JPH11131879A - 非接触型の錠制御装置 - Google Patents

非接触型の錠制御装置

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JPH11131879A
JPH11131879A JP9298674A JP29867497A JPH11131879A JP H11131879 A JPH11131879 A JP H11131879A JP 9298674 A JP9298674 A JP 9298674A JP 29867497 A JP29867497 A JP 29867497A JP H11131879 A JPH11131879 A JP H11131879A
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Nobuyoshi Yoshida
伸欣 吉田
Masaru Ogasawara
勝 小笠原
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Abstract

(57)【要約】 【課題】 赤外線センサ60でカード3が検出されたと
きに誘起電波を送出することでカード3に対してIDコ
ードの送信を誘起するようにした非接触型の錠制御装置
において、消費電力を低減する。 【解決手段】 制御部20により、センサ駆動回路50
を介して赤外線センサ60の検出動作を1秒間隔の間欠
動作とする。検出動作で近接物体が連続して5回検出さ
れたら検出動作を1分間隔の間欠動作にする。また、1
分間隔の検出動作で連続して5回検出されたら検出動作
を10分間隔の間欠動作にする。検出動作で近接物体が
検出されないときは、1秒間隔の間欠動作にする。カー
ド3から送信されたIDコードを受信して設定されたI
Dコードと照合し、一致したら施解錠装置10を制御し
て、錠を解錠または施錠する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カード等の携帯用
送信手段から送信されるIDコードと予め設定されたI
Dコードとを照合して一致が検出されると錠の施解錠装
置を制御する非接触型の錠制御装置に関し、近接センサ
で携帯用送信手段が検出されたときに誘起電波を送出す
ることで携帯用送信手段に対してIDコードの送信を誘
起するようにした非接触型の錠制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の錠制御装置は、例えば住
宅用のドア錠に用いられており、IDコードを送信する
携帯用送信手段としては送受信機能を備えたカード等が
用いられる。また、錠制御装置は赤外線等により近接物
体を検出する近接センサを備えており、ユーザがカード
を近接センサに近づけると近接センサでカードが検出さ
れる。そして、錠制御装置はこのカードが検出されると
誘起電波を送出し、カードはこの誘起電波を受けて作動
してIDコードを送信する。これにより、錠制御装置は
IDコードを受信して予め設定されたIDコードとの照
合を行い、IDコードが一致すると施解錠装置を制御し
て錠が施錠状態のときは解錠する。
【0003】このように、カードを近接センサに近づけ
るだけで非接触で解錠できるので操作が簡単であり、し
かも、テンキー等によりIDコードを入力する必要もな
いのでキーを用いる機械式錠やテンキー等を用いた暗証
番号式錠に比較して防盗性という点で優れている。
【0004】ところで、上記のような従来の非接触型の
錠制御装置によれば、近接センサでカードを検出したと
きのみカードに対して誘起電波を送出してカードを作動
させるので、誘起電波を常時送出する場合よりも省電力
となるが、カードを検出するための近接センサを常時作
動させるとその分電力が無駄になるという問題がある。
そこで、さらに省電力を図るために近接センサを間欠動
作させることが提案されている。例えば、特開平5−3
47573号公報には、マイクロ波による近接センサを
用い、断続的にマイクロ波を送信してカード(コンタク
トレスICカード)からの反射波が検出されたときに送
受信を行うようにしたものが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の錠
制御装置のように近接センサを用いるものでは、近接セ
ンサに接近して何らかの物体が置かれたり、イタズラ等
により近接センサの感知窓を覆われると、錠制御装置は
カードを検出しているものと判断して誘起電波の送出や
IDコードの受信動作等を行ってしまうので、電力を消
耗するという問題がある。なお、特に住宅用のドア錠に
上記のような錠制御装置を設ける場合には、家庭用電源
を用いると配線工事等が必要となるので、電源として電
池を用いるのが適している。そこで、電池の寿命を長く
するために消費電力を下げることはきわめて有用であ
る。
【0006】本発明は、近接センサで携帯用送信手段が
検出されたときに誘起電波を送出することで携帯用送信
手段に対してIDコードの送信を誘起するようにした非
接触型の錠制御装置において、消費電力を低減すること
を課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになした本発明の請求項1の非接触型の錠制御装置
は、近接センサを間欠動作させて近接物体を検出し、該
近接物体が検出されると誘起電波を送出することで携帯
用送信手段に対してIDコードの送信を誘起し、IDコ
ードを受信するとともに該受信したIDコードと予め設
定されたIDコードとが一致すると錠の施解錠装置を制
御するようにした非接触型の錠制御装置であって、前記
IDコードが一致しない状態で前記近接センサにより近
接物体が所定時間連続して検出された場合に、該近接セ
ンサの前記間欠動作の間隔を長く設定するようにしたこ
とを特徴とする。
【0008】上記のように構成された請求項1の非接触
型の錠制御装置によれば、近接センサにより近接物体が
連続して検出されても、IDコードが一致しない状態で
所定時間経過すると、近接センサの間欠動作の間隔が長
く設定される。したがって、近接センサに接近して何ら
かの物体が置かれたり、いたずら等により近接センサの
感知窓を覆われると、IDコードが受信されず当然一致
しない状態となるので、近接センサの間欠動作の間隔が
長くなって通常よりも省電力となる。
【0009】なお、請求項2のように、IDコードが一
致しない状態で前記近接センサにより近接物体が連続し
て検出される場合に、所定時間が経過する毎に前記近接
センサに設定する間欠動作の間隔を段階的に長くするよ
うにすると、近接物体が長時間検出され続けるときに、
さらに省電力となる。
【0010】また、請求項3のように、前記IDコード
が連続して所定回数一致しなかった場合に前記近接セン
サの機能を一定時間停止するようにすると、請求項1と
同様に省電力となるとともに、不正な複数のカードで断
続的に解錠しようとしても、所定回数IDコードが一致
しないと近接センサの機能が一定時間停止されるので、
防犯機能が高まる。
【0011】なお、所定時間の経過を検出するためにタ
イマーを用いてもよいが、請求項4のように、所定時間
の経過を近接センサが近接物体を連続して検出する回数
で判定することができ、この場合専用のタイマーを必要
としない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の実施例に係
る錠制御装置を用いた電子錠システムのブロック図、図
2は第1実施例のフローチャート、図3は第2実施例の
フローチャート、図4は第3実施例のフローチャート、
図5は実施例の電子錠システムにおける錠制御装置の外
観を示す斜視図、図6は錠制御装置の縦断面図である。
なお、第1実施例〜第3実施例は後述説明するCPUの
制御動作が異なるだけで、図1、図5および図6に示し
た各部の構成は同一である。
【0013】この電子錠システムは、扉Dに固着される
錠制御装置1、扉Dの端面に填め込まれた箱錠2および
携帯用送信手段としてのカード3で構成されている。錠
制御装置1は、ハンドル11に連結された施解錠装置1
0を備えており、この施解錠装置10は電気的に作動
し、箱錠2のデッドボルト22とハンドル11との接続
および切り離しを行う。
【0014】そして、錠制御装置1の内部の後述説明す
る制御部20の制御により、解錠状態とするときは、ハ
ンドル11とデッドボルト22とが接続状態になり、施
錠状態とするときは、ハンドル11とデッドボルト22
とが切り離し状態にされる。すなわち、解錠状態では、
ハンドル11を回動操作することにより、ラッチボルト
21とデッドボルト22が没入でき、施錠状態では、ハ
ンドル11の回動操作を行ってもデッドボルト22を没
入させることができず、ロック状態が維持される。
【0015】なお、扉Dの内側に設けられた図示しない
摘みの回動操作により、箱錠2のデッドボルト22が出
没するようになっている。また、錠制御装置1は、シリ
ンダ錠カバー12内に配設されたシリンダ錠13を備え
ており、シリンダ錠13のキーによる回動操作でもデッ
ドボルト22を操作できる。
【0016】錠制御装置1において、外カバー14の内
側上部には回路基板15が配設され、この回路基板15
には、図1に示す制御部20、送受信部30、アンテナ
40、センサ駆動回路50、赤外線センサ60が実装さ
れている。なお、赤外線センサ60は外カバー14の前
面に形成された感知窓16に臨まされている。また、外
カバー14の下端には電池ケース17が形成されてお
り、この電池ケース17内に収納した乾電池を電源とし
て上記回路基板15上の各部が動作する。
【0017】図1に示したように、制御部20はCPU
20a、ROM20b、RAM20c、タイマ20d、
I/O20eを備えたマイクロコンピュータで構成され
ており、CPU20aは、ROM20bに格納された後
述説明する制御プログラムに基づいてRAM20cのワ
ーキングエリアを使用して制御動作を行い、I/O20
eを介して送受信部30、センサ駆動回路50および施
解錠装置10を制御する。
【0018】具体的には、センサ駆動回路50に指令信
号を出力して赤外線センサ60でカード3の検出動作を
行い、カード3が検出されると送受信部30を制御して
アンテナ40を介してカード3への電源供給のための誘
起電波を送信するとともに、アンテナ40を介して送受
信部30でカード3からIDコードを受信する。そし
て、受信したIDコードがRAM20cに予め記憶され
ているIDコードと一致した場合には、施解錠装置10
を作動させてハンドル11とデッドボルト22を接続状
態にし、箱錠2を解錠する。
【0019】なお、赤外線センサ60は前記外カバー1
4に形成された感知窓16を介して赤外線を放射し、こ
の感知窓16の近傍(例えば10cm程度の範囲)にあ
る近接物体(カード3等)からの赤外線反射光を受光す
るとセンサ駆動回路50に信号を出力し、これにより、
制御部20(CPU20a)はセンサ駆動回路50を介
して近接物体を検出する。
【0020】カード3は、送受信部30およびアンテナ
40からの誘起電波を受信するとともに送信用のアンテ
ナの役割をするコイル31aを含む受信回路31と、こ
の受信回路31で誘起された電圧で動作するIC回路3
2とを備えている。IC回路32は、このカード3に対
して予め設定されたIDコードを記憶しており、このI
Dコードを送信する。なお、このIC回路32に記憶さ
れているIDコードと同じIDコードが制御部20に設
定されている。また、アンテナ40とカード3との間で
送受信が行われるのはアンテナ40から10cm程度の
範囲内に設定されている。
【0021】次に、図2に基づいて第1実施例の動作を
説明する。この第1実施例は、通常は赤外線センサ60
による近接物体の検出を1秒毎に行い、近接物体が所定
回数(この例では5回)検出されたら「いたずら警戒モ
ード」とし、この「いたずら警戒モード」のときは上記
検出動作を1分毎に行うものである。すなわち、赤外線
センサ60の間欠動作の間隔は、「いたずら警戒モー
ド」でないとき1秒間に設定され「いたずら警戒モー
ド」のとき1分間に設定される。なお、「いたずら警戒
モード」であるか否かはRAM20cに設定したフラグ
により記憶しておき、これを参照してモードを判定す
る。また、RAM20cには検出回数をカウントするカ
ウンタ(A)が設定されている。さらに、初期状態では
赤外線センサ60の間欠動作の間隔は1秒間に設定され
ている。
【0022】先ず、CPU20aは、ステップS1でセ
ンサ駆動回路50で赤外線センサ60を駆動してセンサ
動作を行い、ステップS2で近接物体が検出されたか否
かを判定する。近接物体が検出されなければステップS
3で「いたずら警戒モード」を解除して赤外線センサ6
0の間欠動作の間隔を1秒間に設定し、ステップS4で
カウンタ(A)をクリア(“0”にセット)してステッ
プS12に進む。ステップS12では、タイマ20dに
基づいて間欠動作の設定されている間隔だけ時間をカウ
ントし、カウントアップするとステップS1に戻ってセ
ンサ動作を行う。
【0023】以上の処理により、センサ動作で近接物体
(カード3、その他の障害物等)が検出されなければス
テップS1→ステップS2→ステップS3→ステップS
4→ステップS12→ステップS1の動作を繰り返すの
で、「いたずら警戒モード」は解除の状態で、かつカウ
ンタ(A)がクリアされた状態となる。すなわち、カー
ド3による解錠操作もされず、いたずら等もされていな
い通常の待機状態の動作を行う。
【0024】一方、ステップS2で近接物体が検出され
ればステップS5で「いたずら警戒モード」であるか否
かを判定し、「いたずら警戒モード」であればステップ
S9に進み、「いたずら警戒モード」でなければステッ
プS6でカウンタ(A)を“1”インクリメントしてス
テップS7でカウンタ(A)の値が“5”になったか否
かを判定する。“5”になっていなければステップS9
に進み、“5”になっていればステップS8で「いたず
ら警戒モード」に設定して赤外線センサ60の間欠動作
の間隔を1分間に設定し、ステップS9に進む。
【0025】ステップS9では、送受信部30とアンテ
ナ40により誘起電波の送出およびIDコードの受信
(RF−ID交信)を行い、ステップS10で、受信し
たIDコードと設定されているIDコードとが一致する
か否かを判定し、一致しなければステップS12に進
み、一致すればステップS11で施解錠装置10の制御
を行ってステップS12に進む。なお、ステップS11
の施解錠装置10の制御は、箱錠2が施錠状態である場
合は解錠し、解錠状態である場合は施錠する動作を行
う。そして、ステップS12では前記同様に間欠動作の
設定されている間隔だけ時間をカウントし、カウントア
ップするとステップS1に戻ってセンサ動作を行う。
【0026】以上の処理により、センサ動作で5回連続
して近接物体等が検出されれば、「いたずら警戒モー
ド」に設定され赤外線センサ60の間欠動作の間隔が1
秒間から1分間に延長される。例えば、いたずら等によ
り感知窓16が塞がれた場合は、先ず5回連続して検出
されるので「いたずら警戒モード」となり、その後、感
知窓16が復旧するまでは検出状態が続き、また、ID
コードの一致が得られないので、ステップS1→ステッ
プS2→ステップS5→ステップS9→ステップS10
→ステップS12→ステップS1のループを1分間隔で
繰り返す。また、感知窓16を復旧すれば、ステップS
1およびステップS2で近接物体が検出されなくなり、
ステップS3で直ぐに「いたずら警戒モード」が解除さ
れて間欠動作の間隔が1秒間に設定される。
【0027】次に、図3に基づいて第2実施例の動作を
説明する。この第2実施例は「いたずら警戒モードI」
と「いたずら警戒モードII」の2つのモードがあり、
赤外線センサ60の間欠動作の間隔は、「いたずら警戒
モード」でないとき(「いたずら警戒モードI」および
「いたずら警戒モードII」の何れでもないとき)1秒
間に設定され、「いたずら警戒モードI」のとき1分間
に設定され、さらに、「いたずら警戒モードII」のと
き10分間に設定される。
【0028】図3において図2と同符号を付記したステ
ップは第1実施例と同じ処理であり、第1実施例と同様
にステップS1→ステップS2→ステップS3→ステッ
プS4→ステップS12→ステップS1の動作を繰り返
すことで、通常の待機状態の動作を行う。
【0029】一方、ステップS2で近接物体が検出され
ればステップS5′で「いたずら警戒モードII」であ
るか否かを判定し、「いたずら警戒モードII」であれ
ばステップS9に進み、「いたずら警戒モードII」で
なければステップS6でカウンタ(A)を“1”インク
リメントしてステップS7−1でカウンタ(A)の値が
“10”になったか否かを判定する。“10”になって
いればステップS8−2に進み、“10”になっていな
ければステップS7−2に進む。
【0030】ステップS7−2ではカウンタ(A)の値
が“5”になったか否かを判定し、“5”になっていな
ければステップS9に進み、“5”になっていればステ
ップS8−1で「いたずら警戒モードI」に設定して赤
外線センサ60の間欠動作の間隔を1分間に設定し、ス
テップS9に進む。また、ステップS7−1でカウンタ
(A)の値が“10”になっていると、ステップS8−
2で「いたずら警戒モードII」に設定して赤外線セン
サ60の間欠動作の間隔を10分間に設定し、ステップ
S9に進む。
【0031】以上の処理により、いたずら等により感知
窓16が塞がれた場合など、センサ動作で先ず5回連続
して近接物体等が検出されれば「いたずら警戒モード
I」に設定されて間欠動作の間隔が1分間に延長され、
さらに1分間隔で5回連続して検出されれば「いたずら
警戒モードII」に設定され、間欠動作の間隔が10分
間に延長される。また、感知窓16を復旧すれば第1実
施例と同様にステップS3で直ぐに「いたずら警戒モー
ド」が解除されて間欠動作の間隔が1秒間に設定され
る。なお、この第2実施例でもステップS9,ステップ
S10およびステップS11の処理で第1実施例と同様
に、RF−ID交信、IDコードの照合および施解錠装
置10の制御が行われる。
【0032】なお、第2実施例では、間欠動作の間隔の
延長動作を、1秒間から1分間へと、1分間から10分
間への2回だけ行うようにしているが、さらに複数回の
延長動作を行うようにしてもよい。
【0033】次に、図4に基づいて第3実施例の動作を
説明する。この第3実施例は第1実施例の動作にIDコ
ードが不一致の場合の処理を付加したものであり、図4
において第1実施例と同じ処理には図2と同符号を付記
して詳細な説明は省略する。この第3実施例はIDコー
ドが不一致となる回数が所定回数に達するとこの錠制御
装置1自体の機能を一定時間停止するようにしており、
不一致の回数をカウントするために初期状態でリセット
されるカウンタ(B)を用いている。
【0034】すなわち、ステップS10でIDコードが
一致すれば、ステップS11で第1実施例と同様に施解
錠装置10の制御を行い、ステップS11′でカウンタ
(B)をクリアしてステップS12に進む。また、ステ
ップS10でIDコードが一致しなければ、ステップS
13でカウンタ(B)を“1”インクリメントしてステ
ップS14でカウンタ(B)の値が“5”になったか否
かを判定する。“5”になっていなければステップS1
2に進み、“5”になっていればステップS15で5分
間待機することにより5分間機能を停止し、5分が経過
するとステップS12に進む。
【0035】以上の処理により、第1実施例と同様に、
センサ動作で5回連続して近接物体等が検出されれば間
欠動作の間隔が1秒間から1分間に延長される。また、
例えば不正な複数のカードを順次取り替えて解錠操作を
行おうとした場合など、5回不一致が検出されると機能
が停止するので、防犯機能が高まる。なお、機能を停止
する条件としての不一致検出の判定基準回数(上記の例
では5回)はRF−ID交信の信頼性等を考慮し、適正
なカードでもIDコードの誤りが発生しやすい場合は多
く設定し、誤りが発生しにくい場合は少なく設定すれば
よい。
【0036】なお、間欠動作の間隔を延長する条件とし
ての検出回数の判定基準回数(第1実施例および第3実
施例では5回、第2実施例では5回および10回)は各
実施例に限定されるものではない。また、前記実施例で
は、間欠動作の間隔を1秒間、1分間および10分間と
しているが、他の間隔に設定してもよい。
【0037】また、上記の各実施例では、近接物体が連
続して検出される所定時間の経過をカウンタ(A)を用
いた検出回数で判定しているが、この所定時間の経過は
タイマ等で計時するようにしてもよい。
【0038】また、上記実施例の施解錠装置はハンドル
とラッチボルトとの接続状態を電気的に切り換えるもの
として説明したが、施解錠装置としては、錠の施錠状態
と解錠状態とを少なくとも制御部が出力する電気信号で
切換え可能なものであればどのような構成でもよい。
【0039】また、上記実施例では携帯用送信手段とし
てカードを用いた場合について説明したが、この携帯用
送信手段としては、誘起電波を受信することによりID
コードを送信するような携帯用のものであればよい。
【0040】また、上記実施例では近接センサとして赤
外線センサを用いた場合について説明したが、他の近接
センサでもよい。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
の非接触型の錠制御装置によれば、近接センサに接近し
て何らかの物体が置かれたり、いたずら等により近接セ
ンサの感知窓が覆われると、近接センサの間欠動作の間
隔が長くなるので、消費電力を低減することができる。
【0042】また、本発明の請求項2の非接触型の錠制
御装置によれば、近接センサで近接物体が連続して検出
される場合に、所定時間が経過する毎に間欠動作の間隔
が段階的に長くなるので、さらに消費電力を低減するこ
とができる。
【0043】また、本発明の請求項3の非接触型の錠制
御装置によれば、IDコードが連続して所定回数一致し
なかった場合に近接センサの機能が一定時間停止される
ので消費電力が低減するとともに、防犯機能が高まる。
【0044】また、本発明の請求項4の非接触型の錠制
御装置によれば、間欠動作の間隔を延長する条件として
の所定時間の経過を、近接センサが近接物体を連続して
検出する回数で判定するので、専用のタイマーを必要と
しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る錠制御装置を用いた電子
錠システムのブロック図である。
【図2】第1実施例のフローチャートである。
【図3】第2実施例のフローチャートである。
【図4】第3実施例のフローチャートである。
【図5】実施例の電子錠システムにおける錠制御装置の
外観を示す斜視図である。
【図6】実施例における錠制御装置の縦断面図である。
【符号の説明】
1 錠制御装置 2 箱錠 3 カード 10 施解錠装置 20 制御部 30 送受信部 40 アンテナ 50 センサ駆動回路 60 赤外線センサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 近接センサを間欠動作させて近接物体を
    検出し、該近接物体が検出されると誘起電波を送出する
    ことで携帯用送信手段に対してIDコードの送信を誘起
    し、IDコードを受信するとともに該受信したIDコー
    ドと予め設定されたIDコードとが一致すると錠の施解
    錠装置を制御するようにした非接触型の錠制御装置であ
    って、 前記IDコードが一致しない状態で前記近接センサによ
    り近接物体が所定時間連続して検出された場合に、該近
    接センサの前記間欠動作の間隔を長く設定するようにし
    たことを特徴とする非接触型の錠制御装置。
  2. 【請求項2】 前記IDコードが一致しない状態で前記
    近接センサにより近接物体が連続して検出される場合
    に、所定時間が経過する毎に前記近接センサに設定する
    前記間欠動作の間隔を段階的に長くするようにしたこと
    を特徴とする請求項1記載の非接触型の錠制御装置。
  3. 【請求項3】 前記IDコードが連続して所定回数一致
    しなかった場合に前記近接センサの機能を一定時間停止
    するようにしたことを特徴とする請求項1記載の非接触
    型の錠制御装置。
  4. 【請求項4】 前記所定時間の経過を、前記近接センサ
    が近接物体を連続して検出する回数で判定することを特
    徴とする請求項1または請求項2または請求項3記載の
    非接触型の錠制御装置。
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