JP2002130881A - オーガ式製氷機における冷媒パイプの固着方法 - Google Patents

オーガ式製氷機における冷媒パイプの固着方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】作業効率の良い鑞付け作業を可能とし、しか
も、安定した良質の氷を製氷し得る熱交換効率の向上を
図ったオーガ式製氷機における冷媒パイプの固着方法を
提供する。 【解決手段】製氷筒1の開口部1-1及び該製氷筒1の外
周に密着螺旋状に巻装された冷媒パイプ2の両開放端部
2-1,2-2を、耐熱性に優れた金属製キャップ4、チュー
ブやテープ3からなる被覆部材により夫々密閉保護し、
この状態でハンダ5の融点以上の溶湯温度に設定管理さ
れたハンダ槽Aにどぶ漬けすることにより、冷媒パイプ
2を製氷筒1に鑞付けにより固着せしめるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オーガ式製氷機に
おける冷媒パイプの固着方法に係り、詳しくは製氷筒の
外周に螺旋状に巻装された冷媒パイプを製氷筒に鑞付け
(ハンダ付け)により結合する固着方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、製氷筒への冷媒パイプの鑞付けに
よる固着は、製氷筒の外周に密着状態で螺旋状に巻き付
けられた断面円形状の冷媒パイプの螺旋に沿って互い
(上下)に密着的に隣接する同パイプと製氷筒との間に
存在する螺旋条隙間に、その螺旋一端側開口から溶融さ
れたハンダを流し込んで鑞付けする方法(以後、前者と
言う)、或いは冷媒パイプを製氷筒に巻き付ける作業の
際、螺旋状空間に糸ハンダを一緒に巻き付け、その後
に、製氷筒を糸ハンダの溶融温度(融点)まで加熱して
鑞付けする方法(以後、後者と言う)で行なわれてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、冷媒パイプ
を鑞付けにより製氷筒の外周に固着する場合には断面円
形状の冷媒パイプの螺旋に沿って互いに密着的に隣接す
る同パイプと製氷筒との間に存在する螺旋条隙間を全て
埋め尽くすことが、冷媒パイプから製氷筒への熱交換率
を高めると同時に製氷筒を全体に亘って均一に冷却す
る。即ち、製氷筒の内周面に結氷し成長する氷層を成長
ムラのない良質の状態にすることができるものである。
【0004】しかし乍ら、前者による冷媒パイプの固着
方法では螺旋条隙間の螺旋一端側開口部から流し込み注
入されたハンダがその螺旋条隙間の全体に亘り埋め尽く
すように流れ込むことなく硬化してしまう。特に銅パイ
プからなる冷媒パイプ側に対してハンダは付着するが、
ステンレスからなる製氷筒側にはハンダが付着しないと
言った螺旋条隙間の全体を完全に埋め尽くすことが困難
であった。又、後者による冷媒パイプの固着方法では加
熱溶融されたハンダが前者と同じくステンレスからなる
製氷筒側に付着せずに螺旋条隙間から垂れ落ちるように
流れ出てしまう。結果として、前者、後者ともに螺旋条
隙間の至るところにハンダにより埋め尽くされない空洞
が存在することになる。従って、従来の固着方法では至
るところに存在する空洞により冷媒パイプから製氷筒に
伝達される熱交換効率(熱伝達性能)の低下を招く要因
となり、ひいては熱伝達のバラツキにより製氷能力が著
しく低下し、安定した良質の氷層を製氷筒の内周面に継
続的に形成することができない問題があった。
【0005】又、ハンダにより埋め尽くされずに残る空
洞の存在は、結露により生じる水が冷凍サイクルの発停
等により氷となり、更に成長する氷塊により冷媒パイプ
が押し潰されて冷媒の通過を妨げる問題を招く原因とな
る。即ち、製氷能力を低下させる大きな原因になってい
た。そのために、従来では定期的に保守点検を行わなけ
ればならないばかりか、製氷機を修理するために冷凍ユ
ニットの交換作業を行わなければならない等が生じ、そ
の点検・修理・交換作業のために莫大な経費が掛かると
言った維持・管理の面において問題になっていた。
【0006】又、前者、後者による従来の固着方法(鑞
付け作業)では外部から見えない螺旋条隙間の全てをハ
ンダにより埋め尽くすことは多くの手間と熟練を要する
ばかりか、煩雑であって時間が掛かる等から、作業の安
定性に欠けると言う問題と共に製造コストの高騰を招く
要因になっていた。
【0007】本発明はこの様な従来事情に鑑みてなされ
たもので、その目的とする処は、作業効率の良い鑞付け
作業を可能とし、しかも、安定した良質の氷を製氷し得
る熱交換効率の向上を図ったオーガ式製氷機における冷
媒パイプの固着方法を提供することにある。
【0008】
【課題を達成するための手段】課題を達成するために本
発明は、製氷筒の開口部及び製氷筒の外周に密着螺旋状
に巻装された冷媒パイプの両開放端部を、耐熱性に優れ
た被覆部材により夫々密閉保護し、この状態で少なくと
もハンダの融点以上の溶湯温度に設定管理されたハンダ
槽にどぶ漬けすることにより、冷媒パイプを製氷筒に固
着せしめるようにしたことである。ここで、上記被覆部
材としては、加熱されることで収縮する熱収縮性のチュ
ーブやテープ等、又、金属製キャップ等が挙げられ、冷
媒パイプの両開放端部には熱収縮性のチューブやテープ
を被せた後、熱風を吹き付けることで、チューブやテー
プにより両開放端部を閉鎖的に密封せしめる。そして、
製氷筒の開口部には金属製キャップを被嵌状に又はOリ
ング等のシール材を金属性キャップの開口内周と製氷筒
との間に介在させて金属製キャップを被嵌状に取り付け
ることで、製氷筒の開口部を閉鎖的に密封せしめるもの
である。又、本発明では上記溶湯温度を、50%ハンダで
250〜300℃の範囲に設定管理してなることである。尚、
この250〜300℃の溶湯温度は製氷筒と冷媒パイプを常温
の状態でハンダ槽に浸漬させるどぶ漬けを行う場合であ
り、予め製氷筒と冷媒パイプを適宜の温度に加熱せしめ
た状態でどぶ漬けを行う場合にはこの限りではない。斯
かる技術的手段によれば、製氷筒の開口部を金属製キャ
ップ等の被覆部材により閉鎖的に密閉し、更に製氷筒の
外周に螺旋状に巻装された冷媒パイプの両開放端部を熱
収縮性のチューブ又はテープ等の被覆部材により閉鎖的
に密閉せしめてハンダ槽にどぶ漬けする。すると、ハン
ダ槽の250〜300℃に設定管理されているハンダの熱によ
り製氷筒と冷媒パイプが加熱されるに伴い例えば互いに
密着的に隣接する冷媒パイプと製氷筒との間に存在する
螺旋条隙間の全体に亘りハンダが流入し、該螺旋条隙間
の全てに亘り完全に埋め尽くす。そして、螺旋条隙間を
全て埋め尽くしたハンダは加熱されて濡れ性が良好であ
る製氷筒と冷媒パイプに付着保持されることになること
から、ハンダ槽から引き上げられても螺旋条隙間から流
れ出ることなく、該隙間を埋め尽くすように保持された
まま硬化する。それにより、冷媒パイプは製氷筒の外周
に螺旋条隙間がハンダにより完全に埋め尽くされた状態
で固着される。尚、濡れ性はどぶ漬けによる製氷筒と冷
媒パイプの加熱とどぶ漬けに適したフラックスを選択す
ることで得られるものである。又、この様などぶ漬けを
することから、鑞付け作業を容易にし、冷媒パイプの固
着作業性の向上が図られる。更に加熱されて濡れ性が良
好な冷媒パイプの外表面全体にはハンダが膜状に付着
し、冷媒パイプの外表面は鑞膜にて包み込まれる。それ
により、製氷等による結露で生じる水が、互いに密着的
に隣接する冷媒パイプ間から製氷筒側へ浸入すること等
を効果的に且つ確実に阻止することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の具体例を図面に基
づいて説明する。図1は本発明固着方法の一例を示した
斜視図で、製氷筒1の一端開口部側とこの製氷筒の外周
に密着螺旋状に巻装された冷媒パイプ2の両開放端部2-
1,2-2を、耐熱性に優れた被覆部材により夫々密閉保護
せしめ、その状態で少なくとも溶融されたハンダ5が融
点以上の所要の溶湯温度に設定されて貯溜されているハ
ンダ槽Aに浸漬させてどぶ漬けすることにより、冷媒パ
イプ2を製氷筒1に固着せしめるものである。
【0010】又、本発明において冷媒パイプ2が密着巻
装された製氷筒1を常温の状態でハンダ槽Aに浸漬させ
るどぶ漬けを行う場合、ハンダ槽Aの溶湯温度を250〜3
00℃の範囲に設定管理することが、本発明を成立させる
上で重要である。その理由としては、溶湯温度が250℃
以下では浸漬された常温の冷媒パイプ2並びに製氷筒1
に熱が奪われて、螺旋条隙間6にハンダ5が流入するこ
となく硬化してしまうからである。尚、この場合、ハン
ダ槽Aに対する浸漬時間を長くすることで、硬化等の問
題は解消されるが、生産性が悪くなると言った新たな問
題が起る。そして、溶湯温度が300℃を越えると、ハン
ダ5の粘性(粘り)が無くなり、ハンダ槽Aから取上げ
た際、螺旋条隙間6に流入したハンダ5が当該隙間6か
ら流れ出てしまう虞れがあるからである。
【0011】従って、本発明の固着方法(鑞付け方法)
を成立させるためにはハンダ槽Aの溶湯温度を50%ハン
ダの場合で250〜300℃に設定管理することが重要であ
り、好ましくは260〜280℃である。尚、250〜300℃の溶
湯温度は製氷筒1と冷媒パイプ2を常温の状態でハンダ
槽Aのハンダ5中の浸漬させて行うどぶ漬けする場合で
あり、予め製氷筒1と冷媒パイプ2を適宜の温度に加熱
せしめた状態でどぶ漬けする場合にはこの限りではな
い。例えば製氷筒1と冷媒パイプ2をハンダ5の溶融温
度(融点)近くまで加熱した状態でハンダ槽Aに浸漬さ
せる場合にはハンダ5の融点若しくはそれより僅かに高
い溶湯温度であれば良い。
【0012】被覆部材は、ハンダ槽A内にどぶ漬けした
際にハンダ5が製氷筒1並びに冷媒パイプ2の内部に入
り込まないように浸漬させる製氷筒1の開口部1-1側及
び冷媒パイプ2の両開放端部2-1,2-2を閉鎖的に密閉す
る役目と、ハンダ5の付着が不要な表面部分を被覆保護
する役目を成すもので、250〜300℃の温度に対する耐熱
性に優れ尚且つ加熱されることで収縮する熱収縮性のチ
ューブやテープ3等、又、金属製キャップ4等からな
り、冷媒パイプ2の両開放端部2-1,2-2には熱収縮性の
チューブやテープ3を被せた後、熱風を吹き付けること
で、チューブやテープ3により両開放端部2-1,2-2を閉
鎖的に密封せしめる。そして、製氷筒1の開口部1-1に
は金属製キャップ4を被嵌状に又はOリング等のシール
材7を金属性キャップ4の開口内周と製氷筒1との間に
介在させて金属製キャップ4を被嵌状に取り付けること
で、製氷筒1の開口部1-1を閉鎖的に密封せしめるもの
である(図1参照)。
【0013】又、冷媒パイプ2の一方の開放端部2-1側
においては該開放口をチューブやテープ3により完全に
閉鎖することなく、その表面のみをチューブやテープ3
により被覆せしめた状態とし、冷媒パイプ2がハンダ5
熱により加熱された際に、パイプ2内の膨張空気が外部
に抜き出るようにする。又、ハンダ5中に浸漬させる冷
媒パイプ2の他方の開放端部2-2側においては耐熱性の
ゴム材等からなる栓蓋8を開放口に取り付け、その上に
チューブやテープ3を被せて閉鎖的に密閉するものであ
る(図1(b)参照)。
【0014】因みに、本発明においては冷媒パイプ2は
製氷筒1の外径より小さい螺旋内径に折り曲げ加工した
後、螺旋方向に広げた状態で製氷筒1の外周に組み込み
嵌装することにより、製氷筒1の外周に巻き付く方向の
強い弾発作用(螺旋方向のテンション作用)もとで同外
周に密着せしめた不動な状態で組み込み巻装されるよう
にしてある。又、冷媒パイプ2を製氷筒1の外周に組み
込み巻装する際、冷媒パイプ2の螺旋内周面と製氷筒1
の外周面とにはどぶ漬けに適したフラックスを塗布せし
めておき、どぶ漬けにより加熱される冷媒パイプ2、製
氷筒1に良好な濡れ性が得られるようにしてある。
【0015】次に、冷媒パイプ2の製氷筒1へのどぶ漬
けによる固着方法について説明すれば、製氷筒1の一端
開口部1-1に金属キャップ4を、シール材7を介して被
嵌せしめて該開口部1-1を閉鎖的に密閉し、更に冷媒パ
イプ2の一方の開放端部2-1をチューブやテープ3のみ
にて、又他方の開放端部2-2を栓蓋8とチューブやテー
プ3にて被覆密閉し、この状態で溶湯温度が50%ハンダ
で250〜300℃の範囲に設定管理されたハンダ槽Aにどぶ
漬けする(図1の状態)。すると、ハンダ槽Aの250〜3
00℃に設定管理されているハンダ5の熱により製氷筒1
と冷媒パイプ2が加熱されるに伴い例えば互いに密着的
に隣接する冷媒パイプ2と製氷筒1との間の螺旋条隙間
6にはハンダ5が速やかに流入し、その全体に亘り行き
渡り該螺旋条隙間6の全てを完全に埋め尽くす。この
時、螺旋条隙間6の製氷筒1に接する隅部(内側コーナ
ー部)には毛細管現象によりハンダ5が確実に流入し、
螺旋条隙間6の全てを完全に埋め尽くす。この時、螺旋
条隙間6がハンダ5により完全に埋め尽くされたか否か
は同隙間6内の空気がハンダ5の液面に向けて浮上する
泡により作業者自身が確認できる目安となる。作業者は
泡の浮上がなくなった時点でハンダ槽Aから引き上げ
る。この際、螺旋条隙間6を全て埋め尽くしたハンダ5
はどぶ漬けにより加熱され尚且つどぶ漬けに適したフラ
ックスが塗布されていることで、良好な濡れ性が付与さ
れた製氷筒1と冷媒パイプ2への付着により外部に流れ
出すことなく保持される。従って、どぶ漬け後、ハンダ
槽Aから引き上げてもハンダ5は螺旋条隙間6から垂れ
落ちるように流れ出ることなく、螺旋条隙間6を金属線
材9とにより完全に埋め尽くすように保持されたまま硬
化する。それにより、冷媒パイプ2は製氷筒1の外周に
螺旋条隙間6がハンダ5により完全に埋め尽くされた状
態で固着される(図2の拡大図参照)。
【0016】又、どぶ漬けにより加熱されて濡れ性が良
好な冷媒パイプ2の外表面全体にはハンダ5が膜状に付
着し、冷媒パイプ2の外表面はハンダ膜5-1にて包み込
まれる。それにより、製氷等による結露で生じる水が、
互いに密着的に隣接する冷媒パイプ2間から製氷筒1側
へ浸入すること等を効果的に且つ確実に阻止することが
できる(図2の拡大図参照)。
【0017】尚、被覆部材としては前述した実施例詳述
の熱収縮性のチューブやテープ3、そして金属製キャッ
プ4に限定されるものではなく、少なくとも250〜300℃
に設定管理されているハンダ5に対する耐熱性を有し且
つ冷媒パイプ2の両開放端部2-1,2-2、製氷筒1の開口
部1-1をハンダ5が入り込まないように密閉できる構造
形態のものであれば任意である。
【0018】
【発明の効果】本発明のオーガ式製氷機における冷媒パ
イプの固着方法は叙上の如く構成してなることから下記
の作用効果を奏する。本発明によれば、製氷筒の開口部
及び製氷筒の外周に螺旋状に巻装された冷媒パイプの両
開放端部を少なくとも耐熱性に優れた被覆部材により閉
鎖的に密閉せしめてハンダ槽にどぶ漬けする。すると、
ハンダ槽の250〜300℃に設定管理されているハンダの熱
により製氷筒と冷媒パイプが効果的に加熱されるに伴い
例えば互いに密着的に隣接する冷媒パイプと製氷筒との
間に存在する螺旋条隙間の全体に亘りハンダが流入し、
該螺旋条隙間の全てに亘り完全に埋め尽くす。そして、
螺旋条隙間を全て埋め尽くしたハンダはどぶ漬けにより
加熱され尚且つどぶ漬けに適したフラックスが塗布され
て濡れ性が良好である製氷筒と冷媒パイプに付着保持さ
れることになることから、ハンダ槽から引き上げられて
も螺旋条隙間から流れ出ることなく、該隙間を埋め尽く
すように保持されたまま硬化する。それにより、冷媒パ
イプは製氷筒の外周に螺旋条隙間がハンダにより完全に
埋め尽くされた状態で固着される。又、どぶ漬けによ
り、外部から見えない螺旋条隙間の全てに亘りハンダを
万弁に行き渡らせる鑞付けが可能となることから、鑞付
け作業性の向上が図れる。しかも、常に安定した鑞付け
作業が可能となる。又、どぶ漬けにより、冷媒パイプの
外表面全体にはハンダが膜状に付着し、冷媒パイプの外
表面は鑞膜にて包み込まれる。それにより、製氷等によ
る結露で生じる水が、互いに密着的に隣接する冷媒パイ
プ間から製氷筒側へ浸入すること等を効果的に且つ確実
に阻止することができる。従って、冷媒パイプを製氷筒
の外周に螺旋条隙間をハンダにより完全に埋め尽くした
状態で冷媒パイプは製氷筒に鑞付け固着することができ
ることから、冷媒パイプから製氷筒への熱伝導面積を従
来の製氷機に比べて大幅に増大させて冷媒パイプから製
氷筒への熱交換効率を向上させることができる。ひいて
は熱伝達の均一化により製氷能力を大幅に向上させ、安
定した良質の氷層を製氷筒の内周面に効率的に且つ継続
的に生成することができる。
【0019】従って、本発明の固着方法によれば、螺旋
状の冷媒パイプの螺旋に沿って互いに密着的に隣接する
パイプと製氷筒との間の螺旋条隙間をハンダにより完全
に埋め尽くして冷媒パイプを製氷筒の外面に強靭に固着
し、且つ、熱伝導面積を増大させて熱交換効率を向上さ
せてなることから、製氷筒全体を万遍なく均一且つ効率
的に冷却することが可能となり、製氷能力の向上により
安定した良質の氷を継続的に製造することが可能な品質
の安定したオーガ式製氷機を製作提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明オーガ式製氷機における冷媒パイプのど
ぶ漬けによる固着方法の一例を示し、(a)は冷媒パイ
プが巻装された製氷筒をハンダ槽にどぶ漬けしている状
態を示した斜視図、(b)は同要部を拡大して示した縦
断面図
【図2】冷媒パイプが製氷筒に鑞付けされた状態を示し
た斜視図
【符号の説明】
A:ハンダ槽 1:製氷筒 1-1:開口部 2:冷媒パイプ 2-1,2-2:開放端部 3:チューブやテープ(被覆部材) 4:金属製キャップ(被覆部材) 5:ハンダ 6:螺旋条隙間 7:シール材 8:栓蓋

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製氷筒の開口部及び該製氷筒の外周に密
    着螺旋状に巻装された冷媒パイプの両開放端部を、耐熱
    性に優れた被覆部材により夫々密閉せしめ、その状態で
    少なくともハンダの融点以上の所要の溶湯温度に設定さ
    れたハンダ槽にどぶ漬けすることにより、冷媒パイプを
    製氷筒に固着せしめることを特徴とするオーガ式製氷機
    における冷媒パイプの固着方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のハンダ槽の溶湯温度を、
    250〜300℃の範囲に設定してなることを特徴とするオー
    ガ式製氷機における冷媒パイプの鑞付け固着方法。
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