JPH11126554A - 接続変換アダプタ - Google Patents

接続変換アダプタ

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JPH11126554A
JPH11126554A JP10175480A JP17548098A JPH11126554A JP H11126554 A JPH11126554 A JP H11126554A JP 10175480 A JP10175480 A JP 10175480A JP 17548098 A JP17548098 A JP 17548098A JP H11126554 A JPH11126554 A JP H11126554A
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conductive plates
connection
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Hatsuo Mizuno
初男 水野
Yasushi Matsui
靖 松井
Yoshiya Nakamichi
義也 中道
Akihiko Hirao
昭彦 平尾
Tomoyuki Sawada
知行 澤田
Toshihiro Oido
敏宏 大井戸
Yasuhiro Sumino
安弘 住野
Yasushi Nihata
康 二畠
Hideki Kondo
日出樹 近藤
Isao Tanaka
功 田中
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】機械的強度が強くて破損するおそれが少なく、
かつ弾性を持たせやすい受刃を有する接続変換アダプタ
を提供する。 【解決手段】高さの異なる複数の導電バー4を各々挿入
する複数の挿入溝5を有したケース80と、挿入溝5内
に挿入された導電バー4を差込み接続する受刃8と、こ
の受刃8に電気的に接続されて回路遮断器9に接続され
る端子接続部11とを備え、受刃8は導電バー4を表裏
両面から挾む少なくとも2枚の導板3a,3bと、これ
らの導板3a,3bを挟む略コ字形であって各導板3
a,3b間が所定間隔以上に拡がるのを防止する圧接部
材47とから構成され、端子接続部11は少なくとも2
枚の導板3a,3bを重ね合わせている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、導電バーを差込
み接続して回路遮断器にねじ締め接続される接続変換ア
ダプタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、導電バーと回路遮断器とを接続す
る際のねじの締め忘れが多発しており、接触不良による
接続箇所の発熱により、最悪の場合には火事に至ること
がある。このため、回路遮断器のねじ締め作業を極力少
なくするために、導電バーを差し込んで接続する回路遮
断器が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、弾性を有する
導板の先端を略コ字状に形成して受刃を構成しているの
で、導電バーを表裏両面から挾む受刃の付け根付近の機
械的強度が弱く、破損する恐れが多々あった。また回路
遮断器の定格電圧が大きい場合には、発熱の関係から導
電バーとの接触面積を大きくする必要があり、そのため
受刃の厚みが厚くなり、弾性を持たせにくいという問題
があった。
【0004】したがって、この発明の目的は、機械的強
度が強くて破損するおそれが少なく、かつ弾性を持たせ
やすい受刃を有する接続変換アダプタを提供することで
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の接続変換
アダプタは、高さの異なる複数の導電バーを各々挿入す
る複数の挿入溝を有したケースと、このケース内に配設
されて前記挿入溝内に挿入された導電バーを差込み接続
する弾性を有する受刃と、この受刃に電気的に接続され
るとともに前記ケースから外部に挿通されて回路遮断器
に接続される端子接続部とを備え、前記回路遮断器を前
記導電バーに電気的に接続する接続変換アダプタであっ
て、前記受刃は、前記導電バーを表裏両面から挾む少な
くとも2枚の導板と、これらの導板を挾んで各導板間が
所定間隔以上に拡がるのを防止する略コ字形の圧接部材
とから構成され、前記端子接続部は前記少なくとも2枚
の導板を重ね合わせて構成されたことを特徴とするもの
である。
【0006】請求項1記載の接続変換アダプタによれ
ば、少なくとも2枚の導板を挾む圧接部材を有するた
め、1枚の導板をコ字状にして受刃を形成するものと比
較して強固となる。また圧接部材で導板を挾むので導板
の数を増やしていけば接触面積を広くすることができ、
しかも一枚の厚い導板で受刃を略コ字状に一体形成する
ものは剛体となってしまい弾性が取れないのと比較して
弾性も得ることができ、高電圧用として使用できる。こ
のため、受刃を機械的強度が強くて破損するおそれが少
なく、かつ弾性を持たせやすくすることができる。
【0007】請求項2記載の接続変換アダプタは、請求
項1において、前記導板が、前記端子接続部の先端を中
心として折り重なるように折曲形成されたものである。
請求項2記載の接続変換アダプタによれば、請求項1と
同様な効果のほか、受刃から端子接続部までを一枚の導
板で一体形成し、端子接続部の先端を折曲することによ
り受刃を2枚の導板とすることとができ、このため導板
の製造作業が容易となり、製造設備も改善できる。
【0008】請求項3記載の接続変換アダプタは、請求
項1または請求項2において、前記2つの導板をそれぞ
れ二股状に形成するとともに、一対の前記圧接部材を二
股に分かれた各一対の導板に配設したものである。請求
項3記載の接続変換アダプタによれば、請求項1または
請求項2と同様な効果のほか、接触信頼性が向上する。
【0009】請求項4記載の接続変換アダプタは、請求
項3において、前記圧接部材および前記一対の導板に、
前記圧接部材を前記一対の導板に装着した状態で相嵌合
する凹凸嵌合部を設けたものである。請求項4記載の接
続変換アダプタによれば、請求項3と同様な効果のほ
か、凹凸嵌合部により圧接部材の一対の導板からの抜止
めが行なえる。
【0010】請求項5記載の接続変換アダプタは、請求
項3において、前記圧接部材の先端に、前記圧接部材を
前記一対の導板に装着した状態で前記一対の導板の側縁
に係止される係止部を設けたものである。請求項5記載
の接続変換アダプタによれば、請求項4と同様な効果が
ある。請求項6記載の接続変換アダプタは、請求項1に
おいて、前記ケースが、前記挿入溝を有するとともに前
記挿入溝と反対側に開口を有した第1ケースと、前記端
子接続部を挿通させる挿通孔を有して前記第1ケースの
開口側に取着される第2ケースとから構成され、前記第
2ケースに前記第1ケースを取着した状態で前記圧接部
材を前記導板の所定位置に支持する当接部を設けてお
り、前記受刃の前記2枚の導板は基端側から先端側にか
けて間隔が狭まるように傾斜しているものである。
【0011】請求項6記載の接続変換アダプタによれ
ば、請求項1と同様な効果のほか、圧接部材を2つの導
板の基端側に挟持すると導板の先端側が狭められあるい
は閉じた状態で保持され、導板間にものが挟まったり導
板の一方が変形したりすることを防止できるとともに、
第2ケースを第1ケースに取着するとき、当接部が圧接
部材に当接して2つの導板の先端側の所定位置に移動し
て、受刃に対応する2つの導板の先端がその弾性により
開き、導電バーが接続できる。
【0012】請求項7記載の接続変換アダプタは、請求
項6において、前記第1ケースに圧接部材を前記当接部
との間で位置決めする位置決め部を設けたものである。
請求項5記載の接続変換アダプタによれば、請求項4と
同様な効果のほか、圧接部材の位置が常に一定となり、
導電バーを挟持する力を一定とすることができ、導電バ
ーに対する導板の接圧を均等にすることができる。
【0013】請求項8記載の接続変換アダプタは、請求
項6または請求項7において、前記導板の幅方向の位置
ずれを防止する位置ずれ防止片を前記圧接部材に設け、
この位置ずれ防止片を位置決めする位置決め部を前記第
2ケースに設けたものである。請求項8記載の接続変換
アダプタによれば、請求項6または請求項7の効果のほ
か、圧接部材が導板の幅方向に移動するのを防止でき、
第1ケースおよび第2ケースの組立作業が容易になる。
【0014】請求項9記載の接続変換アダプタは、請求
項1において、前記第1ケースの前記挿入溝間に、各挿
入溝内に差し込まれる導電バーを隔離する絶縁板の取付
部を設けたものである。請求項9記載の接続変換アダプ
タによれば、請求項1と同様な効果のほか、絶縁板を取
着できるので、各導電バー間の間隔を狭くすることがで
き、分電盤内に配設したとき等でコンパクト化が図れ
る。
【0015】請求項10記載の接続変換アダプタは、請
求項1において、前記回路遮断器の端面に形成された排
気孔に対向する前記ケースの対向面に凹部を形成すると
ともにこの凹部に連通する前記ケースの底部の少なくと
も一部を前記回路遮断器取付面から所定間隔離したもの
である。請求項10記載の接続変換アダプタによれば、
請求項1と同様な効果のほか、回路遮断器が強制開極さ
れたときに発生するガスを、回路遮断器が並設されてい
る場合でも、凹部を通して回路遮断器取付面とケースの
間より外部に排出することができる。
【0016】請求項11記載の接続変換アダプタは、請
求項1において、前記第1ケースまたは前記第2ケース
に、前記回路遮断器の端子の上面を塞ぐ端子カバーの取
付部を設けたものである。請求項11記載の接続変換ア
ダプタによれば、請求項1と同様な効果のほか、回路遮
断器の端子を容易に塞ぐことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】この発明の第1の実施の形態を図
1ないし図11により説明する。すなわち、この接続変
換アダプタは回路遮断器9のねじ式の端子10に接続さ
れるものであって、第1ケース1および第2ケース2か
らなるケース80と、導電性接続部材3の受刃8と、端
子接続部11とを有する。
【0018】ケース80は高さの異なる複数の導電バー
4を各々挿入する複数の挿入溝5を有するものである。
このケース80は、挿入溝5を有するとともに挿入溝5
と反対側に開口6を有した第1ケース1と、端子接続部
11を挿通させる挿通孔7を有して第1ケース1の開口
側に取着される第2ケース2とから構成されている。実
施の形態の第1ケース1は、長方体形状の一側が開口し
た箱形をなし、その開口6の奥壁となる外壁30の外面
に挿入溝5を形成し、各挿入溝5の底部に開口6に連通
する貫通孔21を形成している。第1ケース1の長手方
向の両端壁の内面すなわち図1の上壁31および下壁3
2の内面に各々係止部13を設けている。これらの係止
部13は上壁31および下壁32の内面に立設した縦壁
14により二分割され、また分割された各係止部13か
ら上壁31および下壁32を壁に平行に貫通して外壁3
0のケース外面まで連通する治具挿通孔15を各々設け
ている。また第1ケース1の複数の挿入溝5内に臨む受
刃8を隔離するための横隔壁16を挿入溝5間で外壁3
0の内面に設けるとともに、挿入溝5と交差する方向で
各挿入溝5に跨がって横隔壁16よりも開口6側に延出
形成された縦隔壁17を縦壁14に連続して設けてい
る。さらに第1ケース1の挿入溝5間に、各挿入溝5内
に差し込まれる導電バー4を隔離する絶縁板18の取付
部22を、横隔壁16の外面に絶縁板18の挿入用溝を
形成することにより設けている。19は図2に示すよう
に回路遮断器9のねじ式の端子10の上面を被覆する端
子カバーで第1ケース1に一体に設けている。20は端
子操作用の孔、35は回路遮断器9の端子10の上側部
切欠36を被覆する隔離板であり、端子カバー19の側
部と第1ケース1の側部に連続するように一体に設けて
いる。
【0019】第2ケース2は挿通孔7を有し、第1ケー
ス1の開口6側に取着されて第1ケース1の開口6を塞
ぐものである。実施の形態では、第1ケース1と相似で
第1ケース1内に第2ケース2を嵌め込んだ状態で取着
されるように、第1ケース1に嵌まる大きさに形成し、
その長手方向の端部の側壁の開口縁に第1ケース1の係
止部13に抜止め係止する引掛部23を延出して形成し
ている。これらの引掛部23は第1ケース1の治具挿通
孔15から治具を挿入し押し込むことにより引掛部23
が係止部13から離脱できるように、引掛部23にテー
パ面24を形成している。また各引掛部23は図3に示
すように、第2ケース2を第1ケース1に嵌合したとき
に縦壁14ないし縦隔壁17が入り込む隙間を形成する
ように二股状に形成し、第2ケース2に縦隔壁17に係
合する係合隔壁25を設けている。この係合隔壁25は
二股状の引掛部23間に連通する隙間25aをおいて両
端が引掛部23の間で引掛部23に一体となった2枚の
縦板からなっており、各板の所定の位置に導電性接続部
材3のガイド溝28,29を形成している。また第2ケ
ース2の開口に対向する奥壁である底壁のガイド溝2
8,29に対向してスリット状の挿通孔7を形成してい
る。組立は第1ケース1の開口6側から第2ケース2の
開口側を嵌入し、二股の引掛部23および係合隔壁25
間に縦隔壁17を嵌合させ、引掛部23を係止部13に
弾性により乗り越えて引っ掛けると、連結状態となる。
外すときは治具挿通孔15に治具を挿入し引掛部23の
テーパ面24を押して引掛部23を係止部13から外
す。
【0020】導電性接続部材3の受刃8は、ケース80
内に配設されて挿入溝5内に挿入された導電バー4を差
込み接続する弾性を有し、端子接続部11は、受刃8に
電気的に接続されるとともにケース80から外部に挿通
されて回路遮断器9にねじ締め接続され、これにより回
路遮断器9を導電バー4に電気的に接続する。導電性接
続部材3の端子接続部11は、第2ケース2の挿通孔7
から外部に挿通させて回路遮断器9の端子10にねじ締
め接続される。受刃8と端子接続部11の中間部には、
受刃8と端子接続部11とに段差を形成して第2ケース
2の内面2aに沿って当接する連結部12を有する。実
施の形態では、一対の導電性接続部材3が第1ケース1
の横隔壁16と縦隔壁17と第2ケース2の係合隔壁2
5とで区分けされる空間内に各々配設され、とくに受刃
8は、横隔壁16で仕切られた複数の空間のうち、相互
に斜め方向に位置する空間に配設されている。
【0021】受刃8は、導電バー4を表裏両面から挾む
少なくとも2枚の導電性接続部材3を構成する導板3
a,3bと、これらの導板3a,3bをその幅方向から
挟んで各導板50間が所定間隔以上に拡がるのを防止す
る略コ字形の圧接部材47とから構成され、受刃8の導
板3a,3bの基端部から先端にかけて導板3a,3b
の間隔が狭まるように導板3a,3bを傾斜している。
端子接続部11は2枚の導板3a,3bを重ね合わせて
いるが、端子接続部11の先端を中心として折り重なる
ように折曲形成されている。すなわち、導板3a,3b
が構成される導電性接続部材3は展開状態で図9に示す
ように帯状の導電板40の中央部に長手方向の長孔41
を形成し、その中央位置で2つ折りに重ね、2つ折り部
分を一端側にして連結部12を形成するための略Z字形
に折曲する。ただし、一対の導電性接続部材3の各折曲
部の位置は互いに異なった寸法になっている。この場
合、略Z字形の各折曲部42,42′,43,43′の
うち、2つ折り部分に近い折曲部42,42′は同じ位
置に折曲するが、遠い折曲部43,43′は異なる位置
に折曲して両片間に図3に示すように隙間44を形成し
ている。また受刃8は、折曲部43,43′より先端側
となる片50を互いに接近するように傾設し、さらにそ
の先端51を反対向きに折曲して開脚することにより形
成している。またこの先端部にコ字形で挾み片46を設
けた圧接部材47を嵌合している。一方、二つ折り部分
は長孔41の中央位置の二つ折りにより、二股状の端子
接続部11が形成され、その一側縁に第2ケース2のガ
イド溝28,29に係合する突起49を設けている。
【0022】導電性接続部材3を位置決めするため、導
板3a,3bの受刃8側の先端を形成する片50の側部
に位置決め突起53を設けている。圧接部材47を位置
決めするため、圧接部材47に位置決め部54,55お
よび位置ずれ防止片83を設けている。実施の形態の位
置決め部54はコ字形の中間片の挾み片46のある側の
側縁に突設し、位置決め部55はコ字形の両端片の先端
に突設し、位置ずれ防止片83はコ字形の両端片の挾み
片46と反対側に突設している。そして第2ケース2に
第1ケース1を取着した状態で圧接部材47を受刃8の
導板3a,3bに対する所定位置に支持するため、圧接
部材47の位置決め部55の一側部およびコ字形の中間
片の位置決め部54と反対側の側縁に当接する当接部8
2を第2ケース2に設けている。実施の形態の当接部8
2は第2ケース2の両側壁の側縁すなわち開口縁および
係合隔壁25の側縁で兼用している。圧接部材47を当
接部82との間で位置決めするため、位置決め部54お
よび位置決め部55の他側部を受けるケース側の位置決
め部56を、図1,図6および図8に示すように、第1
ケース1の挿入溝5の内端部の内面および縦隔壁17の
両面に段状に形成している。位置決め部56には片50
の位置決め突起53も係止して片50を第1ケース1に
位置決めしている。また圧接部材47の位置ずれ防止片
83を位置決めする位置決め部84を第2ケース2に設
けて導板3a,3bの幅方向の位置ずれを防止してい
る。実施の形態の位置決め部84は当接部82を形成す
る第2ケース2の両側壁および係合隔壁25の各側縁に
隣接する表面で兼用している。
【0023】組立は端子接続部11の突起49をガイド
溝28,29にガイドさせながら第2ケース2の底壁の
挿通孔7に通して連結部12を底壁に当接支持させる。
このとき、圧接部材47の位置決め部55およびコ字形
の中間片の位置決め片54と反対側の縁部が当接部82
に支持され、挾み片46の先端は片50を摺動して先端
51の折曲部に位置する。この状態で前記したように第
2ケース2を第1ケース1に嵌合すると導電性接続部材
3のZ字形の折曲位置により受刃8が図4に示すように
互いに斜めに位置する挿入溝5に位置し、また位置決め
突起53が位置決め部56に係止し、圧接部材47の位
置決め部54,55が位置決め部56に係止し、このよ
うにして受刃8が位置決めされる。また端子接続部11
を端子10に孔20にドライバを通してねじ締め接続す
ると、第1ケース1および第2ケース2が回路遮断器9
に取付けられる。そして、回路遮断器9を設置する場合
に、導電バー4および絶縁板18に第1ケース1の挿入
溝5および取付部22を臨ませて押し込むことにより、
導電バー4が受刃8に差込まれて電気接続され、取付部
22が絶縁板18が挿入される。
【0024】なお、60は取付凹部(図2)、61はそ
の取付片(図5)、62は取付片61を設けたベース
(図5)である。この実施の形態によれば、少なくとも
2枚の導板3a,3bを挾む圧接部材47を有するた
め、1枚の導板3a,3bをコ字状にして受刃8を形成
するものと比較して強固となる。また圧接部材47で導
板3a,3bを挾むので導板3a,3bの数を増やして
いけば接触面積を広くすることができ、しかも一枚の厚
い導板で受刃8を略コ字状に一体形成するものは剛体と
なってしまい弾性が取れないのと比較して弾性も得るこ
とができ、高電圧用として使用できる。このため、受刃
8を機械的強度が強くて破損するおそれが少なく、かつ
弾性を持たせやすくすることができる。
【0025】導板3a,3bが、端子接続部11の先端
を中心として折り重なるように折曲形成されているた
め、受刃8から端子接続部11までを一枚の導板で一体
形成し、端子接続部11の先端を折曲することにより受
刃8を2枚の導板3a,3bとすることとができ、この
ため導板3a,3bの製造作業が容易となり、製造設備
も改善できる。
【0026】ケース80が、挿入溝5を有するとともに
挿入溝5と反対側に開口を有した第1ケース1と、端子
接続部11を挿通させる挿通孔を有して第1ケース1の
開口側に取着される第2ケース2とから構成され、第2
ケース2に第1ケース1を取着した状態で圧接部材47
を導板3a,3bの所定位置に支持する当接部82を設
けており、受刃8の2枚の導板3a,3bは基端側から
先端側にかけて間隔が狭まるように傾斜しているため、
圧接部材47を2つの導板3a,3bの基端側に挟持す
ると導板3a,3bの先端側が狭められあるいは閉じた
状態で保持され、導板3a,3b間にものが挟まったり
導板3a,3bの一方が変形したりすることを防止でき
るとともに、第2ケース2を第1ケース1に取着すると
き、当接部82が圧接部材47に当接して2つの導板3
a,3bの先端側の所定位置に移動して、受刃8に対応
する2つの導板3a,3bの先端がその弾性により開
き、導電バー4が接続できる。
【0027】第1ケース1に圧接部材47を当接部82
との間で位置決めする位置決め部56を設けたため、圧
接部材47の位置が常に一定となり、導電バー4を挟持
する力を一定とすることができ、導電バー4に対する導
板3a,3bの接圧を均等にすることができる。導板3
a,3bの幅方向の位置ずれを防止する位置ずれ防止片
83を圧接部材47に設け、この位置ずれ防止片83を
位置決めする位置決め部84を第2ケース2に設けたた
め、圧接部材47が導板3a,3bの幅方向に移動する
のを防止でき、第1ケース1および第2ケース2の組立
作業が容易になる。
【0028】第1ケース1の挿入溝5間に、各挿入溝5
内に差し込まれる導電バー4を隔離する絶縁板18の取
付部22を設けたため、絶縁板18を取着できるので、
各導電バー4間の間隔を狭くすることができ、分電盤内
に配設したとき等でコンパクト化が図れる。各導電バー
4を第1ケース1の各挿入溝5から挿入し、これらの導
電バー4のうちの少なくとも1つを導電性接続部材3の
受刃8に接続し、この導電性接続部材3の端子接続部1
1を回路遮断器9にねじ締め接続するので、回路遮断器
9と導電バー4との接続作業を容易にすることができ
る。また、導電性接続部材3を第1ケース1および第2
ケース2間に配設しているので、導電性接続部材3の受
刃8の配設位置を変位させることができ、定格電圧が異
なる場合であっても回路遮断器9の部品の共通化が図れ
る。また第1ケース1および第2ケース2間で導電性接
続部材3を収納するので、導電性接続部材3を収納する
作業が容易となる。さらに、導電性接続部材3の受刃8
および端子接続部11間に段差を設け、第2ケース2の
内面に沿って当接する連結部12で連結するので、導電
バー4を受刃8に差し込むときの差込力を連結部12お
よび第2ケース2間で吸収することができ、導電性接続
部材3が変形しにくくなる。
【0029】第1ケース1に第2ケース2を嵌め込むた
め、側壁が2重になるので、回路遮断器9を横並びに並
設したときの各回路遮断器9の導電性接続部材3間の絶
縁性が向上する。係止部13が第1ケース1の内面に形
成されているので、一度第1ケース1と第2ケース2と
を組み合わせると外れにくくなり、たとえば各ケース間
に配設される導電性接続部材3が各ケースから飛び出し
た場合にその導電性接続部材3を元の位置とは異なる位
置に戻したときの回路遮断器9の定格電圧の違いによる
破損を防止できる。
【0030】係止部13が縦壁14によって二分割され
るとともに引掛部23が二股状に形成され、さらに係止
部13からケース外面まで治具挿通孔15が連通してい
るので、治具挿通孔15に専用の治具を通すことによっ
て係止部13に引っ掛ける引掛部23を外すことがで
き、これにより第1ケース1および第2ケース2間を外
すことができるので、導電性接続部材3の配設位置の変
更が製造側で容易にできる。
【0031】第1ケース1の複数の挿入溝5内に臨む少
なくとも2つの受刃8を隔離する横隔壁16を設けると
ともに、挿入溝5と交差する方向で各挿入溝5に跨がっ
て横隔壁16よりも開口側に延出形成された縦隔壁17
を設け、第2ケース2に縦隔壁17に係合する係合隔壁
25を設け、導電性接続部材3は第1ケース1の横隔壁
16と縦隔壁17と第2ケース2の係合隔壁25とで区
分けされる空間内に各々配設されているため、導電性接
続部材3の各極の絶縁性が向上する。
【0032】複数の受刃8が、第1ケース1の横隔壁1
6と縦隔壁17と第2ケース2の係合隔壁25とで区分
けされる複数の空間のうち、相互に斜め方向に位置する
空間に配設されているため、さらに各極間の絶縁距離を
かせげる。この発明の第2の実施の形態を図12ないし
図17に基づいて説明する。すなわち、この接続変換ア
ダプタは、第1の実施の形態において、第2ケース2が
回路遮断器9の端面に当接し、回路遮断器9の端面に形
成され排気孔65に対応して第2ケース2に底部に逃げ
る凹部66を凹設するとともに第1ケース1および第2
ケース2をベース62の回路遮断器取付面62aから所
定間隔離している。これにより、回路遮断器9が強制開
極されたときに発生するガスを回路遮断器9が複数並設
されている場合でも、凹部66を通して回路遮断器取付
面62aと第1ケース1および第2ケース2の間より外
部に排出することができる。
【0033】また第1ケース1に、回路遮断器9の端子
10の上面を塞ぐ端子カバー19の取付部19aを設け
ている。すなわち、端子カバー19を第1ケース1とは
別体に形成し、第1ケース1の上端部の両側に溝条69
を形成し、溝条69に摺動自在に係合する凸部70を端
子カバー19に設けている。凸部70を溝条69に係合
し溝条69に沿って摺動すると端子カバー19が挿着さ
れる。これにより、回路遮断器9の端子10を容易に塞
ぐことができる。
【0034】また、回路遮断器9は単極であり、端子接
続部11は1個にし、端子カバー19の治具挿入孔も1
個にしている。一方、受刃8側の2つの片50を形成す
る導板3a,3bをそれぞれ二股状に形成するととも
に、一対の圧接部材47を二股に分かれた各一対の導板
3a,3bに配設している。これにより接触信頼性が向
上する。この場合、帯状の導電性接続部材を2つ折りに
したもの2枚を重ねて端子接続部11を4重に形成し、
連結部12の長さを異ならせて受刃8の一対の片50を
相対向している。第2ケース2の係合隔壁25は中央部
に切欠部72を形成して、端子接続部11を挿入できる
ようにし、さらに連結部12を第1ケース1の縦隔壁1
7の側部で第2ケース2の内面2aに対して押えること
ができるようにしている。なお、挿入溝5の貫通孔21
は上端部の挿入溝5のみに形成している。
【0035】その他の構成は第1の実施の形態と同様で
あり、共通部分に同一符号を付している。組立は、第2
ケース2に導電性接続部材3の端子接続部11を通して
第2ケース2を第1ケース1に嵌合し、端子カバー19
を溝条69に挿着する。端子接続部11を回路遮断器9
の端子10にねじ締めして取付けると、端子カバー19
が回路遮断器9のハンドル露出部9aの側面に当たり抜
止めされる。また回路遮断器9の両端の取付凹部60の
一方をベース62の取付片75に引掛け、取付凹部60
の他方をくの字形に屈曲した取付ばね76に押付けると
回路遮断器9がベース62に取付けられる。このとき、
寸法関係の設定により第1ケース1および第2ケース2
がベース62の取付面62aから浮いた状態となり、凹
部66に連通する隙間77が形成され、これにより排気
孔65より出たガスを外部に排出することができる。
【0036】この発明の第3の実施の形態を図18から
図20に示す。すなわち、この接続変換アダプタは、第
1の実施の形態において、圧接部材47および一対の導
板3a、3bに、圧接部材47を一対の導板3a、3b
に装着した状態で相嵌合する凹凸嵌合部100を設けた
ものである。実施の形態では受刃8の連結部12に近い
基端部にそれぞれ凹部として孔101を形成し、圧接部
材47の両端片に凸部として孔101に嵌合する突起1
02をたたき出しにより形成している。圧接部材47を
導板3a、3bに幅方向に装着すると、凹凸嵌合部10
0の孔101と突起102とが相嵌合し、圧接部材47
が受刃8に保持され、抜止めされる。
【0037】このため、導電性接続部材3の端子接続部
11を第2ケース2の挿通孔7に挿通するまでの導電性
接続部材3の取扱いにおいて、圧接部材47が受刃8か
ら脱落することを防止でき、組立作業が容易になる。一
方、導電性接続部材3をケース80に組み込むため、第
2ケース2の挿通孔7に端子接続部11を挿通すると
き、第2ケース2の当接部82に押されて圧接部材47
が凹凸嵌合部100から離脱し受刃8の先端側に移動
し、第1ケース1と第2ケース2が組合せられると、第
1の実施の形態で述べたように位置決め部56等により
受刃8の所定位置に位置決めされる。
【0038】この実施の形態によれば、凹凸嵌合部10
0により圧接部材47の一対の導板3a、3bからの抜
止めが行なえるという効果がある。その他は、第1の実
施の形態と同様である。この発明の第4の実施の形態を
図21および図22に示す。すなわち、この接続変換ア
ダプタは、第1の実施の形態において、圧接部材47の
先端に、圧接部材47を一対の導板3a、3bに装着し
た状態で、一対の導板3a、3bの側縁に係止する係止
部104を設けたものである。
【0039】実施の形態では、圧接部材47の両端縁を
外方に延出するとともに相対向方向に略直角に折曲する
ことにより、係止部104を形成している。この圧接部
材47は受刃8の間隔の狭い先端側から嵌挿し、受刃8
の基端部側に移動して摩擦係止により保持させている。
このとき圧接部材47の係止部104が受刃8の側縁に
係止するので、圧接部材47が受刃8の幅方向に外れる
ことなく抜止めされる。
【0040】その他は、第3の実施の形態の説明と同様
である。なお、この発明において、治具挿通孔15に挿
入する専用治具をユーザには使用できないようなものに
することができる。また、第1ケース1内に第2ケース
2を嵌め込んだ状態で取着されているが、第2ケース2
内に第1ケース1を嵌め込む関係に大きさを決めてもよ
い。この場合、係止部13は第2ケース2の内面に設
け、第1ケース1に引掛部23を設ける。
【0041】また第1の実施の形態において、回路遮断
器9の端子10のある側壁の取付面側に排気孔がある場
合には、第2ケース2が回路遮断器9の側壁に密着しな
いようにガス排気孔に連通するガス逃し路を形成する。
また第1の実施の形態および第2の実施の形態におい
て、第1ケース1および第2ケース2の少なくとも一部
を回路遮断器取付面62aから所定間隔離して凹部を形
成してもよい。
【0042】さらに、受刃8と端子接続部11は一体で
あったが、別体にして相互に電気的に接続する構成でも
よい。また圧接部材47は導板3a,3bの幅方向から
挟んだが、厚さ方向に挾むように構成してもよいもので
ある。
【0043】
【発明の効果】請求項1記載の接続変換アダプタによれ
ば、少なくとも2枚の導板を挾む圧接部材を有するた
め、1枚の導板をコ字状にして受刃を形成するものと比
較して強固となる。また圧接部材で導板を挾むので導板
の数を増やしていけば接触面積を広くすることができ、
しかも一枚の厚い導板で受刃を略コ字状に一体形成する
ものは剛体となってしまい弾性が取れないのと比較して
弾性も得ることができ、高電圧用として使用できる。こ
のため、受刃を機械的強度が強くて破損するおそれが少
なく、かつ弾性を持たせやすくすることができる。
【0044】請求項2記載の接続変換アダプタによれ
ば、請求項1と同様な効果のほか、受刃から端子接続部
までを一枚の導板で一体形成し、端子接続部の先端を折
曲することにより受刃を2枚の導板とすることとがで
き、このため導板の製造作業が容易となり、製造設備も
改善できる。請求項3記載の接続変換アダプタによれ
ば、請求項1または請求項2と同様な効果のほか、接触
信頼性が向上する。
【0045】請求項4記載の接続変換アダプタによれ
ば、請求項3と同様な効果のほか、圧接部材の一対の導
板からの抜止めが行なえる。請求項5記載の接続変換ア
ダプタによれば、請求項4と同様な効果がある。請求項
6記載の接続変換アダプタによれば、請求項1と同様な
効果のほか、圧接部材を2つの導板の基端側に挟持する
と導板の先端側が狭められあるいは閉じた状態で保持さ
れ、導板間にものが挟まったり導板の一方が変形したり
することを防止できるとともに、第2ケースを第1ケー
スに取着するとき、当接部が圧接部材に当接して2つの
導板の先端側の所定位置に移動して、受刃に対応する2
つの導板の先端がその弾性により開き、導電バーが接続
できる。
【0046】請求項7記載の接続変換アダプタによれ
ば、請求項6と同様な効果のほか、圧接部材の位置が常
に一定となり、導電バーを挟持する力を一定とすること
ができ、導電バーに対する導板の接圧を均等にすること
ができる。請求項8記載の接続変換アダプタによれば、
請求項6または請求項7の効果のほか、圧接部材が導板
の幅方向に移動するのを防止でき、第1ケースおよび第
2ケースの組立作業が容易になる。
【0047】請求項9記載の接続変換アダプタによれ
ば、請求項1と同様な効果のほか、絶縁板を取着できる
ので、各導電バー間の間隔を狭くすることができ、分電
盤内に配設したとき等でコンパクト化が図れる。請求項
10記載の接続変換アダプタによれば、請求項1と同様
な効果のほか、回路遮断器が強制開極されたときに発生
するガスを、回路遮断器が並設されている場合でも、凹
部を通して回路遮断器取付面とケースの間より外部に排
出することができる。
【0048】請求項11記載の接続変換アダプタによれ
ば、請求項1と同様な効果のほか、回路遮断器の端子を
容易に塞ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態の断面図である。
【図2】接続変換アダプタを回路遮断器から外した状態
の斜視図である。
【図3】第2ケースおよび導電性接続部材を分解した状
態の分解斜視図である。
【図4】第1ケース側から見た正面図である。
【図5】接続変換アダプタを回路遮断器に取付けた状態
の正面図である。
【図6】第2ケースを外して第1ケースの開口側からみ
た背面図である。
【図7】導電性接続部材を取付けた第2ケースを第1ケ
ースから外した状態の分解平面図である。
【図8】接続変換アダプタの横断面図である。
【図9】導電性接続部材を展開した状態の斜視図であ
る。
【図10】その略二つ折り状態の斜視図である。
【図11】導電性接続部材のZ字形に折曲し二つ折りす
る前の状態の斜視図である。
【図12】第2の実施の形態の接続変換アダプタを外し
た状態の斜視図である。
【図13】接続変換アダプタの分解斜視図である。
【図14】接続変換アダプタの断面図である。
【図15】その横断面図である。
【図16】導電性接続部材を挿着した第2ケースを第1
ケースから外した状態の平面図である。
【図17】接続変換アダプタを取付けた回路遮断器を設
置した状態の側面図である。
【図18】第3の実施の形態の接続変換アダプタの導電
性接続部材の斜視図である。
【図19】その圧接部材を示し、(a)は正面図、
(b)は平面図、(c)は右側面図である。
【図20】導電性接続部材を示し、(a)は平面図、
(b)は正面図である。
【図21】第4の実施の形態の接続変換アダプタの導電
性接続部材の斜視図である。
【図22】その圧接部材を示し、(a)は正面図、
(b)は平面図、(c)は背面図、(d)は右側面図で
ある。
【符号の説明】
1 第1ケース 2 第2ケース 3 導電性接続部材 3a,3b 導板 4 導電バー 5 挿入溝 6 開口 7 挿通孔 8 受刃 9 回路遮断器 10 端子 11 端子接続部 12 連結部 13 係止部 14 縦壁 15 治具挿通孔 16 横隔壁 17 縦隔壁 18 絶縁板 19 端子カバー 19a 端子カバーの取付部 20 孔 21 貫通孔 22 取付部 23 引掛部 24 テーパ面 25 係合隔壁 47 圧接部材 56 位置決め部 62a 回路遮断器取付面 65 排気孔 66 凹部 77 隙間 80 ケース 82 当接部 83 位置ずれ防止片 84 位置決め部 100 凹凸嵌合部 101 孔 102 突起 104 係止部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平尾 昭彦 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 澤田 知行 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 大井戸 敏宏 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 住野 安弘 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 二畠 康 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 近藤 日出樹 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 田中 功 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高さの異なる複数の導電バーを各々挿入
    する複数の挿入溝を有したケースと、このケース内に配
    設されて前記挿入溝内に挿入された導電バーを差込み接
    続する弾性を有する受刃と、この受刃に電気的に接続さ
    れるとともに前記ケースから外部に挿通されて回路遮断
    器に接続される端子接続部とを備え、前記回路遮断器を
    前記導電バーに電気的に接続する接続変換アダプタであ
    って、 前記受刃は、前記導電バーを表裏両面から挾む少なくと
    も2枚の導板と、これらの導板を挾んで各導板間が所定
    間隔以上に拡がるのを防止する略コ字形の圧接部材とか
    ら構成され、前記端子接続部は前記少なくとも2枚の導
    板を重ね合わせて構成されたことを特徴とする接続変換
    アダプタ。
  2. 【請求項2】 前記導板は、前記端子接続部の先端を中
    心として折り重なるように折曲形成された請求項1記載
    の接続変換アダプタ。
  3. 【請求項3】 前記2つの導板をそれぞれ二股状に形成
    するとともに、一対の前記圧接部材を二股に分かれた各
    一対の導板に配設した請求項1または請求項2記載の接
    続変換アダプタ。
  4. 【請求項4】 前記圧接部材および前記一対の導板に、
    前記圧接部材を前記一対の導板に装着した状態で相嵌合
    する凹凸嵌合部を設けた請求項3記載の接続変換アダプ
    タ。
  5. 【請求項5】 前記圧接部材の先端に、前記圧接部材を
    前記一対の導板に装着した状態で前記一対の導板の側縁
    に係止される係止部を設けた請求項3記載の接続変換ア
    ダプタ。
  6. 【請求項6】 前記ケースは、前記挿入溝を有するとと
    もに前記挿入溝と反対側に開口を有した第1ケースと、
    前記端子接続部を挿通させる挿通孔を有して前記第1ケ
    ースの開口側に取着される第2ケースとから構成され、
    前記第2ケースに前記第1ケースを取着した状態で前記
    圧接部材を前記導板の所定位置に支持する当接部を設け
    ており、前記受刃の前記2枚の導板は基端側から先端側
    にかけて間隔が狭まるように傾斜している請求項1記載
    の接続変換アダプタ。
  7. 【請求項7】 前記第1ケースに圧接部材を前記当接部
    との間で位置決めする位置決め部を設けた請求項6記載
    の接続変換アダプタ。
  8. 【請求項8】 前記導板の幅方向の位置ずれを防止する
    位置ずれ防止片を前記圧接部材に設け、この位置ずれ防
    止片を位置決めする位置決め部を前記第2ケースに設け
    た請求項6または請求項7記載の接続変換アダプタ。
  9. 【請求項9】 前記第1ケースの前記挿入溝間に、各挿
    入溝内に差し込まれる導電バーを隔離する絶縁板の取付
    部を設けた請求項1記載の接続変換アダプタ。
  10. 【請求項10】 前記回路遮断器の端面に形成された排
    気孔に対向する前記ケースの対向面に凹部を形成すると
    ともにこの凹部に連通する前記ケースの底部の少なくと
    も一部を前記回路遮断器取付面から所定間隔離した請求
    項1記載の接続変換アダプタ。
  11. 【請求項11】 前記第1ケースまたは前記第2ケース
    に、前記回路遮断器の端子の上面を塞ぐ端子カバーの取
    付部を設けた請求項1記載の接続変換アダプタ。
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