア
プリケーションSF1から渡された1セクタに満たない
データを記録すると、冗長が増すため、ライトキャッシ
ュ技術は必須となっている。
【0028】次に、本発明の第1の実施形態による情報
記録方法を図3を参照しながら説明する。なお、本実施
形態では、図2のデバイスドライバーSF3はアプリケ
ーションSF1から記録要求のあったデータはすべてバ
ッファメモリ(ライトキャッシュ)に蓄えるものとし、
また、デバイスドライバーSF3のライトキャシュの大
きさは便宜的に無限であるものとする。また、本実施形
態では、特願平9−34809号に記載しているよう
に、複数のファイルごとに記録データを蓄積するための
バッファメモリとファイルを管理するワークメモリを備
えている。そして、アプリケーションからの記録要求の
データをファイルごとにバッファメモリに蓄積し、バッ
ファメモリが一杯になったらバッファメモリのデータを
記録担体に記録し、更に、ファイルのクローズ時にワー
クメモリの管理情報を記録担体にディレクトリとして記
録するものとする。これは、以下のすべての実施形態に
おいて同じである。
【0029】図3において、まず、本実施形態では、ア
プリケーションからファイルの書き込み要求が発行され
たものとする。デバイスドライバーは書き込み要求を受
け取ると、図8の光カードの最終ディレクトリ(EO
D)の記録位置、及び最終データ(EOS)の記録位置
を検索する処理を行う(S301〜S304)。このE
ODとEOSを検索する処理は図10のS1〜S4の処
理と同じである。また、本実施形態では、EODとEO
Sを検出する場合、特開平1−43844号公報に記載
されているようにディレクトリが記録されているトラッ
クから未記録のトラックが連続して所定数N続いたとき
に、そのディレクトリとEOSとして検出し、同様にデ
ータが記録されているトラックから未記録のトラックが
連続して所定数N続いたときに、そのデータをEOSと
して検出するものとする。これも、以下のすべての実施
形態において同じである。
【0030】EODとEOSを検出すると、デバイスド
ライバーはバッファメモリ上のデータと記録要求のデー
タの両方を光カードに記録したときに必要と予測される
トラック数CAS_TRK、ファイルのクローズ時にデ
ィレクトリを記録するのに必要と予測されるトラック数
CAD_TRKを考慮して、記録要求のデータを光カー
ドに記録可能か否かを判断する(S305)。具体的に
は、EODのアドレスをEOD_TRK、次に記録する
トラックをWDT_TRKとして、 WDT_TRK−EOD_TRK−(CAD_TRK+CAS_TRK)≧N …(1) の演算を行い、(1)式の結果によって光カードに記録
要求のデータを記録可能かどうかを判断する。
【0031】ここで、(WDT_TRK−EOD_TR
K)は光カード全体の残り容量、(CAD_TRK+C
AS_TRK)はこれからデータとディレクトリを記録
するのに必要な容量である。従って、S305の判定結
果がYESであれば、光カードに最小限必要なトラック
数N以上の残り容量があるので、記録要求のデータをバ
ッファメモリに格納して(S306)、処理を終了す
る。但し、記録要求のデータとバッファメモリ上のデー
タがファイル内の領域において重複している場合は、重
複している領域について記録要求のデータをバッファメ
モリのデータに上書きし、残りの記録要求のデータをバ
ッファメモリに格納する。一方、S305の判定がNO
であれば、光カードの残り容量がN以下であるので、ア
プリケーションに記録領域がない旨を通知して処理をエ
ラー終了する。
【0032】また、CAS_TRKを算出する場合、例
えば次のように算出する。即ち、バッファメモリ上に存
在するデータを記録するために必要なセクタ数をn、記
録要求のデータを記録するために必要なセクタ数をL、
Lとnのファイル上の領域で重複するセクタ数をv、デ
ータ領域の1トラック当りのセクタ数をr、EODトラ
ックの未記録セクタ数をwとすると、CAS_TRK
は、 CAS_TRK=(L+n−v−w+r−1)/r … (2) の演算によって得られる。但し、この計算は整数域で行
う。
【0033】更に、CAD_TRKは、例えば次のよう
に算出する。即ち、ライトモードでオープンしているフ
ァイル数をK(K>0)、EODトラックの未記録セク
タ数をp、ディレクトリ領域の1トラック当りのセクタ
数をqとすると、CAD_TRKは、 CAD_TRK=(k−p+q+1)/q … (3) の計算によって得られる。但し、この計算も整数域で行
うものとする。
【0034】次に、ファイルのクローズ処理について図
4を参照して説明する。図4において、まず、アプリケ
ーションからファイルのクローズ要求が発行されると、
デバイスドライバーは図1のドライブ31を制御して該
当するファイルのバッファメモリ上のすべてのデータを
光カードのデータ領域に記録する(S401)。次い
で、図9のファイル名、ファイル長、先頭データのトラ
ック番号などの情報をディレクトリとして光カードのデ
ィレクトリ領域に記録する(S502)。また、データ
とディレクトリを記録したので、WDT_TRKとEO
D_TRKをそれぞれ更新して(S5−3)、ファイル
のクローズ処理を終了する。
【0035】本実施形態では、光カードの残りの容量、
バッファメモリのデータと記録要求のデータを記録する
のに必要な容量、及びオープンしているすべてのファイ
ルのクローズ時にディレクトリを記録するのに必要な容
量に基づいて光カードにデータを記録するか否かを判断
しているので、バッファメモリ上のデータを確実に記録
することができる。また、ライトモードでオープンして
いるすべてのファイルをクローズする場合、すべてのフ
ァイルのディレクトリを確実に記録することができる。
【0036】次に、本発明の第2の実施形態を図5を参
照して説明する。本実施形態では、第1の実施形態と同
様に図2のデバイスドライバーはアプリケーションから
記録要求のあったデータをすべてバッファメモリに蓄
え、デバイスドライバーのバッファメモリの大きさは無
限であるものとする。図5において、まず、本実施形態
では、アプリケーションからライトモードのファイルオ
ープン要求から発行されたものとする。デバイスドライ
バーはファイルオープン要求を受け取ると、S501〜
S504で光カードの最終ディレクトリ記録位置(EO
D)、最終データ記録位置(EOS)を検出する処理を
行う。EOSとEODは、第1の実施形態と同様にディ
レクトリやデータが記録されたトラックから各々未記録
のトラックが連続して所定数N続いたときに、そのディ
レクトリやデータをEOD,EOSとして検出する。
【0037】EODとEOSを検出すると、デバイスド
ライバーは次にバッファメモリ上のデータを光カードに
記録したときに必要と予想されるトラック数CAS_T
RKと現在ライトモードでオープンしているファイル数
を考慮して、ライトモードのファイルオープンを許可す
るか否かを判断する(S505)。即ち、EODのアド
レスをEOD_TRK,EOSのアドレスをEOS_T
RK、ライトモードでオープンしているファイル数を
k,EODトラックの未記録トラックをp、ディレクト
リ領域の1トラック当りのセクタ数をqとすると、 q(EOD_TRK−EOS_TRK−1−N−CAS_TRK)+p>K …(4) の演算処理を行い、(4)式の演算結果によってファイ
ルオープン要求を実行するか否かを判定する。
【0038】ここで、(EOD_TRK−EOS_TR
K−1)は光カード全体の残り容量を表わし、これから
(N−CAS_TRK)を減算した値は、光カードのデ
ィレクトリ領域の記録可能なトラック数を表わす。従っ
て、このトラック数にディレクトリ領域のセクタ数qを
乗算すると、ディレクトリ領域の未記録トラックのセク
タ数が得られ、これにEODトラックの未記録セクタ数
pを加算すると、ディレクトリ領域全体の残りのセクタ
数が得られる。よって、S505において、もし(4)
式による判定結果がNOであれば、現在オープンしてい
るファイル数Kよりも光カードのディレクトリ領域の残
りセクタ数が少なく、ディレクトリ領域の容量が不足し
ているので、アプリケーションにライトモードのオープ
ンを不許可にする旨を通知する。一方、(4)式による
判定結果がYESであれば、現在オープンしているファ
イル数kよりもディレクトリ領域の残りセクタ数が大き
いので、アプリケーションにライトモードのファイルオ
ープンを許可する旨を通知する。
【0039】ここで、CAS_TRKは算出する場合
は、バッファメモリに存在するデータを記録するために
必要なセクタ数をn、データ領域の1トラック当りのセ
クタ数をr、EOSトラックの未記録セクタ数をwとす
ると、 (n−w+r−1)/r … (5) によってCAS_TRKが得られる。但し、この計算は
整数域で行う。また、アプリケーションからファイルの
クローズ要求が発行されると、デバイスドライバーは図
4のクローズ処理を実行する。図4の処理については先
に詳しく述べたので、説明を省略する。
【0040】本実施形態では、光カードの残り容量、バ
ッファメモリのデータを記録するのに必要な容量、オー
プンしているすべてのファイルをクローズしたときにデ
ィレクトリを記録するのに必要な容量に基づいてライト
モードのファイルオープンを実行するか否かを判定して
いるので、ライトモードでオープンしている複数のファ
イルをクローズするときに、ディレクトリ領域が不足す
ることはなく、すべてのファイルのディレクトリを確実
に記録することができる。
【0041】次に、本発明の第3の実施形態を図6を参
照して説明する。本実施形態では、第1、第2の実施形
態と同様にアプリケーションからの記録要求のデータを
すべてバッファメモリに蓄え、バッファメモリの容量は
無限であるものとする。図6において、まず、本実施形
態では、アプリケーションから既存のファイルの消去命
令が発行されたものとする。ファイルの消去は前述のよ
うにファイルの消去を示すディレクトリを光カードに記
録することによってファイルを擬似的に消去するもので
ある。デバイスドライバーはファイルの消去命令が発行
されると、S601〜S604でEODとEOSを検出
する処理を行う。EODとEOSの検出方法は第1、第
2の実施形態と同様である。
【0042】EODとEOSを検出すると、デバイスド
ライバーは次にバッファメモリ上のデータを光カードに
記録するときに必要と予測されるトラック数CAS_T
RKと現在オープンしているファイル数を考慮して、フ
ァイルの消去命令を実行するか否かを判断する(S60
5)。即ち、図5のS505の(4)式の計算を行い、
その結果によって消去命令を実行するかどうかを判断す
る。(4)式については詳しい説明は省略するが、光カ
ードのディレクトリ領域の残りセクタ数を算出し、それ
と現在ライトモードでオープンしているファイル数kを
比較する。もしS605の判定結果がNOであれば、光
カードのディレクトリ領域の容量が不足し、現在オープ
ンしているファイルのディレクトリを記録できないの
で、アプリケーションにファイルの消去命令を実行でき
ない旨を通知してエラー終了する。一方、S605の判
定がYESであれば、光カードのディレクトリ領域の残
りセクタ数がオープンしているファイル数kよりも大き
いので、ドライブ31を制御して光カードに該当するフ
ァイルの消去ディレクトリを記録する(S606)。ま
た、アプリケーションからファイルのクローズ要求が発
行されると、デバイスドライバーは同様に図4のクロー
ズ処理を実行する。
【0043】本実施形態では、光カードの残り容量、バ
ッファメモリのデータを記録するのに必要な容量、現在
オープンしているすべてのファイルのクローズ時にディ
レクトリを記録するのに必要な容量に基づいてファイル
の消去命令を実行するか否かを判断しているので、消去
ディレクトリを記録してもライトモードでオープンして
いるすべてのファイルをクローズしたときに記録領域が
不足することはなく、バッファメモリのデータやすべて
のファイルのディレクトリを確実に記録することができ
る。
【0044】次に、本発明の第4の実施形態を図7を参
照して説明する。本実施形態では、第1〜第3の実施形
態と同様にアプリケーションからの記録要求のデータは
すべてバッファメモリに蓄え、バッファメモリの容量は
無限であるものとする。図7において、まず、本実施形
態では、アプリケーションから既存のファイルのファイ
ル名の変更要求が発行されたものとする。ファイル名を
変更するには、前述のようにもとのファイルを消去する
消去ディレクトリと変更後のファイルを管理するための
ディレクトリ(ファイル名のみが異なり、先頭データト
ラック番号などは同じ)の2つのディレクトリを記録す
る必要がある。デイスドライバーではファイル名の変更
要求を受け取ると、S701〜S704でEODとEO
Sを検出する処理を行う。EODとEOSの検出方法
は、第1〜第3の実施形態と同じである。
【0045】EODとEOSを検出すると、デバイスド
ライバーはS705でファイル名の変更要求を実行する
か否かを判断する。本実施形態では、EODのアドレス
をEOD_TRK、EOSのアドレスをEOS_TR
K、バッファメモリ上のデータを記録するのに必要と予
測されるトラック数をCAS_TRK、ライトモードで
オープンしているファイル数をk、EODトラックの未
記録トラック数をp、ディレクトリ領域の1トラック当
りのセクタ数をqとして、 q(EOD_TRK−EOS_TRK−1−N−CAS_TRK)+p>K+ 1 … (6) の演算処理を行い、(6)式の結果によってファイル名
の変更要求を実行するか否かを判断する。
【0046】ここで、(6)式の左辺は(4)式の左辺
と全く同じで、光カードのディレクトリ領域の残りセク
タ数を表わす。また、右辺はK+1としており、これは
ファイル名を変更するには2つのディレクトリを記録す
る必要があるので、現在オープンしているファイル数k
に+1している。もし、S705の判定結果がNOであ
れば、デバイスドライバーはオープンしているファイル
がクローズしたときにディレクトリ領域の容量が不足
し、すべてのディレクトリを記録できないので、アプリ
ケーションにエラーを通知して処理を終了する。一方、
S705の判定結果がYESであれば、アプリケーショ
ンからのファイル名の変更命令を受け付け、該当するフ
ァイルの消去ディレクトリを光カードに記録する(S7
06)。次いで、変更後の新規ファイル名を含むディレ
クトリを記録して(S707)、処理を終了する。ま
た、アプリケーションからファイルのクローズ要求があ
った場合は、デバイスドライバーは図4のクローズ処理
を実行する。
【0047】本実施形態においても、光カードの残り容
量、バッファメモリのデータを記録するのに必要な容
量、オープンしているすべてのファイルのクローズ時に
ディレクトリを記録するのに必要な容量に基づいてファ
イル名の変更要求を実行しているか否かを判断している
ので、ファイル名の変更要求を受け付けたとしても記録
領域が不足することはなく、バッファメモリのデータや
オープンしているすべてのファイルをクローズしたとき
にすべてのファイルのディレクトリを確実に記録するこ
とができる。
【0048】なお、第4の実施形態では、アプリケーシ
ョンからのファイル名の変更要求を実行するか否かを判
断する場合を説明したが、本発明は、これに限ることな
く、例えばファイルの属性変更要求に対しても使用する
ことが可能である。また、アプリケーションからのファ
イル名の変更要求によって2つのディレクトリを記録す
るか否かを判断する場合を例としているが、本発明は、
1つの要求によって2つ以上のディレクトリを記録する
場合にも使用することができる。この場合は、図7のS
705で次式の判定を行うことによってアプリケーショ
ンからの要求を実行するか否かを判断するものとする。
【0049】 q(EOD_TRK−EOS_TRK−1−N−CAS_TRK)+p>k+ (m−1) … (7) 但し、mは1つの要求で記録しなければならないディレ
クトリの数である。またこの計算は整数域で行う。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ア
クセス要求を実行する前に、記録担体の残り容量、デー
タやディレクトリを記録するのに必要と予測される容量
に基づいてアクセス要求を実行するか否かを判定してい
るので、ファイルのクローズ時に記録担体の記録領域が
不足することはなく、データやディレクトリを確実に記
録することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報記録方法に係るホストコンピュー
タとドライブからなるシステムの例を示した構成図であ
る。
【図2】図1のホストコンピュータのソフトウェアの概
念図である。
【図3】本発明の情報記録方法の第1の実施形態を示し
たフローチャートである。
【図4】図1の実施形態のファイルのクローズ処理を示
したフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施形態のフローチャートであ
る。
【図6】本発明の第3の実施形態のフローチャートであ
る。
【図7】本発明の第4の実施形態のフローチャートであ
る。
【図8】光カードの平面図である。
【図9】ディレクトリの構成を示した図である。
【図10】従来例の情報記録方法を示したフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 光カード 10 データ部 20 ディレクトリ部 31 情報記録再生装置(ドライブ) 32 ホストコンピュータ SP1 アプリケーション SP3 デバイスドライバー

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファイルへのアクセス要求を実行する前
    に、データを記録する情報記録担体の残り容量、前記ア
    クセス要求を実行したときにデータを記録するのに必要
    と予測される容量、及びディレクトリを記録するのに必
    要と予測される容量に基づいて前記アクセス要求を実行
    するか否かを判断することを特徴とする情報記録方法。
  2. 【請求項2】 ファイルごとに記録要求のデータを蓄積
    するためのバッファメモリと、ファイルデータを管理す
    るための管理情報を格納するメモリとを用い、複数のフ
    ァイルを同時にオープンして各々のファイルのデータを
    情報記録担体に記録し、且つファイルのクローズ時に前
    記メモリの管理情報を前記記録担体にディレクトリとし
    て記録する方法において、前記ファイルへのアクセス要
    求を実行する前に、前記記録担体の残り容量、前記アク
    セス要求を実行したときにデータを記録するのに必要と
    予測される容量、及びオープンしているすべてのファイ
    ルをクローズしたときにディレクトリを記録するのに必
    要と予測される容量に基づいて前記アクセス要求を実行
    するか否かを判断することを特徴とする情報記録方法。
  3. 【請求項3】 前記アクセス要求はファイルの書き込み
    要求であり、前記記録担体の最終ディレクトリのアドレ
    スをEOD_TRK、次に記録するデータのアドレスを
    WDK_TRK、前記バッファメモリのデータと記録要
    求のデータを記録するのに必要と予測されるトラック数
    をCAS_TRK、ファイルをクローズしたときにディ
    レクトリを記録するのに必要と予測されるトラック数を
    CAD_TRK、最小限必要な残りトラック数をNとし
    たときに、WDT_TRK−EOD_TRK−(CAD
    _TRK+CAS_TRK)≧N によって書き込み要求を実行するか否かを判断すること
    を特徴とする請求項2に記載の情報記録方法。
  4. 【請求項4】前記CAS_TRKは、前記バッファメモ
    リ上のデータを記録するのに必要なセクタ数をn、記録
    を要求されたデータを記録するのに必要なセクタ数を
    L、前記nとLのファイル上の領域でデータが重複する
    セクタ数をv、記録担体のデータ領域の1トラック当り
    のセクタ数をr,データが最後に記録されているトラッ
    クの未記録セクタ数をwとした場合、(L+n−v−w
    +r−1)/rによって算出することを特徴とする請求
    項3に記載の情報記録方法。
  5. 【請求項5】 前記CAD_TRKは、ライトモードで
    オープンしているファイル数をk、ディレクトリ領域の
    最終トラックの未記録セクタ数をp、ディレクトリ領域
    の1トラック当りのセクタ数をqとした場合、 (k−p+q−1)/qによって算出することを特徴と
    する請求項3に記載の情報記録方法。
  6. 【請求項6】 前記書き込み要求のデータと前記バッフ
    ァメモリのデータがファイル内の領域において重複して
    いる場合は、重複している領域について記録要求のデー
    タをバッファメモリ上のデータに上書きし、残りの書き
    込み要求のデータをバッファメモリに格納することを特
    徴とする請求項3に記載の情報記録方法。
  7. 【請求項7】 前記アクセス要求は、ライトモードのフ
    ァイルオープン要求、消去ディレクトリを記録すること
    によってファイルを消去するファイルの消去要求、ファ
    イル名の変更要求、またはファイルの属性変更要求であ
    り、前記記録担体の最終ディレクトリのアドレスをEO
    D_TRK、最終データのアドレスをEOS_TRK、
    最小限必要な残りトラック数をN、前記バッファメモリ
    のデータを記録するのに必要と予測されるトラック数を
    CAS_TRK、ライトモードでオープンしているファ
    イル数をk、最終ディレクトリのトラックの未記録セク
    タ数をp、ディレクトリ領域の1トラック当りのセクタ
    数をq、1つの要求で記録しなければならないディレク
    トリの数をmとしたときに、q(EOD_TRK−EO
    S_TRK−1−N−CAS_TRK)+p>k+(m
    −1) によって前記アクセス要求を実行するか否かを判断する
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報記録方法。
  8. 【請求項8】 前記CAS_TRKは、前記バッファメ
    モリのデータを記録するのに必要なセクタ数をn、前記
    記録担体のデータ領域の1トラック当りのセクタ数を
    r,最終データのトラックの未記録セクタ数をwとした
    ときに、(n−w+r−1)/r によって算出するこ
    とを特徴とする請求項7に記載の情報記録方法。
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