JPH11126681A - 温度制御装置 - Google Patents

温度制御装置

Info

Publication number
JPH11126681A
JPH11126681A JP28940497A JP28940497A JPH11126681A JP H11126681 A JPH11126681 A JP H11126681A JP 28940497 A JP28940497 A JP 28940497A JP 28940497 A JP28940497 A JP 28940497A JP H11126681 A JPH11126681 A JP H11126681A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
load
control device
output
power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28940497A
Other languages
English (en)
Inventor
Yumiko Hara
由美子 原
Ikuko Kai
郁子 甲斐
Shinji Kondo
信二 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP28940497A priority Critical patent/JPH11126681A/ja
Publication of JPH11126681A publication Critical patent/JPH11126681A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 正確な温度制御が出来る温度制御装置を実現
すること。 【解決手段】 負荷4を加熱する加熱コイル5と、前記
負荷4の温度を測定する温度測定手段11と、前記温度
測定手段11の出力等に基づいて所定時間後の前記負荷
4の温度を予測する負荷温度予測手段8と、前記負荷4
の状態設定に関する温度を記憶する設定温度記憶手段9
と、前記設定温度記憶手段9及び負荷温度予測手段8の
出力に応じて前記加熱コイル5に供給する電力を決定す
る電力決定手段10と、前記電力決定手段10の出力に
応じて前記加熱コイル5に供給する電力を制御する制御
手段7とを備る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、負荷の温度を正確
に制御する温度制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば誘導加熱調理器では、本体
部に温度測定手段を設け、プレートや鍋等を介して間接
的に負荷である調理物の温度を間接的に測定している。
この理由は、負荷に温度測定手段を直接投入すると、衛
生上の問題や使用者の違和感を生ずるためである。従っ
て、前述したように負荷から離れた本体部に温度測定手
段を備えて間接的に負荷の温度を検知する構成となって
いるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
誘導加熱調理器では、負荷の温度を間接的に検知してい
るため、実際の負荷の温度と温度測定手段が測定した負
荷の温度との間に差が生じて、正確な温度制御が困難で
あるという課題を有しているものである。この問題は誘
導加熱調理器だけに固有のものではなく、温度制御装置
全般に共通するものである。
【0004】本発明はこのような従来の温度制御装置が
有している課題を解決するもので、正確な温度制御が出
来る温度制御装置を実現することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、負荷を加熱する加熱手段と、前記負荷の温
度を測定する温度測定手段と、前記温度測定手段の出力
等に基づいて所定時間後の前記負荷の温度を予測する負
荷温度予測手段と、前記負荷の状態設定に関する温度を
記憶する設定温度記憶手段と、前記設定温度記憶手段及
び負荷温度予測手段の出力に応じて前記加熱手段に供給
する電力を決定する電力決定手段と、前記電力決定手段
の出力に応じて前記加熱手段に供給する電力を制御する
制御手段とを備えてなるものである。
【0006】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明は、負荷を加
熱する加熱手段と、前記負荷の温度を測定する温度測定
手段と、前記温度測定手段の出力等に基づいて所定時間
後の前記負荷の温度を予測する負荷温度予測手段と、前
記負荷の状態設定に関する温度を記憶する設定温度記憶
手段と、前記設定温度記憶手段及び負荷温度予測手段の
出力に応じて前記加熱手段に供給する電力を決定する電
力決定手段と、前記電力決定手段の出力に応じて前記加
熱手段に供給する電力を制御する制御手段とを備えてな
ることにより、予測した負荷温度を基に加熱電力を制御
でき、負荷の温度制御を高精度で行う温度制御装置を実
現できるものである。
【0007】請求項2記載の発明は、特に、負荷温度予
測手段が、温度測定手段、前記温度測定手段の出力を1
階微分する微分手段、2階微分する2階微分手段、及び
使用した電力値を出力する電力値出力手段の出力に応じ
て負荷温度を予測してなることにより、負荷の正確な温
度予測を行うことができる温度制御装置を実現できるも
のである。
【0008】請求項3記載の発明は、特に、設定温度記
憶手段が負荷の最適加熱に関する目標温度を記憶してな
ることにより、負荷の正確な温度制御を行うことができ
る温度制御装置を実現できるものである。
【0009】請求項4記載の発明は、特に、設定温度記
憶手段が負荷の温度を間接的に測定してなることによ
り、予測した測定温度を基に加熱電力を制御でき、負荷
の状態変化に応じた温度制御を高精度で行う温度制御装
置を実現できるものである。
【0010】請求項5記載の発明は、特に、負荷温度予
測手段が、温度測定手段、前記温度測定手段の出力を1
階微分する微分手段、使用した電力値を出力する電力値
出力手段の出力に応じて負荷温度を予測してなることに
より、正確な測定温度予測が行え、負荷の状態変化に応
じた温度制御を高精度で行う温度制御装置を実現できる
ものである。
【0011】請求項6記載の発明は、特に、電力決定手
段が温度測定手段の出力にも応じてなることにより、負
荷の状態変化に応じた電力制御により温度制御を高精度
で行う温度制御装置を実現できるものである。
【0012】請求項7記載の発明は、特に、電力決定手
段がニューラルネットワークにより演算されてなること
により、温度予測の複雑な入出力関係を容易に実現する
ことができ、温度制御を高精度で行う温度制御装置を実
現できるものである。
【0013】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の第一の実施例について説明
する。図1は本実施例の温度制御装置を使用した誘導加
熱調理器のブロック図である。誘導加熱調理器の本体1
(以下単に本体1と称する)の上面を構成するプレート
2上には、負荷4である調理材料を収容した鍋3を載置
している。この鍋3は、本体1内に設けた高周波磁界を
発生して鍋3を誘導加熱する加熱コイル5と、加熱コイ
ル5に高周波電流を供給するインバータ回路6ととも
に、負荷4を加熱する加熱手段を構成している。7は前
記インバータ回路6を制御する制御手段で、負荷4の温
度を予測する負荷温度予測手段8の出力と、負荷の設定
温度を記憶する設定温度記憶手段9の出力とから加熱コ
イル5に供給する電力を決定する電力決定手段10の出
力によって駆動されている。プレート2の下面には、サ
ーミスタ等によって構成した温度測定手段11を配置し
ており、この温度情報は負荷4の現在の温度を予測する
負荷温度予測手段8に伝達されている。
【0014】負荷温度予測手段8は、温度測定手段11
と、温度測定手段11の温度情報を計時手段14の計時
情報によって微分する微分手段12と、同様に計時手段
14の計時情報によって温度測定手段11の温度情報を
2階微分する2階微分手段13と、回路の消費電力を出
力する電力値出力手段15と、前記各入力から負荷4の
Δt秒後の温度を予測する予測手段16とから成ってい
る。この負荷温度予測手段8と前記設定温度記憶手段9
と電力決定手段10とは、図2に示しているマイクロコ
ンピュータ19によって構成している。また本体1の表
面には、加熱の開始と停止を指示する加熱スイッチ17
を設けている。
【0015】次に、本実施例の温度制御装置の具体回路
構成を図2によって説明する。加熱コイル5を駆動する
インバータ回路6は、交流電源を全波整流する整流器、
平滑コンデンサ、限流インダクタンス、共振コンデン
サ、スイッチング素子等によって構成している。加熱コ
イル5は前記共振コンデンサに並列に接続しており、イ
ンバータ回路6は加熱コイル5に高周波電流を供給して
いる。また前記スイッチング素子は制御手段7によって
オン・オフ制御されており、このオンオフの周期を調整
することによってインバータ回路6の発振周波数を可変
でき、加熱コイル5の加熱出力を制御できるものであ
る。マイクロコンピュータ19は、加熱スイッチ17の
信号をI1から入力され、温度測定手段11の信号をA
D1から入力されて、O1から制御手段7に制御信号を
出力している。また20は、マイクロコンピュータ19
等の直流電源を必要とする回路に電力を供給する直流電
源回路である。
【0016】以下、本実施例の動作について説明する。
雰囲気温度Taをほぼ一定であると考えると、負荷の温
度Twは、センサ部の測定温度Tsと、測定温度Tsの
微分値と、測定温度Tsの2階微分値と、発熱量つまり
加熱電力Pによって決定される。ただし、加熱系の熱容
量により電力の影響が温度に現れるまでに時間の遅れが
生じる。従ってこれらのデータから、系の遅れ時間後の
負荷温度を予測することが出来る。本実施例では、以上
のような理論に基づいて精度よく負荷の温度を予測して
いるものである。もちろん、室温を入力に加えて予測演
算を行っても良い。
【0017】図3はマイクロコンピュータ19が有して
いる負荷4の温度を予測するためのプログラムを示すフ
ローチャートである。使用者が加熱スイッチ17をオン
して加熱を開始すると、ステップ301で計時手段14
は時間tを0に初期設定し、動作のためのカウンタtiに
tを代入する。次いでステップ302で、電力値出力手
段15は電力値Piとして初期値Psを設定する。続い
てステップ303で温度測定手段11の温度データT(t
i)を受け、ステップ304・ステップ305でこの温度
データT(ti)の微分値T’(ti)と2階微分値T”(ti)を
演算する。すなわち微分手段12と2階微分手段13と
が動作する。ステップ306で、予測手段16は入力値
T(ti)、T'(ti)、T”(ti)とPiとからΔt秒後の負
荷4の温度Tf(ti+Δt)を予測する。続いてステップ
307で、前記Tf(ti+Δt)と設定温度記憶手段9に
記憶している設定温度Tsとに基づいて、電力決定手段
10に加熱コイル5に次の供給する電力P(ti+1)を決定
させる。本実施例ではこの電力を次の数1の基準に従っ
て決定している。
【0018】
【数1】
【0019】このように本実施例では変化させる電力を
0W、±100W、±200Wという段階的な値を用い
ているが、Tf(ti+Δt)−Tsに応じた連続値として
も勿論支障はないものである。また、供給可能な電力は
本実施例では0Wから1200Wであり、従って0Wよ
り小さい値や1200Wより大きな値はそれぞれ0W、
1200Wとしてあつかうものである。
【0020】ステップ308で計時手段14が計時して
いる時間tがti+1以上であるかどうかをチェックし、チ
ェックの結果がYESであれば続いてステップ308
で、電力値Piとして前記P(ti+1)を採用する。次にス
テップ310に進んでストップであるかどうかをチェッ
クする。すなわち、使用者が加熱スイッチ17をオフし
たかどうかをチェックしているものである。このチェッ
クの結果がNOである場合には、前記ステップ303か
らステップ309を繰り返して負荷5の温度Tf(ti+
Δt)を予測し続けるものである。このとき本実施例で
は、1秒サイクルで負荷4の現在温度を予測するように
しているが、この時間は特に1秒に限定する必要はない
ものである。
【0021】このとき本実施例では、予測手段16とし
て図4に示しているニューラルネットワークを使用して
いるものである。このニューラルネットワークは一般的
な階層型の構成のもので、あらかじめ、入力値と出力値
との関係を学習させたものを用いている。学習させる教
師データは、使用する温度制御装置を実際に動作させて
測定を行ったものを使用している。つまり、温度測定手
段11によって温度を間接的に測定し、電力は電力計を
用いて測定し、また温度計を用いて負荷4の温度を直接
測定しておいて、(測定温度、測定温度の1階微分値、
同2階微分値、電力、負荷温度)のデータの組を作製す
るものである。このデータの組を複数作成して、教師デ
ータとしてニューラルネットワークの学習を行うもので
ある。この学習方法は、一般的に用いられているバック
プロパゲーションを使用している。こうして学習済みの
ニューラルネットワークに(測定温度、測定温度の1階
微分値、2階微分値、電力)のデータを入力すると、ニ
ューラルネットワークはΔt秒後の負荷4の温度を出力
するものである。
【0022】予測手段16としてニューラルネットワー
クを使用した場合には、非線形な入出力の関係を容易に
学習させることができ、推論精度の高い予測手段を実現
できるものである。また、入力数が多い場合にも設計が
容易であるという利点を有している。
【0023】以上のように本実施例によれば、予測した
負荷温度を基に加熱電力を制御することで負荷の温度制
御を高精度で行う温度制御装置を提供することができ
る。
【0024】また、温度測定手段11の測定温度、温度
測定手段11の測定温度の1階微分値、温度測定手段1
1の測定温度の2階微分値、加熱電力から負荷温度を予
測する負荷温度予測手段8を備えた温度制御装置を提供
することができる。
【0025】さらに、非線形な入出力関係を容易に実現
できるニューラルネットワークを用いることで、負荷温
度を高精度で予測することができる。
【0026】また、負荷温度予測手段によって予測され
た温度と目標温度から電力を決定することで一定温度を
保つことができる。
【0027】(実施例2)図5は第2の実施例である温
度制御装置を使用した誘導加熱調理器のブロック図であ
る。誘導加熱調理器の測定温度予測手段28と第二の電
力決定手段20以外はすべて第一の実施例と同一の動作
をするものである。測定温度予測手段28は、温度測定
手段11と、温度測定手段11の温度情報を計時手段1
4の計時情報によって微分する微分手段12と、回路の
消費電力を出力する電力値出力手段15と、前記各入力
からΔt秒後の測定温度を予測する測定温度予測手段1
6とから成っている。この測定温度予測手段28と前記
設定温度記憶手段9と電力決定手段20とは、マイクロ
コンピュータによって実現している。
【0028】以下、本実施例の動作について説明する。
雰囲気温度Taをほぼ一定であると考えると、センサ部
の測定温度Tsと、測定温度Tsの微分値と発熱量つま
り加熱電力Pによって電力の影響が測定温度に現れたと
きの測定温度が定まる。従ってこれらのデータから、系
の遅れ時間後の測定温度を予測することが出来る。本実
施例では、以上のような理論に基づいて精度よく測定温
度を予測しているものである。もちろん、室温を入力に
加えて予測演算を行っても良い。
【0029】図6は、第二の電力決定手段20の動作で
ある電力決定プログラムを示すフローチャートである。
使用者が加熱スイッチ17をオンして加熱を開始する
と、ステップ601で計時手段14は時間tを0に初期
設定し、動作のためのカウンタtiにtを代入する。次い
でステップ602で、電力値出力手段15は電力値Pi
として初期値Psを設定する。続いてステップ603で
温度測定手段11の温度データT(ti)を受け、ステップ
604・ステップ605でこの温度データT(ti)の微分
値T’(ti)を演算する。すなわち微分手段12が動作す
る。ステップ606で、予測手段16は入力値T(ti)、
T'(ti)とPiとからΔt秒後の測定温度Ti (ti+Δ
t)を予測する。次にステップ607でtがΔt以上か
どうかを確認し、Noの場合はステップ610へジャン
プし、Yesの場合はステップ608,ステップ609
を行う。すなわち、ステップ608,ステップ609は
最初の1サイクル目は行わない。ステップ608で電力
の決定を行う。すなわち、温度データT(ti)と1サイク
ル前に推定したTi(ti)と設定温度記憶手段9に記憶し
ている設定温度Tsに基づいて、第二の電力決定手段2
0に加熱コイル5に次の供給する電力P(ti+Δt)を決
定させる。
【0030】本実施例ではこの電力を次の数2の基準に
従って決定している。
【0031】
【数2】
【0032】(1)はΔt秒前に予測していた温度よりも
実際の測定温度が著しく低い場合に相当する。これは、
Δt秒の間に新たな付加の追加により付加温度が著しく
下がっていることを意味する。従って、測定温度に関わ
りなくフルパワーを印加して付加温度を上昇させるもの
である。(2)のときの設定は第一の実施例と同一の方式
としており、供給可能な電力は本実施例では0Wから1
200Wであり、従って0Wより小さい値や1200W
より大きな値はそれぞれ0W、1200Wとしてあつか
うものである。続いてステップ609で、電力値Piと
して前記P(ti)を採用する。ステップ610で計時手段
14が計時している時間tがti+Δt以上であるかどう
かをチェックし、チェックの結果がYESであれば次の
ステップに移る。
【0033】次にステップ611に進んでストップであ
るかどうかをチェックする。すなわち、使用者が加熱ス
イッチ17をオフしたかどうかをチェックしているもの
である。このチェックの結果がNOである場合には、前
記ステップ603からステップ610を繰り返して負荷
5の温度予測と電力値決定を続けるものである。
【0034】以上のように、本実施例によれば、測定温
度予測手段によって予測された温度と、所定時間後に測
定された温度を比較することで負荷状態の変化に素早く
対応できるものである。
【0035】
【発明の効果】以上にように、請求項1記載の発明によ
れば、負荷を加熱する加熱手段と、前記負荷の温度を測
定する温度測定手段と、前記温度測定手段の出力等に基
づいて所定時間後の前記負荷の温度を予測する負荷温度
予測手段と、前記負荷の状態設定に関する温度を記憶す
る設定温度記憶手段と、前記設定温度記憶手段及び負荷
温度予測手段の出力に応じて前記加熱手段に供給する電
力を決定する電力決定手段と、前記電力決定手段の出力
に応じて前記加熱手段に供給する電力を制御する制御手
段とを備えてなることにより、予測した負荷温度を基に
加熱電力を制御でき、負荷の温度制御を高精度で行う温
度制御装置を実現できるものである。
【0036】また、請求項2記載の発明によれば、特
に、負荷温度予測手段が温度測定手段、前記温度測定手
段の出力を1階微分する微分手段、2階微分する2階微
分手段、及び使用した電力値を出力する電力値出力手段
の出力に応じて負荷温度を予測してなることにより、負
荷の正確な温度予測を行うことができる温度制御装置を
実現できるものである。
【0037】また、請求項3記載の発明によれば、特
に、設定温度記憶手段が負荷の最適加熱に関する目標温
度を記憶してなることにより、負荷の正確な温度制御を
行うことができる温度制御装置を実現できるものであ
る。
【0038】また、請求項4記載の発明によれば、特
に、設定温度記憶手段が負荷の温度を間接的に測定して
なることにより、予測した測定温度を基に加熱電力を制
御でき、負荷の状態変化に応じた温度制御を高精度で行
う温度制御装置を実現できるものである。
【0039】また、請求項5記載の発明によれば、特
に、負荷温度予測手段が、温度測定手段、前記温度測定
手段の出力を1階微分する微分手段、使用した電力値を
出力する電力値出力手段の出力に応じて負荷温度を予測
してなることにより、正確な測定温度予測が行え、負荷
の状態変化に応じた温度制御を高精度で行う温度制御装
置を実現できるものである。
【0040】また、請求項6記載の発明によれば、特
に、電力決定手段が温度測定手段の出力にも応じてなる
ことにより、負荷の状態変化に応じた電力制御により温
度制御を高精度で行う温度制御装置を実現できるもので
ある。
【0041】また、請求項7記載の発明によれば、特
に、電力決定手段がニューラルネットワークにより演算
されてなることにより、温度予測の複雑な入出力関係を
容易に実現することができ、温度制御を高精度で行う温
度制御装置を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例である温度制御装置の構
成を示すブロック図
【図2】同、回路構成を示す回路図
【図3】同、負荷温度の予測と電力決定を示すフローチ
ャート
【図4】同、演算手段にニューラルネットワークを使用
した構成を示す説明図
【図5】本発明の第二の実施例である温度制御装置の構
成を示すブロック図
【図6】同、負荷温度の予測と電力決定を示すフローチ
ャート
【符号の説明】
3 鍋 4 負荷 5 加熱コイル(加熱手段) 6 インバータ回路 7 制御手段 8 負荷温度予測手段 9 設定温度記憶手段 10 電力決定手段 11 温度測定手段 12 微分手段 13 2階微分手段 14 計時手段 15 電力値出力手段 16 演算手段 20 第二の電力決定手段 26 第二の演算手段 28 測定温度予測手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負荷を加熱する加熱手段と、前記負荷の
    温度を測定する温度測定手段と、前記温度測定手段の出
    力等に基づいて所定時間後の前記負荷の温度を予測する
    負荷温度予測手段と、前記負荷の状態設定に関する温度
    を記憶する設定温度記憶手段と、前記設定温度記憶手段
    及び負荷温度予測手段の出力に応じて前記加熱手段に供
    給する電力を決定する電力決定手段と、前記電力決定手
    段の出力に応じて前記加熱手段に供給する電力を制御す
    る制御手段とを備えてなる温度制御装置。
  2. 【請求項2】 負荷温度予測手段は、温度測定手段、前
    記温度測定手段の出力を1階微分する微分手段、2階微
    分する2階微分手段、及び使用した電力値を出力する電
    力値出力手段の出力に応じて負荷温度を予測してなる請
    求項1記載の温度制御装置。
  3. 【請求項3】 設定温度記憶手段は、負荷の最適加熱に
    関する目標温度を記憶してなる請求項1記載の温度制御
    装置。
  4. 【請求項4】 温度測定手段は、負荷の温度を間接的に
    測定してなる請求項1記載の温度制御装置。
  5. 【請求項5】 負荷温度予測手段は、温度測定手段、前
    記温度測定手段の出力を1階微分する微分手段、使用し
    た電力値を出力する電力値出力手段の出力に応じて負荷
    温度を予測してなる請求項1記載の温度制御装置。
  6. 【請求項6】 電力決定手段は、温度測定手段の出力に
    も応じてなる請求項1記載の温度制御装置。
  7. 【請求項7】 電力決定手段は、ニューラルネットワー
    クにより演算されてなる請求項1記載の温度制御装置。
JP28940497A 1997-10-22 1997-10-22 温度制御装置 Pending JPH11126681A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28940497A JPH11126681A (ja) 1997-10-22 1997-10-22 温度制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28940497A JPH11126681A (ja) 1997-10-22 1997-10-22 温度制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11126681A true JPH11126681A (ja) 1999-05-11

Family

ID=17742804

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28940497A Pending JPH11126681A (ja) 1997-10-22 1997-10-22 温度制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11126681A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007115515A (ja) * 2005-10-20 2007-05-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 誘導加熱調理器
JP2008535047A (ja) * 2005-03-25 2008-08-28 エル ラブ コーポレーション 加熱部材の温度制御装置とその方法
US20100133260A1 (en) * 2008-12-02 2010-06-03 Whirlpool Corporation Method for controlling an induction heating system of a cooking appliance
JP2011059739A (ja) * 2009-09-04 2011-03-24 Fujitsu Ltd 温度予測装置、温度予測方法および温度予測プログラム
CN106308448A (zh) * 2015-06-17 2017-01-11 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 电烹饪器的保温控制方法、装置和电烹饪器

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008535047A (ja) * 2005-03-25 2008-08-28 エル ラブ コーポレーション 加熱部材の温度制御装置とその方法
JP2007115515A (ja) * 2005-10-20 2007-05-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 誘導加熱調理器
US20100133260A1 (en) * 2008-12-02 2010-06-03 Whirlpool Corporation Method for controlling an induction heating system of a cooking appliance
US8530805B2 (en) * 2008-12-02 2013-09-10 Whirlpool Corporation Method for controlling an induction heating system of a cooking appliance
JP2011059739A (ja) * 2009-09-04 2011-03-24 Fujitsu Ltd 温度予測装置、温度予測方法および温度予測プログラム
CN106308448A (zh) * 2015-06-17 2017-01-11 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 电烹饪器的保温控制方法、装置和电烹饪器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102193443B (zh) 用于控制加热器的加热器控制器、图像形成设备和方法
CN102301823B (zh) 感应加热烹调器
JP5629031B1 (ja) 調理器
US20080121633A1 (en) Temperature Control for an Inductively Heated Heating Element
US20140027443A1 (en) Induction heating cooker and control method thereof
CN106527541B (zh) 用于烹调及/或加热食品的电气装置
JPH11126681A (ja) 温度制御装置
US7112767B2 (en) Controlling apparatus of an electric oven and controlling method of the same
JP2019200002A (ja) 加熱調理装置
JP3713784B2 (ja) 温度制御装置
JP2002119421A (ja) 電気炊飯器
JP2004139830A (ja) 誘導加熱調理器
JPS6031172A (ja) 複写機のウォ−ムアップ時間予測装置
JP3834753B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP3671331B2 (ja) 高周波加熱装置
JPH1099195A (ja) 調理器
KR100828642B1 (ko) 전기압력밥솥의 예약취사 제어방법
KR910011087A (ko) 전자렌지
JPH0317425A (ja) 加熱調理器
CN110619414B (zh) 时间预测方法、装置及计算机存储介质
JPH01300125A (ja) 加熱調理器
JPH0514473Y2 (ja)
JPS6310552B2 (ja)
JPH11162624A (ja) インバータ装置
JP2000252053A (ja) 誘導加熱調理器

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Effective date: 20050624

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060221

A521 Written amendment

Effective date: 20060417

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060718

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061114