JPH08189736A - オーガ式製氷機 - Google Patents

オーガ式製氷機

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Publication number
JPH08189736A
JPH08189736A JP124495A JP124495A JPH08189736A JP H08189736 A JPH08189736 A JP H08189736A JP 124495 A JP124495 A JP 124495A JP 124495 A JP124495 A JP 124495A JP H08189736 A JPH08189736 A JP H08189736A
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JP
Japan
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ice
compression
upper bearing
cooling cylinder
auger
Prior art date
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Pending
Application number
JP124495A
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English (en)
Inventor
Seiji Ishihama
誠二 石浜
Nobuyuki Shiojima
信行 塩島
Shigeru Togashi
茂 富樫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08189736A publication Critical patent/JPH08189736A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 上部軸受にて均一な氷を圧縮生成することが
できるオーガ式製氷機を提供する。 【構成】 オーガ式製氷機は、冷却円筒の内壁に成長す
る氷を、冷却円筒内に設けた削氷用オーガの回転により
削取して上方に送り、冷却円筒の上部に取り付けた上部
軸受41にて圧縮することにより氷片を生成する。上部
軸受41は、その側面に間隔を存して突出形成され、軸
方向に延在する複数の圧縮リブ43を備え、これら圧縮
リブ43間に構成される氷圧縮通路46に面する上部軸
受41外面は、氷の進行方向と略直交する方向に研磨さ
れ、粗面とされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、氷片(チップアイス)
を連続的に製造するオーガ式製氷機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来この種オーガ式製氷機は、例えば特
開平3−95374号公報(F25C1/14)に示さ
れるように、外周に冷却装置の蒸発パイプを取り付けた
冷却円筒内にオーガを挿入し、前記冷却円筒の内壁に成
長した氷をこのオーガの回転にて削り取りつつ上方に送
り(掻き上げる)、冷却円筒の上部に取り付けた氷圧縮
成形用の上部軸受にて圧縮し、氷片(チップアイス)を
連続的に生成するものである。
【0003】図9に従来のこの種オーガ式製氷機の上部
軸受100を示す。上部軸受100は図示しない冷却円
筒の上端部にボルト固定されており、その側面には複数
の圧縮リブ101が軸方向(上下方向)に延在し、等間
隔で突出形成されている。また、各圧縮リブ101、1
01間の中央部には薄肉リブ102が同じく軸方向に延
在し、突出形成されている。
【0004】各圧縮リブ101及び薄肉リブ102の下
端は尖ったテーパ状刃部101A、102Aとされると
共に、全体としても上部の幅が大きくなる先細形状とさ
れ、これによって、各圧縮リブ101及び薄肉リブ10
2の側面101B、102B間に構成された氷圧縮通路
103は、下部から上方に向けて徐々に狭くなってい
る。
【0005】また、圧縮リブ101及び薄肉リブ102
の各側面101B、102Bを含む上部軸受100の表
面は、手作業によるバフ研磨が施され、それによって、
上部軸受100の表面は後述する氷が円滑に移動できる
よう、滑らかな面とされている。そして、下方の冷却円
筒から送られて来た氷は、圧縮リブ101のテーパ状刃
部101A及び薄肉リブ102のテーパ状刃部102A
により次々に分断された後、氷圧縮通路103内に押し
込められ、上方に移動するに従って圧縮されて氷片(チ
ップアイス)が生成されるものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このようにオーガ式製
氷機では冷却円筒から掻き上げてきた氷を上部軸受10
0の氷圧縮通路103内に通すことによって圧縮するも
のであるから、氷圧縮通路103の表面状態によって氷
の圧縮状態が大きく左右される。一方で、従来では上部
軸受100の表面を上述の如く手作業によりバフ仕上げ
していたため、部分的に仕上げ前の状態が残っていた
り、削り過ぎて傷が深く付けられている場合も生じてい
た。
【0007】このように、上部軸受100の表面が不均
一な面となると、氷圧縮通路103での氷の圧縮不良が
発生し、所謂クズ氷が多量に生成されるようになる。係
るクズ氷が貯氷庫内に送られると、再凍結して氷詰まり
を生じ、製氷不能状態に陥る場合がある。また、上部軸
受100の表面が不均一であると、圧縮中の氷の粒子の
進行方向が部分的に圧縮方向以外の方向にズレ、全体と
して圧縮状態が不均一となる問題も生じる。更に、係る
氷の粒子の移動方向のズレにより振動が発生し、氷圧縮
通路103内にて異常音が発生する場合もあった。
【0008】本発明は係る従来の技術的課題を解決する
ために成されたものであり、上部軸受にて均一な氷を圧
縮生成することができるオーガ式製氷機を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明のオーガ
式製氷機は、冷却円筒の内壁に成長する氷を、冷却円筒
内に設けた削氷用オーガの回転により削取して上方に送
り、冷却円筒の上部に取り付けた上部軸受にて圧縮する
ことにより氷片を生成するものであって、上部軸受は、
その側面に間隔を存して突出形成され、軸方向に延在す
る複数の圧縮リブを備え、これら圧縮リブ間に構成され
る氷圧縮通路に面する上部軸受外面は、氷の進行方向と
略直交する方向に研磨され、粗面とされているものであ
る。
【0010】また、請求項2の発明のオーガ式製氷機
は、冷却円筒の内壁に成長する氷を、冷却円筒内に設け
た削氷用オーガの回転により削取して上方に送り、冷却
円筒の上部に取り付けた上部軸受にて圧縮することによ
り氷片を生成するものであって、上部軸受は、その側面
に間隔を存して突出形成され、軸方向に延在する複数の
圧縮リブを備え、これら圧縮リブ間に構成される氷圧縮
通路に面する上部軸受外面には、氷の進行方向と略直交
する方向に延在する溝が形成されているものである。
【0011】更に、請求項3の発明のオーガ式製氷機
は、冷却円筒の内壁に成長する氷を、冷却円筒内に設け
た削氷用オーガの回転により削取して上方に送り、冷却
円筒の上部に取り付けた上部軸受にて圧縮することによ
り氷片を生成するものであって、上部軸受は、その側面
に間隔を存して突出形成され、軸方向に延在する複数の
圧縮リブと、各圧縮リブ間に構成される氷圧縮通路とを
備え、各圧縮リブには、上部軸受の中心方向に氷を案内
するガイドを設けたものである。
【0012】請求項4の発明のオーガ式製氷機は、冷却
円筒の内壁に成長する氷を、冷却円筒内に設けた削氷用
オーガの回転により削取して上方に送り、冷却円筒の上
部に取り付けた上部軸受にて圧縮することにより氷片を
生成するものであって、上部軸受は、その側面に間隔を
存して突出形成され、軸方向に延在する複数の圧縮リブ
を備え、これら圧縮リブ間に構成される氷圧縮通路に面
する上部軸受外面には、氷の進行方向に沿った複数条の
筋が形成されているものである。
【0013】
【作用】請求項1の発明のオーガ式製氷機によれば、上
部軸受の圧縮リブ間に構成される氷圧縮通路に面する当
該上部軸受外面を、氷の進行方向と略直交する方向に研
磨することにより、粗面としたものであるから、氷圧縮
通路内を通過する氷と上部軸受間の抵抗が増大し、移動
し難くなって圧縮率が高くなる。従って、圧縮不良によ
りクズ氷が生成されることを防止できると共に、氷圧縮
通路の氷の堅さが均一となり、安定した製氷が行われる
ようになる。
【0014】また、請求項2の発明のオーガ式製氷機に
よれば、上部軸受の圧縮リブ間に構成される氷圧縮通路
に面する上部軸受外面に、氷の進行方向と略直交する方
向に延在する溝を形成したものであるから、氷圧縮通路
内を通過する氷が溝の上縁に引っかかり、移動し難くな
って圧縮率が高くなる。従って、同様に圧縮不良により
クズ氷が生成されることを防止できると共に、氷圧縮通
路の氷の堅さが均一となり、安定した製氷が行われるよ
うになる。
【0015】更に、請求項3の発明のオーガ式製氷機に
よれば、上部軸受の圧縮リブに、上部軸受の中心方向に
氷を案内するガイドを設けたものであるから、氷圧縮通
路内に進入した冷却円筒内壁付近の固い氷は、上部軸受
の中心側に円滑に案内されて圧縮率が高くなる。従っ
て、同様に圧縮不良にてクズ氷が生成されることを防止
できると共に、氷圧縮通路の氷の堅さが均一となり、安
定した製氷が行われるようになる。
【0016】請求項4の発明のオーガ式製氷機によれ
ば、上部軸受の圧縮リブ間に構成される氷圧縮通路に面
する当該上部軸受外面に、氷の進行方向に沿った複数条
の筋を形成したものであるから、氷圧縮通路に入った氷
は圧縮方向からズレること無く、上記筋に沿って整然と
進行できるようになる。従って、氷圧縮通路内にて氷を
均一に圧縮できるようになり、クズ氷の発生を防止して
安定した製氷を行えるようになると共に、氷圧縮通路内
にて異常音が発生する不都合も低減若しくは解消される
ものである。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき詳述す
る。図1は本発明のオーガ式製氷機IMの縦断側面図、
図2は本発明のオーガ式製氷機IMの製氷部1の縦断側
面図を示している。オーガ式製氷機IMは、断熱箱体2
内に構成された貯氷庫3と、この貯氷庫3の上方に設置
された前記製氷部1及び冷凍装置を構成する圧縮機4、
凝縮器6、そして膨張弁7とから構成されている。
【0018】製氷部1は図2に示す如く、内壁8Aを平
滑な円筒状内面とされたステンレス製の冷却円筒8内に
オーガ9を同心的に挿入し、前記冷却円筒8の外壁に前
記冷凍装置を構成する蒸発パイプ11を螺旋状に密着巻
付して構成されている。また、これら冷却円筒8と蒸発
パイプ11との隙間には両者の結合と熱伝達性能の向上
を目的としてハンダが注入される。
【0019】冷却円筒8の外側にはカバー12が設けら
れると共に、カバー12上端には水封ゴム13が取り付
けられ、冷却円筒8とカバー12間の空間には断熱材1
4が充填される。一方、冷却円筒8下部には製氷用水を
供給するための給水口16と、不要な製氷用水を排出す
るための排水口17が取り付けられており、オーガ9の
下部軸9Aと給水口16及び排水口17とはメカニカル
シール18によって水封されている。
【0020】オーガ式製氷機IMの製氷動作中、給水口
16からは冷却円筒8とオーガ9間に製氷用水が供給さ
れ、冷却円筒8の内壁8Aに所定レベルで満たされる。
また、蒸発パイプ11の下端入口はカバー12の下端部
に設けられた冷媒入口21に接続され、蒸発パイプ11
の上端出口はカバー12の上端部に設けられた冷媒出口
22に接続されている。また、冷媒入口21には前記膨
張弁7が接続される。尚、23、24は冷媒入口21及
び冷媒出口22を断熱するための断熱材であり、前記圧
縮機4、凝縮器6、膨張弁7及び蒸発パイプ11は冷媒
配管によって順次環状に接続されて周知の冷媒回路を構
成する。
【0021】前記オーガ9の下部軸9Aは下部ボルト3
1によって冷却円筒8と共にハウジング32に取り付け
られた下部軸受33に挿入され、スプライン継手34に
よって図示しない駆動モータの減速機構36に連結支持
されている。41は前記冷却円筒8の上端部内に上部ボ
ルト42にて固定されたステンレス製の氷圧縮成形用上
部軸受であり、その側面には図3に示す如く複数の圧縮
リブ43が軸方向(上下方向)に延在し、等間隔で突出
形成されている。また、各圧縮リブ43、43間の中央
部には薄肉リブ44が同じく軸方向に延在し、突出形成
されている。
【0022】各圧縮リブ43及び薄肉リブ44の下端は
尖ったテーパ状刃部43A、44Aとされると共に、全
体としても上部の幅が大きくなる先細形状とされ、これ
によって、各圧縮リブ43及び薄肉リブ44の側面43
B、44B間に構成された氷圧縮通路46は、下部から
上方に向けて徐々に狭くなっている。係る上部軸受41
の表面は、基本的には前述のバフ研磨が施されて滑らか
な面とされるが、各氷圧縮通路46に面する圧縮リブ4
3及び薄肉リブ44の各側面43B、44Bは、後述す
る氷の進行方向(上下方向)に略直交する方向(水平方
向)に所定粗さのサンドペーパーによって研磨され、一
定の粗面(図3に横線で示す)とされている。
【0023】前記オーガ9の上部軸9Bはこの上部軸受
41内に下方から間隔を存して回動可能に挿通され、そ
の上端面に形成されたネジ部9Cにはアジテータ51が
着脱可能に螺合される。また、上部軸受41と上部軸9
B間には表面摩擦抵抗の小さいファイバーフロン等の素
材から成る軸受部材52が介挿されている。そして、上
記アジテータ51を含む製氷部1上部は、断熱カバー5
3にて被服されている。
【0024】以上の構成でオーガ式製氷機IMが製氷運
転を開始すると、蒸発パイプ11には、圧縮機4から吐
出され、凝縮器6に凝縮された後膨張弁7にて減圧され
た冷媒が供給され、その内部で蒸発することにより冷却
円筒8は氷点下に冷却され、冷却円筒8の内壁8Aには
氷層が成長する。オーガ9の外面にはスクリュー状の刃
10が形成されており、オーガ9は減速機構36を介し
て図示しない駆動モータにより下から見て時計回りに回
転される。
【0025】係る回転により、冷却円筒8内壁8Aに所
定厚み以上に成長した氷層は、オーガ9の刃10によっ
て削りとられて冷却円筒8上部に移送され(掻き上
げ)、上部軸受41に至る。この冷却円筒8から送られ
て来た氷は、上部軸受41の圧縮リブ43のテーパ状刃
部43A及び薄肉リブ44のテーパ状刃部44Aにより
次々に分断された後、氷圧縮通路46内に押し込めら
れ、上方に移動するに従って圧縮されて氷片(チップア
イス)が生成される。このように生成された氷(氷片)
はオーガ9と連動して回転している上方のアジテータ5
1により押し出され、下方の貯氷庫3内にストックされ
る。
【0026】ここで、前述の如く上部軸受41の氷圧縮
通路46に面する圧縮リブ43の側面43B及び薄肉リ
ブ44の側面44Bは、氷の進行方向に略直交する方向
に研磨されて粗面とされているので、氷圧縮通路46内
を通過する氷と上部軸受41の圧縮リブ43及び薄肉リ
ブ44との間の抵抗が増大し、移動し難くなって圧縮率
が高くなる。従って、圧縮不良によりクズ氷が生成され
ることを防止できると共に、氷圧縮通路46の氷の堅さ
が均一となる。
【0027】次に、図4はもう一つの上部軸受41(請
求項2に対応)の斜視図を示している。尚、図中におい
て図1乃至図3と同一符号は同一部分を示すものとす
る。この場合、各圧縮リブ43、薄肉リブ44の側面4
3B、44Bは粗面とされず、その代わりに各圧縮リブ
43、薄肉リブ44には、その軸方向(上下方向)の中
途部に氷の進行方向(上下方向)と略直交する方向(水
平方向)に延在する溝61、62がそれぞれ形成されて
いる。
【0028】各溝61、62は圧縮リブ43、薄肉リブ
44の外面から氷圧縮通路46に面する側面43B、4
4Bまで渡っており、それによって、氷圧縮通路46内
を通過する氷は各溝61、62の側面43B、44B側
の上縁61A、62Aに引っかかるようになるので、移
動し難くなって圧縮率が高くなる。従って、前述同様に
圧縮不良によりクズ氷が生成されることを防止できると
共に、氷圧縮通路46の氷の堅さが均一となり、安定し
た製氷が行われるようになる。
【0029】次に、図5は更にもう一つの上部軸受41
(請求項3に対応)の斜視図を示している。尚、図中に
おいて図1乃至図3と同一符号は同一部分を示すものと
する。この場合、各圧縮リブ43、薄肉リブ44の側面
43B、44Bは粗面とされず、その代わりに各圧縮リ
ブ43のテーパ状刃部43A直上の側面43Bには、上
部軸受41の中心方向に斜めに指向したガイド66が形
成されている。尚、このガイド66は溝でも良く、凸形
状のリブでも良い。
【0030】係るガイド66により、氷圧縮通路46内
に進入した冷却円筒8の内壁8A付近の固い氷は、上部
軸受41の中心側に円滑に案内されるようになるので、
氷圧縮通路46における氷の圧縮率が高くなる。従っ
て、同様に圧縮不良にてクズ氷が生成されることを防止
できると共に、氷圧縮通路46内の氷の堅さが均一とな
り、安定した製氷が行われるようになる。
【0031】また、図6及び図7は他の実施例を示して
いる。尚、図中において図1乃至図3と同一符号は同一
部分を示すものとする。この場合、各圧縮リブ43の側
面43Bには図5の如きガイド66は形成されず、その
代わりに各圧縮リブ43のテーパ状刃部43Aを、内側
が徐々に高くなる傾斜ガイド面としている。係る構成に
よっても氷圧縮通路46内に進入した冷却円筒8の内壁
8A付近の固い氷を、上部軸受41の中心側に案内でき
るので、氷圧縮通路46における氷の圧縮率を高くする
ことができる。
【0032】次に、図8は更にもう一つの上部軸受41
(請求項4に対応)の斜視図を示している。尚、図中に
おいて図1乃至図3と同一符号は同一部分を示すものと
する。この場合、各圧縮リブ43、薄肉リブ44の側面
43B、44Bは粗面とされず、その代わりに各圧縮リ
ブ43、薄肉リブ44の側面43B、44Bを含む氷圧
縮通路46に面する上部軸受41の表面には、氷の進行
方向に沿った複数条の筋71が形成されている。
【0033】この筋71は、流動研磨法と称されるガム
状の流体中に砥粒を混入して高圧をかけ、氷圧縮通路4
6に押し込んで各表面を研磨する方向にて形成されてお
り、係る筋71を形成することにより、氷圧縮通路46
に入った氷は圧縮方向からズレること無く、上記筋7
1、71間の微視的な溝に沿って整然と進行できるよう
になる。従って、氷圧縮通路46内にて氷を均一に圧縮
できるようになり、クズ氷の発生を防止して安定した製
氷を行えるようになると共に、氷圧縮通路46内にて異
常音が発生する不都合も低減若しくは解消される。
【0034】特に、筋71を流動研磨法により形成して
いるので、容易に研磨作業が行えるようになると共に、
圧縮された流体が流れるために、実際に氷が流動する線
に近い筋が形成でき、氷の流れをより自然なものとし
て、氷の圧縮を一層均一化することが可能となる。
【0035】
【発明の効果】以上詳述した如く請求項1の発明によれ
ば、上部軸受の圧縮リブ間に構成される氷圧縮通路に面
する当該上部軸受外面を、氷の進行方向と略直交する方
向に研磨することにより、粗面としたものであるから、
氷圧縮通路内を通過する氷と上部軸受間の抵抗が増大
し、圧縮率が高くなる。従って、圧縮不良によりクズ氷
が生成されることを防止できると共に、氷圧縮通路の氷
の堅さが均一となり、安定した製氷が行われるようにな
る。
【0036】また、請求項2の発明によれば、上部軸受
の圧縮リブ間に構成される氷圧縮通路に面する上部軸受
外面に、氷の進行方向と略直交する方向に延在する溝を
形成したものであるから、氷圧縮通路内を通過する氷が
溝の上縁に引っかかり、圧縮率が高くなる。従って、同
様に圧縮不良によりクズ氷が生成されることを防止でき
ると共に、氷圧縮通路の氷の堅さが均一となり、安定し
た製氷が行われるようになる。
【0037】更に、請求項3の発明によれば、上部軸受
の圧縮リブに、上部軸受の中心方向に氷を案内するガイ
ドを設けたものであるから、氷圧縮通路内に進入した冷
却円筒内壁付近の固い氷は、上部軸受の中心側に円滑に
案内されて圧縮率が高くなる。従って、同様に圧縮不良
にてクズ氷が生成されることを防止できると共に、氷圧
縮通路の氷の堅さが均一となり、安定した製氷が行われ
るようになる。
【0038】請求項4の発明によれば、上部軸受の圧縮
リブ間に構成される氷圧縮通路に面する当該上部軸受外
面に、氷の進行方向に沿った複数条の筋を形成したもの
であるから、氷圧縮通路に入った氷は圧縮方向からズレ
ること無く、上記筋に沿って整然と進行できるようにな
る。従って、氷圧縮通路内にて氷を均一に圧縮できるよ
うになり、クズ氷の発生を防止して安定した製氷を行え
るようになると共に、氷圧縮通路内にて異常音が発生す
る不都合も低減若しくは解消されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオーガ式製氷機の縦断側面図である。
【図2】本発明のオーガ式製氷機の製氷部の縦断側面図
である。
【図3】本発明のオーガ式製氷機の上部軸受の斜視図で
ある。
【図4】もう一つの本発明のオーガ式製氷機の上部軸受
の斜視図である。
【図5】更にもう一つの本発明のオーガ式製氷機の上部
軸受の斜視図である。
【図6】図5の上部軸受の他の実施例を示す斜視図であ
る。
【図7】図6の上部軸受の縦断側面図である。
【図8】更にまたもう一つの本発明のオーガ式製氷機の
上部軸受の斜視図である。
【図9】従来のオーガ式製氷機の上部軸受の斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 オーガ式製氷機 8 冷却円筒 9 オーガ 41 上部軸受 43 圧縮リブ 46 氷圧縮通路 61 溝 66 ガイド 71 筋

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却円筒の内壁に成長する氷を、前記冷
    却円筒内に設けた削氷用オーガの回転により削取して上
    方に送り、前記冷却円筒の上部に取り付けた上部軸受に
    て圧縮することにより氷片を生成するオーガ式製氷機に
    おいて、 前記上部軸受は、その側面に間隔を存して突出形成さ
    れ、軸方向に延在する複数の圧縮リブを備え、これら圧
    縮リブ間に構成される氷圧縮通路に面する上部軸受外面
    は、氷の進行方向と略直交する方向に研磨され、粗面と
    されていることを特徴とするオーガ式製氷機。
  2. 【請求項2】 冷却円筒の内壁に成長する氷を、前記冷
    却円筒内に設けた削氷用オーガの回転により削取して上
    方に送り、前記冷却円筒の上部に取り付けた上部軸受に
    て圧縮することにより氷片を生成するオーガ式製氷機に
    おいて、 前記上部軸受は、その側面に間隔を存して突出形成さ
    れ、軸方向に延在する複数の圧縮リブを備え、これら圧
    縮リブ間に構成される氷圧縮通路に面する上部軸受外面
    には、氷の進行方向と略直交する方向に延在する溝が形
    成されていることを特徴とするオーガ式製氷機。
  3. 【請求項3】 冷却円筒の内壁に成長する氷を、前記冷
    却円筒内に設けた削氷用オーガの回転により削取して上
    方に送り、前記冷却円筒の上部に取り付けた上部軸受に
    て圧縮することにより氷片を生成するオーガ式製氷機に
    おいて、 前記上部軸受は、その側面に間隔を存して突出形成さ
    れ、軸方向に延在する複数の圧縮リブと、各圧縮リブ間
    に構成される氷圧縮通路とを備え、前記各圧縮リブに
    は、前記上部軸受の中心方向に氷を案内するガイドを設
    けたことを特徴とするオーガ式製氷機。
  4. 【請求項4】 冷却円筒の内壁に成長する氷を、前記冷
    却円筒内に設けた削氷用オーガの回転により削取して上
    方に送り、前記冷却円筒の上部に取り付けた上部軸受に
    て圧縮することにより氷片を生成するオーガ式製氷機に
    おいて、 前記上部軸受は、その側面に間隔を存して突出形成さ
    れ、軸方向に延在する複数の圧縮リブを備え、これら圧
    縮リブ間に構成される氷圧縮通路に面する上部軸受外面
    には、氷の進行方向に沿った複数条の筋が形成されてい
    ることを特徴とするオーガ式製氷機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0851192A3 (en) * 1996-12-27 2000-02-23 Hoshizaki Denki Kabushiki Kaisha Auger-type ice maker
KR20030069462A (ko) * 2002-02-20 2003-08-27 히데오 나까조 오거식 제빙기

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0851192A3 (en) * 1996-12-27 2000-02-23 Hoshizaki Denki Kabushiki Kaisha Auger-type ice maker
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