JPH11133748A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH11133748A
JPH11133748A JP9316479A JP31647997A JPH11133748A JP H11133748 A JPH11133748 A JP H11133748A JP 9316479 A JP9316479 A JP 9316479A JP 31647997 A JP31647997 A JP 31647997A JP H11133748 A JPH11133748 A JP H11133748A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
image
transfer
hopper
image forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9316479A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Menjo
健 校條
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP9316479A priority Critical patent/JPH11133748A/ja
Publication of JPH11133748A publication Critical patent/JPH11133748A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置本体の廃棄やリファービッシュ時に、ホ
ッパーからの残存トナーの回収を、環流汚染や特別なト
ナー回収装置を用いることなく、容易に行うことのでき
る画像形成装置を提供する。 【解決手段】 ホッパー内のトナーを像形成により排出
するモードを有し、このモードが選択されると、現像装
置4により高濃度トナー像が感光ドラム上に形成され
る。このトナー像は転写工程を受けることなくクリーナ
5により除去され、さらに廃トナー箱54に回収され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式ある
いは静電記録方式の画像形成装置に関するものであり、
例えば、白黒あるいはカラーの電子写真複写機、プリン
タ等に好適に具現化される。
【0002】
【従来の技術】図6に従来のカラー電子写真複写機(画
像形成装置)の一例を示す。同図に示すカラー電子写真
複写機においては、図示矢印方向に回転する像担持体で
ある感光ドラム100が回転自在に軸支されており、感
光ドラム100の周囲には一次帯電器102、現像装置
104、転写装置103、クリーナ105等の画像形成
手段が配設されている。
【0003】感光ドラム100は一次帯電器102によ
って均一に帯電され、感光ドラム100上には例えばレ
ーザビーム露光装置等からなる露光手段(不図示)によ
り色分解された光像またはこれに相当する光像Eが照射
され、その外表面に静電潜像が形成される。そして、こ
の感光ドラム100上の静電潜像は現像装置104にて
現像されてトナー像として可視像化される。
【0004】現像装置104は、マゼンタ色現像剤、シ
アン色現像剤、イエロー色現像剤、ブラック色現像剤の
4色の現像剤を各別に収納する4個の現像器104Y、
104M、104C、104BKを有しており、所望の
現像器104Y(104M、104C、104BK)を
感光ドラム1の外周面に対向する位置に近接せしめて感
光ドラム100上の静電潜像の現像を行う。
【0005】一方、給紙カセット129内に収容された
転写材Pがレジストローラ128によって適当なタイミ
ングで供給されて転写装置103の転写シート103a
上に担持される。そして転写シート103a上に担持さ
れた状態で図示矢印方向に搬送される転写材P上に感光
ドラム1上の上記トナー像が転写される。
【0006】しかして、感光ドラム1上の第1色目の例
えばマゼンタトナー像が転写用帯電器106によって転
写材Pに転写される。そして、トナー像転写後の感光ド
ラム100の面はクリーナ105によって清掃されて転
写残りトナー等の付着汚染物が除去された後、繰り返し
画像形成に供される。
【0007】同様にして感光ドラム100に第2色目、
第3色目および第4色目のトナー像、例えばシアン色、
イエロー色、ブラック色のトナー像が形成され、各トナ
ー像は転写用帯電器106によって転写材Pに重ねて転
写される。
【0008】転写工程が終了すると、転写材Pの転写シ
ート103aへの吸着力を弱めるため、転写シート10
3aを挟んで対向する一対のACコロナ帯電器107、
108を用いて転写材Pを除電した後、転写材Pを転写
シート3aから分離する。このとき、転写材Pと転写シ
ート103aが分離する際に起こる剥離放電による画像
乱れを防止するため、コロナ放電器109を用いてAC
コロナ放電が行われる。
【0009】そして、上記転写・分離工程が終了する
と、転写材Pは搬送ベルト125を経由して定着装置1
26へ送られ、定着装置126において転写材P上のト
ナー像が加熱加圧されて定着される。
【0010】上記現像器104Y、104C、104
M、104BKは不図示のトナー誘導路を介してそれぞ
れホッパー134Y、134C、134M、134BK
に連結されている。各ホッパー134Y、134C、1
34M、134BKにはそれぞれ対応する色のトナーが
収納されており、従来公知のスクリュー等の搬送手段に
からトナー誘導路へと送られる。
【0011】各ホッパー134Y、134C、134
M、134BK内のトナーが消費されて内部の量が少な
くなると従来公知のセンサーにより検出され、トナーが
補充されるように警告が発せられる。これにより、さら
に従来の公知のトナーボトル等よりホッパーへトナーが
補充される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記画像形
成装置を長期間の使用の後、廃棄する場合には、プレス
等にて、装置全体を一度に壊すことが行われていた。し
かしながら、この方法は、空気中にトナーが飛散し、環
境汚染の原因となり、好ましくなかった。
【0013】また、近年、上記装置のリファービッシュ
(再生)、いわゆるリサイクルが行われるようになり、
この場合には、ホッパーにトナーが残存していることが
あるため、ホッパーを取り外し、その中のトナーを掃除
機で吸引する、または逆さにして中のトナーを排出する
などが行われていた。
【0014】しかしながら、この方法は、環境汚染の心
配がそれほどないとしても、掃除機のメンテナンスが必
要となり、また破損が発生したり、さらにトナー回収時
に飛散するトナーの吸塵装置が必要となっていた。
【0015】また、従来、ホッパー内のトナーをホッパ
ーを動作させるだけで排出する構成のものが知られてい
るが、かかる従来の構成においては、ホッパーと現像器
の間のトナー誘導路にて両者を分離し、ビニール袋等で
受けを作り、ホッパーのみ動作させて回収していた。
【0016】しかしながら、該方法では、ビニール袋等
をトナー誘導路に取り付ける等の複雑かつ不確実な作業
が要求され、とくにカラー画像形成装置の場合には、4
色分の取り付けが必要となり、非常に煩雑であり、ま
た、トナーが飛散する懸念もあった。
【0017】従って、本発明の目的は、装置本体の廃棄
やリファービッシュ時に、ホッパーからの残存トナーの
回収を、環境汚染や特別なトナー回収装置を用いること
なく、また煩雑な作業もなく、容易かつ確実に行うこと
のできる画像形成装置を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、
トナーとキャリアを含む2成分現像剤を用い、ホッパー
からトナーを現像装置に供給して、該現像装置内の現像
剤濃度を所定濃度に維持し、該2成分現像剤により像担
持体上にトナー像を得て画像形成を行う画像形成装置に
おいて、前記ホッパー内のトナーを像形成によって強制
的に排出するモードを有することを特徴とする画像形成
装置である。
【0019】前記像担持体上に形成されたトナー像は前
記像担持体をクリーニングするクリーニング装置を介し
てトナー排出箱に除去されることが好ましい。別の態様
によれば、前記像担持体上に形成されたトナー像は転写
材に転写および定着されることにより除去されることが
好ましい。また、別の態様によれば、前記像担持体上に
形成されたトナー像は転写装置に転写された後、該転写
装置用クリーニング装置によって除去されることが好ま
しい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像形成装置
を図面に則して更に詳しく説明する。
【0021】実施例1 図1に本発明に係る一実施例のカラー電子写真複写機
(画像形成装置)の基本構成を示す。この複写機はレー
ザビーム露光装置を用いたものである。
【0022】図示のカラー電子写真複写機においては、
図示矢印方向に回転する像担持体である感光ドラム1が
回転自在に軸支されており、感光ドラム1の周囲には一
次帯電器2、現像装置4、転写装置3、クリーニング装
置5等の画像形成手段が配設されている。
【0023】感光ドラム1は一次帯電器2によって均一
に帯電され、感光ドラム1上には例えばレーザビーム露
光装置等からなる露光手段により色分解された光像また
はこれに相当する光像Eが照射され、その外表面に静電
潜像が形成される。そして、この感光ドラム1上の静電
潜像は現像装置4にて現像されてトナー像として可視像
化される。
【0024】ところで、現像装置4は、マゼンタ色現像
剤、シアン色現像剤、イエロー色現像剤、ブラック色現
像剤の4色の現像剤を各別に収納する4個の現像器4
Y、4M、4C、4BKを有しており、所望の現像器4
Y(4M、4C、4BK)を感光ドラム1の外周面に対
向する位置に近接せしめて感光ドラム1上の静電潜像の
現像を行う。
【0025】一方、給紙カセット29内に収容された転
写材Pがレジストローラ28によって適当なタイミング
で供給されて転写装置3に担持される。そして転写装置
3に担持された状態で図示矢印方向に搬送される転写材
P上に感光ドラム1上の上記トナー像が転写される。
【0026】ここで、上記転写装置3は、例えば円柱形
のドラム枠体に誘電体シート等からなる転写シート3a
を張設して構成されており、この転写装置3の転写シー
ト3aには、吸着用帯電器23と導電ローラ24によっ
て転写材Pが吸着保持される。また、転写シート3a上
のトナーはファーブラシクリーニング装置31によって
クリーニング、除去される。除去されたトナーは廃トナ
ー箱32に回収され、蓄積される。
【0027】しかして、感光ドラム1上の第1色目の例
えばマゼンタトナー像が転写用帯電器6によって転写材
Pに転写される。そして、トナー像転写後の感光ドラム
1の面はクリーニング装置5によって清掃されて転写残
りトナー等の付着汚染物が除去された後、繰り返し画像
形成に供される。
【0028】同様にして感光ドラム6に第2色目、第3
色目および第4色目のトナー像、例えばシアン色、イエ
ロー色、ブラック色のトナー像が形成され、各トナー像
は転写用帯電器6によって転写材Pに重ねて転写され
る。
【0029】転写工程が終了すると、転写材Pの転写シ
ート3aへの吸着力を弱めるため、転写シート3aを挟
んで対向する一対のACコロナ帯電器7、8を用いて転
写材Pを除電した後、転写材Pを転写シート3aから分
離する。このとき、転写材Pと転写シート3aが分離す
る際に起こる剥離放電による画像乱れを防止するため、
コロナ放電器9を用いてACコロナ放電が行われる。
【0030】そして、上記転写・分離工程が終了する
と、転写材Pは搬送ベルト25を経由して定着装置26
へ送られ、定着装置26において転写材P上のトナー像
が加熱加圧されて定着される。
【0031】ここで、現像装置4の構成をイエロー現像
器4Yを例として図2に基づいて説明する。なお、他の
現像器4M、4C、4BKは、イエロー現像器4Yと同
様の構成を有するため、それらについての説明は省略す
る。
【0032】現像器4Yは現像容器16を備えており、
この現像容器16の開口部には感光ドラム1と対向して
現像剤担持体としての現像スリーブ11が回転自在に配
置されている。そして、この現像スリーブ11内には、
磁界発生手段としての複数の磁極N1、N2、N3、S
1、S2、S3を有するマグネットローラ12が固定配
置されている。
【0033】また、現像容器16内には、攪拌スクリュ
ー13、14および現像剤19を現像スリーブ11の表
面に薄層形成するための規制ブレード15が設けられて
いる。なお、現像スリーブ11上の現像剤19の量は約
50mg/cm2 であるが、この量は現像スリーブ11
上の現像剤19を一定面積剥ぎ取り、その重さを測定す
ることにより得られる。
【0034】ここで、上記静電潜像を現像器4Yを用い
て2成分磁気ブラシ法により顕像化する現像工程と現像
剤の循環系について説明する。
【0035】まず、感光ドラム1と対面する現像部での
現像スリーブ11の回転方向が感光ドラム1と同方向と
なるように現像スリーブ11が矢印方向に回転するのに
伴って、マグネットローラ12のN2 極で汲み上げられ
た現像剤19は、S2 極からN1 極へと搬送される過程
において、現像スリーブ11に対して垂直に配置された
規制ブレード15によって規制され、現像スリーブ11
上に薄層形成される。
【0036】この薄層形成された現像剤19が現像主極
であるS1 極に搬送されてくると、磁気力によって現像
剤19の穂立ちが形成され、この穂立ち状の現像剤19
によって静電潜像が現像されて顕像化される。その後、
現像スリーブ11上の現像剤19はマグネットローラ1
2のN3 およびN2 極の反発磁界によって現像容器16
内に戻される。
【0037】つぎに、2成分現像剤の現像剤濃度検出装
置(以下「ATR」と略称する)について説明する。
【0038】ATR30は、図3に示すように現像スリ
ーブ11の直上であって、現像剤19と摺擦する位置に
設けられている。ATR30は、テフロン(商品名)等
を摺擦面にもつ窓Gと、その内面に赤外線LED発光素
子Lと赤外線受光素子Jを有しており、ATR30の赤
外線発光素子Lによって赤外線が現像剤19に照射され
ると、現像剤19のトナー濃度に応じて赤外線が反射さ
れる。すなわち、現像剤19中のキャリアは赤外線に対
してほとんど反射せず、トナーが赤外線に対して反射特
性を有する。したがって、現像剤19中にトナーが多く
ある場合は赤外線反射量が多く、また、トナーが少ない
と赤外線反射光量が少なくなる。かかる赤外線の光量の
多少を赤外線受光素子Jによって検出し、現像剤19中
のトナーの量を検出する。
【0039】そして、トナー量が少ないと判断した場合
には、図2に示すトナー誘導路RからトナーTが調節装
置20により現像剤19に送られる。また、トナー量が
多いと判断した場合は、上記動作は行わない。
【0040】トナー誘導路Rは図1に示すホッパー34
Yへ連通されている。ホッパー34Yにはトナーが収納
されており、従来公知のスクリュー等の搬送手段により
トナー誘導路Rへとトナーが送られる。
【0041】なお、この現像器とホッパーの関係は多色
でのM、C、Kでも同様である。
【0042】ホッパー34M、34C、34Y、34B
K内のトナーが消費されて内部の量が少なくなると従来
公知のセンサー35M、35C、35Y、35BKによ
り検出され、トナーが補充されるように警告が発せられ
る。これにより、さらに従来の公知のトナーボトル等よ
りホッパーへトナーが補充される。
【0043】つぎに、各現像器4M、4C、4Y、4B
Kで使用する現像剤について説明する。
【0044】色現像器4M、4C、4Y、4BKの色現
像剤であるマゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの現
像剤としては、磁性キャリアCと後述する低融点の非磁
性トナーTからなる2成分現像剤が用いられる。
【0045】かかる2成分現像剤はトナーTとキャリア
Cとの重量比(以下「T/C比」という)がT/(T+
C)×100=5%となる割合(混合比)で混合されて
使用される。なお、トナーTはマイナス電荷を持つよう
にシリカのような外添剤を有し、その直径は約8μmで
あって、高い画質を得るために流動性が高く、トリボと
し3.0×10-2c/kgの電荷を有している。また、
磁性キャリアCは、直径約50μmのフェライトキャリ
アで構成されている。
【0046】而して、図1に示した複写機において、感
光ドラム1は、電位制御された一次帯電器2による一次
帯電によって例えば−700Vに帯電される。そして、
潜像形成においてほぼ最高出力にてレーザ露光された感
光ドラム1面は電位が落ち、例えば100Vとなる。
【0047】また、現像スリーブ11には現像バイアス
電源から矩形交番電圧が印加され、白地部のカブリ取り
電位として直流電圧−550Vが重畳して印加される。
このレーザ露光電位とカブリ取り電位との差(コントラ
スト電位)によってマイナス電荷をもったトナーTが感
光ドラム1の潜像電位に飛翔する。キャリアCは現像ス
リーブ11内のマグネットにより磁気的に保持され、ト
ナーTのみが感光ドラム1上の静電潜像の低電位部に対
応して現像に供され、静電潜像は所望のトナー像として
顕像化される。
【0048】ここで、現像スリーブ11に印加される現
像バイアス波形を図4に示すが、この現像バイアス波形
は基本的に矩形波であり、周波数2kHz、振幅2kV
ppの波形とされる。
【0049】かかる画像形成装置において、原稿読取装
置は、ガラス等よりなる原稿台40および複写されるべ
き原稿41と、この原稿41を照射するハロゲンランプ
および反射ミラーよりなる照明装置42と、該照明装置
42からの光像Eを電気信号に変換するCCD43とで
構成されている。
【0050】而して、CCD43によって電気信号に変
換された原稿の信号(原画像信号)は、その光量に応じ
て不図示の伝達装置にて画像形成装置のレーザ光Eの光
量が調節される。かかるレーザ光Eにより感光ドラム上
に静電潜像が形成されて、この静電潜像にトナーが飛翔
しトナー像が形成される。
【0051】なお、原稿からの画像形成でない場合は、
コンピューターまたは画像形成装置内部のメモリー等よ
り形成された画像信号に基づき、レーザー光の光量が調
整され、同様に画像形成がなされる。レーザー光がほぼ
最高のとき画像濃度が1.5と濃くなるようにベタ画像
が出力されるように設定されている。
【0052】ここで先にふれたクリーニング装置につい
て詳細に説明する。
【0053】クリーニング装置5はウレタン等よりなる
弾性状のブレード51が感光ドラム1に当接しており、
各色毎転写部6Pからのトナーを感光ドラム1上から除
去する。除去されたトナーはクリーニング装置5内に回
収される。クリーニング装置5内にはスクリュー52が
設けられ、トナーはこのスクリュー52によって一方向
へ搬送される。トナーはさらに搬送路53を経由して廃
トナー箱54へ送られる。廃トナー箱54には廃トナー
量センサー55が配置され、廃トナー量が増えて検知さ
れたときは廃トナー箱54の交換指示が警告される。
【0054】また、熱ローラ定着器は26は、図5に示
すように、回転自在に配設された定着用回転体としての
定着ローラ51と、この定着ローラ51に圧接しながら
回転する加圧ローラ52と、離型剤供給塗布手段である
オイル塗布装置53と、ローラクリーニング装置54と
を備えた構成となっている。定着ローラ51および加圧
ローラ52の内部には、ハロゲンランプなどのヒータ5
6、57がそれぞれ配設され、さらに定着ローラ51お
よび加圧ローラ52にはそれぞれサーミスタ58、59
が接触するように配設された構成である。このサーミス
タ58、59が検出した表面温度は不図示の温度調節回
路に供給される。そして、温度調節回路はヒータ56、
57への電圧を制御することにより定着ローラ51およ
び加圧ローラ52の表面温度を170℃に維持するよう
に調節している。
【0055】定着ローラ51は、例えば3層構造であ
り、アルミニウムからなる芯金51aの上に、下層とし
てHTV(高温加硫タイプ)シリコーンゴム51b、中
間層として45μm厚のフッ素ゴム51c、および上層
に200μm厚の高離型性のシリコーンゴム51dを積
層し、全体の厚みを2.4mmとしたものである。加圧
ローラ52は同じく例えば3層構造であり、アルミニウ
ムからなる芯金52aの上に、定着ローラ51と同様
に、下層52b、中間層52c、および上層52dを積
層し、全体の厚みを1.8mmとしたものである。
【0056】また、定着ローラ51にはローラクリーニ
ング装置54およびオイル塗布装置53が接触して取り
付けられ、このローラクリーニング装置54により定着
ローラ51上にオフセットしたトナーなどをクリーニン
グするとともに、オイル塗布装置53により、離型剤で
あるシリコーンオイルなどを定着ローラ51に塗布し、
オイル塗布装置53によって定着ローラ51からの転写
材Pの分離を容易化を図るとともに、ローラクリーニン
グ装置54へのトナーのオフセットの防止が図られてい
る。
【0057】クリーニング装置54は帯状の耐熱不織布
からなるクリーニングウェブ54aと、このクリーニン
グウェブ54aを定着ローラ51に押圧する押圧ローラ
54bと、新しいクリーニングウェブ54aを送り出す
送り出しローラ54cと、トナーなどが付着し、クリー
ニング能力の低下したクリーニングウェブ54aを徐々
に巻き取る巻取りローラ54dとを備えたもので、特に
サーミスタ58にオフセットトナーが付着して検知不良
を生じさせないように、このクリーニング装置54はサ
ーミスタ58に対して定着ローラ51の回転方向上流側
に設けられている。
【0058】オイル塗布装置53はシリコーンオイルを
貯蔵するオイルタンク53aからシリコーンオイルを汲
み上げる汲み上げローラ53b、53cと、汲み上げロ
ーラ53b、53cからのシリコーンオイルを定着ロー
ラ51に塗布する塗布ローラ53dと、この塗布ローラ
53dからのオイル塗布量を制御するブレード53eと
を備えたもので、特に定着ローラ51への塗布を均一に
図るべく、上記オイル塗布装置53はサーミスタ58に
対して定着ローラ51の回転方向下流側に配設される。
【0059】なお、塗布ローラ53dはスポンジゴムの
表面にシリコーンゴムが被覆された回転可能なローラで
あり、必要により定着ローラ51に当接して、この定着
ローラ51にシリコーンオイルを塗布するものである。
【0060】この状態において、定着ローラ51と加圧
ローラ52とは一定速度で回転し、一般の転写材の場合
はプロセススピードと同じ133mm/secの速さで
搬送される。これにより、定着ローラ51の表面にシリ
コーンオイルが塗布され、転写材が定着ローラ51と加
圧ローラ52との間を通過する際に表裏両面からほぼ一
定の圧力と温度とで加圧、加熱され、転写材の表面上の
未定着トナー像を溶融して定着し、転写材上にフルカラ
ー画像が形成される。フルカラー画像が定着された転写
材は下分離爪68によって加圧ローラ52から分離さ
れ、機外へ排出される。
【0061】前述したように、カラー画像形成装置にあ
っては、転写材上のカラー画像は各色のトナーを2〜4
層、重ねて形成されており、そのため使用されるトナー
には熱を印加した際の溶融性・混色性が良いことが要求
されるため、軟化点が低くかつ溶融粘度の低いシャープ
メルト性のトナーが好ましい。
【0062】つぎに本発明の特徴部分について説明す
る。本実施例は、ホッパー34内のトナーを排出するた
めのトナー排出モードを備えていることを特徴とする。
【0063】従来公知の操作盤(不図示)からトナー排
出モード実施のボタンを押すことにより、画像形成装置
は、装置内部のメモリーからのデータを加えて、画像濃
度1.5となる画像形成を行う。すなわち、ほぼ最高出
力の発光光量が発生する画像データが内部のメモリーか
ら出され、レーザーが発光される。
【0064】上記の操作により、例えば現像器4Y中の
トナーが感光ドラム1上へ高濃度ベタ画像にて大量に消
費される。感光ドラム1上のベタ画像は転写工程を行わ
ずにクリーニング装置5によって除去する。
【0065】現像器4Y中のトナーが消費されると、A
TR30が作動し、ホッパー34Yからトナーが補給さ
れる。該作動を重ねることによりホッパー34Y内トナ
ーが消費される。
【0066】なお、ホッパー34Y内のトナー残量が少
なくなったときに、通常、残検センサー35Yで指示さ
れる警告は本モードのときは発生させない。
【0067】上記動作を残検センサー34Yによる検知
後、さらにA3にて30枚分繰り返すことにより、最終
的にはホッパー34Y内のトナーは空になる。これは、
本画像形成装置が、残検センサー34Yによる検知後、
A3にて30枚分でホッパー34Y内のトナーが空にな
るように設定されているからである。
【0068】上記動作をさらに他のM、C、Kの3色分
において行うことにより、全てのホッパー34M、34
C、34Y、34Kは空になる。
【0069】なお、上記動作において、通常の画像形成
において行われる紙の給紙、転写は行わない。
【0070】本実施例の場合、トナーの消費としては、
約1.6mg/cm2 、各色同程度であり、ホッパー内
の容量が約100gの場合、A3サイズの紙に約70回
の画像形成、すなわちトナー消費が行われなければなら
ない。
【0071】また、転写帯電器もオフまたは画像形成時
とは逆のバイアスを印加することが好ましい。さらに好
ましくは、図1のような画像形成装置の場合は転写ドラ
ムは感光ドラムより離間し、感光ドラム上のトナーが転
写ドラムに行かないようにしておくことがよい。
【0072】上記の構成によれば、ホッパー内のトナー
はクリーニング装置5に回収され、さらに廃トナー回収
箱54に回収されるのでトナーの廃棄が大変容易にな
る。
【0073】以上のような本発明による動作は、画像形
成装置の廃棄またはリファービッシュ時に代表されるよ
うなホッパーからトナーを除去しなければならないと
き、大変有効であり、トナーによる環境汚染がなく、ま
た掃除機や集塵装置等、特別の装置を必要とせずに、ホ
ッパーからトナーを回収することができ、装置の廃棄や
リファービッシュ等が容易に行えるようになった。
【0074】実施例2 つぎに本発明の実施例2について説明する。実施例1で
は、ホッパー内のトナーを転写材としての紙を用いずに
回収したが、本実施例では、図1に示したカラー画像形
成装置において、転写材としての紙の給紙を行ってホッ
パー内のトナーを回収するように動作させた。
【0075】本実施例では、実施例1と同様に、感光ド
ラム上に濃いトナー像を形成し、転写部6Pにて転写材
Pに転写させ、定着部26にてトナー像を転写材Pに定
着させた。
【0076】また、本実施例では、実施例1と同様A3
サイズにて約70枚の画像形成を行い定着した。
【0077】以上のようにすることにより、実施例1と
同様の効果が得られるとともに、リファービッシュ時に
は、通常定着にて使用される定着オイルをも消費して排
出することが可能となった。
【0078】上記の場合には、クリーニング装置5とし
ては一度に大量のトナーが来ないため、クリーニング不
良等の発生する確率も小さく、クリーニングの負荷が小
さいという効果も有する。
【0079】実施例3 つぎに本発明の実施例3について説明する。
【0080】本実施例においては、実施例1と同様に、
感光ドラム上にトナー像を形成する。ついで、転写材と
しての紙を給紙することなく、転写部6Pにて通常の転
写動作を行う。さらに、この動作により転写シート3a
上に転移したトナーを転写装置用クリーニング装置であ
る転写クリーナ31により回収する。このようにして回
収されたトナーは転写クリーナ31の廃トナー箱32へ
収容される。
【0081】以上によっても実施例1と同様の効果が得
られる。
【0082】上記にて説明したように、本発明は、何ら
特別な作業を必要とせず、また、通常のトナー回収場所
としてのトナー回収箱へ排出収納されるかまたは紙上に
定着処理されるため、全ての作業が効率的かつ容易であ
り、その効果は大きい。
【0083】なお上記実施例1、2、3では、本発明を
転写ドラムを備えたカラー画像形成装置に適用した場合
について説明したが、他の形式の転写装置、例えば、転
写ベルトあるいは中間転写体をそなえた装置に適用でき
る。
【0084】また上記実施例では、ホッパーの容量、ホ
ッパーの残検センサーによる検知後の作動枚数、画像濃
度1.5の場合のトナーの消費量において、説明した
が、これにこだわるものではなく、画像形成装置の設計
要件により容易に変更可能である。例えば、ホッパー容
量は大きいものであっても小さいものであってよく、ま
た、トナー排出を行うときのホッパー内残トナー量によ
り排出動作を多くする必要があるか少なくして良いかが
変わる。
【0085】また、残検検知後、A3、30枚以上の画
像形成によってホッパーが空になる残検センサーの位置
構成でもよく、残検センサー位置がホッパー容器内で上
の方にあれば、空になるまでの枚数は長くなる。
【0086】また、トナー消費量もトナーの顔料コンテ
ンツにより必要量は変わる。
【0087】さらに、トナー排出モードも濃度1.5と
なるレーザー光量にこだわらず0.5〜2.0等の他の
濃度でも可能である。0.5等の薄い場合は排出完了ま
での時間が長く2.0等の濃い場合は短い。
【0088】また、作像パターンも感光ドラムの画像領
域全面にトナーが載ることを想定して記述したが、スト
ライプ状や狭い面積でパターンを作像してもよい。
【0089】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、ホッパー内のトナーを像形成によって強制的
に排出するモードを有することにより、装置本体の廃棄
やリファービッシュのときに前記ホッパーからトナーを
排出することが可能となり、また煩雑な作業もなく、容
易かつ確実に、環境汚染の防止や特別な回収装置等を必
要とせずにトナーを回収することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の画像形成装置の基本構成を示す図で
ある。
【図2】図1の画像形成装置の現像装置を示す構成図で
ある。
【図3】図2の現像装置のATRを示す説明図である。
【図4】図2の現像装置の現像バイアスを示す波形図で
ある。
【図5】図1の画像形成装置の定着装置を示す構成図で
ある。
【図6】従来の画像形成装置の一例を示す概略構成図で
ある。
【符号の説明】
1 感光ドラム(像担持体) 3 転写装置 4 現像装置 5 感光ドラム用クリーニング装置 30 ATR 31 転写装置用クリーニング装置 32、54 廃トナー箱 34 ホッパー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナーとキャリアを含む2成分現像剤を
    用い、ホッパーからトナーを現像装置に供給して、該現
    像装置内の現像剤濃度を所定濃度に維持し、該2成分現
    像剤により像担持体上にトナー像を得て画像形成を行う
    画像形成装置において、前記ホッパー内のトナーを像形
    成によって強制的に排出するモードを有することを特徴
    とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記像担持体上に形成されたトナー像は
    前記像担持体用クリーニング装置によってトナー排出箱
    に除去されることを特徴とする請求項1の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記像担持体上に形成されたトナー像は
    転写材に転写および定着されることにより除去されるこ
    とを特徴とする請求項1の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記像担持体上に形成されたトナー像は
    転写装置に転写された後、該転写装置用クリーニング装
    置によって除去されることを特徴とする請求項1の画像
    形成装置。
JP9316479A 1997-10-31 1997-10-31 画像形成装置 Pending JPH11133748A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9316479A JPH11133748A (ja) 1997-10-31 1997-10-31 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9316479A JPH11133748A (ja) 1997-10-31 1997-10-31 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11133748A true JPH11133748A (ja) 1999-05-21

Family

ID=18077561

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9316479A Pending JPH11133748A (ja) 1997-10-31 1997-10-31 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11133748A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006091314A (ja) * 2004-09-22 2006-04-06 Canon Inc 画像形成装置
JP2011191574A (ja) * 2010-03-16 2011-09-29 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006091314A (ja) * 2004-09-22 2006-04-06 Canon Inc 画像形成装置
JP2011191574A (ja) * 2010-03-16 2011-09-29 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
US8447215B2 (en) 2010-03-16 2013-05-21 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image forming apparatus and method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5053602B2 (ja) 画像形成装置
JP2007292920A (ja) 潤滑剤塗布装置、クリーニング塗布ユニット、画像形成装置及び画像形成方法
JP2004184989A (ja) 画像形成装置
JP2002341678A (ja) 画像形成装置
JPH01100574A (ja) 画像形成装置
JPH11133748A (ja) 画像形成装置
JP2004013034A (ja) 画像形成装置
JP4963355B2 (ja) 画像形成装置
JP2000131920A (ja) 画像形成装置
JP2016206252A (ja) クリーニング装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP2004226824A (ja) 画像形成装置
JP3852222B2 (ja) 画像形成装置
JP6614411B2 (ja) 画像形成装置
JP2004013033A (ja) 画像形成装置
JP2019144291A (ja) 帯電装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP2001331007A (ja) 画像形成装置
JPH06175432A (ja) 画像形成装置
JPH10333523A (ja) 画像形成装置
JP2003241598A (ja) 画像形成装置
JP4603868B2 (ja) 画像形成装置
JP2000122491A (ja) 画像形成装置
JP2003255663A (ja) 画像形成装置
JP3334839B2 (ja) 画像形成装置
JP2015090422A (ja) クリーニング装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び、クリーニングブレード
JP3674281B2 (ja) 現像装置