JPH111328A - 金型のエッジ先鋭化方法および金型のエッジ先鋭化装置 - Google Patents

金型のエッジ先鋭化方法および金型のエッジ先鋭化装置

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JPH111328A
JPH111328A JP9168004A JP16800497A JPH111328A JP H111328 A JPH111328 A JP H111328A JP 9168004 A JP9168004 A JP 9168004A JP 16800497 A JP16800497 A JP 16800497A JP H111328 A JPH111328 A JP H111328A
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JP
Japan
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ion beam
edge
sharpening
saw
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JP9168004A
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Masaki Shimizu
正樹 清水
Yukio Hagiwara
由起夫 萩原
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B11/00Pressing molten glass or performed glass reheated to equivalent low viscosity without blowing
    • C03B11/06Construction of plunger or mould
    • C03B11/08Construction of plunger or mould for making solid articles, e.g. lenses
    • C03B11/082Construction of plunger or mould for making solid articles, e.g. lenses having profiled, patterned or microstructured surfaces
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B2215/00Press-moulding glass
    • C03B2215/40Product characteristics
    • C03B2215/41Profiled surfaces
    • C03B2215/412Profiled surfaces fine structured, e.g. fresnel lenses, prismatic reflectors, other sharp-edged surface profiles
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P40/00Technologies relating to the processing of minerals
    • Y02P40/50Glass production, e.g. reusing waste heat during processing or shaping
    • Y02P40/57Improving the yield, e-g- reduction of reject rates

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学素子用金型の鋸歯の先端を先鋭化する。 【解決手段】 金型20を金型のエッジ先鋭化装置30
の支持台60上に載置する。金型のエッジ先鋭化装置3
0のチャンバー32は、プラズマ生成室36と加工室4
4を備える。プラズマ生成室36によってアルゴンガス
は電離し、アルゴンイオンが発生する。グリッド状静電
電極50は複数の穴を有し、アルゴンイオンを加工室4
4へ引き出す。アルゴンイオンは金型20の表面に衝突
し、イオン入射角に準拠した除去量分だけ金型20を削
り、金型20の鋸歯の先端を先鋭化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば輪帯光学素
子であるフレネルレンズや回折型光学素子を成形すると
きに用いられる金型のエッジを先鋭化するエッジ先鋭化
方法、および金型のエッジ先鋭化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、断面が鋸歯状の溝を備えたフレネ
ルレンズや回折型光学素子は、ガラスや樹脂などの材料
から、対応する形状の金型を使用して成形される。切削
加工を容易にするために、金型は鋼材の上に軟質金属で
あるニッケルが無電解メッキされ、このニッケルの部分
がダイヤモンドバイトなどによって切削されることによ
り、鋸歯が形成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ニッケルは軟質金属で
あるため、鋸歯の切削加工時に微少なエッジの変形や、
歯の先端、即ちエッジに鰭状の金属屑(以下、バリとい
う)を生じる。また、材質が固いガラスモールドなどに
よる成形では、金型のエッジが摩耗により徐々に丸くな
る。このようなエッジの丸い金型を用いて成形すると、
レンズの外観や光学性能が劣化する。
【0004】金型のエッジに微少な変形や微少なバリが
生じた場合、表面の研磨により除去することはできる
が、エッジの丸みを生じ易くなり、精密さを要求される
フレネルレンズや回折型光学素子の形成に不都合が生じ
る。従って金型が精密でなくなった場合、金型を再加工
するか、新規に作成する必要があり、多大な時間および
コストを必要とした。
【0005】本発明はこの様な点に鑑みてなされたもの
であり、精密な金型のエッジを簡単に先鋭化できるエッ
ジ先鋭化方法およびエッジ先鋭化装置を得ることが目的
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による金型のエッ
ジ先鋭化方法は、光軸に対して同心円状である多数の輪
帯と隣接する輪帯の間を連結する環状断部とを備える輪
帯光学素子を成形するために、断面が鋸歯状に形成され
た金型に、この金型の鋸歯の斜面に対して鋭角に交差す
る方向からイオンビームを照射し、イオンビームの金型
への入射角に依存した除去量分の金属を、金型の表面か
ら除去することにより、鋸歯の先端部を先鋭化すること
を特徴としている。
【0007】金型のエッジ先鋭化方法において、好まし
くは、輪帯光学素子がフレネルレンズまたは回折型光学
素子である。
【0008】金型のエッジ先鋭化方法において、好まし
くは、イオンビームのイオン源が不活性ガスであり、不
活性ガスがイオン状態で金型に照射される。さらに好ま
しくは、不活性ガスがアルゴンガスである。
【0009】金型のエッジ先鋭化方法において、好まし
くは、部材が、光軸から外縁に向かい鋸歯の斜面の角度
に応じて広がり角度が変化する板材であり、イオンビー
ムがこの板材によって遮蔽されることにより、除去量が
調整される。さらに好ましくは、部材が、光軸から外縁
に向かい鋸歯の斜面の角度に応じて広がり角度が変化す
る板材であり、イオンビームがこの板材によって遮蔽さ
れることにより、除去量が調整される。
【0010】また本発明による金型のエッジ先鋭化装置
は、光軸に対して同心円状である多数の輪帯と隣接する
輪帯の間を連結する環状断部とを備える輪帯光学素子を
成形するために、断面が鋸歯状に形成された金型に、こ
の金型の鋸歯の斜面に対して鋭角に交差する方向からイ
オンビームを照射し、イオンビームの金型への入射角に
依存した除去量分の金属を、金型の表面から除去するこ
とにより、鋸歯の先端部を先鋭化することを特徴として
いる。
【0011】金型のエッジ先鋭化装置において、好まし
くは、輪帯光学素子がフレネルレンズまたは回折型光学
素子である。
【0012】金型のエッジ先鋭化装置において、好まし
くは、イオンビームのイオン源が不活性ガスであり、不
活性ガスがイオン状態で金型に照射される。さらに好ま
しくは、不活性ガスがアルゴンガスである。
【0013】金型のエッジ先鋭化装置において、好まし
くは、部材が、光軸から外縁に向かい鋸歯の斜面の角度
に応じて広がり角度が変化する板材であり、イオンビー
ムがこの板材によって遮蔽されることにより、除去量が
調整される。さらに好ましくは、部材が、光軸から外縁
に向かい鋸歯の斜面の角度に応じて広がり角度が変化す
る板材であり、イオンビームがこの板材によって遮蔽さ
れることにより、除去量が調整される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明による金型のエッジ
先鋭化方法及び金型のエッジ先鋭化装置の実施形態につ
いて添付図面を参照して説明する。
【0015】図1は、フレネルレンズを金型と共に示す
図であり、図2は成形後の金型の一部を拡大して示す断
面図である。フレネルレンズ10は、集光レンズとして
使用されるが、図の破線で示す厚みのレンズと同じ集光
作用を持ちながら、レンズの厚みが薄くなっている。フ
レネルレンズ10はガラスを材料として、金型20に高
荷重で押し付けた後、冷却することにより形成される。
フレネルレンズ10の一方の面には、光軸を中心に同心
円状に形成され、破線で示す曲面12’と対応する複数
の輪帯12が形成される。またフレネルレンズ10に
は、隣り合う輪帯12の間を連結する環状断部14が形
成される。
【0016】金型20は鋼材22の表面に約100ミク
ロンの無電解ニッケルメッキ24が施される。その後図
示しない旋盤に取り付けられ、回転させられながら、ダ
イヤモンドバイト26によって深さ数十ミクロンの同心
円の溝が外縁側から中心に向かって(図1の矢印A方
向)順に、即ち図2(a)に示す丸付き数字の大きくな
る順に形成される。
【0017】図2(b)および図2(c)には、形成後
の金型20の鋸歯であるエッジ100を拡大して示す。
上述のように切削された金型20は、図2(b)のよう
にエッジ先端102が微少なバリや変形を有することが
ある。また、多数回使用することによりエッジ先端10
2が摩耗したり、表面保護のために白金やセラミックな
どのスパッタ膜をつけた場合などには、図2(c)のよ
うにエッジ先端102が丸みを帯びる。本実施形態では
金型のエッジ先鋭化装置を使用して、このような変形部
分を除去し、エッジ先端102を先鋭化させる。
【0018】図3は、本発明の実施形態形態である金型
のエッジ先鋭化装置の主要構成を示すブロック図であ
る。金型のエッジ先鋭化装置30は、真空可能なチャン
バー32を備える。チャンバー32の上方には、イオン
源投入口34を備えたプラズマ生成室36が形成され
る。イオン源は不活性のアルゴンガスであり、高度に電
離した状態、即ちプラズマ状態のアルゴンイオンは図の
矢印の方向に流れる。
【0019】プラズマ生成室36の下方には加工室44
が形成され、プラズマ生成室36と加工室44との間に
は、グリッド状静電電極50が設けられる。加工室44
は排気口46を備え、図示しない真空ポンプと連結され
る。
【0020】排気口46を介して高真空にされたプラズ
マ生成室36において、イオン源投入口34から取り込
まれたアルゴンガスは、図示しない機構によってプラズ
マ化される。次にプラズマ生成室36内のアルゴンイオ
ンのみがグリッド状静電電極50によって図の矢印方向
に加速され、加工室44に導かれる。このときのイオン
ビームのエネルギーは、1keV〜数十keVである。
【0021】加工室44の底面中央には支持台60が設
けられ、この支持台60上に加工物である金型20が、
鋸歯表面をイオンビームの流れる方向に向かって載置さ
れる。加速されたアルゴンイオンは、金型20表面のニ
ッケルに衝突すると、ニッケル原子にエネルギーを与え
る。エネルギーが与えられたニッケル原子は金型20表
面から飛び出す。このようにイオンビームによって、金
型20表面からニッケルが除去される。
【0022】図4(a)はイオン入射角θとスパッタ率
Sとの関係を示すグラフである。スパッタ率Sとは、イ
オンビームの1イオンに対して加工物から飛び出す原子
の数である。スパッタ率Sは、加工物に対してイオンが
来た方向、即ちイオンの加工物への入射角に準拠する。
なおイオン入射角θは図4(b)に示すように、イオン
入射線と加工物表面の法線とが成す角度であり、範囲は
0〜90°である。スパッタ率Sは、0°からイオン入
射角θに比例して増加するが、約60°で最高値を示
し、その後は減少する。このように、イオンと原子との
関係を利用して、エッジの先鋭化を行なう。
【0023】図5はイオンビームによってバリが除去さ
れる過程を示す、エッジ100の部分拡大図である。図
5(a)はイオンビームを照射するエッジ100の初期
状態を示し、図5(b)は照射中の状態、図5(c)は
照射後の状態を示す。なお、図5(b)、(c)におけ
る破線は、図5(a)の初期状態のエッジ100の形状
を示す。
【0024】イオンビームは、図5において鉛直上方か
ら照射される。このとき、エッジ斜面106においてイ
オン入射角θ1は約45°程度であり、エッジ先端10
4のイオン入射角θ2は約20°程度と斜面に比べ小さ
い。従って図5(b)において実線で示すように、基部
108にむかってスパッタ率は大きくなり、多く削られ
る。従って、エッジ先端104のバリ自体はほとんど削
られないが、バリ近傍の斜面106が削られることによ
り、バリも共に除去され、図5(c)に示すようにエッ
ジ100の先鋭化が図られる。
【0025】なお金型20の谷部(図2(a)参照)
は、イオンビームにより削られると丸みを帯びるが、エ
ッジ先端104に比べ閉鎖された空間なので、除去され
た原子が再付着する確率が高く、エッジ先端104に比
べ変形量が少ない。
【0026】図6はイオンビームによって丸みが除去さ
れる過程を示す、エッジ100の部分拡大図である。図
6(a)はイオンビームを照射するエッジ100の初期
状態、図6(b)は照射中の状態、図6(c)は照射後
の状態を示す。なお、図6(b)、(c)における破線
は、図6(a)の初期状態のエッジ形状を示す。
【0027】この場合も図5に示したバリの除去工程と
同様、イオンビーム入射角は、エッジ先端から基部に行
くに従い大きくなる。即ちエッジ先端104の入射角θ
4より斜面106の入射角θ3の方が大きいので、除去
量は斜面106の方が大きくなり、図6(c)に示すよ
うにエッジ100が先鋭化される。
【0028】また図1に示すように、鋸歯の斜面の角度
はレンズの外縁に行くに従って大きくなるので、除去量
はレンズ外縁の方がレンズ中心より多くなる。レンズ外
縁とレンズ中心との鋸歯の角度差が大きい場合は、除去
量の差を均一にするために、例えば加工時にレンズ表面
にマスクを設ける構成にしてもよい。
【0029】図7はマスク70を備えた金型のエッジ先
鋭化装置30の一部を示す上面図であり、図8は図7の
I−I線における断面図である。金型20は図7の矢印
の方向に回転可能なロータリーテーブル64の上に載置
される。金型20の上方には、所定距離離れてマスク7
0が設けられる。マスク70は回転軸Rから金型20の
外縁に向かい鋸歯の斜面の角度の変化に応じて開き角度
が変化する形状を有しており、マスク頂部72と回転軸
Rとの間には所定のクリアランスが形成される。
【0030】図8に示すように、金型20に上方からイ
オンビームを照射する場合、金型20はロータリーテー
ブル64により回転軸R周りに回転させられる。マスク
70の下方ではイオンビームは金型20に照射されな
い。従って、金型20は中央より外縁部の方がイオンビ
ームにさらされる時間が少なくなり、除去量を均一に制
御できる。
【0031】以上のように、バリや変形または丸みを有
する金型20のエッジ先端104を容易に先鋭化できる
ので、高精度のフレネルレンズあるいは回折型光学素子
を作成できる。また、多数回使用したことによりエッジ
先端104が丸みを帯びた場合も、エッジ100を再先
鋭化することにより、新たに金型20を作成することな
く金型20を再使用できる。即ち、金型20を繰り返し
使用することができ、作業時間の短縮およびコストダウ
ンが図られる。
【0032】
【発明の効果】本発明によると、フレネルレンズまたは
回折型光学素子に用いる金型のエッジを容易に先鋭化で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるエッジ先鋭化方法の実施形態であ
る、金型をフレネルレンズと共に示す図である。
【図2】成形後の金型の一部を拡大して示す断面図であ
る。
【図3】金型のエッジ先鋭化装置の主要構成を示すブロ
ック断面図である。
【図4】イオン入射角とスパッタ率との関係を示す図で
ある。
【図5】イオンビームによってバリが除去される過程を
示す、エッジの部分拡大図である。
【図6】イオンビームによって丸みが除去される過程を
示す、エッジの部分拡大図である。
【図7】マスクを備えた金型のエッジ先鋭化装置の部分
上面図である。
【図8】図7のI−I線における金型のエッジ先鋭化装
置の部分断面図である。
【符号の説明】
10 フレネルレンズ 20 金型 30 金型のエッジ先鋭化装置 32 チャンバー 34 イオン源投入口 36 プラズマ生成室 50 グリッド状静電電極 44 加工室 46 排気口 60 支持台 70 マスク

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光軸に対して同心円状である多数の輪帯
    と隣接する前記輪帯の間を連結する環状断部とを備える
    輪帯光学素子を成形するために、断面が鋸歯状に形成さ
    れた金型に、 この金型の鋸歯の斜面に対して鋭角に交差する方向から
    イオンビームを照射し、前記イオンビームの前記金型へ
    の入射角に依存した除去量分の金属を、前記金型の表面
    から除去することにより、前記鋸歯の先端部を先鋭化す
    ることを特徴とする金型のエッジ先鋭化方法。
  2. 【請求項2】 前記輪帯光学素子がフレネルレンズまた
    は回折型光学素子であることを特徴とする請求項1に記
    載の金型のエッジ先鋭化方法。
  3. 【請求項3】 前記イオンビームのイオン源が不活性ガ
    スであり、前記不活性ガスがイオン状態で前記金型に照
    射されることを特徴とする請求項1に記載の金型のエッ
    ジ先鋭化方法。
  4. 【請求項4】 前記不活性ガスがアルゴンガスであるこ
    とを特徴とする請求項3に記載の金型のエッジ先鋭化方
    法。
  5. 【請求項5】 前記金型における外縁の前記鋸歯斜面と
    前記光軸近傍の前記鋸歯斜面との前記入射角度差によら
    ず、前記外縁と前記光軸近傍との前記除去量の差を均一
    にするための部材が、前記金型の前記イオンビームが照
    射される側に設けられることを特徴とする請求項1に記
    載の金型のエッジ先鋭化方法。
  6. 【請求項6】 前記部材が、前記光軸から前記外縁に向
    かい鋸歯の斜面の角度に応じて広がり角度が変化する板
    材であり、前記イオンビームがこの板材によって遮蔽さ
    れることにより、前記除去量が調整されることを特徴と
    する請求項5に記載の金型のエッジ先鋭化方法。
  7. 【請求項7】 真空可能な反応容器と、 前記反応容器内に設けられた回転可能な金型支持手段と
    を備え、この金型支持手段は断面が鋸歯状に形成された
    金型を支持し、この金型が光軸に対して同心円状である
    多数の輪帯を有し、隣接する前記輪帯の間が環状断部で
    接続された輪帯光学素子を成形するためのものであり、 さらに、前記反応容器の上方に設けられ、イオン源から
    イオンビームを発生させて真空状態の前記反応容器内へ
    出力する発生手段と、 前記発生手段によって発生したイオンビームを、前記金
    型の鋸歯の斜面に対して鋭角に交差する方向から照射す
    る照射手段とを備え、 前記金型の表面から前記金型への入射角に依存した除去
    量分の金属を除去することにより、前記鋸歯の先端部を
    先鋭化することを特徴とする金型のエッジ先鋭化装置。
  8. 【請求項8】 前記輪帯光学素子がフレネルレンズまた
    は回折型光学素子であることを特徴とする請求項7に記
    載の金型のエッジ先鋭化方法。
  9. 【請求項9】 前記イオンビームのイオン源が不活性ガ
    スであり、前記不活性ガスがイオン状態で前記金型表面
    に照射されることを特徴とする請求項7に記載の金型の
    エッジ先鋭化装置。
  10. 【請求項10】 前記不活性ガスがアルゴンガスである
    ことを特徴とする請求項9に記載の金型のエッジ先鋭化
    装置。
  11. 【請求項11】 前記金型における外縁の前記鋸歯斜面
    と前記光軸近傍の前記鋸歯斜面との前記入射角度差によ
    らず、前記外縁と前記光軸近傍との前記除去量の差を均
    一にするための部材が、前記金型の前記イオンビームが
    照射される側に設けられることを特徴とする請求項7に
    記載の金型のエッジ先鋭化装置。
  12. 【請求項12】 前記部材が、前記光軸から前記外縁に
    向かい鋸歯の斜面の角度に応じて広がり角度が変化する
    板材であり、前記イオンビームがこの板材によって遮蔽
    されることにより、前記除去量が調整されることを特徴
    とする請求項11に記載の金型のエッジ先鋭化装置。
JP9168004A 1997-06-10 1997-06-10 金型のエッジ先鋭化方法および金型のエッジ先鋭化装置 Pending JPH111328A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NO20075913A (no) * 2007-11-19 2009-01-26 Presens As Trykksensorenhet

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NO20075913A (no) * 2007-11-19 2009-01-26 Presens As Trykksensorenhet

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