JPH11125164A - 燃料加圧用ポンプ - Google Patents

燃料加圧用ポンプ

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JPH11125164A
JPH11125164A JP28897997A JP28897997A JPH11125164A JP H11125164 A JPH11125164 A JP H11125164A JP 28897997 A JP28897997 A JP 28897997A JP 28897997 A JP28897997 A JP 28897997A JP H11125164 A JPH11125164 A JP H11125164A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pump
camshaft
fuel
gear
engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28897997A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Okubo
好夫 大久保
Toshiaki Hori
俊明 堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Unisia Jecs Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一部の部品の交換のみによって燃料噴射量の
異なる多種のエンジンに容易に適用できるようにする。 【解決手段】 エンジンのカムシャフト3に駆動用のか
さ歯車16を設け、ポンプ駆動軸12に従動用のかさ歯
車14を設ける。両かさ歯車16,14を噛合させてカ
ムシャフト13からポンプ駆動軸12に動力を伝達す
る。かさ歯車16,14をギヤ比の異なるものに交換す
ることで、カムシャフト3一回転当たりに得られる吐出
流量を変えることが可能になる。ポンプ駆動軸12をカ
ムシャフト3と交差する方向に配置することが可能にな
るため、シリンダブロック2に対するポンプの配置の自
由度が高まる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用エンジンの
燃料噴射装置に用いられる燃料加圧用ポンプに関し、と
りわけ、ポンプ駆動軸がエンジンのカムシャフトの動力
を受けて回転する燃料加圧用ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の燃料加圧用ポンプとして、特開
平8−270520号公報に示されるようなものが従来
より開発されている。
【0003】この燃料加圧用ポンプは、ポンプ駆動軸の
先端部がエンジンのカムシャフトにカップリングによっ
て直結されるもので、ポンプハウジングはそのポンプ駆
動軸がカムシャフトと同軸となるようにシリンダヘッド
の端面に取り付けられている。このポンプの場合、ポン
プ駆動軸がカムシャフトと一体に回転するため、ポンプ
本体部はエンジン回転数に応じたポンプ作用を行い、そ
こで高圧に加圧した燃料をエンジンの燃料噴射装置に供
給する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような燃料加圧
用ポンプにおいては、ポンプ本体部での吐出容量が一定
であるために、燃料噴射量の異なるエンジンに用いる場
合には、その燃料噴射量に応じた吐出容量のものに設計
変更しなければならず、一種のポンプを仕様の異なるエ
ンジン間で共用することができないことから思うように
製造コストの削減を図ることができない。即ち、燃料噴
射量の大きいエンジンに用いるポンプを燃料噴射量の小
さいエンジンにそのまま適用した場合には、吐出容量が
大きすぎるために燃料のリリーフ量が増大してエンジン
の動力ロスが大きくなってしまい、逆に燃料噴射量の小
さいエンジンに用いるポンプを燃料噴射量の大きいエン
ジンに適用した場合には、吐出容量が小さすぎるために
低回転域における燃料供給量が不足し、低回転域での安
定したエンジン作動が得られなくなってしまう。
【0005】そこで本発明は、一部の部品を交換するだ
けで燃料噴射量の異なる多種のエンジンに容易に適用す
ることのできる燃料加圧用ポンプを提供しようとするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ための手段として、請求項1の発明は、ポンプハウジン
グがエンジンのシリンダヘッドに取り付けられる一方
で、ポンプ駆動軸がカムシャフトに係合され、前記ポン
プ駆動軸の回転を受けて作動するポンプ本体部が燃料を
高圧に加圧してその燃料をエンジンの燃料噴射装置に供
給する燃料加圧用ポンプにおいて、前記カムシャフトに
駆動ギヤを設ける一方で、前記ポンプ駆動軸に従動ギヤ
を設け、これら駆動ギヤと従動ギヤの噛合によってカム
シャフトの回転をポンプ駆動軸に伝達するようにした。
駆動ギヤや従動ギヤの交換によって両者のギヤ比を変え
ることにより、カムシャフト一回転当たりに得られる吐
出流量を変えることが可能になる。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、駆動ギヤと従動ギヤを、かさ歯車またははすば歯車
によって構成するようにした。ポンプ駆動軸はカムシャ
フトと交差する位置に配置することが可能になる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施例を図1,
図2に基づいて説明する。
【0009】図面において、1は、本発明にかかる燃料
加圧用ポンプであり、2は、エンジンのシリンダヘッ
ド、3は、このシリンダヘッド2内に収容されたカムシ
ャフトである。燃料加圧用ポンプ1の吸入ポート4側に
はモータ駆動されるフィードポンプ5と低圧レギュレー
タ6が接続され、吐出ポート7側には燃料噴射装置のイ
ンジェクター8が接続されている。フィードポンプ5に
よって燃料タンク9から吸い上げられた燃料は低圧レギ
ュレータ6によって所定圧に調圧された後に燃料加圧用
ポンプ1に導入され、この加圧用ポンプ1で高圧に加圧
されてインジェクター8に供給されるようになってい
る。尚、インジェクター8に供給された余剰燃料は図示
しない高圧レギュレータを介してポンプ吸入側に戻され
る。
【0010】燃料加圧用ポンプ1は、ポンプハウジング
10内に実質的なポンプ作用を為すポンプ本体部11が
収容されると共に、このポンプ本体部11を作動させる
ためのポンプ駆動軸12がポンプハウジング10の先端
の縮径部13に突設されている。そして、縮径部13か
ら突出したポンプ駆動軸12の先端部には従動ギヤとし
てのかさ歯車14が一体に設けられている。また、ポン
プハウジング10の縮径部13はシリンダヘッド2の端
部上面に形成された取付孔15に密閉状態で嵌合固定さ
れ、ポンプ駆動軸12の先端部はシリンダヘッド2内に
おいてカムシャフト3の端部に臨むようになっている。
【0011】これに対し、カムシャフト3の一方の端部
には駆動ギヤとしてのかさ歯車16が一体に形成されて
おり、前記ポンプハウジング10がシリンダヘッド2に
取り付けられた状態においてこのかさ歯車16がポンプ
駆動軸12のかさ歯車14に噛合されている。
【0012】以上のような構成であるため、エンジンの
始動と共にカムシャフト3が回転すると、カムシャフト
3の回転動力がかさ歯車16,14を介してポンプ駆動
軸12に伝達され、それに伴って燃料加圧用ポンプ1の
ポンプ本体部11が低圧レギュレータ6から送られた燃
料を高圧に加圧し、その燃料をインジェクター8に連続
的に供給するようになる。
【0013】この燃料加圧用ポンプ1においては、カム
シャフト3からポンプ駆動軸12にかさ歯車16,14
を介して動力が伝達されるようになっているため、かさ
歯車16,14のギヤ比を適宜変えること、つまり、か
さ歯車16,14を適宜異なる歯数のものに交換するこ
とによってカムシャフト3一回転当たりの吐出流量を容
易に変更することができる。したがって、この燃料加圧
用ポンプ1にあっては、かさ歯車16,14部分の交換
のみによって燃料噴射量の異なるエンジンに容易に適用
することができ、多種のエンジンでの部品の共用化が可
能になる。
【0014】また、この燃料加圧用ポンプ1は、カムシ
ャフト3とポンプ駆動軸12をかさ歯車16,14を介
して係合することで、カムシャフト3の動力を同シャフ
ト3と略直交する方向から取り出すようになっているた
め、シリンダヘッド2の幅方向(カムシャフト3方向)
のスペース占有が無くなり、その結果としてエンジンの
コンパクト化が可能になる。
【0015】尚、以上では燃料加圧用ポンプ1をシリン
ダヘッド2の上面側に配置した場合について説明した
が、勿論、この配置はシリンダヘッド2の上面側に限ら
ず、図2中の破線で示すようにシリンダヘッド2の側面
側に配置するようにしても良い。
【0016】また、カムシャフト3とポンプ駆動軸12
に設ける駆動ギヤと従動ギヤはかさ歯車に限らずはすば
歯車であっても良く、はすば歯車にした場合にも上記と
まったく同様の作用効果を得ることができる。
【0017】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明は、カムシ
ャフトに駆動ギヤを設ける一方で、ポンプ駆動軸に従動
ギヤを設け、これら駆動ギヤと従動ギヤの噛合によって
カムシャフトの回転をポンプ駆動軸に伝達するようにし
たため、駆動ギヤや従動ギヤを交換して両者のギヤ比を
変えるだけで、カムシャフト一回転当りの吐出流量を容
易に変えることが可能になり、したがって、一部の部品
の交換だけで燃料噴射量の異なる多種のエンジンに容易
に適用できるようになることから、部品の共用化による
コストの削減を図ることが可能になる。
【0018】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、駆動ギヤと従動ギヤを、かさ歯車またははすば歯車
によって構成するようにしたため、ポンプ駆動軸をカム
シャフトと交差する位置にも配置することが可能になっ
て、ポンプの配置の自由度が大きくなる。したがって、
エンジン形状等に応じてポンプの配置を自由に換えるこ
とができることから、エンジンのより一層のコンパクト
を図ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すシリンダヘッドの断面
図。
【図2】同実施例を示す図1のA−A線に沿う断面図。
【符号の説明】
1…燃料加圧用ポンプ、 2…シリンダヘッド、 3…カムシャフト、 10…ポンプハウジング、 11…ポンプ本体部、 12…ポンプ駆動軸、 14…かさ歯車(従動ギヤ)、 16…かさ歯車(駆動ギヤ)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプハウジングがエンジンのシリンダ
    ヘッドに取り付けられる一方で、ポンプ駆動軸がカムシ
    ャフトに係合され、前記ポンプ駆動軸の回転を受けて作
    動するポンプ本体部が燃料を高圧に加圧してその燃料を
    エンジンの燃料噴射装置に供給する燃料加圧用ポンプに
    おいて、 前記カムシャフトに駆動ギヤを設ける一方で、前記ポン
    プ駆動軸に従動ギヤを設け、これら駆動ギヤと従動ギヤ
    の噛合によってカムシャフトの回転をポンプ駆動軸に伝
    達するようにしたことを特徴とする燃料加圧用ポンプ。
  2. 【請求項2】 前記駆動ギヤと従動ギヤを、かさ歯車ま
    たははすば歯車によって構成したことを特徴とする請求
    項1に記載の燃料加圧用ポンプ。
JP28897997A 1997-10-22 1997-10-22 燃料加圧用ポンプ Pending JPH11125164A (ja)

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JP28897997A JPH11125164A (ja) 1997-10-22 1997-10-22 燃料加圧用ポンプ

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102606255A (zh) * 2012-03-22 2012-07-25 东风朝阳朝柴动力有限公司 柴油发动机机油泵传动系统
CN103291407A (zh) * 2013-05-03 2013-09-11 东风朝阳朝柴动力有限公司 带限压阀的斜齿轮传动式机油泵

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102606255A (zh) * 2012-03-22 2012-07-25 东风朝阳朝柴动力有限公司 柴油发动机机油泵传动系统
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