JPH11131266A - 成膜装置 - Google Patents

成膜装置

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JPH11131266A
JPH11131266A JP29423997A JP29423997A JPH11131266A JP H11131266 A JPH11131266 A JP H11131266A JP 29423997 A JP29423997 A JP 29423997A JP 29423997 A JP29423997 A JP 29423997A JP H11131266 A JPH11131266 A JP H11131266A
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JP
Japan
Prior art keywords
floor
floor surface
chamber
curved surface
intersection
Prior art date
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Pending
Application number
JP29423997A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuaki Yamamichi
泰明 山道
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理室内の床面との交差部を堆積した反応生
成物の除去が容易な形状に形成した成膜装置を提供す
る。 【解決手段】 壁部と床部が一体に形成された真空チャ
ンバ11を有する成膜装置において、真空チャンバ11
の内壁面11bと床面11aの交差部を連続する凹曲面
21により形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、成膜装置に関し、
特に、処理室内の床面との交差部を凹曲面により形成し
処理室内の堆積物を効率良く除去することができる半導
体成膜装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体製造プロセスにおけるウェーハ上
への薄膜形成や、静電気記録装置における磁気テープや
磁気ディスクの磁性膜形成等のため、真空蒸着装置、ス
パッタ装置、エッチング装置あるいはCVD装置等の成
膜装置が用いられている。
【0003】真空蒸着装置は、例えば磁気テープの基材
となるテープ状フィルムを回転ドラムに沿って移送し、
成膜室(蒸着室)内の蒸着金属を電子銃照射により加熱
蒸発させ、蒸発して蒸着室内に飛散した金属粒子をフィ
ルム上に付着させるものである。スパッタ装置は、カソ
ードに取付けたターゲット金属にプラズマ粒子を衝突さ
せることにより金属粒子を叩き出して成膜室(反応室)
内に飛散させ、これをウェーハ上に付着させて薄膜を形
成する。これらの場合、飛散粒子は、ウェーハ表面以外
にも成膜室内の各部に付着する。また、エッチング装置
は、レジストマスクを介して、例えばイオンビーム照射
によりウェーハ上に薄膜パターンを形成するものであ
り、この場合もエッチングされた薄膜粒子が反応室内に
飛散して装置内に付着する。CVD装置は、反応ガスの
プラズマ粒子が飛散する反応室内に配置したウェーハ上
に反応ガスに対応した薄膜を成長させるものである。
【0004】このような成膜装置として、従来、壁部と
床部が一体に形成された処理室(真空チャンバ)を有す
る例えばドライエッチング装置等の成膜装置が知られて
いる。この処理室は、例えば削り出しにより床面からほ
ぼ直角に内壁面が立上がる有底円筒状に形成され、上部
開口が円盤状の蓋体により塞がれている。処理室内の床
面上には、成膜対象のウェーハが載置された下部電極が
設置され、この下部電極に対向して蓋体には円盤状の上
部電極が装着されている。
【0005】このような半導体製造工程における成膜装
置にとって、処理室内のパーティクルの低減は大きな課
題である。このパーティクルは、処理室の内部に堆積し
た反応生成物が成膜処理中に剥離することにより発生す
るものが大半であることから、定期的に点検清掃を行っ
て処理室の内壁面に堆積した反応生成物をできるだけ除
去することがパーティクルの低減につながる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4に
示すように、処理室1内の床面2と内壁面3との接続部
は、ほぼ直角に交差して角部を形成しており、このほぼ
直角の角部にあっては、反応生成物4が堆積し易い上に
堆積した反応生成物4の除去が困難である。従って、点
検清掃時にこの角部に堆積した反応生成物4を例えば拭
取ろうとしても、反応生成物4が角部を埋めるように残
って完全に除去することができず、角部に残った反応生
成物4が成膜処理中にパーティクルとなって発生するこ
とが避けられなかった。
【0007】本発明は、上記従来技術を考慮してなされ
たものであって、処理室内の床面との交差部を堆積した
反応生成物の除去が容易な形状に形成した成膜装置の提
供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明においては、壁部と床部が一体に形成された
処理室を有する成膜装置において、前記処理室の内壁面
と床面の交差部を連続する凹曲面により形成したことを
特徴とする成膜装置を提供する。
【0009】上記構成によれば、処理室の内壁面と床面
の交差部は、内壁面と床面が連続する凹曲面により形成
されるため、処理室内の床面との交差部は、堆積した反
応生成物の除去が容易な形状となり、交差部に付着した
反応生成物は、清掃時例えば拭取りによって容易に除去
することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の形態に係
るドライエッチング装置のチャンバの上面開口状態の斜
視図であり、図2は、図1のチャンバの上面閉塞状態の
一部断面図である。
【0011】図1及び図2に示すように、成膜装置であ
るドライエッチング装置10は、壁部と床部が一体に形
成された真空チャンバ(処理室)11を有している。こ
の真空チャンバ11は、例えば削り出しにより床面11
aから内壁面11bがほぼ直角に立上がる有底円筒状に
形成され(図1参照)、上部開口11cが円盤状の蓋体
12により塞がれている(図2参照)。真空チャンバ1
1内の床面11a上には、成膜対象であるウェーハ13
が載置される下部電極14が設置され、この下部電極1
4に対向して蓋体12下面には円盤状の上部電極15が
装着されている(図2参照)。
【0012】蓋体12には、その側面からほぼ中央下面
に連通するガス導入路16が設けられている(図2参
照)。このガス導入路16は、上部電極15のほぼ中央
を上下に貫通する電極開口17を介して真空チャンバ1
1内に連通しており(図2参照)、エッチングガスを真
空チャンバ11内に導入する。真空チャンバ11の下部
電極14側方の床面11aには、高真空ポンプ18に連
通するガス排出口19が開けられ、高真空ポンプ18に
は排出管20が接続されている(図1,2参照)。
【0013】図3は、真空チャンバの内壁面と床面の交
差部を拡大した断面図である。図3に示すように、真空
チャンバ11の床面11aと内壁面11bが接続する交
差部は、床面11aと内壁面11bとが連続する凹曲面
21により形成されている。この凹曲面21は、床面1
1aと内壁面11bとの交差部に堆積した反応生成物を
例えば拭取る場合に、反応生成物がこの交差部を埋める
ように残ってしまうことなくほぼ完全に除去することが
できる円弧からなる曲面により形成されている。一例と
して曲率半径R=1mm以上の円弧からなる曲面の場
合、交差部から反応生成物を拭取りにより容易に除去す
ることができる。このように、床面11aと内壁面11
bが接続する交差部の角を無くしてラウンドした形とす
ることにより、交差部に堆積し付着している反応生成物
を簡単に除去することができる。
【0014】また、床面11a上に設置される下部電極
14の側壁14aと床面11aが接続する交差部も、床
面11aと側壁14aが連続する凹曲面22により形成
してもよい(図3参照)。この凹曲面22も、真空チャ
ンバ11の床面11aと内壁面11bが接続する交差部
と同様の円弧からなる曲面により形成され、交差部に堆
積し付着している反応生成物を簡単に除去することがで
きる。
【0015】このドライエッチング装置10は、通常、
真空チャンバ11内の下部電極14にウェーハ13を載
置した後、上下両電極15,14間に高周波を印加する
ことで真空チャンバ11内に活性ガスプラズマを発生さ
せ、プラズマ発生と同時に真空チャンバ11内にエッチ
ングガスを導入し、ウェーハ上の膜をレジストパターン
を介してエッチングする。エッチングにより除去された
被エッチング膜は、高真空ポンプ18の作動によりガス
排出口19から真空チャンバ11外へと排出される。こ
の際、除去された被エッチング膜の大部分は排出ガスと
共に排出されるが、一部は排出されずに真空チャンバ1
1の内部に反応生成物として堆積し残ってしまう。
【0016】残った被エッチング膜は、定期的な点検清
掃により除去される。真空チャンバ11の床面11aと
内壁面11bが接続する交差部は、連続する凹曲面から
なり角がないので、交差部に付着した被エッチング膜
は、清掃時例えば拭取りによって容易に除去することが
できる。また、交差部に角がないので、堆積する被エッ
チング膜の初期堆積部分が堆積物の圧力により挟い角部
に押し込まれて固まってしまうこともなく、取り除き易
い。
【0017】従って、従来の装置構造を変更することな
く、真空チャンバ11内の床面11aと内壁面11b或
いは下部電極14と床面11a等の真空チャンバ11内
の床面11aとの交差部が、堆積した反応生成物の除去
が容易な形状に形成されているため、真空チャンバ11
内に堆積した反応生成物としての被エッチング膜を簡単
確実に除去でき、真空チャンバ11内に堆積する反応生
成物がエッチング工程中に剥離してパーティクルとなる
ことを極力防止することができる。
【0018】本発明は、ドライエッチング装置に限ら
ず、半導体製造プロセスで用いる蒸着装置、スパッタ装
置、CVD装置等の成膜装置に対し適用可能である。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る成膜
装置によれば、処理室の内壁面と床面の交差部は、内壁
面と床面が連続する凹曲面により形成されるので、処理
室内の床面との交差部は、堆積した反応生成物の除去が
容易な形状となり、交差部に付着した反応生成物は、清
掃時例えば拭取りによって容易に除去することができ
る。このため、処理室内に堆積する反応生成物が成膜処
理中に剥離してパーティクルとなることを極力防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るドライエッチング
装置のチャンバの上面開口状態の斜視図。
【図2】 図1のチャンバの上面閉塞状態の一部断面
図。
【図3】 真空チャンバの内壁面と床面の交差部を拡大
した断面図。
【図4】 従来のドライエッチング装置処理室の床面角
部断面図。
【符号の説明】
10:ドライエッチング装置、11:真空チャンバ、1
1a:床面、11b:内壁面、11c:上部開口、1
2:蓋体、13:ウェーハ、14:下部電極、15:上
部電極、16:ガス導入路、17:電極開口、18:高
真空ポンプ、19:ガス排出口、20:排出管、21,
22:凹曲面。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】壁部と床部が一体に形成された処理室を有
    する成膜装置において、 前記処理室の内壁面と床面の交差部を連続する凹曲面に
    より形成したことを特徴とする成膜装置。
  2. 【請求項2】前記床面上に設置される下部電極の側壁と
    前記床面の交差部を連続する凹曲面により形成したこと
    を特徴とする請求項1に記載の成膜装置。
JP29423997A 1997-10-27 1997-10-27 成膜装置 Pending JPH11131266A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29423997A JPH11131266A (ja) 1997-10-27 1997-10-27 成膜装置

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JP29423997A JPH11131266A (ja) 1997-10-27 1997-10-27 成膜装置

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JPH11131266A true JPH11131266A (ja) 1999-05-18

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ID=17805158

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JP29423997A Pending JPH11131266A (ja) 1997-10-27 1997-10-27 成膜装置

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