JPH11128288A - エアーマッサージ機 - Google Patents

エアーマッサージ機

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JPH11128288A
JPH11128288A JP29225897A JP29225897A JPH11128288A JP H11128288 A JPH11128288 A JP H11128288A JP 29225897 A JP29225897 A JP 29225897A JP 29225897 A JP29225897 A JP 29225897A JP H11128288 A JPH11128288 A JP H11128288A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、任意な位置の被施療部を含む複数個
所のマッサージを同時に可能としたエアーマッサージ機
を得ることにある。 【解決手段】膨張・収縮により使用者の被施療部をマッ
サージする1以上の第1エアーバック5…、9…と、エ
アー給排気手段13と、マッサージ具2の接続口体33
が接続される接続部22とを備える。マッサージ具2
は、前記バック5…、9…とは別の第2エアーバック3
1に可撓性のエアーホース32を連ね、かつ、このホー
ス32の先端に接続口体33を取付けてなり、任意に動
かし得る。前記接続部22と接続口体33とを接続し
て、エアー給排気手段13により第1エアーバック5
…、9…とともに第2エアーバック31にもエアーを供
給して、マッサージ具2を同時に併用可能としたことを
特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアーバックの膨
張・収縮により使用者の被施療部をマッサージするエア
ーマッサージ機に関する。
【0002】
【従来の技術】エアーマッサージ機は、特開平6−19
7934号公報に例示されるように、エアー給排気手段
としてのポンプにエアーホースを介して一対のエアーバ
ックを接続し、これらエアーバックを繰り返し膨張・収
縮させることにより、被施療部を圧迫・弛緩してマッサ
ージするものである。特に、前記公報のものでは、先端
にマッサージ子を有するアームをエアーバックに常に接
するようにばねで付勢しており、これらのアームを前記
膨張・収縮に伴い揺動させることにより、一対のマッサ
ージ子間の間隔を狭く・広く変化させながら被施療部を
圧迫・弛緩させるように構成されている。
【0003】又、この他に椅子の座部及び背もたれ等に
エアーバックを複数組み込んで、それらを所望の順番に
したがって膨張・収縮させてマッサージをする椅子式エ
アーマッサージ機、或いは、マットに複数のエアーバッ
クを組み込んで、それらを所望の順番にしたがって膨張
・収縮させてマッサージをするマット式エアーマッサー
ジ機も知られている。なお、前記椅子式のものにおいて
は椅子本体にエアー給排気手段が組み込まれ、前記マッ
ト式のものにおいてはマット本体の外部にエアー給排気
手段が配置される。
【0004】前記各エアーマッサージ機は、使用者の被
施療部とエアーバックとが対応するようにセットして使
用されるものであり、例えば前記公報に記載のものでは
手や足が一対のエアーバック間に配置されるようにエア
ーマッサージ機を移動させてセットし、このセット状態
で前記被施療部のみをマッサージするようになってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般的にマッサージを
する場合に、互いに位置が異なる複数個所の被施療部を
同時にマッサージすることは能率的であるが、前記のよ
うに従来のエアーマッサージ機は、その本体に対して予
め定められた位置にあるエアーバックで、このバックに
対応する被施療部のみをマッサージできるに過ぎないの
で、それ以外の任意な被施療部を同時にマッサージする
ことはできなかった。そのため、特に、前記公報に記載
のエアーマッサージ機では、被施療部に合わせてエアー
マッサージ機全体を動かして配置する手間も必要であ
る。又、椅子式やマット式のものでは、同時に複数のエ
アーバックでマッサージできるが、それらの位置は固定
されているので、それ以外の任意な位置の被施療部をマ
ッサージすることはできない。
【0006】したがって、本発明が解決しようとする第
1の課題は、任意な位置の被施療部を含む複数個所のマ
ッサージを同時に可能としたエアーマッサージ機を得る
ことにある。
【0007】そして、本発明が解決しようとする第2の
課題は、前記第1の課題を解決するにあたり、梱包や格
納に際しての取扱い性を向上できるとともにエアー漏れ
を防止できるエアーマッサージ機を得ることにある。
【0008】さらに、本発明が解決しようとする第3の
課題は、前記第2の課題を解決するにあたり、任意な位
置の被施療部をマッサージするマッサージ具を取外して
使用する際、簡単な構造でエアー漏れを防止できるエア
ーマッサージ機を得ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、1以上の第1
エアーバックと、このバックにエアーを給排気するエア
ー給排気手段とを備え、前記第1エアーバックの膨張・
収縮により使用者の被施療部をマッサージするエアーマ
ッサージ機を前提とする。
【0010】そして、前記第1の課題を解決するため
に、請求項1の発明は、前記第1エアーバックとは別の
第2エアーバックに可撓性のエアーホースを連ね、か
つ、このホースの先端に接続口体が取付けられたマッサ
ージ具の前記接続口体が接続可能な接続部を備え、この
接続部と前記エアー給排気手段とを連通したことを特徴
としている。この発明において、接続口体は接続部に対
して予め固定的に接続されていてもよく、又、これに代
えて着脱可能に接続されるものであってもよい。
【0011】この請求項1の発明に係るエアーマッサー
ジ機においては、その接続部にマッサージ具の接続口体
が接続される場合には、エアー給排気手段とマッサージ
具とが連通されて、マッサージ具にエアーが供給可能と
なる。そのため、エアー給排気手段の動作により、エア
ーマッサージ機に設けられた第1エアーバックに対する
エアーの給排気と同時に、マッサージ具の第2エアーバ
ックに対してもエアーを給排気できる。それによる第
1、2のエアーバックの膨張・収縮に従い使用者の複数
箇所を同時にマッサージできるとともに、その際にマッ
サージ具はその可撓性エアーホースの可撓変形を伴って
使用者が所望する位置に任意に配置して、その位置をマ
ッサージできる。
【0012】前記第2の課題を解決するために、請求項
1に従属する請求項2の発明は、前記接続部に前記接続
口体を着脱可能に接続し、この接続部は、前記接続口体
が取付けられた時に前記接続部の流路を開くとともに前
記接続口体が取付けられていない時に前記流路を閉じる
流路開閉手段を有していることを特徴とするものであ
る。
【0013】この請求項2の発明は請求項1の発明に従
属するので、前記請求項1の発明の作用に加えて、次の
作用がある。すなわち、前記接続部にマッサージ具の接
続口体が着脱可能であるので、エアーマッサージ機の梱
包や格納等の取扱いにおいては、マッサージ具が固定的
に接続されている場合に比較して、マッサージ具に拘り
なくエアーマッサージ機自体をそれ単独で取扱うことが
できる。そして、接続部は流路開閉手段を有しているの
で、接続部にマッサージ具の接続口体が取付けられてい
ないときには、接続部の流路を閉じてエアー給排気手段
によるエアーが接続部を通って漏れることを防止すると
ともに、接続部に接続口体が取付けられた時には、接続
部の流路を開いてマッサージ具の第2エアーバックに対
するエアーの給排気を行なわせることができる。
【0014】前記第3の課題を解決するために、請求項
2に従属する請求項3の発明は、前記流路開閉手段が、
前記エアー供給手段から波及されるエアー圧で前記流路
を閉じる位置に動かされるとともに、前記接続部に挿入
される前記接続口体により前記流路を開く位置に押し開
かれるシート状の開閉弁であることを特徴とするもので
ある。
【0015】この請求項3の発明は請求項2の発明に従
属するので、前記請求項2の作用に加えて、次の作用が
ある。すなわち、前記流路開閉手段をなす開閉弁は、接
続部にマッサージ具の接続口体が挿入して取付けられる
ことに伴い、接続部の流路を開く位置に接続口体により
押し開かれて、マッサージ具の第2エアーバックに対す
るエアーの給排気を行なわせることができる。又、開閉
弁は、接続部から接続口体を取外すことに伴い、エアー
マッサージ機の使用の際においてエアー給排気手段によ
り波及されるエアーの圧力で、接続部の流路を閉じる位
置に動かされて、エアーが接続部を通って漏れることを
防止する。そして、このように接続口体の挿入とエアー
圧とを利用して接続部の流路を開閉する開閉弁はシート
状であるので構造が簡単である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図6を参照して本発
明の第1実施の形態を説明する。
【0017】図1は第1の実施の形態に係るエアーマッ
サージ機の構成をマッサージ具とともに示す断面図であ
って、この図中1は手足用のエアーマッサージ機、2は
マッサージ具であって、このマッサージ具2は、エアー
マッサージ機1の付属品として予め装備されているか、
若しくはオプション部品として必要により別途使用者が
購入して用意されるものである。
【0018】エアーマッサージ機1が備えるマッサージ
機本体、つまり、この場合には本体ケース3は、下面が
開放された上ケース部材3aと、この部材3aにその開
放された下面を塞いで連結された下ケース部材3bとか
ら形成されている。上ケース部材3aの上面にはこの上
面に開放される一対の施療溝4が形成されている。これ
ら施療溝4は、上ケース部材3aの上面に近づくにした
がって次第に幅が広くなる逆台形状の凹みからなるとと
もに、上ケース部材3aの前後両面に夫々開放されてい
る。そのため、両施療溝4にはその上方から使用者の下
肢等の被施療部が出し入れできるようになっている。
【0019】両施療溝4にはその傾斜された溝側壁4a
を覆って第1エアーバックとしての一対の主エアーバッ
ク5が夫々設けられている。各エアーバック5は同じ大
きさであり、その上端部は夫々上ケース部材3aの上面
から斜めに突出されている。なお、図1には各施療溝4
内の主エアーバック5が互いに独立したものを示した
が、これに代えて施療溝4内において相対向する一対の
主エアーバック5を、施療溝4の底壁4b上面に被さっ
て配置される非膨張部を介して一体に連続させてなるも
のを採用してもよい。夫々の主エアーバック5が有する
給排気口5aは前記溝側壁4aを夫々貫通して本体ケー
ス3内に突出され、これらの給排気口5aにはエアーホ
ース6が個別に接続されている。
【0020】両施療溝4の底部下面には、前記底壁4b
との間に収容室7を形成するバックハウジング8が夫々
ねじ止めされている。一対の収容室7の夫々には第1エ
アーバックとしての副エアーバック9及び指圧用施療子
10が収容されている。副エアーバック9は収容室7の
底部に配置され、このバック9上に載せられている指圧
用施療子10は、収容室7の内側面をガイドとして上下
方向に移動されるベース10aの上面中央部に少なくと
も一つの指圧凸部10bを突設して形成されている。そ
して、指圧凸部10bは前記底壁4bの幅方向中央部を
貫通して施療溝4の底部内側に突出されていて、副エア
ーバック9が膨張するに伴って上方に大きく突出される
ようになっている。夫々の副エアーバック9が有する給
排気口9aはバックハウジング8を夫々貫通して本体ケ
ース3内に突出され、これらの給排気口9aにはエアー
ホース11が個別に接続されている。
【0021】前記本体ケース3内には制御手段12及び
エアー給排気手段13が収容されている。エアー給排気
手段13の動作を制御する制御手段12は、CPUやメ
モリ等の各種の電気部品を組合わせてなるものであり、
それには本体ケース3の外部に配置されるリモートコン
トロール装置14がリード線を介して接続されている。
リモートコントロール装置14は制御手段12に予め設
定されている各種のマッサージモードを任意に選択し指
定するために用いられている。
【0022】エアー給排気手段13は、エアーポンプ1
5と、このポンプ15の吐出し口にエアーホース16を
介して給気側端部が接続された分岐管17と、この分岐
管17の排気側端部にエアーホース18を介して接続さ
れた排気弁19とを備えている。エアーポンプ15は、
脈動吸収用のサージタンク等を有しており、圧縮エアー
を生成しそれを分岐管17に供給するために使用され、
又、電磁弁からなる排気弁19は、その開弁動作により
分岐管17内の空気を排出するために設けられている。
分岐管17は、前記各エアーバック5…、9…に対応す
る数の第1給排気口17aを有しているとともに、これ
らとは別にマッサージ具2用の第2給排気口17bを有
している。各第1給排気口17aの夫々には前記各エア
ーバック5…、9…に連通された各エアーホース6…、
11…が個別に接続され、第2給排気口17bにはエア
ーホース20が接続されている。
【0023】図2及び図3に示されるように本体ケース
3の側壁には接続部21が設けられている。この接続部
21は、例えば上ケース部材3aの側壁内面に突設され
た接続筒体22と、この筒体22内に臨んで上ケース部
材3aの側壁に開口された接続口としてのねじ孔23
と、このねじ孔23を開閉する第1流路開閉手段として
のシート状開閉弁24とを有している。
【0024】図2及び図5に示されるように接続筒体2
2は、小径部と大径部とをテーパ管部で一体に接続して
なり、その小径管部の外周面には前記エアーホース20
が嵌合して接続されている。開閉弁24は、ゴム(本実
施の形態で採用)、軟質塩化ビニル、エラストマ等の軟
質部材をねじ孔23より大形な板状に形成したもので、
その一側部を図3及び図4に示されるように複数の固定
具25により接続筒体22の内側から上ケース部材3a
の側壁内面に固定することによって、この固定部分を支
点としてねじ孔23を閉じる位置(言い換えれば、接続
部21の流路を閉じる位置)とねじ孔23を開く位置
(言い換えれば、接続部21の流路を開く位置)とにわ
たって動き得るようになっている。なお、固定具25に
は、上ケース部材3aの側壁内面に突出されて開閉弁2
4の側縁を貫通した固定軸26に嵌め込むだけで固定さ
れるCS型止め輪が使用される。
【0025】図2に示されるように接続部21には前記
ねじ孔23に螺合されるねじ軸27aを有した栓27
が、本体ケース3の外側から着脱可能にねじ込まれてい
る。この栓27は、接続部21の流路を開閉する第2流
路開閉手段であって、それがねじ込んで取付けられた時
には、ねじ軸27aにより開閉弁24が押し開かれるに
も拘らず、栓27がねじ孔23を塞ぐので、接続部21
の流路は閉じられた状態に保持され、又、この栓27を
取外すと、開閉弁24がその弾性力によりねじ孔23を
閉じる位置に起きるようになっている。
【0026】又、図6に示されるように前記マッサージ
具2は、前記各エアーバック5…、9…とは別のエアー
バック31と、これに接続された可撓性のエアーホース
32と、このホース32の先端に取付けられた接続口体
33と、前記エアーバック31上に平板状の施療子ベー
ス37を介して重ねられた指圧用施療子34と、この施
療子34及びエアーバック31とを収容した表布35と
を有している。このマッサージ具2は前記本体ケース3
に比較してかなり薄く、しかも、小形に形成されてお
り、そのエアーバック31は前記各エアーバック5…、
9…とは別の第2エアーバックとして用いられる。
【0027】接続口体33は、前記接続部21に着脱可
能に接続されるものであり、図5に示されているように
前記ねじ孔23よりも小径な直管部33aの一端部外周
にOリング36を取付けるとともに、他端部側外周にね
じ孔23よりも大径なフランジ33bを一体に張り出し
て形成されている。直管部33aは前記栓27に代えて
接続部21に差込まれるものであり、その差込み寸法は
フランジ33bが上ケース部材3aの側壁外面に当るこ
とにより規制されるとともに、この差込み状態において
Oリング36は前記接続筒体22の小径部内面に接触し
て気密を維持するようになっている。前記エアーホース
32は、接続口体33を接続部21に接続した状態で使
用者の腰、背中、或いは首部等の任意位置にエアーバッ
ク31部を配置するに十分な長さを有している。
【0028】次に、前記マッサージ具2が付属品として
予め装備されたエアーマッサージ機1を使用する場合を
説明する。
【0029】まず、マッサージ具2をエアー給排気手段
13に連通させる。この連通は、はじめに栓27を取外
して接続部21のねじ孔23を開放してから、このねじ
孔23にマッサージ具2の接続筒体33における直管部
33aを差込むことによって行われる。それにより、図
5に示されるようにシート状開閉弁24が直管部33a
により押し開かれるとともに、この直管部33aと接続
部21の接続筒体22における小径部との間がOリング
36によりシールされ、こうして、マッサージ具2がエ
アー給排気手段13の分岐管17に連通される。
【0030】この状態で、電源に接続されたエアーマッ
サージ機1を使用者の下肢側に移動させて、その一対の
施療溝4に使用者の両方の下肢が個別に通り抜けるよう
に収容してセットするとともに、マッサージ具2を使用
者が所望とする前記下肢以外の任意な位置の被施療部に
当てる。このマッサージ具2の配置は、具体的には、マ
ッサージ具2の施療子34が前記任意な被施療部側に位
置されるように、背中や床面等との間にマッサージ具2
を挟み込むものであり、この際、エアーホース32の可
撓性を利用して好みの位置に挟み込むことができる。
【0031】次に、使用者はリモートコントロール装置
14を介して必要な運転指示を与えればよい。そうする
と、エアー給排気手段13は指定されたマッサージモー
ドにしたがってエアーポンプ15を断続運転させるとと
もに排気弁9を開閉動作させるから、エアーポンプ15
が運転されるたびに、エアーホース16を介して導かれ
る圧縮されたエアーが、分配管17において分配され、
各エアーホース6を介して主エアーバック5及び各エア
ーホース11を介して副エアーバック9に送られると同
時に、エアーホース20を介して接続部21にも圧縮さ
れたエアーが送られて、この接続部21に連通されたマ
ッサージ具2のエアーバック31にもエアーホース32
を介してエアーが送り込まれる。又、エアーポンプ15
の運転が中断している期間は排気弁9が開くので、前記
各エアーバック5、9、31から流出されるエアーがエ
アーホース18を通って排気弁9から排出される。
【0032】そのため、各エアーバック5、9、31
は、前記のようにエアーが供給されるときに膨張し、エ
アーが排気されるときに収縮する動作を繰り返す。それ
により、主エアーバック5が下肢を両側から挟んで圧迫
しかつその解放により弛緩させてマッサージするもので
あり、同様に、副エアーバック9が下肢を下方から指圧
用施療子10で押圧しかつその解放により弛緩させてマ
ッサージする。同時に、マッサージ具2のエアーバック
31は、下肢から離れた背中等の別の任意な被施療部を
施療子34を介して圧迫しかつその解放により弛緩させ
てマッサージする。
【0033】このようなマッサージ具2の併用により、
エアーマッサージ機1の施療溝4のエアーバック5、9
ではマッサージできない他の任意な被施療部を前記マッ
サージ具2を用いて、同期にマッサージすることがで
き、その際、マッサージ具2をその可撓性エアーホース
32により使用者が所望する位置に任意に配置できる。
すなわち、任意な位置の被施療部を含む複数個所を同時
にマッサージできる利点がある。
【0034】しかも、マッサージ具2によるマッサージ
時間は、エアーバック5、9でのマッサージ時間と同じ
であり、一方の系統のマッサージが終わっても他方の系
統のマッサージが継続していることがないので、使い易
い。なお、こうしたマッサージ具2の併用において、接
続部21と接続口体33との間はOリング36で気密に
シールされているので、分岐管17からマッサージ具2
に至るエアーが接続部21において漏れて、マッサージ
具2でのマッサージ力が低下することはない。
【0035】前記マッサージ具2の接続筒体33は接続
部21に着脱可能であるから、その直管部33aを接続
部21から引き抜くことにより、マッサージ具2を併用
することなくエアーマッサージ機1を単独で使用でき
る。このマッサージ具2の取外し状態では、接続部21
のシール状開閉弁24はその弾性により起き上がってい
る。そのため、エアーマッサージ機1を単独で使用する
場合に、エアーホース20を介して接続部21に導かれ
るエアーの圧力によりシール状開閉弁24はねじ孔23
の周部壁面に強く密接して、このねじ孔23を確実に閉
鎖する。こうした接続部21の流路の閉鎖により、ねじ
孔23を通って外部に圧縮されたエアーが漏れることが
防止されるから、エアーバック5、9を確実に所定量膨
張させてマッサージを行なうことができる。
【0036】そして、前記のように接続口体23の挿入
とエアー圧とを利用して接続部21の流路を開閉する開
閉弁24はシート状であるので、簡単な構造で確実に接
続部21をシールすることができる。
【0037】又、前記のように任意な被施療部に対応す
る位置にエアーバック31を配置するための可撓性エア
ーホース32を有するマッサージ具2は、エアーマッサ
ージ機1から取外して分離できるので、エアーマッサー
ジ機1の梱包や格納等の取扱いにおいて分離しておくこ
とにより、マッサージ具2に拘りなくマッサージ機1自
体をそれ単独で取扱うことができる。それにより、前記
エアーホース32付きのマッサージ具2がまとわりつく
ようなことがなくなるので、エアーマッサージ機1の梱
包や格納に際しての取扱い性を向上できる。
【0038】なお、本発明は前記第1実施の形態には制
約されない。例えば、マッサージ具2は本体ケース3の
接続部21に取外されないように固定的に取付けてもよ
いとともに、マッサージ具2において前記第1実施の形
態で示した指圧用施療子34は省略してもよい。又、本
発明は、椅子式又はマット式のエアーマッサージ機にお
いても、そのマッサージ機本体に接続部を設けて実施す
ることができる。
【0039】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0040】請求項1に記載の発明に係るエアーマッサ
ージ機によれば、その第1エアーバックへのエアーの給
排気と同時に、前記マッサージ機の接続部に連通された
マッサージ具の第2エアーバックに対してもエアーを給
排気できるとともに、可撓性エアーホース前記マッサー
ジ具を使用者が所望する任意な位置に配置できるので、
任意な位置の被施療部を含む複数個所のマッサージを同
時に可能なエアーマッサージ機を提供できる。
【0041】請求項1に従属する請求項2に記載の発明
によれば、請求項1の発明の効果に加えて、エアーマッ
サージ機の梱包や格納等の取扱いにおいては、マッサー
ジ具に拘りなくマッサージ機自体をそれ単独で取扱える
ので、マッサージ具がまとわりつくようなことがなくな
り、エアーマッサージ機の梱包や格納に際しての取扱い
性を向上できるとともに、流路開閉手段により接続部か
らのエアーの漏れを防止できる。
【0042】請求項2の発明に従属する請求項3に記載
の発明によれば、請求項2の発明の効果に加えて、接続
部の流路を開閉を、接続部への接続口体の挿入とこの接
続口体が取外されることに伴うエアー圧とを利用して開
閉するシート状開閉弁で行なったので、任意な位置の被
施療部をマッサージするマッサージ具を取外して使用す
る際のエアー漏れを簡単な構造で防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るエアーマッサ
ージ機の構成をマッサージ具とともに示す断面図。
【図2】図1中Z部を分解して示す断面図。
【図3】図2中Y−Y線に沿って示す断面図。
【図4】図3中Z−Z線に沿って示す断面図。
【図5】第1の施の形態に係るエアーマッサージ機の接
続部にエアーマッサージ具の接続口体が接続された状態
を示す前記接続部回りの断面図。
【図6】図1に示されたエアーマッサージ具の本体部分
の構成を示す断面図。
【符号の説明】
1…エアーマッサージ機、 2…マッサージ具、 5…主エアーバック(第1エアーバック)、 9…副エアーバック(第1エアーバック)、 12…制御手段、 13…エアー給排気手段、 15…エアーポンプ(エアー給排気手段)、 16、18…エアーホース(エアー給排気手段)、 17…分岐管(エアー給排気手段)、 17b…(マッサージ具用)給排気口、 19…排気弁(エアー給排気手段)、 20…エアーホース(エアー給排気手段) 21…接続部、 22…接続筒体、 23…ねじ孔、 24…開閉弁(流路開閉手段)、 27…栓(流路開閉手段)、 31…エアーバック(第2エアーバック)、 32…エアーホース、 33…接続口体。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1以上の第1エアーバックと、このバック
    にエアーを給排気するエアー給排気手段とを備え、前記
    第1エアーバックの膨張・収縮により使用者の被施療部
    をマッサージするエアーマッサージ機であって、前記第
    1エアーバックとは別の第2エアーバックに可撓性のエ
    アーホースを連ね、かつ、このホースの先端に接続口体
    が取付けられたマッサージ具の前記接続口体が接続可能
    な接続部を備え、この接続部と前記エアー給排気手段と
    を連通したことを特徴とするエアーマッサージ機。
  2. 【請求項2】前記接続部に前記接続口体を着脱可能に接
    続し、この接続部は、前記接続口体が取付けられた時に
    前記接続部の流路を開くとともに前記接続口体が取付け
    られていない時に前記流路を閉じる流路開閉手段を有し
    ていることを特徴とする請求項1に記載のエアーマッサ
    ージ機。
  3. 【請求項3】前記流路開閉手段が、前記エアー供給手段
    から波及されるエアー圧で前記流路を閉じる位置に動か
    されるとともに、前記接続部に挿入される前記接続口体
    により前記流路を開く位置に押し開かれるシート状の開
    閉弁であることを特徴とする前記請求項2に記載のエア
    ーマッサージ機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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