JPH11129933A - 自動車用ルーフボウ - Google Patents

自動車用ルーフボウ

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JPH11129933A
JPH11129933A JP29973997A JP29973997A JPH11129933A JP H11129933 A JPH11129933 A JP H11129933A JP 29973997 A JP29973997 A JP 29973997A JP 29973997 A JP29973997 A JP 29973997A JP H11129933 A JPH11129933 A JP H11129933A
Authority
JP
Japan
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roof bow
roof
bow
automobile
hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP29973997A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsu Eguchi
克 江口
Masami Shimada
正美 島田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiwa Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Daiwa Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 全体的な軽量化がはかれる上、所望の剛性と
強度を保持することができる自動車用ルーフボウを提供
することを目的とする。 【解決手段】 自動車用ルーフパネル2に、強度を維持
するためのルーフボウ3を車幅方向に横設した構成にお
いて、該ルーフボウ3を中空成形品で構成し、所定箇所
での断面形状を変化させた異形部材で構成する。又、ル
ーフボウ3の所定箇所での断面形状と板厚を変化させた
異形部材で構成する。このルーフボウ3の周縁部の内側
に工具用の穴9を開口して、穴に挿通された取付用ボル
ト6と接着剤の併用によってルーフボウ3をルーフパネ
ル2の内側に固定している。更にルーフボウ3の車室中
央寄りの下側部分に、室内灯取付のための孔部11を開
口した構造を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車用ルーフパネ
ルの強度を維持するためのルーフボウに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に図7に示す自動車1のルーフパネ
ル2の内側には、左右方向及び上下方向の強度をはかる
目的でルーフボウ3が車幅方向に設けられている。この
ルーフボウは、図8に示したように長手方向に沿う中央
部分に凹溝3aが形成され、両側にフランジ部3b,3
bを有する開断面形状の強度部材で構成され、図7のA
−A断面である図9に示したように、ルーフパネル2の
内側にルーフボウ3のフランジ部3bが接着剤4,4を
用いて固着されているとともに、長手方向両端側の周縁
部3cがセンターピラー上方部のルーフレール5に取付
用ボルト6とナット10を用いて締付固定されている。
【0003】図10はルーフボウ3の他の形状例を示し
ており、前記の長手方向に沿う両側に形成されたフラン
ジ部3b,3bの上面に平板状のプレート7を溶接等の
手段によって接合固定してある。このような形状とする
ことによってルーフボウ3自体が閉断面構造となり、図
8の例に較べて強度が向上するという特徴がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来のルーフボウ、特に図8に示した構成の場合に
は、ルーフボウ3自体が開断面形状となっていたため、
車両の左右方向への強度を高め、且つ上方からの外力に
対しての強度を高める場合には、凹溝3aとフランジ部
3b,3bの両方の板厚を大幅にアップさせることが必
要であり、それに伴って重量の増加と材料費のコスト上
昇を来してしまうという難点がある。
【0005】更に板厚で対応できない場合には、図10
に示したようにフランジ部3b,3bの上面に平板状の
プレート7を溶接等によって接合固定することにより閉
断面化し、強度の向上をはかることができるが、プレー
ト7の追加による重量増加がある上、材料費のコスト上
昇を抑えることはできない。
【0006】そこで本発明はこのような従来の自動車用
ルーフボウが有している課題を解消して、全体的な軽量
化がはかれる上、所望の剛性と強度を保持することがで
きる自動車用ルーフボウを提供することを目的とするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、自動車用ルーフパネルに、該ルーフパネ
ルの強度を維持するためのルーフボウを車幅方向に横設
した構成において、ルーフボウを中空成形品で構成し、
所定箇所での断面形状を変化させた異形部材で構成す
る。
【0008】又、ルーフボウを中空成形品で構成し、所
定箇所での断面形状と板厚を変化させた異形部材で構成
する。このルーフボウの周縁部の内側に工具用の穴を開
口して、この工具用の穴に挿通された取付用ボルトと接
着剤の併用によってルーフボウをルーフパネルの内側に
固定している。
【0009】更にルーフボウの車室中央寄りの下側部分
に、室内灯取付のための孔部を開口した構造を提供す
る。
【0010】かかる自動車用ルーフボウによれば、ルー
フボウ自体が中空成形品で構成されており、且つ所定箇
所での断面形状と板厚を変化させた異形部材で構成され
ているため、全体的な軽量化がはかれる上、ルーフボウ
として要求される所望の剛性と強度を保つことができ
る。
【0011】更にルーフボウ周縁部の内側に開口した工
具用の穴を利用した取付用ボルト及び接着剤の併用によ
ってルーフボウをルーフパネルの内側に固定することに
より、工程が容易でルーフボウの取付強度と剛性が高め
られる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて、本発明にか
かる自動車用ルーフボウの具体的な実施形態例を、前記
従来の構成と同一の構成部分に同一の符号を付して詳述
する。図1は本発明にかかるルーフボウ3の略1/2を
示す斜視図であり、ルーフボウ3は中空成形品で構成さ
れているとともに、周縁部3cに向かうにつれて下側に
湾曲した形状を有している。このルーフボウ3は所定箇
所での断面形状及び必要に応じて板厚を変化させた異形
部材で構成されている。
【0013】図1のA′−A′断面である図3に示した
ように、ルーフボウ3の上面には長手方向に沿う両側近
傍部に凹溝3d,3dが形成されていて、下面側の部材
の存在によって中空状の閉断面構造となっている。
【0014】図4はA′−A′断面の変形例であり、上
記凹溝3d,3dの構成に加えて、ルーフボウ3の下面
側で長手方向に沿う中央部分を内側に押圧変形させて補
強用ビード8を形成してある。
【0015】図5は図1のB′−B′断面であり、ルー
フボウ3の周縁部3cの内側には工具用の穴9が開口さ
れている。6は取付用ボルトである。
【0016】図2はルーフパネル2に対する本発明のル
ーフボウ3の取付状態を示す断面図であり、ルーフパネ
ル2の内側にルーフボウ3の上面が接着剤4,4を用い
て固着されているとともに、周縁部3cの内側に開口さ
れた工具用の穴9を用いて挿通された取付用ボルト6と
ナット10を用いて、周縁部3cがセンターピラー上方
部のルーフレール5に締付固定されている。
【0017】図6はルーフボウ3の他の実施形態例を示
しており、該ルーフボウ3の車室中央寄りの下側部分に
室内灯取付のための孔部11が開口されている。又、ル
ーフボウ3の周縁部3cに接近した部分(C′−C′断
面部分)の板厚を部分的に増加させて、湾曲部の補強効
果を持たせた構造にしてある。
【0018】かかるルーフボウ3によれば、ルーフボウ
3自体が中空成形品で構成されており、所定箇所での断
面形状と板厚を変化させた異形部材で構成されているた
め、全体的な軽量化をはかれる上、従来のルーフボウと
ほぼ同一の剛性と強度を保つことができる。
【0019】更にルーフボウ3は接着剤とともにルーフ
ボウ3の周縁部3cの内側に開口された工具用の穴9を
利用して、取付用ボルト6とナット10により締付固定
することができるので、容易な工程によって固着強度が
高く、信頼性の高いルーフボウ取付構造が得られ、生産
性も向上するという作用が得られる。
【0020】更にルーフボウ3の周縁部3cに接近した
部分の板厚を部分的に増加することによって補強効果を
高めることができる。
【0021】
【発明の効果】以上詳細に説明した如く、本発明にかか
る自動車用ルーフボウによれば、ルーフボウ自体が中空
成形品で構成されているとともに所定箇所での断面形状
と板厚を変化させた異形部材構成としたため、全体的な
軽量化がはかれて材料費が低減される上、車両用ルーフ
ボウとして要求される所望の剛性と強度を保つことがで
きる。
【0022】更にルーフボウ周縁部の内側に開口した工
具用の穴を利用した取付用ボルト及び接着剤の併用によ
り、工程が容易であるとともにルーフパネルに対するル
ーフボウの取付強度と剛性を高めることができる。
【0023】又、ルーフボウ周縁部近傍の板厚を他の部
分の板厚よりも大きく成形したことにより、補強効果を
高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる自動車用ルーフボウの実施形態
例を示す斜視図。
【図2】ルーフパネルに対する本発明のルーフボウの取
付状態を示す断面図。
【図3】図1のA′−A′断面図。
【図4】図3の変形例を示す断面図。
【図5】図1のB′−B′断面図。
【図6】ルーフボウの他の実施形態例を示す斜視図。
【図7】通常の自動車の外観を示す斜視図。
【図8】従来の自動車用ルーフボウの例を示す斜視図。
【図9】図7のA′−A′断面図。
【図10】従来のルーフボウの他の形状例を示す要部斜
視図。
【符号の説明】
2…ルーフパネル 3…ルーフボウ 3c…周縁部 3d…凹溝 4…接着剤 5…ルーフレール 6…取付用ボルト 8…補強用ビード 9…穴 10…ナット 11…孔部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車用ルーフパネルに、該ルーフパネ
    ルの強度を維持するためのルーフボウを車幅方向に横設
    した構成において、 ルーフボウを中空成形品で構成し、所定箇所での断面形
    状を変化させた異形部材で構成したことを特徴とする自
    動車用ルーフボウ。
  2. 【請求項2】 ルーフボウを中空成形品で構成し、所定
    箇所での断面形状と板厚を変化させた異形部材で構成し
    たことを特徴とする請求項1記載の自動車用ルーフボ
    ウ。
  3. 【請求項3】 ルーフボウの周縁部の内側に工具用の穴
    を開口して、この工具用の穴に挿通された取付用ボルト
    と接着剤の併用によってルーフボウをルーフパネルの内
    側に固定したことを特徴とする請求項1記載の自動車用
    ルーフボウ。
  4. 【請求項4】 ルーフボウの車室中央寄りの下側部分
    に、室内灯取付のための孔部を開口したことを特徴とす
    る請求項1,2,3,又は4記載の自動車用ルーフボ
    ウ。
JP29973997A 1997-10-31 1997-10-31 自動車用ルーフボウ Pending JPH11129933A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010083247A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Mazda Motor Corp 自動車車体の製造方法
JP2014128986A (ja) * 2012-12-28 2014-07-10 Honda Motor Co Ltd 車両製造方法及び車両構造体

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010083247A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Mazda Motor Corp 自動車車体の製造方法
JP2014128986A (ja) * 2012-12-28 2014-07-10 Honda Motor Co Ltd 車両製造方法及び車両構造体
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