JPH11130127A - 蓋用パッキング - Google Patents

蓋用パッキング

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Publication number
JPH11130127A
JPH11130127A JP9294257A JP29425797A JPH11130127A JP H11130127 A JPH11130127 A JP H11130127A JP 9294257 A JP9294257 A JP 9294257A JP 29425797 A JP29425797 A JP 29425797A JP H11130127 A JPH11130127 A JP H11130127A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packing
lid
decompression container
container
opening
Prior art date
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Pending
Application number
JP9294257A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Takagi
毅 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Arkray Inc
Original Assignee
KDK Corp
Kyoto Daiichi Kagaku KK
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Filing date
Publication date
Application filed by KDK Corp, Kyoto Daiichi Kagaku KK filed Critical KDK Corp
Priority to JP9294257A priority Critical patent/JPH11130127A/ja
Publication of JPH11130127A publication Critical patent/JPH11130127A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Gasket Seals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 減圧容器の蓋用パッキングであって、強い力
でなくとも簡単に蓋の取り外しを行うことができ、また
その際に蓋から脱落することのないパッキングを提供す
る。 【解決手段】 パッキングの減圧容器口部の開口部に対
応する部分に、空気流通部を形成する。蓋の突起部に篏
入して使用する円環状のパッキング1の場合は、その内
周に複数の凹部1aを等間隔で形成する。前記凹部1a
が、空気流通部となり、蓋を僅かに緩めただけで空気が
減圧容器内に流入するため、減圧状態が瞬時に解除され
る。この結果、蓋を容易に取り外すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、減圧容器の蓋に用
いる蓋用パッキングに関する。
【0002】
【従来の技術】医学や生化学等の分野で使用される測定
装置には、試薬等の廃液を貯蔵するために、減圧容器が
使用されている。この減圧容器の蓋には、密閉性を確保
するために、通常、パッキングが取り付けられている。
【0003】前記パッキングの形状は、通常、円環状
(ドーナッツ状)若しくは円盤状であり、その材質は、
弾性を有する樹脂であるが、シリコンゴム等の耐腐食性
を有する樹脂が汎用されている。
【0004】前記パッキングの蓋への取り付け方法とし
ては、ドーナッツ状のパッキングの場合は、蓋の中央部
に突起部を設けこれに篏入する方法がある。この場合、
パッキングの脱落を防止するために、前記突起部の先端
は、前記パッキングの内径より太径となっていることが
一般的である。また、前記円盤状のパッキングの蓋への
取り付け方法としては、接着剤を用いて接着する方法等
がある。
【0005】しかし、従来の減圧容器において、蓋を外
そうとする場合、前記容器内の負圧により、蓋が外れに
くく、大きな力を要する場合がある。力をいれて蓋を回
せば、蓋が緩んだ際に、その弾みで前記容器内の廃液の
一部等が飛び散るおそれがある。また、蓋に取り付けら
れたパッキングも、負圧により前記容器の口部の縁に強
い圧力で張り付いているため、蓋を外す際に、パッキン
グが蓋から脱落するおそれがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、減圧容器の蓋用パッキングであって、強い力でなく
とも簡単に蓋の取り外しを行うことができ、またその際
に蓋から脱落することのないパッキングを提供すること
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の減圧容器の蓋用パッキングは、減圧容器の
口部を密封するための蓋用パッキングであって、前記口
部の開口部に対応する部分に、空気流通部を有すること
を特徴とする。
【0008】このように、本発明のパッキングは、前記
所定の部位に空気流通部を有するため、蓋を僅かに緩め
るだけで、空気が減圧容器内に直ちに侵入し、減圧状態
が解除される。したがって、蓋を外すのに大きな力も必
要なく、またパッキングも蓋から脱落することはない。
【0009】なお、本発明において、減圧容器の口部の
開口部とは、前記口部の縁部で囲まれた空間部分をい
う。
【0010】つぎに、本発明のパッキングの好ましい態
様として、以下に示す第一のパッキングおよび第二のパ
ッキングがある。
【0011】まず、前記第一のパッキングは、その形状
が円環状であって、その内周に凹部を有する。
【0012】このパッキングは、通常、蓋の中央部に設
けられた突起部に篏入されて取り付けられるものであ
る。このパッキングにおいて、蓋の開封時に空気がさら
に速やかに流入するように、前記凹部は、前記円環内周
に等間隔で複数形成されていることが好ましい。また、
このパッキングにおいて、前記凹部の形状は、特に制限
されないが、弧状であることが好ましい。前記凹部の形
状が三角形状等でもよいが、弧状であればパッキングの
強度を十分に高く保つことができるからである。
【0013】つぎに、前記第二のパッキングは、その形
状が円盤状であって、減圧容器口部の開口部に対応する
部分に貫通孔を有する。
【0014】このパッキングは、通常、その中央部が接
着剤で接着されて蓋に固定される。このパッキングにお
いて、蓋の開封時に空気がさらに速やかに流入するよう
に、前記貫通孔は、複数形成されていることが好まし
く、特に好ましくは、前記複数形成された貫通孔が、円
状に並んでいることである。
【0015】前記第一のパッキングおよび第二のパッキ
ングは、減圧容器の口部や蓋の形状等に応じ、適宜使い
分けられるが、前記第一パッキングは、接着剤を用いる
ことなく蓋に装着できるため、減圧容器の組み立て作業
が簡単となるという利点を有する。
【0016】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明のパッキングを、
図面に基づきさらに詳しく説明する。
【0017】(実施形態1)図1に、前記第一のパッキ
ングの一実施例を示す。Aは、パッキングの平面図であ
り、Bは、前記AのI−I方向断面図である。
【0018】図示のように、このパッキング1は、円環
状をしており、その内周には、4個の半円弧状の凹部1
aが等間隔で形成されている。
【0019】このパッキングの材質は、特に制限され
ず、シリコンゴム、ウレタンゴム、軟質ポリエチレン、
発泡ポリエチレン、発泡ポリスチレン、発泡ポリウレタ
ン、発泡塩化ビニル樹脂、イソプレンゴム、フッ素ゴ
ム、ニトリルゴム等が使用できる。このなかで、耐腐食
性等に優れるという理由から、シリコンゴム、フッ素ゴ
ム、ニトリルゴム等が好ましい。
【0020】このパッキングの大きさは、これを用いる
減圧容器の口部および蓋部の大きさ等により適宜決定さ
れるが、通常、外径30〜60mm、内径20〜50m
m、厚み1〜3mmである。また、凹部の大きさは、凹
部の形状が半円弧状の場合、通常、半径1〜4mmであ
る。なお、凹部の個数は、特に制限されず、通常、2〜
16個、好ましくは、4〜8個である。
【0021】つぎに、図2に、このパッキングの使用の
一例を示す。なお、この図において、図1と同一部分に
は同一符号を付している。
【0022】図2(A)には、減圧容器3の口部が蓋2
によって密閉されている状態を示す。この図に示すよう
に、パッキング1は、蓋2の突起部に篏入されており、
減圧容器3の口部の開口部3bに対応する部分に、凹部
1aが位置しており、パッキング1の外周は、減圧容器
3の口部の縁3aに密着して、減圧容器3の密閉性を保
持している。
【0023】そして、図2(B)に示すように、蓋2を
僅かに緩めれば、空気が凹部1aを通り減圧容器3内に
速やかに流入し、減圧状態が解除される。この減圧状態
の解除は、瞬時に起こる。この図において、矢印は空気
の減圧容器内部への流入を示す。したがって、大きな力
でなくても簡単に蓋2の開封操作を行うことができ、ま
た、パッキング1の蓋2からの脱落もない。
【0024】(実施形態2)図3に、前記第二のパッキ
ングの一実施例を示す。Aは、パッキングの平面図であ
り、Bは、前記AのII−II方向断面図である。
【0025】図示のように、このパッキング4は、円盤
状であり、4個の円形の貫通孔4aが等間隔で円状に並
んで形成されている。
【0026】このパッキングの材質は、特に制限され
ず、前記実施形態1と同様である。
【0027】このパッキングの大きさは、これを用いる
減圧容器の口部および蓋部の大きさ等により適宜決定さ
れるが、通常、直径30〜60mm、厚み1〜3mmで
ある。また、貫通孔の大きさは、通常、直径1〜8mm
である。なお、貫通孔の個数は、特に制限されず、通
常、2〜16個、好ましくは、4〜8個である。
【0028】つぎに、図4に、このパッキングの使用の
一例を示す。なお、この図において、図3と同一部分に
は同一符号を付している。
【0029】まず、図4(A)には、減圧容器6の口部
が蓋5によって密閉されている状態を示す。この図に示
すように、パッキング4の中央部は、蓋2の内面に接着
されており、減圧容器6の口部の開口部6bに対応する
部分に、貫通孔4aが位置し、パッキング4の外周は、
減圧容器6の口部の縁6aに密着して、減圧容器の密閉
性を保持している。
【0030】そして、図4(B)に示すように、蓋5を
僅かに緩めれば、空気が貫通孔4aを通り減圧容器6内
に速やかに流入し、減圧状態が瞬時に解除される。この
図において、矢印は空気の減圧容器内部への流入を示
す。したがって、大きな力でなくても簡単に蓋5の開封
操作を行うことができ、また、パッキング1の蓋2から
の脱落もない。なお、この図では、パッキング4の外周
が減圧容器6の口部の縁6aに接触してパッキング4が
撓んだ状態を示しているが、これは空気が流入する一瞬
の状態であり、減圧状態が解除されれば、パッキング4
全体が蓋5内面に接触した状態となる。
【0031】
【発明の効果】以上のように、本発明の減圧容器の蓋用
パッキングは、減圧容器の口部を密封するための蓋用パ
ッキングであって、前記口部の開口部に対応する部分
に、空気流通部を有することにより、蓋を僅かに緩める
だけで減圧状態を瞬時に解除することができる。したが
って、本発明のパッキングの適用により、パッキングの
脱落や容器内部の廃液等の飛び散りがなく、減圧容器の
開封作業を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパッキングの一実施例を示す図であ
り、Aは平面図、Bは断面図である。
【図2】AおよびBは、前記一実施例のパッキングの使
用状態を示す断面図である。
【図3】本発明のパッキングのその他の実施例を示す図
であり、Aは平面図、Bは断面図である。
【図4】AおよびBは、前記その他の実施例のパッキン
グの使用状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1、4 パッキング 1a 凹部 2、5 蓋 3、6 減圧容器 3a、6a 口部の縁 3b、6b 開口部 4a 貫通孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 減圧容器の口部を密封するための蓋用パ
    ッキングであって、前記口部の開口部に対応する部分
    に、空気流通部を有するパッキング。
  2. 【請求項2】 パッキングの形状が円環状であって、そ
    の内周に凹部を有する請求項1記載のパッキング。
JP9294257A 1997-10-27 1997-10-27 蓋用パッキング Pending JPH11130127A (ja)

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