JPH11128195A - 健康管理指針アドバイス装置 - Google Patents

健康管理指針アドバイス装置

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JPH11128195A
JPH11128195A JP9314320A JP31432097A JPH11128195A JP H11128195 A JPH11128195 A JP H11128195A JP 9314320 A JP9314320 A JP 9314320A JP 31432097 A JP31432097 A JP 31432097A JP H11128195 A JPH11128195 A JP H11128195A
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JP
Japan
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impedance
electrode
measurement
health management
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Withdrawn
Application number
JP9314320A
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English (en)
Inventor
Yoshihisa Masuo
善久 増尾
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
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Publication of JPH11128195A publication Critical patent/JPH11128195A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/48Other medical applications
    • A61B5/4869Determining body composition
    • A61B5/4872Body fat

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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
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  • Veterinary Medicine (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】小型,軽量,安価で、より多くの情報を提供で
きる健康管理指針アドバイス装置を提供する。 【解決手段】 両掌間のインピーダンス計測値と身体特
定化情報に基づいて体脂肪率等を算出する健康管理指針
アドバイス装置において、肘を屈伸させることによって
変化する両掌間インピーダンス計測値の変化率ΔZ/Δ
tを算出し(ステップ208)、|ΔZ/Δt|の大き
さによって階層判定をして加減算量を決定し(ステップ
209)、ΔZ/Δtの極性によって設定値に対して加
減算を行って(ステップ211〜213)、身体特定化
情報の入力値の設定を行う。所定の値からの変化量に応
じて設定してもよい。同様に表示部の表示画面のスクロ
ール制御を行うこともできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、身体インピーダン
ス計測値及び予め入力された身長等の身体特定化情報に
基づいて体脂肪量等の健康管理に有益な指針情報を提供
する健康管理指針アドバイス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の健康管理指針アドバイス装置20
0を図44に示す。
【0003】まず、健康管理指針アドバイス装置200
の使用方法を以下に説明する。
【0004】まず、装置本体正面に設けられた電源スイ
ッチ201を押して通電し、設定スイッチ202によっ
て身長,体重等の設定項目を選択し、テンキー203で
各設定項目のデータを入力することにより、被検者の身
体特定化情報を予め入力する。被検者の身体特定化情報
がすでに入力され、記憶されている場合にはデータ呼び
出しボタン204によって記憶されたデータを呼び出す
こともできる。
【0005】次に、装置本体の左右両側部に設けられた
略円柱状のグリップ部205,206をそれぞれ左右の
手で握る。このとき、電流印加用電極207,208に
親指と人差し指との間の股部を接触させ、電圧計測用電
極209,210に親指の付け根下方の掌部を接触させ
る。
【0006】このように装置の所定位置を握り、腕を肩
の高さで真直ぐ前方に伸ばし、装置本体を被検者の身体
に正対する位置に保持し、計測開始スイッチ211を押
すと、電流印加用電極207,208から身体に高周波
電流が印加され、この印加電流によって被検者の身体に
生じる抵抗電位を電圧計測用電極209,210から取
り出し、身体インピーダンスを計測する。
【0007】先に入力された身体特定化情報と身体イン
ピーダンス計測値とから所定の変換式等を用いて体脂肪
量,肥満度等の情報を算出し、表示部212に表示す
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような体脂肪計の
小型化・軽量化を考えた場合に、必要な健康管理指針情
報を見やすく提供するためには、表示部にある程度の面
積を確保しなければならず、またユーザーとの対話レベ
ルの情報表示のようなより多くの情報量を提供しようと
すれば、表示部の小型化には限界がある。
【0009】このため、装置本体上のスイッチ等の入力
手段の配置スペースが、装置本体の小型化・軽量化に際
しての障害となる。
【0010】これに対し、図45に示すように、入力手
段の数を減らして健康管理指針アドバイス装置300を
小型化することができる。
【0011】この健康管理指針アドバイス装置300で
は、略直方体形状の装置本体の前面及び上面の左右両端
部に電流印加用電極301,302及び電圧計測用電極
303,304を配置し、電流印加用電極302内の開
口部302aに計測開始スイッチ305を設けている。
電流印加用電極301,302には親指先から第1関節
と第2関節との間までの腹部、電圧計測用電極303,
304には親指付け根下方の掌部をそれぞれ接触させ
る。装置各部の機能及び使用方法は上述の健康管理指針
アドバイス装置200とほぼ同様であるので詳細は省略
するが、健康管理指針アドバイス装置300ではテンキ
ーの代わりにUPボタン307,DOWNボタン308
を設けており、モード選択スイッチ306で設定項目を
選択し、UPボタン307,DOWNボタン308で入
力数値を設定し、確定/リセットボタン309で設定値
を確定またはリセットするようになっている。
【0012】このように入力手段の数を減らして小型化
することもできるが、UP/DOWNボタンで現状値か
ら大きく隔たった数値を設定する場合には操作時間がか
かり煩わしい。また、入力手段自体を小型化することも
できるが操作性が悪くなる。
【0013】本発明は、かかる従来技術の課題を解決す
るためになされたものであって、その目的とするところ
は、小型,軽量,安価であり、より多くの情報を提供で
きる健康管理指針アドバイス装置を提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明は、身体に電流を印加することによって
計測されるインピーダンスに基づいて健康管理に有益な
指針情報を提供する健康管理指針アドバイス装置におい
て、前記インピーダンスの計測値の変化に基づいて入力
情報を発生させることを特徴とする。
【0015】このようにインピーダンス計測値の変化に
基づいて入力情報を発生させるようにすれば、インピー
ダンスを計測するための手段を用いて情報を入力するこ
とができるので、スイッチ等の入力手段の数を減らして
装置を小型化,軽量化するとともに製造コストを低減す
ることができる。機械的なスイッチを省略することによ
り装置の耐久性を向上させることもできる。
【0016】また、入力手段の省略によって生じたスペ
ースを表示部等の他の部分のために用いることができ
る。表示部のスペースを拡大すれば、より見やすくなる
とともに、多種多様な情報を表示できる。
【0017】また、従来の入力手段に加えて、インピー
ダンス計測値の変化に基づいて情報を入力するようにす
れば、新たな入力手段を設けることなく、より複雑な操
作や、より多くの情報入力が可能となるので、操作性が
向上するとともに装置を大型化させずに機能の高度化を
図ることができる。
【0018】また、インピーダンスの変化をアナログ情
報として用いれば、スイッチ等による単なるON/OF
F操作と異なり連続的なアナログ情報の入力も可能とな
る。ここで、身体に電流を印加することによって計測さ
れるインピーダンスの計測値を変化させるには、印加電
流の通電経路上のインピーダンス計測部位の一部を運動
させる場合のように通電経路が一定である場合だけでな
く、印加電流の通電経路上の部位を他の身体部位と接触
させて通電経路自体を変化させる場合もある。例えば、
一方の手の掌と片方の足の裏との間でインピーダンス計
測を行う場合に他方の手で一方の手首を掴めば、他方の
手を通る通電経路が新たに形成され、身体と等価な回路
の構成自体が変化するので、インピーダンスも変化す
る。
【0019】第2の発明は、第1の発明において、前記
インピーダンスの計測部位中の関節の運動及び筋肉の伸
縮の少なくともいずれか一方を伴う被検者の動作による
インピーダンス計測値の変化に基づいて入力情報を発生
させることを特徴とする。
【0020】ここで、インピーダンスの計測部位とは、
印加された電流の通電経路上にあってその部位のインピ
ーダンスが計測対象となっている身体部位である。
【0021】インピーダンス計測部位中の関節を運動さ
せたり、筋肉を伸縮させると、通電経路上の組織の断面
積が変化するため、印加電流によるインピーダンス計測
値も変化する。インピーダンス計測部位中の関節又は筋
肉を用いれば、スイッチ等の入力手段によることなく身
体動作によって情報入力が可能となる。関節や筋肉は意
識的に運動,伸縮させることのできる部位であれば、身
体のどの部位の関節,筋肉でもよい。
【0022】また、インピーダンス計測部位を適当に設
定すれば、インピーダンス計測動作を妨げることなく、
関節を運動させ又は筋肉を伸縮することにより入力を行
うことができるので、計測姿勢のずれによる誤差を低減
して高精度の計測が可能となる。関節の運動や筋肉の伸
縮を伴う身体動作は、意図的に制御でき、位置決めも容
易なので、再現性に優れた入力が可能となる。
【0023】第3の発明は、第2の発明において、前記
動作が肘及び膝の少なくともいずれか一方の曲げ伸ばし
であることを特徴とする。
【0024】身体部位の中でも肘や膝の曲げ伸ばしは、
意図的に制御でき、位置決めも容易なので、他の部位を
利用する場合に比べてより再現性に優れた入力が可能と
なる。
【0025】また、手や足で他の操作を行いながらでも
入力が可能なので、多様な情報入力を簡便に行うことが
できる。
【0026】また、例えば、一方又は両手の掌あるいは
一方又は両方の足の裏をインピーダンス計測用の電極に
接触させて計測する健康管理指針アドバイス装置であれ
ば、計測動作を妨げることなく肘や膝を曲げ伸ばしする
ことができるので、入力動作に基づく計測姿勢等のずれ
による計測誤差を低減することができる。
【0027】第4の発明は、第1乃至第3の発明におい
て、前記インピーダンスを計測するためのインピーダン
ス計測用電極と身体の所定の部位との接触状態の変化に
よるインピーダンス計測値の変化に基づいて入力情報を
発生させることを特徴とする。
【0028】インピーダンス計測用電極を身体の所定部
位に接触させて計測を行う場合に、インピーダンス計測
用電極と該所定部位との接触状態を変化させれば、イン
ピーダンス計測値が変化する。従って、このような接触
状態の変化によって入力情報を発生させることができ
る。
【0029】インピーダンス計測用電極と身体の所定部
位との位置決めをした後でもインピーダンス計測用電極
と接触する部位の一部のみを動かすことによっても接触
状態を変化させることができるので、計測姿勢のずれに
よる計測誤差を低減することもできる。
【0030】また、身体の所定部位とインピーダンス計
測用電極とが接触している場合と離間している場合は、
接触状態の変化として明瞭に区別でき、検出も容易であ
る。このような接触状態の変化を用いれば、簡単な構成
で正確に入力情報を発生させることができるので、安価
な健康管理指針アドバイス装置を提供することができ
る。
【0031】第5の発明は、第4の発明において、前記
接触状態が、前記インピーダンス計測用電極と、四肢の
いずれかの部位との接触状態であることを特徴とする。
【0032】四肢のいずれかの部位であれば、インピー
ダンス計測電極との接触状態を容易に制御することがで
きるので、再現性が高く正確な情報入力が可能となる。
特に、手の指や掌部あるいは足の裏等は微妙な動作が可
能なので、再現性や正確性をさらに高めることができ
る。
【0033】第6の発明は、第4又は第5の発明におい
て、少なくとも4つのインピーダンス計測用電極と、該
電極のうち4つの電極を用いて4電極法によるインピー
ダンス計測を行う4電極法計測モードと、該電極のうち
2つの電極を用いて2電極法によるインピーダンス計測
を行う2電極法計測モードとを切り替えるインピーダン
ス計測モード切替手段と、を備えたことを特徴とする。
【0034】4電極法とは、身体に電流を印加するため
の2つの電流印加用電極と、この電流印加用電極によっ
て印加された電流によって生じる抵抗電位を計測するた
めの2つの電圧計測用電極とによってインピーダンスを
計測する方法である。これに対して、2電極法とは、2
つの電極を介して定電流源から身体に印加される電流に
よって生じる抵抗電位を計測してインピーダンスを計測
するか、または、2つの電極を介して定電圧源によって
身体に印加される電流値を計測してインピーダンスを計
測する方法である。4電極法ではインピーダンス計測用
電極と皮膚との間の接触抵抗の影響を無視できるのに対
し、2電極法では接触抵抗の影響があるので、4電極法
によれば高精度で身体インピーダンスを計測することが
できる。このように4電極法計測モードと2電極法計測
モードとを切り替えられるようにすれば、精度の要求さ
れる健康管理指針情報の基礎となるインピーダンス計測
は4電極法計測モードで計測し、インピーダンス計測値
の変化を検出する場合には2電極法計測モードで計測す
るというように、計測モードを使い分けることにより、
高精度の健康管理指針情報の提供が可能となる。
【0035】また、各計測モードでのインピーダンス計
測値の変化に基づいて入力情報を発生させるようにすれ
ば、多様な情報の入力が可能となり、さらに入力手段の
数を削減したり、あるいは高機能化を図ることもでき
る。
【0036】ここで、各計測モードが、複数のインピー
ダンス計測用電極の組み合わせを有していてもよい。イ
ンピーダンス計測用電極の組み合わせを替えることによ
り、さらに多様な情報の入力が可能になる。
【0037】第7の発明は、第1乃至第6の発明におい
て、前記インピーダンス計測値の変化率に基づいて入力
情報を発生させることを特徴とする。
【0038】インピーダンス計測値の時間に関する微係
数のような変化率をとれば、インピーダンス計測値の変
化を定量化することができるので、インピーダンス計測
手段を構成するマイコン等の演算手段による演算処理に
よって多様な入力情報を発生させることができる。
【0039】第8の発明は、第1乃至第7の発明におい
て、前記インピーダンス計測値の基準値に対する変化量
に基づいて入力情報を発生させることを特徴とする。
【0040】インピーダンス計測値の基準値に対する変
化量をとれば、インピーダンス計測値の変化を定量化す
ることができるので、インピーダンス計測手段を構成す
るマイコン等の演算手段による演算処理によって多様な
入力情報を発生させることができる。
【0041】ここで、基準値は、被検者が設定してもよ
いし、予め設定した値に固定しておいてもよい。
【0042】第9の発明は、第1乃至第8の発明におい
て、情報を表示するための表示部を備え、前記入力情報
は前記表示部の表示制御情報であることを特徴とする。
【0043】表示部の表示制御とは、計測結果や健康管
理指針情報等のように表示部に表示される種々の情報を
表示部に表示あるいは消滅させたり、その表示内容を切
り替えたりする等の制御を行うことであり、例えば、表
示画面上で動くキャラクターを移動させたり、表示画面
上に種々の内容を順次スクロール表示させたりすること
である。
【0044】計測結果や健康管理指針情報等の種々の情
報を表示する表示部の表示制御をインピーダンス計測値
の変化によって行うようにすれば、入力手段の数を減ら
して小型化,軽量化,低価格化が可能となる。機械的な
スイッチ等の機構を省略することにより装置の耐久性を
向上させることもできる。
【0045】また、入力手段に省略によって生じたスペ
ースに表示部を拡大することができ、より見やすくなる
とともに、より多くの情報を表示することができる。
【0046】また、従来の入力手段に加えて、インピー
ダンス計測値の変化に基づいて表示制御情報を入力する
ようにすれば、新たな入力手段を設けることなく、より
多様な情報表示が可能となるので、操作性が向上すると
ともに装置を大型化させずに機能の高度化を図ることが
できる。
【0047】第10の発明は、第1乃至第9の発明にお
いて、前記インピーダンス計測値と身体特定化情報とに
基づいて健康管理に有益な指針情報を提供する健康管理
指針アドバイス装置であり、前記入力情報は前記身体特
定化情報であることを特徴とする。
【0048】インピーダンスを計測するとともに、例え
ば、被検者の身長,体重,年令,性別等の身体特定化情
報を入力すれば、体脂肪率等の健康管理指針情報を被検
者に応じてより高精度で提供することができる。このよ
うな身体特定化情報をインピーダンス計測値の変化に基
づいて発生させるようにすれば、入力手段の数を減らし
て小型,軽量,低価格かつ高精度の健康管理指針アドバ
イス装置を提供することが可能となる。機械的なスイッ
チ等の機構を省略することにより装置の耐久性を向上さ
せることもできる。
【0049】また、入力手段を省略することによって生
じたスペースを表示部の拡大のために用いれば、より見
やすい健康管理指針アドバイス装置を提供することがで
きる。
【0050】また、従来の入力手段に加えて、インピー
ダンス計測値の変化に基づいて新たな身体特定化情報を
入力するようにすれば、新たな入力手段を設けることな
く、多様な身体特定化情報に基づく多様,高精度な健康
管理指針情報の提供が可能となり、操作性が向上すると
ともに装置を大型化させずに機能の高度化を図ることが
できる。
【0051】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施形態に
基づいて説明する。
【0052】(第1の実施形態)図1に本発明の第1実
施形態に係る健康管理指針アドバイス装置1の外観構成
の概略を示す。
【0053】健康管理指針アドバイス装置1は、身長,
体重,年令,性別等の身体特定化情報を入力して、イン
ピーダンスを計測し、インピーダンス計測値と身体特定
化情報から、所定の演算式や変換テーブル等に基づく演
算処理によって体脂肪率,体脂肪量,除脂肪量,筋肉
量,体水分量,肥満度等の健康管理指針アドバイス装置
を算出して表示する装置である。
【0054】健康管理指針アドバイス装置1の筐体2は
略直方体をなし、前面2aの中央部には表示部3、左右
両端部には電圧計測用電極4,5がそれぞれ配置されて
いる。筐体2の上面2bの中央部には電源スイッチ6、
左右両端部には電流印加用電極7,8がそれぞれ配置さ
れている。
【0055】電圧計測用電極4,5は、上辺が筐体2の
上面2bに略平行で、前面2aの中央側端部から左右両
側面2c,2dに向けて下方になだらかに湾曲し、左右
両端辺が筐体2の高さ方向に略平行な形状をなしてい
る。また、電圧計測用電極4,5の左右両端辺は左右両
側面2c,2d側に形成されている。
【0056】電流印加用電極7,8は、前面2aの上縁
の左右両端部から上面2bに回り込み、上面2bでは背
面2e側に向けて互いの間隔が狭まるように延びる略舌
形状をなす。また、電流印加用電極7,8の上面側端部
側に略円形状の開口部9,10が設けられ、この開口部
9,10からコントロールスイッチ11,12のキート
ップ部11a,12aが露出している。
【0057】電流印加用電極7及び電圧計測用電極4の
近傍は、周囲の筐体表面よりわずかに窪み、境界部分に
は段差13が形成され左手の位置決めが容易となってい
る。右側の電流印加用電極8及び電圧計測用電極5の近
傍にも同様に段差15が形成されている。
【0058】筐体2の左右両側面2c,2eの上縁に
は、突出した鍔部17,18が形成され、装置1を掴む
ときに、人差し指あるいは中指の親指側の側面を鍔部1
7,18に沿わせることにより容易に位置決めができる
構成となっている。
【0059】図2(a)に示すように、装置1の左右両
側部を前面2a側から背面2e側へ段差13,15及び
鍔部17,18に従って掴むと、左手19の親指の付け
根から手首にかけての掌部19aが電圧計測用電極4に
接触し、親指先から第1関節と第2関節との中間付近ま
での腹部19bが電流印加用電極7に接触する(図2
(b)参照、右手も同様である)。このとき、コントロ
ールスイッチ11,12は、親指先の腹部に接触する。
【0060】筐体2はポリカーボネイト・ABS,AB
S等の樹脂成形により、電流印加用電極7,8及び電圧
計測用電極4,5はCrメッキ樹脂,Crメッキ板金,
SUS板金,SUSシート等により形成することができ
る。
【0061】表示部3はLCD,LED等からなり、数
字,文字,図形等を表示する。図3に表示部3のLCD
をすべて点灯させた状態の表示例を示す。表示画面の上
段には、身体特定化情報のうち男女の性別の表示3a,
メモリに記憶されている個人別身体特定化情報を示す番
号3b,表示部3の外縁に表示された肥満度(やせ〜肥
満)下方の対応する位置で点灯して肥満度を示す矢印3
cが表示される。表示画面の下段には、それぞれ数字と
cm等の単位及びその数値が示す体脂肪率等の内容を表
示する3つの表示ブロック3d,3e,3fが設けられ
ている。各ブロックの数字は7セグメントLCD又は2
セグメントLCDを点滅させて表示される。
【0062】図4はコントロールスイッチ11周辺の概
略構造を示す断面図である。
【0063】SUSシート等からなる電流印加用電極7
は、筐体2表面に接着剤20により固着されている。電
流印加用電極7と筐体2を貫通する孔21が設けられて
おり、電流印加用電極7の開口部9からコントロールス
イッチ11のキートップ部11aが露出している。キー
トップ部11aの上面は平坦面であり、周囲の電流印加
用電極7表面と同一高さか若干低めに形成し、電流印加
用電極7に親指を接触させただけでは作動せず、若干押
圧することによって作動するようにして誤動作を防止し
ている。筐体2の孔21にはコントロールスイッチ11
のロッド11bが挿通されており、開口部9より小径に
形成された孔21の縁部21aはキートップ部11aの
ストッパともなっている。筐体2内に配置されたコント
ロールスイッチ本体22は、リード部23をプリント基
板24に挿通して半田付けすることにより、プリント基
板24に接続・固定されている。
【0064】図5は、健康管理指針アドバイス装置1内
部の回路構成の概略を示すブロック図である。
【0065】健康管理指針アドバイス装置1は、主とし
て、電流印加用電極7,8に電流を供給し、電圧計測用
電極4,5から抵抗電位信号を取得する計測・演算部2
5と、電池あるいは外部電源等から装置本体に電力を供
給する電源部26と、電源投入を指示する電源スイッチ
6と、コントロールスイッチ11,12と、健康管理指
針情報等の各種情報を表示する表示部3とからなる。
【0066】図6は、計測・演算部25の回路構成の詳
細を示すブロック図である。
【0067】27は所定周波数f0 の高周波電流を発生
する高周波信号発生部、28は電圧計測用電極4,5か
らの抵抗電位信号を受ける差動増幅器、29は周波数f
0 以外の信号をカットするためのバンドパスフィルタ、
30は高周波信号成分を復調する復調回路、31はアナ
ログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器、32
は計測制御プログラム,演算プログラム,健康管理指針
アドバイス情報の抽出テーブル等を格納したメモリ(R
OM)、33はユーザーが入力した身体特定化情報や計
測値等を格納するメモリ(RAM)、34は所定のプロ
グラムを実行して計測・演算を行い健康管理指針アドバ
イス情報を算出して表示部3(図示せず)に表示するC
PUである。
【0068】図6では、左手の電流印加電極7の接続線
1 が高周波信号発生部27の一端に接続され、右手の
電流印加電極8の接続線I2 が高周波信号発生部27の
他端に接続されている。また、左手の電圧計測用電極4
の接続線E1 及び右手の電圧計測用電極5の接続線E2
が差動増幅器28の入力側に接続されている。両手の親
指先から第1関節と第2関節との中間部分までの腹部に
それぞれ接触する電流印加用電極7,8から高周波電流
が印加され、この電流により両手の親指付け根・手首間
の掌部間に生じた抵抗電位が電圧計測用電極4,5によ
って計測される。
【0069】(計測動作の概略)以下に、健康管理指針
アドバイス装置1による計測動作を説明する。
【0070】まず、図7のフローチャートに従って計測
動作の概略を説明する。
【0071】電源スイッチ6を押し下げてONすると、
RAM33等の初期化や各回路素子,表示素子のチェッ
クを行う等の計測準備処理を行う(ステップ1)。
【0072】次に、被検者が後述する手順に従って身
長,体重,年令,性別等の身体特定化情報を入力する
(ステップ2)。
【0073】身体特定化情報の入力が完了したか否か
(READYか?)を判定し(ステップ3)、判定がN
oであればステップ2に戻って入力完了まで待機し、Y
esであれば表示部3に“READY”等のメッセージ
を表示して入力完了を被検者に報知し(ステップ4)、
自動スタート処理(ステップ5〜ステップ8)に移る。
【0074】この段階で被検者は、図2(a)に示すよ
うに、装置1を前面2a側から掴み、両手を所定の位置
に配置して、親指先から第1関節と第2関節との中間部
分までの腹部を電流印加用電極7,8に、指付け根下方
の掌部を電圧計測用電極4,5にそれぞれ接触させる。
【0075】次に、所定のサンプリングタイミング(例
えば0.1sec )か否かを判定する(ステップ5)。
【0076】ステップ5での判定がNoであれば、所定
のサンプリングタイミングとなるまで待機する。ステッ
プ5での判定がYesであれば、4電極法による両手電
極間のインピーダンス計測、即ち、両手の親指先腹部間
に印加した電流により親指付け根・手首間の掌部間に生
じる抵抗電位計測に基づくインピーダンス計測を行う
(ステップ6)。
【0077】そして、ステップ6におけるインピーダン
ス計測値が所定の生体計測範囲(例えば、340〜12
00Ω)にあるか否かを判定する(ステップ7)。
【0078】ステップ7での判定がNoであれば、ステ
ップ5に戻る。ステップ7での判定がYesであれば、
インピーダンス計測値が所定回数(例えば、30回)以
上連続して上記生体計測範囲内に収まっているか否かを
判定する(ステップ8)。
【0079】ステップ8での判定がNoであれば、ステ
ップ5に戻る。ステップ8での判定がYesであれば、
両手と電流印加用電極4,5及び電圧計測用電極7,8
との接触状態が正常であるとして自動スタート処理を終
了し、計測開始メッセージを表示部3に表示する等して
計測開始を被検者に報知する(ステップ9)。
【0080】この後、4電極法による両手間のインピー
ダンス計測、即ち、両手の親指先腹部間に印加した電流
により親指付け根・手首間の掌部間に生じる抵抗電位計
測に基づくインピーダンス計測並びにインピーダンス計
測値と身体特定化情報等から健康管理指針アドバイス情
報を抽出するための所定の演算処理を行う(ステップ1
0)。
【0081】インピーダンス計測及び演算処理が終了し
た段階で、計測終了メッセージを表示部3に表示する等
して計測終了を被検者に報知する(ステップ11)。
【0082】最後に、計測値や健康管理に有益な指針情
報等を表示部3に表示し(ステップ12)、計測動作を
終了する。
【0083】図8(a)に、身体インピーダンス計測値
と身体特定化情報情報とから算出された体脂肪率18.
8%,除脂肪量58.9kg,脂肪量13.6kg及び
肥満度が標準であることを表示した表示部3の表示例を
示す。図8(b)に、同様に算出された筋肉量40.0
kg,基礎代謝量1508kcal/日,体水分量4
3.3lを表示した表示部3の表示例を示す。表示部は
同一ブロックで複数の情報を表示するようになっている
ので、情報表示時に左又は右掌のコントロールスイッチ
を操作することによって表示画面を切り替えるようにし
てもよいし、所定のタイミングで表示画面が自動的に切
り替わるようにしてもよい。
【0084】(身体特定化情報入力)次に、図9のフロ
ーチャートに従って、図7のステップ2における身体特
定化情報入力のサブルーチンについて説明する。
【0085】まず、所定のサンプリングタイミング(例
えば0.1sec )か否かを判定する(ステップ10
1)。
【0086】ステップ101でYesならば、インピー
ダンス計測を行って(ステップ102)、計測値をRA
M33の所定の領域に格納し(ステップ103)、ステ
ップ104に進む。
【0087】ステップ101でNoである場合、あるい
はステップ103で計測値をRAM33の所定の領域に
格納した後には、身体特定化情報設定モードが身長設定
モードか否かを判定する(ステップ104)。このと
き、まず身長設定モードとなるように初期設定してお
き、設定が完了するごとに体重,年令,性別の順に設定
可能となるように設定してあるが、設定順序はこれに限
られない。設定モードの判定は、所定のフラッグが設定
されているか否か等によって判定することができる。
【0088】ステップ104でYesならば、ステップ
109に進む。ステップ104でNoならば、身体特定
化情報設定モードが体重モードか否かを判定する(ステ
ップ105)。
【0089】ステップ105でYesならば、ステップ
109に進む。ステップ105でNoならば、身体特定
化情報設定モードが年令設定モード否かを判定する(ス
テップ106)。
【0090】ステップ106でYesならば、ステップ
109に進む。ステップ106でNoならば、身体特定
化情報設定モードが性別設定モードか否かを判定する
(ステップ107)。
【0091】ステップ107でYesならば、ステップ
109に進む。ステップ107でNoならば、身体特定
化情報の全ての設定項目の設定を完了したか否かを判定
する(ステップ108)。
【0092】ステップ109では、後述の手順に従って
入力選択/設定処理を行い、選択された設定モード,設
定値等を表示部3に表示し(ステップ110)、ステッ
プ108に進む。設定値として、身長170.0cm,
体重72.5kg,年令42才,性別男と入力した場合
の表示部3の表示画面を図10に示す。
【0093】ステップ108で全ての設定項目の設定を
完了したか否かを判定し、YesであればREADYフ
ラッグを例えば“1”に設定し(ステップ111)、N
oであればREADYフラッグの設定を解除して(ステ
ップ112)、図7のメインルーチンに復帰する。
【0094】(入力選択/設定処理)以下に、図11の
フローチャートに従って、図9のステップ110の入力
選択/設定処理の手順について説明する。
【0095】まず、設定モードをフラッグ等で認識し
(ステップ201)、以下の手順で当該設定項目の入力
選択及び/又は入力設定を行う。
【0096】ステップ202では、ステップ103でR
AM33の所定の領域に格納したインピーダンス計測値
を読み出す。図示していないが、ステップ101の判定
結果がNoであり読み出すべきインピーダンス計測値が
メモリに記憶されていない場合には、図9のステップ1
01に戻り、インピーダンス計測が可能となるのを待機
するようにすればよい。
【0097】次に、右掌側のコントロールスイッチ12
がONか否かを判定し(ステップ203)、Yesであ
れば設定値を確定して(ステップ204)、入力選択/
設定処理を終了し、図9の身体特定化情報入力サブルー
チンに復帰する。
【0098】ステップ203でNoであれば、さらに左
掌側のコントロールスイッチ11がONか否かを判定し
(ステップ205)、Yesであれば設定モードを変更
して次の設定モードへシフトして(ステップ206)、
図9の身体特定化情報入力サブルーチンに復帰する。
【0099】ステップ205でNoであれば、ステップ
202で読み出した両掌間のインピーダンス計測値が正
常計測範囲内(例えば、340〜1200Ω)か否かを
判定する(ステップ207)。
【0100】ステップ207でNoであれば、入力選択
/設定処理を終了して図9の身体特定化情報入力サブル
ーチンに復帰する。
【0101】ステップ207でYesであれば、4電極
法による両掌間のインピーダンスの変化量(変化率)Δ
Z/Δtを算出し(ステップ208)、 Lmin ≦|ΔZ/Δt|≦Lmax か否かを判定する(ステップ209)。ここで、Lmin
は予め設定されたインピーダンス変化量の有効下限であ
り、Lmax は同有効上限である。Lmin ,Lmaxの値は
固定しておいてもよいし、変更できるようにしておいて
もよい。
【0102】ステップ209でNoであれば、入力選択
/設定処理を終了して図9の身体特定化情報入力サブル
ーチンに復帰する。
【0103】ステップ209でYesあれば、|ΔZ/
Δt|の大きさによって階層判定し、初期設定(前回設
定)値からの加減算量を決定する(ステップ210)。
例えば、Lmin ≦|ΔZ/Δt|≦L1 ならば1を加減
し、Lmin <|ΔZ/Δt|≦L2 ならば2を加減し、
2 <|ΔZ/Δt|≦Lmax ならば3を加減する。但
し、階層の設定方法はこれに限られるものではない。
【0104】このようにして加減算量を決定した後、Δ
Z/Δtの極性(符号)が+か−かを判定する(ステッ
プ211)。極性が+(正)であれば上述の加減算量を
初期設定(または前回設定)値に加算処理して(ステッ
プ212)、図9の身体特定化情報入力サブルーチンに
復帰する。極性が−(負)であれば上述の加減算量を初
期設定(または前回設定)値から減算処理して(ステッ
プ213)、図9の身体特定化情報入力サブルーチンに
復帰する。
【0105】上述の処理手順に従って、被検者が実際に
装置1を用いて身体特定化情報を入力する方法を以下に
説明する。
【0106】計測準備処理(ステップ1)が終了する
と、身長の設定モードに入り、身長設定モードであるこ
と及び身長の初期設定値が表示部3に表示される(ステ
ップ110)。
【0107】目標設定値が初期設定値より小さい場合
は、目標設定値と初期設定値との差に応じた速度で両腕
を真直ぐ身体前方の略肩の高さに伸ばした図12
(a),(b)の状態から、図13(a),(b)のよ
うに腕を屈曲させる。このとき印加電流の通電経路上の
両腕の筋肉の収縮により両掌間のインピーダンス値が減
少するので、その変化量に応じて身長の表示値が初期設
定値から段階的に減じられる(ステップ209→210
→211→213)。目標設定値が初期設定値より大き
いときは、逆に図13(a),(b)の屈曲状態から図
12(a),(b)のように腕を伸ばせば、両腕の筋肉
の伸長により両掌間のインピーダンス値が増加するの
で、その変化量に応じて身長の表示値が初期設定値から
段階的に増加させることができる(ステップ209→2
10→211→212)。
【0108】腕を伸ばした状態から屈曲させる動作又は
屈曲させた状態から伸ばす動作を繰り返し行う場合に
は、変化後の状態から当初の状態へ戻す際には、インピ
ーダンス変化が下限値を下回るようにゆっくり動かすよ
うにすれば、戻す動作によって設定値が変化することは
ない。インピーダンスのサンプリング中か否かが表示部
3等に表示されるので、サンプリング時に入力値の設定
のための動作を行い、非サンプリング時に当初の動作へ
戻すようにしてもよい。
【0109】身長の表示値が目標設定値に達するまでこ
の動作を繰り返し、目標設定値に達した段階で右掌側の
コントロールスイッチ12を押して設定値を確定し(ス
テップ204)、その後左掌側のコントロールスイッチ
11を押して設定モードを次の体重設定モードへ変更す
る(ステップ206)。
【0110】このような肘の曲げ伸ばしは、意図的に制
御でき、位置決めも容易なので、再現性に優れた入力が
可能である。
【0111】身体特定化情報の各項目の設定モードは身
長,体重,年令,性別の順でシフトするように設定され
ているので、以下この順序に従って同様に他の項目も設
定する。全項目の設定が完了するとREADY状態とな
って(ステップ111)、身体特定化情報情報の入力が
完了し、健康管理指針アドバイス情報算出のための身体
インピーダンス計測へ向けての処理が行われることとな
る(ステップ4以降)。
【0112】このようにすれば、コントロールスイッチ
11,12以外の操作スイッチを装置本体から省略する
ことができるので、装置の小型化,軽量化が可能となる
とともに、部品点数の削減による組立工程の簡略化及び
製造コストの低減が可能となる。機械的な操作スイッチ
を省略することにより装置の耐久性を向上させることも
できる。また、操作スイッチの数が減少することによ
り、装置を小型化しても表示部3のスペースを大きくし
て充実した表示エリアを確保し、より多くの情報量を提
供することができる。さらに、健康管理指針アドバイス
装置1のように、電流印加用電極4,5にコントロール
スイッチ11,12を設けることにより、一層の小型化
が可能であり、また、装置1の所定位置を掴んだ状態で
身体特定化情報の入力が可能であるため、電極4,5,
7,8の所定の計測部位からのずれによる計測誤差を回
避することができ、高精度の計測が可能となる。
【0113】(第2の実施形態)図14に本発明の第2
の実施形態に係る健康管理指針アドバイス装置40を示
す。
【0114】電流印加用電極内のコントロールスイッチ
が省略され、身体特定化情報の入力手順及び計測結果表
示処理が異なる点と、電流印加用電極及び電圧計測用電
極の形状が異なる点を除いては第1実施形態とほぼ同様
の構成を有するので、同様の構成を有する部分について
は同様の符号を用いて説明を省略する。
【0115】健康管理指針アドバイス装置40の電流印
加用電極41,42は親指先腹部のみが接触し得るよう
な略円形をなしており、電圧計測用電極43,44は第
1実施形態とほぼ同様の形状ではあるが筐体前面2aの
上端近傍まで達する高さを有している。
【0116】健康管理指針アドバイス装置40の内部構
成の概略は、第1実施形態に係る健康管理指針アドバイ
ス装置1の内部構成を示す図5とコントロールスイッチ
を除いて同様である。
【0117】図15は、計測・演算部25の回路構成の
詳細を示すブロック図である。
【0118】計測・演算部25の構成は図6に示す第1
実施形態の構成とほぼ同様であるが、インピーダンス計
測モード切替手段としての電極信号切替部45を備えた
点が異なる。
【0119】電極信号切替部45は、高周波信号発生部
27に接続する電流印加用電極41,42及び作動増幅
器28に接続する電圧計測電極43,44の切り替え、
または短絡,開放を行う。電極信号切替部45の切替は
アナログスイッチ又はリレー等で行われ、どのように切
り替えるかはCPU34から発せられる切替コントロー
ル信号によって決まる。
【0120】図15では、左手の電流印加電極41の接
続線I1 が高周波信号発生部27の一端に接続され、右
手の電流印加電極42の接続線I2 が高周波信号発生部
27の他端に接続されている。また、左手の電圧計測用
電極43の接続線E1 及び右手の電圧計測用電極44の
接続線E2 が差動増幅器28の入力側に接続されてい
る。このような接続状態は、両手の親指先腹部間に接触
する電流印加電極41,42から印加された電流により
両手の親指付け根・手首間の掌部間に生じた抵抗電位を
電圧計測用電極43,44により計測する場合であり、
電極信号切替部45は両掌間インピーダンス計測モード
(4電極法計測モード)にある。
【0121】電極信号切替部45による電極の他の接続
状態を図16,図17に基づいて説明する。
【0122】図16では、左手の電流印加電極41の接
続線I1 が高周波信号発生部27の一端及び差動増幅器
28の入力側に接続され、左手の電圧計測用電極43の
接続線E1 が高周波信号発生部27の他端及び差動増幅
器28の入力側に接続されている。このような接続状態
は、左手の親指先腹部と親指付け根・手首間の掌部との
間に印加した電流によって同部位間に生じる抵抗電位を
計測する場合のものであり、電極信号切替部45は左掌
インピーダンス計測モード(2電極法計測モード)にあ
る。
【0123】図17では、右手の電流印加電極42の接
続線I2 が高周波信号発生部27の一端及び差動増幅器
28の入力側に接続され、右手の電圧計測用電極44の
接続線E2 が高周波信号発生部27の他端及び差動増幅
器28の入力側に接続されている。このような接続状態
は、右手の親指先腹部と親指付け根・手首間の掌部との
間に印加した電流によって同部位間に生じる抵抗電位を
計測する場合のものであり、電極信号切替部45は右掌
インピーダンス計測モード(2電極法計測モード)にあ
る。
【0124】このように電極信号切替部45を切り替え
ることにより、身体インピーダンスの計測部位を切り替
えることができる。
【0125】(身体特定化情報入力)健康管理指針アド
バイス装置40による計測動作の概略は第1実施形態に
係る図7のフローチャートと同様であるので説明を省略
し、第1実施形態とは異なる身体特定化情報入力のサブ
ルーチンについて図18を参照して以下に説明する。
【0126】まず、4電極法によってインピーダンス計
測が行えるように電極切替部45の設定を切り替える
(ステップ1001)、即ち図15のように電流印加用
電極41,42を高周波信号発生部27に接続し、電圧
計測用電極43,44を差動増幅器28に接続する。
【0127】次に、所定のサンプリングタイミング(例
えば0.1sec )か否かを判定する(ステップ100
2)。
【0128】ステップ1002の判定でNoならば、ス
テップ1009に進む。
【0129】ステップ1002での判定でYesなら
ば、インピーダンス計測を行って(ステップ100
3)、計測値をRAM33の所定の領域に格納し(ステ
ップ1004)、ステップ1005に進む。
【0130】ステップ1005で、電極信号切替部45
の設定が2電極法によるインピーダンス計測のための接
続状態となっているか否かを判定する。
【0131】ステップ1005においてNoであれば、
電極信号切替部45を2電極法によるインピーダンス計
測のための接続状態のうち右掌のみで計測する接続状
態、即ち図17の状態に切り替えて(ステップ100
6)、ステップ1002に戻る。
【0132】ステップ1005においてYesであれ
ば、電極信号切替部45の設定が2電極法によるインピ
ーダンス計測のための接続状態のうち、右掌のみで計測
する接続状態(図17)であるか、左掌のみで計測する
接続状態(図16)であるかを判定する(ステップ10
07)。
【0133】電極信号切替部45が右掌のみで計測する
接続状態であれば、左掌のみで計測する接続状態に設定
を切り替え(ステップ1008)、ステップ1002に
戻る。
【0134】電極信号切替部45が左掌のみで計測する
接続状態であれば、身体特定化情報設定モードが身長設
定モードか否かを判定する(ステップ1009)。この
とき、まず身長設定モードとなるように初期設定してお
き、設定が完了するごとに体重,年令,性別の順に設定
可能となるように設定してあるが、設定順序はこれに限
られない。設定モードの判定は、所定のフラッグが設定
されているか否か等によって判定することができる。
【0135】ステップ1009でYesならば、ステッ
プ1013に進む。ステップ1009でNoならば、身
体特定化情報設定モードが体重モードか否かを判定する
(ステップ1010)。
【0136】ステップ1010でYesならば、ステッ
プ1013に進む。ステップ1010でNoならば、身
体特定化情報設定モードが年令設定モード否かを判定す
る(ステップ1011)。
【0137】ステップ1011でYesならば、ステッ
プ1013に進む。ステップ1011でNoならば、身
体特定化情報設定モードが性別設定モードか否かを判定
する(ステップ1012)。
【0138】ステップ1012でYesならば、ステッ
プ1013に進む。ステップ1012でNoならば、身
体特定化情報の全ての設定項目の設定を完了したか否か
を判定する(ステップ1015)。
【0139】ステップ1013では、後述の手順に従っ
て入力選択/設定処理を行い、選択された設定モード,
設定値等を表示部3に表示し(ステップ1014)、ス
テップ1015に進む。
【0140】ステップ1015で全ての設定項目の設定
を完了したか否かを判定し、YesであればREADY
フラッグを設定し(ステップ1016)、Noであれば
READYフラッグを解除して(ステップ1017)、
図7のメインルーチンに復帰する。
【0141】(入力選択/設定処理)以下に、図19の
フローチャートに従って、図18のフローチャートの入
力選択/設定処理サブルーチンの手順について説明す
る。
【0142】まず、設定モードをフラッグ等で認識し
(ステップ1101)、以下の手順で当該設定項目の入
力選択及び/又は入力設定を行う。
【0143】ステップ1102では、ステップ1004
でRAM33の所定の領域に格納したインピーダンス計
測値を読み出す。
【0144】次に、右掌の親指先が電流印加用電極42
に対して、接触状態から一時的に離間し再び接触状態に
復帰したか否かを判定する(ステップ1103)。この
判定は、インピーダンス計測値が所定範囲内であれば接
触状態であると判断し、所定範囲外であれば離間状態で
あると判断して、RAM33に記憶された右掌のインピ
ーダンス計測値の変動から判定する。このような電極と
皮膚の接離は、区別が明瞭で検出し易い。
【0145】ステップ1103でYesであれば、設定
値を確定して(ステップ1104)、図18の身体特定
化情報入力のサブルーチンに復帰する。
【0146】ステップ1103でNoであれば、ステッ
プ1103と同様の方法で、左掌の親指先が電流印加用
電極41に対して、接触状態から一時的に離間し再び接
触状態に復帰したか否かを判定する(ステップ110
5)。
【0147】ステップ1105でYesならば、設定モ
ードを変更して次の設定モードへシフトして(ステップ
1106)、図18の身体特定化情報入力サブルーチン
に復帰する。
【0148】ステップ1105でNoならば、左右両掌
とも継続的に接触状態にあるか否かを判定し(ステップ
1107)、Noであれば、図18の身体特定化情報入
力サブルーチンに復帰する。
【0149】ステップ1107でYesならば、4電極
法による両掌間のインピーダンスの変化量(ΔZ/Δ
t)を算出し(ステップ1108)、 Lmin ≦|ΔZ/Δt|≦Lmax か否かを判定する(ステップ1109)。ここでLmin
は予め設定されたインピーダンス変化量の有効下限であ
り、Lmax は同有効上限である。Lmin ,Lmaxの値は
固定しておいてもよいし、変更できるようにしておいて
もよい。
【0150】ステップ1109でNoであれば、入力選
択/設定処理を終了して図18の身体特定化情報入力サ
ブルーチンに復帰する。
【0151】ステップ1109でYesあれば、|ΔZ
/Δt|の大きさによって階層判定し、初期設定(また
は前回の設定)値からの加減算量を決定する(ステップ
1110)。例えば、Lmin ≦|ΔZ/Δt|≦L1
らば1を加減し、Lmin <|ΔZ/Δt|≦L2 ならば
2を加減し、L2 <|ΔZ/Δt|≦Lmax ならば3を
加減する。但し、Lmin ,L1 ,L2,Lmax の値は第
1実施形態と同一である必要はなく、階層の設定方法も
これに限られるものではない。
【0152】このようにして加減算量を決定した後、Δ
Z/Δtの極性(符号)が+か−かを判定する(ステッ
プ1111)。極性が+(正)であれば上述の加減算量
を初期設定(または前回の設定)値に加算処理して(ス
テップ1112)、図18の身体特定化情報入力サブル
ーチンに復帰する。極性が−(負)であれば上述の加減
算量を初期設定(または前回の設定)値から減算処理し
て(ステップ1113)、図18の身体特定化情報入力
サブルーチンに復帰する。
【0153】このようにすれば、電源スイッチを除く操
作スイッチを装置本体から省略することができるので、
装置の小型化,軽量化が可能となるとともに、部品点数
の削減による組立工程の簡略化及び製造コストの低減が
可能となる。機械的なスイッチを省略することにより装
置の耐久性を向上させることもできる。
【0154】また、操作スイッチの数が減少することに
より、装置を小型化しても表示部3のスペースを大きく
して充実した表示エリアを確保し、より多くの情報量を
提供することができる。
【0155】さらに、健康管理指針アドバイス装置40
のように親指先腹部を接触させるべき電流印加用電極4
1,42の接触・離間状態を信号として利用することに
より、装置40の所定位置を掴んだ状態で身体特定化情
報の入力が可能であるため、電極41,42,43,4
4の所定の計測部位からのずれによる計測誤差を回避す
ることができ、高精度の計測が可能となる。
【0156】また、両掌間インピーダンス計測モードで
インピーダンス計測を行い、両掌間インピーダンス計測
モードと右掌インピーダンス計測モードと左掌インピー
ダンス計測モードで身体特定化情報の入力を行っている
ので、高精度のインピーダンス計測を行うことができ
る。
【0157】(他の入力選択/設定処理)上述の入力選
択/設定処理は、4電極法による身体インピーダンス計
測値の変化を微係数データとして用いているが、これを
レベルデータとして用いることもできる。
【0158】以下、図20に示すフローチャートに従っ
て、他の入力選択/設定処理について説明する。
【0159】まず、設定モードをフラッグ等で認識し
(ステップ1201)、ステップ1202では、ステッ
プ1004でRAM33の所定の領域に格納したインピ
ーダンス計測値を読み出す。
【0160】次に、右掌の親指先が電流印加用電極42
に対して、接触状態から一時的に離間し再び接触状態に
復帰したか否かを判定する(ステップ1203)。判定
方法はステップ1103の場合と同様である。
【0161】ステップ1203でYesであれば、設定
値を確定して、次の設定モードへシフトし(ステップ1
204)、図18の身体特定化情報入力のサブルーチン
に復帰する。
【0162】ステップ1203でNoであれば、左掌の
親指先が電流印加用電極41に対して、接触状態から一
時的に離間し再び接触状態に復帰したか否かを判定する
(ステップ1205)。
【0163】ステップ1205でYesならば、4電極
法による現時点での両掌間の身体インピーダンス計測値
を基準原点Z0 としてRAM33の所定の領域に格納し
て、基準原点決めを行い(ステップ1206)、図18
の身体特定化情報入力サブルーチンに復帰する。
【0164】ステップ1205でNoならば、左右両掌
とも継続的に接触状態にあるか否かを判定し(ステップ
1207)、Noであれば、図18の身体特定化情報入
力サブルーチンに復帰する。
【0165】ステップ1207でYesであれば、ステ
ップ1206で取得された基準原点Z0 をRAM33か
ら読み出し、これと現時点の4電極法による両掌間の身
体インピーダンス計測値Zx とから、Δ0 Z=Zx −Z
0 (Δ0 Zは補正後の身体インピーダンス)を算出し、
4電極法による両掌間の身体インピーダンス計測値の基
準原点補正を行う(ステップ1208)。
【0166】次に、ステップ1208で算出したΔ0
に対して、 L0min≦|Δ0 Z|≦L0max か否かを判定する(ステップ1209)。ここで、L
0minは予め設定されたインピーダンス変化量の有効下限
であり、L0maxは同有効上限である。L0min,L0max
値は固定しておいてもよいし、変更できるようにしてお
いてもよい。第1実施形態と同一である必要はない。
【0167】ステップ1209でNoであれば、図18
の身体特定化情報入力サブルーチンに復帰する。
【0168】ステップ1209でYesであれば、Δ0
Zの値に対応した設定値Δ0 Z*a(aは変換定数であ
り、設定項目ごとに異なる。)を設定して(ステップ1
210)、図18の身体特定化情報入力サブルーチンに
復帰する。
【0169】図18,20に従って、被検者が実際に身
体特定化情報を入力する方法について説明する。
【0170】まず、被検者が電源スイッチ6をONにし
た状態で装置1の所定位置を掴んだまま一定姿勢を保持
していれば、両掌間インピーダンス,右掌インピーダン
ス,左掌インピーダンスがそれぞれ計測され、RAM3
3の所定の領域に格納される(ステップ1001〜10
08)。
【0171】初期設定に従って身長設定モードの入力選
択/設定処理サブルーチンに進むが(ステップ1009
〜1013)、右掌及び左掌の親指は電流印加用電極4
2,41にそれぞれ継続的に接触状態にあるので、基準
原点補正が行われる(ステップ1201〜1208)。
しかし、まだ基準原点決めが行われていないので、Z0
の初期値としてZX を代入する。このときΔ0 Z=0、
即ちΔ0 Z<L0minとなりステップ1209でNoとな
るので、入力値の設定は行われない。
【0172】表示部3に身長設定モードである旨が表示
される(ステップ1014)。また、次の左掌インピー
ダンス計測時に電流印加用電極41に接触させた親指先
を電極41から離間させて再び接触させるように促すメ
ッセージを表示部3に表示する。
【0173】全ての設定モードの設定は完了していない
ので(ステップ1015→10117)、READY判
定(ステップ3)を経て、インピーダンス計測が繰り返
される(ステップ1001〜1008)。両掌間,左掌
のみあるいは右掌のみのインピーダンスのいずれを計測
しているのかが表示部3に表示されるので、両掌間イン
ピーダンス計測時には、基準原点に設定しようとする腕
の屈曲状態を保持しておき、左掌のみのインピーダンス
計測時には、電流印加用電極41に接触させた左の親指
先を電極41から離間させて再び接触させれば、先の屈
曲状態で基準原点決めが行われる(ステップ1205→
1206)。
【0174】次の両掌間のインピーダンス計測時(ステ
ップ1003)に、例えば基準原点決めの際の腕の屈曲
状態からさらに屈曲状態を保持しておき、基準原点補正
されたインピーダンス値Δ0 Zが所定範囲内にあれば
(ステップ1209)、基準原点決めの際の腕のの屈曲
状態に応じた設定値が算出され(ステップ1210)、
表示部3に表示される(ステップ1014)。
【0175】同様の両掌間インピーダンス計測を繰り返
し、表示された設定値が目標設定値に近づいていれば、
腕をさらに屈曲させて計測を行う。
【0176】表示された設定値が目標設定値から遠ざか
っていれば、腕を基準原点決めの際の屈曲状態から伸ば
した状態に保持して両掌間インピーダンス計測を行う。
さらに腕を伸ばして両掌間インピーダンス計測を繰り返
し、表示された設定値が目標設定値に近づいていればさ
らに腕を伸ばして計測を行う。
【0177】このような動作を設定値が目標設定値にな
るまで繰り返し、所望の設定値が表示された後の右掌の
みのインピーダンス計測時(ステップ1006→ステッ
プ1002〜1004)に電流印加用電極42に接触さ
せた右の親指先を電極42から離間させて再び接触させ
れば、設定値が確定されて次の体重設定モードへシフト
する(ステップ1203→ステップ1204)。
【0178】以上の動作を年令,性別についても行い、
すべての項目について設定値を確定すれば身体特定化情
報の入力が終了する(ステップ1015→ステップ10
16→ステップ3)。
【0179】(計測結果表示処理)図21は、本実施形
態に係る健康管理指針アドバイス装置40の計測結果表
示処理手順の概略を示すフローチャートである。また、
図22は、健康管理指針アドバイス装置40の表示部3
の表示画面に表示可能な情報を並べた仮想表示画面であ
り、このうち二重線で囲まれた表示画面エリア46内の
情報だけが実際に表示部3に表示される。
【0180】本実施形態では、入力情報として、予め入
力してメモリに格納されている個人の身体特定化情報を
区別するためのメモリ番号,身長,体重,年令,性別等
の身体特定化情報を表示し、計測結果情報として体脂肪
率,体脂肪率,体脂肪量,除脂肪量,体水分量,筋肉
量,基礎代謝量等を表示し、運動アドバイス情報として
減量コース名や消費目標エネルギー,歩数目標,ジョギ
ング目標,水泳目標,エアロバイク目標等の運動の目標
等を表示し、食事アドバイス情報として、一日及び各食
事での食事摂取量,一日分の蛋白質,脂質,糖質等の必
要栄養素,食用油(ドレッシング),脂身等の避けるべ
き食品等を表示しているが、表示情報はこれらに限られ
ない。
【0181】計測結果表示処理の手順を図21に従って
以下に説明する。
【0182】まず、図22に示す仮想表示画面内での表
示画面エリア46の位置等の初期設定を行う(ステップ
2001)。
【0183】次に、サンプリングタイミングか否かを判
定し(ステップ2002)、Yesならば両掌間インピ
ーダンス計測を行い(ステップ2003)、Noならば
左右掌の電極の接/離情報検出処理を行う(ステップ2
004)。
【0184】左右掌の電極の接/離情報検出処理では、
まず、X軸方向(図22で左右方向)の制御情報が検出
されているか否かを判定する、即ち、左掌又は右掌の電
流印加用電極41,42で親指先の接触→離間→接触動
作が検出されているか否かを判定する(ステップ200
4a)。ここで、Noであれば、ステップ2002に戻
り、Yesであれば、回数,時間等の検出量に応じたX
軸方向の移動情報を算出する(ステップ2004b)。
左掌インピーダンス計測時に、左掌側の親指先を電流印
加用電極41に接触→離間→接触させる動作を一回行う
ごとに、仮想表示画面上で表示画面エリアを1カーソル
分左へ移動させ、右掌インピーダンス計測時に、右掌側
の親指先を電流印加用電極42に接触→離間→接触させ
る動作を一回行うごとに、仮想表示画面上で表示画面エ
リア46を1カーソル分右へ移動させる。このように接
触→離間→接触動作の回数で表示画面エリア46の移動
量を決定するだけでなく、接触→離間→接触動作中の離
間時間の長さで移動量を決定するようにしてもよい。
【0185】ステップ2004bで検出された移動情報
に基づき、表示画面エリアがX軸方向に仮想表示画面エ
リア内にあるか否かを判定する(ステップ2004
c)。Yesであれば、ステップ2002に戻り、No
であれば、X軸方向移動情報をリセットして(ステップ
2004d)、ステップ2002に戻る。
【0186】ステップ2002の判定で、Yesの場合
には、両掌間でインピーダンス計測を行い(ステップ2
003)、インピーダンス変化量、即ちΔZ/Δtの大
きさ及び極性を検出する(ステップ2005)。このよ
うに検出されたインピーダンス変化量からY軸方向(図
22で上下方向)の移動情報を算出する。このとき、Δ
Z/Δtの極性が+(正)であれば、表示画面エリア4
6を仮想表示画面上で上方向に移動させ、ΔZ/Δtの
極性が−(負)であれば、表示画面エリア46を仮想表
示画面上で下方向に移動させ、移動量はΔZ/Δtの大
きさに応じて決定する。
【0187】ステップ2006で算出されたY軸方向の
移動情報に基づいて、表示画面エリア46が仮想表示画
面内か否かを判定する(ステップ2007)。Yesで
あれば、ステップ2009に進み、Noであれば、Y軸
方向の移動情報をリセットしてステップ2009に進
む。ステップ2009では、仮想表示画面内の表示情報
のうち、先に算出したX軸,Y軸方向の移動情報で決定
される表示画面エリア46位置内にある表示情報を表示
部3に表示する。
【0188】次に、X軸,Y軸方向の移動情報で決定さ
れた表示画面エリア46の位置を初期位置と置き換えて
(ステップ2010)、X,Y軸方向の移動情報をリセ
ットし(ステップ2011)、計測結果表示処理を終了
するか否かを判定する(ステップ2012)。例えば、
両掌間インピーダンスが規定時間内に変化しない、ある
いは、変化量の大きさが所定値より小さければ、計測結
果表示処理を終了すると判定するようにすればよい。
【0189】このように、表示制御としての表示画面の
スクロールにインピーダンス変化を用いれば、スイッチ
等の入力手段を新たに設ける必要がないので、装置を大
型化させることなく多様な情報を提供することができ
る。
【0190】また、従来の入力手段のスペースにまで表
示部3を拡大することができるので、より見やすくなる
とともに、より多くの情報を表示することができる。
【0191】(第3の実施の形態)図23(a)は、本
発明の第3の実施形態に係る健康管理指針アドバイス装
置50の外観の概略を示す斜視図である。
【0192】装置50の筐体51は略直方体の本体部5
10の左右両端部が屈曲して後方(図23(a)では紙
面奥側)に延びる略コの字形をなしている。
【0193】本体部510の前面510aのほぼに全面
に、数値,文字,図形等によって健康管理指針アドバイ
ス等の情報を表示する表示部52が設けられている。ま
た、本体部510の上面510bには電源スイッチ53
が設けられている。
【0194】本体部510の左右両端部には前面510
aから左右側面510c,510dにかけて、略長方形
の電圧計測用電極54,55が設けられている。
【0195】本体部510の背面510eの両端部から
は、上面に切り欠き部511a,512aを有するブリ
ッジ部511,512が、後方へかけて外側に広がるよ
うに突出形成されており、その端部には略円柱形状のグ
リップ部513,514が、設けられている。
【0196】切り欠き部511a,512aの上面に
は、それぞれコントロールスイッチ58,59が配置さ
れている。また、グリップ部513,514の周面に沿
って電流印加用電極56,57が設けられている。
【0197】筐体51,電極54,55,56,57,
表示部52等は第1実施形態と同様の材質で構成するこ
とができる。
【0198】健康管理指針アドバイス装置50の使用状
態を図23(b)に示す。
【0199】ブリッジ部511,512の切り欠き部5
11a,512aに沿わせた親指と、グリップ部51
3,514の周面に沿って回した人差し指から小指とに
よってグリップ部513,514を握る。このとき、親
指の側部がコントロールスイッチ58,59に触れ、人
差し指から小指の付け根から指先までが電流印加用電極
56,57に接触する。ブリッジ部511,512が後
方で外側に広がり、切り欠き部511a,512aは外
側から内側にかけて後方へ傾斜するように形成されてい
るので、グリップ部513,514を握ったときに両手
の手首部分が電圧計測用電極54,55に接触するよう
になっている。
【0200】健康管理指針アドバイス装置50の内部構
成や計測手順等は第1実施形態と同様であるので説明を
省略する。
【0201】このように、両手首間で抵抗電位を計測す
ると、図24に示すように、人差し指の付け根の手の甲
部と手首の甲部にそれぞれ電流印加用電極60と電圧計
測用電極61を貼り付ける基本法(他の電流印加用電極
は足の甲に、電圧計測用電極は足首にそれぞれ装着す
る。)による身体インピーダンス計測と同様の結果を得
ることができ、より信頼性の高い計測が可能となる。
【0202】健康管理指針アドバイス装置50のコント
ロールスイッチを省略することもできる。図25(a)
に示す健康管理指針アドバイス装置62は上述の装置5
0とほぼ同様の形状を有しているが、ブリッジ部51
1,512の切り欠き部511a,512aの上面及び
グリップ部513,514のブリッジ部側周面に電流印
加用電極63,64を配置している。内部構成及び計測
手順等は第2及び第3実施形態と同様であるので説明を
省略する。
【0203】使用状態では、図25(b)に示すよう
に、親指先から第1関節と第2関節との中間部分までの
外側面及び腹部が電流印加用電極63,64に接触す
る。本装置62でも両手首間の抵抗電位が計測されるの
で、基本法と同様の信頼性の高い計測が可能となる。
【0204】(第4の実施形態)図26に本発明の第4
の実施形態に係る健康管理指針アドバイス装置70を示
す。
【0205】本装置70は、主として、本体装置71と
フット電極部72と本体装置71・フット電極部72間
を接続するケーブル73とからなる。
【0206】本体装置71は、左右両端部が半円柱状の
湾曲面をなす略直方体形状をなし、前面71a中央には
数値,健康管理指針アドバイス情報等の情報を表示する
表示部74が設けられ、表示部74の右上方には電源ス
イッチ75が設けられている。
【0207】本体装置71の左右両端部の湾曲面に沿っ
て長方形の電流印加用電極76,77,その下方に電流
印加用電極76,77より大きい長方形の電圧計測用電
極78,79がそれぞれ設けられている。また、電流印
加用電極76,77に対して前面71a中央部寄り斜め
上方にコントロールスイッチ80,81が設けられてい
る。電流印加用電極76,77,電圧計測用電極78,
79及びコントロールスイッチ80,81の周囲は、段
差82,83を介して筐体表面から窪み、左手位置決め
部84及び右手位置決め部85を形成している。段差8
2,83に従って両手を配置すると、両手の人差し指の
指先から付け根部分が電流印加用電極76,77にそれ
ぞれ接触し、両手の親指の付け根下方の手首までを含む
掌部が電圧計測用電極78,79に接触し、両親指先腹
部にコントロールスイッチ80,81が接触する。
【0208】フット電極部は略直方体平板状のシート材
部85上に、ほぼ足の外形をなす左足用位置決め部86
及び右足用位置決め部87とが設けられ、両足位置決め
部86,87の指側に略半円形状の電流印加用電極8
8,89,踵側に逆向きの略半円形状の電圧計測用電極
90,91が設けられており、両足位置決め部86,8
7に沿って両足を載置すると、足裏の指側が電流印加用
電極88,89に、踵側が電圧計測用電極90,91に
それぞれ接触するように構成されている。また、シート
材部85の前部(図26では右方)ハウジング部92が
設けられている。さらに、シート材部85の両足位置決
め部86,87間の前方に貫通孔94が形成されてい
る。この貫通孔94部分に表示部を有する体重計上にフ
ット電極部72を載せて使用すれば、両足位置決め部8
6,87上に両足を置くことによって身体特定化情報と
して入力すべき体重を計測し、その計測値を貫通孔94
を通して読取ることができる。
【0209】ケーブル73は、両端にコネクタ95,9
6を有し、本体装置71とフット電極部72とを脱着自
在に接続する。
【0210】本装置70を用いて身体インピーダンスを
計測する場合には、図27に示すように被検者が自分の
両足をフット電極部72の両足位置決め部86,87に
載置するとともに、本体装置71の両手位置決め部8
4,85を左手及び右手で掴み、両手を身体前方に真直
ぐ伸ばし、略肩の高さに保持した状態で計測を開始す
る。
【0211】図28は、健康管理指針アドバイス装置7
0内部の回路構成の概略を示すブロック図である。
【0212】健康管理指針アドバイス装置70は、主と
して電流印加用電極76,77,88,89に電流を供
給し、電圧計測用電極78,79,90,91から抵抗
電位信号を取得する計測・演算部93と、電池97及び
電源投入を指示する電源スイッチ75と、コントロール
スイッチ81,82と、健康管理指針情報等の各種情報
を表示する表示部74とからなる。
【0213】図29は、計測・演算部93の回路構成の
詳細を示すブロック図である。
【0214】第1実施形態に係る図6と同様の部分につ
いては同様の符号を用いて説明を省略する。演算・制御
部93は、主として、高周波信号発生部27と、電極か
らの電位信号を受ける差動増幅器28とバンドパスフィ
ルタ29と、復調回路30と、A/D変換器31と、R
OM32と、RAM33と、CPU34と、警告を行う
ためのブザー98と、さらに、高周波信号発生部27や
差動増幅器28の入力側に、本体装置71の電極76,
77,78,79やコネクタ95・ケーブル73・コネ
クタ96を介してのフット電極部72の電極88,8
9,90,91を選択的に切り替えて接続し、あるいは
接続を短絡,開放するための電極信号切替部99等から
構成されている。電極信号切替部99の切替は、アナロ
グスイッチあるいはリレー等で行われ、どのような切替
を行うかは、CPU34から発せられる切替コントロー
ル信号によって決まる。
【0215】図30は、右掌・右足裏間で身体インピー
ダンス計測を行う場合(右手・右足間計測モード)の電
極信号切替部99の接続状態を示す。
【0216】このとき、右手用の電流印加用電極77の
接続線Ih2 が高周波信号発生部27の一端に接続さ
れ、右足用の電流印加用電極89の接続線If2 が高周
波信号発生部27の他端に接続される。また、右手用の
電圧計測用電極79の接続線Eh2 と右足用の電圧計測
用電極91の接続線Ef2 がそれぞれ差動増幅器28の
入力の一端及び他端に接続される。そして、左手用の電
流印加用電極76の接続線Ih1 及び電圧計測用電極7
8の接続線Eh1 並びに左足用の電流印加用電極88の
接続線If1 及び電圧計測用電極90の接続線Ef1
は、どこにも接続されずOPENとなっている。
【0217】図31は、両掌間で身体インピーダンス計
測を行う場合(両掌間インピーダンス計測モード)の電
極信号切替部99の接続状態を示す。
【0218】このとき、左手用の電流印加用電極76の
接続線Ih1 は高周波信号発生部27の一端に接続さ
れ、右手用の電流印加用電極77の接続線Ih2 は高周
波信号発生部27の他端に接続される。また、左手用の
電圧計測用電極78及び右手用の電圧計測用電極79の
接続線Eh1 ,Eh2 が差動増幅器28の入力端に接続
される。そして、右足用の電流印加用電極89の接続線
If2 及び電圧計測用電極91の接続線Ef2 並びに左
足用の電流印加用電極88の接続線If1 及び電圧計測
用電極90の接続線Ef1 はどこにも接続されずOPE
Nとなっている。
【0219】図32及び図33に示すフローチャートに
従って、健康管理指針アドバイス装置70による計測動
作を説明する。
【0220】電源スイッチ75がONされると、動作を
開始し、計測準備処理を行い(ステップ301)、後述
の手順により身体特定化情報の入力を行い(ステップ3
02)、入力が完了しているか(READYか)否かを
判定する(ステップ303)。ステップ303でYes
であればステップ304に進み、ステップ303でNo
であればステップ302を繰り返す。
【0221】身体特定化情報の入力が完了すれば、フッ
ト電極部72が接続されているか否かを判定する(ステ
ップ304)。この判定は、CPU34でコネクタ95
のCT端子からの接続検知信号の有無を判別することに
より行う。
【0222】ステップ304でNo、すなわちフット電
極部72が本体装置71に接続されていなければ、フッ
ト電極部72を接続する必要のある旨を、ブザー98に
より警告する、あるいは表示部74に表示することによ
り被検者に報知する。
【0223】ステップ304でYes、すなわちフット
電極部72が本体装置71に接続されている場合に
は、、右手・右足間の身体インピーダンス計測モード
(基本計測モード)とするために、電極信号切替部99
を図30のような接続状態とするとともに、基本モード
フラッグを“1”にセットし(ステップ306)、自動
スタート処理(ステップ307〜ステップ310)に移
る。
【0224】自動スタート処理では、まず、所定のサン
プリングタイミング(例えば0.1sec )か否かを判定
する(ステップ307)。
【0225】ステップ307での判定がNoであれば、
所定のサンプリングタイミングとなるまで待機する。ス
テップ307での判定がYesであれば、暫定的に4電
極法による右手・右足間のインピーダンス計測を行う
(ステップ308)。
【0226】そして、ステップ308におけるインピー
ダンス計測値が所定の生体計測範囲(例えば、340〜
1200Ω)にあるか否かを判定する(ステップ30
9)。
【0227】ステップ309での判定はNoであればス
テップ307に戻る。ステップ309での判定がYes
であれば、インピーダンス計測値が所定回数(例えば、
30回)以上連続して上記生体計測範囲内に収まってい
るか否かを判定する(ステップ310)。
【0228】ステップ310での判定がNoであれば、
ステップ307に戻る。ステップ310での判定がYe
sであれば、右手,右足と電流印加用電極76,77及
び電圧計測用電極78,79との接触状態が正常である
として自動スタート処理を終了し、計測開始メッセージ
を表示部74表示する等して計測開始を被検者に報知す
る(ステップ311)。
【0229】次に、計測処理、即ち右手・右足間の身体
インピーダンスを計測し(ステップ312)、基本モー
ドフラッグが“1”か否かを判定する(ステップ31
3)。
【0230】この場合306で基本モードフラッグを
“1”に設定しており、ステップ313の判定はYes
となるので、計測結果をRAM33の所定領域に記憶さ
せる(ステップ314)。この際、基本モードフラッグ
の有無により記憶番地を選択するようにする。
【0231】次に、電極信号切替部99の設定を他の部
位間、例えば図31に示すような両手間の計測モードへ
切り替えるとともに基本モードフラッグをリセットし
(ステップ315)、ステップ307に戻る。その後、
この場合であれば両手間の身体インピーダンス計測をス
テップ307〜ステップ312で行いステップ313に
進む、ここでは、基本モードフラッグはリセットされて
いるので、Noと判定されステップ316に進む。
【0232】ステップ316では、RAM33の所定領
域の記憶データを読み出し、そのデータを用いて特願平
5−213954号に示す補正式により補正演算を行
い、補正された身体インピーダンスを算出する(ステッ
プ317)。
【0233】次に、算出された身体インピーダンス値に
基づき、所定の変換式等に従って、体脂肪等の変換演算
を行う(ステップ318)。演算処理が終了した後に、
計測終了を表示部74に表示し、あるいはブザー98で
報知するとともに(ステップ319)、計測結果や健康
管理指針アドバイス情報を表示部74に表示する(ステ
ップ320)。
【0234】本実施形態における身体特定化情報の入力
手順は図9及び図11に示す第1の実施形態の場合とほ
ぼ同様であるが、図9のステップ101において電極信
号切替部99の設定を4電極法による右手・右足間の身
体インピーダンス計測へ切り替え、図11のステップ2
07において右手・右足間の身体インピーダンス計測値
が正常範囲内かを判定し、ステップ208において4電
極法による右手・右足間の身体インピーダンス変化量を
算出する点が異なる。また、第1実施形態では図13に
示すように肘を屈伸させていたが、本実施形態では図3
4に示すように膝を屈伸させる際の身体インピーダンス
変化に基づいて入力値の設定を行う。
【0235】膝の曲げ伸ばしは、意図的に制御でき、位
置決めも容易なので、再現性に優れた入力が可能とな
る。
【0236】また、手や足で他の操作を行いながらでも
入力が可能なので、多様な情報入力を簡便に行うことが
できる。
【0237】また、電極信号切替部99の切替により膝
の屈伸を入力選択/設定信号として用いることができる
ので、操作スイッチの数を削減して、本体装置71の小
型化,軽量化が可能となるとともに、部品点数の削減に
よる組立工程の簡略化及び製造コストの低減が可能とな
る。
【0238】また、操作スイッチの数が減少することに
より、本体装置71を小型化しても表示部74の面積を
大きくして、より多くの情報量を提供することができ
る。
【0239】また、本体装置71の両手位置決め部8
4,85を掴んだ状態で親指先腹部が接触する位置にコ
ントロールスイッチ80,81を配置し、本体装置71
の所定位置を掴んだ状態で身体特定化情報の入力が可能
であるため、電極76,77,78,79の所定の計測
部位からのずれによる計測誤差を回避することができ、
高精度の計測が可能となる。
【0240】本実施形態では、右手・右足間で4電極法
による身体インピーダンス計測を行っているが、電極信
号切替部99を切り替えることにより右手,左手,右
足,左足のいずれの部位間で4電極法による身体インピ
ーダンスを計測してもよい。例えば、図35のように電
極信号切替部99の設定を切り替えれば、左手・左足間
で4電極法による身体インピーダンス計測が可能とな
る。
【0241】また、膝の屈伸による身体インピーダンス
変化を入力値の設定に用いているが、肘と膝とを同時に
屈伸させてもよい。また、インピーダンス計測部位であ
って、その部位の運動による身体インピーダンス計測値
の変化が検出できるような部位であれば、膝,肘に限ら
れるものではない。
【0242】(第5の実施形態)図36に本発明の第5
の実施形態に係る健康管理指針アドバイス装置100を
示す。
【0243】健康管理指針アドバイス装置100は、第
4実施形態に係る健康管理指針アドバイス装置70とほ
ぼ同一の構成を有しているが、コントロールスイッチを
有しない点で異なっている。健康管理指針アドバイス装
置70と同様の構成を有する部分には同様の符号を付し
て説明を省略する。
【0244】健康管理指針アドバイス装置100では、
コントロールスイッチが省略され、両手位置決め部8
4,85の親指先部分に電流印加用電極102,103
が配置されている。電流印加用電極102,103は、
本体装置101の前面101a中央部側の端部が円弧状
をなす略半楕円形をなしており、両手位置決め部84,
85に従って本体装置101を掴むと親指先腹部が接触
するようになっている。
【0245】内部構成はコントロールスイッチの有無を
除いて健康管理指針アドバイス装置70と同様であり、
計測手順も身体特定化情報入力のサブルーチンを除いて
同様である。
【0246】健康管理指針アドバイス装置100におけ
る身体特定化情報の入力手順は図18,19,20に示
す第2の実施形態の場合とほぼ同様であるが、図18の
ステップ1001において電極信号切替部99の設定を
4電極法による右手・右足間の身体インピーダンス計測
へ切り替え、図19のステップ1107において右掌,
右足裏が継続的に接続状態にあるか否かを判定し、図1
9のステップ1108において4電極法による右手・右
足間の身体インピーダンス変化量を算出し、図20のス
テップ1207において右掌,右足裏が継続的に接続状
態にあるか否かを判定し、図20のステップ1208に
おいて4電極法による右手・右足間の身体インピーダン
ス値の基準原点補正を実施する点が異なる。また、第2
実施形態では図13に示すように肘を屈伸させていた
が、本実施形態では図27に示すように膝を屈伸させる
際の身体インピーダンス変化に基づいて入力値の設定を
行う。
【0247】本装置100で2電極法により左掌の身体
インピーダンス、即ち左手の親指先腹部と親指の付け根
・手首間の掌部との間で身体インピーダンスを計測する
場合には、電極信号切替部99は図37のような接続状
態となっている。
【0248】このとき、左手用の電流印加用電極102
の接続線Ih1 は高周波信号発生部27の一端と差動増
幅器28の入力側に接続され、左手用の電圧計測用電極
78の接続線Eh1 は高周波信号発生部27の他端及び
差動増幅器28の入力側に接続される。また、右手用の
電流印加用電極103及び電圧計測用電極79の接続線
Ih2 ,Eh2 と、右足用の電流印加用電極89及び電
圧計測用電極91の接続線If2 ,Ef2 と、左足用の
電流印加用電極88及び電圧計測用電極90の接続線I
1 ,Ef1 はどこにも接続されずOPENとなってい
る。
【0249】また、本装置100で2電極法により右掌
の身体インピーダンス、即ち右手の親指先腹部と親指の
付け根・手首間の掌部との間で身体インピーダンスを計
測する場合には、電極信号切替部99は図38のような
接続状態となっている。
【0250】このとき、右手用の電流印加用電極103
の接続線Ih2 は高周波信号発生部27の一端と差動増
幅器28の入力側に接続され、右手用の電圧計測用電極
79の接続線Eh2 は高周波信号発生部27の他端及び
差動増幅器28の入力側に接続される。また、左手用の
電流印加用電極102及び電圧計測用電極78の接続線
Ih1 ,Eh1 と、右足用の電流印加用電極89及び電
圧計測用電極91の接続線If2 ,Ef2 と、左足用の
電流印加用電極88及び電圧計測用電極90の接続線I
1 ,Ef1 はどこにも接続されずOPENとなってい
る。
【0251】本実施形態では、第2の実施形態と同様に
右掌及び左掌の親指先腹部の電流印加用電極102,1
03に対する接→離→接動作を検出して入力信号として
用いているが、右足裏及び左足裏の電流印加用電極10
2,103に対する接→離→接動作を検出して入力信号
として用いてもよい。
【0252】この場合には、まず、図18のステップ1
006において電極信号切替部99の設定を図39に示
すような2電極法による右足裏での身体インピーダンス
計測へ切り替える。このとき、右足裏の指先側に接触す
る電流印加用電極89の接続線If2 は高周波信号発生
部27の一端と差動増幅器28の入力側に接続され、右
足裏の踵側の電圧計測用電極91の接続線Ef2 は高周
波信号発生部27の他端及び差動増幅器28の入力の他
端に接続される。左足用の電流印加用電極88及び電圧
計測用電極90の接続線If1 ,Ef1 と、右手用の電
流印加用電極103及び電圧計測用電極79の接続線I
2 ,Eh2 と、左手用の電流印加用電極102及び電
圧計測用電極78の接続線Ih1 ,Eh1 はどこにも接
続されずOPENとなっている。
【0253】次に、図18のステップ1007におい
て、右足裏における計測か左足裏における計測かを判定
する。
【0254】さらに、図18のステップ1008におい
て電極信号切替部99の設定を図40に示すような2電
極法による左足裏での身体インピーダンス計測へ切り替
える。このとき、左足裏の指先側に接触する電流印加用
電極88の接続線If1 は高周波信号発生部27の一端
と差動増幅器28の入力側に接続され、左足裏の踵側の
電圧計測用電極90の接続線Ef1 は高周波信号発生部
27の他端及び差動増幅器28の入力側の他端に接続さ
れる。右足用の電流印加用電極89及び電圧計測用電極
91の接続線If2 ,Ef2 と、右手用の電流印加用電
極103及び電圧計測用電極79の接続線Ih2 ,Eh
2 と、左手用の電流印加用電極102及び電圧計測用電
極78の接続線Ih1 ,Eh1 はどこにも接続されずO
PENとなっている。
【0255】このようにして、図19のステップ110
3(図20のステップ1203)において右足裏におい
て接→離→接動作が行われたか否かを判定し、ステップ
1105(図20のステップ1205)において左足裏
において接→離→接動作が行われたかを判定すれば、例
えば右足裏及び左足裏の指先側を電流印加用電極から一
時的に離間させることによって、設定値の確定,設定モ
ードの変更や基準原点決めを指示することができる。
【0256】電極に対する接→離→接動作を入力信号と
して用いる組み合わせとしては、右手と左足,左手と右
足でもよい。
【0257】このようにすれば、コントロールスイッチ
も省略することができるので、本体装置の一層の軽量
化,低コスト化,高精度化が可能となる。また、機械的
なコントロールスイッチ機構を省略することにより本体
装置の耐久性を向上させることができる。
【0258】(第6の実施形態)図41(a)に本発明
の第6の実施形態に係る健康管理指針アドバイス装置の
フット電極部105を示す。
【0259】本体装置については第4実施形態又は第5
実施形態と同様であるので同様の符号を付して説明を省
略する。
【0260】フット電極部105では、左足用の電流印
加用電極と右足用の電流印加用電極とが共通の1つの電
流印加用電極106からなり、左足用の電圧計測用電極
と右足用の電圧計測用電極も共通の1つの電圧計測用電
極107からなる。電流印加用電極106及び電圧計測
用電極107は足裏の長手方向にほぼ直交する方向に平
行に配置されている。このフット電極部105でも、シ
ート材部108上に左足用位置決め部86と右足用位置
決め部87とが設けられている点は第4実施形態と同様
であり、この左足用位置決め部86と右足用位置決め部
87とに跨がって電流印加用電極106及び電圧計測用
電極107が配置されている。
【0261】図41(b)は、図41(a)のB−B断
面図である。シート材部108は表面シート109と裏
面シート110とが接着剤で接着されて構成されてお
り、両シートの間に中央部で2条の突出部111a,1
11bを有する弾力材111を挟設し、さらに突出部1
11a,111bを覆うように電極106,107を形
成している。この電極電極106,107は表面シート
109から上方に突出露出している。電極106,10
7には、SUS,Ag,Ag−cl等の材料が使用さ
れ、弾力材には、シリコーン樹脂,ウレタンゴムシート
等が使用され、表面シート109及び裏面シート110
には、PVC,PET,ポリエステル等が使用される。
【0262】フット電極部105を有する健康管理指針
アドバイス装置による両手−両足間の身体インピーダン
ス計測手順を図42のフローチャートを参照して説明す
る。
【0263】電源スイッチ75がONされると、計測準
備処理が行われる(ステップ401)。次に、被検者が
身体特定化情報を入力する(ステップ402)。身体特
定化情報の入力手順は第4実施形態と同様である。ここ
で、入力が完了しているか(READYか)否かを判定
する(ステップ403)。ステップ403でYesであ
ればステップ404に進み、ステップ403でNoであ
ればステップ402を繰り返す。
【0264】身体特定化情報の入力が完了すると、フッ
ト電極部105が接続されているか否かを判定する(ス
テップ404)。この判定は、CPU34でコネクタ9
5のCT端子からの接続検知信号の有無を判別すること
により行う。
【0265】ステップ404の判定において、Noの場
合は、フット電極部105の接続が必要である旨をブザ
ー98や表示部74により被検者に報知する(ステップ
405)。
【0266】ステップ404の判定において、Yesの
場合は、電極信号切替部99の設定を図43に示す両手
−両足間のインピーダンス計測モードに切り替える(ス
テップ406)。 電極信号切替部99の設定を切替た
後、自動スタート処理を行う(ステップ407〜41
0)。
【0267】自動スタート処理が終了すれば、計測の開
始を表示部74に表示あるいはブザー98で報知する
(ステップ411)。
【0268】この後、両手・両足間での身体インピーダ
ンスの計測を行うとともに身体特定化情報と身体インピ
ーダンス計測値とから所定の変換式等に基づいて体脂肪
量等の健康管理指針アドバイス情報を算出する計測処理
・演算処理を行う(ステップ412)。
【0269】計測処理及び演算処理が終了した段階で、
計測処理の終了を表示部74を表示あるいはブザー98
で報知するとともに、計測結果及び健康管理指針アドバ
イス情報等を表示部74に表示する。
【0270】このようにフット電極部を構成すれば、フ
ット電極部の構成を簡略化して整合コストを低減するこ
とができる。また、共通の電流印加用電極106及び電
圧計測用電極107は足裏の長手方向にほぼ直交する方
向に設けられているので、足裏の長手方向に直交する方
向の位置ずれによる誤差を低減することもできる。
【0271】
【発明の効果】第1の発明によれば、インピーダンスを
計測するための手段を用いて情報を入力することができ
るので、スイッチ等の入力手段の数を減らして装置を小
型化,軽量化するとともに製造コストを低減することが
できる。機械的なスイッチを省略することにより装置の
耐久性を向上させることができる。
【0272】また、入力手段の省略によって生じたスペ
ースを表示部等の他の部分のために用いることができ
る。表示部のスペースを拡大すれば、より見やすくなる
とともに、多種多様な情報を表示できる。
【0273】また、従来の入力手段に加えて、インピー
ダンス計測値の変化に基づいて情報を入力するようにす
れば、新たな入力手段を設けることなく、より複雑な操
作や、より多くの情報入力が可能となるので、操作性が
向上するとともに装置を大型化させずに機能の高度化を
図ることができる。
【0274】また、インピーダンスの変化をアナログ情
報として用いれば、スイッチ等による単なるON/OF
F操作と異なり連続的なアナログ情報の入力も可能とな
る。第2の発明によれば、スイッチ等の入力手段による
ことなく身体動作によって情報入力が可能となる。
【0275】また、インピーダンス計測部位を適当に設
定すれば、インピーダンス計測動作を妨げることなく、
関節を運動させ又は筋肉を伸縮することにより入力を行
うことができるので、計測姿勢のずれによる誤差を低減
して高精度の計測が可能となる。関節の運動や筋肉の伸
縮を伴う身体動作は、意図的に制御でき、位置決めも容
易なので、再現性に優れた入力が可能となる。
【0276】第3の発明によれば、他の部位に比べて意
図的に制御でき、位置決めも容易な肘や膝の曲げ伸ばし
を用いるので、より再現性に優れた入力が可能となる。
【0277】また、手や足で他の操作を行いながらでも
入力が可能なので、多様な情報入力を簡便に行うことが
できる。
【0278】また、例えば、一方又は両手の掌あるいは
一方又は両方の足の裏をインピーダンス計測用の電極に
接触させて計測する健康管理指針アドバイス装置であれ
ば、計測動作を妨げることなく肘や膝を曲げ伸ばしする
ことができるので、入力動作に基づく計測姿勢等のずれ
による計測誤差を低減することができる。
【0279】第4の発明によれば、インピーダンス計測
用電極と身体の所定部位との位置決めをした後でもイン
ピーダンス計測用電極と接触する部位の一部のみを動か
すことによっても接触状態を変化させることができるの
で、計測姿勢のずれによる計測誤差を低減することもで
きる。
【0280】また、身体の所定部位とインピーダンス計
測用電極とが接触している場合と離間している場合は、
接触状態の変化として明瞭に区別でき、検出も容易であ
る。このような接触状態の変化を用いれば、簡単な構成
で正確に入力情報を発生させることができるので、安価
な健康管理指針アドバイス装置を提供することができ
る。
【0281】第5の発明によれば、インピーダンス計測
電極との接触状態を容易に制御することができる、四肢
のいずれかの部位を用いるので、再現性が高く正確な情
報入力が可能となる。特に、手の指や掌部あるいは足の
裏等は微妙な動作が可能なので、再現性や正確性をさら
に高めることができる。
【0282】第6の発明によれば、精度の要求される健
康管理指針情報の基礎となるインピーダンス計測は4電
極法計測モードで計測し、インピーダンス計測値の変化
を検出する場合には2電極法計測モードで計測するとい
うように、計測モードを使い分けることにより、高精度
の健康管理指針情報の提供が可能となる。
【0283】また、各計測モードでのインピーダンス計
測値の変化に基づいて入力情報を発生させるようにすれ
ば、多様な情報の入力が可能となり、さらに入力手段の
数を削減したり、あるいは高機能化を図ることもでき
る。
【0284】ここで、各計測モードが、複数のインピー
ダンス計測用電極の組み合わせを有していてもよい。イ
ンピーダンス計測用電極の組み合わせを替えることによ
り、さらに多様な情報の入力が可能になる。
【0285】第7の発明によれば、インピーダンス計測
値の時間に関する微係数のような変化率をとることによ
り、インピーダンス計測値の変化を定量化することがで
きるので、インピーダンス計測手段を構成するマイコン
等の演算手段による演算処理によって多様な入力情報を
発生させることができる。
【0286】第8によれば、インピーダンス計測値の基
準値に対する変化量をとることにより、インピーダンス
計測値の変化を定量化することができるので、インピー
ダンス計測手段を構成するマイコン等の演算手段による
演算処理によって多様な入力情報を発生させることがで
きる。
【0287】第9の発明によれば、入力手段の数を減ら
して小型化,軽量化,低価格化が可能となる。機械的な
スイッチ等の機構を省略することにより装置の耐久性を
向上させることもできる。
【0288】また、入力手段に省略によって生じたスペ
ースに表示部を拡大することができ、より見やすくなる
とともに、より多くの情報を表示することができる。
【0289】また、従来の入力手段に加えて、インピー
ダンス計測値の変化に基づいて表示制御情報を入力する
ようにすれば、新たな入力手段を設けることなく、より
多様な情報表示が可能となるので、操作性が向上すると
ともに装置を大型化させずに機能の高度化を図ることが
できる。
【0290】第10の発明によれば、入力手段の数を減
らして小型,軽量,低価格かつ高精度の健康管理指針ア
ドバイス装置を提供することが可能となる。機械的なス
イッチ等の機構を省略することにより装置の耐久性を向
上させることもできる。
【0291】また、入力手段を省略することによって生
じたスペースを表示部の拡大のために用いれば、より見
やすい健康管理指針アドバイス装置を提供することがで
きる。
【0292】また、従来の入力手段に加えて、インピー
ダンス計測値の変化に基づいて新たな身体特定化情報を
入力するようにすれば、新たな入力手段を設けることな
く、多様な身体特定化情報基づく多様,高精度な健康管
理指針情報の提供が可能となり、操作性が向上するとと
もに装置を大型化させずに機能の高度化を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1の実施形態に係る健康管理
指針アドバイス装置の外観構成の概略を示す図である。
【図2】図2(a)は本発明の第1の実施形態に係る健
康管理指針アドバイス装置の使用状態を示す図であり、
図2(b)は使用状態での左手の電極との接触部分を示
す図である。
【図3】図3は本発明の第1の実施形態に係る健康管理
指針アドバイス装置の表示部の表示例を示す図である。
【図4】図4は本発明の第1の実施形態に係る健康管理
指針アドバイス装置のコントロールスイッチ周辺の概略
構造を示す断面図である。
【図5】図5は本発明の第1の実施形態に係る健康管理
指針アドバイス装置の内部の回路構成の概略を示すブロ
ック図である。
【図6】図6は本発明の第1の実施形態に係る健康管理
指針アドバイス装置の計測・演算部の回路構成を示すブ
ロック図である。
【図7】図7は本発明の第1の実施形態に係る健康管理
指針アドバイス装置の計測動作の概略を示すフローチャ
ートである。
【図8】図8(a),(b)は本発明の第1の実施形態
に係る健康管理指針アドバイス装置の計測結果の表示例
である。
【図9】図9は本発明の第1の実施形態に係る健康管理
指針アドバイス装置の身体特定化情報入力処理の手順を
示すフローチャートである。
【図10】図10は本発明の第1の実施形態に係る健康
管理指針アドバイス装置の身体特定化情報入力時の表示
部の表示例である。
【図11】図11は本発明の第1の実施形態に係る健康
管理指針アドバイス装置の入力選択/設定処理の手順を
示すフローチャートである。
【図12】図12(a)は本発明の第1の実施形態に係
る健康管理指針アドバイス装置のインピーダンス計測時
の被検者の基本姿勢を示す側面図であり、図12(b)
は同上面図である。
【図13】図13(a)は本発明の第1の実施形態に係
る健康管理指針アドバイス装置の入力時に肘を屈曲させ
てインピーダンスを変化させる場合の姿勢を示す側面図
であり、図13(b)は同上面図である。
【図14】図14は本発明の第2の実施形態に係る健康
管理指針アドバイス装置の外観構成の概略を示す図であ
る。
【図15】図15は本発明の第2の実施形態に係る健康
管理指針アドバイス装置の計測・演算部の回路構成を示
すブロック図である。
【図16】図16は本発明の第2の実施形態に係る健康
管理指針アドバイス装置における左掌インピーダンス計
測モードでの電極信号切替部の接続状態を示す図であ
る。
【図17】図17は本発明の第2の実施形態に係る健康
管理指針アドバイス装置における右掌インピーダンス計
測モードでの電極信号切替部の接続状態を示す図であ
る。
【図18】図18は本発明の第2の実施形態に係る健康
管理指針アドバイス装置の身体特定化情報入力処理の手
順を示すフローチャートである。
【図19】図19は本発明の第2の実施形態に係る健康
管理指針アドバイス装置の入力選択/設定処理の手順を
示すフローチャートである。
【図20】図20は本発明の第2の実施形態に係る健康
管理指針アドバイス装置の他の入力選択/設定処理の手
順を示すフローチャートである。
【図21】図21は本発明の第2の実施形態に係る健康
管理指針アドバイス装置の計測結果表示処理の手順を示
すフローチャートである。
【図22】図22は本発明の第2の実施形態に係る健康
管理指針アドバイス装置の計測結果表示時の仮想表示画
面を示す図である。
【図23】図23(a)は本発明の第3の実施形態に係
る健康管理指針アドバイス装置の外観構成の概略を示す
図であり、図23(b)は同装置の使用状態を示す図で
ある。
【図24】図24はインピーダンス計測の基本法での電
極の装着部位を説明する図である。
【図25】図25(a)は本発明の第3の実施形態に係
る健康管理指針アドバイス装置の他の構成を示す図であ
り、図25(b)は同装置の使用状態を示す図である。
【図26】図26は本発明の第4の実施形態に係る健康
管理指針アドバイス装置の外観構成の概略を示す図であ
る。
【図27】図27は本発明の第4の実施形態に係る健康
管理指針アドバイス装置によるインピーダンス計測時の
被検者の基本姿勢を示す図である。
【図28】図28は本発明の第4の実施形態に係る健康
管理指針アドバイス装置内部の回路構成の概略を示すブ
ロック図である。
【図29】図29は本発明の第4の実施形態に係る健康
管理指針アドバイス装置の計測・演算部の回路構成を示
すブロック図である。
【図30】図30は本発明の第4の実施形態に係る健康
管理指針アドバイス装置の右手・右足間インピーダンス
計測モードでの電極信号切替部の接続状態を示す図であ
る。
【図31】図31は本発明の第4の実施形態に係る健康
管理指針アドバイス装置の両手間インピーダンス計測モ
ードでの電極信号切替部の接続状態を示す図である。
【図32】図32は本発明の第4の実施形態に係る健康
管理指針アドバイス装置の計測動作の手順の概略を示す
フローチャートである。
【図33】図33は本発明の第4の実施形態に係る健康
管理指針アドバイス装置の計測動作の手順の概略を示す
フローチャートである。
【図34】図34は本発明の第4の実施形態に係る健康
管理指針アドバイス装置の入力時に膝を屈曲させてイン
ピーダンスを変化させる場合の姿勢を示す図である。
【図35】図35は本発明の第4の実施形態に係る健康
管理指針アドバイス装置の左手・左足間インピーダンス
計測モードでの電極信号切替部の接続状態を示す図であ
る。
【図36】図36は本発明の第5の実施形態に係る健康
管理指針アドバイス装置の外観構成の概略を示す図であ
る。
【図37】図37は本発明の第5の実施形態に係る健康
管理指針アドバイス装置の左掌インピーダンス計測モー
ドでの電極信号切替部の接続状態を示す図である。
【図38】図38は本発明の第5の実施形態に係る健康
管理指針アドバイス装置の両掌間インピーダンス計測モ
ードでの電極信号切替部の接続状態を示す図である。
【図39】図39は本発明の第5の実施形態に係る健康
管理指針アドバイス装置の右足裏インピーダンス計測モ
ードでの電極信号切替部の接続状態を示す図である。
【図40】図40は本発明の第5の実施形態に係る健康
管理指針アドバイス装置の左足裏インピーダンス計測モ
ードでの電極信号切替部の接続状態を示す図である。
【図41】図41(a)は本発明の第6の実施形態に係
る健康管理指針アドバイス装置のフット電極部の外観構
成の概略を示す図であり、図41(b)は同(a)のB
−B断面図である。
【図42】図42は本発明の第6の実施形態に係る健康
管理指針アドバイス装置の計測動作の手順の概略を示す
フローチャートである。
【図43】図43は本発明の第6の実施形態に係る健康
管理指針アドバイス装置の両手・両足間インピーダンス
計測モードでの電極信号切替部の接続状態を示す図であ
る。
【図44】図44は従来例に係る健康管理指針アドバイ
ス装置を示す図である。
【図45】図45は本発明の前提技術となる健康管理指
針アドバイス装置を示す図である。
【符号の説明】
1 健康管理指針アドバイス装置 3 表示部 4,5 電圧計測用電極 7,8 電流印加用電極 11,12 コントロールスイッチ 25 計測・演算部 40 健康管理指針アドバイス装置 41,42 電流印加用電極 43,44 電圧計測用電極 45 電極信号切替部 50 健康管理指針アドバイス装置 52 表示部 54,55 電圧計測用電極 56,57 電流印加用電極 62 健康管理指針アドバイス装置 63,64 電流印加用電極 70 健康管理指針アドバイス装置 71 本体装置 72 フット電極部 73 ケーブル 74 表示部 76,77,88,89 電流印加用電極 82,83,90,91 電圧計測用電極 80,81 コントロールスイッチ 93 計測・演算部 99 電極信号切替部 100 健康管理指針アドバイス装置 101 本体装置 102,103 電流印加用電極 105 フット電極部 106 電流印加用電極 107 電圧計測用電極

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 身体に電流を印加することによって計測
    されるインピーダンスに基づいて健康管理に有益な指針
    情報を提供する健康管理指針アドバイス装置において、 前記インピーダンスの計測値の変化に基づいて入力情報
    を発生させることを特徴とする健康管理指針アドバイス
    装置。
  2. 【請求項2】 前記インピーダンスの計測部位中の関節
    の運動及び筋肉の伸縮の少なくともいずれか一方を伴う
    被検者の動作によるインピーダンス計測値の変化に基づ
    いて入力情報を発生させることを特徴とする請求項1記
    載の健康管理指針アドバイス装置。
  3. 【請求項3】 前記動作は、肘及び膝の少なくともいず
    れか一方の曲げ伸ばしであることを特徴とする請求項2
    記載の健康管理指針アドバイス装置。
  4. 【請求項4】 前記インピーダンスを計測するためのイ
    ンピーダンス計測用電極と身体の所定の部位との接触状
    態の変化によるインピーダンス計測値の変化に基づいて
    入力情報を発生させることを特徴とする請求項1乃至3
    記載の健康管理指針アドバイス装置。
  5. 【請求項5】 前記接触状態は、前記インピーダンス計
    測用電極と、四肢のいずれかの部位との接触状態である
    ことを特徴とする請求項4記載の健康管理指針アドバイ
    ス装置。
  6. 【請求項6】 少なくとも4つのインピーダンス計測用
    電極と、 該電極のうち4つの電極を用いて4電極法によるインピ
    ーダンス計測を行う4電極法計測モードと、該電極のう
    ち2つの電極を用いて2電極法によるインピーダンス計
    測を行う2電極法計測モードとを切り替えるインピーダ
    ンス計測モード切替手段と、を備えたことを特徴とする
    請求項4又は5記載の健康管理指針アドバイス装置。
  7. 【請求項7】 前記インピーダンス計測値の変化率に基
    づいて入力情報を発生させることを特徴とする請求項1
    乃至6記載の健康管理指針アドバイス装置。
  8. 【請求項8】 前記インピーダンス計測値の基準値に対
    する変化量に基づいて入力情報を発生させることを特徴
    とする請求項1乃至7記載の健康管理指針アドバイス装
    置。
  9. 【請求項9】 情報を表示するための表示部を備え、 前記入力情報は前記表示部の表示制御情報であることを
    特徴とする請求項1乃至8記載の健康管理指針アドバイ
    ス装置。
  10. 【請求項10】 前記インピーダンス計測値と身体特定
    化情報とに基づいて健康管理に有益な指針情報を提供す
    る健康管理指針アドバイス装置であり、 前記入力情報は前記身体特定化情報であることを特徴と
    する請求項1乃至9記載の健康管理指針アドバイス装
    置。
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