JPH11124835A - かご壁ユニット並びにかご壁及び該構築方法 - Google Patents

かご壁ユニット並びにかご壁及び該構築方法

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JPH11124835A
JPH11124835A JP29197297A JP29197297A JPH11124835A JP H11124835 A JPH11124835 A JP H11124835A JP 29197297 A JP29197297 A JP 29197297A JP 29197297 A JP29197297 A JP 29197297A JP H11124835 A JPH11124835 A JP H11124835A
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wall
car wall
car
wall unit
unit
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JP29197297A
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Kazuhiko Kitagawa
一彦 北川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 壁面への取り付けや部材どうしの連結を安定
した状態に容易に行うことのできるかご壁ユニット並び
にかご壁及び該構築方法を提供する。 【構成】 網状部材により形成された側壁部材22及び
前壁部材20が略L字型に自立的に形成されたかご壁ユ
ニット18,30であって、側壁部材22及び前壁部材
20の少なくとも側縁部に2以上の連結部28,31を
ほぼ直線上に設けてかご壁ユニット18,31を構成し
た。また、壁面に形成された壁部材16と、壁部材16
に少なくとも2以上のほぼ直線上に配置されて突設され
た固定部材25と、固定部材25に連結されるかご壁ユ
ニット18,31とを備え、壁部材16とかご壁ユニッ
ト18,31により囲まれる空間に栗石などを詰めてか
ご壁を構築した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、壁面に設けるかご
状部材に関し、より詳しくは、部材間の連結や壁面への
取り付けを安定した状態かつ容易に行うことのできるか
ご壁ユニット並びにかご壁及びその構築方法に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】川や水路等の護岸等を
目的として矢板やコンクリート等の側壁が両岸に設けら
れている。これらは、川や水路等の両岸に、例えば、図
34に示すようなコンクリート等の側壁15を設けた
り、図35(a),(b)に示すような任意形状の矢板
16を用いて両岸の補強を行っている。そして、このよ
うなコンクリート製の側壁15や矢板16を両岸に設置
して護岸を行うことにより、水害等の災害等を防いでい
る。
【0003】しかしながら、このようなコンクリート製
の側壁15や金属製の矢板16等を両岸に設置すると、
岸がコンクリートや金属板等で覆われてしまい、植物が
生育することはなく、自然が破壊されて風景等をだいな
しにしてしまう。特に、最近は環境破壊が問題になり、
自然保護が叫ばれており、護岸の為といっても、このよ
うな景観破壊には大きな問題がある。
【0004】しかも、コンクリートや矢板16による護
岸では、微生物が生育する環境がないため、河川の自浄
作用がなくなってしまう。このため、河川の底には汚泥
が溜まったままで、悪臭の発生する河川となることが多
かった。ところが、このような河川を多自然型の護岸に
改修するには、莫大な費用を伴い、現実的ではない。一
方、コンクリート製や矢板による護岸は強度の点などで
優れており、特に都会の河川には好都合である。
【0005】そこで、本発明者は、このような課題を解
決するべく、鋭意研究を重ねた結果、本発明に至ったの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のかご壁ユニット
の要旨とするところは、網状部材により形成された側壁
部材及び前壁部材が略L字型に自立的に形成されたかご
壁ユニットであって、該側壁部材及び前壁部材の少なく
とも側縁部に2以上の連結部がほぼ直線上に設けられる
ことにある。
【0007】また、このかご壁ユニットにおいて、かご
壁ユニットの底縁部に、網状部材により形成された底部
材が設けられることにある。
【0008】更に、このかご壁ユニットにおいて、連結
部がループ状に形成されていることにある。
【0009】また、このかご壁ユニットにおいて、かご
壁ユニットがエキスパンドメタル又は溶接金網から構成
され、前記連結部が構成部材の一部を折り曲げて形成さ
れていることにある。
【0010】次に、本発明のかご壁の要旨とするところ
は、壁面に形成された壁部材と、該壁部材に少なくとも
2以上のほぼ直線上に配置されて突設された固定部材
と、該固定部材に連結される前記かご壁ユニットとを備
え、前記壁部材とかご壁ユニットにより囲まれる空間に
栗石などが詰められて構成されることにある。
【0011】また、本発明のかご壁の構築方法の要旨と
するところは、壁面に形成される壁部材に、少なくとも
2以上の固定部材をほぼ上下方向直線上に2列以上配置
して突設させ、次いで該列を成す固定部材と前記かご壁
ユニットの側壁部材の連結部とを連結させるとともに、
かご壁ユニットの前壁部材の連結部と該隣接して配設さ
れたかご壁ユニットの一部とを連結させ、次に壁部材と
かご壁ユニットにより囲まれる空間に栗石などを投入し
てかご壁を構築することにある。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るかご壁ユニッ
ト並びにかご壁及びかご壁の構築方法の実施の形態につ
いて、図面に基づいて詳しく説明する。
【0013】図1は、本発明に係るかご壁ユニット18
であり、網状部材により形成された側壁部材22及び前
壁部材20が略L字型に自立的に形成されている。そし
て、側壁部材22及び前壁部材20の少なくとも側縁部
には、2以上の連結部31,28がほぼ直線上に設けら
れている。
【0014】かご壁ユニット18を構成する側壁部材2
2及び前壁部材20は、網線34により格子状に形成さ
れた網状部材を折り曲げるなどによって形成されてい
る。網状部材は溶接金網又はエキスパンドメタルなどを
用いることができ、特に限定されない。また、かご壁ユ
ニット18を構成する網状部材の材質は、使用条件に耐
える強度と透水性、耐久性を備えていればよく、特に限
定されないが、金属製の網状体を用いるのが好ましい。
金属製の網状体は、例えば、図2(a)に示すような、
線径(線幅)約3〜10mmの鋼線(網線34)からな
る溶接金網41、あるいは図2(b)に示すようなエキ
スパンドメタル43やパンチングメタル等々を用いるこ
とができ、網目の大きさは特に限定されない。また、か
ご壁ユニット18の大きさも特に限定されないが、かご
壁としての機能と作業性とコストのバランスからする
と、高さは約2〜5m位で、前壁部材20の底辺は約1
〜2m、側壁部材22の底辺は約0.2〜0.5m位の
大きさが好ましいが、前壁部材20の底辺の長さはたと
えば矢板の大きさによって決定されるのが好ましい。
【0015】また、側壁部材22及び前壁部材20の側
縁部には、それぞれの部材22,20の壁面に略平行な
貫通軸を有する所要数のループ状の連結部31,28が
設けられており、連結棒33,32で複数の連結部3
1,28を貫通できるように構成されている。この連結
部31,28は一辺について少なくとも2個以上設けら
れなければならず、連結棒33,32を貫通させること
ができるように、全てが共通の貫通軸を有するように直
線上に設けられる。
【0016】これらループ状の連結部31,28は、側
壁部材22及び前壁部材20を構成する網線34の先端
をループ状に折り曲げることにより形成される。例え
ば、溶接金網などの線状部材から成る場合であれば、線
状部材の端部を折り曲げ、それぞれのループが共通の貫
通軸を有するように連結部31,28を形成するのが好
ましい。なお、連結部31,28の大きさは、貫入する
網目間隔より小さく、たとえば約30〜50mmとする
のが好ましい。
【0017】次に、このようなかご壁ユニット18,3
0を川や水路の両岸に設けられた矢板16に取り付けて
かご壁を構築する方法を説明する。
【0018】かご壁ユニット18はたとえば河川の両岸
の壁面に矢板16を立てて護岸とした箇所に用いられ
る。まず、図3に示すように、リング状の貫通孔を有す
る複数の固定部材25を上下方向直線上に配置し、これ
らの固定部材25の貫通孔の貫通軸を壁面16と略平行
に且つ一致させて、矢板(壁部材)16に突設させる。
そして、これら固定部材25の列を矢板16毎に、ある
いは矢板16の一つ置き又は複数置きに配置し突設させ
る。
【0019】次に、2以上の固定部材25の貫通軸とか
ご壁ユニット18の連結部31の貫通軸が同軸状になる
ようにかご壁ユニット18を配置して、固定部材25と
連結部31の両者に連結棒33を貫通させ、固定部材2
5とかご壁ユニット18の連結部31とを連結する。更
に、隣接する矢板16に突設された固定部材25にも同
様にしてかご壁ユニット30を連結する。
【0020】このように、本発明のかご壁ユニット18
を用いることにより、連結棒33を固定部材25及び連
結部31に同軸状に通すだけで、ユニット18を矢板1
6に安定した状態で取り付けることができる。特に、水
面下にかご壁ユニット18を取り付ける場合であって
も、位置合わせをするだけで簡単に連結することができ
て、施工工事を安全に行うことができる。また逆に、連
結棒33を引き抜くだけで、ユニット18を矢板16か
ら容易に取り外すことができる。これにより、かご壁ユ
ニット18の矢板16への取り付けを安定した状態に着
脱自在かつ容易に行うことができる。
【0021】次いで、図4に示すように、矢板16に取
り付けられたかご壁ユニット18の前壁部材20の連結
部28を、隣接した他のかご壁ユニット30の曲折部付
近の網目に貫入させた後、連結部28に連結棒32を貫
通させる。その結果、隣のかご壁ユニット30側の水平
方向の網線34とかご壁ユニット18側の連結棒32と
が交差して、かご壁ユニット18と隣のかご壁ユニット
30とを引き離すことができなくなる。このように、本
発明のかご壁ユニット18を用いることにより、連結棒
32を連結部28に通すだけでユニット18,30どう
しを安定した状態に容易に連結することができる。
【0022】以下、同様に、かご壁ユニットと矢板とを
連結すると共にかご壁ユニットどうしを連結していく
と、矢板に沿ったかご壁が形成される。図5は、かご壁
を構築するときの、かご壁ユニットの組み合わせ例を模
式的に説明するものであり、矢板16に設けられた固定
部材25とかご壁ユニットの連結部31を同軸状に配置
し、固定部材25と連結部31に連結棒33を挿入して
連結すると共に、一方のかご壁ユニットの連結部28を
隣接する他方のかご壁ユニットの網目に嵌入させて、そ
の連結部28に連結棒32を挿入し、かご壁ユニット同
士を連結する。そして、かご壁ユニットの端部には、図
6に示すように、端部ユニット42を同様にして連結
し、全体として箱型の空間を形成するのである。
【0023】そして、このようにして形成された箱型の
空間に栗石や玉石などからなる詰石が投入され、更に蓋
部材が被せられ固定されると工事は完了し、かご壁が完
成する。このとき、詰石の投入は機械によって行われる
が、本発明のかご壁ユニット18,30は、剛性の高い
溶接金網又はエキスパンドメタルを用いているため、投
入に伴う衝撃に十分耐えることができるので、パネルや
木枠などの補強なしに石詰めを行える。
【0024】以上説明したように、矢板16にその矢板
16と略平行な貫通軸を有するリング状の固定部材25
を設け、かご壁ユニット18の連結部31と固定部材2
5とに、連結棒33を同軸状に貫通させて接合すると共
に、かご壁ユニット18の連結部28を隣接して配置さ
れる他のかご壁ユニット30の網状部材に突き抜けさせ
た後に、連結棒32を連結部28に貫通させて、かご壁
ユニット18と隣接するユニット30とを連結させるか
ご壁の構築方法を用いることにより、連結棒33を貫通
させるだけで矢板16等へのかご壁ユニット18の安定
した取り付けを容易に行うことができる。また、連結棒
32を貫通させるだけでかご壁ユニット同士の安定した
連結を容易に行うことができる。更に、矢板16が詰石
で覆われ、その詰石の間に土砂などが詰まるため、詰石
の隙間から水草が生えたり、詰石の隙間が微生物や小魚
等の生息場所になる等、従来に比べて自然環境や景観を
改善することができる。
【0025】また、一枚の溶接金網又はエキスパンドメ
タルを曲げて、側壁部材22と前壁部材20とからなる
L字形のかご壁ユニット18を成形するため、剛性が高
くなり、かご壁ユニットを自立させることができる。そ
のため、かご壁ユニット18と矢板16との接合やかご
壁ユニット同士の連結作業の作業性が大幅に向上する効
果が得られる。更に、溶接金網又はエキスパンドメタル
をL字形に成形したかご壁ユニット18を用いることに
より、連結・組み立てられたかご壁に詰石を投入すると
き、個々のかご壁ユニット18は高剛性であるため、パ
ネルや木枠等の補強が不要となり、材料コストと労務コ
ストを大幅に軽減できる。また、完成後の流水等による
詰石の片寄りに対しても、剛性が高いために変形しにく
く安定しているので、側壁部材や仕切部材等の数を減ら
して、側壁部材の間隔を広くすることができる。
【0026】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明に係るかご壁ユニット及びかご壁ユニット構
築方法はその他の態様でも実施し得るものである。例え
ば、連結部28,31の形状は、連結棒32,33を貫
通できる形状及び大きさを備えていればよく、図7
(a)〜(d)に示すような閉じられたループ形状や、
同図(e)〜同図(h)に示すような開かれたループ形
状など、任意の形状にすることができる。また、固定部
材25の形状も、連結棒33を貫通できる形状及び大き
さを備えていればよく、連結部31と同様、任意の形状
に形成することができる。
【0027】また、連結部28,31は部材の一部を曲
げ加工して形成するのが好ましく、溶接金網の場合は、
図7に例示されている種々の形状に形成されることがで
きるが、エキスパンドメタルの場合には、図8に示され
るような幾つかの形状に連結部28,31を形成するこ
とができる。同図(a)〜(c)は側面図、同図(d)
〜(f)は同図(a)〜(c)のそれぞれに対応する平
面図である。すなわち、同図(a)(d)の例はエキス
パンドメタルの菱形形状部分の全体をほぼ直角に捩じっ
て形成した連結部28,31の例であり、同図(b)
(e)の例はエキスパンドメタルの菱形形状部分のほぼ
半分をほぼ直角に捩じって形成した連結部28,31の
例である。また、同図(c)(f)の例はエキスパンド
メタルの菱形形状部分のほぼ半分を反転させて形成した
連結部28,31の例である。その他、本発明に係わる
連結部28,31は、これらの形状に限定されるもので
はないのは言うまでもない。
【0028】また、ループ状連結部31及び連結部28
を別部材として製作し、かご壁ユニット18に取り付け
ることも可能である。たとえば図9(a)に示されるよ
うに、線材を折り曲げるとともに捩じってループ状の連
結部29が形成され、更にこの連結部29をかご壁ユニ
ット18に取り付けるための取付け部37を形成しても
よい。この取付け部37は連結部29から続く線材を、
かご壁ユニット18を構成する線材が通るようにリング
状(37a)に形成するとともに、開放端をかご壁ユニ
ット18の構成線材に引っ掛けて固定できるようにフッ
ク状(37b)に形成して構成される。このような連結
部29と取付け部37から成る連結部材をかご壁ユニッ
ト18の構成線材(18a)に捻るよう回転させて、そ
のリング状(37a)部分を構成線材(18a)に取り
付けた後、フック状(37b)部分を他の構成線材(1
8b)に取り付け、かご壁ユニット18の適宜箇所に連
結部材を配設するのである。この連結部29において
も、前述の連結部28,31と同様に機能させられる。
【0029】また、図9(b),(c)に示されるよう
に、かご壁ユニット18を構成する溶接金網の線材の端
部を外方向に凸を有するように成形して連結部材36を
構成することも可能である。この連結部材36を他のか
ご壁ユニット18等の網状体の網目に挿入し、スプリン
グバック特性を利用して網状体に固定させることによ
り、連結部31,28を形成するのである。なお、この
場合、連結部31,28の大きさは、貫入する網目より
大きく形成される。また、図9(b),(c)に示され
る連結部材36にあっては、別部材で形成することも可
能である。すなわちこの場合、連結部材36を例えばバ
ネ線材などで形成し、例えば2枚のかご壁ユニット18
を重ね合わせた箇所の網状体の網目に連結部材36を挿
入し、スプリングバック特性を利用して網状体に固定さ
せるのである。
【0030】また、図3を用いて上述したように、矢板
16の固定部材25とかご壁ユニット18の連結部31
とを連結させるためには、連結棒33は少なくとも2個
の連結部31間に挟まれて固定されていなければならな
い。連結部31及び固定部材25の数が多いほど安定し
た連結状態が得られるが、連結棒33を貫通させる作業
量が増大する。したがって、施工内容に応じて連結部3
1及び固定部材25の数を適切に調整するのが好まし
い。
【0031】また同様に、図4を用いて上述したよう
に、かご壁ユニット同士を鋼線34と連結棒32とが交
差することによって連結させるためには、連結棒32は
少なくとも2個の連結部28間に挟まれて固定されてい
なければならない。連結部28の数が多いほど安定した
連結状態が得られるが、連結棒32を貫通させる作業量
が増大する。したがって、施工内容に応じて連結部28
の数を適切に調整するのが好ましい。
【0032】図10には、溶接金網の場合に設けられる
ループ状連結部28,31についての数例が示されてい
る。同図(a)は全ての鋼線端末を曲げて連結部28,
31を形成した例であり、同図(b),(c)は、それ
ぞれ2本ピッチ,3本ピッチに連結部28,31を形成
した例である。このように、連結部31,28は任意数
設けることができ、その間隔も任意の間隔にすることが
できる。
【0033】また、連結棒32,33は、2個以上の連
結部28,31を貫通し、かご壁を構成する各ユニット
間を連結(かご壁ユニット18と壁面16とを接合)す
るものであるから、貫通させる作業性と、必要な連結強
さとを勘案した適切な材質と太さとが選定される。連結
棒32,33の線径は約5〜10mmの鋼線が好ましい
が、これに限定されるものではなく、更に断面形状につ
いても限定されるものではない。
【0034】また、連結棒32,33の長さは、少なく
とも連結部28,31が設けられる辺の長さとするのが
好ましい。1辺に設けられた全ての連結部28,31を
1本の連結棒32,33で貫通させることによって、強
い連結力(結合力)を得ることができる。また、連結棒
32,33を長くして、一辺以上にわたる貫通を行えば
さらに強く連結できるし、数本の連結棒32,33を長
さ方法に繋ぎ合わせることによっても、同様の効果を得
ることができる。このように、連結棒32,33は、任
意の材質を用いて、任意の長さや太さに形成することが
できる。
【0035】図11は連結棒32,33の幾つかの例を
示したものである。同図(a)は直線状の連結棒32,
33であり、同図(b)に示されるように、連結棒3
2,33の端末にフック状の引っ掛け部38を設けた
り、同図(c)に示されるように、連結棒32,33の
端末にリング状の係止部39を設けても良い。これら引
っ掛け部38や係止部39を金網の鋼線等に引っ掛けた
り係止させれば、運搬時や作業時における脱落等のトラ
ブル発生を防止することができる。また、この引っ掛け
部38や係止部39を利用して連結棒32,33同士を
連結することもできる。
【0036】また、図11(a),(b)に示されるよ
うな、少なくとも一端が直線状である連結棒32,33
を、ループ状連結部28,31に貫通させた後、その先
端部を曲げてフック状の引っ掛け部38を形成させ、連
結棒32,33の離脱や脱落を防ぐこともできる。この
ように、連結棒32,33の端部を任意形状に形成又は
変形させることもできる。
【0037】また、本発明に係るかご壁ユニットの連結
方法は、図12(a)に示すような前壁部材20の連結
部28を隣接する他の側壁部材22の屈曲部近辺の網線
34に嵌入させて連結する方法に限定されるものではな
い。例えば、同図(b)に示すように、かご壁ユニット
18の前壁部材20に設けられた連結部28と、他のか
ご壁ユニット30の前壁部材20に設けられた連結部2
8と、更に側壁部材22のみから構成される部材に設け
られた連結部28を同軸上に重ね合わせて、連結棒32
を貫通して連結することもできる。本例は、一方のかご
壁ユニットを端部ユニットとして利用する場合に効果的
である。
【0038】また、図13(a)は、前壁部材20の端
部に設けられた連結部28と側壁部材22の端部に設け
られた連結部28を重ね合わせ、その重ね合わせ箇所に
連結棒32を嵌入させて連結する方法であり、同図
(b)は側壁部材22の連結部28を前壁部材20の網
線34に嵌入させて連結する方法である。このように、
前壁部材20と側壁部材22とを一体的に形成せずに別
々に形成することもできる。
【0039】更に、図14(a)は前壁部材20の中央
部付近に側壁部材22の連結部28を嵌入させた連結例
であり、同図(b)は端部を重ね合わせた2つの前壁部
材20に側壁部材22の連結部28を嵌入させた連結例
である。また、同図(c)は前壁部材20(側壁部材2
2)同士の連結例である。このように、前壁部材20と
側壁部材22の連結や、前壁部材(側壁部材)同士の連
結は、網目に貫入したループ状連結部28に連結棒32
を貫通する方法と、隣接する各部材のループ状連結部2
8同士を連結棒32で連結する方法等で行うことができ
る。
【0040】また、本発明に係わる連結方法は、かご壁
ユニットの材質や形状によらず実施することができる
が、高剛性の金属網状体である溶接金網又はエキスパン
ドメタルを用いて、L字形に成形されたかご壁ユニット
の場合に特に有効である。すなわち、菱形金網を用いた
場合は、金網を形成する鋼線が互いに接合されていない
ため比較的動きやすかったのに較べ、図2(a)に示さ
れる溶接金網41は交差する鋼線間が溶接によって固定
され、あるいは図2(b)に示されるエキスパンドメタ
ル43では鋼線が交差する箇所では一体になっているた
め動くことがない。
【0041】したがって、これら溶接金網41やエキス
パンドメタル43から成るかご壁ユニットの端部に設け
られた連結部31,28は常に整然と並んで安定してお
り、その位置がずれることがないので、連結棒33,3
2を容易に貫通させることができる。また、菱形金網を
用いた場合は、鋼線の向きが一方向でルーズに編まれて
いるため、鋼線を曲げて連結部31,28を形成させよ
うとしても、長方形部材の2辺にしか形成させることが
できなかったが、溶接金網やエキスパンドメタルでは、
鋼線の交差点が固定されているため、4辺のどの辺にも
形成することができる。
【0042】また、かご壁ユニットは、図15(a)に
示すように、側壁部材22と前壁部材20とをL字形に
成形する以外にも、例えば、同図(b)に示すように、
かご壁ユニットの底部に底部材23を設けることもでき
る。このような底部材23を有するかご壁ユニット40
を用いることにより、図16に示すような底を有するか
ご壁を形成することもできる。
【0043】また、L字形に形成されたかご壁ユニット
18の側壁部材22,前壁部材20のそれぞれには、図
17(a)に示すように、少なくともその側縁部に連結
部28,31が設けられる。しかし、側縁以外にも、例
えば、図17(b)に示すように、かご壁ユニット18
の周囲全体に連結部27,28,31を設けることもで
きる。同様に、図18に示すように、底部材23を有す
るかご壁ユニット40の周囲全体に連結部27,28,
31を設けることもできる。このように、側縁部以外に
も上縁部や底縁部の任意の外縁部に連結部28,31を
設けることができる。
【0044】また、図19に示すように、かご壁ユニッ
トを複数段重ねてかご壁を構築することも可能である。
この例の場合、かご壁ユニットには底部材23が設けら
れており、側壁部材22及び底部材23の前壁部材20
とは反対側の側縁部には連結部31が設けられ、更に、
前壁部材20及び底部材23の側壁部材22とは反対側
の側縁部や前壁部材20及び側壁部材22の上縁部には
連結部27,28が設けられている。そして、上縁部の
連結部27を他方の底部材23に嵌入させて連結棒35
を貫通させることにより、上下のかご壁ユニットを連結
するのである。このように、かご壁ユニットの中に詰め
られる玉石や栗石などの詰石の縁を、各上下のかご壁ユ
ニット単位で切ることにより、流水などに対して詰石が
安定する効果がある。
【0045】次に、固定部材25の壁面16への取り付
けは、図20に示すように、矢板16に設けられた貫通
孔にネジ部を有する固定部材25を貫通させて、ナット
44を用いて予め矢板16に取り付けたり、矢板16等
に固定部材25を溶接して取り付けることができる。ま
た、図21に示すように、コンクリート壁16等に固定
部材25を予め埋設して取り付けたり、ドリルでコンク
リートに穴を開けた後に固定部材25を埋設する等、任
意の方法で固定部材25を壁面16に取り付けることが
できる。
【0046】また、固定部材25を、図22に示すよう
に、先端が上側を向いたL字型形状に形成して、かご壁
ユニットの連結部31を上側から嵌め込んで両者を連結
させるように構成することもできる。同様に、図23に
示すように、かご壁ユニットの連結部45を先端が下側
を向いたL字型形状に形成して、連結部45を上側から
固定部材25に嵌め込んで両者を連結させるように構成
することもできる。このように、固定部材25に連結棒
33の機能を持たせたり、あるいは連結部31に連結棒
33の機能を持たせることもできる。
【0047】また、前述の図6に示す端部ユニット42
は溶接金網又はエキスパンドメタルなどからなり、長さ
の短い前壁部材21と側壁部材22とがL字形に一体的
に成形され、あるいは側壁部材22のみによって構成さ
れている。この端部ユニット42は図24に示されるよ
うに、任意の連結方法によって、かご壁ユニット18と
連結される。
【0048】すなわち、同図(a)に示す端部ユニット
42はその前壁部材21にかご壁ユニット18の前壁部
材20の一部が重なるとともに、その前壁部材20に設
けられた連結部28が端部ユニット42の前壁部材21
を外側から内側へ貫入させられ、その連結部28に連結
棒32が挿入されて、かご壁ユニット18と端部ユニッ
ト42が連結される。
【0049】また、図24(b)に示す端部ユニット4
2はその前壁部材21にかご壁ユニット18の前壁部材
20の一部が重なるとともに、その前壁部材20に設け
られた連結部28が端部ユニット42の側壁部材22を
内側から外側へ貫入させられ、その連結部28に連結棒
32が挿入されて、かご壁ユニット18と端部ユニット
42が連結される。更に、図24(c)に示す端部ユニ
ット42はその前壁部材21に設けられた連結部28
と、かご壁ユニット18の前壁部材20に設けられた連
結部28とを重ね合わせて、その連結部28に連結棒3
2が挿入されて、かご壁ユニット18と端部ユニット4
2が連結される。
【0050】図25は、かご壁ユニット18とI字形の
端部ユニット42とを連結した例を示す。この場合は、
かご壁ユニット18の前壁部材20に設けられたループ
状連結部28と、端部ユニット42の端部に設けられた
ループ状連結部28とを重ね、連結棒32を貫通させて
連結を行っている。
【0051】また、かご壁ユニット18や端部ユニット
42と蓋部材24とは、図26(a),(b)に示され
るように、任意の連結方法で連結される。同図(a)
は、かご壁ユニット18や端部ユニット42の上縁部に
設けられた連結部27を蓋部材24に嵌入させた後、連
結棒35を貫通させて両者24,18(42)を連結し
ている。また、同図(b)は、かご壁ユニット18や端
部ユニット42の上縁部に設けられた連結部27と蓋部
材24の端部に設けられた連結部27とを同軸状に重ね
合わせた後、連結棒35を貫通させて両者24,18
(42)を連結している。なお、蓋部材24の材質、形
状は特に限定されないが、強度に優れた菱形金網、溶接
金網、エキスパンドメタルのような金属の網状体が好ま
しく、幅が広くて施工性に優れた菱形金網は、特に好ま
しい材料である。
【0052】また、本例のように構築されるかご壁にお
いては、その全面にわたり、かご壁ユニットの大きさ
(前壁部材20の長さ)で仕切ることも可能である。仕
切を行うときは、例えば図27又は図28に示すような
仕切部材26を用いる。すなわち、図27に例示される
ような仕切部材26を用いれば、図29(a),(b)
に示されるように、側壁部材22の連結部28を前壁部
材20に嵌入させて両者26,20の連結を行うことが
できる。あるいは、図28に例示されるような仕切部材
26の一端に設けられたフック状の引っ掛け部46を、
図30(a),(b)に示すようにして前壁部材20の
網目に引っ掛けて仕切部材26と前壁部材20とを連結
することもできる。
【0053】以上、本発明に係るかご壁ユニット及びか
ご壁とその構築方法の実施例について、図面に基づいて
種々説明したが、本発明は図示したかご壁ユニット及び
かご壁とその構築方法に限定されるものではない。
【0054】例えば、図31に示すように、固定部材2
5の長さを変化させて、かご壁ユニット18を矢板16
に対して斜めに配置することもできる。また、図32に
示すように、山の斜面56等に本発明のかご壁ユニット
18を設けることもできる。また、図33に示すよう
に、ビルやブロック塀等の建物あるいは砂防ダム等の建
造物の壁面17に本発明のかご壁ユニット40を設ける
こともできる。特に、ビル等の壁面にかご壁を設けて軽
石や草花等を入れると、コンクリートの壁に自然の景観
を備えさせ、潤いを与えることができる。その他、本発
明はその趣旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づき
種々なる改良,修正,変形を加えた態様を含むものであ
る。
【0055】
【発明の効果】本発明のかご壁構築方法によれば、連結
棒を固定部材及び連結部に同軸状に貫通させるだけで、
あるいは連結棒を連結部に貫通させるだけで、壁面に形
成した壁部材にかご壁ユニットを、あるいはかご壁ユニ
ット同士を、安定した状態で取り付けることができる。
また、連結棒を引き抜くだけで、かご壁ユニットを壁面
から、あるいはかご壁ユニット同士の連結を分離し、容
易に取り除くことができる。これにより、かご壁ユニッ
トの壁部材への取り付けを安定した状態で着脱自在かつ
容易に行うことができる。これにより、工場内あるいは
施工現場での組み立て作業が容易になり、労務コストの
軽減や工期短縮を図ることができる。
【0056】また、本発明に係るかご壁によれば、壁面
が詰石等で覆われるため、詰石の隙間から水草が生えた
り、詰石の隙間が微生物や小魚等の生息場所になる等、
従来に比べて自然環境や景観を改善することができる。
【0057】また、本発明に係わるかご壁ユニットによ
れば、剛性が高くてL字形に自立しているため、かご壁
ユニット又はかご壁を構成する各部材の連結作業性が大
幅に向上する。さらに、剛性が高くて変形しにくいた
め、詰石の投入時においても、パネルや木枠等の補強を
必要とせず、材料コスト及び労務コストを軽減する効果
が得られる。これにより、工場内あるいは施工現場での
組み立て作業が容易になり、労務コストの軽減や工期短
縮の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るかご壁ユニットの一実施例を示す
斜視図である。
【図2】本発明に係るかご壁ユニットの網状部材の一例
を示す平面図であり、同図(a)は溶接金網の形状を示
す平面図であり、同図(b)はエキスパンドメタルの形
状を示す平面図である。
【図3】図1に示すかご壁ユニットの連結部を示す要部
拡大斜視図である。
【図4】図1に示すかご壁ユニットの他の連結部を示す
要部拡大斜視図である。
【図5】図1に示すかご壁ユニットの構築状態を示す模
式図である。
【図6】図1に示すかご壁ユニットの端部の構築状態を
示す模式図である。
【図7】本発明に係るかご壁ユニットのループ状連結部
の他の実施例を示す模式図である。
【図8】本発明に係るエキスパンドメタルからなるかご
壁ユニットのループ状連結部の他の実施例を示す模式図
であり、同図(a)〜(c)は側面図、同図(d)〜
(f)は平面図である。
【図9】本発明に係るループ状連結部を形成する連結部
材を示す模式図であり、同図(a)は正面図、同図
(b)及び同図(c)は要部正面図である。
【図10】本発明に係るかご壁ユニットのループ状連結
部及び連結部の配置例を説明する模式図である。
【図11】本発明に係るかご壁ユニットの連結棒の一例
を示す模式図である。
【図12】本発明に係るかご壁ユニットのユニット間の
連結方法の一例を説明する模式図である。
【図13】本発明に係るかご壁ユニットの各部材間の連
結方法の一例を示す模式図である。
【図14】本発明に係るかご壁ユニットの各部材間の連
結方法の一例を説明する模式図である。
【図15】本発明に係るかご壁ユニットの形状を説明す
る模式図であり、同図(a)は前壁部材と側壁部材とか
ら構成される例、同図(b)は前壁部材と側壁部材と底
部材とから構成される例を示している。
【図16】図15(b)に示すかご壁ユニットを用いた
かご壁の構築状態を説明する模式図である。
【図17】本発明に係るループ状連結部及び接合部が設
けられる位置を説明する模式図であり、同図(a)は前
壁部材の一辺と側壁部材の一辺に設けられた例、同図
(b)は前壁部材の三辺と側壁部材の三辺に設けられた
例を示している。
【図18】本発明に係るかご壁ユニットのループ状連結
部及び接合部が設けられる位置を説明する模式図であ
る。
【図19】本発明に係るかご壁ユニットの他の構築方法
を示す斜視図である。
【図20】本発明に係る固定部材の取り付け方法の一例
を示す説明図である。
【図21】本発明に係る固定部材の取り付け方法の一例
を示す説明図である。
【図22】本発明に係る固定部材の他の実施例を示す斜
視図である。
【図23】本発明に係る接合部の更に他の実施例を示す
斜視図である。
【図24】本発明に係るかご壁ユニットと端部ユニット
との連結方法の一例を示す模式図である。
【図25】本発明に係るかご壁ユニットと端部ユニット
との他の連結方法を示す模式図である。
【図26】本発明に係るかご壁ユニットと蓋部材との連
結方法を示す模式図である。
【図27】本発明に係るかご壁ユニットに用いる仕切部
材の一実施例を示す模式図である。
【図28】本発明に係るかご壁ユニットに用いる仕切部
材の他の実施例を示す模式図である。
【図29】図27に示す仕切部材の取り付け例を示す模
式図である。
【図30】図28に示す仕切部材の取り付け例を示す模
式図である。
【図31】本発明に係るかご壁ユニットの更に他の構築
方法を示す側面図である。
【図32】本発明に係るかご壁ユニットの更に他の構築
方法を示す側面図である。
【図33】本発明に係るかご壁ユニットの更に他の構築
方法を示す斜視図である。
【図34】従来技術に係わり、コンクリート壁を示す模
式図である。
【図35】従来技術に係わり、矢板を示す模式図であ
る。
【符号の説明】
16,17:壁部材 18,30,40:かご壁ユニット 20,21:前壁部材 22:側壁部材 23:底部材 24:蓋部材 25:固定部材 26:仕切部材 27,28,29,31,45:連結部 32,35,33:連結棒 34:網線 36:連結部材 37:取付け部 38,46:引っ掛け部 39:係止部 41:溶接金網 42:端部ユニット 43:エキスパンドメタル 44:ナット 50:水面 52:水底 54:地面 56:斜面 58:かごマット
【手続補正書】
【提出日】平成9年10月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図6】
【図11】
【図14】
【図20】
【図5】
【図7】
【図8】
【図9】
【図18】
【図21】
【図26】
【図10】
【図12】
【図13】
【図15】
【図16】
【図23】
【図25】
【図27】
【図17】
【図19】
【図22】
【図24】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 網状部材により形成された側壁部材及び
    前壁部材が略L字型に自立的に形成されたかご壁ユニッ
    トであって、該側壁部材及び前壁部材の少なくとも側縁
    部に2以上の連結部がほぼ直線上に設けられることを特
    徴とするかご壁ユニット。
  2. 【請求項2】 前記かご壁ユニットの底縁部に、網状部
    材により形成された底部材が設けられることを特徴とす
    る請求項1に記載のかご壁ユニット。
  3. 【請求項3】 前記連結部がループ状に形成されている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のかご壁ユニッ
    ト。
  4. 【請求項4】 前記かご壁ユニットがエキスパンドメタ
    ル又は溶接金網から構成され、前記連結部が該構成部材
    の一部を折り曲げて形成されていることを特徴とする請
    求項1乃至3のいずれかに記載のかご壁ユニット。
  5. 【請求項5】 壁面に形成された壁部材と、該壁部材に
    少なくとも2以上のほぼ直線上に配置されて突設された
    固定部材と、該固定部材に連結される前記請求項1乃至
    4のいずれかに記載のかご壁ユニットとを備え、前記壁
    部材とかご壁ユニットにより囲まれる空間に栗石などが
    詰められて構成されることを特徴とするかご壁。
  6. 【請求項6】 壁面に形成される壁部材に、少なくとも
    2以上の固定部材をほぼ上下方向直線上に2列以上配置
    して突設させ、次いで該列を成す固定部材と前記請求項
    1乃至4に記載するかご壁ユニットの側壁部材の連結部
    とを連結させるとともに、かご壁ユニットの前壁部材の
    連結部と該隣接して配設されたかご壁ユニットの一部と
    を連結させ、次に壁部材とかご壁ユニットにより囲まれ
    る空間に栗石などを投入してかご壁を構築することを特
    徴とするかご壁の構築方法。
JP29197297A 1997-10-24 1997-10-24 かご壁ユニット並びにかご壁及び該構築方法 Withdrawn JPH11124835A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100874961B1 (ko) * 2006-12-22 2008-12-19 (주)메카모아 보강토 옹벽용 철망
FR2998136A1 (fr) * 2012-11-21 2014-05-23 Frederic Berge Dispositif d'habitat artificiel fixe le long des berges ou des quais amenages et destine a developper la biomasse, a proteger les juveniles et dans certains cas, a epurer l'eau

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100874961B1 (ko) * 2006-12-22 2008-12-19 (주)메카모아 보강토 옹벽용 철망
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