JP3453443B2 - オーガ式製氷機 - Google Patents

オーガ式製氷機

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータ駆動のオーガを
有するオーガ式製氷機に関し、特に、駆動トルク等を軽
減可能とするオーガ式製氷機のオーガに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】オーガ式製氷機は、周知のように、外周
面に冷却パイプが巻着された冷凍ケーシング内に製氷水
を供給して冷却し、螺旋刃を有するオーガにより、同冷
凍ケーシングの内周面に氷結した氷層を掻き取り、要求
される氷質に従って押圧頭と称する氷圧縮通路を有する
ものの中に上方に送り込んで、例えば氷粒を連続的に生
成するものである。図4は、上述したようなオーガ式製
氷機における従来の螺旋刃の一部を拡大して示すもの
で、1は冷凍ケーシング、2はその内部に回転自在に配
置されたオーガ、3はオーガ2の外周に形成された螺旋
刃、4は冷凍ケーシング1の外周面に巻着された冷却パ
イプである。従来の螺旋刃3は、半径方向の最も外側に
ある部分が、図4に示されたその縦方向断面から分かる
ように、下側にある垂直部3aと、この垂直部3aから
半径方向の内方に傾斜して上方に延びる上側のテーパ部
3bとからなり、オーガ2を回転させて螺旋刃3をねじ
状に進めることにより、垂直部3a及びテーパ部3bの
接続部位で氷層5を削り取る、或は掻き取り上方に送る
ものである。
【0003】しかし、上述した構成の螺旋刃を有するも
のにおいては、冷凍ケーシング1の一定部位について考
察すると、ある螺旋刃部分が上記一定部位の氷層を剥離
してから同螺旋刃部分が再び上記一定部位に達するまで
の間に、螺旋刃により剥離できなかった氷層上に更に氷
が成長するため、これが垂直部3aを半径方向の内方に
強く押して、オーガに過大な負荷がかかり、その結果、
剥離力を増大させない限り、冷凍ケーシング1に変形を
生じさせたり、オーガ2の軸受(図示せず)の負担を増
大させたりすることになっていた。また、冷凍ケーシン
グ1の内周面と垂直部3aとの間に氷が圧縮状態で挟ま
れ、それを掻き取る際にキューキューという異音が発生
することがあった。
【0004】そのため、本願と同一の出願人は、剥離力
を増大させなくても、異音の発生を防止可能とした「オ
ーガ式製氷機及びそのオーガ」に係る発明について平成
6年9月8日に特許出願を行った(特願平6ー2149
12号参照)。この特許出願に係るオーガ式製氷機は、
図5に示すように、冷凍ケーシング1と、該冷凍ケーシ
ング1内に回転自在に配設されるオーガ2とを備え、こ
のオーガ2は、本体部2Aと、該本体部の周囲に設けら
れた螺旋刃13とを有し、オーガ2の軸心方向における
螺旋刃13の断面が、本体部2Aから半径方向外方に延
びる第1側面13aと、該第1側面から軸心方向に離間
して本体部から半径方向外方に延びる第2側面13b
と、第1側面13a及び第2側面13bの両先端を接続
するテーパ面13cとから画成されており、該テーパ面
13cは、オーガ2の回転により螺旋刃13によって冷
凍ケーシング1の内周面から剥離した氷層が送られる方
向に面するように形成されている。
【0005】上述したオーガ式製氷機において、その運
転中、冷却されている冷凍ケーシング1内には製氷水が
供給されており、この製氷水が冷凍ケーシング1の内周
面に氷結して成長し、氷層15となる。オーガ2の回転
に伴ってテーパ面13cが氷層を剥離し、第1側面13
aが剥離した氷を上方に送る。テーパ面13cはその一
端から他端まで直線状に上向きに延びているため、氷に
よりオーガ2に半径方向に作用する力は軽減される。従
って、冷凍ケーシング1の内周面に生成された氷層15
を掻き取る際に、顕著な異音が発生することなく、オー
ガ2が受ける半径方向の荷重が減少し、ラジアル荷重は
勿論のこと、トルク荷重も軽減され、氷の剥離力即ち駆
動モータの負荷を減少させることができる。しかも、螺
旋刃13を画成するテーパ面13cは、その下方部位ほ
ど半径方向の外側に位置するため、即ち掻き取られた氷
が送られる方向に面しているため、テーパ面13c全体
に氷の送出作用があり、日産製氷能力の高いオーガ式製
氷機を提供することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図5に示した
オーガ式製氷機でも、冷凍回路における圧縮機の冷却能
力が増したり、製氷水や周囲の温度が低かったり、オー
ガの回転速度が非常に低下したような場合には、オーガ
2の螺旋刃13が1回転する間に冷凍ケーシング1の内
周面に生成される氷の量が多くなるため、氷層15が図
6に示すように厚くなって、テーパ面13c以外の第1
側面13aに乗り上げてしまうことがある。そのような
場合には、図6に示す矢印方向に氷層15を掻き上げよ
うとするオーガ2の螺旋刃13に対して軸心方向下向き
の圧力が作用して、オーガの回転に対する抵抗が増し、
トルク荷重や、スラスト荷重も増し、前述した異音が発
生するばかりか、オーガ2の駆動モータに過大な負荷が
かかることになり、その故障を引き起こす。従って、本
発明の目的は、冷凍ケーシングの内周面に生成される氷
層の厚さが当該オーガ式製氷機において予測可能な最大
厚さに達しても、上述したようなトルク荷重や、スラス
ト荷重の増加を実質的に伴うことなく製氷可能なオーガ
式製氷機を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、請求項1に記載の本発明によるオーガ式製氷機は、
内周面に氷層が生成される冷凍ケーシングと、該冷凍ケ
ーシング内に回転自在に配設され前記氷層を掻き取るオ
ーガと、該オーガに接続される駆動モータとを備え、前
記オーガは、本体部と、該本体部の周囲に設けられた螺
旋刃とを有し、前記オーガの軸心方向における前記螺旋
刃の断面が、前記本体部から半径方向外方に延びる第1
側面と、該第1側面から前記軸心方向に離間して前記本
体部から半径方向外方に延びる第2側面と、前記第1側
面及び第2側面を接続するテーパ部を有する面とにより
画成されており、該テーパ部は、前記オーガの回転によ
り前記螺旋刃によって前記冷凍ケーシングの内周面から
剥離した氷層が送られる方向に面するように形成されて
いると共に、テーパ部のみで氷層を掻き取るように、
記冷凍ケーシングの内周面の半径をd1、前記螺旋刃の
第2側面の先端における半径をd2、前記テーパ部の軸
心方向の厚さをT、氷層の厚さをt、前記テーパ部の角
度をθとするとき、d1−d2+Ttanθ≧tとなる
ように前記角度θが設定されている。
【0008】また、請求項2に記載の本発明によるオー
ガ式製氷機は、内周面に氷層が生成される冷凍ケーシン
グと、該冷凍ケーシング内に回転自在に配設され前記氷
層を掻き取るオーガと、該オーガに接続される駆動モー
タとを備え、前記オーガは、本体部と、該本体部の周囲
に設けられた螺旋刃とを有し、前記オーガの軸心方向に
おける前記螺旋刃の断面が、前記本体部から半径方向外
方に延びる第1側面と、該第1側面から前記軸心方向に
離間して前記本体部から半径方向外方に延びる第2側面
と、前記第1側面及び第2側面を接続するテーパ部を有
する面とにより画成されており、該テーパ部は、前記オ
ーガの回転により前記螺旋刃によって前記冷凍ケーシン
グの内周面から剥離した氷層が送られる方向に面するよ
うに形成されていると共に、下側及び上側テーパ面を含
み、テーパ部のみで氷層を掻き取るように、前記冷凍ケ
ーシングの内周面の半径をd1、前記螺旋刃の第2側面
の先端における半径をd2、前記下側及び上側テーパ面
の軸心方向の厚さをそれぞれT1及びT2、氷層の厚さ
をt、前記下側及び上側テーパ面の角度をそれぞれ異な
るθ1,θ2とするとき、d1−d2+(T1tanθ
1+T2tanθ2)≧tとなるように、前記角度θ
1,θ2が設定されている。
【0009】
【作用】請求項1及び請求項2のオーガ式製氷機におい
て、オーガを回転させると、その螺旋刃が冷凍ケーシン
グの内周面に生成された氷層を掻き取る。螺旋刃は軸心
方向上向き(掻き取られた氷層が送られる方向)のテー
パ部を有し、該テーパ部の角度が、テーパ部の軸心方向
の厚さ、冷凍ケーシングの内周面の半径、螺旋刃の第2
側面の先端における半径等に関して請求項に規定したよ
うな特定の関係を有するため、冷凍回路における圧縮機
の冷却能力が増したり、製氷水や周囲の温度が低下した
り、オーガの回転速度が低下して、氷層の厚さが増した
ような場合でも、螺旋刃はそのテーパ部で氷層を掻き取
る。請求項2のオーガ式製氷機のように、テーパ部が異
なる角度θ1,θ2を有する下側及び上側テーパ面から形
成されている場合には、θ1<θ2となるために、氷層が
薄いときでも効率的に削り取り、上方に送る。
【0010】
【実施例】次に、本発明の好適な実施例について添付図
面を参照して詳細に説明するが、図中、同一符号は同一
又は対応部分を示すものとする。図1は、本発明による
螺旋刃を備えたオーガ式製氷機10の全体構成を縦断面
で示す図で、オーガ式製氷機10は、冷却パイプ14が
外周面に巻着された円筒状の冷凍ケーシング11を備
え、該冷凍ケーシング11内に、円柱状の本体部12A
に設けられた螺旋刃13を有するオーガ12が軸受20
a、20bにより回転自在に支持されて設けられてい
る。下部の軸受20aに支持されたオーガ12の軸部1
2aは、周知のスプライン継手18を介して駆動モータ
16の出力軸17に結合されており、一方、上部の軸受
20bにより支持された上側の軸部12bの上端には、
カッタ22が設けられている。
【0011】冷凍ケーシング11の下端に取り付けるこ
とができるほぼ円筒状の保持部材19内に上述の軸受2
0aが収容され、一方、冷凍ケーシング11の上端内に
取り付けられた押圧頭21内に軸受20bが収容されて
いる。この押圧頭21は、図示しないが、軸方向に延び
る通常複数の凹状の氷圧縮通路を備え、そこを通るフレ
ーク状の氷を圧縮して氷柱とするものである。押圧頭2
1から放出筒23内に出た氷柱はカッタ22により折断
されて氷粒24となる。また、冷却パイプ14は、周知
のように適宜の断熱材25により覆われている。冷凍ケ
ーシング11の下端部には給水パイプ26が流体連通可
能に接続されていて、図示しない製氷水タンクからの製
氷水がこの給水パイプ26を介して冷凍ケーシング11
内に供給される。
【0012】図2は、図1において符号30で示された
領域を拡大して概略的に示すもので(ただし、図2は運
転開始後の状態で冷凍ケーシング11の内周面には氷層
15が既に生成している。)、オーガ12の本体部12
Aから突出する螺旋刃13は、縦方向の断面で見ると、
上側面(第1側面)13aと、下側面(第2側面)13
bと、該上下側面を接続するテーパ面(テーパ部)13
cとから画成されている。テーパ面13cは、本発明に
よると、その下端縁から上端縁まで図で見て実質的に直
線状に半径方向の内方に延びており、下端縁が半径方向
に関して最も外側にある。テーパ面13cの傾斜角度θ
は本発明に従って次のように決められる。
【0013】即ち、氷層15の厚さは、種々の条件によ
って決まるが、かかる条件としては、前述したような圧
縮機の冷却能力、製氷水の温度、オーガの回転速度、螺
旋刃のピッチ等の外に、冷凍ケーシングの材質と板厚、
及び周囲温度等がある。ここで、これ等の条件のうち、
オーガの回転速度、螺旋刃のピッチ及び冷凍ケーシング
の材質と板厚等は同一のオーガ式製氷機においては固有
の条件であるから、実質的に一定であると考えてよい。
一方、製氷水の温度、圧縮機の冷却能力等は同一オーガ
式製氷機においても変動することがあり、各条件の変動
幅に応じて、氷層15の厚さtにもt1≦t≦t2の範囲
で変動が生ずることになる。従って、本発明では、厚さ
tが最大のt2(図示せず)になった時でも、螺旋刃1
3による氷層15の掻き上げがテーパ面13cにより行
われるように、オーガ12の螺旋刃13が設計されてい
る。
【0014】図2において、冷凍ケーシング11の内周
面の半径をd1、螺旋刃13の下側面13bの先端にお
ける半径をd2、螺旋刃13の上側面13aの先端にお
ける半径をd3、螺旋刃13の刃厚をT、テーパ面13
cが垂直面に対してなす角度をθとすると、氷層が上側
面13aに乗り上げない条件は、d3−d1≧tである。
3=d2−T・tanθであるから、結局、d1−d2
Ttanθ≧tとなるように角度θを設計すればよい。
この角度θは、例えば半径d1=40.5mm、d2=4
0mm、刃厚T=6mmのオーガ式製氷機において、上
述の諸条件のうち、製氷水の温度(水冷式の場合)が5
℃〜30℃、周囲温度(空冷式の場合)が5℃〜35℃
の場合、氷厚tがほぼ0.8mm<t<1.3mmの範
囲で変動することが実験により確認されたため、θ≧6
°に設計しておけば、本発明の目的をいかなる状態でも
達成可能である。
【0015】次に、上述した構成を有する本発明のオー
ガ式製氷機10の運転について説明する。このオーガ式
製氷機10の運転に際して、給水パイプ26から製氷水
が冷凍ケーシング11内に所定水位まで供給され、図示
しない冷凍装置が作動されて冷却パイプ14に冷媒が通
流し、冷凍ケーシング11を介して製氷水が冷却され、
駆動モータ16が作動される。
【0016】駆動モータ16の作動により出力軸17、
スプライン継手18を介してオーガ12が回転され、冷
凍ケーシング11の内周面に生成した氷層15(図2参
照)は、螺旋刃13により削り取られながら、上方に送
られ、押圧頭21の図示しない氷圧縮通路に入り、そこ
で圧縮されて氷柱となる。氷圧縮通路から放出筒23に
放出された氷柱はオーガ12と共に回転するカッタ22
により折断されて、適宜の長さの氷粒24となる。角度
θは前述のように選択されているので、削り取りの際に
氷層15が上側面13a上に乗ることはない。
【0017】図2の実施例では、上側面13a及び下側
面13bはオーガ12の本体部から水平に延出するよう
に図示されているが、角度θが上述のように決定されて
いることが必要であり、本発明は、上述した上下側面の
延出方向の角度や寸法には限定されない。また、上述の
実施例は、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく
様々に改変することが可能であり、例えば図3に示すよ
うに、螺旋刃13の上側面13a及び下側面13bの両
先端を接続する面は、単一のテーパ面ではなく、氷層の
削り取りの際に半径方向内方への過大なラジアル荷重を
実質的に招来することがない程度の比較的に短い長さの
下側垂直面13c1と、この下側垂直面13c1に対し
て、それぞれ角度θ1,θ2(θ1<θ2)で傾斜した下側
テーパ面13c2及び上側テーパ面13c3とからなって
いる。この場合も、氷層が上側面13aに乗り上げない
条件は、d1−d3≧tであるから、下側テーパ面及び上
側テーパ面の垂直方向の厚さをそれぞれT1,T2とすれ
ば、d3=d2−(T1tanθ1+T2tanθ2)であるか
ら、d1−d2+(T1tanθ1+T2tanθ2)≧tと設
計しておけば、氷層が上側面13aに乗り上げる不具合
を防止することができる。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から分かるように、本発明の
螺旋刃を画成するテーパ面は、氷の送り方向に上向きに
傾斜すると共に、同テーパ面の角度が、螺旋刃の上側面
に氷が乗り上げないように設定されているので、氷層の
厚さが増しても、冷凍ケーシングの内周面に生成された
氷層を掻き取る際に、顕著な異音が発生することなく、
オーガが受ける半径方向の荷重が減少し、ラジアル荷重
は勿論のこと、トルク荷重も軽減され、氷の剥離力即ち
駆動モータの負荷を減少させることができる。しかも、
螺旋刃を画成するテーパ面は、その下方部位ほど半径方
向の外側に位置するため、即ち掻き取られた氷が送られ
る方向に面しているため、テーパ面全体に氷の送出作用
があり、日産製氷能力の高いオーガ式製氷機を提供する
ことができる。また、テーパ部が異なる角度θ1,θ2
有する下側及び上側テーパ面から形成されている場合に
は、θ1<θ2となるために、氷層が薄いときでも効率的
に削り取り、上方に送るので、含氷率即ち日産製氷量の
低下を可及的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例による螺旋刃を備えたオーガ
式製氷機の全体構成を示す縦断面図。
【図2】 図1のオーガ式製氷機における螺旋刃の一部
を示す拡大断面図。
【図3】 本発明による別の実施例による螺旋刃の一部
を示す拡大断面図。
【図4】 従来の螺旋刃の一部を示す断面図。
【図5】 本発明を実施するのに適するオーガ式製氷機
の螺旋刃の一部を示す断面図。
【図6】 図5の螺旋刃の問題点を説明するための断面
図である。
【符号の説明】
10…オーガ式製氷機、11…冷凍ケーシング、12…
オーガ、12A…本体部、13…螺旋刃、13a…上側
面(第1側面)、13b…下側面(第2側面)、13c
…テーパ面(テーパ部)、13c2,13c3…テーパ面
(テーパ部)、15…氷層、16…駆動モータ。
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭51−154758(JP,U) 米国特許4569209(US,A) 米国特許3869875(US,A) 米国特許3643454(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25C 1/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周面に氷層が生成される冷凍ケーシン
    グと、該冷凍ケーシング内に回転自在に配設され前記氷
    層を掻き取るオーガと、該オーガに接続される駆動モー
    タとを備え、 前記オーガは、本体部と、該本体部の周囲に設けられた
    螺旋刃とを有し、前記オーガの軸心方向における前記螺
    旋刃の断面が、前記本体部から半径方向外方に延びる第
    1側面と、該第1側面から前記軸心方向に離間して前記
    本体部から半径方向外方に延びる第2側面と、前記第1
    側面及び第2側面を接続するテーパ部を有する面とによ
    り画成されており、 該テーパ部は、前記オーガの回転により前記螺旋刃によ
    って前記冷凍ケーシングの内周面から剥離した氷層が送
    られる方向に面するように形成されていると共に、テー
    パ部のみで氷層を掻き取るように、前記冷凍ケーシング
    の内周面の半径をd1、前記螺旋刃の第2側面の先端に
    おける半径をd2、前記テーパ部の軸心方向の厚さを
    T、氷層の厚さをt、前記テーパ部の角度をθとすると
    き、d1−d2+Ttanθ≧tとなるように前記角度
    θが設定されている、オーガ式製氷機。
  2. 【請求項2】 内周面に氷層が生成される冷凍ケーシン
    グと、該冷凍ケーシング内に回転自在に配設され前記氷
    層を掻き取るオーガと、該オーガに接続される駆動モー
    タとを備え、 前記オーガは、本体部と、該本体部の周囲に設けられた
    螺旋刃とを有し、前記オーガの軸心方向における前記螺
    旋刃の断面が、前記本体部から半径方向外方に延びる第
    1側面と、該第1側面から前記軸心方向に離間して前記
    本体部から半径方向外方に延びる第2側面と、前記第1
    側面及び第2側面を接続するテーパ部を有する面とによ
    り画成されており、 該テーパ部は、前記オーガの回転により前記螺旋刃によ
    って前記冷凍ケーシングの内周面から剥離した氷層が送
    られる方向に面するように形成されていると共に、下側
    及び上側テーパ面を含み、テーパ部のみで氷層を掻き取
    るように、前記冷凍ケーシングの内周面の半径をd1、
    前記螺旋刃の第2側面の先端における半径をd2、前記
    下側及び上側テーパ面の軸心方向の厚さをそれぞれT1
    及びT2、氷層の厚さをt、前記下側及び上側テーパ面
    の角度をそれぞれ異なるθ1,θ2とするとき、d1−
    d2+(T1tanθ1+T2tanθ2)≧tとなる
    ように前記角度θ1,θ2が設定されている、オーガ式
    製氷機。
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JP4638393B2 (ja) * 2005-10-13 2011-02-23 株式会社 泉井鐵工所 シャーベット氷製造機
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