JPH11132804A - 電磁流量計 - Google Patents
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- JPH11132804A JPH11132804A JP29529397A JP29529397A JPH11132804A JP H11132804 A JPH11132804 A JP H11132804A JP 29529397 A JP29529397 A JP 29529397A JP 29529397 A JP29529397 A JP 29529397A JP H11132804 A JPH11132804 A JP H11132804A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 接液抵抗Ra,Rbが共に大きくなったでも
確実に空検知のできる電磁流量計を提供すること。 【解決手段】 測定流体の中に発生した信号電圧を第1
及び第2の測定電極11a,11bで検出し、この信号
電圧を信号処理手段で信号処理を実行して流量信号とし
て出力するすると共に、前記第1及び第2の測定電極に
直流の定電流を流す定電流回路16a,16bと、前記
第1及び第2の測定電極に発生した直流電圧の差と第3
のしきい値とを比較する第3の判定手段33とを有する
電磁流量計において、前記第1の測定電極に発生した直
流電圧と第1のしきい値とを比較して当該測定電極の非
接液状態を検知する第1の判定手段23と、前記第2の
測定電極に発生した直流電圧と第2のしきい値とを比較
して当該測定電極の非接液状態を検知する第2の判定手
段31の少なくとも一方を設け、これら第1又は/及び
第2並びに第3の判定手段の各出力の論理和を演算する
演算手段25とを具備し、この演算手段の出力により測
定電極の空状態を判断するようにしたものである。
確実に空検知のできる電磁流量計を提供すること。 【解決手段】 測定流体の中に発生した信号電圧を第1
及び第2の測定電極11a,11bで検出し、この信号
電圧を信号処理手段で信号処理を実行して流量信号とし
て出力するすると共に、前記第1及び第2の測定電極に
直流の定電流を流す定電流回路16a,16bと、前記
第1及び第2の測定電極に発生した直流電圧の差と第3
のしきい値とを比較する第3の判定手段33とを有する
電磁流量計において、前記第1の測定電極に発生した直
流電圧と第1のしきい値とを比較して当該測定電極の非
接液状態を検知する第1の判定手段23と、前記第2の
測定電極に発生した直流電圧と第2のしきい値とを比較
して当該測定電極の非接液状態を検知する第2の判定手
段31の少なくとも一方を設け、これら第1又は/及び
第2並びに第3の判定手段の各出力の論理和を演算する
演算手段25とを具備し、この演算手段の出力により測
定電極の空状態を判断するようにしたものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、導管の中の測定流
体が空になったときこれを検知する電磁流量計に関し、
特に各測定電極の接液抵抗が共に大きくなっても空検知
ができない領域が存在しないような改良に関する。
体が空になったときこれを検知する電磁流量計に関し、
特に各測定電極の接液抵抗が共に大きくなっても空検知
ができない領域が存在しないような改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の空検知機能を有する電磁流量計
は、例えば、本出願人の提案にかかる特開平3−186
716号公報に開示されている。図5は該公報の従来技
術として説明された回路図である。図において、導管1
0は内面が絶縁され測定流体Qを流すことのできるもの
である。一対の測定電極11a,11bは、導管10に
絶縁して固定されたもので、測定流体Qと接液する。接
液電極11cは、接地点Gと接続されて、測定流体Qを
接地する。励磁コイル12は、導管10に近接して配置
されたもので、測定流体Qに磁場を印加する。励磁回路
13は、励磁コイル12に励磁電流Ifを供給する。そ
して、これらの導管10、励磁コイル12等により検出
器14が構成されている。
は、例えば、本出願人の提案にかかる特開平3−186
716号公報に開示されている。図5は該公報の従来技
術として説明された回路図である。図において、導管1
0は内面が絶縁され測定流体Qを流すことのできるもの
である。一対の測定電極11a,11bは、導管10に
絶縁して固定されたもので、測定流体Qと接液する。接
液電極11cは、接地点Gと接続されて、測定流体Qを
接地する。励磁コイル12は、導管10に近接して配置
されたもので、測定流体Qに磁場を印加する。励磁回路
13は、励磁コイル12に励磁電流Ifを供給する。そ
して、これらの導管10、励磁コイル12等により検出
器14が構成されている。
【0003】前置増幅器15は、測定電極11a,11
bに入力端が接続された前置増幅器15a,15bと、
前置増幅器15a,15bの出力端が入力端に接続され
た差動増幅器15cとで構成されている。定電流回路1
6aは、負電源−Vにアノード端子が接続されたダイオ
ードD1を有し、ダイオードD1のカソード端子は測定
電極11aと接続されている。定電流回路16bは、負
電源−Vにアノード端子が接続されたダイオードD2を
有し、ダイオードD2のカソード端子は測定電極11b
と接続されている。ツェナーダイオードDz1とDz2
は、互いに逆極性で接続された直列回路で、一端が前置
増幅器15bの出力端と接続され、他端が共通電位点C
OMに接続されている。
bに入力端が接続された前置増幅器15a,15bと、
前置増幅器15a,15bの出力端が入力端に接続され
た差動増幅器15cとで構成されている。定電流回路1
6aは、負電源−Vにアノード端子が接続されたダイオ
ードD1を有し、ダイオードD1のカソード端子は測定
電極11aと接続されている。定電流回路16bは、負
電源−Vにアノード端子が接続されたダイオードD2を
有し、ダイオードD2のカソード端子は測定電極11b
と接続されている。ツェナーダイオードDz1とDz2
は、互いに逆極性で接続された直列回路で、一端が前置
増幅器15bの出力端と接続され、他端が共通電位点C
OMに接続されている。
【0004】信号処理回路17は、差動増幅器15cの
出力端に現れる測定電圧VM1を用いて流量信号VQを演
算して出力端18に出力する。また、空検知回路19は
測定電圧VM1の内の測定電極11a,11bに現れる直
流電圧Ea,Ebの差に対応する差電圧Ed1と基準電圧
源20からの第1のしきい値電圧VR1とを比較して、出
力端21に空検知信号Ve1を出力する。
出力端に現れる測定電圧VM1を用いて流量信号VQを演
算して出力端18に出力する。また、空検知回路19は
測定電圧VM1の内の測定電極11a,11bに現れる直
流電圧Ea,Ebの差に対応する差電圧Ed1と基準電圧
源20からの第1のしきい値電圧VR1とを比較して、出
力端21に空検知信号Ve1を出力する。
【0005】このように構成された装置について、以下
説明する。励磁回路13からは、例えば矩形波状の励磁
電流Ifが励磁コイル12に流され、これにより測定流
体Qに矩形波状の磁場が印加される。これに伴い、測定
電極11a,11bに発生する測定電圧は前置増幅器1
5でインピーダンス変換されてその出力端に測定電圧V
M1として出力される。次段の信号処理回路17は、この
測定電圧VM1を用いて流量演算をして、出力端18に流
量信号VQとして出力する。
説明する。励磁回路13からは、例えば矩形波状の励磁
電流Ifが励磁コイル12に流され、これにより測定流
体Qに矩形波状の磁場が印加される。これに伴い、測定
電極11a,11bに発生する測定電圧は前置増幅器1
5でインピーダンス変換されてその出力端に測定電圧V
M1として出力される。次段の信号処理回路17は、この
測定電圧VM1を用いて流量演算をして、出力端18に流
量信号VQとして出力する。
【0006】一方、測定電極11a,11bにはアノー
ド端子が負電源−Vに接続されたダイオードD1,D2
によってダイオードの逆方向のリーク電流による定電流
回路16が形成されている。そこで、検出器14が空に
なり測定電極11aと11bとの間の接液抵抗Ra,R
bが大きくなると、測定電極11aと11bの直流電圧
Ea,Ebが大きくなる。差動増幅器15cは、これら
の直流電圧Ea,Ebの差を演算してその出力端に差電
圧Ed1を出力する。空検知回路19は、この差電圧Ed1
が第1のしきい値電圧VR1を越えると、導管10の中は
空と判断してその出力端21に、例えば負に振り切れる
空検知信号Ve1を出力する。
ド端子が負電源−Vに接続されたダイオードD1,D2
によってダイオードの逆方向のリーク電流による定電流
回路16が形成されている。そこで、検出器14が空に
なり測定電極11aと11bとの間の接液抵抗Ra,R
bが大きくなると、測定電極11aと11bの直流電圧
Ea,Ebが大きくなる。差動増幅器15cは、これら
の直流電圧Ea,Ebの差を演算してその出力端に差電
圧Ed1を出力する。空検知回路19は、この差電圧Ed1
が第1のしきい値電圧VR1を越えると、導管10の中は
空と判断してその出力端21に、例えば負に振り切れる
空検知信号Ve1を出力する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、以上のような
構成の電磁流量計は測定電極11a,11bの何れかが
非接液になったときは上記のように正常に動作するが、
接液抵抗Ra,Rbが共に大きくなったときには、差電
圧|Ea−Eb|がほぼゼロになり空になったにも拘ら
ず、空検知回路19は空と判断することができない。
構成の電磁流量計は測定電極11a,11bの何れかが
非接液になったときは上記のように正常に動作するが、
接液抵抗Ra,Rbが共に大きくなったときには、差電
圧|Ea−Eb|がほぼゼロになり空になったにも拘ら
ず、空検知回路19は空と判断することができない。
【0008】このような場合に備えて、前置増幅器15
bの出力端と共通電位点COMとの間にツェナーダイオ
ードDz1とDz2を互いに逆極性で直列に接続して出
力制限をし、接液抵抗Ra,Rbが共に大きくなったと
きにも前置増幅器15a、15bの出力に差が生じるよ
うにしている。
bの出力端と共通電位点COMとの間にツェナーダイオ
ードDz1とDz2を互いに逆極性で直列に接続して出
力制限をし、接液抵抗Ra,Rbが共に大きくなったと
きにも前置増幅器15a、15bの出力に差が生じるよ
うにしている。
【0009】しかし、このような出力制限回路を設けて
も、空検知回路19が空と判断できない領域が生じる。
図6は空検知回路19が空と判断できない領域を斜線で
示したもので、横軸は接液抵抗Rb、縦軸は接液抵抗R
aである。図中、RはツェナーダイオードDz1とDz
2による出力のリミット電圧を示している。特に、接
液抵抗Rbが大きくなり、Ebの直流電位がツェナーダ
イオードDz1とDz2で制限されると、接液抵抗Ra
が一定の幅β1の範囲にあるときは空検知ができないと
いう課題があった。また、接液抵抗Ra,Rbが同時
に大きくなるときの空検知をすることができない領域が
大きいという課題がある。本発明は上述の課題を解決し
たもので、接液抵抗Ra,Rbが共に大きくなったでも
確実に空検知のできる電磁流量計を提供することを目的
とする。
も、空検知回路19が空と判断できない領域が生じる。
図6は空検知回路19が空と判断できない領域を斜線で
示したもので、横軸は接液抵抗Rb、縦軸は接液抵抗R
aである。図中、RはツェナーダイオードDz1とDz
2による出力のリミット電圧を示している。特に、接
液抵抗Rbが大きくなり、Ebの直流電位がツェナーダ
イオードDz1とDz2で制限されると、接液抵抗Ra
が一定の幅β1の範囲にあるときは空検知ができないと
いう課題があった。また、接液抵抗Ra,Rbが同時
に大きくなるときの空検知をすることができない領域が
大きいという課題がある。本発明は上述の課題を解決し
たもので、接液抵抗Ra,Rbが共に大きくなったでも
確実に空検知のできる電磁流量計を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明の電磁流量計は、(1)測定流体の中に発生した信
号電圧を第1及び第2の測定電極11a,11bで検出
し、この信号電圧を信号処理手段で信号処理を実行して
流量信号として出力するすると共に、前記第1及び第2
の測定電極に直流の定電流を流す定電流回路16a,1
6bと、前記第1及び第2の測定電極に発生した直流電
圧の差と第3のしきい値とを比較する第3の判定手段3
3とを有する電磁流量計において、前記第1の測定電極
に発生した直流電圧と第1のしきい値とを比較して当該
測定電極の非接液状態を検知する第1の判定手段23
と、前記第2の測定電極に発生した直流電圧と第2のし
きい値とを比較して当該測定電極の非接液状態を検知す
る第2の判定手段31の少なくとも一方を設け、これら
第1又は/及び第2並びに第3の判定手段の各出力の論
理和を演算する演算手段25とを具備し、この演算手段
の出力により測定電極の空状態を判断するようにしたも
のである。
発明の電磁流量計は、(1)測定流体の中に発生した信
号電圧を第1及び第2の測定電極11a,11bで検出
し、この信号電圧を信号処理手段で信号処理を実行して
流量信号として出力するすると共に、前記第1及び第2
の測定電極に直流の定電流を流す定電流回路16a,1
6bと、前記第1及び第2の測定電極に発生した直流電
圧の差と第3のしきい値とを比較する第3の判定手段3
3とを有する電磁流量計において、前記第1の測定電極
に発生した直流電圧と第1のしきい値とを比較して当該
測定電極の非接液状態を検知する第1の判定手段23
と、前記第2の測定電極に発生した直流電圧と第2のし
きい値とを比較して当該測定電極の非接液状態を検知す
る第2の判定手段31の少なくとも一方を設け、これら
第1又は/及び第2並びに第3の判定手段の各出力の論
理和を演算する演算手段25とを具備し、この演算手段
の出力により測定電極の空状態を判断するようにしたも
のである。
【0011】これによると、定電流手段により第1及び
第2の測定電極に直流の定電流を流している。第1の測
定電極に発生した直流電圧と第1のしきい値とを比較し
て非接液状態を判定する第1の判定手段と、第2の測定
電極に発生した直流電圧と第2のしきい値とを比較して
非接液状態を判定する第2の判定手段の少なくとも一方
を設け、少なくとも第1又は第2の測定電極の一方の非
接液状態を検知する。第3の判定手段により、第1及び
第2の測定電極に発生した直流電圧の差と第3のしきい
値とを比較して、第1及び第2の測定電極の非接液状態
を検知する。この後、演算手段により第1又は/及び第
2並びに第3の判定手段の各出力の論理和を演算して、
この演算結果より測定流体が空になったか否かを判断す
る。
第2の測定電極に直流の定電流を流している。第1の測
定電極に発生した直流電圧と第1のしきい値とを比較し
て非接液状態を判定する第1の判定手段と、第2の測定
電極に発生した直流電圧と第2のしきい値とを比較して
非接液状態を判定する第2の判定手段の少なくとも一方
を設け、少なくとも第1又は第2の測定電極の一方の非
接液状態を検知する。第3の判定手段により、第1及び
第2の測定電極に発生した直流電圧の差と第3のしきい
値とを比較して、第1及び第2の測定電極の非接液状態
を検知する。この後、演算手段により第1又は/及び第
2並びに第3の判定手段の各出力の論理和を演算して、
この演算結果より測定流体が空になったか否かを判断す
る。
【0012】上記の目的を達成する本発明の電磁流量計
は、(2)測定流体の中に発生した信号電圧を第1及び
第2の測定電極11a,11bで検出し、この信号電圧
を信号処理手段で信号処理を実行して流量信号として出
力する電磁流量計において、前記第1及び第2の測定電
極に直流の定電流を流す定電流回路16a,16bと、
前記第1の測定電極に発生した直流電圧をインピーダン
ス変換する第1の前置増幅器15aと、前記第2の測定
電極に発生した直流電圧をインピーダンス変換する第2
の前置増幅器15bと、第1及び第2の前置増幅器の出
力信号を入力して、切換信号S2により択一して出力す
るスイッチ回路SW1と、このスイッチ回路から供給さ
れた直流電圧をアナログ/ディジタル変換して読み込む
演算回路29とを備え、この演算回路には、前記第1の
測定電極に発生した直流電圧と第1のしきい値とを比較
して非接液状態を判定する第1の判定手段と、前記第2
の測定電極に発生した直流電圧と第2のしきい値とを比
較して非接液状態を判定する第2の判定手段の少なくと
も一方を設けると共に、前記第1及び第2の測定電極に
発生した直流電圧の差と第3のしきい値とを比較する第
3の判定手段を設けることを特徴としている。
は、(2)測定流体の中に発生した信号電圧を第1及び
第2の測定電極11a,11bで検出し、この信号電圧
を信号処理手段で信号処理を実行して流量信号として出
力する電磁流量計において、前記第1及び第2の測定電
極に直流の定電流を流す定電流回路16a,16bと、
前記第1の測定電極に発生した直流電圧をインピーダン
ス変換する第1の前置増幅器15aと、前記第2の測定
電極に発生した直流電圧をインピーダンス変換する第2
の前置増幅器15bと、第1及び第2の前置増幅器の出
力信号を入力して、切換信号S2により択一して出力す
るスイッチ回路SW1と、このスイッチ回路から供給さ
れた直流電圧をアナログ/ディジタル変換して読み込む
演算回路29とを備え、この演算回路には、前記第1の
測定電極に発生した直流電圧と第1のしきい値とを比較
して非接液状態を判定する第1の判定手段と、前記第2
の測定電極に発生した直流電圧と第2のしきい値とを比
較して非接液状態を判定する第2の判定手段の少なくと
も一方を設けると共に、前記第1及び第2の測定電極に
発生した直流電圧の差と第3のしきい値とを比較する第
3の判定手段を設けることを特徴としている。
【0013】これによると、第1及び第2の前置増幅器
は、第1及び第2の測定電極に発生した直流電圧をイン
ピーダンス変換する。演算回路は、スイッチ回路SW1
とアナログ/ディジタル変換回路を用いて、直流電圧と
いうアナログ信号をμプロセッサを用いたディジタル処
理に適する信号に変換している。演算回路には、第1又
は第2の判定手段の少なくとも一方を設け、第1又は第
2の測定電極に発生した非接液状態を判定すると共に、
第1及び第2の測定電極に発生した直流電圧の差と第3
のしきい値とを比較する第3の判定手段を設けている。
第1又は/及び第2並びに第3の判定手段により、総合
的に測定流体が空になったか否かを判断する。
は、第1及び第2の測定電極に発生した直流電圧をイン
ピーダンス変換する。演算回路は、スイッチ回路SW1
とアナログ/ディジタル変換回路を用いて、直流電圧と
いうアナログ信号をμプロセッサを用いたディジタル処
理に適する信号に変換している。演算回路には、第1又
は第2の判定手段の少なくとも一方を設け、第1又は第
2の測定電極に発生した非接液状態を判定すると共に、
第1及び第2の測定電極に発生した直流電圧の差と第3
のしきい値とを比較する第3の判定手段を設けている。
第1又は/及び第2並びに第3の判定手段により、総合
的に測定流体が空になったか否かを判断する。
【0014】上記の目的を達成する本発明の電磁流量計
は、(3)測定流体の中に発生した信号電圧を第1及び
第2の測定電極11a,11bで検出し、この信号電圧
を信号処理手段で信号処理を実行して流量信号として出
力する電磁流量計において、前記第1及び第2の測定電
極に直流の定電流を流す定電流回路16a,16bと、
前記第1の測定電極に発生した直流電圧をインピーダン
ス変換する第1の前置増幅器15aと、前記第2の測定
電極に発生した直流電圧をインピーダンス変換する第2
の前置増幅器15bと、第1及び第2の前置増幅器の出
力信号の差を求めて当該測定流体の流速に関する測定電
圧VM1を出力する差動増幅器15cと、これら第1及び
第2の前置増幅器の出力信号と差動増幅器の出力信号と
を入力して、切換信号S1により択一して出力するスイ
ッチ回路SW1と、このスイッチ回路から供給された直
流電圧をアナログ/ディジタル変換して読み込む演算回
路28とを備え、この演算回路には、前記第1の測定電
極に発生した直流電圧と第1のしきい値とを比較して非
接液状態を判定する第1の判定手段と、前記第2の測定
電極に発生した直流電圧と第2のしきい値とを比較して
非接液状態を判定する第2の判定手段の少なくとも一方
を設けると共に、前記差動増幅器の測定電圧と第3のし
きい値とを比較する第3の判定手段を設けることを特徴
としている。
は、(3)測定流体の中に発生した信号電圧を第1及び
第2の測定電極11a,11bで検出し、この信号電圧
を信号処理手段で信号処理を実行して流量信号として出
力する電磁流量計において、前記第1及び第2の測定電
極に直流の定電流を流す定電流回路16a,16bと、
前記第1の測定電極に発生した直流電圧をインピーダン
ス変換する第1の前置増幅器15aと、前記第2の測定
電極に発生した直流電圧をインピーダンス変換する第2
の前置増幅器15bと、第1及び第2の前置増幅器の出
力信号の差を求めて当該測定流体の流速に関する測定電
圧VM1を出力する差動増幅器15cと、これら第1及び
第2の前置増幅器の出力信号と差動増幅器の出力信号と
を入力して、切換信号S1により択一して出力するスイ
ッチ回路SW1と、このスイッチ回路から供給された直
流電圧をアナログ/ディジタル変換して読み込む演算回
路28とを備え、この演算回路には、前記第1の測定電
極に発生した直流電圧と第1のしきい値とを比較して非
接液状態を判定する第1の判定手段と、前記第2の測定
電極に発生した直流電圧と第2のしきい値とを比較して
非接液状態を判定する第2の判定手段の少なくとも一方
を設けると共に、前記差動増幅器の測定電圧と第3のし
きい値とを比較する第3の判定手段を設けることを特徴
としている。
【0015】これによると、第1及び第2の前置増幅器
は、第1及び第2の測定電極に発生した直流電圧をイン
ピーダンス変換する。差動増幅器15cは、第1及び第
2の前置増幅器の出力信号の差を求めて測定流体の流速
に関する測定電圧VM1を出力する。演算回路は、スイッ
チ回路SW1とアナログ/ディジタル変換回路を用い
て、直流電圧というアナログ信号をμプロセッサを用い
たディジタル処理に適する信号に変換している。演算回
路には、第1又は第2の判定手段の少なくとも一方を設
け、第1又は第2の測定電極に発生した非接液状態を判
定すると共に、差動増幅器15cの出力信号と第3のし
きい値とを比較する第3の判定手段を設けている。第1
又は/及び第2並びに第3の判定手段により、総合的に
測定流体が空になったか否かを判断する。
は、第1及び第2の測定電極に発生した直流電圧をイン
ピーダンス変換する。差動増幅器15cは、第1及び第
2の前置増幅器の出力信号の差を求めて測定流体の流速
に関する測定電圧VM1を出力する。演算回路は、スイッ
チ回路SW1とアナログ/ディジタル変換回路を用い
て、直流電圧というアナログ信号をμプロセッサを用い
たディジタル処理に適する信号に変換している。演算回
路には、第1又は第2の判定手段の少なくとも一方を設
け、第1又は第2の測定電極に発生した非接液状態を判
定すると共に、差動増幅器15cの出力信号と第3のし
きい値とを比較する第3の判定手段を設けている。第1
又は/及び第2並びに第3の判定手段により、総合的に
測定流体が空になったか否かを判断する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下図面を用いて、本発明を説明
する。図1は第1の実施例を示す回路図である。尚、図
1において前記図5と同一作用をするものには同一符号
を付して説明を省略する。
する。図1は第1の実施例を示す回路図である。尚、図
1において前記図5と同一作用をするものには同一符号
を付して説明を省略する。
【0017】空検知回路23は、前置増幅器15aの出
力信号Vaと基準電圧源24からの第1のしきい値電圧
VR1とを比較して、出力端に空検知信号Ve1を出力す
る。空検知回路31は、前置増幅器15bの出力信号V
bと基準電圧源30からの第2のしきい値電圧VR2とを
比較して、出力端に空検知信号Ve2を出力する。空検知
回路33は、差動増幅器15cの測定電圧VM1と基準電
圧源32からの第3のしきい値電圧VR3とを比較して、
出力端に空検知信号Ve3を出力する。オアゲート25
は、空検知信号Ve1、Ve2、Ve3の論理和を演算して、
出力端26に空検知信号Ve4として出力する。
力信号Vaと基準電圧源24からの第1のしきい値電圧
VR1とを比較して、出力端に空検知信号Ve1を出力す
る。空検知回路31は、前置増幅器15bの出力信号V
bと基準電圧源30からの第2のしきい値電圧VR2とを
比較して、出力端に空検知信号Ve2を出力する。空検知
回路33は、差動増幅器15cの測定電圧VM1と基準電
圧源32からの第3のしきい値電圧VR3とを比較して、
出力端に空検知信号Ve3を出力する。オアゲート25
は、空検知信号Ve1、Ve2、Ve3の論理和を演算して、
出力端26に空検知信号Ve4として出力する。
【0018】このように構成された装置の動作を次に説
明する。図2は図1の装置の空検知の動作を説明する特
性図で、横軸は測定電極11aの接液抵抗Ra、縦軸は
測定電極11bの接液抵抗Rbを表している。測定電極
11aの直流電圧を空検知回路23に入力して得られる
空検知信号Ve1は、図中縦線の領域を空検知できるもの
で、空検知できる接液抵抗Raの限界値δ1は第1のし
きい値電圧VR1から定まる。測定電極11bの直流電圧
を空検知回路31に入力して得られる空検知信号Ve2
は、図中横線の領域を空検知できるもので、空検知でき
る接液抵抗Rbの限界値δ2は第2のしきい値電圧VR2
から定まる。
明する。図2は図1の装置の空検知の動作を説明する特
性図で、横軸は測定電極11aの接液抵抗Ra、縦軸は
測定電極11bの接液抵抗Rbを表している。測定電極
11aの直流電圧を空検知回路23に入力して得られる
空検知信号Ve1は、図中縦線の領域を空検知できるもの
で、空検知できる接液抵抗Raの限界値δ1は第1のし
きい値電圧VR1から定まる。測定電極11bの直流電圧
を空検知回路31に入力して得られる空検知信号Ve2
は、図中横線の領域を空検知できるもので、空検知でき
る接液抵抗Rbの限界値δ2は第2のしきい値電圧VR2
から定まる。
【0019】測定電極11a、11bの直流電圧の差を
空検知回路33に入力して得られる空検知信号Ve3は、
図中斜線の領域を空検知できるものである。測定電極1
1a、11bの直流電圧の差電圧VM1が第3のしきい値
電圧±VR3の範囲内に入る領域は、斜線の範囲外となっ
て空検知できない。空検知信号Ve4は、縦線、横線並び
に斜線で網羅される領域が空検知できる。即ち、従来の
ように差電圧のみでは図中εで示す空検知不可領域があ
ったが、接液抵抗Ra,Rbが限界値δ1、δ2以上にな
ると、この領域も空検知が可能になる。
空検知回路33に入力して得られる空検知信号Ve3は、
図中斜線の領域を空検知できるものである。測定電極1
1a、11bの直流電圧の差電圧VM1が第3のしきい値
電圧±VR3の範囲内に入る領域は、斜線の範囲外となっ
て空検知できない。空検知信号Ve4は、縦線、横線並び
に斜線で網羅される領域が空検知できる。即ち、従来の
ように差電圧のみでは図中εで示す空検知不可領域があ
ったが、接液抵抗Ra,Rbが限界値δ1、δ2以上にな
ると、この領域も空検知が可能になる。
【0020】図3は本発明の第2の実施例を示す構成ブ
ロック図である。図において、スイッチ回路SW1は、
前置増幅器15aの出力信号Vaと、前置増幅器15b
の出力信号Vbと、差動増幅器15cの測定電圧VM1と
の3信号を入力し、演算回路28の出力する選択信号S
1に従って択一して出力する。アナログ/ディジタル変
換回路27は、スイッチ回路SW1から出力されたアナ
ログ信号をディジタル信号に変換する。演算回路28
は、μプロセッサとROMやRAMを組み合わせた回路
で、空検知機能をはたす。
ロック図である。図において、スイッチ回路SW1は、
前置増幅器15aの出力信号Vaと、前置増幅器15b
の出力信号Vbと、差動増幅器15cの測定電圧VM1と
の3信号を入力し、演算回路28の出力する選択信号S
1に従って択一して出力する。アナログ/ディジタル変
換回路27は、スイッチ回路SW1から出力されたアナ
ログ信号をディジタル信号に変換する。演算回路28
は、μプロセッサとROMやRAMを組み合わせた回路
で、空検知機能をはたす。
【0021】即ち、第1の判定ブロックは、第1の空検
知回路23に相当する機能を果たすもので、前置増幅器
15aの出力信号Vaを第1のしきい値VR1と比較し
て、空検知信号Ve1を出力する。第2の判定ブロック
は、第2の空検知回路31に相当する機能を果たすもの
で、前置増幅器15bの出力信号Vbと第2のしきい値
V R2と比較して、空検知信号Ve2を出力する。第3の判
定ブロックは、第3の空検知回路33に相当する機能を
果たすもので、差動増幅器15cの測定電圧VM1と第3
のしきい値VR3を比較して、空検知信号Ve3を出力す
る。総合判定ブロックは、オアゲート25に相当する機
能を果たすもので、空検知信号Ve1、Ve2、Ve3の論理
和を演算して、出力端26に最終的な空検知信号Ve4を
出力する。
知回路23に相当する機能を果たすもので、前置増幅器
15aの出力信号Vaを第1のしきい値VR1と比較し
て、空検知信号Ve1を出力する。第2の判定ブロック
は、第2の空検知回路31に相当する機能を果たすもの
で、前置増幅器15bの出力信号Vbと第2のしきい値
V R2と比較して、空検知信号Ve2を出力する。第3の判
定ブロックは、第3の空検知回路33に相当する機能を
果たすもので、差動増幅器15cの測定電圧VM1と第3
のしきい値VR3を比較して、空検知信号Ve3を出力す
る。総合判定ブロックは、オアゲート25に相当する機
能を果たすもので、空検知信号Ve1、Ve2、Ve3の論理
和を演算して、出力端26に最終的な空検知信号Ve4を
出力する。
【0022】このように構成すると、測定電圧VM1を出
力する差動増幅器15cを設けているので、従来回路と
の整合性が良好になる。また、差動増幅器15cは測定
電極11a、11bの直流電圧の差電圧VM1を前置増幅
器15a,15bのアナログ演算により求めているの
で、アナログ/ディジタル変換に付随するビット落ちが
なく、正確な差電圧が得られる。
力する差動増幅器15cを設けているので、従来回路と
の整合性が良好になる。また、差動増幅器15cは測定
電極11a、11bの直流電圧の差電圧VM1を前置増幅
器15a,15bのアナログ演算により求めているの
で、アナログ/ディジタル変換に付随するビット落ちが
なく、正確な差電圧が得られる。
【0023】図4は本発明の第3の実施例を示す構成ブ
ロック図である。図において、スイッチ回路SW1は、
前置増幅器15aの出力信号Vaと、前置増幅器15b
の出力信号Vbの2信号を入力し、演算回路29の出力
する選択信号S2に従って択一して出力する。アナログ
/ディジタル変換回路27は、スイッチ回路SW1から
出力されたアナログ信号をディジタル信号に変換する。
演算回路29は、μプロセッサとROMやRAMを組み
合わせた回路で、空検知機能をはたす。
ロック図である。図において、スイッチ回路SW1は、
前置増幅器15aの出力信号Vaと、前置増幅器15b
の出力信号Vbの2信号を入力し、演算回路29の出力
する選択信号S2に従って択一して出力する。アナログ
/ディジタル変換回路27は、スイッチ回路SW1から
出力されたアナログ信号をディジタル信号に変換する。
演算回路29は、μプロセッサとROMやRAMを組み
合わせた回路で、空検知機能をはたす。
【0024】即ち、第1の判定ブロックは、第1の空検
知回路23に相当する機能を果たすもので、前置増幅器
15aの出力信号Vaを第1のしきい値VR1と比較し
て、空検知信号Ve1を出力する。第2の判定ブロック
は、第2の空検知回路31に相当する機能を果たすもの
で、前置増幅器15bの出力信号Vbと第2のしきい値
V R2と比較して、空検知信号Ve2を出力する。第3の判
定ブロックは、第3の空検知回路33に相当する機能を
果たすもので、アナログ/ディジタル変換された出力信
号Va,Vbの差電圧VM1と第3のしきい値VR3を比較
して、空検知信号Ve3を出力する。総合判定ブロック
は、オアゲート25に相当する機能を果たすもので、空
検知信号Ve1、Ve2、Ve3の論理和を演算して、出力端
26に最終的な空検知信号Ve4を出力する。
知回路23に相当する機能を果たすもので、前置増幅器
15aの出力信号Vaを第1のしきい値VR1と比較し
て、空検知信号Ve1を出力する。第2の判定ブロック
は、第2の空検知回路31に相当する機能を果たすもの
で、前置増幅器15bの出力信号Vbと第2のしきい値
V R2と比較して、空検知信号Ve2を出力する。第3の判
定ブロックは、第3の空検知回路33に相当する機能を
果たすもので、アナログ/ディジタル変換された出力信
号Va,Vbの差電圧VM1と第3のしきい値VR3を比較
して、空検知信号Ve3を出力する。総合判定ブロック
は、オアゲート25に相当する機能を果たすもので、空
検知信号Ve1、Ve2、Ve3の論理和を演算して、出力端
26に最終的な空検知信号Ve4を出力する。
【0025】このように構成すると、測定電圧VM1を出
力する差動増幅器15cを設ける必要がないので、部品
点数が削減される。また、アナログ/ディジタル変換さ
れた出力信号Va,Vbにより差電圧VM1を求めている
ので、A/D変換の桁数を上げて高精度化することによ
り、差動増幅器15cを用いた場合に相当する精度が得
られる。
力する差動増幅器15cを設ける必要がないので、部品
点数が削減される。また、アナログ/ディジタル変換さ
れた出力信号Va,Vbにより差電圧VM1を求めている
ので、A/D変換の桁数を上げて高精度化することによ
り、差動増幅器15cを用いた場合に相当する精度が得
られる。
【0026】尚、上記実施例においては、前置増幅器1
5aの出力信号Vaと第1のしきい値電圧VR1とを比較
して、測定電極11aの空検知を行う空検知回路23
と、前置増幅器15bの出力信号Vbと第2のしきい値
電圧VR2とを比較して、測定電極11bの空検知を行う
空検知回路31を共に設ける場合を示したが、本発明は
これに限定されるものではなく、空検知回路23,31
の一方だけを設けても差し支えない。
5aの出力信号Vaと第1のしきい値電圧VR1とを比較
して、測定電極11aの空検知を行う空検知回路23
と、前置増幅器15bの出力信号Vbと第2のしきい値
電圧VR2とを比較して、測定電極11bの空検知を行う
空検知回路31を共に設ける場合を示したが、本発明は
これに限定されるものではなく、空検知回路23,31
の一方だけを設けても差し支えない。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電磁流量
計は、(1)第1の測定電極に発生した直流電圧と第1
のしきい値とを比較して非接液状態を判定する第1の判
定手段と、第2の測定電極に発生した直流電圧と第2の
しきい値とを比較して非接液状態を判定する第2の判定
手段の少なくとも一方を設け、少なくとも第1又は第2
の測定電極の一方の非接液状態を検知する。第3の判定
手段により、第1及び第2の測定電極に発生した直流電
圧の差と第3のしきい値とを比較して、第1及び第2の
測定電極の非接液状態を検知し、演算手段により第1又
は/及び第2並びに第3の判定手段の各出力の論理和を
演算して、この演算結果より測定流体が空になったか否
かを判断する構成としている。そこで、従来は、測定電
極11a、11bの直流電圧の差電圧VM1が第3のしき
い値電圧±VR3の範囲内に入る領域には空検知できない
空検知不可領域があったが、第1又は第2の判定手段に
より接液抵抗Ra,Rbが限界値δ1、δ2以上になる
と、この領域も空検知が可能になる。
計は、(1)第1の測定電極に発生した直流電圧と第1
のしきい値とを比較して非接液状態を判定する第1の判
定手段と、第2の測定電極に発生した直流電圧と第2の
しきい値とを比較して非接液状態を判定する第2の判定
手段の少なくとも一方を設け、少なくとも第1又は第2
の測定電極の一方の非接液状態を検知する。第3の判定
手段により、第1及び第2の測定電極に発生した直流電
圧の差と第3のしきい値とを比較して、第1及び第2の
測定電極の非接液状態を検知し、演算手段により第1又
は/及び第2並びに第3の判定手段の各出力の論理和を
演算して、この演算結果より測定流体が空になったか否
かを判断する構成としている。そこで、従来は、測定電
極11a、11bの直流電圧の差電圧VM1が第3のしき
い値電圧±VR3の範囲内に入る領域には空検知できない
空検知不可領域があったが、第1又は第2の判定手段に
より接液抵抗Ra,Rbが限界値δ1、δ2以上になる
と、この領域も空検知が可能になる。
【0028】(2)第1の判定手段は、第1の測定電極
での接液抵抗(Ra)が所定値(δ1)以上になると非接
液状態と判定する構成とすると、差電圧のみによる空検
知できない空検知不可領域について空検知が可能にな
る。
での接液抵抗(Ra)が所定値(δ1)以上になると非接
液状態と判定する構成とすると、差電圧のみによる空検
知できない空検知不可領域について空検知が可能にな
る。
【0029】(3)第2の判定手段は、第2の測定電極
での接液抵抗(Rb)が所定値(δ2)以上になると非接
液状態と判定する構成とすると、差電圧のみによる空検
知できない空検知不可領域について空検知が可能にな
る。
での接液抵抗(Rb)が所定値(δ2)以上になると非接
液状態と判定する構成とすると、差電圧のみによる空検
知できない空検知不可領域について空検知が可能にな
る。
【0030】(4)演算回路は、スイッチ回路SW1と
アナログ/ディジタル変換回路を用いて、直流電圧とい
うアナログ信号をμプロセッサを用いたディジタル処理
に適する信号に変換している。演算回路には、第1又は
第2の判定手段の少なくとも一方を設け、第1又は第2
の測定電極に発生した非接液状態を判定すると共に、第
1及び第2の測定電極に発生した直流電圧の差と第3の
しきい値とを比較する第3の判定手段を設けている。第
1又は/及び第2並びに第3の判定手段により、総合的
に測定流体が空になったか否かを判断する。
アナログ/ディジタル変換回路を用いて、直流電圧とい
うアナログ信号をμプロセッサを用いたディジタル処理
に適する信号に変換している。演算回路には、第1又は
第2の判定手段の少なくとも一方を設け、第1又は第2
の測定電極に発生した非接液状態を判定すると共に、第
1及び第2の測定電極に発生した直流電圧の差と第3の
しきい値とを比較する第3の判定手段を設けている。第
1又は/及び第2並びに第3の判定手段により、総合的
に測定流体が空になったか否かを判断する。
【0031】(5)第1及び第2の前置増幅器は、第1
及び第2の測定電極に発生した直流電圧をインピーダン
ス変換する。差動増幅器15cは、第1及び第2の前置
増幅器の出力信号の差を求めて測定流体の流速に関する
測定電圧VM1を出力する。演算回路は、スイッチ回路S
W1とアナログ/ディジタル変換回路を用いて、直流電
圧というアナログ信号をμプロセッサを用いたディジタ
ル処理に適する信号に変換している。演算回路には、第
1又は第2の判定手段の少なくとも一方を設け、第1又
は第2の測定電極に発生した非接液状態を判定すると共
に、差動増幅器15cの出力信号と第3のしきい値とを
比較する第3の判定手段を設けている。第1又は/及び
第2並びに第3の判定手段により、総合的に測定流体が
空になったか否かを判断する。
及び第2の測定電極に発生した直流電圧をインピーダン
ス変換する。差動増幅器15cは、第1及び第2の前置
増幅器の出力信号の差を求めて測定流体の流速に関する
測定電圧VM1を出力する。演算回路は、スイッチ回路S
W1とアナログ/ディジタル変換回路を用いて、直流電
圧というアナログ信号をμプロセッサを用いたディジタ
ル処理に適する信号に変換している。演算回路には、第
1又は第2の判定手段の少なくとも一方を設け、第1又
は第2の測定電極に発生した非接液状態を判定すると共
に、差動増幅器15cの出力信号と第3のしきい値とを
比較する第3の判定手段を設けている。第1又は/及び
第2並びに第3の判定手段により、総合的に測定流体が
空になったか否かを判断する。
【図1】本発明の第1の実施例を示す回路図である。
【図2】図1の装置の空検知の動作を説明する特性図で
ある。
ある。
【図3】本発明の第2の実施例を示す構成ブロック図で
ある。
ある。
【図4】本発明の第3の実施例を示す構成ブロック図で
ある。
ある。
【図5】従来の空検知機能を有する電磁流量計の回路図
である。
である。
【図6】空検知回路19が空と判断できない領域を斜線
で示した図である。
で示した図である。
11 測定電極 15 前置増幅器 23 第1の空検出回路 25 論理和演算回路 31 第2の空検出回路 33 第3の空検出回路
Claims (5)
- 【請求項1】測定流体の中に発生した信号電圧を第1及
び第2の測定電極(11a,11b)で検出し、この信
号電圧を信号処理手段で信号処理を実行して流量信号と
して出力すると共に、 前記第1及び第2の測定電極に直流の定電流を流す定電
流回路(16a,16b)と、前記第1及び第2の測定
電極に発生した直流電圧の差と第3のしきい値とを比較
する第3の判定手段(33)とを有する電磁流量計にお
いて、 前記第1の測定電極に発生した直流電圧と第1のしきい
値とを比較して当該測定電極の非接液状態を検知する第
1の判定手段(23)と、前記第2の測定電極に発生し
た直流電圧と第2のしきい値とを比較して当該測定電極
の非接液状態を検知する第2の判定手段(31)の少な
くとも一方を設け、 これら第1又は/及び第2並びに第3の判定手段の各出
力の論理和を演算する演算手段(25)とを具備し、 この演算手段の出力により測定電極の空状態を判断する
ことを特徴とする電磁流量計。 - 【請求項2】前記第1の判定手段は、第1の測定電極で
の接液抵抗(Ra)が所定値(δ1)以上になると非接液
状態と判定することを特徴とする請求項1記載の電磁流
量計。 - 【請求項3】前記第2の判定手段は、第2の測定電極で
の接液抵抗(Rb)が所定値(δ2)以上になると非接液
状態と判定することを特徴とする請求項1記載の電磁流
量計。 - 【請求項4】測定流体の中に発生した信号電圧を第1及
び第2の測定電極(11a,11b)で検出し、この信
号電圧を信号処理手段で信号処理を実行して流量信号と
して出力する電磁流量計において、 前記第1及び第2の測定電極に直流の定電流を流す定電
流回路(16a,16b)と、 前記第1の測定電極に発生した直流電圧をインピーダン
ス変換する第1の前置増幅器(15a)と、 前記第2の測定電極に発生した直流電圧をインピーダン
ス変換する第2の前置増幅器(15b)と、 第1及び第2の前置増幅器の出力信号を入力して、切換
信号(S2)により択一して出力するスイッチ回路(S
W1)と、 このスイッチ回路から供給された直流電圧をアナログ/
ディジタル変換して読み込む演算回路(29)とを備
え、 この演算回路には、前記第1の測定電極に発生した直流
電圧と第1のしきい値とを比較して非接液状態を判定す
る第1の判定手段と、前記第2の測定電極に発生した直
流電圧と第2のしきい値とを比較して非接液状態を判定
する第2の判定手段の少なくとも一方を設けると共に、
前記第1及び第2の測定電極に発生した直流電圧の差と
第3のしきい値とを比較する第3の判定手段を設けるこ
とを特徴とする電磁流量計。 - 【請求項5】測定流体の中に発生した信号電圧を第1及
び第2の測定電極(11a,11b)で検出し、この信
号電圧を信号処理手段で信号処理を実行して流量信号と
して出力する電磁流量計において、 前記第1及び第2の測定電極に直流の定電流を流す定電
流回路(16a,16b)と、 前記第1の測定電極に発生した直流電圧をインピーダン
ス変換する第1の前置増幅器(15a)と、 前記第2の測定電極に発生した直流電圧をインピーダン
ス変換する第2の前置増幅器(15b)と、 第1及び第2の前置増幅器の出力信号の差を求めて当該
測定流体の流速に関する測定電圧(VM1)を出力する差
動増幅器(15c)と、 これら第1及び第2の前置増幅器の出力信号と差動増幅
器の出力信号とを入力して、切換信号(S1)により択
一して出力するスイッチ回路(SW1)と、 このスイッチ回路から供給された直流電圧をアナログ/
ディジタル変換して読み込む演算回路(28)とを備
え、 この演算回路には、前記第1の測定電極に発生した直流
電圧と第1のしきい値とを比較して非接液状態を判定す
る第1の判定手段と、前記第2の測定電極に発生した直
流電圧と第2のしきい値とを比較して非接液状態を判定
する第2の判定手段の少なくとも一方を設けると共に、
前記差動増幅器の測定電圧と第3のしきい値とを比較す
る第3の判定手段を設けることを特徴とする電磁流量
計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29529397A JPH11132804A (ja) | 1997-10-28 | 1997-10-28 | 電磁流量計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29529397A JPH11132804A (ja) | 1997-10-28 | 1997-10-28 | 電磁流量計 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11132804A true JPH11132804A (ja) | 1999-05-21 |
Family
ID=17818738
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29529397A Pending JPH11132804A (ja) | 1997-10-28 | 1997-10-28 | 電磁流量計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11132804A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20150037135A (ko) * | 2013-09-30 | 2015-04-08 | 한국전력공사 | 직류 전계 측정 장치 |
-
1997
- 1997-10-28 JP JP29529397A patent/JPH11132804A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20150037135A (ko) * | 2013-09-30 | 2015-04-08 | 한국전력공사 | 직류 전계 측정 장치 |
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