JPH11131010A - 塗料組成物 - Google Patents
塗料組成物Info
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- JPH11131010A JPH11131010A JP9298628A JP29862897A JPH11131010A JP H11131010 A JPH11131010 A JP H11131010A JP 9298628 A JP9298628 A JP 9298628A JP 29862897 A JP29862897 A JP 29862897A JP H11131010 A JPH11131010 A JP H11131010A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は1液型でかつ低温硬化性がすぐれた塗
料組成物に関し、特に 【構成】(A)オキシム類および(または)活性メチレ
ン類でブロックされたイソシアネ−ト基が懸垂している
アクリル樹脂、(B)アルコキシシラン基を有するアク
リル樹脂および(C)有機すず系触媒および酸系触媒か
ら選ばれた触媒、さらに必要に応じて(D)水酸基含有
樹脂を含有し、かつ該(A)および(B)成分のいずれ
かもしくは両方に水酸基を有することを特徴とする塗料
組成物。
料組成物に関し、特に 【構成】(A)オキシム類および(または)活性メチレ
ン類でブロックされたイソシアネ−ト基が懸垂している
アクリル樹脂、(B)アルコキシシラン基を有するアク
リル樹脂および(C)有機すず系触媒および酸系触媒か
ら選ばれた触媒、さらに必要に応じて(D)水酸基含有
樹脂を含有し、かつ該(A)および(B)成分のいずれ
かもしくは両方に水酸基を有することを特徴とする塗料
組成物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は1液型でかつ低温硬
化性がすぐれた塗料組成物に関する。
化性がすぐれた塗料組成物に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】ポリイソシアネ−ト化合物お
よび水酸基含有樹脂からなる塗料組成物は公知である
が、これらの両成分は室温において容易に反応するので
2液型にする必要があり、そのために取扱が煩雑になる
という欠陥を有している。また、このイソシアネ−ト基
をブロック(封鎖)して1液型にすることも知られてい
るが、ブロック剤の解離温度が高く、塗膜を低温で硬化
させることが困難である。また、アルコキシシラン基を
有するアクリル樹脂も知られているが、この樹脂単独で
は硬化性が劣っており、それを改良するために硬化触媒
を併用すると貯蔵安定性が低下するという欠陥を生じ
る。
よび水酸基含有樹脂からなる塗料組成物は公知である
が、これらの両成分は室温において容易に反応するので
2液型にする必要があり、そのために取扱が煩雑になる
という欠陥を有している。また、このイソシアネ−ト基
をブロック(封鎖)して1液型にすることも知られてい
るが、ブロック剤の解離温度が高く、塗膜を低温で硬化
させることが困難である。また、アルコキシシラン基を
有するアクリル樹脂も知られているが、この樹脂単独で
は硬化性が劣っており、それを改良するために硬化触媒
を併用すると貯蔵安定性が低下するという欠陥を生じ
る。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明の塗料組成物は上
記の欠陥を解消したものであり、その結果、特定のブロ
ック剤でブロックされたイソシアネ−ト基を含有するア
クリル樹脂、アルコキシシラン基を有するアクリル樹
脂、および特定の触媒を含有する塗料組成物がその目的
を達成することを見出し、本発明を完成した。
記の欠陥を解消したものであり、その結果、特定のブロ
ック剤でブロックされたイソシアネ−ト基を含有するア
クリル樹脂、アルコキシシラン基を有するアクリル樹
脂、および特定の触媒を含有する塗料組成物がその目的
を達成することを見出し、本発明を完成した。
【0004】すなわち、本発明は、 1)(A)オキシム類および(または)活性メチレン類
でブロックされたイソシアネ−ト基が懸垂しているアク
リル樹脂、(B)アルコキシシラン基を有するアクリル
樹脂および(C)有機すず系触媒および酸系触媒から選
ばれた触媒を含有し、かつ該(A)および(B)成分の
いずれかもしくは両方に水酸基を有することを特徴とす
る塗料組成物(本組成物1)、 2)(A)オキシム類および(または)活性メチレン類
でブロックされたイソシアネ−ト基が懸垂しているアク
リル樹脂、(B)アルコキシシラン基を有するアクリル
樹脂、(D)水酸基含有樹脂および(C)有機すず系触
媒および酸系触媒から選ばれた触媒を含有することを特
徴とする塗料組成物(本組成物2)、に関する。
でブロックされたイソシアネ−ト基が懸垂しているアク
リル樹脂、(B)アルコキシシラン基を有するアクリル
樹脂および(C)有機すず系触媒および酸系触媒から選
ばれた触媒を含有し、かつ該(A)および(B)成分の
いずれかもしくは両方に水酸基を有することを特徴とす
る塗料組成物(本組成物1)、 2)(A)オキシム類および(または)活性メチレン類
でブロックされたイソシアネ−ト基が懸垂しているアク
リル樹脂、(B)アルコキシシラン基を有するアクリル
樹脂、(D)水酸基含有樹脂および(C)有機すず系触
媒および酸系触媒から選ばれた触媒を含有することを特
徴とする塗料組成物(本組成物2)、に関する。
【0005】以下に、本発明の塗料組成物について詳細
に説明する。
に説明する。
【0006】本組成物1は、(A)オキシム類および
(または)活性メチレン類でブロックされたイソシアネ
−ト基が懸垂しているアクリル樹脂、(B)アルコキシ
シラン基を有するアクリル樹脂および(C)有機すず系
触媒および酸系触媒から選ばれた触媒を含有し、かつ該
(A)および(B)成分のいずれかもしくは両方に水酸
基を有することを特徴とする塗料組成物である。
(または)活性メチレン類でブロックされたイソシアネ
−ト基が懸垂しているアクリル樹脂、(B)アルコキシ
シラン基を有するアクリル樹脂および(C)有機すず系
触媒および酸系触媒から選ばれた触媒を含有し、かつ該
(A)および(B)成分のいずれかもしくは両方に水酸
基を有することを特徴とする塗料組成物である。
【0007】(A)成分:オキシム類および(または)
活性メチレン類でブロックされたイソシアネ−ト基が懸
垂しているアクリル樹脂。
活性メチレン類でブロックされたイソシアネ−ト基が懸
垂しているアクリル樹脂。
【0008】この(A)成分は、例えば、イソシアネ−
ト基含有単量体およびアクリル系単量体を必須成分と
し、必要に応じて水酸基含有単量体、その他の単量体を
用い、これらを共重合してなり、しかもこの共重合前も
しくは共重合後に該イソシアネ−ト基をオキシム類およ
び(または)活性メチレン類でブロックすることにより
調製できる。
ト基含有単量体およびアクリル系単量体を必須成分と
し、必要に応じて水酸基含有単量体、その他の単量体を
用い、これらを共重合してなり、しかもこの共重合前も
しくは共重合後に該イソシアネ−ト基をオキシム類およ
び(または)活性メチレン類でブロックすることにより
調製できる。
【0009】イソシアネ−ト基含有単量体は、1分子中
に未ブロック遊離イソシアネ−ト基とラジカル重合性二
重結合とをそれぞれ少なくとも1個有する化合物であ
り、例えば、メタクリロイルイソシアネ−ト、2−イソ
シアネ−トエチルメタクリレ−ト、m−又はp−イソプ
ロペニル−α,α´−ジメチルベンジルイソシアネ−
ト、水酸基含有単量体とジイソシアネ−ト化合物との
1:1(モル比)付加物等から選ばれた1種もしくは2
種以上が用いられる。
に未ブロック遊離イソシアネ−ト基とラジカル重合性二
重結合とをそれぞれ少なくとも1個有する化合物であ
り、例えば、メタクリロイルイソシアネ−ト、2−イソ
シアネ−トエチルメタクリレ−ト、m−又はp−イソプ
ロペニル−α,α´−ジメチルベンジルイソシアネ−
ト、水酸基含有単量体とジイソシアネ−ト化合物との
1:1(モル比)付加物等から選ばれた1種もしくは2
種以上が用いられる。
【0010】イソシアネ−ト基含有単量体の調製で用い
る水酸基含有単量体は、1分子中に水酸基とラジカル重
合性二重結合とをそれぞれ1個以上有する化合物であ
り、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ−
ト、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレ−ト、ヒ
ドロキシブチル(メタ)アクリレ−ト、2,3−ジヒド
ロキシプロピル(メタ)アクリレ−ト、2−ヒドロキシ
−3−フェノキシエチル(メタ)アクリレ−ト、2−ヒ
ドロキシ−3−エトキシエチル(メタ)アクリレ−ト等
があげられる。さらに、アクリル酸又はメタクリル酸と
グリコ−ル(炭素数2〜20)との等モル付加物等があ
げられる。
る水酸基含有単量体は、1分子中に水酸基とラジカル重
合性二重結合とをそれぞれ1個以上有する化合物であ
り、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ−
ト、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレ−ト、ヒ
ドロキシブチル(メタ)アクリレ−ト、2,3−ジヒド
ロキシプロピル(メタ)アクリレ−ト、2−ヒドロキシ
−3−フェノキシエチル(メタ)アクリレ−ト、2−ヒ
ドロキシ−3−エトキシエチル(メタ)アクリレ−ト等
があげられる。さらに、アクリル酸又はメタクリル酸と
グリコ−ル(炭素数2〜20)との等モル付加物等があ
げられる。
【0011】イソシアネ−ト基含有単量体の調製で用い
る上記ジイソシアネ−ト化合物は、1分子中に2個のイ
ソシアネ−ト基を有するものであり、例えばトリレンジ
イソシアネ−ト、4,4−ジフェニルメタンジイソシア
ネ−ト、キシレンジイソシアネ−ト、ヘキサメチレンジ
イソシアネ−ト、リジンジイソシアネ−ト、4,4´−
メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネ−ト)、メチ
ルシクロヘキサン−2,4(2,6)−ジイソシアネ−
ト、イソホロンジイソシアネ−トおよびトリメチルヘキ
サンジイソシアネ−ト等の脂肪族、芳香族及び脂環族系
のジイソシアネ−ト化合物があげられる。
る上記ジイソシアネ−ト化合物は、1分子中に2個のイ
ソシアネ−ト基を有するものであり、例えばトリレンジ
イソシアネ−ト、4,4−ジフェニルメタンジイソシア
ネ−ト、キシレンジイソシアネ−ト、ヘキサメチレンジ
イソシアネ−ト、リジンジイソシアネ−ト、4,4´−
メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネ−ト)、メチ
ルシクロヘキサン−2,4(2,6)−ジイソシアネ−
ト、イソホロンジイソシアネ−トおよびトリメチルヘキ
サンジイソシアネ−ト等の脂肪族、芳香族及び脂環族系
のジイソシアネ−ト化合物があげられる。
【0012】イソシアネ−ト基含有単量体として上記の
うち好ましいのは、メタクリロイルイソシアネ−ト、2
−イソシアネ−トエチルメタクリレ−ト、m−イソプロ
ペニル−α,α´−ジメチルベンジルイソシアネ−ト
(TMI)、2−ヒドロキシエチルアクリレ−トとイソ
ホロンジイソシアネ−トとの等モル付加物等である。
うち好ましいのは、メタクリロイルイソシアネ−ト、2
−イソシアネ−トエチルメタクリレ−ト、m−イソプロ
ペニル−α,α´−ジメチルベンジルイソシアネ−ト
(TMI)、2−ヒドロキシエチルアクリレ−トとイソ
ホロンジイソシアネ−トとの等モル付加物等である。
【0013】アクリル系単量体は(メタ)アクリル酸と
炭素数1〜22の1価アルコ−ルとのモノエステル化物
であり、例えば、メチルアクリレ−ト、メチルメタクリ
レ−ト、エチルアクリレ−ト、エチルメタクリレ−ト、
プロピルアクリレ−ト、プロピルメタクリレ−ト、ブチ
ルアクリレ−ト、ブチルメタクリレ−ト、ヘキシルアク
リレ−ト、ヘキシルメタクリレ−ト、オクチルアクリレ
−ト、オクチルメタクリレ−ト、ラウリルアクリレ−
ト、ラウリルメタクリレ−ト、2−エチルヘキシルアク
リレ−ト、2−エチルヘキシルメタクリレ−トなどがあ
げられる。
炭素数1〜22の1価アルコ−ルとのモノエステル化物
であり、例えば、メチルアクリレ−ト、メチルメタクリ
レ−ト、エチルアクリレ−ト、エチルメタクリレ−ト、
プロピルアクリレ−ト、プロピルメタクリレ−ト、ブチ
ルアクリレ−ト、ブチルメタクリレ−ト、ヘキシルアク
リレ−ト、ヘキシルメタクリレ−ト、オクチルアクリレ
−ト、オクチルメタクリレ−ト、ラウリルアクリレ−
ト、ラウリルメタクリレ−ト、2−エチルヘキシルアク
リレ−ト、2−エチルヘキシルメタクリレ−トなどがあ
げられる。
【0014】さらに必要に応じて使用する水酸基含有単
量体は、1分子中に水酸基とラジカル重合性二重結合と
をそれぞれ1個以上有する化合物であり、上記のイソシ
アネ−ト基含有単量体の調製で例示した水酸基含有単量
体が適用できる。
量体は、1分子中に水酸基とラジカル重合性二重結合と
をそれぞれ1個以上有する化合物であり、上記のイソシ
アネ−ト基含有単量体の調製で例示した水酸基含有単量
体が適用できる。
【0015】(A)成分の調製の際に必要に応じて使用
するその他の単量体は、上記のイソシアネ−ト基含有単
量体、アクリル系単量体、水酸基含有単量体および下記
のアルコキシシラン基含有単量体以外の化合物であっ
て、1分子中に1個以上のラジカル重合性二重結合を有
する重合性化合物があげられ、例えば、メトキシブチル
アクリレ−ト、メトキシブチルメタクリレ−ト、メトキ
シエチルアクリレ−ト、メトキシエチルメタクリレ−ト
などの(メタ)アクリル酸と炭素数2〜18のアルコキ
シアルコ−ルとエステル化物であるアルコキシエステル
系単量体;N,N−ジメチルアミノエチルアクリレ−
ト、N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレ−ト、
N,N−ジエチルアミノエチルアクリレ−ト、N,N−
ジエチルアミノエチルメタクリレ−ト、N−t−ブチル
アミノエチルアクリレ−ト、N−t−ブチルアミノエチ
ルメタクリレ−ト、N,N−ジメチルアミノプロピルア
クリレ−ト、N,N−ジメチルアミノプロピルメタクリ
レ−トなどのアミノアクリル系単量体;アクリルアミ
ド、メタクリルアミド、N−メチルアクリルアミド、N
−メチルメタクリルアミド、N−エチルアクリルアミ
ド、N−エチルメタクリルアミド、N−ブチルアクリル
アミド、N−ブチルメタクリルアミド、N−ジメチルア
クリルアミド、N−ジメチルメタクリルアミドなどのア
クリルアミド系単量体;アクリル酸およびメタクリル酸
などのモノカルボン酸、マレイン酸、イタコン酸、フマ
ル酸、メサコン酸およびこれらの無水物やハ−フエステ
ル化などのカルボキシル基含有単量体;グリシジルアク
リレ−ト、グリシジルメタクリレ−トなどのグリシジル
基含有単量体;スチレン、α−メチルスチレン、ビニル
トルエン、アクリロニトリル、酢酸ビニル、塩化ビニ
ル;などがあげられる。
するその他の単量体は、上記のイソシアネ−ト基含有単
量体、アクリル系単量体、水酸基含有単量体および下記
のアルコキシシラン基含有単量体以外の化合物であっ
て、1分子中に1個以上のラジカル重合性二重結合を有
する重合性化合物があげられ、例えば、メトキシブチル
アクリレ−ト、メトキシブチルメタクリレ−ト、メトキ
シエチルアクリレ−ト、メトキシエチルメタクリレ−ト
などの(メタ)アクリル酸と炭素数2〜18のアルコキ
シアルコ−ルとエステル化物であるアルコキシエステル
系単量体;N,N−ジメチルアミノエチルアクリレ−
ト、N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレ−ト、
N,N−ジエチルアミノエチルアクリレ−ト、N,N−
ジエチルアミノエチルメタクリレ−ト、N−t−ブチル
アミノエチルアクリレ−ト、N−t−ブチルアミノエチ
ルメタクリレ−ト、N,N−ジメチルアミノプロピルア
クリレ−ト、N,N−ジメチルアミノプロピルメタクリ
レ−トなどのアミノアクリル系単量体;アクリルアミ
ド、メタクリルアミド、N−メチルアクリルアミド、N
−メチルメタクリルアミド、N−エチルアクリルアミ
ド、N−エチルメタクリルアミド、N−ブチルアクリル
アミド、N−ブチルメタクリルアミド、N−ジメチルア
クリルアミド、N−ジメチルメタクリルアミドなどのア
クリルアミド系単量体;アクリル酸およびメタクリル酸
などのモノカルボン酸、マレイン酸、イタコン酸、フマ
ル酸、メサコン酸およびこれらの無水物やハ−フエステ
ル化などのカルボキシル基含有単量体;グリシジルアク
リレ−ト、グリシジルメタクリレ−トなどのグリシジル
基含有単量体;スチレン、α−メチルスチレン、ビニル
トルエン、アクリロニトリル、酢酸ビニル、塩化ビニ
ル;などがあげられる。
【0016】(A)成分において、イソシアネ−ト基含
有単量体およびアクリル系単量体を必須成分とし、必要
に応じて水酸基含有単量体、その他の単量体を用いてな
る共重合は、それ自体既知の方法で行うことができる。
これらの単量体の構成比率は特に制限されず、目的に応
じて任意に選択できるが、イソシアネ−ト基含有単量体
とアクリル系単量体との合計固形分を基準に、前者は1
〜99重量%、好ましくは10〜50重量%、後者は9
9〜1重量%、好ましくは90〜50重量%が適してい
る。水酸基含有単量体は、得られる共重合体の水酸基価
が150mgKOH/g以下、特に40〜100mgK
OH/gの範囲に包含されるような比率が好ましい。そ
の他の単量体は、イソシアネ−ト基含有単量体とアクリ
ル系単量体との合計固形分100重量部あたり、10重
量部以下、特に0.5〜5重量部が適している。また、
該共重合体の数平均分子量は約4000〜約10000
0、特に約6000〜約30000が好ましい。
有単量体およびアクリル系単量体を必須成分とし、必要
に応じて水酸基含有単量体、その他の単量体を用いてな
る共重合は、それ自体既知の方法で行うことができる。
これらの単量体の構成比率は特に制限されず、目的に応
じて任意に選択できるが、イソシアネ−ト基含有単量体
とアクリル系単量体との合計固形分を基準に、前者は1
〜99重量%、好ましくは10〜50重量%、後者は9
9〜1重量%、好ましくは90〜50重量%が適してい
る。水酸基含有単量体は、得られる共重合体の水酸基価
が150mgKOH/g以下、特に40〜100mgK
OH/gの範囲に包含されるような比率が好ましい。そ
の他の単量体は、イソシアネ−ト基含有単量体とアクリ
ル系単量体との合計固形分100重量部あたり、10重
量部以下、特に0.5〜5重量部が適している。また、
該共重合体の数平均分子量は約4000〜約10000
0、特に約6000〜約30000が好ましい。
【0017】この共重合体の樹脂骨格には、1分子あた
り2個以上の遊離イソシアネ−ト基が懸垂しており、し
かも該イソシアネ−ト基はすべてオキシム類および(ま
たは)活性メチレン類でブロック(封鎖)されている。
り2個以上の遊離イソシアネ−ト基が懸垂しており、し
かも該イソシアネ−ト基はすべてオキシム類および(ま
たは)活性メチレン類でブロック(封鎖)されている。
【0018】オキシム類としては例えばホルムアミドオ
キシム、アセタルドオキシム、アセトキシム、メチルエ
チルケトオキシム、ジアセチルモノオキシム、ベンゾフ
ェノンオキシム、シクロヘキサンオキシムなどが、活性
メチレン類としてはマロン酸ジメチル、マロン酸ジエチ
ル、アセト酢酸エチル、アセト酢酸メチル、アセチルア
セトンなどがあげられ、これらは単独でもしくは2種以
上併用することができる。
キシム、アセタルドオキシム、アセトキシム、メチルエ
チルケトオキシム、ジアセチルモノオキシム、ベンゾフ
ェノンオキシム、シクロヘキサンオキシムなどが、活性
メチレン類としてはマロン酸ジメチル、マロン酸ジエチ
ル、アセト酢酸エチル、アセト酢酸メチル、アセチルア
セトンなどがあげられ、これらは単独でもしくは2種以
上併用することができる。
【0019】これらのブロック剤は、(A)成分を調製
するための上記単量体の共重合前のイソシアネ−ト基含
有単量体のすべてのイソシアネ−ト基に反応させてブロ
ックするか、または共重合後のアクリル樹脂骨格側鎖の
イソシアネ−ト基に反応させてブロックするか のいず
れかもしくは両方において行うことができる。
するための上記単量体の共重合前のイソシアネ−ト基含
有単量体のすべてのイソシアネ−ト基に反応させてブロ
ックするか、または共重合後のアクリル樹脂骨格側鎖の
イソシアネ−ト基に反応させてブロックするか のいず
れかもしくは両方において行うことができる。
【0020】オキシム類および活性メチレン類でブロッ
クされたイソシアネ−ト基は、比較的低温(65〜10
0℃)で解離して遊離のイソシアネ−ト基を再生すると
いう特徴を有している。
クされたイソシアネ−ト基は、比較的低温(65〜10
0℃)で解離して遊離のイソシアネ−ト基を再生すると
いう特徴を有している。
【0021】(B)成分:アルコキシシラン基を有する
アクリル樹脂であり、例えば、アルコキシシラン基含有
単量体およびアクリル系単量体を必須成分とし、必要に
応じて水酸基含有単量体、その他の単量体を用いて、こ
れらを共重合することにより調製できる。
アクリル樹脂であり、例えば、アルコキシシラン基含有
単量体およびアクリル系単量体を必須成分とし、必要に
応じて水酸基含有単量体、その他の単量体を用いて、こ
れらを共重合することにより調製できる。
【0022】アルコキシシラン基含有単量体は、1分子
中にアルコキシシラン基とラジカル重合性二重結合とを
それぞれ少なくとも1個有する化合物であり、例えば、
γ−(メタ)アクリロキシエチルトリメトキシシラン、
γ−(メタ)アクリロキシプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−(メタ)アクリロキシプロピルトリエトキシシ
ラン、γ−(メタ)アクリロキシプロピルトリプロポキ
シシラン、γ−(メタ)アクリロキシプロピルメチルジ
メトキシシラン、γ−(メタ)アクリロキシプロピルメ
チルジエトキシシラン、γ−(メタ)アクリロキシプロ
ピルメチルジプロポキシシラン、γ−(メタ)アクリロ
キシブチルフェニルジメトキシシラン、γ−(メタ)ア
クリロキシブチルフェニルジエトキシシラン、γ−(メ
タ)アクリロキシブチルフェニルジプロポキシシラン、
γ−(メタ)アクリロキシプロピルジメチルメトキシシ
ラン、γ−(メタ)アクリロキシプロピルジメチルエト
キシシラン、γ−(メタ)アクリロキシプロピルフェニ
ルメチルメトキシシラン、γ−(メタ)アクリロキシプ
ロピルフェニルメチルエトキシシランなどがあげられ
る。
中にアルコキシシラン基とラジカル重合性二重結合とを
それぞれ少なくとも1個有する化合物であり、例えば、
γ−(メタ)アクリロキシエチルトリメトキシシラン、
γ−(メタ)アクリロキシプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−(メタ)アクリロキシプロピルトリエトキシシ
ラン、γ−(メタ)アクリロキシプロピルトリプロポキ
シシラン、γ−(メタ)アクリロキシプロピルメチルジ
メトキシシラン、γ−(メタ)アクリロキシプロピルメ
チルジエトキシシラン、γ−(メタ)アクリロキシプロ
ピルメチルジプロポキシシラン、γ−(メタ)アクリロ
キシブチルフェニルジメトキシシラン、γ−(メタ)ア
クリロキシブチルフェニルジエトキシシラン、γ−(メ
タ)アクリロキシブチルフェニルジプロポキシシラン、
γ−(メタ)アクリロキシプロピルジメチルメトキシシ
ラン、γ−(メタ)アクリロキシプロピルジメチルエト
キシシラン、γ−(メタ)アクリロキシプロピルフェニ
ルメチルメトキシシラン、γ−(メタ)アクリロキシプ
ロピルフェニルメチルエトキシシランなどがあげられ
る。
【0023】アクリル系単量体は、(メタ)アクリル酸
と炭素数1〜22の1価アルコ−ルとのモノエステル化
物であり、上記の(A)成分の説明で例示したものが適
用できる。
と炭素数1〜22の1価アルコ−ルとのモノエステル化
物であり、上記の(A)成分の説明で例示したものが適
用できる。
【0024】(B)成分の調製の際に必要に応じて使用
する水酸基含有単量体、その他の単量体に関し、水酸基
含有単量体は1分子中に水酸基とラジカル重合性二重結
合とをそれぞれ1個以上有する化合物であり、その他の
単量体は、上記のアルコキシシラン基含有単量体、アク
リル系単量体、水酸基含有単量体およびイソシアネ−ト
基含有単量体以外の化合物であって、1分子中に1個以
上のラジカル重合性二重結合を有する重合性化合物であ
る。これらの水酸基含有単量体およびその他の単量体と
しては、上記の(A)成分の説明で例示したものが適用
できる。
する水酸基含有単量体、その他の単量体に関し、水酸基
含有単量体は1分子中に水酸基とラジカル重合性二重結
合とをそれぞれ1個以上有する化合物であり、その他の
単量体は、上記のアルコキシシラン基含有単量体、アク
リル系単量体、水酸基含有単量体およびイソシアネ−ト
基含有単量体以外の化合物であって、1分子中に1個以
上のラジカル重合性二重結合を有する重合性化合物であ
る。これらの水酸基含有単量体およびその他の単量体と
しては、上記の(A)成分の説明で例示したものが適用
できる。
【0025】(B)成分において、アルコキシシラン基
含有単量体およびアクリル系単量体を必須成分とし、必
要に応じて水酸基含有単量体、その他の単量体を用いて
なる共重合は、それ自体既知の方法で行うことができ
る。これらの単量体の構成比率は特に制限されず、目的
に応じて任意に選択できるが、アルコキシシラン基含有
単量体とアクリル系単量体との合計固形分を基準に、前
者は1〜99重量%、好ましくは5〜40重量%、後者
は99〜1重量%、好ましくは95〜60重量%が適し
ている。水酸基含有単量体は、得られる共重合体の水酸
基価が150mgKOH/g以下、特に40〜100m
gKOH/gの範囲に包含されるような比率が好まし
い。その他の単量体は、アルコキシシラン基含有単量体
とアクリル系単量体との合計固形分100重量部あた
り、10重量部以下、特に0.5〜5重量部が適してい
る。また、該共重合体の数平均分子量は約4000〜約
100000、特に約6000〜約30000が好まし
い。
含有単量体およびアクリル系単量体を必須成分とし、必
要に応じて水酸基含有単量体、その他の単量体を用いて
なる共重合は、それ自体既知の方法で行うことができ
る。これらの単量体の構成比率は特に制限されず、目的
に応じて任意に選択できるが、アルコキシシラン基含有
単量体とアクリル系単量体との合計固形分を基準に、前
者は1〜99重量%、好ましくは5〜40重量%、後者
は99〜1重量%、好ましくは95〜60重量%が適し
ている。水酸基含有単量体は、得られる共重合体の水酸
基価が150mgKOH/g以下、特に40〜100m
gKOH/gの範囲に包含されるような比率が好まし
い。その他の単量体は、アルコキシシラン基含有単量体
とアクリル系単量体との合計固形分100重量部あた
り、10重量部以下、特に0.5〜5重量部が適してい
る。また、該共重合体の数平均分子量は約4000〜約
100000、特に約6000〜約30000が好まし
い。
【0026】本組成物1において、(A)成分および
(B)成分のいずれかもしくは両方に水酸基を有してい
ることが必要である。例えば、水酸基が両成分のいずれ
かのみに有している系では、当該成分の水酸基価は15
0mgKOH/g以下、特に60〜120mgKOH/
gの範囲が好ましく、両成分に有している系では、その
合計の水酸基価が120mgKOH/g以下、特に40
〜100mgKOH/gの範囲であることが好ましい。
(B)成分のいずれかもしくは両方に水酸基を有してい
ることが必要である。例えば、水酸基が両成分のいずれ
かのみに有している系では、当該成分の水酸基価は15
0mgKOH/g以下、特に60〜120mgKOH/
gの範囲が好ましく、両成分に有している系では、その
合計の水酸基価が120mgKOH/g以下、特に40
〜100mgKOH/gの範囲であることが好ましい。
【0027】本組成物1において、(A)成分と(B)
成分との構成比率は、該両成分の合計固形分に基づき、
前者は10〜70重量%、特に20〜50重量%、後者
は30〜90重量%、特に50〜80重量%が適してい
る。
成分との構成比率は、該両成分の合計固形分に基づき、
前者は10〜70重量%、特に20〜50重量%、後者
は30〜90重量%、特に50〜80重量%が適してい
る。
【0028】(C)成分:有機すず系触媒および酸系触
媒であり、ブロックイソシアネ−ト基およびアルコキシ
シラン基の解離を促進するのに有効である。
媒であり、ブロックイソシアネ−ト基およびアルコキシ
シラン基の解離を促進するのに有効である。
【0029】有機すず系触媒は、例えば、テトラブチル
錫、塩化トリブチル錫、二塩化ジブチル錫、三塩化ブチ
ル錫、トリブチル錫−O−フェノレ−ト、トリブチル錫
シアネ−ト、オクチル酸錫、オレイン酸錫、ジブチル錫
アセテ−ト、ジブチル錫ジ(2−エチルヘキシレ−
ト)、ジベンジル錫ジ(2−エチルヘキシレ−ト)、ジ
ブチル錫ジラウレ−ト、ジブチル錫ジイソオクチルマレ
エ−ト、ジブチル錫スルフィド、ジブチル錫ジブトキシ
ド、ジブチル錫ビス(O−フェニルフェノレ−ト)、ジ
ブチル錫ビス(アセチルアセトネ−ト)、ジ(2−エチ
ルヘキシル)錫オキシドなどがあげられる。 さらに、
下記一般式 (式中、Rは同一又は異なるアルキル基、Xは同一又は
異なるハロゲン原子、水酸基、アルコキシ基又はアシル
オキシ基を示す。) で表わされる有機スズ化合物も用いることができる。か
かる一般式で示される有機スズ化合物の具体例として、
例えば、テトラ−n−ブチル−1,3−ジアセチルオキ
シジスタノキサン、テトラ−n−プロピル−1,3−ジ
アセチルオキシジスタノキサン、テトラ−n−プロピル
−1−クロロ−3−ヒドロキシジスタノキサン、テトラ
−n−ブチル−1−クロロ−3−ヒドロキシジスタノキ
サン、テトラメチル−1,3−ジアセチルオキシジスタ
ノキサン、テトラメチル−1−クロロ−3−アセチルオ
キシジスタノキサン、テトラ−n−ブチル−1,3−ジ
ホルミルオキシジスタノキサン、テトラ−n−ブチル−
1,3−ジアクリルオキシジスタノキサン、テトラ−n
−ブチルー1,3−ジラウリルオキシジスタノキサン、
テトラ−n−ブチル−1,3−ジオレイルオキシジスタ
ノキサン、テトラ−n−ブチル−1,3−ジステアリル
オキシジスタノキサン、テトラ−n−ブチル−1,3−
ジフェニルアセチルオキシジスタノキサン、テトラ−n
−ブチル−1,3−ジイソシアノジスタノキサン、テト
ラ−n−ブチル−1−アセチルオキシー3−ヒドロキシ
ジスタノキサン、テトラ−n−プロピル−1−アセチル
オキシ−3−ヒドロキシジスタノキサン、テトラメタイ
ル−1−アセチルオキシ−3−ヒドロキシジスタノキサ
ン、テトラ−n−ブチル−1,3−ジクロロジスタノキ
サン、テトラメチル−1,3−ジクロロジスタノキサ
ン、テトラ−n−ブチル−1,3−ジプロポキシジスタ
ノキサン、テトラ−n−プロピル−1,3−ジプロポキ
シジスタノキサン、テトラ−n−ブチル−1−プロポキ
シ−3−アセチルオキシジスタノキサン、テトラ−n−
プロピル−1−ヒドロキシ−3−エトキシジスタノキサ
ン、1,1−ジブチル−3,3−ジプロピル−1−ヒド
ロキシ−3−アセチルオキシジスタノキサン、1,3−
ジプロピル−1,3−ジブチル−1−クロロ−3−ヒド
ロキシジスタノキサンなどをあげることができる。
錫、塩化トリブチル錫、二塩化ジブチル錫、三塩化ブチ
ル錫、トリブチル錫−O−フェノレ−ト、トリブチル錫
シアネ−ト、オクチル酸錫、オレイン酸錫、ジブチル錫
アセテ−ト、ジブチル錫ジ(2−エチルヘキシレ−
ト)、ジベンジル錫ジ(2−エチルヘキシレ−ト)、ジ
ブチル錫ジラウレ−ト、ジブチル錫ジイソオクチルマレ
エ−ト、ジブチル錫スルフィド、ジブチル錫ジブトキシ
ド、ジブチル錫ビス(O−フェニルフェノレ−ト)、ジ
ブチル錫ビス(アセチルアセトネ−ト)、ジ(2−エチ
ルヘキシル)錫オキシドなどがあげられる。 さらに、
下記一般式 (式中、Rは同一又は異なるアルキル基、Xは同一又は
異なるハロゲン原子、水酸基、アルコキシ基又はアシル
オキシ基を示す。) で表わされる有機スズ化合物も用いることができる。か
かる一般式で示される有機スズ化合物の具体例として、
例えば、テトラ−n−ブチル−1,3−ジアセチルオキ
シジスタノキサン、テトラ−n−プロピル−1,3−ジ
アセチルオキシジスタノキサン、テトラ−n−プロピル
−1−クロロ−3−ヒドロキシジスタノキサン、テトラ
−n−ブチル−1−クロロ−3−ヒドロキシジスタノキ
サン、テトラメチル−1,3−ジアセチルオキシジスタ
ノキサン、テトラメチル−1−クロロ−3−アセチルオ
キシジスタノキサン、テトラ−n−ブチル−1,3−ジ
ホルミルオキシジスタノキサン、テトラ−n−ブチル−
1,3−ジアクリルオキシジスタノキサン、テトラ−n
−ブチルー1,3−ジラウリルオキシジスタノキサン、
テトラ−n−ブチル−1,3−ジオレイルオキシジスタ
ノキサン、テトラ−n−ブチル−1,3−ジステアリル
オキシジスタノキサン、テトラ−n−ブチル−1,3−
ジフェニルアセチルオキシジスタノキサン、テトラ−n
−ブチル−1,3−ジイソシアノジスタノキサン、テト
ラ−n−ブチル−1−アセチルオキシー3−ヒドロキシ
ジスタノキサン、テトラ−n−プロピル−1−アセチル
オキシ−3−ヒドロキシジスタノキサン、テトラメタイ
ル−1−アセチルオキシ−3−ヒドロキシジスタノキサ
ン、テトラ−n−ブチル−1,3−ジクロロジスタノキ
サン、テトラメチル−1,3−ジクロロジスタノキサ
ン、テトラ−n−ブチル−1,3−ジプロポキシジスタ
ノキサン、テトラ−n−プロピル−1,3−ジプロポキ
シジスタノキサン、テトラ−n−ブチル−1−プロポキ
シ−3−アセチルオキシジスタノキサン、テトラ−n−
プロピル−1−ヒドロキシ−3−エトキシジスタノキサ
ン、1,1−ジブチル−3,3−ジプロピル−1−ヒド
ロキシ−3−アセチルオキシジスタノキサン、1,3−
ジプロピル−1,3−ジブチル−1−クロロ−3−ヒド
ロキシジスタノキサンなどをあげることができる。
【0030】また、酸触媒として、例えば、ドデシルベ
ンゼンスルホン酸、パラトルエンスルホン酸、ジノニル
ナフタレンスルホン酸、ジノニルナフタレンジスルホン
酸、トリフルオロスルホン酸などの有機スルホン酸化合
物;リン酸モノブチル、リン酸ジブチル、モノイソプロ
ピルホスヘイト、ジイソプロピルホスヘイト、モノブチ
ルホスヘイト、ジブチルホスヘイト、モノオクチルホス
ヘイト、ジオクチルホスヘイト、モノデシルホスヘイ
ト、ジデシルホスヘイト、メタリン酸、オルソリン酸、
ピロピン酸、トリメチルホスヘイト、トリエチルホスヘ
イト、トリブチルホスヘイト、トリオクチルホスヘイ
ト、トリブトキシエチルホスヘイト、トリス・クロロエ
チルホスヘイト、トリフェニルホスヘイト、トリクレジ
ルホスヘイトなどのリン酸系化合物;などがあげられ
る。
ンゼンスルホン酸、パラトルエンスルホン酸、ジノニル
ナフタレンスルホン酸、ジノニルナフタレンジスルホン
酸、トリフルオロスルホン酸などの有機スルホン酸化合
物;リン酸モノブチル、リン酸ジブチル、モノイソプロ
ピルホスヘイト、ジイソプロピルホスヘイト、モノブチ
ルホスヘイト、ジブチルホスヘイト、モノオクチルホス
ヘイト、ジオクチルホスヘイト、モノデシルホスヘイ
ト、ジデシルホスヘイト、メタリン酸、オルソリン酸、
ピロピン酸、トリメチルホスヘイト、トリエチルホスヘ
イト、トリブチルホスヘイト、トリオクチルホスヘイ
ト、トリブトキシエチルホスヘイト、トリス・クロロエ
チルホスヘイト、トリフェニルホスヘイト、トリクレジ
ルホスヘイトなどのリン酸系化合物;などがあげられ
る。
【0031】(C)成分として、これらの有機すず系触
媒および酸系触媒から選ばれた1種もしくは2種以上が
使用でき、(A)成分と(B)成分との合計固形分10
0重量部あたり、0.1〜3重量部、特に0.5〜2重
量部の範囲内が好ましく、この程度の使用量であれば、
貯蔵安定性を低下させることは殆どない。
媒および酸系触媒から選ばれた1種もしくは2種以上が
使用でき、(A)成分と(B)成分との合計固形分10
0重量部あたり、0.1〜3重量部、特に0.5〜2重
量部の範囲内が好ましく、この程度の使用量であれば、
貯蔵安定性を低下させることは殆どない。
【0032】本組成物1は、(A)成分、(B)成分お
よび(C)成分を含有し、さらに必要に応じて、ソリッ
ドカラ−顔料、メタリック顔料、体質顔料、紫外線吸収
剤、沈降防止剤、表面調整剤などと共に有機溶剤に混合
分散せしめることにより調製できる。
よび(C)成分を含有し、さらに必要に応じて、ソリッ
ドカラ−顔料、メタリック顔料、体質顔料、紫外線吸収
剤、沈降防止剤、表面調整剤などと共に有機溶剤に混合
分散せしめることにより調製できる。
【0033】本組成物2は、(A)オキシム類および
(または)活性メチレン類でブロックされたイソシアネ
−ト基が懸垂しているアクリル樹脂、(B)アルコキシ
シラン基を有するアクリル樹脂、(D)水酸基含有樹脂
および(C)有機すず系触媒および酸系触媒から選ばれ
た触媒を含有することを特徴とする塗料組成物である。
本組成物2で使用する(A)成分および(B)成分は、
その樹脂骨格中に原則として水酸基を有していない。し
たがって、該両成分は、「水酸基を有していない」こと
を除いて、本組成物1の(A)成分および(B)成分と
同様にして調製できる。
(または)活性メチレン類でブロックされたイソシアネ
−ト基が懸垂しているアクリル樹脂、(B)アルコキシ
シラン基を有するアクリル樹脂、(D)水酸基含有樹脂
および(C)有機すず系触媒および酸系触媒から選ばれ
た触媒を含有することを特徴とする塗料組成物である。
本組成物2で使用する(A)成分および(B)成分は、
その樹脂骨格中に原則として水酸基を有していない。し
たがって、該両成分は、「水酸基を有していない」こと
を除いて、本組成物1の(A)成分および(B)成分と
同様にして調製できる。
【0034】例えば、本組成物2の(A)成分は、例え
ば、イソシアネ−ト基含有単量体およびアクリル系単量
体を必須成分とし、必要に応じてその他の単量体(水酸
基含有単量体は含まれない)を用いてなる単量体成分を
共重合し、かつこの共重合前もしくは共重合後に該イソ
シアネ−ト基をオキシム類および(または)活性メチレ
ン類でブロックすることにより調製できる。これらの各
単量体は上記本組成物1で説明したものが使用でき、共
重合反応はそれ自体既知の方法で行うことができる。こ
れらの単量体の構成比率は特に制限されず、目的に応じ
て任意に選択できるが、イソシアネ−ト基含有単量体と
アクリル系単量体との合計固形分を基準に、前者は1〜
99重量%、好ましくは5〜40重量%、後者は99〜
1重量%、好ましくは95〜60重量%が適している。
その他の単量体は、イソシアネ−ト基含有単量体とアク
リル系単量体との合計固形分100重量部あたり、10
重量部以下、特に0.5〜5重量部が適している。ま
た、該共重合体の数平均分子量は約4000〜約100
000、特に約6000〜約30000が好ましい。こ
の共重合体の樹脂骨格には、1分子あたり2個以上の遊
離イソシアネ−ト基が懸垂しており、しかも該イソシア
ネ−ト基のすべては上記のオキシム類および(または)
活性メチレン類でブロック(封鎖)されている。
ば、イソシアネ−ト基含有単量体およびアクリル系単量
体を必須成分とし、必要に応じてその他の単量体(水酸
基含有単量体は含まれない)を用いてなる単量体成分を
共重合し、かつこの共重合前もしくは共重合後に該イソ
シアネ−ト基をオキシム類および(または)活性メチレ
ン類でブロックすることにより調製できる。これらの各
単量体は上記本組成物1で説明したものが使用でき、共
重合反応はそれ自体既知の方法で行うことができる。こ
れらの単量体の構成比率は特に制限されず、目的に応じ
て任意に選択できるが、イソシアネ−ト基含有単量体と
アクリル系単量体との合計固形分を基準に、前者は1〜
99重量%、好ましくは5〜40重量%、後者は99〜
1重量%、好ましくは95〜60重量%が適している。
その他の単量体は、イソシアネ−ト基含有単量体とアク
リル系単量体との合計固形分100重量部あたり、10
重量部以下、特に0.5〜5重量部が適している。ま
た、該共重合体の数平均分子量は約4000〜約100
000、特に約6000〜約30000が好ましい。こ
の共重合体の樹脂骨格には、1分子あたり2個以上の遊
離イソシアネ−ト基が懸垂しており、しかも該イソシア
ネ−ト基のすべては上記のオキシム類および(または)
活性メチレン類でブロック(封鎖)されている。
【0035】本組成物2で使用する(B)成分は、アル
コキシシラン基を有するアクリル樹脂であり、例えば、
アルコキシシラン基含有単量体およびアクリル系単量体
を必須成分とし、必要に応じてその他の単量体(水酸基
含有単量体は含まれない)を用いてなる単量体成分を共
重合することにより調製できる。
コキシシラン基を有するアクリル樹脂であり、例えば、
アルコキシシラン基含有単量体およびアクリル系単量体
を必須成分とし、必要に応じてその他の単量体(水酸基
含有単量体は含まれない)を用いてなる単量体成分を共
重合することにより調製できる。
【0036】アルコキシシラン基含有単量体、アクリル
系単量体およびその他の単量体としては、上記組成物1
で説明したものが使用でき、これらをそれ自体既知の方
法で共重合することにより(B)成分が得られる。これ
らの単量体の構成比率は特に制限されず、目的に応じて
任意に選択できるが、アルコキシシラン基含有単量体と
アクリル系単量体との合計固形分を基準に、前者は1〜
99重量%、好ましくは5〜40重量%、後者は99〜
1重量%、好ましくは95〜60重量%が適している。
その他の単量体は、アルコキシシラン基含有単量体とア
クリル系単量体との合計固形分100重量部あたり、1
0重量部以下、特に0.5〜5重量部が適している。ま
た、該共重合体の数平均分子量は約4000〜約100
000、特に約6000〜約30000が好ましい。
系単量体およびその他の単量体としては、上記組成物1
で説明したものが使用でき、これらをそれ自体既知の方
法で共重合することにより(B)成分が得られる。これ
らの単量体の構成比率は特に制限されず、目的に応じて
任意に選択できるが、アルコキシシラン基含有単量体と
アクリル系単量体との合計固形分を基準に、前者は1〜
99重量%、好ましくは5〜40重量%、後者は99〜
1重量%、好ましくは95〜60重量%が適している。
その他の単量体は、アルコキシシラン基含有単量体とア
クリル系単量体との合計固形分100重量部あたり、1
0重量部以下、特に0.5〜5重量部が適している。ま
た、該共重合体の数平均分子量は約4000〜約100
000、特に約6000〜約30000が好ましい。
【0037】本組成物2で使用する(C)成分(有機す
ず系触媒および酸系触媒)は、上記組成物1で説明した
ものが使用できる。
ず系触媒および酸系触媒)は、上記組成物1で説明した
ものが使用できる。
【0038】また、本組成物2で使用する(D)成分
は、水酸基含有樹脂であり、水酸基含有単量体を必須成
分とし、必要に応じてアクリル系単量体およびその他の
単量体を用いてなる単量体成分を共重合ことにより調製
できる。これらの各単量体は上記本組成物1で説明した
ものが使用でき、共重合反応はそれ自体既知の方法で行
うことができる。これらの単量体の構成比率は特に制限
されず、目的に応じて任意に選択できるが、水酸基含有
単量体の使用量は、該共重合体(D成分)の水酸基価が
30〜150mgKOH/g、好ましくは60〜120
mgKOH/gの範囲内に包含される程度が適してお
り、また数平均分子量は約4000〜約100000、
特に約6000〜約30000が好ましい。
は、水酸基含有樹脂であり、水酸基含有単量体を必須成
分とし、必要に応じてアクリル系単量体およびその他の
単量体を用いてなる単量体成分を共重合ことにより調製
できる。これらの各単量体は上記本組成物1で説明した
ものが使用でき、共重合反応はそれ自体既知の方法で行
うことができる。これらの単量体の構成比率は特に制限
されず、目的に応じて任意に選択できるが、水酸基含有
単量体の使用量は、該共重合体(D成分)の水酸基価が
30〜150mgKOH/g、好ましくは60〜120
mgKOH/gの範囲内に包含される程度が適してお
り、また数平均分子量は約4000〜約100000、
特に約6000〜約30000が好ましい。
【0039】本組成物2において、(A)成分と(B)
成分との構成比率は、該両成分の合計固形分に基づき、
前者は10〜70重量%、特に20〜50重量%、後者
は30〜90重量%、特に50〜80重量%が適してい
る。また、(C)成分は、(A)成分と(B)成分との
合計固形分100重量部あたり、0.1〜3重量部、特
に0.5〜2重量部の範囲内が好ましく、この程度の使
用量であれば、貯蔵安定性を低下させることは殆どな
い。(D)成分は、(A)成分と(B)成分との合計固
形分100重量部あたり、30〜300重量部、特に5
0〜150重量部の範囲内が好ましく本組成物2は、
(A)成分、(B)成分、(C)成分および(D)成分
を含有し、さらに必要に応じて、ソリッドカラ−顔料、
メタリック顔料、体質顔料、紫外線吸収剤、沈降防止
剤、表面調整剤などと共に有機溶剤に混合分散せしめる
ことにより調製できる。
成分との構成比率は、該両成分の合計固形分に基づき、
前者は10〜70重量%、特に20〜50重量%、後者
は30〜90重量%、特に50〜80重量%が適してい
る。また、(C)成分は、(A)成分と(B)成分との
合計固形分100重量部あたり、0.1〜3重量部、特
に0.5〜2重量部の範囲内が好ましく、この程度の使
用量であれば、貯蔵安定性を低下させることは殆どな
い。(D)成分は、(A)成分と(B)成分との合計固
形分100重量部あたり、30〜300重量部、特に5
0〜150重量部の範囲内が好ましく本組成物2は、
(A)成分、(B)成分、(C)成分および(D)成分
を含有し、さらに必要に応じて、ソリッドカラ−顔料、
メタリック顔料、体質顔料、紫外線吸収剤、沈降防止
剤、表面調整剤などと共に有機溶剤に混合分散せしめる
ことにより調製できる。
【0040】本組成物1および本組成物2は、自動車外
板部のプラスチック部(例えば、バンパ−、ミラ−、ス
ポイラ−、サイドモ−ル、グリルなど)の上塗り塗料と
して使用することが好ましい。例えば、これらのプラス
チック部に直接、もしくは下塗り塗料、さらに中塗り塗
料を塗装し、硬化させたのち、粘度10〜30秒/フォ
−ドカップ#4/20℃、固形分含有率30〜70重量
%に調整した本組成物1および本組成物2を静電塗装、
エアレススプレ−、エアスプレ−などにより、硬化塗膜
で10〜40μmの膜厚になるように塗装し、該塗膜を
70〜100℃で10〜40分加熱することにより硬化
することができる。本組成物1および本組成物2による
形成塗膜は、クリヤ塗膜、ソリッドカラ−塗膜、光干渉
塗膜、メタリック塗膜などが包含されている。
板部のプラスチック部(例えば、バンパ−、ミラ−、ス
ポイラ−、サイドモ−ル、グリルなど)の上塗り塗料と
して使用することが好ましい。例えば、これらのプラス
チック部に直接、もしくは下塗り塗料、さらに中塗り塗
料を塗装し、硬化させたのち、粘度10〜30秒/フォ
−ドカップ#4/20℃、固形分含有率30〜70重量
%に調整した本組成物1および本組成物2を静電塗装、
エアレススプレ−、エアスプレ−などにより、硬化塗膜
で10〜40μmの膜厚になるように塗装し、該塗膜を
70〜100℃で10〜40分加熱することにより硬化
することができる。本組成物1および本組成物2による
形成塗膜は、クリヤ塗膜、ソリッドカラ−塗膜、光干渉
塗膜、メタリック塗膜などが包含されている。
【0041】本組成物1および本組成物2の塗膜を70
〜100℃で10〜40分加熱すると、(C)成分の存
在下で、(A)成分のオキシム類および活性メチレン類
などのブロック剤が解離し、遊離イソシアネ−ト基を再
生して、系中の水酸基とウレタン化架橋反応すると同時
に、(B)成分のアルコキシシラン基が加水分解し、同
基同志による架橋反応が平行して行われると推察してい
る。
〜100℃で10〜40分加熱すると、(C)成分の存
在下で、(A)成分のオキシム類および活性メチレン類
などのブロック剤が解離し、遊離イソシアネ−ト基を再
生して、系中の水酸基とウレタン化架橋反応すると同時
に、(B)成分のアルコキシシラン基が加水分解し、同
基同志による架橋反応が平行して行われると推察してい
る。
【0042】
1.本発明の塗料組成物は、遊離イソシアネ−ト基がブ
ロックされているので室温で架橋反応することがなく、
貯蔵安定性がすぐれ、1液型である。
ロックされているので室温で架橋反応することがなく、
貯蔵安定性がすぐれ、1液型である。
【0043】2.(A)成分の遊離イソシアネ−ト基を
ブロックしているオキシム類または活性メチレン類は
(C)成分の存在下で70〜100℃で解離するので、
低温硬化性がすぐれている。
ブロックしているオキシム類または活性メチレン類は
(C)成分の存在下で70〜100℃で解離するので、
低温硬化性がすぐれている。
【0044】3.(B)成分のアルコキシシラン基は、
(C)成分の存在下で、70〜100℃で加水分解する
ので、低温硬化性がすぐれている。
(C)成分の存在下で、70〜100℃で加水分解する
ので、低温硬化性がすぐれている。
【0045】以下に、本発明に関する実施例および比較
例について説明する。部、%はいずれも重量に基いてい
る。
例について説明する。部、%はいずれも重量に基いてい
る。
【0046】1.試料の調製 1)(A)活性メチレン類でブロックされたイソシアネ
−ト基が懸垂しているアクリル樹脂 (A−1):撹拌機、温度計、還流冷却機の備わった通
常のアクリル樹脂反応槽に、「スワゾ−ル1000」
(コスモ石油(株)製、商品名、芳香族炭化水素系溶
剤)50部を仕込み撹拌しながら加熱し、130℃に達
してから、下記の単量体混合物を3時間かけて滴下し
た。
−ト基が懸垂しているアクリル樹脂 (A−1):撹拌機、温度計、還流冷却機の備わった通
常のアクリル樹脂反応槽に、「スワゾ−ル1000」
(コスモ石油(株)製、商品名、芳香族炭化水素系溶
剤)50部を仕込み撹拌しながら加熱し、130℃に達
してから、下記の単量体混合物を3時間かけて滴下し
た。
【0047】 スチレン 30部 n−ブチルアクリレ−ト 20部 n−ブチルメタクリレ−ト 20部 メタクリロイルイソシアネ−ト 30部 α,α´−アゾビスイソブチロニトリル 6部 上記単量体混合物を滴下後、さらに130℃で30分間
保持してから、アゾビスジメチルバレロニトリル0.5
部とスワゾ−ル1000 10部との混合物を1時間を
要して滴下した。その後、125℃で1時間保持したま
ま撹拌を続けてから冷却した。この共重合体の数平均分
子量は約15000である。
保持してから、アゾビスジメチルバレロニトリル0.5
部とスワゾ−ル1000 10部との混合物を1時間を
要して滴下した。その後、125℃で1時間保持したま
ま撹拌を続けてから冷却した。この共重合体の数平均分
子量は約15000である。
【0048】このものに、マロン酸ジエチル15部、ア
セト酢酸エチル10部および28%ナトリウムメチラ−
ト溶液0.5部からなる混合物を室温で徐々に添加し
た。その後、60℃で6時間反応を行ったのち、n−ブ
タノ−ル15部を添加、十分撹拌し、樹脂分55%のブ
ロックされたイソシアネ−ト基が懸垂しているアクリル
樹脂溶液(A−1)を得た。
セト酢酸エチル10部および28%ナトリウムメチラ−
ト溶液0.5部からなる混合物を室温で徐々に添加し
た。その後、60℃で6時間反応を行ったのち、n−ブ
タノ−ル15部を添加、十分撹拌し、樹脂分55%のブ
ロックされたイソシアネ−ト基が懸垂しているアクリル
樹脂溶液(A−1)を得た。
【0049】(B)アルコキシシラン基を有するアクリ
ル樹脂 (B−1):上記の(A−1)に準じ下記単量体混合物
を使用して、アルコキシシラン基を有するアクリル樹脂
(B−1)を得た。この共重合体の数平均分子量は約1
8000である。
ル樹脂 (B−1):上記の(A−1)に準じ下記単量体混合物
を使用して、アルコキシシラン基を有するアクリル樹脂
(B−1)を得た。この共重合体の数平均分子量は約1
8000である。
【0050】 スチレン 30部 n−ブチルアクリレ−ト 5部 n−ブチルメタクリレ−ト 25部 2−ヒドロキシエチルアクリレ−ト 20部 γ−メタクリロキシプロピルメトキシシラン 20部 (B−2):上記の(A−1)に準じ下記単量体混合物
を使用して、アルコキシシラン基を有するアクリル樹脂
(B−2)を得た。この共重合体の数平均分子量は約1
6000である。
を使用して、アルコキシシラン基を有するアクリル樹脂
(B−2)を得た。この共重合体の数平均分子量は約1
6000である。
【0051】 スチレン 30部 n−ブチルアクリレ−ト 25部 n−ブチルメタクリレ−ト 25部 γ−メタクリロキシプロピルメトキシシラン 20部 (D)水酸基含有樹脂 (D−1):上記の(A−1)に準じ下記単量体混合物
を使用して、水酸基含有樹脂(D−1)を得た。この共
重合体の数平均分子量は約17000である。 スチレン 30部 n−ブチルアクリレ−ト 25部 n−ブチルメタクリレ−ト 25部 2−ヒドロキシエチルアクリレ−ト 20部 アクリル酸 1部 2.実施例および比較例 上記の成分を表1に示した比率(固形分比)で配合して
本発明組成物および比較用組成物を得た。つぎにこれら
の各組成物に、キシロ−ル/n−ブタノ−ル=9/1
(重量比)からなる混合溶剤を加えて粘度20秒/フォ
−ドカップ#4/20℃に調整した。
を使用して、水酸基含有樹脂(D−1)を得た。この共
重合体の数平均分子量は約17000である。 スチレン 30部 n−ブチルアクリレ−ト 25部 n−ブチルメタクリレ−ト 25部 2−ヒドロキシエチルアクリレ−ト 20部 アクリル酸 1部 2.実施例および比較例 上記の成分を表1に示した比率(固形分比)で配合して
本発明組成物および比較用組成物を得た。つぎにこれら
の各組成物に、キシロ−ル/n−ブタノ−ル=9/1
(重量比)からなる混合溶剤を加えて粘度20秒/フォ
−ドカップ#4/20℃に調整した。
【0052】
【表1】
【0053】3.性能試験結果 JIS K6873に規定されるABS樹脂板の表面を
イソプロパノ−ルを含浸させたガ−ゼで軽く脱脂してか
ら、その表面に上記の実施例および比較例で得た組成物
をエア−スプレ−ガン(岩田塗装機(株)製、商品名、
「IwataWinder88」)を使用して、硬化塗
膜で約40μmの膜厚になるように塗装し、室温で10
分間セッティングしたのち、電気熱風乾燥機で80℃で
30分加熱して塗膜を硬化させた。この硬化塗膜につい
て各種の性能試験を行ない、その結果を表1に併記し
た。
イソプロパノ−ルを含浸させたガ−ゼで軽く脱脂してか
ら、その表面に上記の実施例および比較例で得た組成物
をエア−スプレ−ガン(岩田塗装機(株)製、商品名、
「IwataWinder88」)を使用して、硬化塗
膜で約40μmの膜厚になるように塗装し、室温で10
分間セッティングしたのち、電気熱風乾燥機で80℃で
30分加熱して塗膜を硬化させた。この硬化塗膜につい
て各種の性能試験を行ない、その結果を表1に併記し
た。
【0054】試験項目とその試験方法は下記のとおりで
ある。
ある。
【0055】耐溶剤性:キシレンを含浸したガ−ゼを塗
面に押し付けながら8往復させた後の塗面を観察した。
○は異常なし、×は塗膜が溶解したことを示す。
面に押し付けながら8往復させた後の塗面を観察した。
○は異常なし、×は塗膜が溶解したことを示す。
【0056】耐水性:試験板を40℃の温水に10日間
浸漬した後の塗面を観察した。○は異常なし、×は塗膜
が白化し、かつフクレが発生したことを示す。
浸漬した後の塗面を観察した。○は異常なし、×は塗膜
が白化し、かつフクレが発生したことを示す。
【0057】ゲル分率:ブリキ板に上記実施例および比
較例で得た組成物を硬化塗膜で約40μmの膜厚になる
ように塗装し、電気熱風乾燥機で80℃で30分加熱し
て塗膜を硬化させた。ついで、水銀を用いてこの硬化塗
膜を剥離し、アセトン/メタノ−ル=1/1(重量比)
の溶剤の沸点温度で8時間抽出した後の塗膜残存率を調
べた。単位は重量%である。
較例で得た組成物を硬化塗膜で約40μmの膜厚になる
ように塗装し、電気熱風乾燥機で80℃で30分加熱し
て塗膜を硬化させた。ついで、水銀を用いてこの硬化塗
膜を剥離し、アセトン/メタノ−ル=1/1(重量比)
の溶剤の沸点温度で8時間抽出した後の塗膜残存率を調
べた。単位は重量%である。
【0058】貯蔵性:実施例および比較例で得た組成物
を密閉状態で40℃において10日間貯蔵した後の組成
物の状態を観察した。○は異常なし、×はゲル化が発生
したことを示す。
を密閉状態で40℃において10日間貯蔵した後の組成
物の状態を観察した。○は異常なし、×はゲル化が発生
したことを示す。
【0059】表1において、(C−1)はジブチル錫ア
セテ−ト、(C−2)ジブチルホスヘイトである。
セテ−ト、(C−2)ジブチルホスヘイトである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08G 77/442 C08G 77/442 C08L 83/04 C08L 83/04 (72)発明者 湯川 嘉之 神奈川県平塚市東八幡4丁目17番1号 関 西ペイント株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】(A)オキシム類および(または)活性メ
チレン類でブロックされたイソシアネ−ト基が懸垂して
いるアクリル樹脂、(B)アルコキシシラン基を有する
アクリル樹脂、および(C)有機すず系触媒および酸系
触媒から選ばれた触媒を含有し、かつ該(A)および
(B)成分のいずれかもしくは両方に水酸基を有するこ
とを特徴とする塗料組成物。 - 【請求項2】(A)オキシム類および(または)活性メ
チレン類でブロックされたイソシアネ−ト基が懸垂して
いるアクリル樹脂、(B)アルコキシシラン基を有する
アクリル樹脂、(D)水酸基含有樹脂、および(C)有
機すず系触媒および酸系触媒から選ばれた触媒を含有す
ることを特徴とする塗料組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9298628A JPH11131010A (ja) | 1997-10-30 | 1997-10-30 | 塗料組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9298628A JPH11131010A (ja) | 1997-10-30 | 1997-10-30 | 塗料組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11131010A true JPH11131010A (ja) | 1999-05-18 |
Family
ID=17862203
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9298628A Pending JPH11131010A (ja) | 1997-10-30 | 1997-10-30 | 塗料組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11131010A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002037834A (ja) * | 2000-07-31 | 2002-02-06 | National Institute Of Advanced Industrial & Technology | 頭−尾定序性ポリウレタンの製造法 |
JP2002322412A (ja) * | 2001-04-25 | 2002-11-08 | Shinto Paint Co Ltd | 艶消し電着塗料およびその電着塗装方法 |
JP2004526808A (ja) * | 2000-08-03 | 2004-09-02 | キング インダストリーズ インコーポレイテッド | ポリエチレンを架橋させるためのアルキルアリール及びアリールアルキルモノスルホン酸触媒 |
JP2007217561A (ja) * | 2006-02-16 | 2007-08-30 | Nisshin Steel Co Ltd | 熱重合型アクリル塗料 |
JP2009530425A (ja) * | 2006-03-15 | 2009-08-27 | 関西ペイント株式会社 | 塗料組成物及び塗膜形成方法 |
US7855266B2 (en) * | 1999-11-05 | 2010-12-21 | Basf Coatings Ag | Method for multilayer coatings with self-crosslinking graft polyurethane copolymers, self-crosslinking polyurethanes and graft copolymers thereof |
CN108409779A (zh) * | 2018-05-15 | 2018-08-17 | 威海新元化工有限公司 | 一种γ-氨丙基三硅氧烷的制备方法 |
-
1997
- 1997-10-30 JP JP9298628A patent/JPH11131010A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7855266B2 (en) * | 1999-11-05 | 2010-12-21 | Basf Coatings Ag | Method for multilayer coatings with self-crosslinking graft polyurethane copolymers, self-crosslinking polyurethanes and graft copolymers thereof |
JP2002037834A (ja) * | 2000-07-31 | 2002-02-06 | National Institute Of Advanced Industrial & Technology | 頭−尾定序性ポリウレタンの製造法 |
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CN108409779A (zh) * | 2018-05-15 | 2018-08-17 | 威海新元化工有限公司 | 一种γ-氨丙基三硅氧烷的制备方法 |
CN108409779B (zh) * | 2018-05-15 | 2020-06-19 | 威海新元化工有限公司 | 一种γ-氨丙基三硅氧烷的制备方法 |
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