JPH11132202A - 油圧アクチュエータの同調回路 - Google Patents

油圧アクチュエータの同調回路

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JPH11132202A
JPH11132202A JP29759897A JP29759897A JPH11132202A JP H11132202 A JPH11132202 A JP H11132202A JP 29759897 A JP29759897 A JP 29759897A JP 29759897 A JP29759897 A JP 29759897A JP H11132202 A JPH11132202 A JP H11132202A
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JP
Japan
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hydraulic
flow rate
difference
hydraulic motors
motors
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Pending
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JP29759897A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Ishii
信行 石井
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Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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  • Operation Control Of Excavators (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の油圧アクチュエータを夫々別の油圧ポ
ンプにて同時に駆動する際に、夫々の油圧ポンプの傾転
角を正しく調整して各油圧アクチュエータの流量を一致
させる。 【解決手段】 機体を直進走行させるために左右のリモ
ートコントロール弁14,24を同時に操作すれば、方
向制御弁11,21が(イ)または(ロ)の位置に切り
換わって、油圧モータ10,20が同時に駆動される。
これと同時に、コントローラ29の指令信号で電磁弁5
3,57がオフセット位置に切り換わり、絞り53a,
53aにより油圧モータ10,20の流量差が検出され
る。油圧モータ10,20に流量差が生じたときは、パ
イロット油路55,56の圧力P 1 ,P2 に差が発生し
て、補正用ピストン46,47の平衡が崩れ、一方のレ
ギュレータ回路40のスプール42が僅かに押し引きさ
れる。従って、サーボピストン41が移動して一方の油
圧ポンプ22の傾転角が変化し、該油圧ポンプ22の吐
出量が増減するため、左右の油圧モータ10,20の流
量差を解消することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は油圧アクチュエータ
の同調回路に関するものであり、特に、建設機械のクロ
ーラのように、左右別の油圧ポンプにて夫々駆動される
複数の油圧アクチュエータの同調回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば建設機械の走行系油圧回路
に於いては、クローラ駆動用の油圧アクチュエータとし
て油圧モータが設けられ、左右の油圧モータは夫々別の
油圧ポンプにて駆動される。また、夫々の油圧ポンプの
傾転角を調整するレギュレータ回路を設け、機体を直進
走行させようとするときは、前記油圧ポンプの傾転角を
調整して油圧モータの流量を制御し、左右の油圧モータ
の流量を一致させて回転数が等しくなるようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の此種油圧回路で
は、レギュレータ回路により油圧ポンプの傾転角を調整
しているが、電磁比例弁の磁気ヒステリシス特性及び傾
転レギュレータのバネ定数のバラツキ等があるため、左
右の油圧ポンプの傾転角を同一にすることは困難であ
る。従って、左右の油圧モータの回転数が一致しなくな
り、機体を直進走行させようとしたとき、オペレータの
意に反して機体が斜行或いは蛇行する等の不具合が発生
し、特に、輸送時のトレーラへの乗り上げが問題になっ
ていた。
【0004】そこで、複数の油圧アクチュエータを夫々
別の油圧ポンプにて同時に駆動する際に、夫々の油圧ポ
ンプの傾転角を正しく調整して各油圧アクチュエータの
流量を一致させるために解決すべき技術的課題が生じて
くるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために提案されたものであり、複数の油圧アクチュ
エータを夫々別の油圧ポンプにて駆動し、且つ、夫々の
油圧ポンプの傾転角を調整するレギュレータ回路を備え
た油圧回路に於いて、前記複数の油圧アクチュエータの
流量差を検出する手段を設けるとともに、この流量差に
応じて一方の油圧ポンプの傾転角を修正して吐出量を調
整する手段を設け、前記複数の油圧アクチュエータを同
時に操作して双方に流量差が生じたときは、一方の油圧
ポンプの吐出量を増減して各油圧アクチュエータの流量
を同一に調整するように構成した油圧アクチュエータの
同調回路を提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って詳述する。図1は建設機械の走行系油圧回路を
示し、クローラ駆動用の油圧アクチュエータとして油圧
モータ10,20が設けられており、左の油圧モータ1
0には方向制御弁11を介して左の油圧ポンプ12から
の油路13が接続され、右の油圧モータ20には方向制
御弁21を介して右の油圧ポンプ22からの油路23が
接続されている。
【0007】左のリモートコントロール弁14の操作に
よりパイロット油路15または16にパイロット圧が導
出されたときは、左の方向制御弁11が(イ)または
(ロ)の位置に切り換わって油圧モータ10が正転また
は逆転する。また、右のリモートコントロール弁24の
操作によりパイロット油路25または26にパイロット
圧が導出されたときは、右の方向制御弁21が(イ)ま
たは(ロ)の位置に切り換わって油圧モータ20が正転
または逆転する。
【0008】左のリモートコントロール弁14の操作は
パイロット油路15,16に設けた圧力スイッチ17,
18により検出され、右のリモートコントロール弁24
の操作はパイロット油路25,26に設けた圧力スイッ
チ27,28により検出されて、夫々コントローラ29
へ入力される。
【0009】ここで、左右の油圧ポンプ12,22には
夫々の傾転角を調整するレギュレータ回路30,40が
設けられており、31,41はポンプ斜板操作用のサー
ボピストン、32,42がスプール、33,43はスプ
ール32,42と連動するスリーブである。また、3
4,35,45はスプール操作用ピストン、46,47
は補正用ピストンであり、前記コントローラ29からの
指令信号で作動する電磁比例減圧弁38,48の2次圧
により、スプール操作用ピストン35,45が作動して
前記スプール32,42が押し引きされ、サーボピスト
ン31,41を図中左右方向へ移動させることにより、
油圧ポンプ12,22の傾転角を変更できるように構成
されている。尚、50は電磁比例減圧弁38,48の1
次圧を発生するパイロットポンプである。
【0010】一方、前記油圧モータ10,20からの戻
り油は、方向制御弁11,21を通過して油路51,5
2に導出される。この油路51,52には電磁弁53が
設けられており、該電磁弁53がノーマル位置では油路
51,52がタンク54に連通している。該電磁弁53
のオフセット位置には絞り53a,53aが内蔵されて
おり、該電磁弁53の絞り53a,53aにより油路5
1,52の流量差即ち前記油圧モータ10,20の流量
差を検出する手段を構成している。
【0011】更に、該電磁弁53の入口側で前記油路5
1,52から夫々パイロット油路55,56を分岐し、
このパイロット油路55,56に電磁弁57を介装する
とともに、このパイロット油路55,56の他端を右側
のレギュレータ回路40に設けられた補正用ピストン4
6,47に接続してある。該電磁弁57がノーマル位置
ではパイロット油路55,56が遮断され、該電磁弁5
7がオフセット位置に切り換わったときにパイロット油
路55,56が開通する。
【0012】前記電磁弁53と電磁弁57は、夫々コン
トローラ29からの指令信号により切り換わり、双方の
電磁弁53,57がオフセット位置に切り換わったとき
は、前記絞り53a,53aにより油路51,52の流
量差即ち油圧モータ10,20の流量差が検出される。
そして、油圧モータ10,20に流量差が生じた場合
は、パイロット油路55,56の圧力に差が発生して、
前記補正用ピストン46,47の平衡が崩れる。従っ
て、右側のレギュレータ回路40のスプール42が僅か
に押し引きされ、サーボピストン41が移動して右の油
圧ポンプ22の傾転角が変化する。
【0013】本発明の同調回路について更に詳述すれ
ば、機体を直進走行させるために図2に示すように、左
右のリモートコントロール弁14,24を前進位置に操
作したときは、パイロット油路15,25にパイロット
圧が導出されて方向制御弁11,21が(イ)の位置に
切り換わり、油圧モータ10,20が正転方向に駆動さ
れて機体が前方へ直進する。一方、図示は省略するが、
左右のリモートコントロール弁14,24を後進位置に
操作したときは、パイロット油路16,26にパイロッ
ト圧が導出されて方向制御弁11,21が(ロ)の位置
に切り換わり、油圧モータ10,20が逆転方向に駆動
されて機体が後方へ直進する。
【0014】何れの場合であっても、前記圧力スイッチ
17,27または18,28の検出信号により、コント
ローラ29では左右のリモートコントロール弁14,2
4が同時に操作されたことを判別し、左右のレギュレー
タ回路30,40の電磁比例減圧弁38,48の2次圧
が最小となるように指令信号を出力するとともに、前記
電磁弁53,57に指令信号を出力して、同図に示すよ
うに電磁弁53,57をオフセット位置に切り換える。
【0015】このとき、左右の油圧モータ10,20の
流量QL ,QR は次式で表される。
【0016】
【数1】
【0017】いま、左右の油圧モータ10,20の流量
L ,QR が一致している場合は、絞り53aの上流側
圧力P1 即ち油路55の圧力と、P2 即ち油路56の圧
力とが等しくなり、前記補正用ピストン46,47が平
衡状態となってスプール42の位置は保持されたままと
なる。
【0018】この状態から、左右の油圧ポンプ12,2
2の傾転角のずれ等により左右の油圧モータ10,20
に流量差が生じ、例えば流量がQL >QR となった場合
には絞り上流側圧力がP1 >P2 となり、前記補正用ピ
ストン46,47の平衡が崩れて前記スプール42が図
中右方向へ押され、前記サーボピストン41が図中右側
へ移動して右の油圧ポンプ22の傾転角が大きくなるの
で、該油圧ポンプ22の吐出量が増大する。
【0019】従って、左右の油圧モータ10,20の流
量差が解消され(QL =QR )、再び、油路55の圧力
1 と油路56の圧力P2 が等しくなる。このため、前
記スプール42が停止して前記サーボピストン41が再
び平衡状態となり、左右の油圧モータ10,20の流量
L ,QR が一致した状態に保持される。
【0020】尚、左右の油圧モータ10,20の流量差
がQL <QR となった場合は、前述とは逆の作用にて右
の油圧ポンプ22の傾転角が小さくなり、該油圧ポンプ
22の吐出量が減少して左右の油圧モータ10,20の
流量差が解消される(QL =QR )。斯くして、左右の
油圧モータ10,20の回転が常に同調するように制御
され、機体の直進走行性が確保される。
【0021】而して、本発明は、本発明の精神を逸脱し
ない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明
が該改変されたものに及ぶことは当然である。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では複数の
油圧アクチュエータを同時に操作して双方に流量差が生
じたときは、この流量差に応じて一方の油圧ポンプの傾
転角を修正し、該油圧ポンプの吐出量を増減して各油圧
アクチュエータの流量を同一に調整するため、各油圧ア
クチュエータの流量差が解消される。例えば、建設機械
のクローラのように、左右の油圧モータが夫々別の油圧
ポンプにて駆動される油圧回路に於いて、夫々の油圧ポ
ンプのレギュレータ回路にバラツキがあったとしても、
一方の油圧ポンプの吐出量が自動的に増減されて左右の
油圧モータの流量が同一に調整されるため、機体の直進
走行性が確保されて操作性能を著しく向上できる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の実施の形態を示すものである。
【図1】建設機械の走行系油圧回路図。
【図2】左右のリモートコントロール弁を同時操作した
状態の建設機械の走行系油圧回路図。
【符号の説明】
10,20 油圧モータ 11,21 方向制御弁 12,22 油圧ポンプ 14,24 リモートコントロール弁 29 コントローラ 30,40 レギュレータ回路 31,41 サーボピストン 32,42 スプール 46,47 補正用ピストン 53,57 電磁弁 53a 絞り

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の油圧アクチュエータを夫々別の油
    圧ポンプにて駆動し、且つ、夫々の油圧ポンプの傾転角
    を調整するレギュレータ回路を備えた油圧回路に於い
    て、前記複数の油圧アクチュエータの流量差を検出する
    手段を設けるとともに、この流量差に応じて一方の油圧
    ポンプの傾転角を修正して吐出量を調整する手段を設
    け、前記複数の油圧アクチュエータを同時に操作して双
    方に流量差が生じたときは、一方の油圧ポンプの吐出量
    を増減して各油圧アクチュエータの流量を同一に調整す
    るように構成したことを特徴とする油圧アクチュエータ
    の同調回路。
JP29759897A 1997-10-29 1997-10-29 油圧アクチュエータの同調回路 Pending JPH11132202A (ja)

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