JPH11129099A - プレス機械 - Google Patents
プレス機械Info
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- JPH11129099A JPH11129099A JP29711797A JP29711797A JPH11129099A JP H11129099 A JPH11129099 A JP H11129099A JP 29711797 A JP29711797 A JP 29711797A JP 29711797 A JP29711797 A JP 29711797A JP H11129099 A JPH11129099 A JP H11129099A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- reinforcing member
- arch
- shaped frame
- press machine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B30—PRESSES
- B30B—PRESSES IN GENERAL
- B30B15/00—Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
- B30B15/04—Frames; Guides
- B30B15/044—Means preventing deflection of the frame, especially for C-frames
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 C形フレームの口開きを効果的に且つ安価な
構造で抑え、プレス加工製品の精度アップ及び金型の寿
命の向上を図る。 【解決手段】 C形フレーム3を構成する上部フレーム
3Uと下部フレーム3Dの両側面には突出部5,7が設
けられる。上部フレーム3U及び下部フレーム3Dの前
端面より前方に突出する方向にアーチ形状をなすよう
に、無端環状のアーチ補強部材9がその中央の穴部11
の両端側で上下の各突出部5,7に掛けられ、前記アー
チ補強部材9がC形フレーム3にボルト13で一体的に
締結される。C形フレーム3がプレス加工時に受ける荷
重は、アーチ補強部材9における上部フレーム3U及び
下部フレーム3Dの前端面より前方に突出する前方側の
アーチ部9Fで受けることにより、C形フレーム3の口
開きを効果的に抑えることができる。
構造で抑え、プレス加工製品の精度アップ及び金型の寿
命の向上を図る。 【解決手段】 C形フレーム3を構成する上部フレーム
3Uと下部フレーム3Dの両側面には突出部5,7が設
けられる。上部フレーム3U及び下部フレーム3Dの前
端面より前方に突出する方向にアーチ形状をなすよう
に、無端環状のアーチ補強部材9がその中央の穴部11
の両端側で上下の各突出部5,7に掛けられ、前記アー
チ補強部材9がC形フレーム3にボルト13で一体的に
締結される。C形フレーム3がプレス加工時に受ける荷
重は、アーチ補強部材9における上部フレーム3U及び
下部フレーム3Dの前端面より前方に突出する前方側の
アーチ部9Fで受けることにより、C形フレーム3の口
開きを効果的に抑えることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、C形フレームをな
すプレス機械に関する。
すプレス機械に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、C形フレームプレス101は、図
4に示されているように立設されたC形フレーム103
を備えており、このC形フレーム103は上部フレーム
103U、中間フレーム103Mおよび下部フレーム1
03Dとが一体化されている。このC形フレームプレス
101でプレス加工するときは図4の2点鎖線に示され
ているようにC形フレーム103に口開きの変形が生じ
るので、プレス加工製品の精度及び金型寿命に悪い影響
を与えている。
4に示されているように立設されたC形フレーム103
を備えており、このC形フレーム103は上部フレーム
103U、中間フレーム103Mおよび下部フレーム1
03Dとが一体化されている。このC形フレームプレス
101でプレス加工するときは図4の2点鎖線に示され
ているようにC形フレーム103に口開きの変形が生じ
るので、プレス加工製品の精度及び金型寿命に悪い影響
を与えている。
【0003】従来では、上述した口開きの変形を防止す
るためにC形フレーム103の板厚を大きくしたり、補
強リブを設けるなどしてC形フレーム自体の剛性アップ
を図っている。
るためにC形フレーム103の板厚を大きくしたり、補
強リブを設けるなどしてC形フレーム自体の剛性アップ
を図っている。
【0004】あるいは、図5および図6に示されている
ように上部フレーム103U(上あご部)と下部フレー
ム103D(下あご部)の間をタイロッド105とナッ
ト107によって締結しているものもある。この場合、
上部フレーム103Uと下部フレーム103Dの間に円
筒形状のスペーサ109を設け、このスペーサ109の
穴内に前記タイロッド105を挿通したものと、前記タ
イロッド105のみでスペーサ109を設けていないも
のもある。スペーサ109を設けていない場合はナット
107が緩む場合がある。
ように上部フレーム103U(上あご部)と下部フレー
ム103D(下あご部)の間をタイロッド105とナッ
ト107によって締結しているものもある。この場合、
上部フレーム103Uと下部フレーム103Dの間に円
筒形状のスペーサ109を設け、このスペーサ109の
穴内に前記タイロッド105を挿通したものと、前記タ
イロッド105のみでスペーサ109を設けていないも
のもある。スペーサ109を設けていない場合はナット
107が緩む場合がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のC形
フレーム103をなすプレス機械において、図4に示し
た前者のC形フレームプレス101はC形フレーム10
3の重量が増大してコストがアップする割には口開きを
抑える効果が少ないという問題点があった。
フレーム103をなすプレス機械において、図4に示し
た前者のC形フレームプレス101はC形フレーム10
3の重量が増大してコストがアップする割には口開きを
抑える効果が少ないという問題点があった。
【0006】また、図5および図6に示した後者のC形
フレームプレス101は構造が複雑であり、部品点数が
多いため高価であり、また、上述した口開きを小さくす
るための調整に多くの時間を要するという問題点があっ
た。
フレームプレス101は構造が複雑であり、部品点数が
多いため高価であり、また、上述した口開きを小さくす
るための調整に多くの時間を要するという問題点があっ
た。
【0007】本発明は叙上の課題を解決するためになさ
れたもので、その目的は、C形フレームの口開きを効果
的に且つ安価な構造で抑え、プレス加工製品の精度アッ
プ及び金型の寿命の向上を図ったプレス機械を提供する
ことにある。
れたもので、その目的は、C形フレームの口開きを効果
的に且つ安価な構造で抑え、プレス加工製品の精度アッ
プ及び金型の寿命の向上を図ったプレス機械を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明のプレス機械は、C形フレー
ムを構成する上部フレームと下部フレームの両側面に、
プレス加工時の前記C形フレームの口開きを抑えるべ
く、前記上部フレーム及び下部フレームの前端面より前
方に突出する方向にアーチ形状をなすアーチ補強部材を
一体的に設けてなることを特徴とするものである。
に請求項1によるこの発明のプレス機械は、C形フレー
ムを構成する上部フレームと下部フレームの両側面に、
プレス加工時の前記C形フレームの口開きを抑えるべ
く、前記上部フレーム及び下部フレームの前端面より前
方に突出する方向にアーチ形状をなすアーチ補強部材を
一体的に設けてなることを特徴とするものである。
【0009】したがって、アーチ補強部材は前記上部フ
レーム及び下部フレームの前端面より前方に突出する方
向にアーチ形状をなすものであるので、プレス加工時に
C形フレームが受ける荷重は前記アーチ補強部材で受け
られるため、C形フレームの口開きが効果的に抑えら
れ、またプレス加工製品の精度アップおよび金型の寿命
の向上が図られる。また、本来のC形フレームの剛性を
低くしてコストを下げることができ、C形フレームの奥
行きを狭くすることができるので省スペース化を図れ
る。
レーム及び下部フレームの前端面より前方に突出する方
向にアーチ形状をなすものであるので、プレス加工時に
C形フレームが受ける荷重は前記アーチ補強部材で受け
られるため、C形フレームの口開きが効果的に抑えら
れ、またプレス加工製品の精度アップおよび金型の寿命
の向上が図られる。また、本来のC形フレームの剛性を
低くしてコストを下げることができ、C形フレームの奥
行きを狭くすることができるので省スペース化を図れ
る。
【0010】請求項2によるこの発明のプレス機械は、
請求項1記載のプレス機械において、前記上部フレーム
の前端部と前記下部フレームの前端部の各両側面に突出
部を設け、前記アーチ補強部材の両端側を前記上部フレ
ームの突出部と下部フレームの突出部に掛合可能に設け
てなることを特徴とするものである。
請求項1記載のプレス機械において、前記上部フレーム
の前端部と前記下部フレームの前端部の各両側面に突出
部を設け、前記アーチ補強部材の両端側を前記上部フレ
ームの突出部と下部フレームの突出部に掛合可能に設け
てなることを特徴とするものである。
【0011】したがって、アーチ補強部材はその両端側
を前記突出部に簡単に掛けることができ、また、前記突
出部は通常のC形フレームのプレス機械に容易に設けら
れて適用範囲が広くなる。
を前記突出部に簡単に掛けることができ、また、前記突
出部は通常のC形フレームのプレス機械に容易に設けら
れて適用範囲が広くなる。
【0012】請求項3によるこの発明のプレス機械は、
請求項1又は2記載のプレス機械において、前記アーチ
補強部材が無端環状をなし、この無端環状の後方側がC
形フレームを構成する中間フレームの側面に位置してな
ることを特徴とするものである。
請求項1又は2記載のプレス機械において、前記アーチ
補強部材が無端環状をなし、この無端環状の後方側がC
形フレームを構成する中間フレームの側面に位置してな
ることを特徴とするものである。
【0013】したがって、無端環状のアーチ補強部材の
中央の穴部はプレス機械のサイドオープニングを図るこ
とになり、ワークの作業性、操作性の優位性を損なうこ
となくC形フレームの口開きが抑えられる。
中央の穴部はプレス機械のサイドオープニングを図るこ
とになり、ワークの作業性、操作性の優位性を損なうこ
となくC形フレームの口開きが抑えられる。
【0014】請求項4によるこの発明のプレス機械は、
請求項3記載のプレス機械において、前記無端環状のア
ーチ補強部材を、前記上部フレーム及び下部フレームの
突出部より前方側のアーチ部を高剛性に設けると共に前
記突出部より後方側のアーチ部を低剛性に設けてなるこ
とを特徴とするものである。
請求項3記載のプレス機械において、前記無端環状のア
ーチ補強部材を、前記上部フレーム及び下部フレームの
突出部より前方側のアーチ部を高剛性に設けると共に前
記突出部より後方側のアーチ部を低剛性に設けてなるこ
とを特徴とするものである。
【0015】したがって、アーチ補強部材の剛性バラン
スが向上し、前方側のアーチ部が高剛性であるのでC形
フレームの口開き角度が小さくなる。
スが向上し、前方側のアーチ部が高剛性であるのでC形
フレームの口開き角度が小さくなる。
【0016】請求項5によるこの発明のプレス機械は、
請求項1〜4のいずれかの一つに記載のプレス機械にお
いて、前記アーチ補強部材がC形フレームに着脱可能で
あることを特徴とするものである。
請求項1〜4のいずれかの一つに記載のプレス機械にお
いて、前記アーチ補強部材がC形フレームに着脱可能で
あることを特徴とするものである。
【0017】したがって、アーチ補強部材がC形フレー
ムに着脱可能であるので、板厚が異なるアーチ補強部材
と容易に交換され、C形フレームの剛性を容易に選択す
ることができる。
ムに着脱可能であるので、板厚が異なるアーチ補強部材
と容易に交換され、C形フレームの剛性を容易に選択す
ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明のプレス機械の実施
の形態について図面を参照して説明する。
の形態について図面を参照して説明する。
【0019】図1および図2を参照するに、本実施の形
態に係わるプレス機械の例えばC形フレームプレス1
は、立設されたC形フレーム3を備えており、このC形
フレーム3は上部フレーム3U、中間フレーム3Mおよ
び下部フレーム3Dとが一体化されている。前記C形フ
レーム3における上部フレーム3Uおよび下部フレーム
3Dの前端部の両側面(図2において左部と右部)には
引っ掛け部としての突出部5,7が形成されている。
態に係わるプレス機械の例えばC形フレームプレス1
は、立設されたC形フレーム3を備えており、このC形
フレーム3は上部フレーム3U、中間フレーム3Mおよ
び下部フレーム3Dとが一体化されている。前記C形フ
レーム3における上部フレーム3Uおよび下部フレーム
3Dの前端部の両側面(図2において左部と右部)には
引っ掛け部としての突出部5,7が形成されている。
【0020】前記突出部5,7にはアーチ形状をなす無
端環状のアーチ補強部材9の穴部11の内側の両端が掛
合され、このアーチ補強部材9は上部フレーム3Uおよ
び下部フレーム3Dの側面にボルト13で締結されてい
る。なお、アーチ補強部材9は図1において左側が上部
フレーム3U及び下部フレーム3Dの前端面より前方に
突出する方向にアーチ形状をなすように取り付けられて
いるので、プレス加工時にC形フレーム3が受ける荷重
は前記アーチ補強部材9で受けられることになり、C形
フレーム3の口開きが効果的に抑えられるために、プレ
ス加工製品の精度アップおよび金型の寿命の向上を図る
ことができる。
端環状のアーチ補強部材9の穴部11の内側の両端が掛
合され、このアーチ補強部材9は上部フレーム3Uおよ
び下部フレーム3Dの側面にボルト13で締結されてい
る。なお、アーチ補強部材9は図1において左側が上部
フレーム3U及び下部フレーム3Dの前端面より前方に
突出する方向にアーチ形状をなすように取り付けられて
いるので、プレス加工時にC形フレーム3が受ける荷重
は前記アーチ補強部材9で受けられることになり、C形
フレーム3の口開きが効果的に抑えられるために、プレ
ス加工製品の精度アップおよび金型の寿命の向上を図る
ことができる。
【0021】なお、無端環状のアーチ補強部材9の後方
側が中間フレーム3Mの側面に位置するように設けられ
ることにより、無端環状の穴の部分がプレス機械のサイ
ドオープニングを図ることになる。
側が中間フレーム3Mの側面に位置するように設けられ
ることにより、無端環状の穴の部分がプレス機械のサイ
ドオープニングを図ることになる。
【0022】上記の構成により、アーチ補強部材9がC
形フレーム3に着脱自在であるので、板厚が異なるアー
チ補強部材9を予め幾種類か準備しておき、用途に応じ
て適当な板厚のアーチ補強部材9に交換し、C形フレー
ム3の剛性を容易に選択することが可能である。
形フレーム3に着脱自在であるので、板厚が異なるアー
チ補強部材9を予め幾種類か準備しておき、用途に応じ
て適当な板厚のアーチ補強部材9に交換し、C形フレー
ム3の剛性を容易に選択することが可能である。
【0023】また、上記のように効果的に補強できるア
ーチ補強部材9がC形フレーム3に設けられることによ
り、本来のC形フレーム3の剛性を低くすることができ
る。例えば図1の2点鎖線で示されているような本来の
C形フレーム3の奥行きは図1の実線で示されるように
狭くすることができ、また、従来のようにC形フレーム
3に補強リブを設けたり、C形フレーム3の側板を厚く
して強度アップを図ったりすることも不要となるので、
C形フレーム自体のコストを低下できると共に省スペー
ス化も図ることができる。
ーチ補強部材9がC形フレーム3に設けられることによ
り、本来のC形フレーム3の剛性を低くすることができ
る。例えば図1の2点鎖線で示されているような本来の
C形フレーム3の奥行きは図1の実線で示されるように
狭くすることができ、また、従来のようにC形フレーム
3に補強リブを設けたり、C形フレーム3の側板を厚く
して強度アップを図ったりすることも不要となるので、
C形フレーム自体のコストを低下できると共に省スペー
ス化も図ることができる。
【0024】なお、前記無端環状のアーチ補強部材9で
は、上部フレーム3U及び下部フレーム3Dの突出部
5,7より前方側のアーチ部9Fに大きな負荷がかかる
ので、この上部フレーム3U及び下部フレーム3Dの突
出部5,7より前方側のアーチ部9Fを高剛性に設け、
前記突出部5,7より後方側のアーチ部9Rを低剛性に
設けてもよい。このようにアーチ補強部材9の剛性バラ
ンスが向上するように構成することは、C形フレーム3
の口開き角度をより効果的に小さく抑えるという点で望
ましいが、特に限定されるものではない。
は、上部フレーム3U及び下部フレーム3Dの突出部
5,7より前方側のアーチ部9Fに大きな負荷がかかる
ので、この上部フレーム3U及び下部フレーム3Dの突
出部5,7より前方側のアーチ部9Fを高剛性に設け、
前記突出部5,7より後方側のアーチ部9Rを低剛性に
設けてもよい。このようにアーチ補強部材9の剛性バラ
ンスが向上するように構成することは、C形フレーム3
の口開き角度をより効果的に小さく抑えるという点で望
ましいが、特に限定されるものではない。
【0025】なお、アーチ補強部材9は、前述した無端
環状のアーチ補強部材9における上部フレーム3U及び
下部フレーム3Dの突出部5,7より前方側のアーチ部
9Fだけの形状とすることもできる。この場合はアーチ
補強部材9のアーチ部分の両端側の内側が突出部5,7
に掛合され、上部フレーム3Uおよび下部フレーム3D
の側面にボルト13で一体的に締結される。しかし、前
述した無端環状のアーチ補強部材9は剛性バランスが良
いという点で望ましい。
環状のアーチ補強部材9における上部フレーム3U及び
下部フレーム3Dの突出部5,7より前方側のアーチ部
9Fだけの形状とすることもできる。この場合はアーチ
補強部材9のアーチ部分の両端側の内側が突出部5,7
に掛合され、上部フレーム3Uおよび下部フレーム3D
の側面にボルト13で一体的に締結される。しかし、前
述した無端環状のアーチ補強部材9は剛性バランスが良
いという点で望ましい。
【0026】なお、前述した無端環状のアーチ補強部材
9や上部フレーム3U及び下部フレーム3Dの突出部
5,7より前方側のアーチ部9Fだけの形状のアーチ補
強部材9は、アーチ部の湾曲形状の内側がプレス機械の
サイドオープニングを図ることになるために、ワークの
作業性、操作性の優位性を損なうことなくC形フレーム
3の口開きを抑えることができるという点で望ましい
が、サイドオープニングが不要な場合はアーチ部の内側
に湾曲部を設けないで、例えば無端環状のアーチ補強部
材9の穴部11をメクラにしても構わない。
9や上部フレーム3U及び下部フレーム3Dの突出部
5,7より前方側のアーチ部9Fだけの形状のアーチ補
強部材9は、アーチ部の湾曲形状の内側がプレス機械の
サイドオープニングを図ることになるために、ワークの
作業性、操作性の優位性を損なうことなくC形フレーム
3の口開きを抑えることができるという点で望ましい
が、サイドオープニングが不要な場合はアーチ部の内側
に湾曲部を設けないで、例えば無端環状のアーチ補強部
材9の穴部11をメクラにしても構わない。
【0027】前記上部フレーム3Uの前端部と前記下部
フレーム3Dの前端部の各両側面に突出部5,7が設け
られているので、アーチ補強部材9はその両端側で上部
フレーム3Uの突出部5と下部フレーム3Dの突出部7
に簡単に掛けることができるが、前記突出部5,7を必
ずしも設けなくともアーチ補強部材9をC形フレーム3
にボルト13で締結しても構わない。なお、前記各突出
部5,7は通常のC形フレーム3のプレス機械に設ける
ことにより、本発明の適用範囲を容易に広げることがで
きる。
フレーム3Dの前端部の各両側面に突出部5,7が設け
られているので、アーチ補強部材9はその両端側で上部
フレーム3Uの突出部5と下部フレーム3Dの突出部7
に簡単に掛けることができるが、前記突出部5,7を必
ずしも設けなくともアーチ補強部材9をC形フレーム3
にボルト13で締結しても構わない。なお、前記各突出
部5,7は通常のC形フレーム3のプレス機械に設ける
ことにより、本発明の適用範囲を容易に広げることがで
きる。
【0028】なお、前記突出部5及び/又は7は、図3
に示されているように外側にテーパ部15が設けられ、
このテーパ部15と無端環状のアーチ補強部材9の穴部
11の内側との間にテーパキー17を嵌入せしめること
により、突出部5,7とアーチ補強部材9との嵌合状態
を微妙に調整することができる。
に示されているように外側にテーパ部15が設けられ、
このテーパ部15と無端環状のアーチ補強部材9の穴部
11の内側との間にテーパキー17を嵌入せしめること
により、突出部5,7とアーチ補強部材9との嵌合状態
を微妙に調整することができる。
【0029】なお、この発明は前述した実施の形態の例
に限定されることなく、適宜な変更を行うことによりそ
の他の態様で実施し得るものである。
に限定されることなく、適宜な変更を行うことによりそ
の他の態様で実施し得るものである。
【0030】
【発明の効果】以上のごとき発明の実施の形態から理解
されるように、請求項1の発明によれば、アーチ補強部
材は前記上部フレーム及び下部フレームの前端面より前
方に突出する方向にアーチ形状をなすものであるので、
プレス加工時にC形フレームが受ける荷重を前記アーチ
補強部材で受けることにより、C形フレームの口開きを
効果的に抑えることができ、加工製品の精度アップおよ
び金型の寿命の向上を図ることができる。また、本来の
C形フレームの剛性を低くしてコストを下げることがで
き、C形フレームの奥行きを狭くすることができるので
省スペース化を図ることができる。
されるように、請求項1の発明によれば、アーチ補強部
材は前記上部フレーム及び下部フレームの前端面より前
方に突出する方向にアーチ形状をなすものであるので、
プレス加工時にC形フレームが受ける荷重を前記アーチ
補強部材で受けることにより、C形フレームの口開きを
効果的に抑えることができ、加工製品の精度アップおよ
び金型の寿命の向上を図ることができる。また、本来の
C形フレームの剛性を低くしてコストを下げることがで
き、C形フレームの奥行きを狭くすることができるので
省スペース化を図ることができる。
【0031】請求項2の発明によれば、アーチ補強部材
はその両端側を前記突出部に簡単に掛けることができ、
また、前記突出部は通常のC形フレームのプレス機械に
容易に設けることができるので本発明の適用範囲を広く
できる。
はその両端側を前記突出部に簡単に掛けることができ、
また、前記突出部は通常のC形フレームのプレス機械に
容易に設けることができるので本発明の適用範囲を広く
できる。
【0032】請求項3の発明によれば、無端環状のアー
チ補強部材の中央の穴部はプレス機械のサイドオープニ
ングを図ることができ、ワークの作業性、操作性の優位
性を損なうことなくC形フレームの口開きを抑えること
ができる。
チ補強部材の中央の穴部はプレス機械のサイドオープニ
ングを図ることができ、ワークの作業性、操作性の優位
性を損なうことなくC形フレームの口開きを抑えること
ができる。
【0033】請求項4の発明によれば、アーチ補強部材
の剛性バランスが向上し、前方側のアーチ部が高剛性で
あるので、C形フレームの口開き角度をよい一層小さく
できる。
の剛性バランスが向上し、前方側のアーチ部が高剛性で
あるので、C形フレームの口開き角度をよい一層小さく
できる。
【0034】請求項5の発明によれば、アーチ補強部材
がC形フレームに着脱可能であるので、板厚が異なるア
ーチ補強部材と容易に交換することができるため、C形
フレームの剛性を容易に選択することができる。
がC形フレームに着脱可能であるので、板厚が異なるア
ーチ補強部材と容易に交換することができるため、C形
フレームの剛性を容易に選択することができる。
【図1】本発明の実施の形態を示すもので、C形フレー
ムプレスの側面図である。
ムプレスの側面図である。
【図2】本発明の実施の形態を示すもので、C形フレー
ムプレスの正面図である。
ムプレスの正面図である。
【図3】本発明の実施の形態を示すもので、C形フレー
ムプレスの突出部付近の要部断面図である。
ムプレスの突出部付近の要部断面図である。
【図4】従来のC形フレームプレスの側面図である。
【図5】従来のC形フレームプレスの側面図である。
【図6】図5における平面図である
1 C形フレームプレス 3 C形フレーム 3U 上部フレーム 3M 中間フレーム 3D 下部フレーム 5,7 突出部 9 アーチ補強部材 11 穴部 13 ボルト
Claims (5)
- 【請求項1】 C形フレームを構成する上部フレームと
下部フレームの両側面に、プレス加工時の前記C形フレ
ームの口開きを抑えるべく、前記上部フレーム及び下部
フレームの前端面より前方に突出する方向にアーチ形状
をなすアーチ補強部材を一体的に設けてなることを特徴
とするプレス機械。 - 【請求項2】 前記上部フレームの前端部と前記下部フ
レームの前端部の各両側面に突出部を設け、前記アーチ
補強部材の両端側を前記上部フレームの突出部と下部フ
レームの突出部に掛合可能に設けてなることを特徴とす
る請求項1記載のプレス機械。 - 【請求項3】 前記アーチ補強部材が無端環状をなし、
この無端環状の後方側がC形フレームを構成する中間フ
レームの側面に位置してなることを特徴とする請求項1
又は2記載のプレス機械。 - 【請求項4】 前記無端環状のアーチ補強部材を、前記
上部フレーム及び下部フレームの突出部より前方側のア
ーチ部を高剛性に設けると共に前記突出部より後方側の
アーチ部を低剛性に設けてなることを特徴とする請求項
3記載のプレス機械。 - 【請求項5】 前記アーチ補強部材がC形フレームに着
脱可能であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか
の一つに記載のプレス機械。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29711797A JPH11129099A (ja) | 1997-10-29 | 1997-10-29 | プレス機械 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29711797A JPH11129099A (ja) | 1997-10-29 | 1997-10-29 | プレス機械 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11129099A true JPH11129099A (ja) | 1999-05-18 |
Family
ID=17842439
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29711797A Pending JPH11129099A (ja) | 1997-10-29 | 1997-10-29 | プレス機械 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11129099A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008043962A (ja) * | 2006-08-11 | 2008-02-28 | Cnk:Kk | 転造盤 |
CN103381670A (zh) * | 2013-07-01 | 2013-11-06 | 浙江博雷重型机床制造有限公司 | 一种压力机 |
CN103381669A (zh) * | 2013-07-01 | 2013-11-06 | 浙江博雷重型机床制造有限公司 | 一种压力机的焊接机身 |
-
1997
- 1997-10-29 JP JP29711797A patent/JPH11129099A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008043962A (ja) * | 2006-08-11 | 2008-02-28 | Cnk:Kk | 転造盤 |
JP4535044B2 (ja) * | 2006-08-11 | 2010-09-01 | 株式会社Cnk | 転造盤 |
CN103381670A (zh) * | 2013-07-01 | 2013-11-06 | 浙江博雷重型机床制造有限公司 | 一种压力机 |
CN103381669A (zh) * | 2013-07-01 | 2013-11-06 | 浙江博雷重型机床制造有限公司 | 一种压力机的焊接机身 |
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