JPH11132610A - 冷却ユニットの接着構造および接着方法 - Google Patents

冷却ユニットの接着構造および接着方法

Info

Publication number
JPH11132610A
JPH11132610A JP9314284A JP31428497A JPH11132610A JP H11132610 A JPH11132610 A JP H11132610A JP 9314284 A JP9314284 A JP 9314284A JP 31428497 A JP31428497 A JP 31428497A JP H11132610 A JPH11132610 A JP H11132610A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
evaporator
casing
gap
solder
cooling unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9314284A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3927301B2 (ja
Inventor
Junichi Toida
順一 樋田
Masayuki Kuroyanagi
正行 黒柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoshizaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Hoshizaki Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hoshizaki Electric Co Ltd filed Critical Hoshizaki Electric Co Ltd
Priority to JP31428497A priority Critical patent/JP3927301B2/ja
Publication of JPH11132610A publication Critical patent/JPH11132610A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3927301B2 publication Critical patent/JP3927301B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P60/00Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
    • Y02P60/80Food processing, e.g. use of renewable energies or variable speed drives in handling, conveying or stacking
    • Y02P60/85Food storage or conservation, e.g. cooling or drying

Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷凍ケーシングと蒸発器の接着に係る作業性
の向上を図ると共に、該ケーシングと蒸発器の接着力の
向上および熱交換率の向上を図る。 【解決手段】 蒸発器14における上下に密着して隣接
し合う巻回部40,40と冷凍ケーシング12との間に
画成される螺旋状の間隙42に、該間隙42の断面積よ
りも適宜小さい断面積を有した長尺の線材50を介在さ
せ、間隙42の上端開口部から流し込んだ溶融状態の半
田44を、該線材50を伝わらせながら注入して該半田
44を隙間42A全体に容易に充塞させる。これにより
蒸発器14は、直線部38が冷凍ケーシング12と直接
的に接触すると共に巻回部40の内向面40aが半田4
4を介して該ケーシング12と接触して接着されるよう
になるから、接触面積および接着面積が最大となって両
者12,14の熱交換率および接着力を好適に向上させ
得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は冷却ユニットの接
着構造および接着方法に関し、更に詳細には、オーガ式
製氷機やアイスクリーム製造機等の冷却ユニットにおい
て、ステンレス製の冷凍ケーシングと銅製の蒸発器との
接着力の向上および熱交換率の向上を図った接着構造
と、この接着構造を好適に実施するための接着方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばオーガ式製氷機では、円筒状の冷
凍ケーシングの外周に、冷凍系に接続する蒸発器を巻回
してなる冷却ユニットを有している。この冷却ユニット
では、前記蒸発器に冷媒を循環させて冷凍ケーシングを
冷却し、該ケーシング中に供給した製氷水をその内壁面
に氷結させ、得られた氷層をオーガで削り取りつつ上方
に移送し、薄片状の氷を貯氷庫中に放出貯留するよう構
成されている。すなわち図5に示すように、オーガ式製
氷機の製氷部となる製氷筒10は、平滑な円筒状内壁面
を形成する冷凍ケーシング12と、図示しない冷凍系に
接続されて該ケーシング12の外周に螺旋状に巻回させ
た蒸発器14とから構成され、製氷運転時に冷媒を該蒸
発器14に循環させることにより、冷凍ケーシング12
を強制冷却するよう構成されている。また、冷凍ケーシ
ング12の内部にはオーガ16が内挿され、その回転軸
18が該ケーシング12の上下両端に配設した軸受2
0,20(上方のみ図示する)に回転自在に枢支されてい
る。このオーガ16の外周には、冷凍ケーシング12の
内径より僅かに小さい外径を有する削切刃22が螺旋状
に形成されており、冷凍ケーシング12の内壁面に氷結
する薄氷を、該削切刃22で削り取りつつ上方へ移送す
るように構成される。そして前記冷凍ケーシング12の
上部には、前記上の軸受20を兼ねる押圧頭24が配設
され、この押圧頭24の上方にはカッタ26が配設され
ている。なお、このように構成された製氷筒10の外周
は、適宜の断熱材32により被覆されている。
【0003】このように構成したオーガ式製氷機を製氷
運転すると、冷凍ケーシング12は蒸発器14内を循環
する冷媒と熱交換を行なって氷点下に冷却され、供給源
34から該冷凍ケーシング12に供給される製氷水は、
ケーシング内壁面から徐々に氷結を開始して層状の薄氷
が形成される。そして、冷凍ケーシング12中に内挿し
た前記オーガ16が回転駆動されると、該オーガ16の
削切刃22により薄氷が削り取られつつ上方に移送さ
れ、該冷凍ケーシング12の上部に配設した前記押圧頭
24により圧縮されて連続的な圧縮氷が成形される。更
に、この圧縮氷は前記カッタ26により切断されて、所
定寸法の圧縮氷となって氷放出路28に押し出され、氷
放出路28から貯氷庫30内へ放出されるようになって
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述したオーガ式製氷
機の製氷筒10に代表される冷却ユニットでは、冷凍ケ
ーシング12の全体を均一に冷却するために、前述した
ように、該ケーシング12の外周全体を隙間なく前記蒸
発器14で覆っている。しかしながらこの蒸発器14
は、図6に示すように、断面形状が扁平な環状の管体を
螺旋状に巻回して形成されたものであるため、上下に隣
接して密着的に位置する夫々の巻回部40,40と冷凍
ケーシング12との間に、断面が略三角形状をなす間隙
42が画成されてしまう。すなわち、冷凍ケーシング1
2の外周面に螺旋状の間隙42が画成されると、蒸発器
14に冷媒を循環させて冷凍ケーシング12を冷却して
も、前記間隙42が画成される部分では有効な熱伝達が
行なわれず、全体として熱交換率が低下する問題があっ
た。
【0005】そこで、均一的な熱交換率を得られる製氷
筒10を製造するために、冷凍ケーシング12の外周に
巻回する蒸発器14を半田44で接着固定する際に、前
記間隙42を該半田44で充塞する方法が実施されてい
る。しかしながら、半田44によって間隙42を充塞す
る作業は、煩雑で時間がかかって製造コストが嵩む欠点
があるうえに、該半田44がケーシング12の外周面を
流れ落ちてしまうので、間隙42全体を完全に充塞する
ことは一般的に困難であり、図6に示すように、部分的
に空間46が残存してしまうことが多かった。このよう
な残存空間46には結露水が溜り易く、この結露水が次
第に凍結,成長して蒸発器14の巻回部40を押し上げ
るようになり、蒸発器14が冷凍ケーシング12から分
離してしまったり、該蒸発器14を変形乃至破損させて
しまう重大な問題を内在していた。
【0006】またこれとは別に、前記間隙42と略同一
の断面形状(略三角形状)に形成された熱伝導率の良好な
部材を、該間隙42が延在する冷凍ケーシング12の外
周部位に沿って巻回させることにより、該間隙42が形
成されないようにする方法も実施されている。しかしな
がら、前記部材を所要の断面形状に成形するための製造
コストが嵩むと共に、該部材と蒸発器14とを隙間のな
い状態で前記冷凍ケーシング12に巻回させることは、
極めて難しく熟練を要する作業となっていた。また、蒸
発器14の各巻回部40,40と前記部材とが密着的に
接触していても結露水の流入を完全に阻止することはで
きず、この結露水の凍結,成長による冷凍ケーシング1
2と蒸発器14の分離や、該蒸発器14の変形乃至破損
を防止することは依然として不可能であった。なお、前
記部材と蒸発器14との接触面を半田で接着させようと
する場合には、むしろ密着的に接触していることが半田
の流入を妨げる結果となってしまい、蒸発器14と該部
材の好適な接着は困難である。
【0007】
【発明の目的】この発明は、前述した欠点に鑑み、これ
を好適に解決するべく提案されたものであって、冷凍ケ
ーシングと蒸発器との間に画成される間隙に長尺の線材
を予め介在させ、半田をこの線材に伝わらせながら効率
的に充塞させ得るようにすることで、該ケーシングと蒸
発器の接着に係る作業性の向上を図ると共に、該ケーシ
ングと蒸発器の接着力の向上および熱交換率の向上を図
り得る冷却ユニットの接着構造および接着方法を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を克服し、所期
の目的を好適に達成するため、本発明に係る冷却ユニッ
トの接着構造は、円筒状の冷凍ケーシングの外周に、冷
凍系に接続する蒸発器を螺旋状に密着的に巻回し、この
蒸発器における上下に密着して隣接し合う巻回部と前記
冷凍ケーシングとの間に画成される螺旋状の間隙を、熱
伝導率の良好な適宜の材料で充塞させるようにした冷却
ユニットにおいて、前記間隙の断面積よりも適宜小さい
断面積を有し、該間隙内に所要の隙間を形成した状態で
前記冷凍ケーシングの外周に巻回された長尺の線材と、
前記線材を伝わらせながら前記隙間全体を充塞するよう
流し込まれ、前記冷凍ケーシングと蒸発器とを密着状態
で接着させる半田とから構成したことを特徴とする。
【0009】同じく前記課題を克服し、所期の目的を好
適に達成するため、本発明に係る冷却ユニットの接着方
法は、円筒状の冷凍ケーシングの外周に、冷凍系に接続
する蒸発器を螺旋状に密着的に巻回し、この蒸発器にお
ける上下に密着して隣接し合う巻回部と前記冷凍ケーシ
ングとの間に画成される螺旋状の間隙を、熱伝導率の良
好な適宜の材料で充塞させるようにした冷却ユニットに
おいて、前記間隙の断面積よりも適宜小さい断面積を有
する長尺の線材を、前記冷凍ケーシングの外周に螺旋状
に巻回し、前記蒸発器を冷凍ケーシングの外周に、該蒸
発器の巻回部と冷凍ケーシングとの間に画成される間隙
内に前記線材が所要の隙間を形成した状態で臨むよう螺
旋状に巻回し、前記間隙の上端開口部から流し込んだ溶
融状態の半田を、前記線材を伝わらせながら注入して該
半田を隙間全体に充塞させることにより、前記冷凍ケー
シングと蒸発器とを密着状態で接着させることを特徴と
する。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る冷却ユニット
の接着構造および接着方法につき、好適な実施例を挙げ
て、添付図面を参照しながら以下説明する。なお本実施
例においては、前記従来の技術に係るオーガ式製氷機の
冷却ユニットを例示するものとし、その製氷機構部は図
5に示すオーガ式製氷機と同一であるので、その構成の
詳細な説明は省略する。
【0011】
【第1実施例】図1は、本発明の第1実施例に係る冷却
ユニットの接着構造を示す要部縦断面図であり、製氷筒
10における冷凍ケーシング12の外周には、上下の巻
回部40,40を接触させた状態で、蒸発器14が螺旋
状に巻回されている。そして、これら巻回部40,40
と冷凍ケーシング12との間に画成される螺旋状の間隙
42(図2(a)参照)には、例えば熱伝導率が良好な銅ま
たはアルミニウム製の線材50が、該間隙42に沿って
延在している。この線材50は、前記間隙42の断面積
よりも適宜小さい断面積を有する断面円形状とされてお
り、該線材50と巻回部40,40および冷凍ケーシン
グ12の間には適宜の隙間42Aが画成され(図2(b)
参照)、この隙間42Aに半田44が充塞した状態とな
っている。すなわち、第1実施例の接着構造に係る製氷
筒10では、蒸発器14における直線部38が該冷凍ケ
ーシング12に直接的に接触していると共に、巻回部4
0,40の内向面40a,40aが前記半田44および線
材50を介して冷凍ケーシング12に間接的に接触した
状態で接着されている。なお半田44は、蒸発器14の
直線部38と冷凍ケーシング12の外周面との間にも適
宜流入しており、該直線部38とケーシング12とが直
接的に接着される。
【0012】次に第1実施例に係る冷却ユニットの接着
方法につき説明する。前記長尺の線材50は、図2(a)
に示す如く、前記蒸発器14を冷凍ケーシング12に巻
回した際に螺旋状に画成される前記間隙42のピッチの
間隔で、前もって該ケーシング12に巻回する。そし
て、この状態で巻回部40が線材50に整合するよう
に、蒸発器14を冷凍ケーシング12の外周に巻回する
(図2(b)参照)。またはこれとは別に、蒸発器14を冷
凍ケーシング12に巻回させた後に、前記線材50を前
記間隙42の上端開口部または下端開口部から押し込
み、螺旋状に延在する該間隙42に沿って介在させるよ
うにしてもよい。更には、蒸発器14と線材50の巻付
け始端を位置決めした状態で、両者14,50を冷凍ケ
ーシング12に同時に巻回することもできる。そしてこ
の場合には、作業工数を低減し得る。
【0013】そして前述のように、間隙42の全長に亘
って線材50を介在させた状態において、該間隙42の
上端開口部から溶融した半田44を流し込む。これによ
り半田44は前記線材50を伝わりながら流下し、隙間
42Aの下部から順次滞留して凝固するに至る。そして
半田44は、図2(c)に示すように、最終的には前記隙
間42A全体に隈無く充塞するようになり、冷凍ケーシ
ング12と蒸発器14の巻回部40,40における内向
面40a,40aとが半田44を介して全面的に接触す
るようになるから、該ケーシング12と蒸発器14の接
着面積を最大とし得ると共に、これに伴ない接着力を好
適に向上させることができる。
【0014】前述のように構成された第1実施例に係る
冷却ユニットの接着構造では、冷凍ケーシング12に接
着した前記蒸発器14に冷媒を循環させると、該蒸発器
14が冷却されるようになり、先ず直線部38と直接的
に接触する冷凍ケーシング12の部位が冷却される。ま
た、蒸発器14の巻回部40,40は、半田44を介し
て冷凍ケーシング12と密着的に接着されているので、
該半田44が接触する冷凍ケーシング12の部位も冷却
される。すなわち、蒸発器14と冷凍ケーシング12と
の接触面積も最大となることから熱交換率を最大限に向
上させることができ、該冷凍ケーシング12は蒸発器1
4が巻回された部位全体が略均一的に冷却され、熱交換
率を好適に向上させることが可能となる。
【0015】
【第2実施例】図3は、本発明の第2実施例に係る冷却
ユニットの接着構造を示す要部縦断面図であり、製氷筒
10における冷凍ケーシング12の外周には、前記第1
実施例と同様に、上下の巻回部40,40を接触させた
状態で、蒸発器14が螺旋状に巻回されている。そし
て、上下の巻回部40,40と冷凍ケーシング12との
間に画成される間隙42(図4(a)参照)には、熱伝導率
が良好な銅またはアルミニウム製でかつ半田メッキ54
を外表面に施した線材52が、該間隙42に沿って延在
している。この線材52は、前記間隙42の断面積より
も適宜小さい断面積を有する断面円形状とされており、
該線材52と巻回部40,40および冷凍ケーシング1
2で画成された残りの隙間42Aに(図4(b)参照)、半
田44が充塞した状態となっている。すなわち、第2実
施例に係る製氷筒10では、前記第1実施例と同様に、
蒸発器14における直線部38が冷凍ケーシング12に
直接的に接着していると共に、巻回部40,40の内向
面40a,40aが、前記半田44および線材52を介
して冷凍ケーシング12に間接的に接触した状態で接着
されている。
【0016】また、第2実施例に係る冷却ユニットの接
着方法は、前記第1実施例と基本的に同一である。すな
わち、図4(a)および図4(b)に示すように、蒸発器1
4を冷凍ケーシング12に巻回させた際に螺旋状に延在
する該間隙42に線材52を介在させた状態において、
間隙42の上端開口部から溶融した半田44を流し込
む。これにより半田44は、半田メッキ54を施した線
材52を伝わりながら流下し、隙間42Aの下部から順
次滞留して凝固するに至る。そして半田44は、図4
(c)に示すように、最終的には前記隙間42A全体に隈
無く充塞するようになり、冷凍ケーシング12と蒸発器
14の巻回部40,40における内向面40a,40aと
が半田44を介して全面的に接触するようになり、該ケ
ーシング12と蒸発器14の接着面積を最大とし得ると
共に、これに伴ない接着力を好適に向上させることがで
きる。しかも、線材52は半田メッキ54を施してある
ので、溶融した半田44が該線材52を伝わってスムー
ズに流下し得ると共に、該線材52と蒸発器14および
冷凍ケーシング12との接着力を更に高めることができ
る。
【0017】なお、前記各実施例では、図5に示すオー
ガ式製氷機における冷却ユニットの接着構造および接着
方法に関して説明したが、円筒状の冷凍ケーシングの外
周に冷凍系に接続する蒸発器を螺旋状に密着的に巻回し
てなる冷却ユニットを構成するものであるならば、この
他にアイスクリーム製造機や冷水機等における冷却ユニ
ットにも好適に実施し得るものである。
【0018】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係る冷却ユ
ニットの接着構造によれば、冷凍ケーシングと蒸発器と
の間に画成される螺旋状の間隙に半田を充塞するように
したので、巻回部と冷凍ケーシングとが該半田で間接的
に接着されるようになり、前記蒸発器と該冷凍ケーシン
グとの接着面積を最大とし得ると共に、これに伴ない接
着力を好適に向上させることができる。また、蒸発器と
冷凍ケーシングとの接触面積も最大となることから熱交
換率を最大限に向上させることができ、該冷凍ケーシン
グは蒸発器が巻回された部位全体が略均一的に冷却さ
れ、ケーシング内壁面に薄氷を好適に形成し得る利点が
ある。
【0019】また、本願の別の発明に係る冷却ユニット
の接着方法によれば、冷凍ケーシングと蒸発器との間に
画成される間隙に長尺の線材を予め介在させ、溶融した
半田をこの線材に伝わらせながら流入するようにしたの
で、該半田を効率的に充塞させることができ、該ケーシ
ングと蒸発器の接着に係る作業性の向上を図り得る利点
がある。また、半田を前記間隙全体に充塞することが可
能となり、蒸発器と冷凍ケーシングの接着力の向上およ
び熱交換率の向上を図り得る。そして、半田メッキを施
した長尺の線材を使用することより、溶融した半田をス
ムーズに流入させることができると共に、蒸発器と冷凍
ケーシングをより強固に接着することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例に係る冷却ユニットの接
着構造を示す要部縦断面図である。
【図2】 第1実施例に係る冷却ユニットの接着方法を
経時的に示す要部拡大断面図である。
【図3】 本発明の第2実施例に係る冷却ユニットの接
着構造を示す要部縦断面図である。
【図4】 第2実施例に係る冷却ユニットの接着方法を
経時的に示す要部拡大断面図である。
【図5】 本発明が実施されるオーガ式製氷機の概略構
成を示す縦面側面図である。
【図6】 従来の冷却ユニットの要部縦断面図である。
【符号の説明】
12 冷凍ケーシング 14 蒸発器 40 巻回部 42 間隙 42A 隙間 44 半田 50,52 線材 54 半田メッキ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状の冷凍ケーシング(12)の外周に、
    冷凍系に接続する蒸発器(14)を螺旋状に密着的に巻回
    し、この蒸発器(14)における上下に密着して隣接し合う
    巻回部(40,40)と前記冷凍ケーシング(12)との間に画成
    される螺旋状の間隙(42)を、熱伝導率の良好な適宜の材
    料で充塞させるようにした冷却ユニットにおいて、 前記間隙(42)の断面積よりも適宜小さい断面積を有し、
    該間隙(42)内に所要の隙間(42A)を形成した状態で前記
    冷凍ケーシング(12)の外周に巻回された長尺の線材(50,
    52)と、 前記線材(50,52)を伝わらせながら前記隙間(42A)全体を
    充塞するよう流し込まれ、前記冷凍ケーシング(12)と蒸
    発器(14)とを密着状態で接着させる半田(44)とから構成
    したことを特徴とする冷却ユニットの接着構造。
  2. 【請求項2】 前記線材(52)の外表面には、半田メッキ
    (54)が施されている請求項1記載の冷却ユニットの接着
    構造。
  3. 【請求項3】 前記線材(50,52)は、熱伝導率の良好な
    銅またはアルミニウム等を材質としている請求項1また
    は2記載の冷却ユニットの接着構造。
  4. 【請求項4】 円筒状の冷凍ケーシング(12)の外周に、
    冷凍系に接続する蒸発器(14)を螺旋状に密着的に巻回
    し、この蒸発器(14)における上下に密着して隣接し合う
    巻回部(40,40)と前記冷凍ケーシング(12)との間に画成
    される螺旋状の間隙(42)を、熱伝導率の良好な適宜の材
    料で充塞させるようにした冷却ユニットにおいて、 前記間隙(42)の断面積よりも適宜小さい断面積を有する
    長尺の線材(50,52)を、前記冷凍ケーシング(12)の外周
    に螺旋状に巻回し、 前記蒸発器(14)を冷凍ケーシング(12)の外周に、該蒸発
    器(14)の巻回部(40,40)と冷凍ケーシング(12)との間に
    画成される間隙(42)内に前記線材(50,52)が所要の間隙
    (42A)を形成した状態で臨むよう螺旋状に巻回し、 前記間隙(42)の上端開口部から流し込んだ溶融状態の半
    田(44)を、前記線材(50,52)を伝わらせながら注入して
    該半田(44)を隙間(42A)全体に充塞させることにより、
    前記冷凍ケーシング(12)と蒸発器(14)とを密着状態で接
    着させることを特徴とする冷却ユニットの接着方法。
JP31428497A 1997-10-29 1997-10-29 冷却ユニットの接着構造および接着方法 Expired - Fee Related JP3927301B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31428497A JP3927301B2 (ja) 1997-10-29 1997-10-29 冷却ユニットの接着構造および接着方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31428497A JP3927301B2 (ja) 1997-10-29 1997-10-29 冷却ユニットの接着構造および接着方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11132610A true JPH11132610A (ja) 1999-05-21
JP3927301B2 JP3927301B2 (ja) 2007-06-06

Family

ID=18051520

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31428497A Expired - Fee Related JP3927301B2 (ja) 1997-10-29 1997-10-29 冷却ユニットの接着構造および接着方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3927301B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002130881A (ja) * 2000-10-27 2002-05-09 Nakajou:Kk オーガ式製氷機における冷媒パイプの固着方法
US6619067B2 (en) 1999-11-25 2003-09-16 Hoshizaki Denki Kabushiki Kaisha Cooling unit
US6877334B2 (en) 2000-06-27 2005-04-12 Hoshizaki Denki Kabushiki Kaisha Cooling unit and manufacturing method of the same
KR102046800B1 (ko) * 2019-08-06 2019-11-21 주식회사 카이저제빙기 오거식 제빙기의 제빙부
KR102257413B1 (ko) * 2020-09-14 2021-05-31 김윤수 열전도 효율을 향상시킨 오거식 제빙기 및 그 제조방법

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6619067B2 (en) 1999-11-25 2003-09-16 Hoshizaki Denki Kabushiki Kaisha Cooling unit
US6877334B2 (en) 2000-06-27 2005-04-12 Hoshizaki Denki Kabushiki Kaisha Cooling unit and manufacturing method of the same
JP2002130881A (ja) * 2000-10-27 2002-05-09 Nakajou:Kk オーガ式製氷機における冷媒パイプの固着方法
KR102046800B1 (ko) * 2019-08-06 2019-11-21 주식회사 카이저제빙기 오거식 제빙기의 제빙부
KR102257413B1 (ko) * 2020-09-14 2021-05-31 김윤수 열전도 효율을 향상시킨 오거식 제빙기 및 그 제조방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP3927301B2 (ja) 2007-06-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101867835B1 (ko) 오거의 제조방법과 오거식 제빙기
US6877334B2 (en) Cooling unit and manufacturing method of the same
US20100269534A1 (en) Ice making drum for drum type ice making machine
JPH11132610A (ja) 冷却ユニットの接着構造および接着方法
US6619067B2 (en) Cooling unit
CN216282188U (zh) 一种制冰组件以及制冰机
KR20100077262A (ko) 제빙관과 그 제조방법
US20030159459A1 (en) Auger-type ice making apparatus with improved evaporator
KR100750089B1 (ko) 제빙기용 냉매 순환장치
JP2009058189A (ja) 冷凍ケーシングおよびこれを用いたオーガ式製氷機
JPH058426Y2 (ja)
JPWO2004046625A1 (ja) オーガ式製氷機
JP4684481B2 (ja) オーガ式製氷機
JP3886188B2 (ja) オーガ式製氷機
KR20030069462A (ko) 오거식 제빙기
JP2000283664A (ja) 冷凍サイクル用熱交換パイプ及びその製造方法
JPH10288436A (ja) 氷蓄熱システムにおけるスタティック型製氷装置
JP2007071422A (ja) 製氷機
JP2004264000A (ja) オーガ式製氷機
JP3453443B2 (ja) オーガ式製氷機
KR100384812B1 (ko) 오거(Auger)식 제빙기에 있어 냉매 파이프의 고착방법 및 고착구조
JP3568246B2 (ja) オーガ式製氷機及びそのオーガ
JP2004332950A (ja) オーガ式製氷機
JP2004060967A (ja) 冷却ユニット
KR100413269B1 (ko) 오거식 제빙기

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040528

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070302

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110309

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110309

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120309

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees