JP5735639B2 - 温度の推定 - Google Patents

温度の推定 Download PDF

Info

Publication number
JP5735639B2
JP5735639B2 JP2013510714A JP2013510714A JP5735639B2 JP 5735639 B2 JP5735639 B2 JP 5735639B2 JP 2013510714 A JP2013510714 A JP 2013510714A JP 2013510714 A JP2013510714 A JP 2013510714A JP 5735639 B2 JP5735639 B2 JP 5735639B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
heating element
power
heated
control unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013510714A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013529305A (ja
Inventor
マルセル スラデセク
マルセル スラデセク
ミハエル トルク
ミハエル トルク
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Koninklijke Philips NV
Koninklijke Philips Electronics NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koninklijke Philips NV, Koninklijke Philips Electronics NV filed Critical Koninklijke Philips NV
Publication of JP2013529305A publication Critical patent/JP2013529305A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5735639B2 publication Critical patent/JP5735639B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01KMEASURING TEMPERATURE; MEASURING QUANTITY OF HEAT; THERMALLY-SENSITIVE ELEMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01K7/00Measuring temperature based on the use of electric or magnetic elements directly sensitive to heat ; Power supply therefor, e.g. using thermoelectric elements
    • G01K7/42Circuits effecting compensation of thermal inertia; Circuits for predicting the stationary value of a temperature
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47JKITCHEN EQUIPMENT; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; APPARATUS FOR MAKING BEVERAGES
    • A47J36/00Parts, details or accessories of cooking-vessels
    • A47J36/32Time-controlled igniting mechanisms or alarm devices
    • A47J36/321Time-controlled igniting mechanisms or alarm devices the electronic control being performed over a network, e.g. by means of a handheld device
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01KMEASURING TEMPERATURE; MEASURING QUANTITY OF HEAT; THERMALLY-SENSITIVE ELEMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01K2207/00Application of thermometers in household appliances
    • G01K2207/02Application of thermometers in household appliances for measuring food temperature
    • G01K2207/06Application of thermometers in household appliances for measuring food temperature for preparation purposes

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Electric Stoves And Ranges (AREA)
  • Cookers (AREA)
  • Control Of Resistance Heating (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials Using Thermal Means (AREA)

Description

本発明は、温度を推定する方法に関する。より詳細には、本発明は、加熱動作の間に加熱要素に供給された電力に基づく温度の推定に関する。
広範囲の台所器具は、ケトル、スチーマ、炊飯器、フードプロセッサ、スープ加温器等のような加熱要素を含む。斯様な器具において、加熱が不十分にならないこと又は加熱し過ぎないことを保証するために、多くの場合、食品が加熱される温度を正確に制御することが望ましい。この目的のために、加熱器具は、典型的には、加熱要素の温度をモニタするために温度センサを備えている。加熱要素への電源供給は、予め決められた範囲内においてこの温度を維持するために制御される。
図1は、食品を加熱するための従来のシステムを示している。このシステムは、調理表面101を有し、この下に加熱要素102が配置されている。温度センサ103は、加熱要素102の温度をモニタするように構成されている。システムは、加熱要素102に電力を供給するための電源104と、温度センサ103から温度を読み取るための制御ユニット105とを更に有し、ディスプレイ106上に温度を表示する。加熱されるべき材料108(即ち調理されるべき食品)は、加熱要素102によって加熱される容器107内に入れられる。
追加の温度センサ109は、容器107の内表面に設けられる。この追加の温度センサ109は、RFIDタグ(図示省略)に接続され、このRFIDタグは、食品108の現在の温度に関する情報を無線データ接続110を介して制御ユニット105に送信する。そして、制御ユニットは、ユーザが食品108の現在の温度をモニタすることを可能にするために、食品108の現在の温度をディスプレイ106上に表示し得る。しかしながら、このシステムのコスト及び複雑さは、追加の温度センサ109及び制御ユニット105への接続110を設ける必要性により増大する。
米国特許出願公開第2008/0237215号明細書は、調理装置を制御する方法を開示しており、調理装置において、負荷があるときには熱源のデューティサイクルが増大し、負荷がないときには削減される。独国特許第19609116号明細書は、食品の中核温度が測定される、食品を調理する方法を開示している。米国特許出願公開第2010/0012645号明細書は、オーブンで使用する温度プローブを開示しており、このプローブは、トランスミッタとこのトランスミッタに給電するための熱発生装置とを含む。
本発明は、既知の装置に固有の欠点に対処することを目的としている。
本発明によれば、請求項1による、加熱される材料の温度を推定する方法、及び、請求項9による、加熱される材料の温度を推定するための装置が提供される。
本発明によれば、加熱される材料の温度を推定する方法であって、測定された温度に依存して加熱要素に電力を供給するステップと、供給される電力量が時間とともに変化する割合を計算するステップと、加熱される材料の熱特性に関するパラメータの値を決定するために、計算された割合を複数の既知の値と比較するステップと、前記パラメータの決められた値に基づいて、推定温度を計算するステップとを有する、方法が提供される。
電力を加熱要素に供給するステップは、測定された温度に依存して、供給電力をオン及びオフに繰り返し切り替えるステップを有し得る。
本方法は、供給される電力量が時間とともに変化する割合を計算する前に、供給電力に関する記録データに移動平均フィルタを適用するステップを更に有する。
推定温度は、式
Figure 0005735639
に基づいて計算され得る。ここで、Tは、推定温度であり、Tは、開始温度であり、Tは、設定温度であり、tは、加熱の開始からの経過時間であり、Bは、加熱される材料の熱特性に関するパラメータである。
測定された温度は、加熱要素の温度、又は、加熱要素と、加熱される材料を含む容器、例えば調理面との間の接合層の温度であり得る。
電力を加熱要素に供給するステップは、測定された温度の値を予め決められた温度範囲内に維持するように電力を供給するステップを有し得る。
本方法は、供給される電力量が時間とともに変化する、計算された割合の変化を検出することにより、加熱される材料の温度降下を検出するステップを更に有し得る。
本方法は、温度降下の前後の供給電力に関する記録データに基づいて、温度降下を検出した後の推定温度を再計算するステップを更に有し得る。
本発明によれば、加熱される材料の温度を推定するための装置であって、加熱されるべき材料を入れるように構成された容器と、加熱要素と、前記加熱要素に電力を供給するように構成された電源と、温度を測定するように構成された温度センサと、測定された温度に依存して前記加熱要素への電力の供給を制御するように構成された制御ユニットとを有し、前記制御ユニットは、供給される電力量が時間とともに変化する割合を計算するように構成された第1の計算部と、加熱される材料の熱特性に関するパラメータの値を決定するために、計算された割合を複数の既知の値と比較するように構成された比較部と、前記パラメータの決められた値に基づいて、推定温度を計算するように構成された他の計算部とを有する、装置も提供される。
本装置は、電源と加熱要素との間に接続されたスイッチングユニットを更に有し、前記スイッチングユニットは、電力が加熱要素に供給されるON状態と、電力が加熱要素に供給されないOFF状態との間で切り替え可能であり、前記制御ユニットは、測定された温度に依存して、ON状態とOFF状態との間で前記スイッチングユニットを繰り返し切り替えるように構成され得る。
制御ユニットは、更に、供給される電力量が時間とともに変化する割合を計算する前に、供給電力に関する記録データに移動平均フィルタを適用するように構成され得る。
温度センサは、加熱要素の温度、又は、加熱要素と、調理面のような容器との間の接合層の温度を測定するように加熱要素に近接近して配置され得る。
制御ユニットは、測定された温度の値を予め決められた温度範囲内に維持するように加熱要素に電力を供給するように構成され得る。
制御ユニットは、供給される電力量が時間とともに変化する、計算された割合の変化を検出することにより、加熱される材料の温度降下を検出するように構成され得る。
制御ユニットは、更に、温度降下の前後の供給電力に関する記録データに基づいて、温度降下を検出した後に推定温度を再計算するように構成され得る。
本発明の実施形態は、添付図面を参照して述べられるだろう。
加熱材料の温度を測定するための従来のシステムを概略的に示す。 本発明の一実施形態によるシステムを示す。 本発明の一実施形態による、加熱要素及び加熱される材料に関する温度対時間のプロットを示すグラフである。 図3に示された加熱動作の間に加熱要素に供給された電力を示すグラフである。 本発明の一実施形態による、加熱材料の異なる量に関するフィルタされた電力曲線を示すグラフである。 本発明の一実施形態による、時間に対する推定温度及び実際の温度の曲線を示すグラフである。 本発明の一実施形態による、加熱材料の温度を推定する方法を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態による、加熱動作の間の温度降下を示す。 図8に示された加熱動作の間に加熱要素に供給された電力を示すグラフである。 図8に示された加熱動作に関するフィルタされた電力曲線を示すグラフである。 本発明の一実施形態によるシステムを概略的に示す。 本発明の一実施形態によるシステムを概略的に示す。 本発明の一実施形態によるシステムを概略的に示す。
図2によれば、システムは、本発明の一実施形態に従って示される。本システムは、加熱面201,加熱要素202,温度センサ203,電源204,制御ユニット205及びディスプレイ206を有する。容器207は、容器207の内容物208を加熱するために加熱面201と接触して配置される。本実施形態において、内容物208は、液体を有するが、他の実施形態において、内容物が固体又は液体と固体の混合物を有してもよい。
本システムは、電源204と加熱要素202との間に接続されたスイッチングユニット209を更に有する。制御ユニット205は、温度センサ203により検知された温度に従って、加熱要素202への電力の供給を間欠的に遮断するようにスイッチングユニット209を制御するように構成される。この態様で間欠的に電力を供給することにより、加熱要素202の温度は、所望の温度範囲内に維持され得る。加熱要素に近接近した材料の燃焼をもたらし得る温度オーバーシュートも阻止され得る。この技術は、後により詳細に述べられるだろう。
図1に示された従来のシステムとは異なり、本実施形態において、内容物208の温度を直接検知するために設けられた温度センサはない。代わりに、加熱電力曲線と内容物208の熱特性との間の相関に関する情報を格納するためにメモリ210が設けられる。制御ユニット205は、加熱の間に加熱要素202に供給される電力をモニタし、この情報を、内容物208の熱特性について記述するパラメータの値を推定するためにメモリ210に格納された情報と組み合わせて用いるように構成される。そして、制御ユニット205は、内容物208の推定された現在温度を計算し、この推定された現在温度をディスプレイ206上に表示することができる。
それ故、本実施形態において、制御ユニット205は、内容物208と直接接触して設けられる追加の温度センサを必要とすることなく、加熱される内容物208の現在温度を導出することができる。更に、容器がユニットハウジングとは別個のユニットとして設けられる実施形態において、加熱要素及び他の部品、容器と制御ユニットとの間の無線接続は省略され得る。
制御ユニット205が内容物208の推定される現在温度を計算し得る方法が図3〜6を参照して述べられるだろう。
図3によれば、本発明の一実施形態による、加熱要素及び加熱される材料に関する時間対温度の曲線を示すグラフが示されている。第1の曲線301は、加熱要素に近接近して配置された温度センサにより検出された温度を示している(図2の温度センサ203参照)。この温度は、制御ユニットが加熱要素の測定された温度に従って供給電力をオン又はオフに切り替えるので、加熱要素に間欠的に供給される電力の結果として上昇及び降下を繰り返し行う。
第2の曲線302は、加熱要素により加熱される容器の内容物の温度を示している。この曲線は、参照のために与えられ、加熱される材料と直接接触して配置された追加の温度センサによる較正手順の間に得られる。通常の加熱動作の間において、この追加の温度センサは省略され得る(図2参照:図2において、内容物208の温度を直接測定するための温度センサは設けられていない)。
図3に示されるように、加熱される材料(第2の曲線302参照)は、加熱要素(第1の曲線301参照)よりも低い温度のままであり、加熱要素ほど急速ではなく温度を変化させる。それ故、加熱要素の既知の温度から加熱材料の温度を直接計算することはできない。しかしながら、ユーザは、加熱要素自体よりも加熱材料(例えば、スープ、ライス、パスタ等のような食品)の現在温度を知ることについてより関心があるかもしれない。本発明の実施形態は、加熱材料の熱特性に依存して変化する、加熱要素に供給される電力をモニタすることにより加熱材料の現在温度が推定されることを可能する。
図4によれば、図3に示された加熱動作の間に加熱要素に供給される電力を示すグラフが示されている。図4に示されるように、電力は、スイッチングユニットが制御ユニットにより繰り返しオン及びオフに切り替えられるので、間欠的に供給される。より詳細には、制御ユニットは、加熱要素の測定された温度が或るレベルまで降下すると次のパルスが供給されるように、加熱要素を急速に加熱するために短パルスの電力を供給するように構成される。加熱の最初のステージの間において、加熱されるべき材料が低い温度である場合には比較的高い量のエネルギを供給する必要がある。それ故、比較的長い期間のパルスがこのステージで適用される。更に、最初の加熱の間、容器及び内容物は、加熱要素と比較して冷たい。それ故、加熱要素の温度は、電力が供給されないときには、エネルギが容器及び内容物に迅速に伝達されるので、急速に降下する。これは、加熱の最初のステージの間に高周波で与えられるパルスをもたらす。
内容物が所望のターゲット温度に達した場合には(本実施形態においては約50℃)、内容物及び加熱要素は、温度的に近くなり、従って、熱は、加熱要素から急速に離れるように伝導される。それ故、加熱要素の温度を或る温度範囲内に維持するためにあまりエネルギを必要としない。それ故、内容物がターゲット温度に近づくにつれて、パルスの期間及び周波数は削減される。
前記の説明から、加熱の間に電力が加熱要素に供給される割合が、加熱される材料の熱慣性に依存して変化することが理解され得る。例えば、高い特定の熱容量及び低い熱伝導性をもつ材料は、低い特定の熱容量及び高い熱伝導性をもつ材料よりも、特定の温度まで加熱されるためにより多くのエネルギを必要とするだろう。
図5によれば、本発明の一実施形態による、加熱された材料の異なる容量に関するフィルタされた電力曲線を示すグラフが示されている。フィルタされた電力曲線は、図4に示されたもののような供給電力データに移動平均フィルタを適用することにより取得され得る。移動平均は、フローティング平均(floating average)又はローリング平均(rolling average又はrolling mean)であってもよい。本実施形態において、移動平均は、現在のポイントの或る距離の範囲内の全てのポイントの平均値をとることにより、曲線上の各ポイント(即ち時間的な各ポイント)に対して計算される。当業者は、移動平均フィルタを適用するための種々の方法を認識するだろう。従って、詳細な説明は、簡潔さを維持するためにここでは省略されるだろう。
移動平均フィルタの適用は、図4に示された電力曲線を滑らかにするという効果があり、周期的な変動を実質的に除去する。それ故、図5のフィルタされた電力曲線は、加熱された材料がターゲット温度に近づくにつれて、加熱要素に供給された電力量が時間とともにどのように減少するかについての明確な指標を与える。
前記で示されたように、供給される電力量が減少する割合は、加熱される材料の熱慣性に依存するだろう。熱慣性は、材料の容量、特定の熱容量及び熱伝導性のようなファクタを考慮する。例えば、大量の水は、より多くのエネルギがより大きな容量を所与の温度まで加熱するために必要とされるので、少ない容量よりも高い熱慣性をもつだろう。図5において、第1のフィルタされた電力曲線501は、1リットルの水を加熱する間に供給された電力に対応し、第2のフィルタされた電力曲線502は、0.5リットルの水を加熱する間に供給された電力に対応し、第3のフィルタされた電力曲線503は、0.2リットルの水を加熱する間に供給された電力に対応する。各曲線は、勾配を計算するために、図5中の点線により示されるような直線にフィルタされ得る。本実施形態において、0.5リットル又は1リットルよりも0.2リットルの水を迅速に加熱し、それ故に供給される電力がより急速に減少するので、第3の曲線503は、最も高い(即ち最もネガティブな)勾配をもつ。
材料の任意の所与のタイプ及び/又は容量は、その材料の熱慣性について記述する熱パラメータBにより特徴付ける。Bの値は、加熱される材料だけでなく、材料を入れる容器の熱特性のような他のファクタにも依存し得る。熱パラメータBの特性値を示すのと同様に、特定の材料は、フィルタされた曲線(図5)上の特徴のある勾配を示してもよい。それ故、較正プロセスが実行され、較正プロセスにおいて、基準値が、熱パラメータBとフィルタされた電力勾配との双方に関する異なるサンプルに対して取得される。本発明の実施形態において、これらの基準値は、不揮発性メモリ(図2のメモリ210参照)内のルックアップテーブル内に格納され得る。
図6によれば、本発明の一実施形態による、時間に対する推定温度及び実際の温度の曲線を示すグラフが示されている。第1の曲線601(実線)は、加熱される材料の実際の温度に関する測定データを示すのに対し、第2の曲線602(鎖線)は、本発明の一実施形態により取得された推定温度データを示す。推定温度曲線602は、制御ユニットが、加熱動作の間の加熱要素に供給される電力をモニタし、供給電力データに移動平均フィルタを適用し、フィルタ電力曲線の勾配を計算し、計算された勾配に関連付けられた熱パラメータBの値を得るためにメモリに格納されたルックアップテーブルを参照することにより取得され得る。本実施形態において、値が熱パラメータBに対して取得されると、所与の時間t(即ち、加熱動作を開始した後の時間)での推定温度Tが、式
Figure 0005735639
を用いることにより取得され得る。ここで、Tは、開始温度であり、Tは、(ユーザにより設定され得る)設定温度である。
本実施形態において、開始温度Tは、加熱動作の開始時(即ちt=0)に温度センサにより測定された温度である。t=0では、加熱要素は、オンに切り替えられず、冷たい状態である。結果として、加熱要素の温度は、t=0での測定された温度に大きな影響を与えない。それ故、測定された開始温度は、温度センサが内容物にも加熱要素にも良好に熱接触するように構成されるので、内容物の実際の温度に密接に対応し得る。
しかしながら、本発明の他の実施形態においては、開始温度を測定するステップは省略され得る。例えば、本発明の或る実施形態は、典型的には特定の温度で格納される、特定のタイプの材料で使用するために設計されてもよい。斯様な場合において、制御ユニットは、開始温度がこの特定の温度に対応するものと推定するように構成され得る。例えば、システムが食品を冷凍から加熱されるように設計される場合には、開始温度は−17℃であると推定され得る。システムが典型的には冷蔵庫に格納された冷蔵食品を加熱するように設計される場合には、開始温度は、2℃であると推定され得る。システムが典型的には室温で格納された食品を加熱するように設計される場合には、開始温度は20℃になるように設計され得る。
図6に示されるように、加熱される材料の推定温度は、任意のポイントでの実際の(即ち測定された)温度との良好な一致を示す。加熱の最初のステージにおける僅かな不一致は、本実施形態において、制御ユニットが加熱要素を制御することにより用いられたオーバーシュートアルゴリズムに起因する。
較正プロセスの間、Bの値は、材料の各タイプ及び/又は容量に対して経験的に決定され得る。詳細には、較正の間、加熱曲線は、材料の温度を直接測定することにより取得され得る。そして、前記の式を用いて、実際に測定された温度曲線に最もフィットするBの値が決定され得る。
本発明の特定の実施形態において、制御ユニットは、推定された温度を計算する前に予め決められた数のデータポイントが記録されるまで待つように構成され得る。これは、推定温度が所望の精度で計算されることを保証する。一例として、制御ユニットは、数百のデータポイントが記録されるまで待ち得る。
本実施形態において、制御ユニットは、5Hz(即ち0.2秒毎)のサンプリングレートで供給電力に関するデータを記録するように構成され、制御ユニットは、電力が加熱要素に供給されるレベルを記録する。制御ユニットは、加熱要素の約3つのオン/オフサイクルの後に推定温度を計算し始めるように更に構成される。図3及び図4に示されるように、本実施形態において、これらのサイクルは、約25秒の期間をもち、推定温度を計算する前に約375のデータポイントが記録されるまで制御ユニットが待つことを意味する。そして、制御ユニットは、更新された温度推定をユーザに定期的に与えるために、規則的な間隔で推定温度を再計算する。
しかしながら、本発明の他の実施形態において、制御ユニットは、推定温度を表示するためにユーザ要求に応答して推定温度のみを計算するように構成されてもよい。代わりに、本発明の他の実施形態は、推定温度をユーザに対して表示するのではなく、代わりに、例えば推定温度を一定値に維持するためのフィードバックループを用いることにより、推定温度に基づいて加熱動作を自動的に変更してもよい。
図7によれば、本発明の一実施形態による、加熱された材料の温度を推定する方法を示すフローチャートが示されている。ステップS701から開始して、システムは、食品を所望の温度まで加熱するために加熱動作を開始する。次に、ステップS702に移行し、システムは、加熱要素に供給される電力をモニタする。本実施形態において、供給される電力のモニタリングは、電力が加熱要素に現在供給されているレベルを周期的に記録することを有する。或る時間期間に渡る複数の値を記録することにより、システムは、供給電力が時間とともにどのように変化するかを示すデータのセットを蓄積する。
次に、ステップS703では、システムは、供給電力が時間とともに変化する割合を計算するために供給電力に関する記録データを処理する。本実施形態において、このステップは、電力がオン/オフで循環された場合の大きな変動を実質的に滑らかにするために移動平均フィルタを記録データに適用することを有する。移動平均フィルタを適用した後、システムは、フィルタされた電力曲線(図5)に対するベストフィットを提供する直線の勾配を計算する。
次に、ステップS704では、システムは、ステップS703に計算された割合に対応する熱パラメータBの値を見つけるために、メモリに格納されたルックアップテーブルに問い合わせを行う。最後に、ステップS705では、システムは、加熱される材料の推定された現在の温度を計算するために、Bのこの取り出された値を用いる。そして、システムは、この推定温度をユーザに表示し得る。特定の実施形態において、推定温度を表示するのに加えて又はその代わりに、推定温度は、加熱された材料を所望の温度に正確に維持するために加熱要素の制御を調節するために用いられ得る。
図8によれば、本発明の一実施形態による、加熱動作の間の温度降下を示すグラフが示されている。加熱動作は、図3及び図4に関して前に述べられたものと多くの点で類似し、従って、詳細な説明は、簡潔さを維持するためにここでは省略されるだろう。手短に言うと、図8は、加熱動作の間に加熱要素の温度を示す第1の曲線801と、加熱される材料の測定された温度を示す第2の曲線802とを示す。
本実施形態において、約500sにおいて、加熱される材料の温度は、約5℃だけ突然低下する。これは、加熱容器への冷たい材料の追加によるものである。更に、図8に示されるように、冷たい材料の追加が加熱要素の温度にあまり影響しないか又は影響しないので、加熱要素の温度(第1の曲線801参照)をモニタすることによってはこの温度降下を単純に検出することはできない。しかしながら、加熱された材料の温度の対応する低下は、図9及び図10を参照して述べられるように、加熱要素に供給される電力をモニタすることにより検出され得る。
図9は、図8に示された加熱動作の間に加熱要素に供給される電力を示している。約500sでの破線は、追加の冷たい材料が加熱される材料に追加されるポイントを示す。これは、加熱されるべき材料の量の増大をもたらし、温度の全体的な減少も同様であるので、材料をターゲット温度まで戻してこれをターゲット温度で維持するためにより多くの電力を供給することが必要になる。それ故、約500sでの冷たい材料の追加の後に、加熱要素に供給された電力のパルス周波数の対応する増大が続く。
図10は、図9において示されたデータに移動平均フィルタを適用することにより取得された、図8に示された加熱動作に関するフィルタされた電力曲線を示している。約500sの冷たい材料の追加の後にフィルタされた電力信号の顕著な増大がある。それ故、加熱要素を制御するために設けられた温度センサが温度降下を直接検出するのに十分敏感ではない場合であっても、システムは、温度降下を検出し、この温度降下をユーザに示すようにディスプレイを制御することができる。
温度降下を検出した後、システムは、推定温度を再計算し得る。本実施形態において、制御ユニットは、温度降下が検出された後、電力供給のオン/オフサイクルが完了するまで待つように構成される。このポイントでは、移動平均フィルタは、温度降下が検出されたポイントの前後の双方からのデータに適用され、推定温度は、生ずるフィルタされた電力曲線に基づいて計算される。
それ故、制御ユニットは推定温度を計算する前に加熱動作の開始時の幾つかのオン/オフサイクルを待ち得るが、温度降下が検出されたときには、更新された温度がより迅速に計算され得る。これは、温度降下の前に供給電力データが利用可能であるのに対し、斯様なデータは加熱動作の開始前に利用可能ではないためである。
一例として、制御ユニットは、熱パラメータBの値が温度降下前から変化しないことを推定することにより、温度降下直後に新たな推定温度を計算するように構成され得る。より多くのデータが蓄積されるので、制御ユニットは、温度降下後(例えば温度降下の後の3回のオン/オフサイクルの後)に勾配を再計算し、熱パラメータBの更新された値を取り出し得る。
図11によれば、本発明の一実施形態によるシステム1100が概略的に示されている。図11の明確さのために、制御ユニット、電源、ディスプレイ、メモリ及びスイッチングユニット(図2参照)のような要素は、単一の制御ブロック1105として示されている。システム1100は、調理されるべき食品1103を入れる容器1102を受けるための凹部により形成された本体部1101を有する。本実施形態において、容器1102は、例えば容器が容易に空にされてクリーニングされることを可能にするために、容器が除去され得るように本体部1101とは別個に形成される。しかしながら、他の実施形態において、容器は、本体と一体的に形成されてもよい。図11に示されたもののようなシステムは、本体部1101が特定の容器1102だけを受けるように適合され得るという利点を提供し得る。この態様において、同一の容器1102が加熱動作の間に常に用いられ、従ってシステムがこの特定の容器1102に対して正確に較正され得ることが保証される。それ故、容器の熱特性が実質的に一定であり、従ってフィルタされた電力曲線(図5参照)の勾配の任意の変化が食糧1103に起因し得るので、加熱される材料(即ち、食料1103)の現在の温度が計算され得る精度が向上する。
図12によれば、本発明の一実施形態によるシステムが示されている。本実施形態において、システムの加熱面1201は、電気ホブのような調理面を有し、容器1207は、ソースパンを有する。このシステムは、異なる容器の範囲が用いられることを可能にし得る。フィルタされた電力曲線(図5参照)の測定された勾配が容器の熱特性にも加熱される材料にも依存し得るので、特定の実施形態において、システムは、異なる容器が類似の熱特性をもつように構成される、特定の範囲の調理器具からの容器とともに使用するように制限されてもよい。
図13によれば、本発明の一実施形態によるシステムが示されている。システムは、図12に示されたものと類似するが、容器1307が容器1307に関する情報を無線データ接続1303を介して制御ブロック1305に出力するためのRFIDタグ1302を有する点で異なる。このシステムは、それぞれが実質的に異なる熱特性をもつ、複数の異なる容器とともに使用するのに適し得る。RFIDタグ1302は、特定の容器1307を識別するための、又は、容器1307の熱特性に関する特定の情報を提供するための情報を格納し得る。制御ブロック1305は、この情報をRFIDタグ1302から受信し、受信した情報に基づいてフィルタされた電力曲線(図5参照)の測定された勾配を解釈し得る。例えば、システムの設定の間、ルックアップテーブルには、特定の容器1302が属するクラスを識別する情報を与えるRFIDタグ1302により、異なるクラスの容器に対応する複数のデータが与えられ得る。そして、制御ブロック1305は、識別されたクラスに対応するルックアップテーブルの特定のセクションをサーチするように構成され得る。
このシステムは、実質的に異なる熱特性をもつ容器が用いられた場合であっても、システムは、使用される特定の容器を識別するために用いられ得る情報を受信することにより、加熱される材料の推定された現在の温度を依然として正確に計算することができるという利点を提供することができる。本例において、この情報は、RFIDタグに格納されるが、当業者は、他の構成が用いられてもよいことを理解するだろう。例えば、容器1307及び加熱面は、制御ブロック1305と容器1307内のメモリユニットとの間の直接有線接続を形成するための金属間接触を備えてもよい。
本発明の特定の実施形態が前述されたのに対し、特許請求の範囲により規定された本発明の範囲内にある一方で多くのバリエーション及び変更が可能であることが当業者にとって明らかになるだろう。
例えば、本発明の実施形態は、加熱要素が電源への接続をオン又はオフに繰り返し切り替えることにより制御されることについて述べられた。しかしながら、他の実施形態において、可変電源が用いられてもよく、この場合においては、スイッチングユニットが省略され、制御ユニットは、電源を直接制御し得る。斯様な実施形態において、時間に対する供給電力の曲線から直接的に勾配を計算することも可能であり、従って、移動平均フィルタを適用するステップが省略され得る。更に、勾配が計算され得る滑らかな曲線を生成するために幾つかのオン/オフサイクルを待って移動平均フィルタを適用する必要がない。それ故、スイッチング電源が用いられる実施形態と比較して、加熱動作においてより早く、及び、温度降下後により迅速に、推定温度を計算することが可能であり得る。
加えて、本発明の実施形態は、加熱要素の温度を測定するために、温度センサが加熱要素に近接近して設けられることについて述べられた。しかしながら、他の実施形態において、温度センサが加熱要素自体の温度を直接測定しなくてもよい。例えば、温度センサは、温度センサがエアギャップにより加熱要素から分離された場合に、加熱要素の温度よりも僅かに小さい温度を測定してもよい。較正の間及び通常使用の間に類似の位置で温度が検知されたことが与えられた場合には、斯様な差異が考慮されてもよく、温度が推定される精度に不利な影響を与えない。
更に、本発明の実施形態は調理器具に関して述べられたが、他の実施形態において、加熱される材料が食料ではなくてもよい。例えば、本発明の実施形態は、加熱される材料が水を有するフェイシャルスチーマを有してもよい。概して、本発明の実施形態は、任意の加熱される材料の温度が推定されることを可能にし得る。
"有する"という動詞の使用及びその活用は、請求項及び詳細な説明に記載されたもの以外の要素の存在を除外するものではない。要素又はステップの単数表記の使用は、斯様な要素又はステップの複数の存在を除外するものではない。図面及び詳細な説明は、単なる例示として考慮されるべきであり、本主題を限定するものではない。請求項中の任意の参照符号は、その範囲を限定するものとして考慮されるべきではない。

Claims (15)

  1. 加熱される材料の温度を推定する方法であって、
    測定された温度に依存して加熱要素に電力を供給するステップと、
    供給される電力量が時間とともに変化する割合を計算するステップと、
    加熱される材料の熱特性に関するパラメータの値を決定するために、計算された割合を前記割合の複数の既知の値と比較するステップと、
    前記パラメータの決められた値に基づいて、推定温度を計算するステップとを有し、
    前記割合の既知の値は、前記パラメータの対応する既知の値とともにメモリに格納される、方法。
  2. 電力を加熱要素に供給するステップは、測定された温度に依存して、供給電力をオン及びオフに繰り返し切り替えるステップを有する、請求項1に記載の方法。
  3. 供給される電力量が時間とともに変化する割合を計算する前に、前記供給電力に関する記録データに移動平均フィルタを適用するステップを更に有する、請求項2に記載の方法。
  4. 前記推定温度は、式
    Figure 0005735639
    に基づいて計算され、ここで、Tは、推定温度であり、Tは、開始温度であり、Tは、設定温度であり、tは、加熱の開始からの経過時間であり、Bは、加熱される材料の熱特性に関するパラメータである、請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記測定された温度は、加熱要素の温度、又は、前記加熱要素と、前記加熱される材料を含む容器、例えば調理面との間の接合層の温度である、請求項1〜4のうちいずれか一項に記載の方法。
  6. 電力を加熱要素に供給するステップは、前記測定された温度の値を予め決められた温度範囲内に維持するように電力を供給するステップを有する、請求項1〜5のうちいずれか一項に記載の方法。
  7. 供給される電力量が時間とともに変化する、計算された割合の変化を検出することにより、前記加熱される材料の温度降下を検出するステップを更に有する、請求項1〜6のうちいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記温度降下の前後の前記供給電力に関する記録データに基づいて、前記温度降下を検出した後の前記推定温度を再計算するステップを更に有する、請求項7に記載の方法。
  9. 加熱される材料の温度を推定するための装置であって、
    加熱されるべき材料を入れるように構成された容器と、
    加熱要素と、
    前記加熱要素に電力を供給するように構成された電源と、
    温度を測定するように構成された温度センサと、
    メモリと、
    測定された温度に依存して前記加熱要素への電力の供給を制御するように構成された制御ユニットとを有し、
    前記制御ユニットは、
    供給される電力量が時間とともに変化する割合を計算するように構成された第1の計算部と、
    加熱される材料の熱特性に関するパラメータの値を決定するために、計算された割合を前記割合の複数の既知の値と比較するように構成された比較部と、
    前記パラメータの決められた値に基づいて、推定温度を計算するように構成された他の計算部とを有し、
    前記割合の既知の値は、前記パラメータの対応する既知の値とともに前記メモリに格納される、装置。
  10. 前記電源と前記加熱要素との間に接続されたスイッチングユニットを更に有し、
    前記スイッチングユニットは、電力が加熱要素に供給されるON状態と、電力が加熱要素に供給されないOFF状態との間で切り替え可能であり、
    前記制御ユニットは、測定された温度に依存して、ON状態とOFF状態との間で前記スイッチングユニットを繰り返し切り替えるように構成される、請求項9に記載の装置。
  11. 前記制御ユニットは、更に、供給される電力量が時間とともに変化する割合を計算する前に、前記供給電力に関する記録データに移動平均フィルタを適用するように構成される、請求項10に記載の装置。
  12. 前記温度センサは、前記加熱要素の温度、又は、前記加熱要素と、調理面のような前記容器との間の接合層の温度を測定するように前記加熱要素に近接近して配置される、請求項9〜11のうちいずれか一項に記載の装置。
  13. 前記制御ユニットは、前記測定された温度の値を予め決められた温度範囲内に維持するように前記加熱要素に電力を供給するように構成される、請求項9〜12のうちいずれか一項に記載の装置。
  14. 前記制御ユニットは、供給される電力量が時間とともに変化する、計算された割合の変化を検出することにより、前記加熱される材料の温度降下を検出するように構成される、請求項9〜13のうちいずれか一項に記載の装置。
  15. 前記制御ユニットは、更に、前記温度降下の前後の前記供給電力に関する記録データに基づいて、前記温度降下を検出した後に前記推定温度を再計算するように構成される、請求項14に記載の装置。
JP2013510714A 2010-05-20 2011-05-18 温度の推定 Expired - Fee Related JP5735639B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP10163440A EP2388564A1 (en) 2010-05-20 2010-05-20 Estimating temperature
EP10163440.0 2010-05-20
PCT/IB2011/052176 WO2011145063A1 (en) 2010-05-20 2011-05-18 Estimating temperature

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013529305A JP2013529305A (ja) 2013-07-18
JP5735639B2 true JP5735639B2 (ja) 2015-06-17

Family

ID=42988511

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013510714A Expired - Fee Related JP5735639B2 (ja) 2010-05-20 2011-05-18 温度の推定

Country Status (7)

Country Link
US (1) US9109960B2 (ja)
EP (2) EP2388564A1 (ja)
JP (1) JP5735639B2 (ja)
CN (1) CN102985799B (ja)
BR (1) BR112012029140B1 (ja)
RU (1) RU2562917C2 (ja)
WO (1) WO2011145063A1 (ja)

Families Citing this family (32)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20180177324A1 (en) * 2009-05-21 2018-06-28 Brian Powell Egg cooking utensil
EP2768361B1 (en) * 2011-10-19 2019-10-16 John Rankin Method for indirect food temperature measurement
US20130269537A1 (en) 2012-04-16 2013-10-17 Eugenio Minvielle Conditioning system for nutritional substances
US20130269538A1 (en) 2012-04-16 2013-10-17 Eugenio Minvielle Transformation system for nutritional substances
US9429920B2 (en) 2012-04-16 2016-08-30 Eugenio Minvielle Instructions for conditioning nutritional substances
US20140069838A1 (en) 2012-04-16 2014-03-13 Eugenio Minvielle Nutritional Substance Label System For Adaptive Conditioning
US9702858B1 (en) 2012-04-16 2017-07-11 Iceberg Luxembourg S.A.R.L. Dynamic recipe control
US9460633B2 (en) 2012-04-16 2016-10-04 Eugenio Minvielle Conditioner with sensors for nutritional substances
US9568443B2 (en) * 2012-10-15 2017-02-14 Board Of Trustees Of Michigan State University Testing system for estimating thermal properties of a material
EP2939497B1 (en) * 2012-12-27 2019-02-20 Koninklijke Philips N.V. Apparatus and method for determining core temperature of food
US9285280B2 (en) * 2013-03-07 2016-03-15 Joel S. Faden Systems and methods of determining load temperatures
US9756579B2 (en) 2013-10-18 2017-09-05 Board Of Trustees Of Michigan State University Near field communication system and method for controlling transmission power of near field communication system
EP3068695A4 (en) * 2013-11-14 2017-06-07 Minvielle, Eugenio Nutritional substance label system for adaptive conditioning
WO2015173042A1 (en) * 2014-05-14 2015-11-19 Koninklijke Philips N.V. Heating device for heating food in a container, in particular milk in a baby bottle
JP5952438B1 (ja) 2015-01-22 2016-07-13 ファナック株式会社 電動機の温度推定装置
CN105203218A (zh) * 2015-09-01 2015-12-30 中国长江电力股份有限公司 一种应用于发电机温度测量系统的上位机滤波方法
ITUB20153569A1 (it) * 2015-09-11 2017-03-11 De Longhi Appliances Srl Apparato elettrico di cottura e/o riscaldamento di alimenti
US10591167B2 (en) 2015-10-28 2020-03-17 Haier Us Appliance Solutions, Inc. Cooktop appliance control system
FR3047396B1 (fr) * 2016-02-04 2018-02-16 Seb S.A. Procede de determination d'un indice de performance d'un recipient de cuisson representatif de l'homogeneite de temperature
CN109152655B (zh) * 2016-03-25 2021-11-05 微技术医药公司 手术流体的热处理
JP6163590B1 (ja) * 2016-05-31 2017-07-12 株式会社日阪製作所 シミュレーション方法、シミュレーションプログラム、及びこのプログラムを内蔵した記憶媒体を含むシミュレーション装置
DE102016113494A1 (de) * 2016-07-21 2018-01-25 Vorwerk & Co. Interholding Gmbh Verfahren zur Schätzung einer zeitlich veränderbaren Messgröße eines Systems
CN107703802B (zh) * 2017-10-10 2019-12-24 珠海格力电器股份有限公司 烹饪器具及其控制方法
PL3482661T3 (pl) * 2017-11-14 2021-11-22 Vorwerk & Co. Interholding Gmbh Sposób dopasowania mocy grzania przynajmniej jednego elementu grzejnego dla urządzenia gospodarstwa domowego
US20190293298A1 (en) * 2018-03-21 2019-09-26 Haier Us Appliance Solutions, Inc. Cooktop appliance
DE102019211289A1 (de) * 2019-07-30 2021-02-04 BSH Hausgeräte GmbH Vorrichtung und Verfahren zur Ermittlung eines Schätzwertes der Temperatur des Inhalts eines Behälters
DE102019211292A1 (de) * 2019-07-30 2021-02-04 BSH Hausgeräte GmbH Vorrichtung und Verfahren zur Ermittlung der Temperatur des Inhalts eines Behälters
CN110542488A (zh) * 2019-09-23 2019-12-06 安徽晶格尔电子有限公司 一种利用热敏电阻基片进行高温测定的方法
EP3808235B1 (de) * 2019-10-15 2023-02-01 Vorwerk & Co. Interholding GmbH Verfahren zum betreiben eines heizsystems und küchenmaschine
EP3992531A3 (de) * 2020-10-28 2022-10-19 Miele & Cie. KG Verfahren zum betreiben eines kochsystems, kochgeschirr und steuereinrichtung
US20240003751A1 (en) * 2022-07-01 2024-01-04 International Business Machines Corporation Adjustable transition edge thermometer
CN115684628B (zh) * 2022-10-11 2023-09-08 日升餐厨科技(广东)有限公司 一种基于热冲击的间接式测温方法

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR940003016B1 (ko) 1990-06-29 1994-04-11 마쯔시다덴기산교 가부시기가이샤 조리기
DE4414825A1 (de) 1994-04-28 1995-11-02 Vorwerk Co Interholding Küchenmaschine mit einem Rührgefäß und einem Antrieb für ein Rührwerk in dem Rührgefäß
US5893051A (en) 1994-09-27 1999-04-06 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method of estimating temperature inside material to be cooked and cooking apparatus for effecting same
DE19609116A1 (de) * 1996-03-08 1997-09-18 Eloma Gmbh Verfahren und Vorrichtung zum Garen von Nahrungsmitteln
KR100275888B1 (ko) * 1997-11-14 2001-02-01 구자홍 전자레인지의 컵데우기 조리방법
JP3714081B2 (ja) 2000-01-11 2005-11-09 松下電器産業株式会社 加熱調理器
GB2358971B (en) * 2000-02-01 2005-02-23 Strix Ltd Electric heaters
US6462316B1 (en) * 2000-10-10 2002-10-08 General Electric Company Cooktop control and monitoring system including detecting properties of a utensil and its contents
US7573005B2 (en) 2004-04-22 2009-08-11 Thermal Solutions, Inc. Boil detection method and computer program
US7424069B1 (en) * 2004-08-19 2008-09-09 Nortel Networks Limited Reference timing signal apparatus and method
DE602005012099D1 (de) 2005-09-07 2009-02-12 Whirlpool Co Verfahren zum Schätzen der Temperatur von Nahrungsmitteln in einem Innenraum von einem Kühlschrank und mit diesem Verfahren betriebener Kühlschrank
US20080034753A1 (en) * 2006-08-15 2008-02-14 Anthony Holmes Furman Turbocharger Systems and Methods for Operating the Same
KR101261647B1 (ko) * 2007-03-28 2013-05-06 엘지전자 주식회사 가열조리기기의 제어방법
DE102007018245A1 (de) * 2007-03-30 2008-10-02 E.G.O. Elektro-Gerätebau GmbH Temperatursonde für einen Ofen, Ofen und Verfahren zum Betrieb eines Ofens
PL1978784T3 (pl) * 2007-04-05 2015-01-30 Whirlpool Co Sposób szacowania temperatury powierzchni dowolnie płyty kuchennej
WO2012075092A2 (en) * 2010-11-30 2012-06-07 Bose Corporation Induction cooking

Also Published As

Publication number Publication date
RU2012155193A (ru) 2014-06-27
RU2562917C2 (ru) 2015-09-10
BR112012029140B1 (pt) 2020-05-26
BR112012029140A2 (pt) 2017-11-28
US9109960B2 (en) 2015-08-18
JP2013529305A (ja) 2013-07-18
EP2572173A1 (en) 2013-03-27
WO2011145063A1 (en) 2011-11-24
EP2572173B1 (en) 2017-03-22
CN102985799A (zh) 2013-03-20
EP2388564A1 (en) 2011-11-23
CN102985799B (zh) 2014-12-10
US20130048625A1 (en) 2013-02-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5735639B2 (ja) 温度の推定
CN106647392B (zh) 一种烹饪锅具的测温方法、烹饪锅具和烹饪系统
EP3267861B1 (en) Heating device and method for heating food in a container, in particular milk in a baby bottle
JP6134871B1 (ja) 容器の中の食品、特に哺乳瓶の中のミルクを加熱するための加熱装置
CN107224188B (zh) 具有校准功能的烹饪装置
KR102055464B1 (ko) 식품을 조리하기 위한 방법 및 이 방법을 구현하는 장치
TW201526851A (zh) 具電力管理的烹煮系統
US11903096B2 (en) Method for operating a heating element
RU2664766C2 (ru) Способ и устройство для определения температуры внутри продукта питания
WO2020180643A1 (en) Sous-vide oven mode with probe
JP5889092B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP2003325330A (ja) 電子ジャー

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140516

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150205

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150210

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150223

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150317

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150416

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5735639

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees