JP2002231692A - 半導体製造装置 - Google Patents

半導体製造装置

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JP2002231692A
JP2002231692A JP2001021860A JP2001021860A JP2002231692A JP 2002231692 A JP2002231692 A JP 2002231692A JP 2001021860 A JP2001021860 A JP 2001021860A JP 2001021860 A JP2001021860 A JP 2001021860A JP 2002231692 A JP2002231692 A JP 2002231692A
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plasma
mounting plate
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outer peripheral
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JP2001021860A
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Yuichi Nakano
祐一 中野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 反応生成物による封止体への汚染を阻止でき
るようにすると共に、半導体装置の製造環境を清浄に維
持できるようにする。 【解決手段】 半導体基板1にスパッタエッチングを施
して、半導体装置を製造するスパッタ装置であって、半
導体基板1を出し入れするための開口部を有して、該半
導体基板1を収納するチャンバ5と、チャンバ5の開口
部を覆って、該チャンバ5を真空封止する封止体7と、
封止体7のチャンバ5側に支持され、チャンバ5の内壁
面に沿って設けられた円筒石英9の内壁面に沿った外周
壁部40を有して酸化シリコン粒子を遮蔽するプラズマ
治具取付板13を備え、このプラズマ治具取付板13
は、封止体7の内面から外周壁部40の先端部15に至
る距離が該封止体7の内面から当該プラズマ治具取付板
13の内面に至る距離よりも長く成され、従来のスパッ
タ装置と比べて、スパッタ処理により生じた酸化シリコ
ン粒子の封止体7に至る経路を伸長したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体基板にアル
ゴンイオンなどをスパッタして、当該半導体基板上の自
然酸化膜をスパッタエッチングするスパッタ装置等に適
用して好適な半導体製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置の製造工程において、
電極や配線を成す金属薄膜の形成手段としてスパッタ装
置が広く用いられている。これは、高融点金属薄膜の形
成が容易な点、形成した金属薄膜の粒径が大きく、且つ
ばらつきが小さい点、さらに、ステップカバレージが良
好な点など、真空蒸着装置に比べて利点が多いからであ
る。
【0003】また、金属薄膜形成の前処理として、半導
体基板上の自然酸化膜をスパッタ装置を用いてスパッタ
エッチングすることも知られている。スパッタエッチン
グを用いれば、自然酸化膜剥離後の半導体基板を大気に
晒すことなく、該半導体基板上に金属薄膜を形成でき
る。
【0004】図5は、従来方式に係るスパッタ装置90
の構成例を示す概念図である。図5に示すプラズマ治具
取付板95は、プラズマ調整治具17を当該プラズマ調
整治具取付板95を介して封止体7に支持するものであ
る。プラズマ治具取付板95は、その厚さL4が略一定
になされている。このプラズマ治具取付板95の外周壁
部96には、つば状の突縁部93が設けられている。ス
パッタ装置90では、突縁部93の上面とプラズマ治具
取付板95の上面は揃うようになされている。
【0005】この突縁部93の下方に、遮蔽板91は設
けられている。遮蔽板91は、円筒石英9の内壁面に沿
った円筒形を有している。遮蔽板91は反応生成物を封
止体7及び円筒石英9から遮蔽するものである。遮蔽板
91は、その上端を突縁部93に架けられ、かつその内
面を外周壁部96の側面と隣接するように配置されてい
る。
【0006】プラズマ治具取付板95と遮蔽板91との
間には、空隙部99が設けられている。この空隙部99
は、プラズマ治具取付板95と遮蔽板91の熱膨張係数
差によって生じる、スパッタ処理時の両部材間の伸縮を
吸収するものである。さらに、空隙部99を設けたこと
によって、プラズマ治具取付板95と遮蔽板91のスパ
ッタ装置90への組立は容易になされる。
【0007】これらプラズマ治具取付板95及び遮蔽板
91の表面部には、凹凸を多数形成するブラスト処理が
施されている。ブラスト処理を施され凹凸状に加工され
た表面部は、表面積が大きいので浮遊する粒子が膠着し
易い。それゆえ、半導体基板1をスパッタエッチングし
て、自然酸化膜等の酸化シリコン粒子が周囲に飛散して
も、これらの粒子はブラスト処理を施されたプラズマ治
具取付板95や遮蔽板91表面部に膠着する。
【0008】スパッタ装置90では、スパッタエッチン
グを繰り返すと、プラズマ治具取付板95と遮蔽板91
の表面部に酸化シリコン粒子が堆積し、やがて被膜(以
下、エッチデポ物という)89が形成される。ブラスト
処理を施されたプラズマ治具取付板95と遮蔽板91の
表面部に形成されたエッチデポ物89は、極めて剥離し
にくくなされている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来方式に
係るスパッタ装置90によれば、プラズマ治具取付板9
5と遮蔽板91との間には、熱膨張係数の差による伸縮
を吸収する空隙部99が設けられているので、半導体基
板1をスパッタエッチングして生じた酸化シリコン粒子
の一部は空隙部99を通り、円筒石英9及び封止体7の
内壁面に付着する場合が多い。
【0010】これらの内壁面に付着した酸化シリコン粒
子(以下で、反応生成物ともいう)は蓄積され、やがて
円筒石英9及び封止体7の内壁面にエッチデポ物89が
堆積する。このエッチデポ物89は、半導体基板1のス
パッタエッチング中に円筒石英9及び封止体7の内壁面
から剥離し易い。さらに、エッチデポ物89の一部はこ
れらの内壁面から剥離して舞い上り、空隙部99を通っ
て、半導体基板1に付着するおそれがある。
【0011】このように、円筒石英9及び封止体7から
剥離したエッチデポ物89が半導体基板1に付着し、こ
れが付着した状態で半導体基板1に金属薄膜が形成され
ると、該薄膜形成後の工程でレジストパターンが正しく
形成されない等の不具合が生じて、半導体装置の歩留ま
りや信頼性が大きく低下するという問題がある。
【0012】そこで、本発明はこのような従来の課題を
解決したものであって、所定のプラズマ処理により発生
する反応生成物と封止体とをより隔絶できるようにする
と共に、反応生成物による封止体への汚染を阻止できる
ようにした半導体製造装置の提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述した課題は、半導体
基板に所定のプラズマ処理を施して、半導体装置を製造
する半導体製造装置であって、半導体基板を出し入れす
るための開口部を有して、該半導体基板を収納する収納
容器と、収納容器の開口部を覆って、該収納容器を真空
封止する封止体と、封止体の収納容器側に支持され、収
納容器の内壁面に沿った外周壁部を有して反応生成物を
遮蔽する内蓋を備え、この内蓋は、封止体の内面から外
周壁部の先端部に至る距離が、封止体の内面から内蓋の
内面に至る距離よりも長く成されたことを特徴とする半
導体製造装置によって解決される。
【0014】本発明に係る半導体製造装置によれば、当
該装置の内蓋は、半導体基板を収納する収納容器の封止
体の内側に支持されると共に、収納容器の内壁面に沿っ
た外周壁部を有し、封止体の内面から外周壁部の先端部
に至る距離は、封止体の内面から内蓋の内面に至る距離
よりも長く成される。
【0015】このため、内蓋の外周壁部と収納容器の内
壁面との重なり合う長さを、従来の半導体製造装置と比
べて長くすることができるので、プラズマ処理により生
じた反応生成物の封止体に至る経路を伸長できる。
【0016】従って、この経路に沿って舞い上がろうと
する反応生成物を内蓋によって遮蔽でき、封止体と反応
生成物とは、従来の半導体製造装置と比べて、より一層
隔絶することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施形態に係る半導体製造装置について説明す
る。図1は本発明の実施形態に係るスパッタ装置100
の構成例を示す斜視図である。
【0018】この実施形態では、半導体基板を収納する
収納容器の封止体の内側に、収納容器の内壁面に沿った
外周壁部を有する内蓋を設け、内蓋の外周壁部と収納容
器の内壁面との重なり合う長さを長くして、従来の半導
体製造装置と比べて、反応生成物と封止体とをより隔絶
できるようにすると共に、反応生成物による封止体への
汚染を阻止できるようにしたものである。
【0019】図1に示すスパッタ装置100は、半導体
基板1にアルゴンイオンをスパッタして、該半導体基板
1上の自然酸化膜をエッチングするスパッタ装置であ
る。このスパッタ装置100は、収納容器の一例となる
チャンバ5を有している。このチャンバ5は、半導体基
板1を出し入れするための開口部を有して、該半導体基
板1を収納するものである。チャンバ5の略中央部には
陰極に連接された電極台3が設けられ、半導体基板1は
この電極台3上に載置される。チャンバ5は、半導体基
板1のスパッタエッチング時は、その開口部が閉じられ
て、その内部が略真空になされる。
【0020】チャンバ5の内壁側には、当該チャンバ5
の内壁面に沿った円筒石英9が設けられている。この円
筒石英9は、チャンバ5を略真空に維持できる十分な強
度を有している。チャンバ5の内部は、例えば、直径4
50mm、深さ150mm程度の大きさに成されてい
る。
【0021】次に、スパッタ装置100は封止体の一例
となる封止体7を有している。この封止体7は、スパッ
タエッチング時にチャンバ5の開口部を覆って、該チャ
ンバ5を略真空に保持するものである。封止体7の内面
にはシリコン製のOリングが設けられている。封止体7
と円筒石英9は0リングを挟持して、略真空を保持する
よう成されている。
【0022】また、封止体7には、その一端に該封止体
7を上下方向に動作させて、チャンバ5を開閉する開閉
機構19が設けられている。この開閉機構19の動作に
よって、封止体7は円筒石英9方向に押圧されて、チャ
ンバ5は密閉される。さらに封止体7の内面には、プラ
ズマ調整治具17が設けられている。このプラズマ調整
治具17は、高周波電源に連通されており、チャンバ5
に導入されるアルゴンガスを励起してイオン化するもの
である。
【0023】そして、スパッタ装置100は内蓋の一例
となるプラズマ治具取付板13を有している。プラズマ
治具取付板13は、当該プラズマ治具取付板13を介し
てプラズマ調整治具17を封止体7のチャンバ5側に支
持するものである。封止体7とプラズマ治具取付板1
3、及びプラズマ治具取付板13とプラズマ調整治具1
7の、各々が支持しあう支持部にはボルト等が通され、
各々が所定の位置で固定されるように成されている。
【0024】また、プラズマ治具取付板13は円筒石英
9の内壁面に沿った外周壁部40を有している。プラズ
マ治具取付板13はこの外周壁部40を有することで、
反応生成物を円筒石英9及び封止体7から遮蔽できる機
能を兼ね備えている。これについては、後で説明する。
【0025】さらに、スパッタ装置100は、円筒石英
9の内壁面とプラズマ治具取付板13との間に、遮蔽板
31を備えている。この遮蔽板31は、反応生成物を円
筒石英9及び封止体7から遮蔽するものである。遮蔽板
31は、円筒石英9の内壁面に沿うように成されてい
る。
【0026】図2は、図1に示したスパッタ装置100
の構成例を示すX1−X2矢視断面図である。図2に示
すプラズマ治具取付板13は、遮蔽板31に沿った外周
壁部40を有している。この外周壁部40の先端部15
と封止体7の内面との間の距離をL1とし、プラズマ治
具取付板13の内面と封止体7の内面との間の距離をL
2としたとき、L1はL2よりも長くなされている。こ
れは、プラズマ治具取付板13の外周壁部40と遮蔽版
31の内壁面との重なり合う長さを、従来のスパッタ装
置と比べて長くするためである。また、封止体7の内面
から当該チャンバ5の底面に至る距離をLmaxとしたと
き、プラズマ治具取付板13は、L2<L1<Lmaxの
関係になされる。
【0027】外周壁部40の側面43は遮蔽体31の内
壁面に沿うように成される。また、外周壁部40の内面
44は、外周壁部40の先端部15と遮蔽板31の内面
との間にテーパ角θを有して渡設するよう成される。ス
パッタ装置100では、例えば、L1は14.5mm、
L2は10.0mm、テーパ角θは11.2°程度に成
されている。
【0028】また、プラズマ治具取付板13の外周壁部
40には、円筒石英9の内壁面に沿った突縁部46が設
けられ、この突縁部46は遮蔽板31の上端に架かるよ
う配置されている。突縁部46は、その上面をプラズマ
治具取付板13の上面と揃えるよう成されており、その
厚さは、例えば4.5mm、突出距離は5mm程度であ
る。
【0029】このプラズマ治具取付板13は、その外周
壁部40と突縁部46を含めて、表面部にブラスト処理
が施されている。このブラスト処理によって、プラズマ
治具取付板13の表面部は凹凸状になされ、その表面積
は増大する。それゆえ、スパッタエッチングによって生
じた、反応生成物の一例となる酸化シリコン粒子等がプ
ラズマ治具取付板13の表面部に付着、堆積して、被膜
(以下、エッチデポ物という)を形成しても、このエッ
チデポ物は殆ど剥離しない。プラズマ治具取付板13に
はアルミニウム等が使用され、その大きさは、例えば直
径300mmである。
【0030】次に、遮蔽板31は、その上端を突縁部4
6に架けられるように、かつその内面を外壁部40の側
面43に隣接するようにして、チャンバ5に設置されて
いる。遮蔽板31は円筒形の石英板であり、その大きさ
は、例えば、外径300mm、厚さ10mm、高さ17
5mm程度である。また、プラズマ治具取付板13と同
様に、その表面部にはブラスト処理が施されている。
【0031】この遮蔽板31と、外周壁部40及び突縁
部46との間には空隙部25が設けられている。これ
は、プラズマ治具取付板13を形成するアルミニウム
と、遮蔽板31を形成する石英の各々の熱膨張係数に差
があり、この熱膨張係数の差により生じる両部材の伸縮
を吸収するためである。また、この空隙部25を設ける
ことによって、プラズマ治具取付板13のスパッタ装置
100への取り付け作業は容易となる。空隙部25の幅
L3は、例えば1mm程度である。
【0032】次に、スパッタ装置100における処理例
について説明する。この処理例では、半導体基板に成長
した自然酸化膜をアルゴンイオンでスパッタエッチング
する場合を想定する。
【0033】図3はスパッタ装置100における処理例
(その1)を示す概念図である。図3において、チャン
バ5内の、陰極に連接された電極台3上に半導体基板1
は載置され、チャンバ5内に所定量のアルゴンガスが封
入されている。
【0034】次に、スパッタ装置100のプラズマ調整
治具17によって、チャンバ5に封入されたアルゴンガ
スは、図3のAr+で示されるようにプラスイオン化さ
れる。プラスイオン化されたアルゴンガスは陰極に連接
された半導体基板1に速度を増しながら引き寄せられ
る。
【0035】図4に示すように、半導体基板1は引き寄
せられたアルゴンイオンでスパッタされる。このとき、
半導体基板1上の自然酸化膜は、図4のSiO2で示さ
れるような酸化シリコン粒子となって飛散する。
【0036】このとき、プラズマ治具取付板13の内部
を飛散する酸化シリコン粒子の中には、プラズマ治具取
付板13と遮蔽体31との間にある空隙部25を通り抜
けようとするものもある。しかしながら、空隙部25
は、従来のスパッタ装置と比べて、プラズマ治具取付板
13の外周壁部40及び突縁部46と遮蔽体31によっ
て、伸長、かつ縮径されている。
【0037】それゆえ、酸化シリコン粒子が、空隙部2
5を通って円筒石英9及び封止体7の内面に到達するお
それは殆ど無い。酸化シリコン粒子は、プラズマ治具取
付板13または遮蔽板31の内面に膠着してエッチデポ
物49を形成する。
【0038】また、たとえ円筒石英9及び封止体7の内
面が、スパッタエッチング前から塵埃で汚染されていた
としても、上述したように、空隙部25は伸長、かつ縮
径されているので、円筒石英9及び封止体7に付着した
塵埃が、空隙部25を通って半導体基板1に到達するお
それは殆ど無い。
【0039】尚、飛散した酸化シリコン粒子は、半導体
基板1を包囲したプラズマ治具取付板13及び遮蔽板3
1の内面に衝突して膠着し、やがて、酸化シリコン粒子
が堆積してエッチデポ物49を形成する。プラズマ治具
取付板13及び遮蔽板31の表面部は、上述したよう
に、ブラスト処理が施されているので、エッチデポ物4
9は、プラズマ治具取付板13及び遮蔽板31から殆ど
剥離することはない。
【0040】このように、本発明に係るスパッタ装置1
00によれば、半導体基板1を収納するチャンバ5の封
止体7の内側に支持されると共に、このチャンバ5の内
壁面に設けられた円筒石英9に沿って外周壁部40を有
したプラズマ治具取付板13を備え、このプラズマ治具
取付板13は封止体7の内面から外周壁部40の先端部
15に至る距離L1がその封止体7の内面からプラズマ
治具取付板13の内面に至る距離L2よりも長く成され
る。
【0041】従って、プラズマ治具取付板13の外周壁
部40と円筒石英9の内壁面との重なり合う長さを、従
来の半導体製造装置と比べて長くすることができるの
で、スパッタエッチングにより生じた酸化シリコン粒子
の封止体7に至る経路を伸長できる。それゆえ、この経
路に沿って舞い上がろうとする酸化シリコン粒子をプラ
ズマ治具取付板13によって遮蔽でき、封止体7と酸化
シリコン粒子とは、従来のスパッタ装置と比べて、より
一層隔絶することができる。
【0042】従って、従来のスパッタ装置と比べて、酸
化シリコン粒子による封止体7への汚染はより阻止でき
る。チャンバ5内の半導体基板1及びその周辺を清浄に
維持でき、半導体装置の歩留まりや信頼性を向上でき
る。
【0043】尚、この実施形態ではスパッタ装置の場合
について説明したが、これに限られることはなく、例え
ば、プラズマエッチング装置やプラズマCVD装置等に
も適用することができる。
【0044】また、この実施形態では封止体7の内面か
らプラズマ治具取付板13の外周壁部の先端部に至る距
離がL1=14.5mm、封止体7の内面から当該プラ
ズマ治具取付板13の内面に至る距離がL2=10.0
mmの場合について説明したが、これに限られることは
なく、上述した開閉機構19の構造にもよるが、当該チ
ャンバ5の深さLmax=150mmまで、このプラズマ
治具取付板13の外周壁部を長くしてもよい。この場合
には、封止体7を垂直方向で上下する開閉機構19を準
備するとよい。
【0045】
【発明の効果】本発明に係る半導体製造装置によれば、
半導体基板を収納する収納容器の封止体の内側に支持さ
れると共に、この収納容器の内壁面に沿って外周壁部を
有した内蓋を備え、この内蓋は封止体の内面から外周壁
部の先端部に至る距離がその封止体の内面から内蓋の内
面に至る距離よりも長くなるように選ばれている。
【0046】この構成によって、内蓋の外周壁部と収納
容器の内壁面との重なり合う長さを、従来の半導体製造
装置と比べて長くすることができるので、プラズマ処理
により生じた反応生成物の封止体に至る経路を伸長でき
る。それゆえ、この経路に沿って舞い上がろうとする反
応生成物を内蓋によって遮蔽でき、封止体と反応生成物
とは、従来の半導体製造装置と比べて、より一層隔絶す
ることができる。
【0047】従って、従来の半導体製造装置と比べて、
反応生成物による封止体への汚染はより阻止できる。収
納容器内の半導体基板及びその周辺を清浄に維持でき、
半導体装置の歩留まりや信頼性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るスパッタ装置100の
構成例を示す斜視図である。
【図2】図1に示したスパッタ装置100の構成例を示
すX1−X2矢視断面図である。
【図3】スパッタ装置100における処理例(その1)
を示す概念図である。
【図4】スパッタ装置100における処理例(その2)
を示す概念図である。
【図5】従来方式に係るスパッタ装置90の構成例を示
す概念図である。
【符号の説明】
1・・・半導体基板、5・・・チャンバ、7・・・封止
体、9・・・円筒石英、13・・・プラズマ治具取付
板、17・・・プラズマ調整治具、、25・・・空隙
部、31・・・遮蔽板、40・・・外周壁部、49・・
・エッチデポ物、100・・・スパッタ装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板に所定のプラズマ処理を施し
    て、半導体装置を製造する半導体製造装置であって、 前記半導体基板を出し入れするための開口部を有して、
    該半導体基板を収納する収納容器と、 前記収納容器の開口部を覆って、該収納容器を真空封止
    する封止体と、 前記封止体の前記収納容器側に支持され、前記収納容器
    の内壁面に沿った外周壁部を有して反応生成物を遮蔽す
    る内蓋を備え、 前記内蓋は、 前記封止体の内面から前記外周壁部の先端部に至る距離
    が該封止体の内面から当該内蓋の内面に至る距離よりも
    長く成されたことを特徴とする半導体製造装置。
  2. 【請求項2】 前記封止体の内面から前記外周壁部の先
    端部に至る距離をL1とし、前記封止体の内面から当該
    内蓋の内面に至る距離をL2とし、 前記封止体の内面から当該収納容器の底面に至る距離を
    Lmaxとしたとき、 前記内蓋は、 L2<L1<Lmaxの関係になされることを特徴とする
    請求項1に記載の半導体製造装置。
  3. 【請求項3】 前記収納容器の内壁面と前記内蓋の外周
    壁部との間に反応生成物を遮蔽する環状の遮蔽板を備
    え、 前記内蓋は、当該内蓋の外周壁部につば状に突縁部を有
    し、 前記突縁部が前記遮蔽板の上端に架かるように配置され
    たことを特徴とする請求項1に記載の半導体製造装置。
  4. 【請求項4】 前記内蓋の一部または全ての表面部は凹
    凸状に加工されてなることを特徴とする請求項1に記載
    の半導体製造装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008177531A (ja) * 2006-12-18 2008-07-31 Soi Tec Silicon On Insulator Technologies ダブルプラズマutbox

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