JPH11127352A - 文書のハーフトーニング方法 - Google Patents

文書のハーフトーニング方法

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JPH11127352A
JPH11127352A JP10175762A JP17576298A JPH11127352A JP H11127352 A JPH11127352 A JP H11127352A JP 10175762 A JP10175762 A JP 10175762A JP 17576298 A JP17576298 A JP 17576298A JP H11127352 A JPH11127352 A JP H11127352A
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error diffusion
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JP10175762A
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Steven J Harrington
ジェイ.ハリントン スティーブン
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41BMACHINES OR ACCESSORIES FOR MAKING, SETTING, OR DISTRIBUTING TYPE; TYPE; PHOTOGRAPHIC OR PHOTOELECTRIC COMPOSING DEVICES
    • B41B15/00Photographic composing machines with movable character carriers for composing lines of characters prior to photography
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/52Circuits or arrangements for halftone screening

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Signal Processing (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
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  • Color, Gradation (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • Image Generation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベクトルエラー拡散計算を簡単なものとする
ベクトルエラー拡散を利用したカラー画像のエラー拡散
方法を提供すること。 【解決手段】 この方法ではエラー拡散を色c、m、y
に直接適用せずに、その合計及び差に対して働きかけ
る。s=c+m+y、t=c−m、u=m−yの評価に
より、いずれかのピクセルが黒、白、または色を有する
かどうかを決定するために最初にsを用いる。t及びu
の値は原色、二次色または黒であると決定するために用
いられる。次いで、差の項t及びuは、どの原色または
二次色がプリントされるべきかを決定するために用いら
れる。この方法により、3つのチャネルのみでエラー拡
散は達成できる。色間距離を計算する必要は無く、単純
な判断トリーがピクセル毎に出力される色を選択する。
白または黒のピクセルについては2回の決定、他の6色
からの1色の選択は4回の決定だけで済む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタでプリン
トされるカラー或いはモニタ上に表示されるカラーを制
御してエラー拡散ドットパターンの視認性を低減させる
ための装置及び方法に関し、特に本発明は、より簡単な
計算によるベクトルエラー拡散を行なう装置及び方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】エラー拡散は、連続階調画像をバイナリ
ーデバイス上にプリントするために黒及び白のスポット
のパターンに変換する公知の技術である。エラー拡散の
プロセスは、ロバート・W・フロイド及びルイス・スタ
インバーグ(Robert W. Floyd,Louis Steinburg) によ
る論文 "An Adaptive Algorithm for Spatial Greysca
le”Proc. Soc. Inf. Disp. 17, 75-77 (1976)に開示さ
れている。このプロセスは、連続階調データと閾値との
比較に基づき特定の位置にドットをプリントするか否か
を決定するアルゴリズムを含む。選択された閾値を超え
るグレイレベルにはプリントされるべきドットが割り当
てられ、超えないものにはプリントされるべきドットの
割り当ては行なわれない。閾値が黒及び白の中間に対応
していれば、この方法では常に黒または白のどちらか近
いものを選択する。このような選択の結果として発生し
た特有のエラーは、特定の量まで増殖し、閾値と比較さ
れる前のドットへの変換がまだ検討されていない近傍の
画像素子またはピクセルに加算される。この方法は、一
般的なハーフトーニングよりも正確にいくつかのドット
を含む小さな領域にまで及ぶグレイ階調を表現する。す
なわち、ディジタル画像のエラー強度は拡散され、平均
するとゼロになる。
【0003】近傍に加算されるエラーの小数部は重みの
集合に依存し、エラーの合計は該近傍に対応する重みを
乗じられてから該近傍の値に加えられる。重みの選択は
画像の品質に大きな影響を及ぼし、満足な結果を与える
適切な重みについては多くの文献が取り上げている。オ
リジナルであるフロイド及びスタインバーグ(Floydand
Steingerg)アルゴリズムが包含する以外の重みの例に
は、ジャービス、ジュディース及びニンケ(Jarvis, Ju
dice and Ninke) の論文("A Survey of Techniques fo
r Display of Continuous-Tone Pictures on Bilevel D
isplays",Computer Graphics and Image Processing,
5, pp. 13-40, 1976), スタッキー(Stucki)の論文("
Image Processing for Document Reproduction", Advan
ces in Digital Image Processing, pp. 177-218, New
York Plenum, 1979),及びファン(Fan)の論文("A Simp
le Modification of Error Diffusion Weights", Proce
edings of the IS&T 46th Annual Conference, pp. 113
-114, Boston 1993),及び米国特許第5,353,127 号の発
明者シャウ(Shiau)他に記載がある。
【0004】しかしながらカラーに関しては、各カラー
構成要素について個別に簡単なエラー拡散を適用するこ
とができないだけではない。もし適用したならばノイズ
の多い画像を生み出すであろう。例えば、ライトブルー
はマゼンタ及びシアンのピクセルから生成される。しか
し、マゼンタとシアンが個別に処理されれば、あるピク
セルはマゼンタとシアンの両方を有し、青を生成する一
方、他のピクセルではまったくインクを有さずに白のま
まであろう。白、青、マゼンタ及びシアンとの混合は、
マゼンタとシアンだけのピクセルよりもコントラストが
高く、ノイズもより多く視認される。各チャネルを個別
に処理するプロセスでは、結果的にピクセルカラーとし
て提供可能な8色の全ての色を画像領域に配分すること
ができる。
【0005】画像ノイズの問題は、ベクトルエラー拡散
の方法により低減できる。この方式では、各ピクセルに
あたえられる色は、所望の値に最も近い選択された色空
間の色であり、この所望の値は近傍のピクセルから分散
されたエラーにより変更された入力値である。このこと
はピクセルカラーを入力値に近い部分集合に限定する傾
向があり、ノイズを低減する。ベクトルエラー拡散とし
て知られているのは、ベナブル(Venable)による論文 "
Selection and Use of Small Color Sets forPictorial
Display", Proc IS&T Annual Meeting, Rochester, 19
90 及びミラー(Miller)他による論文 "Color Halftonin
g Using Error Diffusion and a HumanVisual System M
odel", Proc IS&T Annual Meeting, Rochester, 1990で
述べられている。ベクトルエラー拡散では、色は三次元
空間に存在する点として取り扱われ、その空間内の所与
のピクセル離散位置でプリントまたは表示することがで
きる。連続階調色の表示を行なう場合には、表示可能ま
たはプリント可能な最も近い色が選択され、エラー(入
力カラー及び加算されたエラーと、出力カラーとの差)
は色空間のベクトルとして計算される。ここで触れる
「近さ(closeness)」とは、色空間の単純な距離または
人間の視覚モデルに基づく加重距離ということができ
る。ベクトルは所望のカラーと使用可能なカラーとの差
である。次いでベクトルエラーは、通常のエラー拡散と
同様に拡散される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ベクト
ルエラー拡散にはいくつかの問題がある。第一に、各ピ
クセルにおいて最も近い色を探すために必要となる三次
元の計算の難しさである。第二に、この方法では全階調
の境界付近のカラーについては不安定である。これらの
カラーでは、近傍のピクセルからのエラーを加算すると
全階調の中から所望のカラーを取り出すことができる。
すると最も近いカラーは、全階調の範囲を越えてさらに
進んだ階調へと導くエラーを生成し、この方法は挫折す
るか或いは不安定な結果を生み出してしまう。第三に、
この方法でも最適なカラーのセットが選択されないこと
である。例えばグレイを生成するのに白及び黒のピクセ
ルが使用される場合である。この場合に、もしシアン、
マゼンタ及びイエローが使用されたならば輝度コントラ
ストが少なくなるため、よりスムースな画像が生成され
るであろう。
【0007】この第三の問題に対する解決策は、米国特
許第5,621,546 号の発明者クラッセン(Klassen)に提案
されている。この特許では、エラー拡散を2つのステッ
プで行なうことを提案している。第一のステップでは、
カラーセパレーションのための要求された着色材の数量
の合計に基づく簡単なエラー拡散である。これはカラー
が必要である時を示すが、どのカラーを選択すべきかを
教えないものである。所望のカラーに最も近いピクセル
カラーがベクトルエラー拡散プロセスを利用して選択さ
れる。このことはカラーを拡散し、白い背景に黒いスポ
ットを打ったパターンよりむしろ薄いカラーに広い適用
範囲を与える傾向がある。ここでは画像品質の改善は、
さらに複雑化すること(即ち追加的なエラー拡散計算)
によりまかなわれている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ベクトルエラ
ー拡散計算を簡単なものとする、ベクトルエラー拡散を
利用したカラー画像のエラー拡散方法を提供する。
【0009】本発明の第一の態様では、最初にどのピク
セルが白または有色であるかが決定されており、次いで
ピクセルが原色であるか、二次色であるか、または黒で
あるかを決定するベクトルエラー拡散システムが提供さ
れる。
【0010】本発明では、他の方法での問題を克服する
カラーでのエラー拡散方法が提案される。一般にこの方
法では、色の分散は最大限度おこなわれつつ計算は簡略
化される。ベクトルエラー拡散と比較して、ピクセルカ
ラーの決定は簡単であり、また全ての全階調の境界付近
でも安定している。
【0011】この方法では、エラー拡散を色C、M、Y
に直接適用せずに、その合計及び差に対して働きかけ
る。 s=C+M+Y t=C−M u=M−Y
【0012】これらの評価より、いずれかのピクセルが
黒、白、または色を有するかどうかを決定するために最
初にsを用いる。t及びuの値は原色、二次色または黒
であると決定するために用いられる。次いで、差の項t
及びuは、どの原色または二次色がプリントされるべき
かを決定するために用いられる。この方法により、3つ
のチャネルのみでエラー拡散は達成できる。色間距離
(color distance) を計算する必要は無く、単純な判断
トリーがピクセル毎に出力される色を選択する。白また
は黒のピクセルについては2回の決定、他の6色からの
1色の選択は4回の決定だけで済む。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は基本的な画像処理システム
であるが、ここで図面は本発明の実施形態を詳述する目
的で示したものであり、本発明がこの形態だけに限定さ
れるものではない。このケースでは、グレイの画像デー
タは画像信号として特徴づけられ、各ピクセルは単一レ
ベルまたは「c」光学濃度レベルのセットでの光学濃度
で規定され、レベル内セットの構成要素の数は所望され
る数よりも多く存在する。各ピクセルは、新たな、より
小さな「d」レベルのセットに再定義されるために以下
に説明する方法で処理される。このプロセスでは、「c
及びd」はピクセル深さまたはピクセルが出現する信号
レベル数を表わす整数値である。この方法に共通するケ
ースは、比較的大きなグレイレベルのセットを、2値プ
リンタでプリントするための2つの認められたまたは許
容された2値レベルのうちの一つへデータ変換すること
である。
【0014】ここで触れる「ピクセル」とは、画像中の
特定の位置と関連付けられた画像信号を称し、最小限度
から最高限度までの間の濃度を有する。したがって、ピ
クセルは濃度と位置により規定される。これから説明す
る特定のカラーシステムでは、カラー文書は画像信号の
複数のセットで表示され、各セット(またはセパレーシ
ョン)は、通常は個別に処理される独立したチャネルで
表現される。したがって、ここで使われている「カラー
画像」は例えばXerox 4850 Highlight Color Printerの
ように少なくとも2つのセパレーションを含み、また一
般的には例えばXerox 4700 Color Laser Printerまたは
Xerox 5775 Digital Color Copier のように3つあるい
は4つのセパレーションを含み、或いは4つ以上のセパ
レーションを含む文書である。ディジタルコピー(スキ
ャナとプリンタとのコンビネーション)では、例えば米
国特許出願番号第5,014,123 発明者:イモト(Imoto)に
おいて解説されており、その内容は本出願にも援用され
る。各セパレーションは画像信号またはセパレーション
ピクセルのセットを提供し、画像のカラーセパレーショ
ンの一つを生成するようにプリンタを駆動する。多色カ
ラープリンタの場合には、セパレーションは重ね合わさ
れてカラー画像を形成する。これに関して、所与の微細
な領域で文書画像の光学濃度を表現する離散画像信号と
してピクセルを記述する。用語「セパレーションピクセ
ル」は、各セパレーションにおける画像信号を称するの
に使われ、各セパレーション中の対応するピクセルのカ
ラー濃度の合計である「カラーピクセル」とは区別され
る。ここで使われる「グレイ(Gray)」は、特別のことわ
りがない限り、色を称するものではない。この言葉は、
画像信号が使用されているセパレーションの色とは無関
係に、最大限と最小限との間で変化する画像信号を称す
るものである。
【0015】図1は、本発明の目的を表わすのに必要と
される一般的システムである。例えばスキャナ10など
の画像入力ターミナルから入力される文書の電子的な表
現(以下、画像)は、何等かの方法により電気的ディジ
タルデータを、その装置の物理的特性に応じた形式で、
一般的にはピクセル当たりmビットで規定されるピクセ
ルにより取り出される。これがイメージクリエーターで
あり、コンピュータまたはワードプロセッサ、グラフィ
ックス・アート・プログラム等、プリントする画像を生
成するいかなる装置をも含めることができる、或いはそ
れらの装置になり得る。
【0016】一般的なカラースキャナは、多くの用途で
利用できる解像度で8ビット/ピクセルのデータを生成
する。カラー文書の場合には、通常同一の解像度及びピ
クセル深度(pixel depth)で、画像は2つまたはそれ以
上のセパレーション・ビットマップにより規定される。
電子画像信号は、プログラムされた一般的な用途向けコ
ンピュータ、または特殊用途向けプロセッサなどの画像
処理ユニット(IPU)16を経由して処理されることで画
像出力ターミナルまたはプリンタ20での画像再生に適
した画像を取得することができる。画像処理ユニット1
6は通常、ハーフトーンプロセッサ18を含む。ハーフ
トーンプロセッサ18は、mビットディジタル画像信号
を、特定のプリンタを駆動するのに適したnビットディ
ジタル画像信号に変換するプログラムされたコンピュー
タ機能または特殊用途向けプロセッサ等である。ここで
m及びnは整数である。
【0017】本発明の実施形態の詳細に移る前に、本発
明の原理を説明する。カラーピクセルは、特定の色空間
内に置かれた点として捉えることができる。3次元の色
空間において、3つの軸はそれぞれピクセルの位置を規
定する。構成される色空間のあり方に応じて、各軸はそ
の色を規定する異なる構成要素を受け持つ。このよう
に、色は、利用された色規定に応じてr、g、bの構成
要素または着色材(colorant) C,M,Yの構成要素あ
るいはHSV,LAB等を含む他の色空間規定により規
定される。カラー画像ベクトルエラー拡散では、事前に
エラーがあればそのエラーが加えられた入力色と、出力
色との差によりエラーがもたらされる。出力色は通常、
再生成可能な最も近い色になる。方向及び大きさの見地
から規定されるベクトルが、差を規定する。このベクト
ルを、色空間内の隣接したピクセルに加えると、そのピ
クセルは加えられたエラーに応じて移動する。
【0018】ここで、第一の問題となるのは、入力値と
加えられたエラーに基づいて、どの色を出力すべきかを
規定することである。従来の方法では、出力装置を駆動
すべきどの値を用いるかを決定するために各セパレーシ
ョンを閾値処理することで規定していた。一般的には、
C,M,Yの値は基準値と比較されて、閾値を超過する
といつでもセパレーションピクセルを出力していた。
【0019】しかし、本発明ではピクセル値、例えば
C,M,Yが加えられた。 s=C+M+Y である。この合計は、ピクセルが白であるかまたは白以
外であるかを判断するために利用される。上述したよう
に、標準的なカラーでのエラー拡散プロセスで画像ノイ
ズが生じる理由の一部には、カラーピクセルが出現すべ
き場所に白いピクセルが出現することがあげられる。し
かしながら、本発明では設定された値sを用いて、いず
れかのセパレーションピクセルが全てプリントされるべ
きか否かを決定する。カラー構成要素の合計であるs
は、各ピクセルにどの程度のインク量が加えられるべき
かを決定するために利用される。変数sは、どれだけの
インク量が要求されているかを計る尺度となる。それは
3つまたは2つまたは1つのインク層において十分なイ
ンク量が要求されているか、あるいはどのインク層から
もインクが要求されていないかを判断するために閾値
(即ちセパレーション閾値:THREE,TWO,ONE)と比較され
る。3つの層は黒を提供し、2つの層は二次色(赤、緑
または青)を提供し、単層は原色(シアン、マゼンタま
たはイエロー)を生成し、インク層が無い場合は紙面は
白色のままである。原色または二次色が求められた場合
には、特定の色を選択するため更にテストが必要であ
る。基本的な概念は、要求が最も強く累算された色を選
択するというものである。このために、 t=C−M u=M−Y で与えられる色に着目する。t値が正の場合はシアンに
対する要求がマゼンタに対する要求を上回っていること
を表わし、逆に負の場合はシアンよりもマゼンタに対す
る要求が強いことを示す。同様に、u値が正の場合はイ
エローよりもマゼンタに対する要求が強いことを表わ
す。t+uの合計の正負を検証すれば、シアンとイエロ
ーとの比較を行なうことができる。二次色(赤、緑また
は青)については、どの色構成要素が最低値を有してい
るかを求めた上で、その色以外の2つの色構成要素のプ
リントを行なう。
【0020】実際のアルゴリズムではt,u,及びt+
u,をゼロと比較することはせずに、「バイアスする」
値との比較を行なう。これは、結果的として画像テクス
チャーに影響を及ぼすグレイの曖昧さ(gray ambiguit
y) の排除を行なうためである。例えば、1.5のイン
クレベルでグレイを生成することが所望された場合に
は、3通りのやり方が存在する。理想的には、マゼンタ
と緑のパターンでなければ、シアンと赤のパターン、最
後にイエローと青のパターンをプリントできることであ
る。もしt,u,及びt+u,をゼロと比較したなら
ば、これら全ては均等に優先される可能性がある。その
結果、これら3通り全ての方法により生成されたグレイ
の混合パッチが視認されてしまう。実際のプリンタで
は、これらの異なる方法は異なる色を生成して斑状のパ
ッチワークの様な外観を生み出してしまう。しかしバイ
アス値を利用すると、シアンと赤、その次のイエローと
青の組み合わせよりも、マゼンタと緑の組み合わせが優
先される。この優先順位は、ピクセル全域に亘る輝度変
化を最小限に抑えるように選択される。インクユニット
の約半分のグレイバイアス(GRAYBIAS) 値(色決定閾
値)が用いられる。
【0021】出力カラーが選択されると、s,t,及び
uの値は出力画像の状態を反映するためにそれぞれ更新
される。所望値との差は、従来のエラー拡散方法に従い
配分される。プログラム・フラグメントでは、米国特許
第5,353,127 号(発明者:シャウ(Shiau)その他)に開
示された特定の重みのセットが使用されるが、公知のフ
ロイド−スタインバーグ方法(Floyd-Steinberg metho
d) など、他の配分重みを使用することもできる。
【0022】本発明の実施形態を参照されたい。まず、
図2は実施されるハーフトーニングプロセスを概略的に
示している。最初に、ハーフトーニングプロセスは各セ
パレーションを表わす信号を受け取る。これは連続的ま
たは平行しておこなわれる。受け取られたハーフトーン
信号は、出力されるべき値よりも大きいレベル数で規定
される。s,t,及びuの値は、最初は算術計算102
で算術計算される。アウトピクセルは、s,t,及びu
を用いる出力決定(アウトプット・デターミネーショ
ン)104において決定される。
【0023】次に、図3のフローチャートを参照された
い。ステップ202,204及び206では、各カラー
ピクセルについてC,M及びYからs,u及びtが計算
され、特定のカラーピクセルが生成されるよりも前にプ
ロセスが使用されていれば、以前のハーフトーンエラー
はカラーピクセルに分配される。ステップ208では、
Sの値がTWO(2つのセパレーションについて)と称
した閾値よりも大きいかどうかを判定する。その値が大
きい、つまり3つのセパレーションがプリントされる場
合であれば、ステップ210でピクセルは黒にセットさ
れ、黒いピクセルがプリントされる。
【0024】また、SがTWOよりも大きくない場合に
は、ONE(一つのセパレーションについて)と称した
閾値よりも大きいかどうかを判定するために、ステップ
212で検証がおこなわれる。閾値よりも大きければ、
2つのセパレーションが一緒にプリントされて構成され
る二次色(赤、青及び緑)をプリントするルーチンがス
テップ214で入力される。そうでなければステップ2
16で原色 (シアン、マゼンタ、イエロー)をプリント
するルーチンの入力を行なう。
【0025】図4では、原色プリントルーチンはステッ
プを302へと進め、色が常に同じにプリントされるこ
とを補証するため選択された値である、グレイバイアス
と称する閾値信号よりも大きいかどうかを検証する。ス
テップ302及び304では、tがグレイバイアスより
も大きくなければ、uがマイナスグレイバイアスよりも
大きいかどうかが検証され、大きければマゼンタがプリ
ントされる。tがグレイバイアスよりも大きくなく、且
つt+uがグレイバイアスよりも大きければ、ステップ
302及び306でシアンがプリントされる。ステップ
306及び304で、uがマイナスグレイバイアスより
も大きくなく、またはt+uがマイナスグレイバイアス
よりも大きくなければ、イエローがプリントされる。
【0026】図5は、プロセスが二次色ルーチンに入っ
た後のプロセスを示す。ステップ402及び404で
は、tがマイナスグレイバイアスよりも小さく且つt+
uがグレイバイアスよりも小さければ、マゼンタ及びイ
エローがプリントされる。ステップ402及び406で
は、tがマイナスグレイバイアスよりも小さく且つuが
グレイバイアスよりも小さければ、シアン及びイエロー
がプリントされる。ステップ406でuがグレイバイア
スよりも小さくないか、またはステップ404でt+u
がグレイバイアスよりも小さくなければ、マゼンタ及び
シアンがプリントされる。
【0027】図2を参照されたい。ステップ106で
s,t,及びuの値は出力ピクセルの更新値である。入
力値が概ね0から255の間にあり、出力値が0または
255のどちらかであることを思い起こすと、入力値と
出力値との間に差が存在することは頻繁に発生する。計
算された各値の差Δs,Δt,Δuは、ステップ108
で計算され、結果として各ピクセルのエラー値Ep とな
る。ステップ110では、近傍の複数のピクセルへのこ
のエラーの重み配分は、標準的なエラー拡散プロセス
(フロイド−スタインバーグ重み付け(Floyd Steinber
g weightings) が示した)に従っておこなわれる。
【0028】開示された方法は、多種類のコンピュータ
またはワークステーションのハードウェア・プラットフ
ォームで利用することができるポータブルソースコード
(portable source code) を提供する、オブジェクト志
向型ソフトウェア開発環境(object oriented software
development environments)を利用することにより容易
にソフトウェアで実施することができる。或いは、開示
した画像処理システムは、標準論理回路を用いたハード
ウェアで、または特にVLSI設計を用いたシングルチ
ップ上で、部分的または完全に実施することができる。
システムを実施するためにソフトウェアまたはハードウ
ェアのどちらを利用するかは、システムが求めるスピー
ド及び効率性に依存するだけでなく、特定の機能及び利
用されている特定のソフトウェアまたはハードウェアシ
ステム及びマイクロプロセッサまたはマイクロコンピュ
ータシステムにも依存する。しかしながら画像プロセシ
ングシステムは、ここに提供した機能の詳細について特
に実験などをしなくとも、コンピュータ技術に関する一
般的な知識を有する当業者であれば容易に開発すること
ができる。
【0029】
【外1】
【外2】
【外3】
【外4】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が利用される一般化されたシステムの事
例を示す。
【図2】本発明のシステムを示す。
【図3】プリントされるセパレーション数の決定方法を
示す。
【図4】プリントされる色の決定方法を示す。
【図5】プリントされる色の決定方法を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G09G 5/02 G06F 15/72 G H04N 1/60 H04N 1/40 D 1/52 1/46 B

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラープリンタでプリントを行なう準備
    のための文書のハーフトーニング方法であって、前記文
    書が複数のセパレーションにより規定され、各セパレー
    ションは、c濃度レベルで光学的濃度を表現しまたカラ
    ープリンタに対してはd濃度レベルで濃度を与える、カ
    ラーセパレーション画像信号のセットを含み、 文書の選択された離散領域に対応するセパレーション画
    像信号を受け取り、 文書の離散位置を表わす前記セパレーション画像信号を
    合計し、 前記合計を利用して離散領域にプリントされるべき濃度
    レベルのセパレーション信号の数を確認し、 前記セパレーション画像信号を相互に比較し、 前記合計及び前記比較に応答してプリント信号を生成す
    ることで前記離散領域に特定の着色材を加え、 前記受け取ったセパレーション画像信号と前記プリント
    信号との差を判定し、差があれば判定した差を前記離散
    領域に隣接する領域に対応する画像信号に加算する、文
    書のハーフトーニング方法。
  2. 【請求項2】 セパレーション画像信号がC,M,Y,
    として与えられ、前記セパレーション画像信号の前記相
    互比較が、u=M−Yを決定し、t=C−Mを決定し、
    t+uを決定し、それぞれの決定結果を他の前記決定結
    果と比較して前記離散領域に加える着色材を表示するプ
    リント信号を生成するサブステップを含む、請求項1に
    規定された方法。
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