JPH1112464A - 印刷配線板用樹脂組成物、ワニス、プリプレグ及びそれを用いた印刷配線板用積層板 - Google Patents

印刷配線板用樹脂組成物、ワニス、プリプレグ及びそれを用いた印刷配線板用積層板

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JPH1112464A
JPH1112464A JP17177597A JP17177597A JPH1112464A JP H1112464 A JPH1112464 A JP H1112464A JP 17177597 A JP17177597 A JP 17177597A JP 17177597 A JP17177597 A JP 17177597A JP H1112464 A JPH1112464 A JP H1112464A
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康之 水野
Shigeo Sase
茂雄 佐瀬
Mare Takano
希 高野
Hiroyuki Kuritani
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐電食性、接着性、耐熱性、耐燃性及び高周
波帯域での誘電特性に優れた印刷配線板用樹脂組成物、
該組成物を用いた印刷配線板用プリプレグ及び印刷配線
板用積層板を提供する。 【解決手段】(A)分子中にシアネート基を2個有する
シアネート類化合物またはそのプレポリマー100重量
部、(B)フェノール類化合物5〜30重量部、(C)
シアネート類化合物と反応性を有しない難燃剤5〜20
0重量部及び(D)フェノール系酸化防止剤又は有機硫
黄化合物系酸化防止剤0.1〜30重量部を必須成分と
して含む印刷配線板用樹脂組成物。該組成物を溶剤に溶
解、分散させ印刷配線板用樹脂ワニスとし、基材に含
浸、乾燥させ積層板用プリプレグを作製し、この複数枚
と金属箔を積層し、加熱加圧して印刷配線板用積層板と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、誘電特性や耐熱性
に優れた印刷配線板等の製造に用いられる樹脂組成物と
それを用いたワニス、プリプレグ及び印刷配線板用積層
板に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、通信分野等の高周波機器に用いら
れる印刷配線板用材料には、比誘電率及び誘電正接の低
い樹脂材料が望まれている。これに対し比誘電率や誘電
正接の低いふっ素樹脂やポリフェニレンエーテル等の熱
可塑性の樹脂材料が使用されてきたが、これらはコスト
が高く、また成形時に高温、高圧が必要という問題や寸
法安定性、金属めっきとの接着性に劣るという欠点があ
った。一方、熱硬化性樹脂材料の中で比誘電率や誘電正
接が低い樹脂として知られるシアネートエステル樹脂及
びこれをベースとしたBT(ビスマレイミドトリアジ
ン)樹脂等の樹脂材料が提案されている。しかしなが
ら、これらの樹脂材料単独では、耐燃性や吸湿後の耐熱
性に劣るという問題のほか、剛直な骨格のため硬化物が
脆くスルーホールのドリル加工時等にクラックが発生し
やすい。このためこのクラックから金属マイグレーショ
ン(電食)が発生しやすく、高い電気絶縁信頼性を満足
できないという欠点があった。
【0003】これらの問題の改良を目的としてBT(ビ
スマレイミドトリアジン)樹脂又はシアネートエステル
樹脂に、特開昭63−54419号公報に記載されてい
るフェノールノボラックのグリシジルエーテル化物を併
用する方法、特開平2−214741号公報に記載のフ
ェノール類付加ジシクロペンタジエン重合体のグリシジ
ルエーテル化物を併用する方法、特開平3−84040
号公報に記載のビスフェノールAのグリシジルエーテル
化物等のエポキシ樹脂、また特開平5−310673号
公報に記載のフェノール類付加ブタジエン重合体、特公
平7−47637号公報に記載のビスフェノールA等の
多価フェノール類化合物、或いは特公平4−24370
号公報に記載の臭素化ビスフェノールA及び臭素化ビス
フェノールAのヒドロキシルエーテル化物、特開平2−
286723号公報に記載の臭素化フェノールノボラッ
クのグリシジルエーテル化物、特開平5−339342
号公報に示されている臭素化ビスフェノールAのグリシ
ジルエーテル化物、特開平7−207022号公報に記
載の臭素化マレイミド類化合物等のBT(ビスマレイミ
ドトリアジン)樹脂又はシアネートエステル樹脂との反
応性を有する難燃剤を併用させる方法等が提案されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開昭63−
54419号公報、特開平2−214741号公報、特
開平3−84040号公報に示されているようなエポキ
シ樹脂をシアネートエステル樹脂に併用させる方法で
は、低温での硬化性、加工性、吸湿後の耐熱性、耐電食
性等に関する欠点は改善されるものの、Tg(ガラス転
移温度)が低下したりGHz帯域での誘電特性が悪化す
るため高周波用途には不十分であった。また特開平5−
310673号公報、特公平7−47637号公報に示
されているような多価フェノール類化合物を併用させる
方法では、硬化性や加工性は改善されるものの、Tgの
低下や接着性、吸湿時の耐熱性に劣るという問題、GH
z帯域での誘電特性が悪化するため高周波用途には対応
できないという問題があった。また特公平4−2437
0号公報、特開平2−286723号公報、特開平5−
339342号公報、特開平7−207022号公報に
示されているような難燃剤を併用させる方法では、耐燃
性は付加できるものの、Tgが低下したり、吸湿時の耐
熱性やGHz帯域での誘電特性が悪化するという問題が
あった。このようにエポキシ樹脂、多価フェノール類化
合物及び反応性難燃剤を併用する方法では、何れもGH
z帯域での誘電特性が十分ではなく、またTgも低下す
る。
【0005】本発明は、かかる状況に鑑みなされたもの
で、Tgが低下したり、硬化性、加工性、接着性、耐燃
性、吸湿後の耐熱性等といった特性を損なうことなく、
高周波帯域での誘電特性に優れ、金属マイグレーション
の発生を抑え、高い電気絶縁信頼性を付与する印刷配線
板用樹脂組成物及びそれを用いたワニス、プリプレグ及
び印刷配線板用積層板を提供することを目的とした。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、(A)分子中
にシアネート基を2個有するシアネート類化合物または
そのプレポリマー、(B)フェノール類化合物、(C)
シアネート類化合物との反応性を有しない難燃剤及び
(D)フェノール系酸化防止剤又は有機硫黄化合物系酸
化防止剤を必須成分として含む印刷配線板用樹脂組成物
である。 また、本発明は、前記印刷配線板用樹脂組成
物を溶剤に溶解ないし分散させた印刷配線板用樹脂ワニ
スであり、さらに印刷配線板用ワニスを基材に含浸後、
80〜200℃で乾燥させて得られる印刷配線板用プリ
プレグである。さらに、本発明は、この印刷配線板用プ
リプレグを、多層プリント配線板の層間接続用プリプレ
グとして使用することもでき、また、積層板用プリプレ
グを複数枚重ね、さらにその外側に金属箔を積層し加熱
加圧して得られる印刷配線板用積層板である。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の印刷配線板用樹脂組成物
において用いられる(A)分子中にシアネート基を2個
有するシアネート類化合物またはそのプレポリマーの材
料は、特に限定されるものではないが、式(1)で表さ
れる化合物が好ましく、具体例としては、2,2−ビス
(4−シアネートフェニル)プロパン、ビス(4−シア
ネートフェニル)エタン、ビス(3,5−ジメチル−4
−シアネートフェニル)メタン、2,2−ビス(4−シ
アネートフェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサ
フルオロプロパン、α,α’−ビス(4−シアネートフ
ェニル)−m−ジイソプロピルベンゼン、フェノール付
加ジシクロペンタジエン重合体のシアネートエステル化
物等及びそれらのプレポリマが挙げられる。この中で、
2,2−ビス(4−シアネートフェニル)プロパン、ビ
ス(3,5−ジメチル−4−シアネートフェニル)メタ
ン、2,2−ビス(4−シアネートフェニル)−1,
1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン、α,
α’−ビス(4−シアネートフェニル)−m−ジイソプ
ロピルベンゼンであると硬化物の誘電特性が特に良好で
あるためより好ましい。
【0008】
【化4】
【0009】上記の(A)分子中にシアネート基を2個
有するシアネート類化合物のモノマは結晶性が高く、こ
れらのモノマを溶剤でワニス化する場合、固形分濃度に
もよるがワニス中で再結晶する場合がある。そのため上
記シアネート類化合物モノマをあらかじめプレポリマ化
して用いるのが好ましい。プレポリマのシアネート基の
転化率は特に限定されるものではないが、通常は20〜
60重量%の範囲内で転化されたプレポリマを用いるこ
とが望ましい。また(A)分子中にシアネート基を2個
有するシアネート類化合物またはそのプレポリマーは一
種類単独で用いてもよく、二種類以上を併用して用いて
もよい。
【0010】本発明の印刷配線板用樹脂組成物において
用いられる(B)フェノール類化合物の具体例として
は、p−ノニルフェノール、p−tert−ブチルフェ
ノール、p−tert−アミルフェノール、p−ter
t−オクチルフェノール等のアルキル基置換フェノール
類化合物及び式(2)で表される一価フェノール類化合
物等が挙げられる。式(2)で表される一価フェノール
類化合物としては、p−(α−クミル)フェノール等が
あり、p−(α−クミル)フェノールが好ましい。また
(B)一価フェノール類化合物は1種類単独で用いても
よく2種類以上を併用して用いてもよい。
【0011】
【化5】 (式中,R4,R5は水素原子又はメチル基を示し,それ
ぞれ同じであっても異なってもよい。また,mは1〜2
の整数を表す)
【0012】本発明における(B)フェノール類化合物
の配合量は、(A)分子中にシアネート基を2個有する
シアネート類化合物またはそのプレポリマー100重量
部に対して、5〜30重量部の範囲で配合することが好
ましい。更に好ましくは7〜30重量部である。5重量
部未満の場合、誘電特性が悪化する傾向を示すため望ま
しくない。30重量部を超えると、ワニス化した場合の
ワニスの保存安定性が低下する傾向を示すため望ましく
ない。
【0013】本発明の印刷配線板用樹脂組成物において
用いられる(C)シアネート類化合物と反応性を有しな
い難燃剤は、シアネート基と反応する官能基を有してな
い難燃剤であれば制限されず、その具体例として、1,
2−ジブロモ−4−(1,2−ジブロモエチル)シクロ
ヘキサン、テトラブロモシクロオクタン及びヘキサブロ
モシクロドデカン等の脂肪族環型難燃剤及び式(3)で
表される複素環型難燃剤が挙げられる。式(3)で表さ
れる複素環型難燃剤としては,2,4,6−トリス(ト
リブロモフェノキシ)−1,3,5−トリアジンが好ま
しい。
【0014】
【化6】 (式中,l,m,nは1〜5の整数を表し,それぞれ同
じ値であっても異なってもよい)
【0015】この(C)シアネート類化合物と反応性を
有しない難燃剤は、(A)分子中にシアネート基を2個
有するシアネート類化合物またはそのプレポリマー10
0重量部に対し、5〜200重量部の範囲で配合するこ
とが好ましい。好ましくは、5〜100重量部である。
5重量部未満では、難燃効果に乏しく、200重量部を
超えると耐熱性が低下するので好ましくない。
【0016】本発明の印刷配線板用樹脂組成物において
用いられる(D)の酸化防止剤としては、フェノール系
酸化防止剤、有機硫黄化合物系酸化防止剤がそれぞれ単
独で、または併用して用いられるが、フェノール系酸化
防止剤の具体例としては、ピロガロール、ブチル化ヒド
ロキシアニソール、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチ
ルフェノールなどのモノフェノール系や2,2’−メチ
レン−ビス−(4−メチル−6−t−ブチルフェノー
ル)、4,4’−チオビス−(3−メチル−6−t−ブ
チルフェノール)などのビスフェノール系及び1,3,
5−トリメチル−2,4,6トリス(3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、テトラキ
ス−〔メチレン−3−(3’−5’−ジ−t−ブチル−
4’−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕メタンな
どの高分子型フェノール系が挙げられる。有機硫黄化合
物系酸化防止剤の具体例としては、ジラウリルチオジプ
ロピオネート、ジステアリルチオジプロピオネート等が
ある。これらの酸化防止剤は何種類かを併用してもよ
い。
【0017】(D)のフェノール系酸化防止剤又は有機
硫黄化合物系酸化防止剤の配合量は、(A)分子中にシ
アネート基を2個有するシアネート類化合物またはその
プレポリマー100重量部に対して、0.1〜30重量
部が好ましい。0.1重量部未満では絶縁特性の向上は
見られず、30重量部を超えると逆に絶縁特性は低下す
る傾向を示す。
【0018】本発明の印刷配線板用樹脂組成物では、硬
化反応を促進するための硬化促進剤が用いられる。その
硬化促進剤の具体例としては、コバルト,マンガン,ス
ズ,ニッケル,亜鉛,銅等の有機金属塩化合物や有機金
属錯体を用いることができる。特に、2−エチルへキサ
ン酸コバルトやナフテン酸コバルト等の有機コバルト塩
化合物が好ましい。有機金属塩化合物は1種類単独で用
いてもよく2種類以上を併用して用いてもよい。硬化促
進剤の配合量は、(A)分子中にシアネート基を2個有
するシアネート類化合物またはそのプレポリマー100
重量部に対し、配合効果と硬化物の物性を劣化させない
範囲の0.01〜3重量部であり、より好ましくは0.
02〜0.5重量部である。
【0019】本発明の印刷配線板用樹脂組成物には、さ
らに、必要に応じて充填剤及びその他の添加剤を配合す
ることができる。充填剤としては、通常、無機充填剤が
好適に用いられ、その具体例として、溶融シリカ,ガラ
ス,アルミナ,チタニア,ジルコン,炭酸カルシウム,
珪酸カルシウム,珪酸マグネシウム,珪酸アルミニウ
ム,窒化珪素,窒化ホウ素,ベリリア,ジルコニア,チ
タン酸バリウム,チタン酸カリウム,チタン酸カルシウ
ム等が挙げられる。
【0020】本発明の印刷配線板用樹脂組成物は加熱硬
化させることにより誘電特性や耐熱性に優れた積層板の
製造に供せられる。即ち本発明の印刷配線板用樹脂組成
物を溶剤に溶解していったんワニス化し、ガラス布等の
基材に含浸し乾燥することによってまずプリプレグを作
製する。次いでこのプリプレグを任意枚数と上下又は一
方の面に金属箔を重ねて加熱成形することによって印刷
配線板又は金属張積層板とすることができる。ここでの
乾燥とは、溶剤を使用した場合には溶剤を除去するこ
と、溶剤を使用しない場合には室温での流動性がなくな
るようにすることをいう。
【0021】本発明の印刷配線板用樹脂組成物をワニス
化する場合、溶剤は特に限定するものではないが、具体
例としては、アセトン,メチルエチルケトン,メチルイ
ソブチルケトン,シクロヘキサノン等のケトン類,トル
エン,キシレン等の芳香族炭化水素類,メトキシエチル
アセテート,エトキシエチルアセテート,ブトキシエチ
ルアセテート,酢酸エチル等のエステル類,N−メチル
ピロリドン,ホルムアミド,N−メチルホルムアミド,
N,N−ジメチルホルムアミド,N,N−ジメチルアセ
トアミド等のアミド類,メタノール,エタノール,エチ
レングリコール,エチレングリコールモノメチルエーテ
ル,エチレングリコールモノエチルエーテル,ジエチレ
ングリコールモノメチルエーテル,ジエチレングリコー
ルモノエチルエーテル,ジエチレングリコール,トリエ
チレングリコールモノメチルエーテル,トリエチレング
リコールモノエチルエーテル,トリエチレングリコー
ル,プロピレングリコールモノメチルエーテル,ジプロ
ピレングリコールモノメチルエーテル,プロピレングリ
コールモノプロピルエーテル,ジプロピレングリコール
モノプロピルエーテル等のアルコール類等が用いられ
る。また、これら上記溶剤は1種類単独で用いてもよ
く、2種類以上を併用して用いてもよい。
【0022】上記の印刷配線板用樹脂ワニスは、ガラス
織布やガラス不織布、プラスチック織布やプラスチック
不織布、紙などの積層板に用いられている基材に含浸
後、80〜200℃で乾燥させて印刷配線板用プリプレ
グとする。多層プリント配線板の層間接着用プリプレグ
として使用する場合は、プリプレグ中の樹脂分を多めに
する。また、印刷配線板用積層板とするときは、要求さ
れる誘電特性に応じて、誘電率や誘電正接の値が小さい
ものが要求される場合は、誘電特性に優れる本発明の印
刷配線板用樹脂組成物を多くするため樹脂分を多くする
ようにする。
【0023】印刷配線板用プリプレグは、これを複数枚
重ね、さらにその外側に金属箔を積層し加熱加圧して印
刷配線板用積層板とする。
【0024】一般に、樹脂硬化物の誘電特性は、分子構
造、即ち分子内の極性基の量や強さ及び分子骨格の動き
やすさ等に影響を受ける。元来、シアネートエステルの
硬化物は低極性、剛直かつ対称性構造のトリアジン骨格
を有するため低誘電率及び低誘電正接である。しかし、
吸湿時の耐熱性の改善や耐燃性の付加、またドリル加工
時のクラック発生の低減のためシアネートエステルにエ
ポキシ樹脂、多価フェノール類化合物及びシアネート基
との反応性を有する反応型難燃剤等を併用する従来の樹
脂組成物では、シアネート基との反応によりトリアジン
環以外の構造で極性基の高いものが生成したり、硬化反
応の進行により流動性が失なわれ反応しきれないで残存
する官能基が多くなるため、Tgや耐熱性が低下した
り、比誘電率や誘電正接が高くなる。これに対して、本
発明の印刷配線板用樹脂組成物は、フェノール類化合物
の中でもシアネ−ト基との反応性が高く、かつトリアジ
ン環の生成を促進するフェノール類化合物である。ま
た、本発明において用いられる難燃剤は、低極性構造で
かつシアネート基に対し反応性を有しない難燃剤である
ため、トリアジン環の生成を妨げないため誘電特性を悪
化させることがなく耐燃性を付加できる。さらに、フェ
ノール系酸化防止剤又は有機硫黄化合物系酸化防止剤を
用いることにより、誘電特性や耐熱性等の特性を損なう
ことなく金属マイグレーションの発生を抑え、高い電気
絶縁信頼性を有する積層板が得られ、硬化性に優れると
共に硬化物はTgが高く、優れた成形性、加工性、接着
性、吸水性、耐熱性及び耐燃性を有し、かつ低誘電率及
び低誘電正接である。
【0025】
【実施例】以下、本発明を具体的に説明するが、本発明
はこれらに限定されるものではない。 実施例1 (A)分子中にシアネート基を2個有するシアネート類
化合物またはそのプレポリマーとして、ビス(3,5−
ジメチル−4−シアネートフェニル)メタンのプレポリ
マ(Arocy M−30,旭チバ株式会社製商品
名)、(B)フェノール類化合物としてp−ノニルフェ
ノール及び(C)シアネート類化合物と反応性を有しな
い難燃剤として、1,2−ジブロモ−4−(1,2−ジ
ブロモエチル)シクロヘキサン(SAYTEX BCL
−462,アルベマール社製商品名)とを表1に示す配
合量でトルエンに溶解し、さらに、硬化促進剤としてシ
アネート類化合物100重量部に対してナフテン酸コバ
ルトを0.1重量部、(D)フェノール系酸化防止剤と
して、4,4’−ブチリデンビス(3−メチル−6−t
ert−ブチルフェノール)を0.5重量部の割合で配
合し、不揮発分65重量%の印刷配線板用樹脂ワニスを
作製した。
【0026】実施例2 2,2−ビス(4−シアネートフェニル)プロパンのプ
レポリマ(ArocyB−30,旭チバ株式会社製商品
名)とp−tert−ブチルフェノール及びテトラブロ
モシクロオクタン(SAYTEX BC−48,アルベ
マール社製商品名)とを表1に示す配合量でトルエンに
溶解し、更に硬化促進剤としてシアネート類化合物10
0重量部に対して、ナフテン酸コバルトを0.1重量
部、フェノール系酸化防止剤としてピロガロールを0.
5重量部の割合で配合し、不揮発分65重量%の印刷配
線板用樹脂ワニスを作製した。
【0027】実施例3 α,α’−ビス(4−シアネートフェニル)−m−ジイ
ソプロピルベンゼンのプレポリマ(RTX−366,旭
チバ株式会社製商品名)とp−tert−オクチルフェ
ノール及びヘキサブロモシクロドデカン(CD−75
P,グレートレイクス社製商品名)を表1に示す配合量
でトルエンに溶解し、更に硬化促進剤としてシアネート
類化合物100重量部に対してナフテン酸コバルトを
0.1重量部、有機硫黄化合物系酸化防止剤としてジラ
ウリルチオジプロピオネートを0.5重量部の割合で配
合し、不揮発分65重量%の印刷配線板用樹脂ワニスを
作製した。
【0028】実施例4 実施例1において、p−ノニルフェノールをp−(α−
クミル)フェノールに、1,2−ジブロモ−4−(1,
2−ジブロモエチル)シクロヘキサンを臭素化トリフェ
ニルシアヌレート(ピロガードSR−245,第一工業
製薬株式会社製商品名)に代えて表1に示す配合量でト
ルエンに溶解した他は実施例1と同様にして不揮発分6
5重量%の印刷配線板用樹脂ワニスを作製した。
【0029】比較例1 実施例1において,4,4’−ブチリデンビス(3−メ
チル−6−tert−ブチルフェノール)を除いた他は
実施例1と同様にして印刷配線板用樹脂ワニスを作製し
た。
【0030】比較例2 比較例1において、ビス(3,5−ジメチル−4−シア
ネートフェニル)メタンのプレポリマを2,2−ビス
(4−シアネートフェニル)プロパンのプレポリマに、
1,2−ジブロモ−4−(1,2−ジブロモエチル)シ
クロヘキサンを臭素化型ビスフェノールA型エポキシ樹
脂(ESB400T,住友化学工業株式会社製商品名)
に代えて表1に示す配合量でトルエンに溶解した他は比
較例1と同様にして印刷配線板用樹脂ワニスを作製し
た。
【0031】比較例3 比較例2において、p−ノニルフェノールを除き、臭素
化ビスフェノールA型エポキシ樹脂を臭素化ビスフェノ
ールA(TBA)に代えて表1に示す配合量でトルエン
に溶解した他は比較例2と同様にして印刷配線板用樹脂
ワニスを作製した。
【0032】比較例4 比較例2において、p−ノニルフェノールをフェノール
類付加ブタジエン重合体(PP700−300,日本石
油化学株式会社製商品名)に、臭素化ビスフェノールA
型エポキシ樹脂を臭素化フェノールノボラック型エポキ
シ樹脂(BREN−S,日本化薬株式会社製商品名)に
代えて表1に示す配合量でトルエンに溶解した他は比較
例2と同様にして印刷配線板用樹脂ワニスを作製した。
【0033】
【表1】
【0034】各実施例及び比較例で得られた印刷配線板
用樹脂ワニスを、厚み0.2mmのガラス布(Eガラ
ス、坪量210g/m2)に含浸し、140℃で10分
加熱して印刷配線板用プリプレグを得た。次いで、得ら
れた印刷配線板用プリプレグ4枚を重ね、その両側に厚
み18μmの銅箔を重ね、170℃、60分、2.5M
Paの条件でプレス成形した後、230℃で120分加
熱処理し印刷配線板用積層板を作製した。
【0035】得られた印刷配線板用積層板について、誘
電特性、はんだ耐熱性、Tg(ガラス転移温度)、耐燃
性、銅箔引きはがし強さ及び耐電食性を測定した。その
結果を表2に示す。
【0036】試験方法は以下の通りである。 ・1MHzの比誘電率(εr)及び誘電正接(tan
δ):JIS C−6481に準拠して測定した。 ・1GHzの比誘電率(εr)及び誘電正接(tan
δ):トリプレート構造直線線路共振器法により測定し
た。 ・Tg(ガラス転移温度):銅箔をエッチングして除去
し、TMA(熱機械分析)により測定した。 ・はんだ耐熱性:銅箔をエッチングして除去し、PCT
(121℃,0.22MPa)中に保持した後、260
℃の溶融はんだに20秒間浸漬して、外観を調べた。表
中の異常無し個数とは、ミーズリング及びふくれの発生
が無いことを意味し、試験数(分母)に対する個数を
(分子)である。 ・耐燃性:UL−94垂直試験法に準拠して測定した。 ・銅箔引きはがし強さ:JIS C−6481に準拠し
て測定した。 ・耐電食性:各銅張積層板を用いてスルーホール穴壁間
隔を350μmとしたテストパターンを作製し、その各
試験片について85℃、90%RH雰囲気中100V印
加処理後、400穴の絶縁抵抗を導通破壊が発生するま
での間、経時的に測定した。
【0037】
【表2】
【0038】表2から明らかなように、実施例1〜4の
樹脂組成物を用いた印刷配線板用積層板は、何れもTg
が高く、吸湿時のはんだ耐熱性、銅箔引きはがし強さ及
び耐電食性が良好でかつ1GHzでの比誘電率、誘電正
接が低い。
【0039】これに対して、フェノール系や有機硫黄化
合物系酸化防止剤を配合しなかった各比較例の印刷配線
板用積層板は、耐電食性に劣る。また,難燃剤に臭素化
エポキシ樹脂や臭素化フェノール化合物を配合した比較
例2〜4の印刷配線板用積層板は1GHzの比誘電率及
び誘電正接が高く、吸湿時のはんだ耐熱性及び銅箔引き
はがし強さが低い。
【0040】
【発明の効果】本発明の印刷配線板用樹脂組成物は、印
刷配線板とした場合に優れた接着性、耐燃性、吸湿時の
耐熱性を有し、また金属マイグレーションの発生を抑
え、高い電気絶縁信頼性を保持し、かつ高周波帯域での
比誘電率や誘電正接が低く高周波信号を扱う機器に対応
した印刷配線板用樹脂組成物として好適である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08K 5/3477 C08K 5/3477 5/36 5/36 C09D 179/00 C09D 179/00 H05K 1/03 610 H05K 1/03 610H (72)発明者 栗谷 弘之 茨城県下館市大字小川1500番地 日立化成 工業株式会社下館研究所内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)分子中にシアネート基を2個有す
    るシアネート類化合物またはそのプレポリマー、(B)
    フェノール類化合物、(C)シアネート類化合物と反応
    性を有しない難燃剤及び(D)フェノール系酸化防止剤
    又は有機硫黄化合物系酸化防止剤を必須成分として含む
    印刷配線板用樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 (A)分子中にシアネート基を2個有す
    るシアネート類化合物またはそのプレポリマー100重
    量部に対し、(B)フェノール類化合物を5〜30重量
    部、(C)シアネート類化合物と反応性を有しない難燃
    剤を5〜200重量部及び(D)フェノール系酸化防止
    剤又は有機硫黄化合物系酸化防止剤を0.1〜30重量
    部配合することを特徴とする請求項1に記載の印刷配線
    板用樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 (A)分子中にシアネート基を2個有す
    るシアネート類化合物またはそのプレポリマーの材料
    が、2,2−ビス(4−シアネートフェニル)プロパ
    ン、ビス(3,5−ジメチル−4−シアネートフェニ
    ル)メタン、2,2−ビス(4−シアネートフェニル)
    −1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン及
    びα,α’−ビス(4−シアネートフェニル)−m−ジ
    イソプロピルベンゼンから選ばれる少なくとも1種類以
    上である請求項1または請求項2に記載の印刷配線板用
    樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 (A)分子中にシアネート基を2個有す
    るシアネート類化合物またはそのプレポリマーの材料
    が、式(1)で表される化合物の少なくとも1種類以上
    である請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の印刷
    配線板用樹脂組成物。 【化1】
  5. 【請求項5】 (B)フェノール類化合物が、p−ノニ
    ルフェノール、p−tert−ブチルフェノール、p−
    tert−アミルフェノール及びp−tert−オクチ
    ルフェノールから選ばれるアルキルフェノール類化合物
    の少なくとも1種類以上である請求項1ないし請求項4
    のいずれかに記載の印刷配線板用樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 (B)フェノール類化合物が、式(2)
    で表されるフェノール類化合物である請求項1ないし請
    求項4のいずれかに記載の印刷配線板用樹脂組成物。 【化2】 (式中,R4,R5は水素原子又はメチル基を示し,それ
    ぞれ同じであっても異なってもよい。また,mは1〜2
    の整数を表す)
  7. 【請求項7】 (C)シアネート類化合物と反応性を有
    しない難燃剤が、1,2−ジブロモ−4−(1,2−ジ
    ブロモエチル)シクロヘキサン、テトラブロモシクロオ
    クタン及びヘキサブロモシクロドデカンから選ばれる脂
    肪族環型難燃剤の少なくとも1種類以上である請求項1
    ないし請求項6のいずれかに記載の印刷配線板用樹脂組
    成物。
  8. 【請求項8】 (C)シアネート類化合物と反応性を有
    しない難燃剤が、式(3)で表される複素環型難燃剤の
    うち少なくとも1種類以上である請求項1ないし請求項
    6のいずれかに記載の印刷配線板用樹脂組成物。 【化3】 (式中,l,m,nは1〜5の整数を表し,それぞれ同
    じ値であっても異なってもよい)
  9. 【請求項9】(D)のフェノール系酸化防止剤がビスフ
    ェノール系酸化防止剤である請求項1ないし請求項8の
    いずれかに記載の印刷配線板用樹脂組成物。
  10. 【請求項10】請求項1ないし請求項9のいずれかに記
    載の印刷配線板用樹脂組成物を溶剤に溶解ないし分散さ
    せた印刷配線板用樹脂ワニス。
  11. 【請求項11】請求項10に記載の印刷配線板用樹脂ワ
    ニスを基材に含浸後、80〜200℃で乾燥させて得ら
    れる印刷配線板用プリプレグ。
  12. 【請求項12】請求項11に記載の印刷配線板用プリプ
    レグを複数枚重ね、さらにその外側に金属箔を積層し加
    熱加圧して得られる印刷配線板用積層板。
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