JPH11129542A - 画像露光装置 - Google Patents

画像露光装置

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JPH11129542A
JPH11129542A JP29449397A JP29449397A JPH11129542A JP H11129542 A JPH11129542 A JP H11129542A JP 29449397 A JP29449397 A JP 29449397A JP 29449397 A JP29449397 A JP 29449397A JP H11129542 A JPH11129542 A JP H11129542A
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JP
Japan
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light
exposure
color
photographic paper
halogen lamps
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Application number
JP29449397A
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English (en)
Inventor
Toru Tanihata
透 谷端
Kazunobu Shima
和伸 志摩
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Noritsu Koki Co Ltd
Original Assignee
Noritsu Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 R、G、B等の各露光基準色ごとに色分解さ
れた画像を、各色ごとにドットマトリックスとして印画
紙上に露光し、1枚のカラー画像を得る画像露光装置に
おいて、画像全体の露光むらを小さくし、また各露光基
準色のそれぞれについての露光時間を一定にする。 【解決手段】 露光ヘッド310の光源として複数のハ
ロゲンランプ312R、312G及び312Bを用い、
各ハロゲンランプの光出射面に特定の露光基準色、例え
ばR(赤)、G(緑)及びB(青)のみをそれぞれ透過
させる色制限フィルタ317R、317G及び317B
を設ける。さらに、各ハロゲンランプに印加する駆動電
圧を制御し、印画紙のR、G、Bの各感度等に応じて各
ハロゲンランプの光量を調節する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印画紙等の感光材
料上にデジタル画像を露光する画像露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像露光装置の一般的な構成を図
6に示す。従来の画像露光装置1は、長尺状の印画紙2
上に1ラインごとにデジタル画像を露光するための露光
ヘッド100、印画紙2の被露光部分2aを露光ヘッド
100のシャッタアレイ110に対向する位置にX方向
に1ライン分ずつ搬送する印画紙搬送機構200、露光
ヘッド100を制御する露光ヘッド制御部150、例え
ばR(赤)、G(緑)、B(青)等の各露光基準色の画
像データに基づき印画紙搬送機構200と露光ヘッド制
御部150とを同期制御する露光制御部210、印画紙
搬送機構200の動作を制御するための印画紙搬送制御
部201、露光ヘッド制御部150の画像データ出力制
御部152とを同期制御する露光タイミング制御部21
1等で構成されている。
【0003】露光ヘッド100は画像データを光信号に
変換して印画紙2上に出力するものであり、印画紙2の
幅方向(Y方向)に沿って配設され、光信号を出力する
シャッタ部110と、光源部120と、光源部120か
らの光のうち特定の光のみを透過させる色分離フィルタ
130と、色分離フィルタ130を透過した光をシャッ
タ部110に導く光ファイバアレイ140等で構成され
ている。
【0004】図7に示すように、シャッタ部110は、
PLZT素子等で構成されたシャッタアレイ111と、
光ファイバアレイ140により導かれた光を拡散するた
めの拡散フィルタ112を具備する。
【0005】光ファイバアレイ140は、シャッタ部1
10に対向する側では、拡散フィルタ112を介してシ
ャッタアレイ111に対向するために、印画紙2の幅方
向(Y方向)に直線状に配列されている。一方、光源部
120側では、色分離フィルタ130を介してハロゲン
ランプ121に対向すべく、断面が略円形となるよう
に、束ねられている。
【0006】光源部120は、白色光源としてのハロゲ
ンランプ121と、光量調節をするための調光フィルタ
122と、内面が鏡面仕上げされた鏡筒123等で構成
されている。図8に示すように、調光フィルタ122
は、鏡筒123の出射開口123A側にそれぞれ切欠部
122Cが形成された2枚の透過光の色を限定するフィ
ルタ(以下、透過光色限定フィルタとする)122A及
び122Bで構成され、透過光色限定フィルタ122A
及び122Bの位置を制御することにより、出射開口1
23Aの開口面積を変化させ、光源部120からの出射
光の光量を調節する。図8において、(a)は出射開口
123Aが全開に近い状態を表し、(b)は出射開口1
23Aが半開に近い状態、(c)は出射開口123Aが
ほぼ閉じられた状態を示す。
【0007】色分離フィルタ130は、図7に示すよう
に略円形のフィルタ板131と、フィルタ板131を回
転駆動するためのモータ132等で構成されている。ま
た、図9に示すように、フィルタ板131は、約120
度ごとに形成された3つの扇型の開口を有する円形のフ
レーム131Aと、フレーム131Aの各開口にはめ込
まれ、それぞれR、G、Bの基準色のみを透過させるフ
ィルタ131R、131G及び131B等で構成されて
いる。フィルタ板131の半径は、少なくとも光源部1
20の鏡筒123の出射開口123Aの直径よりも大き
くなるように設定されている。また、ハロゲンランプ1
21は常時点灯しており、フィルタ板131はモータ1
32により一定速度で連続的に回転されている。従っ
て、R、G、B各色のフィルタ131R、131G及び
131Bが、それぞれ出射開口123Aに対向する領域
を通過する間に、露光ヘッド110のシャッタアレイ1
11の開閉を制御することにより、印画紙2上に1ライ
ン分のR、G、B各色の画像を露光することができる。
1ライン分のR、G、B各色の画像の露光が完了する
と、印画紙搬送部200を駆動して印画紙2を1ライン
分だけX方向に搬送し、次のラインのR、G、B各色の
画像の露光を行う。この動作を繰り返すことにより、印
画紙2上には所定の大きさのカラー画像が露光される。
露光された印画紙を現像処理することにより、1枚のカ
ラー写真が得られる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】一般に、ハロゲンラン
プ121から放射される光のスペクトル分布は均一では
ない。また、R、G、B各色のフィルタ131R、13
1G及び131Bの透過率も同一ではない。さらに、露
光される印画紙2のR、G、B各色に対する感度も一定
ではない。従って、印画紙2上にR、G、B各色の画像
を露光する際、それぞれの特性に応じて、最適な露光条
件を設定しなくてはならない。そのため、前述のよう
に、調光フィルタ122を制御し、印画紙2上に照射さ
れるR、G、B各色の光の強度を調節する。その結果、
最終的に印画紙2上に形成される写真は、適正な色彩及
び濃度が得られる。
【0009】しかしながら、図8から明らかなように、
光源部120の鏡筒123の出射開口123A及び光フ
ァイバアレイ140の束ねられた端面はそれぞれ略円形
断面を有するのに対し、2枚の透過光色限定フィルタ1
22A及び122Bにより形成される開口は略紡錘形状
であり、束ねられた光ファイバのうち中央部の光ファイ
バに入射する光量に対して周辺部の光ファイバに入射す
る光量が少なくなり、シャッタ部110のシャッタアレ
イ111に入射する光の光量むらが大きいという問題点
を有していた。
【0010】本発明は、上記従来例の問題を解決するた
めになされたものであり、R、G、B等の各露光基準色
の露光むらを小さくした画像露光装置を提供することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の画像露光装置は、一次元的に配列され透光
及び遮光を制御するシャッタアレイと、複数のハロゲン
ランプ及び各ハロゲンランプの光出射面に対向するよう
にそれぞれ設けられ各ハロゲンランプから出射される光
の色を制限する複数の色制限フィルタとを含む光源部
と、光源部側端面が二次元的に配列され、シャッタアレ
イ側端面が一次元的に配列され、光源部とシャッタアレ
イとの間を接続する光ファイバアレイと、光源部と光フ
ァイバアレイとの間に設けられ、光源部からの出射光の
うち、露光基準色のうちの1つの色の光のみを選択的に
透過させる色分離フィルタを具備する。
【0012】すなわち、光源部から出射される光は必ず
しも白色光ではなく、露光基準色を任意の割合で合成し
た光となり、露光される印画紙の各露光基準色に対する
感度及び色分離フィルタの各色の透過率差を補正するこ
とができ、最適な条件で印画紙を露光することが可能と
なる。その結果、従来必要であった調光フィルタを省略
することができ、露光むらを低減することが可能とな
る。
【0013】上記構成において、各ハロゲンランプにそ
れぞれ印加する駆動電圧を制御し、各ハロゲンランプの
光量をそれぞれ個別に調節するように構成しても良い。
このような構成により、各ハロゲンランプからの出射光
の光量を調節することができ、光源部からの出射光に占
める露光基準色の割合を任意に変化させることが可能と
なる。
【0014】また、上記各構成において、色制限フィル
タのうち少なくとも1つを、露光基準色のうち少なくと
も2種類の色を透過させるように構成しても良い。例え
ば、露光基準色をR、G、Bとして、印画紙のRの光に
対する感度が他のG及びBの光に対する感度に比べて極
端に低い場合、Bの光を透過させる色制限フィルタの代
わりにBとRの光を透過させるM(マゼンタ)の色制限
フィルタを用い及び又はGの光を透過させる色制限フィ
ルタの代わりにGとRの光を透過させるY(黄)の色制
限フィルタを用いることにより、R、G、B各色に対す
る露光時間を一定にすることが可能となる。
【0015】また、上記各構成において、各ハロゲンラ
ンプから照射された光を集光レンズによって集光し、光
ファイバアレイに導くか、あるいは各ハロゲンランプを
それぞれ所定の方向を向くように傾斜させて配置しても
よい。このような構成により、各ハロゲンランプから照
射された光のうち、色分離フィルタを通って光ファイバ
アレイに入射する光の割合を高くすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】はじめに、本発明の画像露光装置
が用いられる写真処理装置の構成を図1に示す。写真処
理装置は、ネガフィルム11等の画像を印画紙2上に投
影し、印画紙2を露光する第1露光処理部10と、イメ
ージスキャナやパーソナルコンピュータ等の外部装置か
ら画像データを取込み、記憶する画像情報取込部20
と、画像情報取込部20の画像データを光信号に変換
し、印画紙上に出力し、印画紙を露光する第2露光処理
部30と、露光された印画紙を現像する現像処理部40
と、現像処理された印画紙を1コマごとにカットするカ
ット部50と、システム全体の動作を制御するシステム
コントローラ60等で構成されている。本発明の画像露
光装置は、第2露光処理部30として用いられる。
【0017】第1露光処理部10は、現像済みのネガフ
ィルム11の各コマごとに露光位置に搬送すると共に、
ロール状に巻回されている長尺状の印画紙2を露光位置
2bに搬送し、ネガフィルム11の各コマの画像をそれ
ぞれ印画紙2上に露光する。画像情報取込部20は、外
部装置から取り込んだ画像データを記憶するコマ画像デ
ータ記憶部21、第2露光処理部30で露光される印画
紙上の画像の各画素濃度を測定するための基準画像デー
タを予め記憶している基準画像データ記憶部22、第2
露光処理部30で露光される画像の1ライン分の画像デ
ータをコマ画像データ記憶部21又は基準画像データ記
憶部22から読み出して一時記憶するラインバッファ2
3等で構成されている。
【0018】第2露光処理部30は、画像情報取込部2
0により取り込まれた画像データに基づいて印画紙2の
被露光領域2aに、例えばR(赤)、G(緑)、B
(青)等の露光基準色の画像をそれぞれ1ラインずつ露
光し、露光完了後、印画紙2を1ライン分搬送する。こ
の動作を繰り返し行うことにより、印画紙2上に画像を
露光する。
【0019】現像処理部40は、現像液の充填された液
槽41を備えており、第1露光処理部10及び/又は第
2露光処理部30で露光された印画紙2を液槽41内の
現像液に浸漬させることにより、印画紙2に露光された
画像(潜像)を顕在化させる。カット部50は、現像処
理部40で現像され、その後に乾燥された印画紙2を幅
方向にカットし、印画紙2を1コマ単位に分割する。1
コマ単位に分割されたカット印画紙は、排出トレー等
(図示せず)に排出される。
【0020】(第1の実施形態)次に、上記第2露光処
理部30として用いられる本発明の画像露光装置の第1
の実施形態について、図2から図4を参照しつつ説明す
る。第1の実施形態の構成を示す斜視図である図2にお
いて、画像露光装置300は、長尺状の印画紙2上に1
ラインごとにデジタル画像を露光するための露光ヘッド
310、印画紙2の被露光部分2aを露光ヘッド310
のシャッタ部310Aに対向する位置にX方向に1ライ
ン分ずつ搬送する印画紙搬送機構200、露光ヘッド3
10の光源部310Aからの光のうち特定の光のみを透
過させる色分離フィルタ130と、色分離フィルタ13
0を透過した光をシャッタ部310Aに導く光ファイバ
アレイ314と、露光ヘッド310を制御する露光ヘッ
ド制御部320、例えばR、G、B等の各露光基準色の
画像データに基づき印画紙搬送機構200と露光ヘッド
制御部320とを同期制御する露光制御部210、印画
紙搬送機構200の動作を制御するための印画紙搬送制
御部201と、露光ヘッド制御部320の画像データ出
力制御部322とを同期制御する露光タイミング制御部
211等で構成されている。
【0021】色分離フィルタ130は、従来例と同様に
略円形のフィルタ板131と、フィルタ板131を回転
駆動するためのモータ132等で構成されている。フィ
ルタ板131は、図9に示すように約120度ごとに形
成された3つの扇型の開口を有する円形のフレーム13
1Aと、フレーム131Aの各開口にはめ込まれ、それ
ぞれR、G、Bの基準色のみを透過させるフィルタ13
1R、131G及び131B等で構成されている。フィ
ルタ板131の半径は、少なくとも光源部310Bの鏡
筒316の出射開口316Aの直径よりも大きくなるよ
うに設定されている。フィルタ板131はモータ132
により一定速度で連続的に回転されている。従って、
R、G、B各色のフィルタ131R、131G及び13
1Bが、それぞれ出射開口316Aに対向する領域を通
過する間に、露光ヘッド310のシャッタアレイ311
の開閉を制御することにより、印画紙2上に1ライン分
のR、G、B各色の画像を露光することができる。
【0022】露光ヘッド310は、ラインバッファ23
から送出されてきたR、G、Bの各露光基準色ごとの画
像データを画素単位に所定の光強度の光信号に変換して
印画紙2上に出力するものであり、図2又は図3に示す
ように、PLZTシャッタアレイ311と拡散フィルタ
313を含むシャッタ部310Aとハロゲンランプ31
2を含む光源部310Bとが分離され、シャッタ部31
0Aと光源部310Bとを光ファイバアレイ314で接
続したものである。シャッタ部310Aは、印画紙2の
幅方向(Y方向)に沿って配設されている。
【0023】光ファイバアレイ314は、シャッタ部3
10Aに対向する側では、拡散フィルタ312を介して
シャッタアレイ311に対向するために、印画紙2の幅
方向(Y方向)に直線状に配列されている。一方、光源
部310B側では、断面が略円形となるように束ねられ
ている。
【0024】光源部310Bは、一次元的に配列された
3つのハロゲンランプ312R、312G、312B
と、各ハロゲンランプ312R、312G及び312B
から照射された光を屈折させ、光ファイバアレイ314
に入射させるためのレンズ315と、内面が鏡面仕上げ
された鏡筒316等で構成されている。各ハロゲンラン
プ312R、312G及び312Bの光出射面にはそれ
ぞれ、例えばR、G、Bの光のみを透過させる透過光色
制限フィルタ(以下、色制限フィルタとする)317
R、317G、317Bが設けられている。
【0025】露光ヘッド制御部320は、光源である各
ハロゲンランプ312R、312G及び312Bに印加
する駆動電圧を制御することにより光量を調節する電圧
制御部321、フィルタ板131を回転させるモータ3
12の回転速度を制御することにより露光時間を調節す
る色フィルタ制御部322、PLZTシャッターアレイ
311の各シャッタ部の開閉を制御する画像データ出力
制御部323等で構成されている。
【0026】各ハロゲンランプ312R、312G及び
312Bは、それぞれ常時点灯されるが、各ハロゲンラ
ンプ312R、312G及び312Bにそれぞれ印加す
る駆動電圧を制御して光量を調節することにより、光源
部310Bからの出射光に占めるR、G、B各色の割合
を任意に調節することができる。換言すれば、光源部3
10Bからの出射光は必ずしも白色光とはならず、色付
く場合もありうる。その結果、露光される印画紙2の各
露光基準色に対する感度及び色分離フィルタ131R、
131G、131Bの各透過率差を補正することがで
き、R、G、B各色の画像についてそれぞれ同じ露光時
間で印画紙2を露光することが可能となる。
【0027】PLZTシャッタアレイ311は、チタン
酸ジルコン酸鉛にランタンを添加することにより得られ
る透明強誘電性セラミックス材料から構成されたもの
で、その材料の有する電気光学効果を利用したものであ
る。図4(a)、(b)に示すように、PLZTシャッ
タアレイ311は、長尺状のPLZT素子350の長手
方向中央部に形成された凹溝351の両側に、互いに半
ピッチずらせて多数の突起352及び353が形成さ
れ、凹溝351と、突起352及び353の凹溝351
側の面とに共通電極354が形成されると共に、突起3
52及び353の凹溝351とは反対側の面とPLZT
素子350の平面部とに駆動電極355及び356が形
成されている。また、PLZT素子350の突起352
及び353側と底面側には、互いに直交する偏向面にさ
れた偏向膜357及び358が配設されている。
【0028】このように構成されたPLZTシャッタア
レイ311において、共通電極354と駆動電極355
及び356との間にそれぞれ所定レベルの駆動電圧を印
加すると、偏向膜358側から入射した光が突起352
及び353を介して偏向膜357側に透過し、その駆動
電圧の印加を停止するとその光が遮断される。すなわ
ち、突起352及び353の偏向膜357側の部分(図
4(a)のドットで示す部分)が光の透過をオン、オフ
制御するシャッタ部(光出力部)となり、この各シャッ
タ部が画像データの各画素に対応したものとなる。これ
により、画像データの各画素に対応する位置のシャッタ
部に駆動電圧が印加されると、そのシャッタ部が開いて
光源部310Bから出力され、光ファイバアレイ314
を介して拡散フィルタ313によりほぼ均一な光量とな
るように拡散された各色の露光基準色が印画紙2上に照
射される。その結果、印画紙2が露光される。
【0029】なお、このPLZTシャッタアレイ311
のシャッタ部の数は、画像データ1ライン分の画素数に
一致するように構成されており(この実施形態において
は、2048個)、露光制御部210は、ラインバッフ
ァ23から送出されてきた1ライン分のR、G、Bの各
色ごとの画像データを露光ヘッド制御部320に送出す
る。
【0030】露光ヘッド制御部320の画像データ出力
制御部323は、ラインバッファ23から送出されてき
た画像データに基づき、対応するシャッタ部に信号を出
力し、PLZTシャッタアレイ311の各シャッタ部に
R、G、B各露光基準色ごとに異なる駆動電圧を印加
し、画像データの各画素に対応するシャッタ部を開き、
拡散フィルタ313を介して光源部310Bからの各色
光を印画紙2上に出力させ、印画紙2上の同じライン上
の領域をR、G、Bの各色の光で3回露光する。
【0031】露光ヘッド制御部320の電圧制御部32
1は、R、G、B各色に対応する各ハロゲンランプ31
2R、312G及び312Bに印加する駆動電圧を制御
し、R、G、B各色に対応するフィルタ131の透過率
や、R、G、B各露光基準色に対する印画紙2の感度等
に応じて、各ハロゲンランプの光量を制御する。その結
果、印画紙2上にはR、G、B各色による画像が最適な
条件で露光される。
【0032】1ライン分の画像データに基づく露光が終
了すると、印画紙搬送機構200が駆動され、印画紙2
3が次の1ライン分の露光を行なう長さだけ下流側に搬
送される。続いて、上記手順が繰り返され、次の1ライ
ン分の画像データに基づく露光が行なわれる。露光タイ
ミング制御部211により、露光ヘッド310による1
ライン分の露光時間と印画紙搬送機構200による印画
紙2の搬送とを同期させることにより、最終的に印画紙
2の被露光領域2aの全域が露光され、1枚の画像(潜
像)が形成される。
【0033】(第2の実施形態)次に、本発明の画像露
光装置の第2の実施形態について、図5を参照しつつ説
明する。なお、第2の実施形態は、上記第1の実施形態
の変形例であるため、第2の実施形態と共通する部分の
説明は省略する。
【0034】第1の実施形態では、光源部310Bにお
けるハロゲンランプ312を平面316B上に配列し、
各ハロゲンランプからの照射光を光ファイバアレイ31
4に入射させるためにレンズ315を用いたが、図5か
ら明らかなように、第2の実施形態では、各ハロゲンラ
ンプ312を凹面316B上に配列し、それぞれ光ファ
イバアレイ341の光源部側入射面の中心を向くように
配置している。この構成により、レンズを省略すること
が可能となる。なお、凹面316Bとしては、例えば凹
球面や凹方物面等の単一面のほか、複数の平面を組み合
わせて構成した凹面であっても良い。
【0035】(その他の応用)なお、上記各実施形態で
は、各ハロゲンランプ312R、312G及び312B
にそれぞれR、G、Bの光のみを透過させる色制限フィ
ルタ317R、317G、317Bを設け、光源部31
0Bから出射される光をR、G及びBの混色としたが、
例えば印画紙2のRの光に対する感度が他のG及びBの
光に対する感度に比べて極端に低い場合、B(青)の光
を透過させる色制限フィルタ317Bの代わりにB
(青)とR(赤)の光を透過させるM(マゼンタ)の色
制限フィルタを用い、G(緑)の光を透過させる色制限
フィルタ317Gの代わりにG(緑)とR(赤)の光を
透過させるY(黄)の色制限フィルタを用いても良い。
【0036】また、露光基準色としてR(赤)、G
(緑)、B(青)を用いた場合について説明したが、こ
れに限定されるものではなく、Y(黄)、M(マゼン
タ)、C(シアン)やその他の任意の露光基準色を用い
る場合であっても同様の効果を奏することは言うまでも
ない。
【0037】さらに、露光ヘッド310のシャッタ部3
10Aと光源部310Bとを分離し、これらの間を光フ
ァイバアレイ314で接続するように構成したが、これ
に限定されるものではなく、シャッタ部310Aと光源
部310Bを一体的に構成しても良い。
【0038】
【発明の効果】以上のように、本発明の画像露光装置に
よれば、一次元的に配列され透光及び遮光を制御するシ
ャッタアレイと、複数のハロゲンランプ及び各ハロゲン
ランプの光出射面に対向するようにそれぞれ設けられ各
ハロゲンランプから出射される光の色を制限する複数の
色制限フィルタとを含む光源部と、光源部側端面が二次
元的に配列され、シャッタアレイ側端面が一次元的に配
列され、光源部とシャッタアレイとの間を接続する光フ
ァイバアレイと、光源部と光ファイバアレイとの間に設
けられ、光源部からの出射光のうち、露光基準色のうち
の1つの色の光のみを選択的に透過させる色分離フィル
タを具備するので、光源部から出射される光は必ずしも
白色光ではなく、露光基準色を任意の割合で合成した光
となり、露光される印画紙の各露光基準色に対する感度
及び色分離フィルタの各色の透過率差を補正することが
できる。その結果、最適な条件で印画紙を露光すること
ができ、従来必要であった調光フィルタを省略すること
ができ、露光むらを低減することが可能となる。
【0039】また、各ハロゲンランプにそれぞれ印加す
る駆動電圧を制御し、各ハロゲンランプの光量をそれぞ
れ個別に調節することにより、光源部からの出射光に占
める露光基準色の割合を任意に変化させることが可能と
なる。
【0040】また、色制限フィルタのうち少なくとも1
つを、露光基準色のうち少なくとも2種類の色を透過さ
せるように構成することにより、露光基準色のうちの特
定の色の光量を多くすることができ、印画紙の特定の露
光基準色に対する感度が他の露光基準色に対する感度に
比べて極端に低い場合であっても、各露光基準色に対す
る露光時間を一定にすることが可能となる。
【0041】また、各ハロゲンランプから照射された光
を集光レンズによって集光し、光ファイバアレイに導く
か、あるいは各ハロゲンランプをそれぞれ所定の方向を
向くように傾斜させて配置することにより、各ハロゲン
ランプから照射された光のうち、色分離フィルタを通っ
て光ファイバアレイに入射する光の割合を高くすること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像露光装置を用いた写真処理装置
の構成を示す図である。
【図2】 本発明の画像露光装置の第1の実施形態の構
成を示す図である。
【図3】 第1の実施形態における露光ヘッドの詳細を
示す図である。
【図4】 PLZTシャッタアレイの構成を示す図であ
り、(a)はその平面図、(b)は側面図である。
【図5】 本発明の画像露光装置の第2の実施形態にお
ける露光ヘッドの詳細を示す図である。
【図6】 従来の画像露光装置の構成を示す図である。
【図7】 従来の画像露光装置における露光ヘッドの詳
細を示す図である。
【図8】 (a)〜(c)はそれぞれ従来の画像露光装
置における調光フィルタの動作を示す図である。
【図9】 従来の画像露光装置における色分離フィルタ
の構成を示す図である。
【符号の説明】
130 :色分離フィルタ 131 :フィルタ板 132 :モータ 300 :画像露光装置 310 :露光ヘッド 310A:シャッタ部 310B:光源部 311 :PLZTシャッタアレイ 312R:ハロゲンランプ 312G:ハロゲンランプ 312B:ハロゲンランプ 313 :拡散フィルタ 314 :光ファイバアレイ 315 :レンズ 316 :鏡筒 317R:色制限フィルタ 317G:色制限フィルタ 318B:色制限フィルタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一次元的に配列され透光及び遮光を制御
    するシャッタアレイと、 複数のハロゲンランプ及び前記各ハロゲンランプの光出
    射面に対向するようにそれぞれ設けられ各ハロゲンラン
    プから出射される光の色を制限する複数の色制限フィル
    タとを含む光源部と、 前記光源部側端面が二次元的に配列され、前記シャッタ
    アレイ側端面が一次元的に配列され、前記光源部と前記
    シャッタアレイとの間を接続する光ファイバアレイと、 前記光源部と前記光ファイバアレイとの間に設けられ、
    前記光源部からの出射光のうち、露光基準色のうちの1
    つの色の光のみを選択的に透過させる色分離フィルタを
    具備する画像露光装置。
  2. 【請求項2】 前記各ハロゲンランプにそれぞれ印加す
    る駆動電圧を制御し、前記各ハロゲンランプの光量をそ
    れぞれ個別に調節することを特徴とする請求項1記載の
    画像露光装置。
  3. 【請求項3】 前記色制限フィルタのうち少なくとも1
    つは、前記露光基準色のうち少なくとも2種類の色を透
    過させることを特徴とする請求項1又は2記載の画像露
    光装置。
  4. 【請求項4】 前記各ハロゲンランプから照射された光
    を集光レンズによって集光し、光ファイバアレイに導く
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の画
    像露光装置。
  5. 【請求項5】 前記各ハロゲンランプをそれぞれ所定の
    方向を向くように傾斜させて配置したことを特徴とする
    請求項1から3のいずれかに記載の画像露光装置。
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