JPH11129392A - 金銀彩色レザー - Google Patents

金銀彩色レザー

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JPH11129392A
JPH11129392A JP29393897A JP29393897A JPH11129392A JP H11129392 A JPH11129392 A JP H11129392A JP 29393897 A JP29393897 A JP 29393897A JP 29393897 A JP29393897 A JP 29393897A JP H11129392 A JPH11129392 A JP H11129392A
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leather
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metal film
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Shigeo Nakatsuka
滋夫 中塚
Katsuji Nishihara
勝治 西原
Masami Hara
正己 原
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Nakatsuka Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】引っ張り荷重や曲げ荷重が加わっても、金銀彩
色調の風合を保持する、また金銀彩色調の風合を発現す
る金銀色の金属膜の酸化、腐食の問題も実質的に解消で
きる、金銀彩色レザーを提供する。 【解決手段】点乃至は短い線の分布、或いは砂子状の分
布を為して金または銀色の金属膜3の介在下に、軟質プ
ラスチックフィルム2をレザー1上面に積層する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、見た目の風合が金
または銀彩色調(以下金銀彩色調と略記する)のレザー
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、外観の風合が金銀彩色調をしたレ
ザーとしては、金または銀色(以下金銀色と略記する)
の金属被膜が内層にあって、それにより金や銀の彩色調
の風合を現出するビニルレザーの壁タイル、壁張り材な
どが知られている。
【0003】しかしながら、従来技術のレザーは引っ張
りや曲げ荷重が加わると、金銀色の金属被膜の亀裂や層
間剥離が生じ、金銀彩色調の風合いが損なわれてしま
う。従来のこの種のレザーでは、金属被膜が全面的な延
在乃至は連続する線である。レザーに引っ張りや曲げ荷
重が加わった場合、全面的な延在のまたは連続する線の
金属被膜は伸張または伸縮しないのに対し、レザーは伸
張または伸縮する。
【0004】また従来技術のものは、次の問題もある。
【0005】この種のレザーは、製品の複数枚分に相当
する大きさの一次製品をつくり、それを所要の寸法に裁
断して製品とするのが一般である。製品内層部の金属被
膜は、製品の裁断面で露出する部分が酸化、腐食する。
製品裁断面における金属被膜の酸化、腐食は、金属被膜
が全面延在または連続線であるため、製品の内側へ進展
して行く。即ち、この点からも金銀彩色調の風合が損な
われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、引っ張りや
曲げ荷重が加わっても、金銀彩色調の外観風合を保持す
る金銀彩色レザーを開発しようというものである。
【0007】更に本発明は、金銀彩色調の風合を発現す
る金属膜の酸化、腐食の問題が実質的に解消できる、見
た目の風合が金銀彩色調のレザーの体現を可能にしよう
というものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題解決のため本発
明では、点乃至は短い線の分布、或いは砂子状の分布を
為して金または銀色(以下金銀色と略記する)の金属膜
の介在下に、軟質プラスチックフィルムをレザー上面に
積層している。
【0009】当該レザーにおいて、金銀彩色調の見た目
の風合は、前記プラスチックフィルム及びレザー間に介
在された金属膜の金銀色で発現される。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態につき、図面を
参照して、次に説明する。
【0011】図で、金銀彩色レザーには、参照符号Iが
総括的に付されている。該金銀彩色レザーIは、基材層
であるレザー1、該レザー1上面に積層した軟質プラス
チックフィル2、及びこれらレザー1とフィルム2の間
に介在した金銀色の金属膜3を構成要素として包含する
複合体である。前記レザー1は、表面に皮革に似た凹凸
模様のしぼ付きであると、しぼ付きでないとを問わな
い。
【0012】前記金銀色の金属膜3による金銀彩色調風
合の発現の色映えをよくするために、前記レザー1は、
白色とするのがよい。
【0013】図において、前記レザー1における基材即
ち基布は省略されている。また図において、上記レザー
1、フィルム2及び金属膜3は、模式的に示され、且つ
分かり易くするため厚さを誇張して示されている。
【0014】前記金属膜3は、点乃至は短い線の分布、
或いは砂子状の分布と為されている。金属膜3の点乃至
は短い線の分布、砂子状の分布は、金属膜3を施す対象
体の面積の10〜50%とされる。
【0015】一般的には、金属膜3の点、短い線、砂子
の大きさは、個々の独立体につき、0.3〜10mmを
可とする。
【0016】金属膜3の点乃至は短い線の分布、或いは
砂子状の分布は、任意図柄の模様とか、全面的又は非全
面的な散らばりの態様とすることができる。
【0017】金属膜3の施工法は、レザー1を被施工体
とし、熱転写、印刷などで行う仕様を好ましい例として
挙げることができる。必要に応じて、プラスチックフィ
ルム2の表面は、皮革に似たしぼ付きとされる。また必
要に応じ、レザー1には、裏打ち層4が施される。
【0018】レザー1及びプラスチックフィルム2の積
層(裏打ち層4を施す場合は、それも)は、ドライラミ
ネーション接着剤による方法を取ることができる。この
接着様式をとる場合、接着強度を十二分にするために、
レザー1及びフィルム2は、例えばポリ塩化ビニル同
士、ポリウレタン同士と言うように、同質のものを適用
するのがよい。レザー1及びフィルム2が熱溶融性樹脂
であれば、熱溶着で積層してもよい。
【0019】裏打ち層4には、再生ポリ塩化ビニルのシ
ート乃至はフィルム、ポリ塩化ビニル発泡体のシート、
塩化ビニル樹脂含浸布などを充てることができる。
【0020】本発明に係る金銀彩色レザーでは、基材層
であるレザーとこれの上面に積層したフィルムとの間に
介在する金属膜が、点乃至は短い線の分布、或いは砂子
状の分布を為している。
【0021】即ち該金属膜は、点乃至は短い線の分布、
或いは砂子状の分布という個々が小さな独立体の形であ
る。このため、前記レザー及びフィルムの間に金属膜が
介在するも、該金属膜の表及び裏側のフィルム及びレザ
ーが十分な広さの面で積層される。従って、引っ張りや
曲げ荷重が加わっても、金属膜の亀裂や層間剥離はな
く、従来で見られた金銀彩色調の風合が損なわれる問題
は解消される。また、前記レザーとフィルムとの間の層
間剥離もない。従って、金銀彩色調の風合の耐久性は十
分に高い。
【0022】更には、本発明金銀彩色レザーが或る大き
さの一次製品を裁断して得られたもので、その裁断面に
前記金属膜が露出したとしても、従来で見られた金属膜
の酸化、腐食が内部に進展する問題は解消される。何故
なら、裁断面に露出する金属膜だけが酸化乃至は腐食す
るにとどまるからである。
【0023】金属膜の分布が、これを施す対象体の面積
の50%以下であれば、本発明レザーを張ったソフアー
その他の物品の通常使用状況下で、前記金属膜の亀裂や
層間剥離、及びフィルムとこれを上面に積層したレザー
との間の層間剥離を解消することが奏功される。これら
フィルム及びレザーが同じ材質の樹脂であるときは、そ
れらの層間剥離耐性の良好さは十二分である。
【0024】金属膜の分布が、金属膜を施す対象体の面
積の10%以上で、金銀彩色調の風合の良好さは、十分
なものが得られる。
【0025】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、次の効果が得られる。
【0026】(1)引っ張りや曲げ荷重が加わっても、
金銀彩色調の外観風合を保持する金銀彩色レザーを開発
することの課題が達成される。
【0027】(2)金銀彩色調の風合を発現する金属膜
の酸化、腐食の問題が実質的に解消できる、見た目の風
合が金銀彩色調のレザーの体現が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)は本発明に係る金銀彩色レザーの一
態様例を示す断面図、図1(B)は図1(A)に示す金
銀彩色レザーの構成素子を分離して示す断面図である。
【符号の説明】
I 金銀彩色レザー 1 同レザーの基材層であるレザー 2 プラスチックフィルム 3 金属膜

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金または銀色の金属膜の介在下に、軟質プ
    ラスチックフィルムを上面に積層した金銀彩色レザーで
    あって、前記金属膜が点乃至は短い線の分布、或いは砂
    子状の分布を為していることを特徴とする金銀彩色レザ
    ー。
  2. 【請求項2】請求項1記載の金銀彩色レザーにおいて、
    金属膜の点乃至は短い線の分布、或いは砂子状の分布
    が、該金属膜を施す対象体の面積の10〜50%である
    ことを特徴とする金銀彩色レザー。
JP29393897A 1997-10-27 1997-10-27 金銀彩色レザー Expired - Lifetime JP3855093B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1500711A1 (en) * 2003-07-22 2005-01-26 Pietro Balestra Method for coating leather
JP2016182675A (ja) * 2015-03-25 2016-10-20 帝人コードレ株式会社 金属薄膜加飾シート状物およびその製造方法

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EP1500711A1 (en) * 2003-07-22 2005-01-26 Pietro Balestra Method for coating leather
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