JPH11129507A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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Publication number
JPH11129507A
JPH11129507A JP29724997A JP29724997A JPH11129507A JP H11129507 A JPH11129507 A JP H11129507A JP 29724997 A JP29724997 A JP 29724997A JP 29724997 A JP29724997 A JP 29724997A JP H11129507 A JPH11129507 A JP H11129507A
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JP
Japan
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ink
recording
discharge
ejection
ink jet
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JP29724997A
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Inventor
Yasushi Koike
寧 小池
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 共通液室を分割した複数色一体型インクジェ
ット記録ヘッドのコンパクト化と経済性の両立を図る。 【解決手段】 記録手段と吐出回復装置とを備えたイン
クジェット記録ヘッドであって、前記記録手段は、複数
色のインクを吐出可能なインク吐出口を用紙搬送方向に
色毎に等間隔に配し、前記インク吐出口の数が各色とも
等しく、かつ、前記インク吐出口の各色別境界にインク
非吐出領域を備え、前記吐出回復装置11は、大きさの
異なる少なくとも2つのキャップ1141,1151を
備えており、該2つのキャップ1141,1151のう
ち少なくとも1つのキャップ1141の内部に吸引力を
作用させる吸引手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録手段から記録
媒体ヘインクを吐出して画像等の記録を行なうインクジ
ェット記録装置に関するものであり、特に、複数色一体
型記録手段を備えたカラーインクジェット記録装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、複写機、ファクシミリ等の機
能を有する記録装置、或いはコンピューターやワードプ
ロセッサ等を含む複合機やワークステーシヨンの出力機
器として用いられる記録装置は、画像情報に基づいて用
紙やプラスチック薄板(例えば、OHP等に用いる)等
の記録媒体に画像を記録していくように構成されてい
る。前記記録装置は、使用する記録手段の記録方法によ
り、インクジェット式、ワイヤドット式、感熱式、熱転
写式、レーザービーム式等に分けられる。
【0003】そのうち、インクジェット式の記録装置
(インクジェット記録装置)は、記録手段(記録ヘッ
ド)から記録媒体にインクを吐出して記録を行うもので
あり、記録手段のコンパクト化が容易であり、高精細な
画像を高速で記録することができ、普通紙に特別の処理
を必要とせずに記録することができ、ランニングコスト
が安く、ノンインパクト方式であるため騒音が少なく、
しかも多色のインクを使用してカラー画像を記録するの
が容易である等の利点を有している。
【0004】従来、インクジェット記録ヘッドにおいて
は、特開昭55−132253に記載されているよう
に、電気熱変換体が上部に形成されたシリコン基板と、
該シリコン基板上の記録用インク吐出口と前記電気熱変
換体による熱作用部を有するインク流路と該インク流路
にインクを供給する共通液室を構成するための凹部を有
した天板とを接合することによって構成されている。
【0005】また、インクジェット記録ヘッドにおいて
は、前記シリコン基板上に配された電気熱変換体を駆動
するために、前記シリコン基板内に作り込まれている駆
動回路と該駆動回路からの配線を引き出す配線基板を備
え、前記駆動回路を作り込んだシリコン基板及び該配線
基板は、放熱部材上に隣接して配置されている。
【0006】前記電気熱変換体より引き出されたアルミ
配線は、シリコン基板内に作り込まれた駆動回路に接続
され、該駆動回路より引き出されたアルミ配線は、一括
して2層配線により前記シリコン基板の端部に引き出さ
れ、ワイヤーボンディングによって配線基板上の電源の
コモン端子に接続されている。
【0007】さらには、カラーインクジェット記録ヘッ
ドは図10に示すように、インクジェット記録ヘッド2
1を複数個並ベたインクジェットユニットを用いて多色
のカラー印字を行っている。上記従来例によると、印宇
スピードが速くなるメリットはあるものの、インクジェ
ット記録ヘッドを複数個配置するのでコンパクト化が困
難となり、また製造コストがインクジェット記録ヘッド
の個数倍かかることになり、コストアップとなる。
【0008】そこで、インク吐出用ノズル付き天板の共
通液室を複数に分割し、分割された液室毎に異なる色の
インクを供給することで一つのインクジェット記録ヘッ
ドで多色の印字を可能とし、インクジェット記録ヘッド
のコンパクト化を可能とする安価なカラーインクジェッ
ト記録ヘッドが提案されている。
【0009】上記インクジェット記録装置に於いては、
インクタンクから記録ヘッドに至るインク供給系に塵挨
や気泡が混入することがあり、記録ヘッドに設けられて
いるインク吐出口やこれに連通する液路は一般的に、内
径が数ミクロンから数十ミクロンの程度と微小のため
に、混入した塵挨や気泡が記録ヘッドの液路に導かれる
と、液路内に付着してインクの流れを阻害し、インク吐
出効率を低下させたり、甚だしい場合には目詰まりを生
じてインクの吐出不良を引き起こしたりする恐れがあ
る。また、かかる記録装置にインクを充填したままで長
時間インクの吐出を行わなかった場合には、インクを構
成する成分が沈殿して同様にインクの吐出異常を生じさ
せる恐れがある。
【0010】そこで、これらの問題の解消を図るには、
記録に際して、記録ヘッドからのインク吐出を良好な状
態に維持させることが望ましく、そのための回復手段と
して、加圧回復手段や、吸引回復手段などが採用されて
きた。これらのうち、吸引回復手段は、インク吐出口の
周辺部をキャップで塞いだ状態で吸引ポンプなどを用い
て吐出口からインクを吸引し、液路内に堆積するインク
の固着物や気泡、塵挨などの障害物を液路内から除去す
るものである。
【0011】また、このようなインクジェット記録装置
に於いては、吐出口面上に付着したインクや塵挨などの
インク吐出の妨げとなる異物を除去するために、ゴム等
の弾性体で形成されたブレードにより吐出口面を拭き取
り清掃する処理、すなわちワイピング動作が行われてい
る。
【0012】さらには、記録中に使用頻度の低いノズル
の乾燥・固着を防ぐため一定間隔を以て回復動作として
の吐出、すなわち予備吐出動作が行われる。これは吐出
されないノズル内のインクが乾燥しない程度の問隔(例
えば20秒毎)で、記録部以外の所定の位置に全ノズル
からインクを吐出するものである。また、前記ブレード
による拭き取り処理後の吐出安定を目的として、ワイピ
ング動作後にも予備吐出が行われることもある。
【0013】これらの一連の回復手段は、一般には記録
範囲以外に設けられたキャップ、吸引ボンプ、ブレード
等を含む回復装置によって行われるものであり、前記予
備吐出動作についても、回復装置に具えられた開口部で
ある予備吐出受け部に行われるのが一般的である。この
予備吐出受け部に吐出されたインクは、開口部から導か
れた流路によって、回復装置下方に設けられた廃インク
吸収体に伝達保持される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成の場合、
吐出回復のためにインクジェット記録ヘッドの吐出口形
成面を覆うためのキャップは、インク吐出口全面を覆う
ように構成されている。この構成によれば、吐出回復手
段として、例えば吸引回復のために全インク吐出口に負
圧を作用させる場合と、インク吐出口およびインク吐出
口近傍のインクが乾燥し、固着するのを防止するための
キャッピングの場合との、いずれの場合にも一つのキャ
ップで対応することができる。
【0015】しかしながら、上記従来例においては、全
インク吐出口に負圧を作用させて吸引回復を行うため、
吸引する必要のない吐出口からもインクを吸引すること
になつてしまう。これは、共通液室を分割した複数色一
体型インクジェット記録ヘッドにおいて、コンパクト化
と引き換えに経済性(ランニングコスト)を犠牲にする
ことになってしまう。
【0016】同様に、単色インクジェット記録ヘッド
と、前記共通液室を分割した複数色一体型インクジェッ
ト記録ヘッドとを選択可能な場合、単色ヘッドの吸引と
同様に複数色ヘッドの吸引を行うと、この場合も吸引す
る必要のない吐出口からもインクを吸引することになっ
てしまう。
【0017】上記課題を、具体的に数宇を挙げて説明す
る。
【0018】インク容量を28gとし、吸引回復動作で
吸引されるインクの1ノズルあたりの量を90ngに設
定する。128ノズルを有する黒インクヘッドの場合、
1回の吸引インク量は、90ng×l28=11.52
mg、インク容量に対する比率は、11.52mg/2
8g=0.0411%となる。
【0019】一方、128ノズルを4色に分割した複数
色一体型ヘッドの場合、1色あたりのノズル数、インク
容量を均等にすると、1回の吸引インク量は、90ng
×32=2.88mg、インク容量に対する比率は、
2.88mg/7g=0.0411%となる。
【0020】複数色一体型ヘッドの場合、1回の吸引で
吸引回復の必要の無いインクを0.0411%ずつ消費
することになってしまう。
【0021】しかしながら、前記インクジェット記録装
置そのものを非使用時の場合、インク吐出口およびイン
ク吐出口近傍のインクが乾燥し、固着するのを防止する
ためのキャッピングにおいては、全インク吐出口を覆う
必要がある。
【0022】本発明の目的は、快適なカラー印刷を行う
ために、共通液室を分割した複数色一体型インクジェッ
ト記録ヘッドにおいて、コンパクト化と経済性の両立を
図ることにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る代表的な構成は、インクを吐出して記録
媒体に記録を行う記録手段と、前記記録手段の不吐出を
検知するためのインク不吐出検知手段と、前記記録手段
に対し吐出回復処理を行う吐出回復装置を備えたインク
ジェット記録装置において、前記吐出回復装置は大きさ
の異なる少なくとも2つのキャップを備えており、更
に、該2つのキャップのうち少なくとも1つのキャップ
の内部に吸引力を作用させる吸引手段を備えることを特
徴とする。
【0024】したがって乾燥防止、吸引回復等キャッピ
ングの用途に応じて最適なキャップを選択することがで
きる。
【0025】前記記録手段は、複数色のインクを吐出可
能なインク吐出口を用紙搬送方向に色毎に等間隔に配し
たインクジェット記録手段であり、前記インク吐出口の
数が各色とも等しくし、かつ、前記インク吐出口の各色
別境界にインク非吐出領域を備えるとよい。
【0026】インク吐出口の数を各色とも等しくするこ
とにより、一つのキャップで各色毎のインク吐出口を覆
うことができ、また各色別境界にインク非吐出領域を備
えるため、キャップの微少な位置ずれが起きても、キャ
ップで複数色のインク吐出口を覆うことが無く、インク
吸引時のキャップ内での混色を防ぐことができる。
【0027】前記キャップは、前記記録手段の全インク
吐出口を覆う第1のキャップと、前記記録手段のインク
吐出口のうち一色分のインク吐出口だけを覆う第2のキ
ャップから成り、前記吸引手段の吸引力を、前記第2の
キャップに作用させるようにするとよい。
【0028】これにより、キャッピングの機能を、複数
色の全色に作用させる非記録時キャツピングと、一色だ
けに作用させる吸引回復時キャッピングとに区別するこ
とができる。
【0029】前記インク不吐出検知手段は、少なくとも
各色毎のインク不吐出を検知可能であることを特徴とす
る。
【0030】したがって、前述のキャッピング動作にお
いて第1のキャップを用いるか、第2のキャップを用い
るかの判断を行うことができ、吸引回復動作を行う場合
に、吸引回復の必要のない色に対して吸引回復動作を行
うことがない。
【0031】上記目的を達成するための本発明に係る別
の構成は、インクを吐出して記録媒体に記録を行う記録
手段と、前記記録手段を搬送する搬送手段と、前記記録
手段の不吐出を検知するためのインク不吐出検知手段
と、前記記録手段に対し吐出回復処理を行う吐出回復装
置を備えたインクジェット記録装置において、前記記録
手段は、前記搬送手段に対して脱着可能であり、かつ、
単色インクを吐出するための第1記録手段と、複数色の
インクを吐出可能なインク吐出口を用紙搬送方向に色毎
に等間隔に配した第2記録手段とから選択可能であり、
更に前記吐出回復装置は、大きさの異なる2つのキャッ
プを備え、該2つのキャップそれぞれの内部に吸引力を
作用させる、吸引手段を備えることを特徴とする。
【0032】したがって、例えばモノクロ印刷とカラー
印刷等、用途により記録手段を選択できる場合において
も、乾燥防止、吸引回復等キャッピングの用途に応じて
最適なキャップを選択することができる。
【0033】前記第2記録手段は、前記インク吐出口の
数が各色とも等しく、かつ、前記インク吐出口の各色別
境界にインク非吐出領域を備えるとよい。
【0034】インク吐出口の数を各色あたり等しくする
ことにより、一つのキャップで各色毎のインク吐出口を
覆うことができ、各色別境界にインク非吐出領域を備え
るため、キャップの微少な位置ずれが起きても、キャッ
プで複数色のインク吐出口を覆うことが無く、インク吸
引時のキャップ内混色がなくなる。
【0035】前記2つのキャップは、前記第1の記録手
段及び第2の記録手段のいづれの全インク吐出口も覆う
ことのできる大きさの第1のキャップと、前記第2の記
録手段のインク吐出口のうち一色分のインク吐出口だけ
を覆う大きさの第2のキャップと、から成ることを特徴
とする。
【0036】これにより、キャッピングの機能を第1の
記録手段に作用させる場合と、第2の記録手段の複数色
のうちの一色だけに作用させる場合と、第2の記録手段
の複数色の全色に作用させる場合とに区別することがで
きる。
【0037】前記第1の記録手段に対しては、吸引回復
動作時及び非記録時のキャッピング時のいづれの場合も
前記第1のキャップを用い、前記第2の記録手段に対し
ては、吸引回復動作時には前記第2のキャップを用い、
非記録時のキャッピング時には前記第1のキャップを用
いるとよい。
【0038】これにより、前記第1および第2の記録手
段のいづれにおいても、用途に応じた最適のキャップを
選択することができる。
【0039】前記インク不吐出検知手段は、記録手段が
前記第2の記録手段の場合、少なくとも各色毎のインク
不吐出を検知可能であることを特徴とする。
【0040】したがって、前記第2の記録手段に対して
吸引回復動作を行う場合、吸引回復の必要のない色に対
して吸引回復動作を行うことがない。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。図1は、本発明が適用される
一般的なインクジェット記録装置の斜視図である。
【0042】図1に於いて、後述するように記録ヘッド
とインクタンクを一体化した形態を有するへッドカート
リッジ1はキャリッジ2に搭載され、ガイド軸3及びリ
アガイド4によって規制された矢印S方向(主走査方
向)に移動する。そしてキャリッジ2の移動と同期して
伝送される信号に応じてインクを吐出することで不図示
の被記録媒体(記録紙ともいう)に記録を形成し得るよ
うに構成されている。
【0043】ヘッドカートリッジ1と対向し且つ該カー
トリッジ1よりも被記録媒体の搬送方向(副走査方向)
上流側に搬送ローラ5が配置されている。この搬送ロー
ラ5は搬送モータ6によって駆動されて被記録媒体を搬
送すると共に、記録ヘッドに対する被記録媒体の被記録
面の位置を規制するものである。
【0044】フィードローラ7はローラホルダ8に保持
されて搬送ローラ5に圧接し得るように構成されてい
る。このフィードローラ7は被記録媒体を搬送ローラ5
に押圧することで搬送力を付与するものである。
【0045】ヘッドカートリッジ1を構成する記録ヘッ
ドの吐出口と対向し、且つ該カートリッジ1の矢印S方
向に対する移動可能領域の全範囲にわたってプラテン9
が設けられている。このプラテン9は記録ヘッドと被記
録媒体の被記録面との間隔を一定に保持し得るように被
記録媒体の位置を規制するものである。ヘッドカートリ
ッジ1と対向し、且つ該カートリッジ1よりも被記録媒
体の搬送方向下流側に排紙ローラ10が配置されてお
り、この排紙ローラ10に対応して不図示の拍車が配置
されている。排紙ローラ10及び拍車は協働して被記録
媒体を不図示の排紙口に向けて排紙するように構成され
ている。また排紙ローラ10の駆動力は、不図示のアシ
ストローラを介し搬送ローラ5より得られる。
【0046】11は、後述する吐出回復装置であり、プ
ラテン9から外れた記録領域外の記録ヘッド部対向位置
に設けられている。
【0047】次に、前記ヘッドカートリッジ1の詳細に
ついて説明する。図2の(a)および(b)は、ヘッド
カートリッジの分解斜視図および外観斜視図である。こ
のへツドカートリッジ1は、記録手段(記録ヘッド)の
本体部分である吐出ユニット1aとインク供給源たるイ
ンク収容部(インクタンク)1bとを一体化した構造を
有している。なお、本実施例では、記録手段(記録ヘッ
ド)として、いわゆる記録ヘッド(上記吐出ユニット1
a)とインクタンク1bとを一体化したへッドカートリ
ッジ1が使用されているので、説明を簡単にするため、
ヘッドカートリツジ1または吐出ユニット1aを単に記
録手段1または記録ヘッド1で示す場合がある。
【0048】前記吐出ユニット1aの各構成部品を示す
図2の(a)において、111はヒーターボードであ
り、このヒータボード111は、Si基板上に、電気熱
変換素子(吐出ヒータ)とこれに電力を供給するアルミ
等の配線とを成膜技術により形成した構造をしている。
121はヒータボード111に対する配線基板であり、
対応する配線は例えばワイヤボンディングにより接続さ
れる。130はインク流路を限界するための隔壁や共通
液室等を設けた天板であり、本実施例では、吐出口プレ
ート部を一体に有する樹脂材料で形成されている。
【0049】141は例えば金属製の支持体、150は
押さえばねであり、両者間にヒータボード111および
天板130を挟み込んだ状態で両者を結合させることに
より、押さえばね150の付勢力によってヒータボード
111と天板130とを圧着固定する。なお、支持体1
41は、配線基板121が貼着等により固定されるとと
もに、キャリッジ2に対するへッドカートリッジ1の位
置決め基準となるものである。また、この支持体141
は、記録手段1を駆動する際に生じるヒータボード11
1の熱を放熱冷却するための部材としても機能する。
【0050】160はサブタンクであり、インク供給源
をなすインクタンク1bからインク供給を受け、ヒータ
ボード111と天板130との接合により形成される共
通液室に供給管163を介してインクを導くためのもの
である。181は共通液室ヘのインク供給口付近のサブ
タンク160内の部位に配置されるフィルタであり、フ
ィルタ固定部材183により取り付けられる。191は
サブタンク160の蓋部材である。109はインクを含
浸させるための吸収体であり、インクタンク1b内に配
置される。101は上記各構成部品111〜191から
なる記録エレメント(吐出ユニット)1aに対してイン
クを供給するための供給口であり、該記録エレメント1
aをインクタンク1bの部分103に配置する前の工程
で、供給口101よりインクを注入することにより吸収
体109のインク含浸を行なわせることができる。19
3はカートリッジ本体の蓋部材、105はカートリッジ
内部を大気に連通するための蓋部材に設けた大気連通口
である。
【0051】図2の(a)において、供給口101を介
してのインクタンク1bヘのインク充填が終了すると、
各構成部品111〜191よりなる吐出ユニット1aを
部分103に位置付けて配設する。このときの位置決め
ないし固定は、例えばインクタンク1bに設けた突起1
07と、これに対応して支持体141に設けた孔143
とを械合させることにより行なうことができ、これによ
って図2(b)に示すへッドカートリッジ1が完成す
る。
【0052】インクタンク1b内のインクは、供給口1
01、支持体141に設けた孔145、サブタンク16
0の図2(a)中の裏側面に設けた導入口を介して、該
サブタンク160内に供給される。このサブタンク16
0内のインクは、適宜導出口より供給管163および天
板130のインク導入口1301を介して、共通液室内
ヘと流入する。以上におけるインク連通用の接続部に
は、例えばシリコンゴムやブチルゴム等パッキンが配置
され、これによって封止が行なわれてインク供給路が確
保される。
【0053】前記記録ヘッド(記録手段)としての吐出
ユニット1aは、熱エネルギーを利用してインクを吐出
するインクジェット記録手段であって、熱エネルギーを
発生するための電気熱変換体を備えたものである。ま
た、前記吐出ユニット1aは、前記電気熱変換体によつ
て印加される熱エネルギーにより生じる膜沸騰による気
泡の成長、収縮によって生じる圧力変化を利用して、吐
出口よりインクを吐出させ、記録を行なうものである。
【0054】図3は、複数色一体型記録ヘッドの天板の
詳細図である。図4は、図3の天板のノズルの並び部の
液室分離溝の拡大図、図5は、図3の天板を被インク吐
出面から見た斜視図である。
【0055】図3において、1310はインク吐出用ノ
ズル、1320はノズル部のみの複数の液室分離溝(ダ
ミーノズル)、1330は共通液室分離溝、1340は
液室分離溝の両側の壁に設けられた縦溝、1350は共
通液室分離溝壁、1360はオリフィスプレート、13
70は共通液室分離溝の封止剤注入口、1380は各分
離された液室でイエロー、マゼンタ、シアン、の各イン
クで3色分あり、液室問の分離溝も都合2箇所となる。
各インクはインク導入口1301を介して、液室138
0内に供給される。
【0056】図4において、1323はダミーノズルの
オリフィスプレートにあいている穴、1325はノズル
部の複数の液室分離溝1330の穴につながるオリフィ
スプレート1360のシリコン基板側に設けられた溝、
1340は液室分離溝の両側の壁に設けられた縦溝、1
345は液室分離溝後方で共通液室凹部の高さ方向の彫
込みで封止剤溜りであり、前記縦溝1340は本実施例
では各液室分離溝壁1350に3本ずつ配されている。
またダミーノズル1320は、インク吐出用ノズル13
10と同じ間隔で配され、中心の2本分幅の広いダミー
ノズルが共通液室分離溝1330とつながっており、そ
の外側の左右に各々3本のダミーノズルがあり計7本と
なる。
【0057】図5において、130は図2に示す天板、
111、141はそれぞれ前述のヒータボード、支持体
である。
【0058】本実施例において、インク吐出用ノズル1
310、ダミーノズル1320は、ともに1/360イ
ンチ間隔で配設されており、インク吐出用ノズル131
0は各色毎48ノズル配設されている。ダミーノズル1
320は、上述のように7本(1/360間隔で8本)
を1箇所にまとめてある。したがって、全ノズル数は、
48×3+8×2=160本となる。
【0059】各色毎のインク吐出領域(最大ノズル間
隔)h1=1/360インチ×47=3.316mm。
【0060】各色間のインク非吐出領域(最大インク非
吐出領域)h2=1/360インチ×9=0.635m
m。
【0061】したがって、全ノズル間隔H(ノズル15
9本分)=3.316×3+0.635×2=11.2
18mm。
【0062】図6は、前述の吐出回復装置の構成を示す
斜視図である。図7は、図6における大きさの異なる2
つのキャップ1141、1151を説明する図である。
図8は、吐出回復動作の一例を示すフローチャートであ
る。
【0063】図6において、吐出回復装置11の内部に
は、ピストン1110を往復動させることによって吸引
負圧を発生させるポンプ部1121が設けられており、
該ポンプ部1121に設けられた吸引口1123はキャ
ップチューブ1130によって吸引キャップ1141と
接続されている。また、ポンプ部1121に設けられた
廃インク口1125は図示しない廃インク処理手段(廃
インクタンク等)に接続されている。従ってポンプ部1
121によって発生された負圧により吸引キャップ11
41から吸引されたインクを、廃インク口1125から
廃インクタンクに排出させることができる。
【0064】ここで、吸引キャップ1141は、吸引キ
ャップホルダ1143に保持されており、ヘッドカート
リッジ1に対して密接/離問可能なよう構成されてい
る。即ち、吸引キャップ1141をへッドカートリッジ
1の吐出口形成面に密着させた状態で前述のポンプ部1
121を駆動させることにより、吐出口からインクを吸
引し、ヘッドカートリッジ1の液路内に堆積する固着イ
ンクや気泡、塵挨等の障害物を除去する。1151は、
非記録時にインク吐出口とその周囲を覆い、インクの乾
燥及び固着を防止するための乾燥防止キャップであり、
乾燥防止キャップホルダ1153に保持されている。
【0065】吸引キャップ1141、乾燥防止キャップ
1151の大きさと、インク非吐出領域との関係を、図
7を用いて説明する。図7において、吸引キャップ11
41は、ヘッドカートリッジのノズル配列方向に長さL
lの間隔を持った幅Wのリブを備えている。乾燥防止キ
ャップ1151は、同様に長さL2の間隔を持った幅W
のリブを備えている。
【0066】本実施例では、各色問のインク非吐出領域
に確実にリブが圧接されるようにリブ形状を考慮し、以
下としている。
【0067】W=0.3<0.635=h2; L1=
3.5>3.316=h1; L2=11.4>11.
218=H。
【0068】図6において、1161はゴムなどの材質
で構成され、ヘッドカートリッジ1の吐出口周囲部の余
分なインク滴やゴミ等を除去するブレードである。ブレ
ード1161はブレードホルダ1163に支持されてお
り、ヘッドカートリッジ1の吐出口形成面に対し当接/
離間するよう構成されている。
【0069】即ち、前記ブレード1161がへッドカー
トリッジ1の吐出口形成面に押付けられるような位置に
までブレードホルダ1163を介して前進させた状態で
へッドカートリッジ1がブレード1161の前面を、例
えば左から右に通過するようにキャリツジ2を移動させ
ることにより、ヘッドカートリッジ1の吐出口形成面に
付着したインクや不純物などが除去され、ヘッドカート
リッジ1の吐出安定性が確保される。
【0070】更に、吐出回復装置11には、回復動作と
しての吐出(予備吐出)を受けるための予備吐出受け部
1171が設けられており、該予備吐出受け部1171
に吐出されたインクは、内部に配設された予備吐出吸収
体1173により保持される。なお、この予備吐出吸収
体1173の他端は、前述の図示しない廃インクタンク
に連結されており、保持されたインクは徐々に廃インク
タンクヘと伝送されるので、経年時や環境変化によって
保持インクがオーバーフローするようなことはない。
【0071】上記、一連の吸引回復動作を、図8のフロ
ーチャートを用いて説明する。
【0072】印刷が開始され(ステップS101,S1
11)、印刷中に規定時間経過毎に(ステップS12
1,S122)、インク不吐出検知手段によりインクの
不吐出が発生していないかのチエックを行う(ステップ
S123)。インク不吐出が検知されると吐口回復動作
を開始し(ステップS124)、キャリッジを吸引キャ
ップのキャッピング位置ヘ移動する(ステップS12
5)。不吐出の検知されたインク色がシアンの場合(ス
テップS131)、キャリッジの位置はそのままで、吸
引キャップをシアン色領域ヘ移動させる(ステップS1
32)。キャッピング状態でポンプにより吸引し(ステ
ップS126)、キャリッジを走査しながらブレード拭
き(ステップS127)、予備吐出(ステップS12
8,S129)を行い、再び印刷状態ヘと戻る。印刷が
終了したら運転を停止する(ステップS141)。
【0073】不吐出の検知されたインク色がマゼンタの
場合(ステップS141)またはイエローの場合(ステ
ップS151)も、それぞれ吸引キャップをマゼンタ色
領域ヘ移動させることにより(ステップS142)また
はイエロー色領域ヘ移動させることにより(ステップS
152)、シアンの場合同様、吸引動作を行うことがで
きる。
【0074】なお、前記インク不吐出検知手段として
は、例えば特公平4−6549号に開示されている如
く、ノズル内の電流値の変化等を検知することによりイ
ンクの状態を検知する構成がある。
【0075】なお、前述の実施形態では、インクジェッ
トヘッドをイエロー、マゼンタ、シアンの3色一体型ヘ
ッドとして説明したが、各インクのノズル数、非インク
吐出領域が等しければ、インク色の数は何色でもよい。
インクの色が多くなるほど、全インク容量に対して吸引
回復の必要の無いインクを消費する割合は高くなってし
まう。したがって、一体にするインク色が多いほど、本
発明の効果は高くなる。
【0076】また、インクジェットヘッドを、単色イン
クを吐出するための記録ヘッドと、複数色一体型記録ヘ
ッドとに載せ換え可能としてもよい。この場合、乾燥防
止キャップ1151も吸引可能とする必要がある。複数
色一体型記録ヘッドの場合、前述の実施形態の場合と同
様に、前記吸引キャップ1141を用いて、不吐出を検
知した吐出口を含むインク色の吐出口に吸引力を作用さ
せ、吸引回復を行うことができる。一方単色記録ヘッド
の場合、不吐出を検知した吐出口を含むインク吐出口群
を乾燥防止キャップ1151を用いてキャッピングし、
吸引回復を行うことができる。
【0077】前述の実施形態では、3色一体型ヘッドの
うち1色が不吐出検知されたとして説明したが、2色あ
るいは3色とも不吐出検知された場合の吸引回復動作
を、図9に示すフローチャートを用いて説明する。な
お、ヘッドは前述の実施形態と同様、3色一体型記録ヘ
ッドとする。
【0078】ステップS201からステップS225ま
では、図8のステップS101からステップS125ま
でと同じである。まず、シアンが不吐出かどうかを判断
し(ステップS231)、不吐出状態の場合、キャリッ
ジの位置はそのままで、吸引キャップをシアン領域ヘ移
動させ(ステップS232)、ポンプによる吸引を行う
(ステップS233)。不吐出状態でない場合、マゼン
タの不吐出判断を行う(ステップS241)。シアンの
場合と同様、マゼンタ、イエローの順に不吐出判断(ス
テップS241、S251)、ポンプ吸引を行う(ステ
ップS243、S253)。3色の不吐出判断、吸引動
作(ステップS243、S253)の後、ブレード拭き
(ステップS227)、予備吐出を行い(ステップS2
28)、再び印刷状態ヘと戻る。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
インク不吐出状態において、吸引する必要のない吐出口
からのインク吸引をすることなく、吸引回復を行うこと
ができ、そのため、1ヘッドあたりの実使用インク量
(ヘッド1個で印刷ができる枚数)の増加、結果として
ランニングコストの低減という経済性の向上、また、吸
引するインク総量が少なくなるので廃インク吸収体の容
量減少による装置のコンパクト化を達成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるインクジェット記録装置の全体構
成を示す一部破断斜視図である。
【図2】ヘッドカートリッジの全体構成を示す図であ
り、(a)は分解斜視図、(b)は外観斜視図である。
【図3】複数色一体型ヘッドカートリッジの天板を説明
する斜視図である。
【図4】図3の天板の液室分離溝を説明する拡大図であ
る。
【図5】図3の天板を被インク吐出面から見た斜視図で
ある。
【図6】吐出回復装置の構成を示す斜視図である。
【図7】図6の吐出回復装置の大きさの異なる2つのキ
ャップを説明する図であり、(a)は吸引キャップの正
面図、(b)は(a)のA−A線断面図、(c)は乾燥
防止キャップの正面図、(d)は(c)のB−B線断面
図である。
【図8】吐出回復動作の一例を示すフローチャートであ
る。
【図9】吐出回復動作の他の例を示すフローチャートで
ある。
【図10】従来のインクジェット記録ヘッドを複数個並
ベたインクジェットユニットを説明する斜視図である。
【符号の説明】
1 ヘッドカートリッジ 1a 吐出ユニット 1b インクタンク 11 吐出回復装置 111 ヒータボード 130 天板 1110 ピストン 1121 ポンプ部 1130 キャップチューブ 1141 吸引キャップ 1143 吸引キャップホルダ 1151 乾燥防止キャップ 1153 乾燥防止キャップホルダ 1161 ブレード 1163 ブレードホルダ 1171 予備吐出受け部 1173 予備吐出吸収体 1310 インク吐出用ノズル 1320 ダミーノズル 1330 共通液室分離溝 1360 オリフィスプレート 1380 液室

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを吐出して記録媒体に記録を行う
    記録手段と、前記記録手段に対し吐出回復処理を行う吐
    出回復装置を備えたインクジェット記録装置において、
    前記吐出回復装置は大きさの異なる少なくとも2つのキ
    ャップを備えており、更に、該2つのキャップのうち少
    なくとも1つのキャップの内部に吸引力を作用させる吸
    引手段を備えることを特徴とするインクジェット記録装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のインクジェット記録装置
    において、前記記録手段は、複数色のインクを吐出可能
    なインク吐出口を用紙搬送方向に色毎に等間隔に配した
    インクジェット記録手段であり、前記インク吐出口の数
    が各色とも等しく、かつ、前記インク吐出口の各色別境
    界にインク非吐出領域を備えることを特徴とするインク
    ジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のインクジェット記録装置
    において、前記キャップは、前記記録手段の全インク吐
    出口を覆う第1のキャップと、前記記録手段のインク吐
    出口のうち一色分のインク吐出口だけを覆う第2のキャ
    ップとから成り、前記吸引手段の吸引力は、前記第2の
    キャップに作用することを特徴とするインクジェット記
    録装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいづれか1項に記載
    のインクジェット記録装置において、前記記録手段の不
    吐出を検知するためのインク不吐出検知手段を備えるこ
    とを特徴とするインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のインクジェット記録装置
    において、前記インク不吐出検知手段は、少なくとも各
    色毎のインク不吐出を検知可能であることを特徴とする
    インクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 請求項4ないし5のいづれか1項に記載
    のインクジェット記録装置において、前記インク不吐出
    検知手段によってインク不吐出を検知されたインク吐出
    口に対し前記第2のキャップを移動する、キャップ移動
    手段を備えることを特徴とするインクジェット記録装
    置。
  7. 【請求項7】 インクを吐出して記録媒体に記録を行う
    記録手段と、前記記録手段を搬送する搬送手段と、前記
    記録手段に対し吐出回復処理を行う吐出回復装置を備え
    たインクジェット記録装置において、前記記録手段は、
    前記搬送手段に対して脱着可能であり、かつ、単色イン
    クを吐出するための第1記録手段と、複数色のインクを
    吐出可能なインク吐出口を用紙搬送方向に色毎に等間隔
    に配した第2記録手段とから選択可能であり、更に前記
    吐出回復装置は、大きさの異なる2つのキャップを備
    え、該2つのキャップそれぞれの内部に吸引力を作用さ
    せる、吸引手段を備えることを特徴とするインクジェッ
    ト記録装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のインクジェット記録装置
    において、前記第2記録手段は、前記インク吐出口の数
    が各色とも等しく、かつ、前記インク吐出口の各色別境
    界にインク非吐出領域を備えることを特徴とするインク
    ジェット記録装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のインクジェット記録装置
    において、前記2つのキャップは、前記第1の記録手段
    及び第2の記録手段のいづれの全インク吐出口も覆うこ
    とのできる大きさの第1のキャップと、前記第2の記録
    手段のインク吐出口のうち一色分のインク吐出口だけを
    覆う大きさの第2のキャップと、から成ることを特徴と
    するインクジェット記録装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載のインクジェット記録装
    置において、前記第1の記録手段に対しては、吸引回復
    動作時及び非記録時のキャッピング時のいづれの場合も
    前記第1のキャップを用い、前記第2の記録手段に対し
    ては、吸引回復動作時には前記第2のキャップを用い、
    非記録時のキャッピング時には前記第1のキャップを用
    いることを特徴とするインクジェット記録装置。
  11. 【請求項11】 請求項7ないし10のいづれか1項に
    記載のインクジェット記録装置において、前記記録手段
    の不吐出を検知するためのインク不吐出検知手段を備え
    ることを特徴とするインクジェット記録装置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載のインクジェット記録
    装置において、前記インク不吐出検知手段は、記録手段
    が前記第2の記録手段の場合、少なくとも各色毎のイン
    ク不吐出を検知可能であることを特徴とするインクジェ
    ット記録装置。
  13. 【請求項13】 請求項11ないし12のいづれか1項
    に記載のインクジェット記録装置において、前記インク
    不吐出検知手段によってインク不吐出を検知されたイン
    ク吐出口に対し前記第2のキャップを移動する、キャッ
    プ移動手段を備えることを特徴とするインクジェット記
    録装置。
  14. 【請求項14】 請求項1ないし13のいづれか1項に
    記載のインクジェット記録装置において、前記記録手段
    は、前記インクを吐出するために利用されるエネルギー
    を発生する素子として、前記インクに膜沸騰を生じさせ
    る熱エネルギーを発生する電気熱変換体を有することを
    特徴とするインクジェット記録装置。
JP29724997A 1997-10-29 1997-10-29 インクジェット記録装置 Pending JPH11129507A (ja)

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JP29724997A JPH11129507A (ja) 1997-10-29 1997-10-29 インクジェット記録装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003089226A (ja) * 2001-09-19 2003-03-25 Seiko Epson Corp クリーニング制御装置、インクジェットプリンタ、インクジェットプリンタの制御方法及び情報記録媒体

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