JPH11132187A - ファンフィルターユニット - Google Patents

ファンフィルターユニット

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JPH11132187A
JPH11132187A JP9296737A JP29673797A JPH11132187A JP H11132187 A JPH11132187 A JP H11132187A JP 9296737 A JP9296737 A JP 9296737A JP 29673797 A JP29673797 A JP 29673797A JP H11132187 A JPH11132187 A JP H11132187A
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JP
Japan
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motor
power supply
fan
sensorless
fans
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JP9296737A
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English (en)
Inventor
Koichi Ishikawa
晃一 石川
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Panasonic Ecology Systems Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Seiko Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D25/00Pumping installations or systems
    • F04D25/16Combinations of two or more pumps ; Producing two or more separate gas flows
    • F04D25/166Combinations of two or more pumps ; Producing two or more separate gas flows using fans
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D27/00Control, e.g. regulation, of pumps, pumping installations or pumping systems specially adapted for elastic fluids
    • F04D27/004Control, e.g. regulation, of pumps, pumping installations or pumping systems specially adapted for elastic fluids by varying driving speed
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
    • F05D2260/00Function
    • F05D2260/85Starting
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/70Efficient control or regulation technologies, e.g. for control of refrigerant flow, motor or heating

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Control Of Positive-Displacement Air Blowers (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ファンフィルターユニットにセンサーレスD
Cモーターで駆動するファンを複数台搭載しても、一旦
電源が投入された後、全てのファンが相互に干渉する風
圧の影響を受けずに短時間に安定して起動させることを
目的とする。 【解決手段】 センサーレスDCモーター3a、3b、
3c、3dにより駆動される4台のファン4a、4b、
4c、4dのケーシングの吹出口7に取り付けられた第
2のモーター8により駆動するダンパー9を、電源投入
後、ファン4a、4b、4c、4dが所定の目標回転数
ω2で回転するまで閉じておくことにより、各々のファ
ン4a、4b、4c、4dは、互いの風圧の影響を受け
ずに短時間で目標回転数ω2で駆動できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、センサーレスDC
モーターによって駆動するファンをチャンバー内に複数
台搭載したクリーンルーム等で使用されるファンフィル
ターユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のファンフィルターユニッ
トに限らず、センサーレスDCモーターを複数台駆動さ
せる一般的な方法として、図11〜12に記載されたも
のが知られている。
【0003】以下、そのファンフィルターユニットにつ
いて図11、図12、図13および図14のフローチャ
ートを参照しながら説明する。
【0004】図11および図12に示すように、ファン
フィルターユニット101は、センサーレスDCモータ
ー102によって回転駆動されるファン103a、10
3b、103c、103dと、各々のセンサーレスDC
モーター102に電気的に接続された制御装置104
a、104b、104c、104dにより駆動制御さ
れ、汚れた空気を吸い込みチャンバー105に吹き出
し、チャンバー105につながる空気の塵を除去するフ
ィルター106に通すことにより空気をきれいにして連
通する清浄空間に吹き出す構成となっている。
【0005】図13に、ファン103a、103b、1
03c、103dを駆動するセンサーレスDCモーター
102の一般的な回路ブロック図を示し、電源107を
AC−DCコンバーター108で直流電圧に平滑しトラ
ンジスターで構成された三相フルブリッジインバーター
109で三相交流にDC−AC変換してセンサーレスD
Cモーター102の巻き線110に電圧を印加してい
る。センサーレスDCモーター102の特徴として回転
しているローター(図示せず)の磁界が巻き線110を
通過することで巻き線110に誘起される誘起電圧をロ
ーター位置検出装置111で監視し、センサーレスDC
モーター102のローター位置信号111aをマイクロ
コンピューター112内部にあるローター位置検出手段
113に送りローターの位置を判断した後、処理手段1
14でセンサーレスDCモーター102を駆動させる通
電パターンを作成し出力手段115に送り、出力手段1
15ではそれに基づく駆動パターンを出力し、前記三相
フルブリッジインバーター109を駆動させて三相交流
を作り、巻き線110に三相交流を印加しセンサーレス
DCモーター102を回転させている。
【0006】ところが、センサーレスDCモーター10
2を停止から起動させる際には、巻き線110に誘起電
圧が発生していないので、ローターの位置検出ができ
ず、次のような制御をおこなっている。
【0007】すなわち、巻き線110に強制的に通電す
ることでローターを動かし、そのときに発生する微弱な
誘起電圧を監視することでマイクロコンピューター11
2では次の三相フルブリッジインバーター109への通
電パターンを作成し出力することで、センサーレスDC
モーター102を安定して起動し回転させていくのであ
る。
【0008】上記のセンサーレスDCモーター102の
制御を一般的に、「起動時のローター位置決め制御」と
称しており、この制御技術はセンサーレスDCモーター
102を駆動させる上で非常に重要な技術であるが、起
動時にローターの動作を外乱により狂わされると「起動
時のローター位置決め制御」がうまくおこなえず、セン
サーレスDCモーター102の起動失敗が起こる要因と
なっていた。
【0009】このような、センサーレスDCモーター1
02によって複数台(本従来例では4台)のファン10
3a、103b、103c、103dを駆動させる場
合、マイクロコンピューター112とAC−DCコンバ
ーター108と三相フルブリッジインバーター109と
ローター位置検出装置111を備えた各々のファン10
3a、103b、103c、103dに備えられた各々
の制御装置104a、104b、104c、104d間
で、モーターシャフトの精度や巻き線のターン数など、
部品精度のばらつきなどによる時間的なずれがあり、そ
の結果として各々のファン103a、103b、103
c、103d間で起こる回転数のばらつきにより風圧の
差が生じ、ファン103a、103b、103c、10
3dの起動時、相互に風圧の影響を受け合い起動失敗が
起こりやすくなる。
【0010】そこで、前記各々の制御装置104a、1
04b、104c、104dでは、電源107の投入
時、ファン103a、103b、103c、103dの
起動時の相互に干渉する風圧の影響を受けにくくするた
めにマイクロコンピューター112で回転するのに最小
限必要な最低回転数ω1で一定時間T1駆動させた後、
所定の目標回転数ω2まで上昇させていた。
【0011】上記一連の動作をマイクロコンピューター
112内部の動作として図14のフローチャートに示
し、これに基づいて順に説明する。
【0012】まず、電源107の投入時である第1ステ
ップ201よりマイクロコンピューター112の動作が
始まる。
【0013】電源107が投入されると次の第2ステッ
プ202でROMテーブルより遅延時間T1の値とロー
ターが少々の外乱を受けても安定して回る最低回転数ω
1の値を取り出す。
【0014】次の第3ステップ203で予め決められた
三相フルブリッジインバーター109への駆動パターン
をROMより呼び出し、出力手段115によって出力す
る。
【0015】その後、第4ステップ204で、ローター
位置検出装置111より送られてきたローター位置信号
111aをローター位置検出手段113に受けて、ロー
ターの位置を判断する。
【0016】次に第5ステップ205では、その結果を
受けてローターの回転数が上がるように処理手段114
にて次の三相フルブリッジインバーター109の駆動パ
ターンを作成し出力手段115に送る。
【0017】この駆動パターンを次の第6ステップ20
6で出力手段115より出力する。その後、次の第7ス
テップ207で最低回転数ω1に達しているか否かを判
断し、最低回転数ω1になったと判断すると次の第8ス
テップ208でこの状態を維持するように三相フルブリ
ッジインバーター109への駆動パターンを出力手段1
15より出力し続ける。
【0018】次の第9ステップ209に進み遅延時間T
1だけ待機し、遅延時間T1がタイムアップすると第1
0ステップ210に進み、三相フルブリッジインバータ
ー109の駆動パターンを目標回転数ω2になるように
変化させていくこととなる。
【0019】また、電源107の瞬断時には、センサー
レスDCモーター102を回す電力の蓄積がなくなった
時点でセンサーレスDCモーター102への通電が必然
的になくなり、ファン103は慣性で回り続けようとす
るが、ここにも各制御装置104a、104b、104
c、104d間で時間的ずれがあり、例えばファン10
3aが先に止まったとしても他のファン103b、10
3c、103dはまだ回転しており、ファン103aは
大きな風圧を受けてすぐに回転を止められるばかりか、
さらには正常と反対の方向へ逆回転し始めることもあっ
た。
【0020】このときに電源107が復電しても、セン
サーレスDCモーター102の「起動時のローター位置
決め制御」ができずに再起動させることはできなかっ
た。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】このようなファンフィ
ルターユニットにおいては、一旦電源が投入された後、
全てのセンサーレスDCモーターを安定して正しく起動
させるには、相互に干渉する風圧の影響を受けずに起動
させなければならず、そのため、しばらくの間、低速回
転で回し続ける遅延時間を設けなければならなかった。
【0022】したがって所定の目標回転数までに達する
のに時間を要するという課題があり、電源投入から所定
の目標回転数に達する時間を短くすることが要求されて
いる。
【0023】また、電源瞬断時にファンを回し続けられ
る時間も各々の制御装置にずれがあり、一度電源瞬断に
よりセンサーレスDCモーターへの通電が停止された後
の電源復電時に他の回転しているファンの風圧を受けて
再起動することができないという課題があり、電源瞬断
後の復電時には再起動が確実かつ素早く行うことがで
き、電源の不安定さに対しても長期的に安定して運転し
続けることが要求されている。
【0024】本発明は、このような従来の課題を解決す
るものであり、相互に干渉する風圧の影響を受けること
なく全てのファンが安定して起動することができ、ま
た、電源瞬断後の復電時に素早く再起動ができるファン
フィルターユニットを提供することを目的としている。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明のファンフィルターユニットの第1の手段はチ
ャンバー内部に複数搭載され、駆動するための制御装置
を各々に設けたセンサーレスDCモーターと、前記セン
サーレスDCモーターによって駆動するファンと、この
各々のファンのケーシングの吹出口に取り付けられ、所
定の目標回転数に達するまで閉じているダンパーとを設
けたものである。
【0026】本発明によれば、所定の目標回転数で回る
まで他のファンの風圧の影響を受けずに済むことがで
き、また、相互に干渉する風圧の影響を受けることなく
全てのファンを短時間で目標回転数で回すことのできる
ファンフィルターユニットを提供できる。
【0027】また、第2の手段は、仕切板により区画し
て仕切られたチャンバーと、前記チャンバーの各区画内
に駆動するための制御装置を設けたセンサーレスDCモ
ーターと、前記センサーレスDCモーターによって駆動
するファンとを1台ずつ搭載したものである。
【0028】本発明によれば、他のファンの風圧の影響
を受けずに済むことができ、また、相互に干渉する風圧
の影響を受けることなく全てのファンを短時間で目標回
転数で回すことのできるファンフィルターユニットを提
供できる。
【0029】また、第3の手段は、上記第1の手段に加
えて、電源の瞬断と復電を判断する電源監視装置を制御
装置に備え、電源の瞬断によりセンサーレスDCモータ
ーへの通電を止めると同時にダンパーを閉じ、他のファ
ンの風圧の影響を受けずに慣性で回すことにより再起動
を容易にしたものである。
【0030】これにより電源瞬断後の復電時に素早く再
起動ができるファンフィルターユニットを提供できる。
【0031】また、他の手段は、上記第2の手段に加え
て、電源の瞬断と復電を判断する電源監視装置を制御装
置に備え、電源の瞬断によりセンサーレスDCモーター
への通電を停止し、ファンを慣性で回すことにより再起
動を容易にしたものである。
【0032】これにより電源瞬断後の電源復電時に素早
く再起動ができるファンフィルターユニットを提供でき
る。
【0033】
【発明の実施の形態】本発明は、チャンバー内部に複数
搭載され、駆動するための制御装置を各々に設けたセン
サーレスDCモーターと、前記センサーレスDCモータ
ーによって駆動するファンと、この各々のファンのケー
シングの吹出口に取り付けられ、所定の目標回転数に達
するまで閉じているダンパーとを設けたものであり、目
標回転数で回るまでダンパーを閉じておくことにより他
のファンからの風圧を受けずに済むという作用を有す
る。
【0034】また、仕切板により区画して仕切られたチ
ャンバーと、前記チャンバーの各区画内に駆動するため
の制御装置を設けたセンサーレスDCモーターと、前記
センサーレスDCモーターによって駆動するファンとを
1台ずつ搭載したものであり、チャンバーを区画して仕
切ることにより各々のファン間の風圧の影響を受けずに
済むという作用を有する。
【0035】また、電源の瞬断と復電を判断する電源監
視装置を制御装置に備え、電源の瞬断によりセンサーレ
スDCモーターへの通電を止めると同時にダンパーを閉
じ、他のファンの風圧の影響を受けずに慣性で回すこと
により再起動を容易にしたものであり、ファンの制御装
置が電源瞬断および復電を検知することでダンパーを閉
じれば他のファンの風圧の影響を受けないという作用を
有する。
【0036】また、電源の瞬断と復電を判断する電源監
視装置を制御装置に備え、電源の瞬断によりセンサーレ
スDCモーターへの通電を停止し、ファンを慣性で回す
ことにより再起動を容易にしたものであり、他のファン
からの風圧の影響を受けずに済み、かつファンの制御装
置が電源瞬断および復電を知るという作用を有する。
【0037】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の実施例について添付図面を
参照しながら説明する。
【0038】図1〜図3に示すように、ファンフィルタ
ーユニット1は、そのチャンバー2内部に複数台のセン
サーレスDCモーター3a、3b、3c、3dによって
回転駆動されるファン4a、4b、4c、4dと、各々
のセンサーレスDCモーター3a〜3dに対応し電気的
に接続された制御装置5a、5b、5c、5dにより駆
動制御され、汚れた空気を吸い込み、チャンバー2に吹
き出し、チャンバー2につながる空気の塵を除去するフ
ィルター6に通すことにより空気をきれいにして連通す
る清浄空間に吹き出す構成となっている。
【0039】また、図1にその要部を示すように、この
各々のファン4a、4b、4c、4dのケーシングの吹
出口7にファン4a〜4dを駆動する制御装置5a〜5
dにより駆動する第2のモーター8で開閉動作するダン
パー9を設ける。
【0040】図4はファン4a、4b、4c、4dを駆
動するセンサーレスDCモーター3a、3b、3c、3
dの回路ブロック図を示し、電源10をAC−DCコン
バーター11で直流電圧に平滑しトランジスターで構成
された三相フルブリッジインバーター12で三相交流に
DC−AC変換してセンサーレスDCモーター3a〜3
dの巻き線13に電圧を印加している。
【0041】センサーレスDCモーターの特徴として回
転しているローター(図示せず)の磁界が巻き線13を
通過することで巻き線13に誘起される誘起電圧をロー
ター位置検出装置14で監視し、センサーレスDCモー
ター3a〜3dのローター位置信号14aをマイクロコ
ンピューター15の内部にあるローター位置検出手段1
6に送りローターの位置を判断した後、処理手段17で
センサーレスDCモーター3a〜3dを駆動させる通電
パターンを作成し出力手段18に送り、出力手段18で
はそれに基づく駆動パターンを出力し、前記三相フルブ
リッジインバーター12を駆動させて三相交流を作り、
巻き線13に三相交流を印加しセンサーレスDCモータ
ー3a、3b、3c、3dを回転させている。
【0042】また、従来例と同様にローターの位置検出
は、巻き線13に強制的に通電することでローターを動
かし、そのときに発生する微弱な誘起電圧を監視する。
【0043】つまり、マイクロコンピューター15では
次の三相フルブリッジインバーター12への通電パター
ンを作成し出力することで、センサーレスDCモーター
3a、3b、3c、3dを安定して起動させ回転させる
ようになっている。
【0044】上記構成により、電源10の投入後の各々
のファン4a、4b、4c、4d起動時、所定の目標回
転数ω2に達するまでダンパー9を閉じておき、所定の
目標回転数ω2になると同時にダンパー9を開くように
し、各々のファン4a、4b、4c、4dの起動時に起
きる相互の風圧の干渉を受けなくすることとなる。
【0045】これら一連の動作をマイクロコンピュータ
ー15内部での処理として図5に示すフローチャートに
基づいて順に説明する。
【0046】まず、電源10の電源投入時の第1ステッ
プ19よりマイクロコンピューター15の動作が開始さ
れる。
【0047】電源10が投入されると第2ステップ20
では出力手段18よりダンパー9を閉じる第2のモータ
ー8の駆動パターンを出力する。
【0048】次の第3ステップ21ではROMテーブル
より目標回転数ω2の値を取り出す。
【0049】次の第4ステップ22で予め決められた三
相フルブリッジインバーター12への駆動パターンをR
OMより呼び出し、出力手段18によって出力する。
【0050】その後、第5ステップ23で、ローター位
置検出装置14より送られてきたローター位置信号14
aをローター位置検出手段16に受けて、ローターの位
置を判断する。
【0051】次に第6ステップ24では、その結果を受
けてローターの回転数が上がるように処理手段17にて
次の三相フルブリッジインバーター12への駆動パター
ンを作成し出力手段18に送り、第7ステップ25で、
出力手段18より三相フルブリッジインバーター12へ
の駆動パターンを出力する。
【0052】その後、第8ステップ26で目標回転数ω
2に達したか否かを判断しながら、目標回転数ω2に達
したと判断すると次の第9ステップ27に移り、出力手
段18よりダンパー9を開ける第2のモーター8の駆動
パターンを出力する。
【0053】上記したフローおよび構成によって、ファ
ン4a、4b、4c、4dの起動時に各々のファン4
a、4b、4c、4dの風圧の影響を受けることなく短
時間で所定の目標回転数ω2で回すことができる。
【0054】(実施例2)図6および図7に示すよう
に、チャンバー2内部を仕切板2aで区画して仕切り、
その区画に1台ずつのセンサーレスDCモーター3a、
3b、3c、3dおよび対応するファン4a、4b、4
c、4dと、制御装置5a、5b、5c、5dを搭載し
ている。
【0055】これら一連の動作に関するマイクロコンピ
ューター15内部での処理を示したフローチャートは図
5から実施例1のダンパー9の動作の関する第2ステッ
プ20および第9ステップ27を省けば同等であるの
で、具体的フローチャートに基づく説明は省略する。
【0056】上記したフローおよび構成によって、起動
時に各々のファン4a、4b、4c、4dは仕切板2a
により風路が独立することにより、互いの風圧の影響を
受けることなく短時間で所定の目標回転数ω2まで回す
ことができる。
【0057】(実施例3)図8に示すように、図4に示
した制御装置5a、5b、5c、5dに電源監視装置2
8を設けている。
【0058】上記構成により、電源10の投入後全ての
ファン4a、4b、4c、4dが所定の目標回転数ω2
で回っているときに電源10の電源瞬断が発生したとす
ると、電源監視装置28は電源10が落ちたことを信号
によりマイクロコンピューター15に知らせる。
【0059】一方、マイクロコンピューター15内部で
は、電源監視手段29により電源10が落ちたものと判
断する。
【0060】電源10が落ち続けると所定の目標回転数
ω2で回すことができなくなるため予め決められた時間
T2の経過後、第2のモーター8をダンパー9が閉じる
ように駆動させ、一旦、センサーレスDCモーター3
a、3b、3c、3dへの通電を止める。
【0061】ここでは、各々の制御装置5a、5b、5
c、5dの間の若干の時間的ずれにより各々のファン4
a、4b、4c、4dを止めるタイミングが異なるが、
例えばファン4aが最初に止まったとしても、他のファ
ン4b、4c、4dの風圧を受けることなく、ダンパー
9を閉じたファン4aは慣性で回転していることとな
る。
【0062】しばらくして電源10が復電するとファン
4a、4b、4c、4dは、まだ慣性で回転しているの
で、センサーレスDCモーター3a、3b、3c、3d
の巻き線13の誘起電圧が誘起され続けており、ロータ
ー位置検出装置14およびローター位置検出手段16に
よりセンサーレスDCモーター3a、3b、3c、3d
のローター位置は判る。
【0063】したがって、前述の「起動時のローター位
置決め制御」を省いて三相フルブリッジインバーター1
2への駆動パターンが処理手段17により判断可能とな
り、出力手段18よりこの駆動パターンを出力して復電
後の再起動をおこなうことが可能となる。
【0064】これら一連の動作におけるマイクロコンピ
ューター15の内部処理を図9に示すフローチャートに
基づいて順に説明する。
【0065】第1ステップ30における電源10の瞬断
により、第2ステップ31で電源10の瞬断したことを
電源監視装置28からの信号28aでマイクロコンピュ
ーター15の内部の電源監視手段29が反応する。
【0066】次に第3ステップ32でセンサーレスDC
モーター3a、3b、3c、3dへの通電を強制的に停
止させる時間T2をROMテーブルより取り出す。
【0067】次の第4ステップ33では時間T2だけ待
機し、タイムアップすると次の第5ステップ34でダン
パー9を閉じる第2のモーター8の駆動パターンを出力
手段18より出力する。
【0068】次に第6ステップ35ではセンサーレスD
Cモーター3a、3b、3c、3dへの通電を停止する
ために出力手段18より三相フルブリッジインバーター
12の駆動パターンの出力を止める。
【0069】次に第7ステップ36で電源10が復電さ
れたことを電源監視装置28からの信号で電源監視手段
29が反応すると、次の第8ステップ37では、ロータ
ー位置検出手段16に、慣性で回転しているファン4
a、4b、4c、4dの巻き線13に発生する誘起電圧
から、ローター位置検出装置14で生成されたローター
位置信号14aが入力されローターの位置を判断する。
【0070】これにより次の第9ステップ38でセンサ
ーレスDCモーター3a、3b、3c、3dへの通電パ
ターンが作成されて出力手段18より三相フルブリッジ
インバーター12の駆動パターンを出力する。
【0071】上記フローおよび構成により電源瞬断後の
復電時に確実にファン4a、4b、4c、4dの再起動
ができ、しかも短時間の再起動が実現できる。
【0072】(実施例4)図10に示すように、図6お
よび図7にて示した実施例2の構成に加え、上記実施例
3の構成要素である電源監視装置28を設けている。
【0073】上記構成により、実施例2と同様、チャン
バー2内部を仕切板2aで区画して仕切り、その独立区
画に1台ずつのセンサーレスDCモーター3a〜3d
と、対応するファン4a〜4dおよび制御装置5a〜5
dを搭載しているので、電源10の電源瞬断時にセンサ
ーレスDCモーター3a、3b、3c、3dへの通電を
停止させても各々相互のファン4a、4b、4c、4d
の風圧を受けることなく慣性で回転し続ける。
【0074】しかも、実施例3同様、起動時のローター
位置決め制御の時間を短縮した再起動が実現できる。
【0075】これら一連の動作に関するマイクロコンピ
ューター15内部での処理を示したフローチャートは図
9から実施例3のダンパー9の動作の関する第5ステッ
プ34および第12ステップ41を省けば同等であるの
で、具体的フローチャートに基づく説明は省略する。
【0076】上記フローおよび構成により電源瞬断後の
復電時に確実にファン4a、4b、4c、4dの再起動
ができ、しかも短時間の再起動が実現できる。
【0077】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ファンの
ケーシングの吹出口に所定の目標回転数まで閉じておく
ダンパーを設けたことにより他のファンの風圧の影響を
受けることなく、短時間のうちに所定の目標回転数でフ
ァンを回すことができる。
【0078】また、チャンバー内部を区画して仕切り、
その区画にファンを1台ずつ搭載したことにより、他の
ファンの風圧の影響を受けることなく、同様に短時間の
うちに所定の目標回転数でファンを回すことができると
いう効果が得られる。
【0079】さらに、電源監視装置を備えたファンの制
御装置により電源瞬断時にファンを慣性で回し、慣性に
よる回転での誘起電圧を利用した起動手段で短時間に確
実に再起動でき、電源の不安定さに対しても長期的に安
定した運転をし続けるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のファンフィルターユニット
の要部構成図
【図2】同実施例1の全体構成図
【図3】同実施例1の断面図
【図4】同実施例1の電気回路ブロック図
【図5】同実施例1のマイクロコンピューターの動作を
示したフローチャート
【図6】本発明の実施例2のファンフィルターユニット
の全体構成図
【図7】同実施例2の断面図
【図8】本発明の実施例3のファンフィルターユニット
の電気回路ブロック図
【図9】同実施例3のマイクロコンピューターの動作を
示したフローチャート
【図10】本発明の実施例4のファンフィルターユニッ
トの電気回路ブロック図
【図11】従来のファンフィルターユニットの全体構成
【図12】同断面図
【図13】同電気回路ブロック図
【図14】同マイクロコンピューターの動作を示したフ
ローチャート
【符号の説明】
1 ファンフィルターユニット 2 チャンバー 2a 仕切板 3a センサーレスDCモーター 3b センサーレスDCモーター 3c センサーレスDCモーター 3d センサーレスDCモーター 4a ファン 4b ファン 4c ファン 4d ファン 5a 制御装置 5b 制御装置 5c 制御装置 5d 制御装置 7 吹出口(ケーシングの吹出口) 9 ダンパー 10 電源 28 電源監視装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】チャンバー内部に複数搭載され、駆動する
    ための制御装置を各々に設けたセンサーレスDCモータ
    ーと、前記センサーレスDCモーターによって駆動する
    ファンと、この各々のファンのケーシングの吹出口に取
    り付けられ、所定の目標回転数に達するまで閉じている
    ダンパーとを設けたファンフィルターユニット。
  2. 【請求項2】区画して仕切られたチャンバーと、前記チ
    ャンバーの各区画内に駆動するための制御装置を設けた
    センサーレスDCモーターと前記センサーレスDCモー
    ターによって駆動するファンを1台ずつ搭載したファン
    フィルターユニット。
  3. 【請求項3】電源の瞬断と復電を判断する電源監視装置
    を制御装置に備え、電源の瞬断によりセンサーレスDC
    モーターへの通電を止めると同時にダンパーを閉じ、他
    のファンの風圧の影響を受けずに慣性で回すことにより
    再起動を容易にした請求項1記載のファンフィルターユ
    ニット。
  4. 【請求項4】電源の瞬断と復電を判断する電源監視装置
    を制御装置に備え、電源の瞬断によりセンサーレスDC
    モーターへの通電を停止し、ファンを慣性で回すことに
    より再起動を容易にした請求項2記載のファンフィルタ
    ーユニット。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021162210A (ja) * 2020-03-31 2021-10-11 三機工業株式会社 微生物を制御する室の空調システム

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