JPH11127455A - 適応型イコライザ回路 - Google Patents

適応型イコライザ回路

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JPH11127455A
JPH11127455A JP9290143A JP29014397A JPH11127455A JP H11127455 A JPH11127455 A JP H11127455A JP 9290143 A JP9290143 A JP 9290143A JP 29014397 A JP29014397 A JP 29014397A JP H11127455 A JPH11127455 A JP H11127455A
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JP
Japan
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signal
circuit
band
luminance
trap
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JP9290143A
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Kunio Motohara
邦夫 本原
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 輝度FM信号のサイドバンドがオーディオ信
号に干渉するのを防止する。 【解決手段】 適応型イコライザ回路52で、バンドパ
ス・フィルタ60は、リミッタ回路50の出力から1.
5MHz〜1.7MHz帯、即ち、オーディオ帯域の輝
度FM信号を抽出する。抽出された輝度FM信号は、比
較回路62に印加され、所定レベルVaと比較される。
比較回路62は、その比較結果に応じた制御信号を可変
トラップ回路64に印加し、そのトラップ量を制御す
る。トラップ回路66は、トラップ回路64の出力で、
低域クロマ信号帯域の輝度FM信号成分をトラップす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、適応型イコライザ
回路に関し、より具体的には、映像信号の記録再生装置
において、輝度FM信号の再度バンドの妨害を改善する
適応型イコライザ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の8ミリ(及びHi8)規格のカメ
ラ一体型VTRの場合、輝度信号のFM変調は、シンク
チップを4.2(5.7)MHz、ホワイトピークを
5.4(7.7)MHzとしたデビエーション1.2
(2.0)MHzに規格化されている。色信号は、74
3KHzに低域変換され、オーディオのキャリア周波数
は、1.5MHz及び1.7MHzにそれぞれ規格化さ
れている。
【0003】従来例の輝度信号記録系の概略構成ブロッ
ク図を図4に示す。入力端子10からする輝度信号は、
AGC回路12により利得を自動調整され、エンファシ
ス回路14によりエッジ部を強調される。エンファシス
回路14の出力はW/Dクリップ回路16を介してFM
変調回路18に印加され、FM変調される。リミッタ回
路20は、FM変調回路18の出力を振幅制限する。輝
度FM信号のサイドバンドが、低域変換されたクロマ信
号及びオーディオ信号に対して妨害を与えないように、
トラップ回路22がリミット回路20の出力の色信号帯
域のキャリア周波数近傍を減衰させ、トラップ回路24
が、トラップ回路22の出力のオーディオ信号のキャリ
ア周波数近傍を減衰させる。トラップ回路24の出力
は、ヘッド・アンプ26により所定のレベルまで増幅さ
れ、磁気ヘッド28より磁気テープ30に記録される。
【0004】記録時の色信号及びオーディオ信号のレベ
ルは、輝度信号に対してそれぞれ−12dB及び−24
dB程度に設定され、磁気ヘッドに流す輝度信号の電流
(記録電流)は、再生出力が最大限に取り出せる値にヘ
ッドアンプ26で設定される。これにより、再生時に、
キャリア周波数及びサイドバンド(上下側波帯)がバラ
ンス良く得られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来例では、トラップ
回路22,24のトラップ周波数がそれぞれ色信号及び
オーディオ帯域に固定されているので、以下のような欠
点があった。即ち、低域変換されたクロマ信号の周波数
及びオーディオキャリア周波数の近傍の輝度FMサイド
バンドレベルが相対的に大きい場合、トラップ回路2
2,24のトラップ効果が低下し、その結果、低域に記
録されているオーディオ信号及びクロマ信号のキャリア
に干渉する。トラップ回路22,24のトラップ効果を
増大させた場合、輝度FM信号のサイドバンドが損なわ
れ、輝度信号の画質劣化が生じる。
【0006】本発明は、このような問題点を解決し、適
応的に輝度FMサイドバンドの所定帯域を良く威圧する
適応型イコライザ回路を提示することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る適応型イコ
ライザ回路は、FM変調した輝度信号を色信号及びオー
ディオ信号と周波数軸上で多重して記録媒体に記録する
映像記録システムにおける輝度信号の適応型イコライザ
回路であって、輝度FM信号のサイドバンド成分を所定
範囲で検出するバンドパス・フィルタと、当該バンドパ
ス・フィルタで検出された成分量に応じたトラップ量で
当該輝度FM信号をトラップする可変トラップ手段とか
らなることを特徴とする。
【0008】当該バンドパス・フィルタの通過周波数帯
を、オーディオ信号のキャリア周波数である1.5MH
z〜1.7MHzに設定することにより、オーディオ信
号に対する影響を緩和でき、当該バンドパス・フィルタ
の通過周波数帯をクロマキャリア周波数である743K
Hz付近に設定することにより、クロマ信号に対する影
響を緩和できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を詳細に説明する。
【0010】図1は、本発明の第1実施例の概略構成ブ
ロック図を示す。輝度信号入力端子40には、磁気テー
プに記録すべき輝度信号が入力する。AGC回路42、
エンファシス回路44、W/Dクリップ回路46、FM
変調回路48及びリミッタ50の作用は、図4に示す従
来例の、 AGC回路12、エンファシス回路14、W
/Dクリップ回路16、FM変調回路18及びリミッタ
20と全く同じである。
【0011】52は本発明の実施例である適応型イコラ
イザ回路、54は適応型イコライザ回路52の出力を所
定レベルに調整するヘッド・アンプ、56はヘッド・ア
ンプ54の出力を磁気テープ58に磁気記録する磁気ヘ
ッドである。
【0012】適応型イコライザ回路52は、リミッタ5
0の出力から、オーディオ帯域の輝度FM信号成分を抽
出するバンドパス・フィルタ60、フィルタ60の出力
を所定閾値Vaと比較する比較回路62、比較回路62
の比較結果に応じた強さでリミッタ回路50の出力にお
けるオーディオ信号帯域の輝度FM信号成分を減衰させ
る可変トラップ回路64、及び、可変トラップ回路64
の出力から、色信号帯域の輝度FM信号成分を減衰させ
るトラップ回路66からなる。バンドパス・フィルタ6
0の通過帯域は、1.5MHz〜1.7MHzに設定さ
れている。
【0013】可変トラップ回路64の回路例を図2に示
す。
【0014】図1に示す実施例では、FM変調回路48
から出力される輝度FM信号は、リミッタ50により波
形整形されて適応型イコライザ回路52に入力する。適
応型イコライザ回路52では、リミッタ回路50の出力
はバンドパス・フィルタ60と可変トラップ回路64に
印加され、バンドパス・フィルタ60は、リミッタ回路
50の出力から1.5MHz〜1.7MHz帯、即ち、
オーディオ帯域の輝度FM信号を抽出する。抽出された
輝度FM信号は、比較回路62に印加され、所定レベル
Vaと比較される。比較回路62は、その比較結果に応
じた制御信号を可変トラップ回路64に印加する。
【0015】比較回路62は、バンドパスフィルタ60
からの信号レベルが小さい場合、可変トラップ回路64
のトランジスタTR1,TR2をオフ状態とし、信号レ
ベルが大きい場合、トランジスタTR1,TR2を順次
オン状態にするような制御信号を可変トラップ回路64
に出力する。これにより、オーディオ帯域の可変トラッ
プの減衰量がオーディオ帯域の妨害信号(輝度FM信
号)レベルに応じて最適化されることになり、オーディ
オ帯域の輝度FM信号がオーディオ信号に与える妨害を
低減できる。輝度FM信号の妨害がないときには可変ト
ラップ回路64のトラップ減衰量を小さくすることが可
能なので、画質劣化を防ぐこともできる。
【0016】図3は、色信号帯域の輝度FM信号成分を
トラップする回路部分を適応型とした本発明の第2実施
例の概略構成ブロック図を示す。図1と同じ構成要素に
は同じ符号を付してある。即ち、適応型イコライザ回路
52に代えて、適応型イコライザ回路70がリミッタ回
路50とヘッド・アンプ54の間に接続されている。
【0017】適応型イコライザ回路70は、リミッタ5
0の出力から色信号帯域の輝度FM信号成分を抽出する
バンドパス・フィルタ72、フィルタ72の出力を所定
閾値Vbと比較する比較回路74、比較回路74の比較
結果に応じた強さでリミッタ回路50の出力における色
信号帯域の輝度FM信号成分を減衰させる可変トラップ
回路76、及び、可変トラップ回路76の出力からオー
ディオ信号帯域の輝度FM信号成分を減衰させるトラッ
プ回路78からなる。バンドパス・フィルタ72の通過
帯域は、743KHzに設定されている。可変トラップ
回路76の回路構成は、図2に示すのと同じである。
【0018】適応型イコライザ回路70では、リミッタ
回路50の出力はバンドパス・フィルタ72と可変トラ
ップ回路76に印加され、バンドパス・フィルタ72
は、リミッタ回路50の出力から743KHz帯、即
ち、色信号帯域の輝度FM信号を抽出する。抽出された
輝度FM信号は、比較回路74に印加され、所定レベル
Vbと比較される。比較回路74は、その比較結果に応
じた制御信号を可変トラップ回路76に印加する。
【0019】比較回路74は、比較回路62と同様に、
バンドパスフィルタ72からの信号レベルが小さい場
合、可変トラップ回路70のトランジスタTR1,TR
2をオフ状態とし、信号レベルが大きい場合、トランジ
スタTR1,TR2を順次オン状態にするような制御信
号を可変トラップ回路70に出力する。これにより、色
信号帯域の可変トラップの減衰量が色信号帯域の妨害信
号(輝度FM信号)レベルに応じて最適化されることに
なり、色信号帯域の輝度FM信号が色信号に与える妨害
を低減できる。輝度FM信号の妨害がないときには可変
トラップ回路76のトラップ減衰量を小さくすることが
可能なので、画質劣化を防ぐこともできる。
【0020】トラップ回路78は、オーディオ信号帯域
の輝度FM信号を減衰するトラップ回路であるが、従来
の固定トラップ量のトラップ回路であっても、図1に示
す実施例のバンドパス・フィルタ60、比較回路62及
び可変トラップ回路64からなる適応型回路であっても
よい。
【0021】
【発明の効果】以上の説明から容易に理解できるよう
に、本発明によれば、オーディオ帯域の可変トラップの
減衰量をオーディオ帯域の妨害信号(輝度FM信号)レ
ベルに応じて最適化することにより、オーディオ帯域の
輝度FM信号の妨害を効果的に抑制できる。輝度FM信
号の妨害がないときにはトラップ減衰量を小さくするこ
とが可能であり、これにより画質が向上する。
【0022】また、色信号帯域の可変トラップの減衰量
を色信号帯域の妨害信号(輝度FM信号)レベルに応じ
て最適化することによって、色信号帯域の輝度FM信号
の妨害を効果的に抑制できる。輝度FM信号の妨害がな
いときには、トラップの減衰量を小さくすることが可能
であり、これにより画質が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の概略構成ブロック図で
ある。
【図2】 可変トラップ回路64の回路例である。
【図3】 本発明の第2実施例の概略構成ブロック図で
ある。
【図4】 従来例の概略構成ブロック図である。
【符号の説明】
10:入力端子 12:AGC回路 14:エンファシス回路 16:W/Dクリップ回路 18:FM変調回路 20:リミッタ回路 22,24:トラップ回路 26:ヘッド・アンプ 28:磁気ヘッド 30:磁気テープ 40:輝度信号入力端子 42:AGC回路 44:エンファシス回路 46:W/Dクリップ回路 48:FM変調回路 50:リミッタ 52:適応型イコライザ回路 54:ヘッド・アンプ 56:磁気ヘッド 58:磁気テープ 60:バンドパス・フィルタ 62:比較回路 64:可変トラップ回路 66:トラップ回路 70:適応型イコライザ回路 72:バンドパス・フィルタ 74:比較回路 76:可変トラップ回路 78:トラップ回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 FM変調した輝度信号を色信号及びオー
    ディオ信号と周波数軸上で多重して記録媒体に記録する
    映像記録システムにおける輝度信号の適応型イコライザ
    回路であって、 輝度FM信号のサイドバンド成分を所定範囲で検出する
    バンドパス・フィルタと、 当該バンドパス・フィルタで検出された成分量に応じた
    トラップ量で当該輝度FM信号をトラップする可変トラ
    ップ手段とからなることを特徴とする適応型イコライザ
    回路。
  2. 【請求項2】 当該バンドパス・フィルタの通過周波数
    帯がオーディオ信号のキャリア周波数である1.5MH
    z〜1.7MHzに設定されている請求項1に記載の適
    応型イコライザ回路。
  3. 【請求項3】 当該バンドパス・フィルタの通過周波数
    帯がクロマキャリア周波数である743KHz付近に設
    定されている請求項1に記載の適応型イコライザ回路。
JP9290143A 1997-10-22 1997-10-22 適応型イコライザ回路 Withdrawn JPH11127455A (ja)

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Effective date: 20050104