JPH11125590A - バランス型粘弾性測定装置 - Google Patents

バランス型粘弾性測定装置

Info

Publication number
JPH11125590A
JPH11125590A JP29199597A JP29199597A JPH11125590A JP H11125590 A JPH11125590 A JP H11125590A JP 29199597 A JP29199597 A JP 29199597A JP 29199597 A JP29199597 A JP 29199597A JP H11125590 A JPH11125590 A JP H11125590A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
probe
movable rod
measured
cross
axis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29199597A
Other languages
English (en)
Inventor
Munehiro Date
宗宏 伊達
Katsuo Nishi
克夫 西
Akira Shiraishi
明 白石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
RIKEN Institute of Physical and Chemical Research
Original Assignee
RIKEN Institute of Physical and Chemical Research
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by RIKEN Institute of Physical and Chemical Research filed Critical RIKEN Institute of Physical and Chemical Research
Priority to JP29199597A priority Critical patent/JPH11125590A/ja
Publication of JPH11125590A publication Critical patent/JPH11125590A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)
  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被測定物を測定器に近づける必要がなく、
手持ちで使うことができ、どんな向きでも使え、姿
勢を変えたときの体の硬さの変化などの測定も可能であ
り、表面のみでなく内部の硬さの不均一も測定できる
粘弾性測定装置を提供する。 【解決手段】 細長い可動棒12と、その端部に固定さ
れ軸線Zに直交して延びた探触子14と、可動棒を軸線
に垂直なX−Y面内で振動させる加振器16と、可動棒
を有する可動体13を重心位置Gで揺動可能に支持する
揺動支持器20と、前記平面内での探触子の動きを検出
する位置検出器22と、探触子を振動させるための力信
号を発生しかつ位置検出器の位置信号を解析する演算装
置24と、探触子の先端に取り付けられた超音波送受波
器26と備え、探触子を被測定物(皮膚8)の表面に接
触させるときの力信号と位置信号から表面粘弾性を測定
し、同時に得られた被測定物の断面像から内部の硬さ分
布を測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、皮膚等の表面のみ
ならず内部の力学的性質についても測定することの出来
る粘弾性測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】膠原病は、現在その治療法の確立されて
いない難病の1つである。この病気は外見的には指先等
の末端部より皮膚が硬くなりはじめ、硬化が体の中心部
に進むと死亡する。そのため、定期的に患者の皮膚の一
部を切り取って皮膚の弾性率を検査することによって病
状の進行を調べているが、これは患者に大きな苦痛を与
える問題点がある。
【0003】この問題点を解決するために、本発明の発
明者は、先に、特公昭63−1853号及び特公平7−
60115号を創案し出願した。
【0004】特公平7−60115号の「表面粘弾性測
定方法及びその装置」の装置は、図10に示すように、
一端が回動自在に固定され水平方向に延びた可動棒2
と、可動棒の他端に固定され鉛直方向に延びた探触子3
と、探触子を可動棒の軸線に垂直な平面内で振動させる
加振器4と、前記平面内での探触子の動きを検出する位
置検出器5と、探触子を振動させるための力信号を発生
しかつ位置検出器の位置信号を解析する演算装置6と、
からなり、探触子3を被測定物の表面に接触させるとき
の力信号と位置信号から表面粘弾性を測定するようにな
っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の粘弾性
測定装置では、水平方向に延びた可動棒2の支点aが可
動棒の端部にあり、可動棒の自重により探触子の動作位
置が変化しやすい欠点があった。すなわち、従来の装置
では可動棒2から下方に延びた延長部2bをバネ7で付
勢し、この可動棒の自重をバネ力でバランスさせて、水
平位置に可動棒2を保持するようになっていた。なお、
この図で1はハウジング、5aは光ファイバ、5bは検
出素子である。
【0006】しかし、この構造では、重力の方向が変わ
るとバランスを失うため、装置は据え置き型とせざる
を得ず、被測定物を装置の所まで持ってくる必要があ
り、そのため、手持ちでの測定はできず、自由な向
きでの測定ができず、例えば、姿勢を変えたときの体の
硬さの変化などの測定が不可能だった。
【0007】更に、従来の装置では、表面に接触させ
た探触子の動きとそれに必要な力のみを計測していたた
め、表面の平均的硬さだけしか計測できず、内部の硬さ
の不均一は測定できなかった。そのため、例えば膠原病
の病状が進行した場合に、その進み具合を客観的に把握
できない問題点があった。
【0008】本発明は、上述した問題点を解決するため
に創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、
被測定物を測定器に近づける必要がなく、手持ちで
使うことができ、どんな向きでも使え、姿勢を変えた
ときの体の硬さの変化などの測定も可能であり、表面
のみでなく内部の硬さの不均一も測定できる粘弾性測定
装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、細長い
可動棒と、可動棒の端部に固定されその軸線に直交する
方向に延びた探触子と、可動棒をその軸線に垂直な平面
内で振動させる加振器と、可動棒を有する可動体をその
重心位置で揺動可能に支持する揺動支持器と、前記平面
内での探触子の動きを検出する位置検出器と、探触子を
振動させるための力信号を発生しかつ位置検出器の位置
信号を解析する演算装置と、を備え、探触子を被測定物
の表面に接触させるときの力信号と位置信号から表面粘
弾性を測定する、ことを特徴とするバランス型粘弾性測
定装置が提供される。
【0010】この構成により、揺動支持器により可動棒
を有する可動体が重心位置で支持されているので、装置
全体をどのような姿勢にしても、可動体の重心まわりの
バランスが保たれる。従って、この構成により、どのよ
うな姿勢をとっても、重力により動作中心がずれるとい
う現象を無くすことができ、姿勢を変えたときの体の硬
さの変化などの測定も可能であり、どのような向きでも
使える。
【0011】本発明の好ましい実施形態によれば、探触
子の先端に取り付けられた超音波送受波器と、超音波送
受波器の反射波強度から被測定物の断面像を画像表示す
る画像表示装置とを備え、探触子を被測定物の表面に接
触させるときの力信号及び位置信号と同時に得られた被
測定物の断面像から内部の硬さ分布を測定する。この構
成により、物体の内部のひずみの場所による硬さの違い
を、力信号及び位置信号と同時に測定できるので、内部
の硬さの不均一も測定できる。すなわち、探触子で外部
から変形を与え、この変形と同期した内部の変形を、同
時に得られた超音波像から測定することにより、外部の
変形に追従して変形する部分は柔らかく、追従しない部
分は固いといった硬さ分布を計測することができる。
【0012】また、前記加振器は、可動棒の端部に固定
され可動棒の軸線に直交する直交軸X,Yをそれぞれ囲
む1対のコイルと、可動棒の軸線方向に磁場Bを発生さ
せる磁場発生装置とからなり、1対のコイルにそれぞれ
変動電流Iを流して可動棒をX方向及びY方向に振動さ
せるようになっている。この構成により、装置全体を一
体化でき、外形寸法を小型化でき、手持ち型の装置とす
ることができ、測定器を被測定物の場所に持っていくこ
とができ、被測定物の制約を無くすことができる。
【0013】更に、前記揺動支持器は、可動棒と中間部
材の間を連結する第1の十字クロスバネと、中間部材と
固定部との間を連結する第2の十字クロスバネとからな
り、第1と第2の十字クロスバネは、互いに直交するX
軸又はY軸まわりに揺動可能に構成されている。この構
成により、薄いバネ板を用いて十字クロスバネを構成す
ることにより、可動棒を重心まわりに極めて小さい抵抗
で精度よく支持することができ、測定精度を高めること
ができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
を図面を参照して説明する。なお、各図において共通す
る部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略す
る。図1は、本発明によるバランス型粘弾性測定装置の
全体構成図であり、図2は、図1を模式的に示す図であ
る。更に、図3は、図2のA−A線における断面図であ
る。図1乃至図3に示すように、本発明のバランス型粘
弾性測定装置10は、細長い可動棒12、探触子14、
加振器16、揺動支持器20、位置検出器22、及び演
算装置24を備えている。
【0015】探触子14は、可動棒12の端部(図1で
左端)に固定され、その軸線Zに直交する方向に延びて
いる。また、探触子14の先端には、超音波送受波器2
6が取り付けられている。更に、超音波送受波器26
は、装置外部に設置された画像表示装置28に電気的に
接続され、超音波送受波器26の反射波強度から被測定
物の断面像を画像表示するようになっている。
【0016】加振器16は、可動棒12の端部(図1で
右端)に固定された1対のコイル17a,17bと、磁
場発生装置18とからなる。1対のコイル17a,17
bは、可動棒12の軸線Zに直交する直交軸X,Yをそ
れぞれ囲むように構成されている。また磁場発生装置1
8は、コイル17a,17bをZ軸方向から挟む磁石1
8aと、コイルの内側に位置する磁性体18bとからな
る。磁石18aは例えば永久磁石又は電磁石であり、磁
性体18bは例えば鉄片である。磁性体18bはは図示
しない支持部材により固定部分(例えばケーシング1)
に固定されている。従って、コイル17a,17bは可
動棒12の右端部に固定されているが、磁石18a及び
磁性体18bとは接触せず、その間で軸線Zに直交する
面内で自由に振動できるようになっている。
【0017】この構成により、磁性体18bの両側に位
置するコイル17a,17bの部分に可動棒の軸線方向
でかつ逆向きの磁場Bを発生させ、同時に1対のコイル
17a,17bにそれぞれ変動電流Iを流すことによ
り、いわゆるフレミングの左手の法則により、可動棒1
2の端部を軸線Zに垂直な平面内でX方向及びY方向に
振動させることができる。
【0018】図4は、図1の揺動支持器20の構成図で
あり、(A)は図1と同一方向からみた図、(B)は
(A)を上部から見た図である。この図に示すように、
揺動支持器20は、可動棒12と中間部材20aの間を
連結する第1の十字クロスバネ21aと、中間部材20
aと固定部材20bとの間を連結する第2の十字クロス
バネ21bとからなる。第1と第2の十字クロスバネ2
1a,21bは、十字にクロスした薄いバネ板で構成さ
れ、バネ板の端部が可動棒12と中間部材20a、及び
中間部材20aと固定部材20bにそれぞれ固定されて
いる。固定部材20bは、装置の本体部分、例えばケー
シング1に固定されている。
【0019】この構成により、第1十字クロスバネ21
aにより固定部材20bに対して中間部材20aをX軸
まわりに自由に揺動させることができ、第2十字クロス
バネ21bにより中間部材20aに対して可動棒12を
Y軸まわりに自由に揺動させることができ、全体として
可動棒12をその重心位置Gで揺動可能に支持すること
ができる。また、薄いバネ板を用いて十字クロスバネ2
1a,21bを構成することにより、可動棒12を有す
る可動体13を重心Gまわりに極めて小さい抵抗で精度
よく支持することができ、測定精度を高めることができ
る。
【0020】なお、本発明はこの構成に限定されるもの
ではなく、例えば、球面軸受等を用いて、可動体13を
その重心位置Gで揺動可能に支持してもよい。また、本
発明において可動体13とは、可動棒12と共に移動す
る部分全体を意味し、可動棒12の他、探触子14(超
音波送受波器26を含む)、コイル17a,17b、後
述する位置検出器22の光ファイバ22a、等からな
る。
【0021】位置検出器22は、可動棒12の先端部
(図1で左端部)に一端が軸線方向外向き(図1で左向
き)に取り付けられた光ファイバ22aと、これに対向
して軸線方向Zに垂直に配置された二次元位置検出器2
3とからなる。光ファイバ22aの他端は、ハウジング
1に固定された光源(図示せず)まで、可動棒12の動
きを制約しないように僅かなたるみをもって延びてい
る。二次元位置検出器23は、例えば半導体像位置検出
素子である。この構成により、軸線Zに垂直な平面内で
の探触子14の動きを、光ファイバ22aを通して照射
される光点の位置として二次元位置検出器23により検
出することができる。
【0022】図5は、本発明の測定システムを示すブロ
ック図であり、図6は、本発明の制御回路を示すブロッ
ク図である。図5及び図6に示すように、演算装置24
は、コンピュータ24a、DA変換器24b、AD変換
器24c、ゲイン可変回路24d、増幅器24e等から
なる。図5において、コンピュータ24a(例えばパソ
コン)から、DA変換器24bを介してX駆動信号とY
駆動信号がアナログ電流として出力され、X軸変位信
号、Y軸変位信号、X駆動力信号、Y駆動力信号、超音
波信号がAD変換器24cを介してコンピュータ24a
に入力される。また、図6において、二次元位置検出器
23(この図で位置センサー)からのX変位,Y変位信
号と、X駆動信号とY駆動信号から増幅器24eを介し
てX駆動力信号とY駆動力信号がコイル17a,17b
(X駆動コイル、Y駆動コイル)に供給される。ゲイン
可変回路24dは、動作状態での接触子の動きやすさを
きめる。例えば、ゲインが高いと外部より動かしにく
い。
【0023】この構成により接触子14を2つのコイル
17a,17bでX,Y方向に振動させながら、接触子
14を皮膚に押しつけ、その際得られるデータをパソコ
ンで処理することにより、探触子14を被測定物の表面
に接触させるときの力信号25aと位置信号25bから
表面粘弾性を算出することができる。
【0024】図7は、探触子14の先端部に取り付けた
超音波送受波器26(超音波センサー)の使用方法を示
す図である。この図において、(A)は、超音波センサ
ー26を皮膚8に接触させていない状態における内部の
表皮8a、脂肪8b、筋肉8cの状態、(B)(C)は
超音波センサー26を押しつけた状態を模式的に示して
いる。また、この例で、(B)は脂肪8bが柔らかく、
筋肉8cが硬い場合、(C)は逆に脂肪8bが硬く、筋
肉8cが柔らかい場合、を示している。更に、各図の右
側に示す図は、画像表示装置28により画像表示された
被測定物の断面像である。
【0025】この図に示すように、画像表示装置28に
よる画像から内部の表皮8a、脂肪8b、筋肉8cの少
なくとも境界位置を検出することができる。また、本発
明の装置では、探触子14の力信号25a及び位置信号
25bと同時に被測定物の断面像が得られるので、力信
号25a及び位置信号25bと各境界位置の変化状態か
ら皮膚内部の硬さ分布を把握することができる。すなわ
ち、探触子12で外部から変形を与え、この変形と同期
した内部の変形を、同時に得られた超音波像から測定す
ることにより、外部の変形に追従して変形する部分は柔
らかく、追従しない部分は固いといった硬さ分布を計測
することができる。
【0026】
【実施例】図8は、本発明の装置により左腕内側の皮膚
の硬さを測定した実施例である。この図において、横軸
は握る力、縦軸は皮膚の硬さ(弾性率)である。また、
図中のx,y,zは、腕の長さ方向をz軸とし、皮膚の
表面をxz面、皮膚の内部に向かう方向をy軸としてい
る。この図から、表面方向は硬くならず握る力にほぼ比
例して深さ方向に硬くなる(弾性率が増加する)ことが
数値的に把握できることがわかる。これは皮膚の硬さと
筋肉の硬さを分離して測定できたことを示している。
【0027】図9は、膠原病の患者の測定例を示す図で
ある。この図で、横軸は図8におけるy方向位置信号2
5b(皮膚表面からの深さ)、縦軸はy方向の力信号2
5aである。また、図の(A)は健康人の第二指の甲側
であり、(B)(C)(D)は患者の各部の場合であ
る。この図から、第二指の甲側の比較から、患者の皮膚
が健康人に比べて硬くなっているのがわかる。
【0028】なお、本発明は上述した実施形態及び実施
例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更できることは勿論である。例えば、上
述した実施形態では、本発明の装置により皮膚の弾性率
を測定する例を示したが、本発明はこれに限定されず、
その他の分野にも同様に適用することができる。
【0029】
【発明の効果】上述した本発明の構成により、揺動支持
器20により可動体13が重心位置Gで支持されている
ので、装置全体をどのような姿勢にしても、可動体13
の重心まわりのバランスが保たれる。従って、どのよう
な姿勢(向き)をとっても、重力により動作中心がずれ
るという現象を無くすことができ、姿勢を変えたときの
体の硬さの変化などの測定も可能となる。
【0030】また、物体の内部のひずみの場所による硬
さの違いを、力信号及び位置信号と同時に測定できるの
で、探触子で外部から変形を与え、この変形と同期した
内部の変形を、同時に得られた超音波像から測定するこ
とにより、内部の硬さの不均一も測定できる。更に、装
置全体を一体化でき、外形寸法を小型化でき、手持ち型
の装置とすることができ、測定器を被測定物の場所に持
っていくことができ、被測定物の制約が無くすことがで
きる。
【0031】従って、本発明のバランス型粘弾性測定装
置は、被測定物を測定器に近づける必要がなく、手
持ちで使うことができ、どんな向きでも使え、姿勢を
変えたときの体の硬さの変化などの測定も可能であり、
表面のみでなく内部の硬さの不均一も測定できる、等
の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるバランス型粘弾性測定装置の全体
構成図である。
【図2】図1を模式的に示す図である。
【図3】図2のA−A線における断面図である。
【図4】図1の揺動支持器の構成図である。
【図5】本発明の測定システムを示すブロック図であ
る。
【図6】本発明の制御回路を示すブロック図である。
【図7】本発明の装置の使用方法を示す図である。
【図8】皮膚の硬さの測定例を示す図である。
【図9】膠原病の患者の測定例を示す図である。
【図10】従来の粘弾性測定装置の構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 可動棒 3 探触子 4 加振器 5 位置検出器 6 演算装置 8 皮膚 10 バランス型粘弾性測定装置 12 可動棒 13 可動体 14 探触子 16 加振器 17a,17b コイル 18 磁場発生装置 18a 磁石 18b 磁性体 20 揺動支持器 20a 中間部材 20b 固定部材 22 位置検出器 22a 光ファイバ 23 二次元位置検出器 24 演算装置 26 超音波送受波器 28 画像表示装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 白石 明 埼玉県和光市広沢2番1号 理化学研究所 内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 細長い可動棒と、可動棒の端部に固定さ
    れその軸線に直交する方向に延びた探触子と、可動棒を
    その軸線に垂直な平面内で振動させる加振器と、可動棒
    を有する可動体をその重心位置で揺動可能に支持する揺
    動支持器と、前記平面内での探触子の動きを検出する位
    置検出器と、探触子を振動させるための力信号を発生し
    かつ位置検出器の位置信号を解析する演算装置と、を備
    え、探触子を被測定物の表面に接触させるときの力信号
    と位置信号から表面粘弾性を測定する、ことを特徴とす
    るバランス型粘弾性測定装置。
  2. 【請求項2】 探触子の先端に取り付けられた超音波送
    受波器と、超音波送受波器の反射波強度から被測定物の
    断面像を画像表示する画像表示装置とを備え、探触子を
    被測定物の表面に接触させるときの力信号及び位置信号
    と同時に得られた被測定物の断面像から内部の硬さ分布
    を測定する、ことを特徴とする請求項1に記載のバラン
    ス型粘弾性測定装置。
  3. 【請求項3】 前記加振器は、可動棒の端部に固定され
    可動棒の軸線に直交する直交軸X,Yをそれぞれ囲む1
    対のコイルと、可動棒の軸線方向に磁場Bを発生させる
    磁場発生装置とからなり、1対のコイルにそれぞれ変動
    電流Iを流して可動棒をX方向及びY方向に振動させ
    る、ことを特徴とする請求項1に記載のバランス型粘弾
    性測定装置。
  4. 【請求項4】 前記揺動支持器は、可動棒と中間部材の
    間を連結する第1の十字クロスバネと、中間部材と固定
    部との間を連結する第2の十字クロスバネとからなり、
    第1と第2の十字クロスバネは、互いに直交するX軸又
    はY軸まわりに揺動可能に構成されている、ことを特徴
    とする請求項1に記載のバランス型粘弾性測定装置。
JP29199597A 1997-10-24 1997-10-24 バランス型粘弾性測定装置 Pending JPH11125590A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29199597A JPH11125590A (ja) 1997-10-24 1997-10-24 バランス型粘弾性測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29199597A JPH11125590A (ja) 1997-10-24 1997-10-24 バランス型粘弾性測定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11125590A true JPH11125590A (ja) 1999-05-11

Family

ID=17776167

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29199597A Pending JPH11125590A (ja) 1997-10-24 1997-10-24 バランス型粘弾性測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11125590A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008029578A (ja) * 2006-07-28 2008-02-14 Kao Corp 皮膚性状評価方法
JP2014038089A (ja) * 2012-07-20 2014-02-27 Tanita Corp 粘弾性測定装置
CN111771115A (zh) * 2018-03-07 2020-10-13 弗朗西斯科·提姆珀尼 用于材料的非破坏性表征的按扣装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008029578A (ja) * 2006-07-28 2008-02-14 Kao Corp 皮膚性状評価方法
JP2014038089A (ja) * 2012-07-20 2014-02-27 Tanita Corp 粘弾性測定装置
CN111771115A (zh) * 2018-03-07 2020-10-13 弗朗西斯科·提姆珀尼 用于材料的非破坏性表征的按扣装置
CN111771115B (zh) * 2018-03-07 2024-06-07 弗朗西斯科·提姆珀尼 用于材料的非破坏性表征的按扣装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100571610C (zh) 压力测量方法、压力测量装置和眼压计
JP4783575B2 (ja) 接触式変位測長器
JPH08506979A (ja) 超音波による介在的医療装置の位置決定
WO2004103176A1 (en) Balance function diagnostic system and method balance function diagnostic system and method
JP2016506802A (ja) 生体軟組織の非侵襲的測定のシステム及び方法
JP4154720B2 (ja) 粘弾性体表面の力学特性測定装置
Azadi et al. Vibrotactile actuators: Effect of load and body site on performance
JP5270243B2 (ja) 振動感覚測定装置
JP2010022585A5 (ja)
JPH11125590A (ja) バランス型粘弾性測定装置
JP3907267B2 (ja) 生体表面部の力学特性測定のためのセンサ内蔵形加振器
JPH0354428A (ja) 力変換装置及びその製造方法
CN107615040A (zh) 硬度计
US4881552A (en) Tooth stability monitor
JP2004361251A (ja) 超音波振動を利用した硬さ測定装置
CN110308061B (zh) 基于三维结构的材料弹性模量和密度的测量方法和系统
JP2646628B2 (ja) 振動覚用バイブレータ
JPH08294491A (ja) 骨強度測定用加振機
JPH07155297A (ja) 生体診断用プローブ
JP2705067B2 (ja) 磁化率分布測定装置
JP3595849B1 (ja) マイクロ・ナノ材料用疲労試験装置
CN113164051A (zh) 一种生理测量装置及其方法
Jones et al. Surface waves and spatial localization in vibrotactile displays
JP7198530B2 (ja) 評価検査装置
JP2023045358A (ja) 振動覚検査装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Effective date: 20031201

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20040322