JP2017198103A - 複合機能装置 - Google Patents

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英樹 長田
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英樹 長田
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Abstract

【課題】エアコンプレッサと高圧燃料供給ポンプとを同軸上に配置して駆動させる場合において、シャフトに掛かるトルクの変動を適切な状態に維持できるようにする。【解決手段】駆動シャフト9の駆動力が同軸で伝達される、エアコンプレッサ8と、高圧燃料供給ポンプ5を有するサプライポンプ4とを備える複合機能装置1において、エアコンプレッサ8は、駆動シャフト9の位相の一部の範囲において、駆動シャフト9にトルクを伝達する状態になるように構成されており、コモンレール6に圧送させる燃料の量を調整して、高圧燃料供給ポンプ5に供給可能な調量弁42と、位相の一部の範囲におけるサプライポンプ4を駆動させるトルクが、エアコンプレッサ8による位相の一部の範囲における駆動シャフト9に伝達するトルク以上となるように、調量弁42により高圧燃料供給ポンプ5に供給する燃料の量を調整する調量制御部21とを備えるようにする。【選択図】図2

Description

本発明は、シャフトに対して同軸上に配置される、エアコンプレッサと、コモンレールに燃料を圧送する高圧燃料供給ポンプを有するポンプユニットとを備える複合機能装置に関する。
従来、トラック、バス等の車両においては、空気ブレーキやエアサスペンションに使用する圧縮空気を供給するエアコンプレッサや、エンジンに高圧燃料を供給するためのコモンレールに対して高圧燃料を圧送するポンプユニットを駆動させるために、エンジンの駆動力を用いているものがある。
例えば、エンジンの駆動力を、エアコンプレッサとポンプユニットとに利用する技術としては、エンジンの駆動力により回転するシャフトにより駆動する、エアコンプレッサとポンプユニットとを同軸で駆動可能なように一体的に組み付ける技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−329926号公報
例えば、エアコンプレッサとポンプユニットとを同軸で駆動できるようにすることにより、装置サイズを小型化することができる。しかしながら、エアコンプレッサや、ポンプユニットにおいては、それぞれの構造によって、駆動させるためのトルクの特性が大きく異なる場合がある。このため、駆動力を伝達するための、シャフトやギヤ等の駆動用部材に対して、必要以上のトルクをかけてしまい破損させてしまう虞がある。
また、駆動させるためのトルクが負のトルクから正のトルクに変動する場合もあり、この場合において、動力源からギヤを介してシャフトに動力を伝達している場合には、ギヤ同士の接触により、異音(歯打ち音)を発生してしまう虞があり、また、動力源からベルトを介してシャフトに動力を伝達している場合には、ベルトの滑りを発生させて、動力の伝達が適切に行われない虞がある。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、エアコンプレッサとポンプユニットとを同軸上に配置して駆動させる場合において、シャフトに掛かるトルクの変動を適切な状態に維持することのできる技術を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するため、本発明の一観点に係る複合機能装置は、所定の動力源による駆動力が入力される入力シャフトの駆動力が同軸で伝達される、エアを圧縮するエアコンプレッサと、高圧燃料を保持するコモンレールに高圧燃料を圧送する高圧燃料供給ポンプを有するポンプユニットとを備える複合機能装置であって、エアコンプレッサは、入力シャフトの位相の一部の範囲において、入力シャフトにトルクを伝達する状態になるように構成されており、コモンレールに圧送させる燃料の量を調整して、高圧燃料供給ポンプに供給可能な調量弁と、位相の一部の範囲におけるポンプユニットを駆動させるトルクが、エアコンプレッサによる位相の一部の範囲における入力シャフトに伝達するトルク以上となるように、調量弁により高圧燃料供給ポンプに供給する燃料の量を調整する調量制御手段と、を備える。
上記複合機能装置において、エアコンプレッサは、ピストンを往復移動させてエアを圧縮するようにしてもよい。
また、上記複合機能装置において、入力シャフトの駆動力により、調量弁に対して燃料を供給するフィードポンプを更に有するようにしてもよい。
本発明によれば、シャフトに掛かるトルクを適切な状態に維持することができる。
本発明の一実施形態に係る複合機能装置を示す模式的な構成図である。 本発明の一実施形態に係る複合機能装置の一部を詳細に示す模式的な構成図である。 図3(A)は、エアコンプレッサのトルク、サプライポンプの標準動作時のトルク、及びそれらの合計トルクの変動の一例を示す模式図である。図3(B)は、本発明の一実施形態に係るサプライポンプの打消動作時のトルクの変動を説明する模式図である。図3(C)は、本実施形態に係るエアコンプレッサのトルク、サプライポンプの打消動作時のトルク、及びそれらの合計トルクの変動の一例を示す模式図である。
以下、添付図面に基づいて、本発明の一実施形態に係る複合機能装置を説明する。同一の部品には同一の符号を付してあり、それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
図1は、本発明の一実施形態に係る複合機能装置を示す模式的な構成図である。
複合機能装置1は、例えば、トラック等の車両に備えられている。複合機能装置1は、燃料タンク2と、燃料フィルタ3と、ポンプユニットの一例としてのサプライポンプ4と、コモンレール6と、1以上のインジェクタ7と、エアコンプレッサ8と、入力シャフトの一例としての駆動シャフト9と、入力ギヤ10と、圧力制限弁11と、制御部20と、配管61〜65と、アクセル開度センサ91と、エンジン回転数センサ92と、圧力センサ93と、を備える。
燃料タンク2は、燃料を貯溜する。燃料フィルタ3は、燃料タンク2から配管61を介して吸い上げられた燃料中に含まれている異物を除去する。サプライポンプ4は、燃料タンク2に貯留されている燃料を吸い上げ、配管63を介して高圧状態の燃料(高圧燃料)をコモンレール6に圧送する。サプライポンプ4の詳細については後述する。
コモンレール6は、高圧燃料を貯溜し、高圧燃料を各インジェクタ7に供給する。圧力制御弁11は、コモンレール6内の圧力が所定の圧力よりも高くなった場合に、高圧燃料を配管65に排出してコモンレール6内の圧力を低下させる。また、圧力制御弁11は、配管64を介してサプライポンプ4から供給される燃料を配管65に排出する。
インジェクタ7は、エンジンの各気筒に対応して設けられており、制御部20の制御に従って、コモンレール6から供給される高圧燃料をエンジンの燃焼室内に噴射する。
エアコンプレッサ8は、駆動シャフト9による駆動力により駆動されて、エアを圧縮して、図示しないエアタンクに供給する。エアタンクに貯留されたエアは、例えば、エアブレーキに使用される。エアコンプレッサ8の詳細については後述する。エアコンプレッサ8と、サプライポンプ4とは、駆動シャフト9に対して同軸に配置されており、サプライポンプ4も駆動シャフト9による駆動力により駆動される。
駆動シャフト9には、駆動シャフト9に固定された入力ギヤ10を介して、エンジンのクランクシャフト12(図2参照)からの駆動力が入力されるようになっている。
アクセル開度センサ91は、アクセルペダルの開度(アクセル開度)を検出する。エンジン回転数センサ92は、エンジンのクランクシャフト12の回転角及び回転数を検出する。圧力センサ93は、コモンレール6内の圧力を検出する。
制御部20は、エンジンの運転状態を制御する。具体的には、制御部20は、各種センサからのセンサ値に基づいて、インジェクタ7による燃料の噴射時期、噴射量を制御する。また、制御部20は、各種センサからのセンサ値に基づいて、サプライポンプ4によりコモンレール6に供給する燃料の量(調量)を制御する。
次に、複合機能装置におけるサプライポンプ4及びエアコンプレッサ8を含む一部の構成について詳細に説明する。
図2は、本発明の一実施形態に係る複合機能装置の一部を詳細に示す模式的な構成図である。
エアコンプレッサ8は、入力シャフトの一例としての駆動シャフト9と、クランアーム81と、クランクピン82と、コネクティングロッド83と、シリンダ84と、ピストン85と、吸入管86と、吐出管87とを有する。
駆動シャフト9には、エアコンプレッサ8を機能させるための駆動力が入力される。駆動シャフト9は、入力ギヤ10が一体回転可能に接続される。入力ギヤ10には、図示しないエンジンからの駆動力が伝達される。具体的には、入力ギヤ10には、エンジンのクランクシャフト12に一体回転可能に接続されたギヤ13、ギヤ13に噛合するアイドルギヤ14の第1ギヤ15、第1ギヤ15と一体化された第2ギヤ16を介して駆動力が伝達される。
クランクアーム81は、対向して駆動シャフト9に固定されている。クランクピン82は、対向する一対のクランクアーム81の間に取り付けられている。
コネクティングロッド83の大端部は、クランクピン82に回転可能な状態で取り付けられ、小端部は、ピストン85の図示しないピストンピンに回転可能な状態で取り付けられている。
ピストン85は、シリンダ84内に上下方向に移動可能なように挿入されている。
このエアコンプレッサ8によると、入力ギヤ10を介してエンジンからの駆動力が駆動シャフト9に伝達されると、駆動シャフト9が回転して、駆動シャフト9に固定されたクランクアーム81が回転する。これにより、クランクアーム81に取り付けられたクランクピン82及びコネクティングロッド83を介してピストン85がシリンダ84内を上下方向に移動し、吸入管86から空気が吸い込まれ、ピストン85により圧縮された圧縮空気が吐出管87から図示しないエアタンクに吐出される。
このような動作を行うので、エアコンプレッサ8は、駆動シャフト9の位相(回転角)に応じて必要となるトルクが変動するトルク特性(例えば、図3(A)参照)を有している。エアコンプレッサ8のトルク特性については後述する。
サプライポンプ4は、高圧燃料供給ポンプ5と、フィードポンプ41と、調量弁42と、を備える。
高圧燃料供給ポンプ5は、調量弁42により調量された燃料をコモンレール6に圧送するポンプであり、シャフト51と、カム52と、タペット53と、スプリング54と、プランジャバレル55と、プランジャ56と、配管45とを備える。
シャフト51は、駆動シャフト9と同軸に配置され、駆動シャフト9にカップリング部材17を介して一体回転可能なように接続されている。
この高圧燃料供給ポンプ5によると、シャフト51が回転されると、シャフト51に固定されたカム52が回転する。これにより、カム52に当接しているタペット53がカム52の形状に従って上下方向に移動するので、プランジャ56がプランジャバレル55内を上下方向に移動する。これにより、調量弁42によりプランジャバレル55内に供給される燃料が高圧状態とされて、配管45及び配管45の先端に接続されている配管63を介してコモンレール6に供給される。なお、配管45には、プランジャバレル55側に高圧燃料が逆流しないようにする逆止弁57が設けられている。
フィードポンプ41は、例えば、ギヤポンプ又はトロコイドポンプであり、燃料タンク2から配管62を介して燃料を吸い上げて下流側(調量弁42等)に排出する。なお、フィードポンプ41においては、調量弁42を介して高圧燃料供給ポンプ5に供給できない分の燃料は、図示しない配管を介して、配管64に排出される。本実施形態では、フィードポンプ41は、シャフト51から駆動力の伝達を図示しない駆動軸に受けて、内部の図示しないギヤを回転させて、燃料タンク2から配管62を介して燃料を吸い上げる。
調量弁42は、フィードポンプ41により吸い上げられた燃料の量を調整して、配管44を介して高圧燃料供給ポンプ5に供給する。配管44の途中には、調量弁42側に燃料が流れないように逆止弁58が設けられている。
このサプライポンプ4では、シャフト51が回転すると、高圧燃料供給ポンプ5が駆動されるとともに、フィードポンプ41が駆動される。サプライポンプ4は、シャフト51の位相に応じて駆動させるために必要となるトルクが変動するトルク特性(例えば、図3(B)参照)を有している。サプライポンプ4を駆動させるトルクは、高圧燃料供給ポンプ5を駆動させるトルクと、フィードポンプ41を駆動させるトルクとを合計させたトルクとなっている。高圧燃料供給ポンプ5を駆動させるトルクは、調量弁42により高圧燃料供給ポンプ5に供給される燃料の量、すなわち調量に応じて変動させることができる。例えば、燃料の量を増加させると、高圧燃料供給ポンプ5がより早いタイミングから高圧燃料を供給することとなり、早いタイミングから必要なトルクが大きくなる。フィードポンプ41を駆動させるトルクは、略一定のトルクとなっている。サプライポンプ4のトルク特性については後述する。
制御部20は、サプライポンプ4の制御に関わる構成として、調量制御手段の一例としての調量制御部21を備える。
調量制御部21は、調量弁42を制御して、高圧燃料供給ポンプ5に供給される燃料の量、すなわち、コモンレール6に供給される燃料の量を調整する。本実施形態では、調量制御部21は、コモンレール6に必要な量を満たしつつ、サプライポンプ4及びエアコンプレッサ8を駆動させるための合計トルクが0以上となるように、すなわち、エアコンプレッサ8から駆動シャフト9に対してトルクが伝達される位相の範囲において、サプライポンプ4を駆動させるトルクが、エアコンプレッサ8から駆動シャフト9に対して伝達されるトルクを打ち消すことができるように、燃料の量を調整する。
次に、標準動作時と、打消動作時(調量制御部21により燃料の量を調整して、エアコンプレッサ8から駆動シャフト9に対してトルクが伝達される位相の範囲において、サプライポンプ4を駆動させるトルクが、エアコンプレッサ8から駆動シャフト9に対して伝達されるトルクを打ち消すようにする動作時)とにおけるエアコンプレッサ8によるトルク変動と、サプライポンプ4のトルク変動と、その合計トルクの変動とについて説明する。
図3(A)は、エアコンプレッサのトルク、サプライポンプの標準動作時のトルク、及びそれらの合計トルクの変動の一例を示す模式図である。図3(B)は、本発明の一実施形態に係るサプライポンプの打消動作時のトルクの変動を説明する模式図である。図3(C)は、本実施形態に係るエアコンプレッサのトルク、サプライポンプの打消動作時のトルク、及びそれらの合計トルクの変動の一例を示す模式図である。
まず、エアコンプレッサのトルク、サプライポンプの標準動作時のトルク、及びそれらの合計トルクの変動について説明する。
エアコンプレッサ8のトルク変動は、図3(A)の二点鎖線に示すようになる。すなわち、エアコンプレッサ8のトルクは、駆動シャフト9の位相が0度では0となっており、角度が増加すると徐々に減少していき、30度近傍で最小値となり、その後、60度近傍で負から正となり徐々に増加し、200度近傍で最大値となり、360度で0となる。エアコンプレッサ8は、0度以上60度以下の範囲では、駆動シャフト9にトルクを与える状態となる。
一方、標準動作時のサプライポンプ4のトルク変動は、例えば、図3(A)の破線に示すようになる。すなわち、サプライポンプ4のトルクは、駆動シャフト9(シャフト51)の位相が0度では、正のトルクであり、60度近傍で増加し、105度近傍で最大値となり、150度近傍で最小値となり、また、240度近傍で増加し、285度近傍で最大値となり、角度330度近傍で最小値となる。サプライポンプ4のトルクは常に正のトルクとなっている。
サプライポンプ4が標準動作を行っている際における、サプライポンプ4のトルク変動とエアコンプレッサ8のトルク変動とを合計したトルク変動は、例えば、図3(A)の実線に示すようになる。この場合には、合計トルクは、駆動シャフト9の位相が10度から50度の範囲では、負のトルクとなっており、この位相の範囲においては、駆動シャフト9に対してサプライポンプ4及びエアコンプレッサ8側からトルクが伝達される状態となっている。
このように、サプライポンプ4とエアコンプレッサ8との合計トルクが負のトルクとなると、負のトルクから正のトルクに変わる時点においては、駆動シャフト9に接続された入力ギヤ10と、アイドルギヤ14の第2ギヤ16との間で作用するトルクの方向が変わることとなり、ギヤの歯が接触する方向が変わることに起因する歯打ち音が発生することとなる。
次に、サプライポンプ4の打消動作時のトルク変動について説明する。
打消動作時のサプライポンプ4のトルク変動は、例えば、図3(B)の長破線に示すようになる。サプライポンプ4のトルクは、駆動シャフト9(シャフト51)の位相が0度では、正のトルクであり、それから標準動作時のトルク変動よりも早期に増加を開始し、105度近傍で最大値となり、150度近傍で最小値となり、また、240度近傍で増加し、285度近傍で最大値となり、角度330度近傍で最小値となる。サプライポンプ4のトルクは常に正のトルクとなっている。
次に、エアコンプレッサのトルクと、サプライポンプの打消動作時のトルクとの合計トルクの変動について説明する。
サプライポンプ4が打消動作を行っている際における、サプライポンプ4のトルク変動とエアコンプレッサ8のトルク変動とを合計したトルク変動は、例えば、図3(C)の実線に示すようになる。この場合における合計トルクは、駆動シャフト9の位相がエアコンプレッサ8のトルクが負のトルクとなる範囲である0度から60度の範囲においても、常に0以上のトルクとなっており、駆動シャフト9に対してサプライポンプ4及びエアコンプレッサ8側からトルクが伝達される状態とはなっていない。このため、駆動シャフト9に接続された入力ギヤ10と、アイドルギヤ14の第2ギヤ16との間で作用するトルクの方向が変わることがなく、歯打ち音が発生しない。また、トルクの方向が変わらないので、各ギヤの歯に対する損傷の発生を低減することができる。
以上説明したように、本実施形態に係る複合機能装置1によると、エアコンプレッサ8により駆動シャフト9にトルクが伝達される駆動シャフト9の位相の一部の範囲において、その位相の一部の範囲におけるサプライポンプ4を駆動させるトルクが、エアコンプレッサ8による位相の一部の範囲における駆動シャフト9に伝達するトルク以上となるように、調量弁42により高圧燃料供給ポンプ5に供給する燃料の量を調整するようにしたので、エアコンプレッサ8とサプライポンプ4との合計トルクを常に正のトルクに維持することができる。このため、駆動シャフト9に接続された入力ギヤ10と、アイドルギヤ14の第2ギヤ16との間で作用するトルクの方向が変わることがなく、これらギヤにおいて発生する歯打ち音を防止することができる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変形して実施することが可能である。
例えば、上記実施形態では、動力源として、エンジンを例にあげたが、本発明はこれに限られず、動力源としては、電動モータや油圧モータであってもよい。
また、上記実施形態では、駆動シャフト9とクランクシャフト12との間の駆動力の伝達経路をギヤにより構成していたが、一部にベルトを備えるようにしてもよい。一部にベルトを備えるようにした場合には、上記したようにエアコンプレッサ8及びサプライポンプ4を駆動させるトルクを負のトルクとならないようにすることにより、ベルトの滑り等の発生を低減することができる。
また、上記実施形態では、サプライポンプ4は、駆動シャフト9から伝達される駆動力により、高圧燃料供給ポンプ5と、フィードポンプ41とを駆動させる構成としていたが、本発明はこれに限られず、フィードポンプ41を駆動シャフト9から伝達される駆動力と異なる駆動力により駆動させるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、エアコンプレッサ8と、サプライポンプ4との間を同軸で接続する際に、それぞれにおける軸の回転数が同一となる様に接続していたが、本発明はこれに限られず、例えば、エアコンプレッサ8と、サプライポンプ4とを接続する接続部材に、ギヤ機構を備えるようにし、エアコンプレッサ8とサプライポンプ4との間で軸の回転数を異ならせるようにしてもよい。
1 複合機能装置
2 燃料タンク
4 サプライポンプ
5 高圧燃料供給ポンプ
6 コモンレール
7 インジェクタ
8 エアコンプレッサ
9 駆動シャフト
10 入力ギヤ
12 クランクシャフト
13 ギヤ
14 アイドルギヤ
15 第1ギヤ
16 第2ギヤ
17 カップリング部材
41 フィードポンプ
42 調量弁
43,44 配管
51 シャフト
52 カム
53 タペット
54 スプリング
55 プランジャバレル
56 プランジャ
57,58 逆止弁
61,62,63,64 配管
81 クランクアーム
82 クランクピン
83 コネクティングロッド
84 シリンダ
85 ピストン
86 吸入管
87 吐出管

Claims (3)

  1. 所定の動力源による駆動力が入力される入力シャフトの駆動力が同軸で伝達される、エアを圧縮するエアコンプレッサと、高圧燃料を保持するコモンレールに高圧燃料を圧送する高圧燃料供給ポンプを有するポンプユニットとを備える複合機能装置であって、
    前記エアコンプレッサは、前記入力シャフトの位相の一部の範囲において、前記入力シャフトにトルクを伝達する状態になるように構成されており、
    前記コモンレールに圧送させる燃料の量を調整して、前記高圧燃料供給ポンプに供給可能な調量弁と、
    前記位相の一部の範囲における前記ポンプユニットを駆動させるトルクが、前記エアコンプレッサによる前記位相の一部の範囲における前記入力シャフトに伝達する前記トルク以上となるように、前記調量弁により前記高圧燃料供給ポンプに供給する燃料の量を調整する調量制御手段と、
    を備える複合機能装置。
  2. 前記エアコンプレッサは、ピストンを往復移動させてエアを圧縮する
    請求項1に記載の複合機能装置。
  3. 前記ポンプユニットは、
    前記入力シャフトの駆動力により、前記調量弁に対して燃料を供給するフィードポンプを更に有する
    請求項1又は請求項2に記載の複合機能装置。
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